JP3796462B2 - ユニット式建物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の建物ユニットとこれらの建物ユニット上に設けられる屋根とを備えたユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】
柱、天井梁および床梁を含み形成されるフレームを備えた複数の箱形の建物ユニットと、これらの建物ユニット上に設けられた屋根とを備えたユニット式建物がある。このようなユニット式建物において、屋根直下の建物ユニットのうち、所定の建物ユニット上面に吹抜け部を設けるとともに、屋根直下の他の建物ユニットとの空間部を、吹抜け部に連通する小屋裏を、例えばロフトとすることがある。(特開平7−243266号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユニット式建物における屋根は、屋根の棟側寄りを複数本の屋根束で支持され、屋根の軒先寄りを複数の屋根受け部材で支持されている。屋根束は所定間隔で立設されており、強度上の問題から主に柱の上端に設けられるが、屋根束は必要に応じて建物ユニットの天井梁上、あるいは天井梁間に中間梁等を設け、この中間梁上にも設けられることがある。
しかし、屋根と所定の建物ユニットとの間の小屋裏が、例えばロフトとされている場合、ロフトを形成する建物ユニット上には屋根を支持するための屋根束を必要なだけ設けることはできるが、吹抜け部を有する建物ユニットには、吹抜け部があるため、必要に応じて中間梁等を設けることができず、屋根の支持が充分に行えないという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、屋根直下の建物ユニットに吹抜け部が形成されていても、屋根の支持を充分に行えるユニット式建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、図面を参照して説明すると、図5に示すように、複数本の柱10の上端間同士が天井梁11で連結され、下端間同士が床梁で連結されたフレームを有し箱状に形成された複数の建物ユニット3A、3B、3E、3Fと、これらの建物ユニット3A、3B、3E、3Fの上方に配置される屋根4とを備えて構成されるユニット式建物において、前記建物ユニット3Aは吹抜け部8を有し、この吹抜け部8を有する建物ユニット3Aは、前記屋根4の裏面に沿って設けられ前記屋根4を支持する構面18を備え、前記構面18は、当該建物ユニット3A、3B、3E、3Fの上面に設けられるとともに上部に前記屋根4の棟側を支持する棟側支持部21C〜23Cが設けられた屋根束21〜23、当該建物ユニット3A、3B、3E、3Fの上面に設けられるとともに上部に前記屋根4の軒側を支持する軒側支持部31C〜33Cが設けられた屋根受け部材31〜33、および一端が前記棟側支持部21C〜23Cに連結され、他端が前記軒側支持部31C〜33Cに連結されている少なくとも1本の屋根面ブレース40を含んで構成されていることを特徴とするユニット式建物である。
【0006】
このような本発明によれば、建物ユニット3Aに構面18が設けられ、この構面18で屋根4を支持することができるので、建物ユニット3Aに吹抜け部8が設けられていても、吹抜け部8の上方の屋根4の支持を充分に行うことができる。
屋根面ブレースが屋根束に設けられた棟側支持部、および軒側支持部に連結されているので、屋根束に屋根面ブレースを連結するための部材を別個に設けなくてもよく、これにより省部材化を図ることができる。また、建物ユニットの構造を変えることなく、建物ユニットに構面を容易に設けることができる。そのうえ、屋根面ブレースは張りの程度を調整できるので、最適の強さに張ることにより、安定した屋根の支持が可能となる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、図5に示すように、請求項1に記載のユニット式建物において、前記屋根束20および屋根受け部材30はそれぞれ並列して3箇所に配置されるとともに、前記屋根面ブレース40は第1〜第4のブレース41〜44で構成され、これら第1〜第4のブレース41〜44は、それぞれ2本ずつが交叉して前記屋根束21〜23および屋根受け部材31〜33に架けわたされていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、各2本ずつのブレースが2箇所で交叉して設けられているので、強度が大きくなり、安定した屋根の支持が可能となる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、図5に示すように、請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、前記屋根束20または屋根受け部材30が設けられる前記建物ユニットの対向する天井梁11Aにはそれぞれ補強部材25が設けられていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、補強部材により天井梁が補強され強度が大きくなるので、屋根束または屋根受け部材が天井梁に設けられても、天井梁の強度を確保することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、図4に示すように、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のユニット式建物において、前記構面18を有する建物ユニット3A以外の建物ユニット3の上面と前記屋根4との間には屋根裏空間が形成され、この屋根裏空間と前記吹抜け部8とは連通されて前記屋根裏空間がロフト9とされていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、建物ユニットの室内から吹抜け部を利用して、梯子等を用いてロフトに入ることができるので、ロフトをいろいろな用途に使用することができ、利用価値の高いユニット式建物とすることができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、図7に示すように、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のユニット式建物において、前記建物ユニット3の天井梁11の上面には前記小屋裏を構成するための小屋パネル70が載置され、前記屋根束20および屋根受け部材30は、前記小屋パネル70の上面に設けられていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、小屋パネルの上に屋根束、屋根受け部材および屋根面ブレースを設けて構面を形成することができるので、小屋パネルのあるユニット式建物でも、吹抜け部の上方の屋根の充分な支持が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、ユニット式建物1の全体が示されており、このユニット式建物1は、複数の下階建物ユニット2と、この下階建物ユニット2上に載置される複数の上階建物ユニット3と、これらの上階建物ユニット3上に載置される屋根4とを備えて構成され、屋根4は、複数枚の屋根パネル(図略)を組み合わせることにより構成されている。
【0014】
下階建物ユニット2および上階建物ユニット3は、図2に示すように、箱状に形成されている。
すなわち、各建物ユニット2,3は、四隅に立設される4本の柱10と、これらの柱10の上端間同士および下端間同士を、仕口6を介して結合する各4本の天井梁11、床梁12とで構成されるフレーム(骨組み)13を備えている。天井梁11は、各2本ずつの長辺天井梁11A、短辺天井梁11Bで形成され、長辺天井梁11A間には、多数本の天井小梁14が架けわたされ、これらの天井小梁14に所定の天井材を取り付けて天井が形成されるようになっている。また、床梁12は、各2本ずつの長辺床梁12A、短辺床梁12Bで形成され、長辺床梁12Aには多数本の根太15が架けわたされ、これらの根太15に所定の床材を取り付けて床が形成されるようになっている。
【0015】
図3には、屋根4が仮想線で示された状態のユニット式建物1における上階建物ユニット3の平面が示されている。上階建物ユニット3は、6つの上階建物ユニット3A〜3Fで構成され、これらのうちの1つの上階建物ユニット3Aは、図4にも示すように、その天井面が取り除かれて吹抜け部8が形成されている。そして、吹抜け部8が形成された建物ユニット3A以外の上階建物ユニット3B〜3Fと屋根4との間には、屋根裏空間が構成され、この屋根裏空間は吹抜け部8と連通する例えばロフト9とされている。
【0016】
図5には、構面18を有する建物ユニット3Aと屋根4との関係が示されている。
吹抜け部8の上方の屋根4の裏面は、建物ユニット3Aの構面18と連結され、構面18により支持されている。そして、この構面18は、屋根束20と、吹抜け部8を挟んで屋根束20と対向配置される屋根受け部材である屋根パネル受けブラケット30と、屋根束20と屋根パネル受けブラケット30とにわたって架けわたされる屋根面ブレース40とにより支持されている。
【0017】
屋根束20は、第1〜第3の屋根束21,22,23で構成され、各屋根束21〜23は、それぞれベースプレート部21A、22A、23Aと、これらのベースプレート部21A、22A、23A上に設けられる角筒状部材からなる本体部21B、22B、23Bと、これらの本体部21B、22B、23Bの上部に設けられる棟側支持部21C、22C、23Cとを備えて形成されている。
【0018】
第1の屋根束21のベースプレート部21Aは建物ユニット3A、3Bの2つの仕口6にわたる大きさ、第2の屋根束22のベースプレート部22Aは建物ユニット3A、3Bの対向する長辺天井梁11Aにわたる大きさ、第3の屋根束23のベースプレート部23Aは建物ユニット3A、3B、3E、3Fの4つの仕口6にわたる大きさにそれぞれ形成されている。
【0019】
図6には、棟側支持部21C〜23Cのうち、棟側支持部23Cの詳細が示されている。棟側支持部23Cは、略ホームベース状のプレートで形成され、取り付け部材24によって本体部23Bに取り付けられている。棟側支持部23Cには、幅広部の両端にブレース取り付け穴23Dがあけられ、さらに、このブレース取り付け穴23Dの中央寄りには、屋根4を構成する屋根パネルを取り付けるための複数のボルト穴23Eがあけられている。このような棟側支持部23Cは、ブレース取り付け穴23D側が低く、取り付け部材24側が屋根棟側に向いて高くなった傾斜状に設けられ、この傾斜は屋根4の傾斜とほぼ同じとなっている。なお、第3の屋根束23における棟側支持部23Cのブレース取り付け穴23Dは、1つしか使用されていない。
【0020】
図5に戻って、第2の屋根束22の棟側支持部22Cは、上記棟側支持部23Cと同じ構成である。従って、詳細な説明は省略する。ただし、第2の屋根束22では、棟側支持部22Cのブレース取り付け穴23Dが2つとも使用されている。また、第1の屋根束21の棟側支持部21Cは、上記棟側支持部23Cを、2つのブレース取り付け穴23D間の中心で切断し、図6における右半分と同じ形状のものが使用されている。従って、この棟側支持部21Cには、1つのブレース取り付け穴23Eと、棟側支持部23Cのボルト穴23Eのうち、半分の数のボルト穴があけられている。
【0021】
前記屋根パネル受けブラケット30は、第1〜第3のブラケット31,32,33で構成され、各ブラケット31、32、33は、それぞれベースプレート部31A、32A、33Aと、これらのベースプレート部31A、32A、33A上に設けられる支柱部31B、32B、33Bと、これらの支柱部31B、32B、33Bの上部に設けられる軒側支持部材31C、32C、33Cとを備えている。
第1のブラケット31のベースプレート部31Aは建物ユニット3Aの仕口6を覆う大きさ、第2のブラケット32のベースプレート部32Aは長辺天井梁11Aに載る大きさ、第3のブラケット33のベースプレート部33Aは建物ユニット3A、3Fの2つの仕口6にわたる大きさにそれぞれ形成されている。
【0022】
図6には、第2ブラケット32の詳細も示されている。この第2ブラケット32のベースプレート部32Aは、長辺天井梁11Aに載る部分と、補強梁25側に延出する部分とで、ほぼT字形に形成されており、このベースプレート部32A上に支柱部32Bが立設されている。支柱部32Bは、プレート部材を適宜折り曲げて形成されている。また、T字の突出した部位は、補強梁25との間に設けられたブラケット26により支持されている。
【0023】
第2ブラケット32の軒側支持部材32Cは、略ホームベース状のプレートで形成され、支柱部32Bの上端に設けられている。軒側支持部材32Cには、幅広部の両端にブレース取り付け穴32Dがあけられ、さらに、このブレース取り付け穴32Dの中央寄り、かつ、軒側寄りには、屋根パネルを取り付けるための例えば2つのボルト穴32Eと、屋根パネルを取り付ける際の位置決めとなる2本の位置決めピン35が設けられている。このような軒側支持部材32Cは、位置決めピン35側が低く、ブレース取り付け穴32D側が高くなった傾斜状に設けられ、この傾斜は屋根4の傾斜とほぼ同じとなっている。すなわち、軒側支持部32Cと棟側支持部材23Cとは、ほぼ同一延長線上に位置していることになる。
【0024】
図5に戻って、第3のブラケット33は、ベースプレート部33Aの形状が異なるのみで、上記第2のブラケット32のブレース取り付け穴32D、ボルト穴32Eおよび位置決めピン35等とほぼ同じブレース取り付け穴、ボルト穴および位置決めピンを有している。ただし、軒側支持部材33Cの一つのブレース取り付け穴33Dは使用されない状態である。
第1のブラケット31のベースプレート部31Aは、建物ユニット3Aの1つの仕口6の上面を覆う大きさに形成されており、軒側支持部31Cは、上記軒側支持部33Cを、2つのブレース取り付け穴33D間の中心で切断した右半分と同じような形状のものが使用されている。従って、この軒側支持部31Cには、1つのブレース取り付け穴33Dと、軒側支持部33Cのボルト穴33Eのうち、半分の数のボルト穴があけられていることになる。
【0025】
なお、第1〜第3の屋根束21〜23が設けられる建物ユニット3Aの一方の天井梁11A、および第1〜第3のブラケット31〜33が設けられる建物ユニット3Aの他方の天井梁11Aには、それぞれ補強梁25が設けられている。補強梁25は、例えば、チャンネル部材で形成され、その開口部を各天井梁11Aの開口部と向き合わせて取り付けられている。
【0026】
図5に示すように、前記屋根面ブレース40は、第1〜第4のブレース41〜44の4本で構成されており、第1、第2のブレース41,42と、第3、第4のブレース43,44とがそれぞれ一対となって交叉状に設けられている。
すなわち、第1のブレース41が第1の屋根束21と第2のブラケット32とにわたって架けわたされ、第2のブレース42が第2の屋根束22と第1のブラケット31とにわたって架けわたされている。また、第3のブレース43が第2の屋根束22と第3のブラケット33とにわたって架けわたされ、第4のブレース44が第3の屋根束23と第2のブラケット32とにわたって架けわたされている。
【0027】
図6に詳細を示すように、各ブレース41〜44は、両端の取り付けプレート50と、これらの取り付けプレート50のそれぞれに固着されたねじ棒部材51,52と、これらのねじ棒部材51,52のねじ部51A、52Aと螺合されるターンバックル53とを含んで形成されている。各取り付けプレート50には、取り付け穴50Aがあけられ、各ねじ棒部材51,52の前記ねじ部51A、52Aは、互いに逆ねじとなっている。ターンバックル53は、上記ねじ部51A、52Aに対応するねじ部を有し、このターンバックル53を所定方向に回すことにより、ねじ部51A、52A同士が互いに近づく方向、あるいは遠ざかる方向に移動し、これにより、各ブレース41〜44の張力を調整することができるようになっている。
【0028】
そして、屋根面ブレース40は、一方の取り付けプレート50の取り付け穴50Aを、前記棟側支持部23Cのブレース取り付け穴23D位置に合わせるとともに、棟側支持部23Cの例えば上方からワッシャ60を介してボルト61を差し込み、取り付けプレート50の裏面でワッシャ60を介してナット62と螺合させることにより棟側支持部23C、ひいては第3の屋根束23に取り付けられるようになっている。他方の取り付けプレート50の取り付けも上述の取り付けとほぼ同じである。
なお、図6には、第4のブレース44の取り付けが示されているが、他のブレース41〜43の取り付けも上記とほぼ同じである。
【0029】
次に、本実施形態の作用を説明する。
予め工場で生産した複数の下階建物ユニット2および複数の上階建物ユニット3をトラックで建設現場に搬送し、基礎上に複数の下階建物ユニット2を順次載置、固定するとともに、複数の下階建物ユニット2の上に、複数の上階建物ユニット3を載置し、連結板等で下階建物ユニット2同士および下階建物ユニット2と上階建物ユニット3とを連結する。この際、吹抜け部8が形成された上階建物ユニット3Aを、吹抜け部8を有しない他の上階建物ユニット3B等に隣り合わせて設け、上階建物ユニット3B等にロフト9を形成する。
【0030】
次いで、上階建物ユニット3A〜3D上の所定の位置に適宜屋根束20および屋根パネル受けブラケット30を設ける。また、吹抜け部8が形成された上階建物ユニット3Aの所定の位置に、第1〜第3の屋根束21〜23、および第1〜第3のブラケット31〜33を設けるとともに、これらの屋根束21〜23、およびブラケット31〜33間に第1〜第4のブレース41〜44を架けわたして構面18を構成し、さらに、ブレース41〜44の張力を調整する。そして、第1〜第3の屋根束21〜23の棟側支持部21C〜23C、第1〜第3のブラケット31〜33の軒側支持部31A〜33Cに屋根パネルを取り付け、吹抜け部8の上方の屋根4を支持する。
【0031】
このような実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 建物ユニット3Aに構面18が設けられ、この構面18で屋根4を支持することができるので、建物ユニット3Aに吹抜け部8が形成されていても、その上方の屋根4の支持を充分に行うことができる。
【0032】
(2) 建物ユニット3Aの構面18は、当該建物ユニット3Aの上面に設けられる屋根束20、屋根受け部材30およびこれらの屋根束20、屋根受け部材30間に架けわたされる屋根面ブレース40を含んで構成されているので、建物ユニット3Aの構造を変えることなく、建物ユニット3Aに構面18を容易に設けることができ、また、屋根面ブレース40は張りの程度を調整できるので、最適の強さに張ることにより、安定した屋根4の支持が可能となる。
【0033】
(3) 第1〜第4のブレース41〜44は、第1〜第3の屋根束21〜23と、第1〜第3のブラケット31〜33との間の2箇所で、2本ずつが交叉して設けられているので、強度が大きくなり、安定した屋根4の支持が可能となる。
(4) 第1〜第4のブレース41〜44が、第1〜第3の屋根束21〜23に設けられた棟側支持部21C〜23Cと、第1〜第3のブラケット31〜33に設けられた軒側支持部31C〜33Cとに連結されているので、屋根束21〜23および各ブラケット31〜33に、第1〜第4のブレース41〜44を連結するための部材を別個に設けなくてもよくなり、省部材化を図ることができる。
【0034】
(5) 第1〜第3の屋根束21〜23が設けられる建物ユニット3Aの一方の天井梁11Aと、第1〜第3のブラケット31〜33が設けられる建物ユニット3Aの他方の天井梁11Aとには、それぞれ補強部材25が設けられており、補強部材25により天井梁11Aが補強されて強度が大きくなるので、第1〜第3の屋根束21〜23、第1〜第3のブラケット31〜33が天井梁11Aに設けられても、天井梁11Aの強度を確保することができる。
【0035】
(6) 上階建物ユニット3B〜3Fの上面と屋根4との間の屋根裏空間はロフト9とされ、このロフト9に、建物ユニット3Aの床面から梯子等を用いて入ることができるので、ロフト9をいろいろな用途に使用することができ、利用価値の高いユニット式建物とすることができる。
【0036】
次に、図7,8に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
この実施形態は、上階建物ユニット3A〜3F上に小屋パネル70を載置するとともに、上階建物ユニット3Aの上方の屋根4を、前述のように屋根面ブレース40で支持するものである。この実施形態では、各上階建物ユニット3A〜3Fの天井梁11上に小屋パネル70を載置したことが前記第1実施形態と異なるのみなので、同じ部材等には同一符号を付して説明は省略または簡略化し、小屋パネル70の説明だけを行う。
【0037】
小屋パネル70は、前記建物ユニット2,3の天井梁11と同じように、長辺梁70Aおよび短辺梁70Bを枠組みして形成されているが、仕口は設けられていない。このような小屋パネル70の所定の位置に、前記第1実施形態と同様に、第1〜第3の屋根束21〜23、および第1〜第3のブラケット31〜33が設けられており、これらの屋根束21〜23、ブラケット31〜33間に第1〜第4のブレース41〜44が架けわたされている。
ただし、小屋パネル70を設けたために、第2実施形態の支柱部31B、32B、33Bの高さが、前記第1実施形態の支柱部31B、32B、33Bの高さより低く形成されている。
【0038】
このような第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(1) 〜(6) と同様の作用、効果を得ることができるとともに、
(7) 各建物ユニット3A〜3Fの天井梁11の上方に小屋パネル70が設けられ、かつ、建物ユニット3Aの上方に吹抜け部8が形成されていても、小屋パネル70の上に第1〜第3の屋根束21〜23、第1〜第3のブラケット31〜33を設けることができ、さらに、これらの屋根束21〜23、および第1〜第3のブラケット31〜33間に第1〜第4のブレース41〜44が架けわたして構面18を設けることができるので、小屋パネル70のあるユニット式建物1Aでも、吹抜け8の上方の屋根4を安定して支持することができる。
【0039】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、次のような変形形態でもよいものである。
例えば、前記各実施形態では、屋根面ブレース40は、4本のブレース41〜44を含み構成され、各2本づつを交叉させて設けたが、これに限らない。所定の強度を確保することができれば、例えば2本のブレースを建物ユニットの四隅に、屋根束と屋根パネル受けブラケットとを設けておいて、これらに交叉させて架けわたしてもよい。
【0040】
また、前記各実施形態では、建物ユニット3Aの天井梁11Aの補強梁25は、チャンネル部材を使用しているが、これに限らず、例えば扁平の角パイプを使用してもよく、あるいは、所定の位置に複数枚の補強リブを並設してもよい。
さらに、前記各実施形態において、ロフト9の吹抜け部8に臨む縁部全周に、所定高さの縁部材を設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、建物ユニットに構面が設けられ、この構面で屋根を支持することができるので、建物ユニットに吹抜け部が設けられていても、吹抜け部の上方の屋根の支持を充分に行うことができる。
屋根面ブレースが屋根束に設けられた棟側支持部、および棟側支持部に連結されているので、屋根束に屋根面ブレースを連結するための部材を別個に設けなくてもよく、これにより、省部材化を図ることができる。また、建物ユニットの構造を変えることなく建物ユニットに構面を容易に設けることができる。屋根面ブレースは張りの程度を調整できるので、最適の強さに張ることにより、安定した屋根の支持が可能となる。
【0044】
請求項2の発明によれば、各2本ずつのブレースが2箇所で交叉して設けられているので、強度が大きくなり、安定した屋根の支持が可能となる。
【0046】
請求項3の発明によれば、補強部材により天井梁が補強され強度が大きくなるので、屋根束または屋根受け部材が天井梁に設けられても、天井梁の強度を確保することができる。
【0047】
請求項4の発明によれば、建物ユニットの室内から吹抜け部を利用して、梯子等を用いてロフトに入ることができるので、ロフトをいろいろな用途に使用することができ、利用価値の高いユニット式建物とすることができる。
【0048】
請求項5の発明によれば、小屋パネルの上に屋根束、屋根受け部材および屋根面ブレースを設けて構面を形成することができるので、小屋パネルのあるユニット式建物でも、吹抜け部の上方の屋根を安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニット式建物を示す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態のユニット式建物を構成する建物ユニットの骨組みを示す全体斜視図である。
【図3】前記実施形態のユニット式建物の屋根を取り除いた上階建物ユニットを示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿ったユニット式建物の縦断面図である。
【図5】前記実施形態の屋根束、屋根パネル受けブラケットおよび屋根面ブレースを示す斜視図である。
【図6】前記実施形態の屋根束、屋根パネル受けブラケットおよび屋根面ブレースの詳細を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図8】前記第2実施形態の屋根束、屋根パネル受けブラケットおよび屋根面ブレースの詳細を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物
2 下階建物ユニット
3 上階建物ユニット
4 屋根
8 吹抜け部
9 ロフト
10 柱
11 天井梁
13 骨組み
18 建物ユニットの構面
20 屋根束
21〜23 第1〜第3の屋根束
30 屋根受け部材である屋根パネル受けブラケット
31〜33 第1〜第3のブラケット
40 屋根面支持部材である屋根面ブレース
41〜44 第1〜第4のブレース
Claims (5)
- 複数本の柱の上端間同士が天井梁で連結され、下端間同士が床梁で連結されたフレームを有し箱状に形成された複数の建物ユニットと、これらの建物ユニットの上方に配置される屋根とを備えて構成されるユニット式建物において、
前記建物ユニットは吹抜け部を有し、この吹抜け部を有する建物ユニットは、前記屋根の裏面に沿って設けられ前記屋根を支持する構面を備え、
前記構面は、当該建物ユニットの上面に設けられるとともに上部に前記屋根の棟側を支持する棟側支持部が設けられた屋根束、当該建物ユニットの上面に設けられるとともに上部に前記屋根の軒側を支持する軒側支持部が設けられた屋根受け部材、および一端が前記棟側支持部に連結され、他端が前記軒側支持部に連結されている少なくとも1本の屋根面ブレースを含んで構成されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1に記載のユニット式建物において、
前記屋根束および屋根受け部材はそれぞれ並列して3箇所に配置されるとともに、前記屋根面ブレースは第1〜第4のブレースで構成され、これら第1〜第4のブレースは、それぞれ2本ずつが交叉して前記屋根束および屋根受け部材に架けわたされていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、前記屋根束または屋根受け部材が設けられる前記建物ユニットの前記対向する天井梁にはそれぞれ補強部材が設けられていることを特徴とするユニット式建物。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のユニット式建物において、前記構面を有する建物ユニット以外の建物ユニットの上面と前記屋根との間には屋根裏空間が形成され、この屋根裏空間と前記吹抜け部とは連通されて前記屋根裏空間がロフトとされていることを特徴とするユニット式建物。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のユニット式建物において、前記建物ユニットの天井梁の上面には前記小屋裏を構成するための小屋パネルが載置され、この小屋パネルの上面に前記屋根束、屋根受け部材および屋根面ブレースが設けられていることを特徴とするユニット式建物。
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