JP3390659B2 - エレベーター建屋 - Google Patents

エレベーター建屋

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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
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  • Architecture (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Electrochemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の集合住宅棟
と連絡するエレベ−タ−建屋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中高層の集合住宅建築の場合にエレベ−
タ−は建物内に設置されるが、低層の集合住宅において
は通常、設置を必要としなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、入居者の高齢化
に伴い、低層の集合住宅建築においても、エレベ−タ−
が必要になりつつある。以下に、既設集合住宅における
エレベ−タ−設置対策の課題を示す。 <イ>従来、集合住宅の場合はエレベ−タ−を特に必要
としなかった関係上、既設のそれは設置が不可能な構造
になっている。 <ロ>その結果、集合住宅の躯体は健全であるが、解体
して建て替えざるをえないのが現状で資源的損失は大き
い。
【0004】
【本発明の目的】上記のような課題を解決するためにな
された本発明は、集合住宅を使用したまま、短期間で安
全且つロ−コストのエレベ−タ−の設置が可能な、高齢
者向けの集合住宅のエレベ−タ−建屋を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の既設集合住宅の住居棟の外部に設置され
るエレベーター建屋は、一端はエレベーター建屋に固設
され他端は外側に張出された連絡床を備え、前記連絡床
によってエレベーター建屋と既設集合住宅の住居棟の各
階の住戸に面する廊下又は隣接する住戸が共用する階段
室踊り場とを連絡可能としたことにある。更にエレベ−
タ−建屋は、壁、床等の部材を組立てて各層の建屋をユ
ニット化し、これらの各ユニットを積層して一体化した
ことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>住居棟A,B 住居棟Aは図に示すように連続住戸型の例で、隣接す
る住戸14,14が一箇所の階段室15を共用する形態
である。住居棟Bは図に示すように、片廊下17形式
の連続住戸の例で、各階の住戸21は廊下17に面し、
同廊下17の両端の階段室22,22を共用する形態で
ある。図中23は階段室22の踊り場である。
【0007】<ロ>住居棟とエレベ−タ−建屋の位置関
係 エレベ−タ−建屋C,Dは、夫々住居棟A,Bの外部に
独立して設置するので、居住者が生活したままでの構築
が容易に可能となる。
【0008】<ハ>エレベ−タ−建屋[その1](図
1,) 図示のエレベ−タ−建屋Cは周囲を壁6で囲われ、その
内部はエレベ−タ−10が昇降するシャフト5になって
いる。尚、図に示すエレベ−タ−建屋Cの最上部は機
械室8、最下部はピット9である。
【0009】<ニ>エレベ−タ−建屋[その2](図
3,) 図示のエレベ−タ−建屋Dは、上記[その1]におい
て、各階のエレベ−タ−10の出入り口7側にエレベ−
タ−ホ−ル13を設けた場合である。このホ−ル13は
人溜まり空間であると共に、同ホ−ルの床3は連絡通路
として機能するようになっている。
【0010】>エレベ−タ−建屋Cと住居棟Aとの
連絡の形態[その](図1、2) エレベ−タ−建屋Cと住居棟Aとの間に連絡床1を設置
して連絡通路11とした。専用の連絡床1を、エレベ−
タ−建屋Cと階段室15の踊り場16との間に設置した
ことによって、各階の住戸14,14へのアプロ−チが
容易になると共に、連絡通路11が広くなるので、人の
流れがスム−ズになる。図中19は連絡通路11の手摺
である。
【0011】>エレベ−タ−建屋Dと住居棟Aとの
連絡の形態[その](図3、4) エレベ−タ−建屋Dと住居棟Aとの間に連絡床1を設置
して連絡通路11とした。専用の連絡床1を、エレベ−
タ−建屋Dのホ−ル床3と階段室15の踊り場16との
間に設置したことにより、連絡通路11はホ−ル13と
接続して更に広くなるので、人の流れがスム−ズにゆ
き、各階の住戸14,14へのアプロ−チにゆとりがで
きる。
【0012】>連絡床 連絡床の平面形状は直線型、L型の他、住居棟へのア
プロ−チの仕方により多様の形にすることができる。連
絡床は図示によると、その一端はエレベ−タ−建屋
C,Dに固設し、他端(先端)は住居棟A,Bの踊り場
16又は廊下17に向かって張出してある。従って、連
絡床と踊り場16又は廊下17の間に若干の隙間があ
き、この隙間に伸縮材を介装する(図示省略)ことによ
り、住居棟A,Bに荷重がかからないようになってい
る。
【0013】 連絡床の他端(先端)を踊り場16又は
廊下17に載置する場合は、スライド可能にすると共
に、連絡床の先端部をスロ−プ状にするか、別途のテ
−パ−部材を介在させる(図示省略)ことにより、住居
棟A,Bへの負荷が軽減される。また、歩行者は歩行中
に躓くことがないので安全である。
【0014】 連絡床の床材は、プレキャストコンクリ
−ト(PC)版、デッキと一体化したコンクリ−ト版、
金属板、その他の床パネルを用い、予め工場や現地のヤ
−ドで所定サイズに成型しユニット化することにより、
構築時の作業効率が向上する。尚、図中19は連絡通路
11の手摺であり、これに代えて腰壁としてもよい。
【0015】 また、上記の各床材は梁と一体にして(図
示省略)ユニット化することにより、床材は薄くするこ
とができるので軽量化が図られ、システム床として好適
である。
【0016】 図示の連絡通路11は開放式の例である
が、連絡床1,2に壁や屋根を設けることにより風雨を
防ぐことができる。
【0017】>吊り材4(図1〜図4) 連絡床の長さが長い場合は、同床とエレベ−タ−建
屋C,Dに亘って複数の斜め吊り材4により支持し、こ
の吊り材4の両端は夫々前記床及び建屋C,Dの壁6
に固設する。吊り材4は鋼棒、ワイヤ−の他各種の型材
を用いることができる。
【0018】>支柱 連絡床の長さが更に長い場合は、複数の支柱により支
持し、この支柱間に適宜にブレ−スを配設することによ
り、荷重に対する安全性を増すことができる(図示省
略)。また、支柱を前記<>の吊り材4と併用するこ
とにより、上記の安全性を更に増すことができる。
【0019】>連絡床のユニット化 連絡床を構成する床部材等を、予めヤ−ドで組立てて
ユニット化することにより、高所での構築作業を迅速且
つ安全に行うことができる。床部材はPC版、金属板、
及びその他のパネル材を用いる。また、ビ−ムや根太材
に前記床部材を取付けてシステム床とすることにより、
床部材は薄くできるので軽量化が図れる。
【0020】>エレベ−タ−建屋のユニット化によ
る構築 エレベ−タ−建屋C,Dにおける、壁6、ホ−ルの床
3、及びエレベ−タ−シャフト5を、組立てて層毎にユ
ニット化する。エレベ−タ−建屋C,Dを構成する部材
はPC版、金属板、及びその他のパネル材を用いる。ま
た、鉄骨柱やビ−ム及びブレ−スからなる骨組を各層毎
に製作し、この骨組に前記部材を取付けてユニット化す
ることもできる。(図示省略) 上記ユニットは工場や現地のヤ−ドで筒状に一体接合
し、ピット9上に順次積層して各層のユニット相互を結
合することにより短期間に構築できる。尚、エレベ−タ
−建屋C,Dはアスペクト比が大きくなる場合、杭、或
いはピットの底版を利用した地中アンカ−などで支持す
ることにより、水平力に対する安全性が確保できる。
(図示省略)
【0021】
【発明の効果】本発明の集合住宅のエレベ−タ−建屋
は、以上説明したようになるから次のような効果を得る
ことができる。 <イ>住居棟の外部にエレベ−タ−建屋を設置したこと
によって、単調な住居棟は外観デザインに凹凸変化がで
きるので、美的感覚上、うるおいのある住環境に一新で
きる。 <ロ>エレベ−タ−建屋と住居棟との間を連絡可能にし
たことによって、高齢者の出入時の歩行の負担を軽減す
ることができる他、入居者間のコミュニケ−ションが図
れる。 <ハ>エレベ−タ−建屋と住居棟との間に連絡床を設置
して連絡可能にしたことによって、前記建屋から各住戸
への人の流れがスム−ズにゆき、アプロ−チが容易にな
る。<ニ> 連絡床はエレベ−タ−建屋の外側に張出したこと
によって、住居棟に負荷がかからないので外力に対し安
全である。<ホ> 連絡床は吊り材を用いてエレベ−タ−建屋から張
出したことによって、連絡床の長さが長い場合でも床材
が薄くできるので、軽量化によりコストダウンが図れ
る。<ヘ> 連絡床は支柱により支持したことによって、連絡
床の長さが更に長い場合、上記<ホ>と同様の効果が得
られる他、外力に対する安全性が増す。<ト> エレベ−タ−建屋は、壁、床等の部材を組立てて
各層の建屋をユニット化し、これらの各ユニットを積層
して一体化することによって、前記建屋は短期間の構築
が可能となるので、施工効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、集合住宅のエレベ−タ−建屋の
第1の実施例を示す部分平断面図
【図2】図1の部分縦断面図
【図3】集合住宅のエレベ−タ−建屋の第2の実施例を
示す部分平断面図
【図4】図3の部分縦断面図
【図5】第1の実施例の住居棟の基準階平面図
【図6】第2の実施例の住居棟の基準階平面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−71231(JP,A) 特開 昭49−31191(JP,A) 特開 平6−129125(JP,A) 特開 平8−158670(JP,A) 特開 平11−159153(JP,A) 実開 平4−138079(JP,U) 実開 昭63−3702(JP,U) 実開 昭57−198202(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/34 B66B 9/00 E04G 23/02 E04H 1/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設集合住宅の住居棟の外部に設置される
    エレベーター建屋であって、 一端はエレベーター建屋に固設され他端は外側に張出さ
    れた連絡床を備え、前記連絡床によってエレベーター建
    屋と既設集合住宅の住居棟の各階の住戸に面する廊下又
    は隣接する住戸が共用する階段室踊り場とを連絡可能と
    されたエレベーター建屋。
  2. 【請求項2】既設集合住宅の住居棟の外部に設置される
    周囲を壁で囲われその内部はエレベーターが昇降するシ
    ャフトとなっているエレベーター建屋であって、 一端はエレベーター建屋に固設され他端は外側に張出さ
    れた連絡床を備え、前記連絡床によってエレベーター建
    屋と既設集合住宅の住居棟の各階の住戸に面する廊下又
    は隣接する住戸が共用する階段室踊り場とを連絡可能と
    されたエレベーター建屋。
  3. 【請求項3】前記エレベーター建屋の外側に張出された
    前記連絡床は、その他端が既設集合住宅の住居棟の各階
    の住戸に面する廊下又は隣接する住戸が共用する階段室
    踊り場に隙間を有して又はスライド可能に載置して設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか
    に記載のエレベーター建屋。
  4. 【請求項4】前記エレベーター建屋の外側に張出された
    前記連絡床は、前記エレベーター建屋と前記連絡床に固
    設された吊り材によって吊下されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベーター建
    屋。
  5. 【請求項5】前記エレベーター建屋の外側に張出された
    前記連絡床は、支柱により支持されていることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベーター建
    屋。
  6. 【請求項6】前記エレベーター建屋は、壁、床等の部材
    を組み立てて各層の建屋をユニット化し、これらの各ユ
    ニットを積層して一体化したことを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載のエレベーター建屋。
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