JP6731765B2 - 建物 - Google Patents
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Description
請求項2の建物は、請求項1に記載の建物において、前記吹抜け部の内部には木質柱と木質梁で架構が構成されている。
建物10は木造とされ、図1において互いに交差する2本の1点鎖線で示された部分に、木質の柱梁架構で形成された吹抜け部12を備えている。吹抜け部12以外には2階の床14が張られている。本発明における「木造」とは木材を主な構造材料として建物が構築されていることを示しているが、コンクリートや鉄骨、鉄筋などを含んで構築されていてもよい。また、建物10は2階建てとされ、吹抜け部12は1階から2階に亘って構成されているが、建物10は3階建て以上の建物とされていてもよいし、この場合吹抜け部12は3階以上に亘って構成される。
吹抜け部12は建物10の長手方向(図1のX方向)の片側に配置された平面矩形状の空間で、建物10の外周に面して配置されている。本発明における「吹抜け部」とは、下階部分の天井、上階部分の床を設けないことで上下の空間を連結させたスペースのことをいい、吹抜け部の内部には柱、梁、ブレース、壁などの構造部材が配置されていてもよいが、空間の開放性を狙うためこれらの構造部材を省略できればより作用効果が増すと評価されることが多い。本実施形態における吹抜け部12は、建物10の1階から2階に亘って床、天井が張られていない上下へ抜ける空間とされている。なお「吹抜け部の外部」とは、建物10における「吹抜け部」以外の部分のことをいい、例えば内大梁20が含まれる鉛直方向の構面など吹抜け部周囲の構面は「吹抜け部の外部」に含まれる。
吹抜け部12の内部には、木質の内柱32と、建物10の外柱16から内柱32へ建物10の短手方向(図1、2のY方向)に沿って架設された木質の内大梁34と、内大梁34から外大梁18及び床14を支持する内大梁20へ架設された木製の梁38、40とで、木質架構が構成されている。また、内大梁34は、内柱32と梁40の接合部から跳ね出している。なお、内柱32は本発明の木質柱の一例であり、内大梁34は本発明の通し梁の一例であり、梁40は本発明の直交梁の一例である。
吹抜け部12の内部には図2(A)に示すように、Y方向に沿って木質のブレース42が配置され、ブレース42の上端部は内柱32と棟木22との仕口部に接合され、下端部は1階の床梁24の中央部に接合されている。このように、ブレース42は建物10の1階から2階に亘って配置されている。さらにブレース42は、内大梁34の内柱32から跳ね出した部分の傾斜端面34Eと接合されている。
図3に示すように、ブレース42を補強する内大梁34と内柱32との接合部においては、内大梁34が通し梁とされ、内柱32は内大梁34の下方に配置された下柱32Aと内大梁34の上方に配置された上柱32Bとに分割されている。また、内大梁34には、内大梁34の延設方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に沿って梁40が接合されている。
第1実施形態の建物10においては、図1〜図3に示すように吹抜け部12に耐震要素としてのブレース42が設けられているので、ブレース42を設けない場合と比較して、建物10の耐震性が向上する。このため、吹抜け部の外部の耐震要素を削減できる。したがって、吹抜け部の外部のプランが制約を受けにくく、自由度の高い設計ができる。
本実施形態の変形例について説明する。本実施形態においては内大梁34に梁40が接合されているものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば梁40を設けなくても、吹抜け部12にブレース42が設けられていれば、ブレース42が設けられていない場合と比較して、建物10の耐震性能は向上する。また梁40を設けなくても、ブレース42に内大梁34が接合されているので、ブレース42の面内方向の座屈は抑制される。
12 吹抜け部
32 内柱(木質柱)
34 内大梁(木質梁、通し梁)
38 梁(木質梁)
40 梁(木質梁、直交梁)
42、44、46、48、60 ブレース(木質ブレース)
Claims (4)
- 木質の柱梁架構で構成された吹抜け部と、
前記吹抜け部の内部において下階から上階に亘って配置され耐震要素となる木質ブレースと、を有する建物。 - 前記吹抜け部の内部には木質柱と木質梁で架構が構成されている、請求項1に記載の建物。
- 前記木質ブレースは前記木質柱と前記木質梁との接合部から跳ね出す通し梁と接合されている、請求項2に記載の建物。
- 前記通し梁又は前記木質ブレースに接合され、前記通し梁と直交する方向に架け渡された直交梁を備えた、請求項3に記載の建物。
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