JP3339701B2 - 複数階建物構造 - Google Patents

複数階建物構造

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JP3339701B2 JP13156092A JP13156092A JP3339701B2 JP 3339701 B2 JP3339701 B2 JP 3339701B2 JP 13156092 A JP13156092 A JP 13156092A JP 13156092 A JP13156092 A JP 13156092A JP 3339701 B2 JP3339701 B2 JP 3339701B2
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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数階建物構造、特に
複数階を有する木造の建築物の階段部及び階段部以外の
建物本体部の設置構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造建築物において複数階の建
築構造とする場合、階段部は建物本体の内部で室内の構
造物の一部として構成される。
【0003】すなわち、階段全体の強度を十分なものと
するため、階段の踊場部などを十分な強度をもって支持
し、階段全体の安定化を図るために、建築物の本体部の
構造体との間で十分な連結結合を行って階段部を構築す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数階
の構成を有する木造建築物において、上記従来のように
建物本体内部に階段を構成した場合、その階段が建築物
の外部に対し開放された構造ではないことから、災害時
などにおける建築物外部への避難路の機能を十分に果す
ことができなかった。
【0005】また、建築物の階数が多くなると、建物本
体部との連結結合のみではその階段部の構造強度を十分
なものとすることが困難となり、またその階段部を構築
するため、建築工費全体が高くなるという問題があっ
た。
【0006】この階段部の構造強度をあげるためには、
鉄製にすることも考えられるが、床上に立設すると、木
製の床が重量に耐えきれず破損してしまうおそれがある
という問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的は木造の複数階
建築物において避難路として有効に機能し、かつ床部を
破損させることなく、比較的安価で構造強度の高い階段
部を構築することのできる複数階建物構造を提供するこ
とにある。
【0008】上記目的を達成するため、本発明に係る複
数階建物構造は、複数階を有し、室外に階段部が形成さ
れた複数階建物構造において、木造にて構成され、前記
階段部を設置するため一方の側壁から内方へ向けて形成
された凹部空間を有する建物本体部と、鉄製構築部材に
て構成され、前記建物本体部とは別体でかつ側壁を設け
ることなく踊場部、各階のフロア部およびこれら踊場部
とフロア部をつなぐ階段が一体に形成され、建物本体部
の前記凹部空間に設置される階段部と、を相互に連結す
ることなく独立して基礎上に立設したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記構成の複数階建物構造によれば、建築物の
建物本体部は木造にて構成されているが、階段部はこれ
とは別体に鉄製構築部材にて構成している。
【0010】そして、建物本体部は鉄製構築部材にて形
成された階段部を後に設置するための凹部空間を予め確
保して全体が形成されている。従って、まず建物本体部
を木造にて予め構築し、その後に上記階段部用の凹部空
間に別途構成した鉄製の階段部を嵌め込むようにセッテ
ィングすることによって建築物全体を構築することがで
きる。
【0011】また、階段部はそれ自体側壁を設けること
なく形成され全体として極めてシンプルな構築物として
構成することができる。すなわち、建物本体部の階段部
設置用の凹部空間に面する壁部を利用して階段部の側壁
とすることができるので、階段部は、側壁のない本体部
分のみの構成で足りるものである。
【0012】このように、建物本体部と階段部とは別個
に構築され、かつそれぞれ別個に基礎上に設置されるも
のである。このような構造としたことにより、階段部が
建物本体部の外部に独立して構成されているので、災害
時などにおける避難路として有効に機能させることがで
き、しかも建物本体部の床を破損することもない。ま
た、強度の高い鉄製構築部材にて全体を構成することが
できるので、複雑な構造とすることなく簡単な構成にて
高い強度を得ることができ、比較的安価に階段部を構築
することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0014】図1は実施例に係る複数階建物構造の構成
を示す概略斜視図であり、木造の三階建建築物を例とし
て示している。
【0015】建物本体部10は、その全体が木造にて構
成されている。そして、その建物本体部10の一方の側
壁面には建築物内方へ向けて階段部設置用の凹部空間1
00が形成されている。すなわち、建物本体部10の中
間部分における水平方向断面形状は略コ字状の形状とな
っている。そして、その階段部設置用の凹部空間100
は、建物本体部10の三つの側壁12,13によって囲
まれたかたちとなっている。また、奥側の側壁13には
各階の出入口にドア15が取付けられている。なお、こ
の建物本体部10は建築物の設置現場において階段部と
は別個に予め基礎17上に構築しておくことが可能であ
る。
【0016】次に、階段部14は、鉄製構築部材、例え
ば鉄骨や鉄板によってその主たる部分が構成されてお
り、全体として極めてシンプルな構成となっている。
【0017】本実施例では、複数本の直立した柱16間
に踊場部18及び二階及び三階のフロア部20が設置さ
れ、それらをつなぐ階段22さらに階段22の際サイド
に形成された手摺24などが取付けられている。
【0018】このような階段部14は、その全体あるい
は一部を工場段階で形成することができ、建築現場にお
いてはこのような階段部14を上記建物本体部10の階
段部設置用凹部空間100内に嵌め込むように建物本体
部10と同一の基礎17上に設置することによって建築
物本体10の室外に階段部14が形成される。従って、
建物本体部10の床部上に設置する必要がないため、床
部の破損を防止することができる。
【0019】また、この階段部14は、階段の昇り降り
に必要な部分のみで構成され、側壁部が何ら設けられて
いないが、これは、建物本体部10の階段部設置用の凹
部空間100に階段部14を設置すると、建物本体部1
0の凹部空間100を囲む側壁12が階段部14の側壁
として機能するので、これを設ける必要がないことに基
づく。
【0020】上記実施例によれば、建物本体部10は木
造にて構成されているが、階段部14はこれとは別個に
鉄製構築物にて構成されている。従って、シンプルな構
成であってもその構造強度は極めて高いものであり、構
造の強化を図るための建物本体部10の構造物との連結
結合を行う必要はない。このように、建物本体部10の
外部に独自に階段部14が構成されるので、階段部14
は災害時などにおける避難路として有効に機能すること
となる。
【0021】また、比較的安価な鉄製構築部材にて階段
部14を形成するようにしたので、階段部14を木造構
造体にて構成し、十分な強度を得るために建物本体部1
0と連結しながら構築する場合に比べ構築費をより安価
なものとすることが可能である。
【0022】また、建物本体部10側の構築において
も、内部階段を構築することによる構造の複雑化を回避
することができるので、その構築作業をより簡略化する
ことが可能となる。
【0023】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0024】例えば、上記実施例では三階建の木造建築
物を例に示したが、このようなものに限られず、二階建
の木造建築物に応用することも可能であることは勿論で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る複数
階建物構造によれば、木造の複数階建築物においても建
物本体部の外部に階段部を構築することができるので、
その階段部を避難路として有効に機能させることができ
る。
【0026】また、階段部のみを建物本体部とは別個に
鉄製構築部材にて構成し、建物本体部と同一の基礎に設
置するようにしたので、シンプルな構成によっても十分
な強度を得ることができ構築作業の簡略化並びに構築費
用の低減を図ることができる上に、建物本体部の床部の
破損をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複数階建物構造の構成例を示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
10 建物本体部 12 側壁 14 階段部 16 柱 18 踊場部 20 フロア部 22 階段 24 手摺部 100 凹部空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階を有し、室外に階段部が形成され
    た複数階建物構造において、 木造にて構成され、前記階段部を設置するため一方の側
    壁から内方へ向けて形成された凹部空間を有する建物本
    体部と、 鉄製構築部材にて構成され、前記建物本体部とは別体で
    かつ側壁を設けることなく踊場部、各階のフロア部およ
    びこれら踊場部とフロア部をつなぐ階段が一体に形成さ
    れ、建物本体部の前記凹部空間に設置される階段部と、 を相互に連結することなく独立して基礎上に立設したこ
    とを特徴とする複数階建物構造。
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