JP2571373Y2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2571373Y2
JP2571373Y2 JP1992031818U JP3181892U JP2571373Y2 JP 2571373 Y2 JP2571373 Y2 JP 2571373Y2 JP 1992031818 U JP1992031818 U JP 1992031818U JP 3181892 U JP3181892 U JP 3181892U JP 2571373 Y2 JP2571373 Y2 JP 2571373Y2
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building
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stairs
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building unit
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JP1992031818U
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JPH0622408U (ja
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一樹 栗田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段付き建物ユニット
居室建物ユニットとを並べて施工するユニット建物
関する。
【0002】
【背景技術】近年、住宅等の建物の建設に多用されるよ
うになってきたユニット工法は、建物を構成する多様な
部品を組み付けた居室ユニット、屋根ユニット等のモジ
ュール化された建物ユニットを予め工場生産し、建設現
場にて、基礎上の所定位置に複数の居室ユニットを配置
するとともに、これらの居室ユニット上に複数の屋根ユ
ニットを配置することによりユニット建物を建設する。
かかるユニット工法には、建設現場での作業を簡略化
し、工期の短縮につながる利点がある。
【0003】従来、ユニット建物を例えば二世帯住宅、
アパート建物等に利用するために、ユニット建物の外部
に外部階段を設け、建物の2階に1階を通ることなく直
接出入り可能とする場合がある。このような外部階段を
ユニット建物の外部に設けるには、建設現場において階
段の構成部材を組み立て、既に配置されているユニット
建物本体に階段を現場施工して設置していた。つまり、
従来の建物の外部に設けられる外部階段は、ユニット化
されていないため、建設現場にて階段の組立、施工作業
を行う必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、建設現場で、
外部階段の組立、施工作業を行うのは、建設現場での作
業量が増大し、工期の遅延をもたらすという問題があ
る。これは、現場作業を減少させ、工期の短縮を図ると
いうユニット工法本来の目的に反する。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、外部に階段を設ける場合に、建設現場におい
て階段の組立及び施工作業を行う必要がなく、工期の短
縮を図ることが可能であり、しかも、大きな居室空間を
構成できるユニット建物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、柱と梁とを接
合して骨組みが構成される階段付き建物ユニットと居室
建物ユニットとを並べて施工するユニット建物であっ
て、前記階段付き建物ユニットの骨組みの内部に壁を
設けてこの骨組みの内部を第一空間と第二空間とに仕切
り、前記第一空間は前記居室建物ユニットの内部と連通
し、前記第二空間は建物の外部に向かって開放されると
ともに建物の外部から建物の上階へ直接出入り可能な
段が設置され、前記居室建物ユニットは前記第一空間を
挟んで前記第二空間とは反対側に配置され、前記居室建
物ユニットと前記第一空間とで連続した居室空間が構成
されたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案では、階段付き建物ユニット内部に
を設けてこの内部を第一空間と第二空間とに仕切り、こ
の第二空間にいわゆる外階段を設置するようにしてい
る。このため、ユニット建物の外部に階段を設ける場合
に、建物ユニットを所定位置に配置するだけで、外階
がユニット建物に設置されることになり、建設現場にお
ける階段の組立及び施工作業が不要となる。しかも、階
段付き建物ユニットと居室建物ユニットとを並べること
により、階段付き建物ユニットの第一空間と居室建物ユ
ニットの内部空間とから大きな居室空間が構成される。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って、本考案に係る階段
付き建物ユニットの実施例を詳説する。
【0009】図1は、本考案の第1実施例に係る階段付
き建物ユニットの概略斜視図、図2は、図1の階段付き
建物ユニットの側面図、図3は、図1の階段付き建物ユ
ニットを利用してユニット建物に外部階段を設けた場合
を示す概略斜視図である。
【0010】図1に示すように、階段付き建物ユニット
10は、四隅に立設された柱12(図1には2本のみ図
示)と、柱12の上端間及び下端間に架設された上梁1
4A、下梁14Bとによって直方体状に形成されてい
る。階段付き建物ユニット10の内部には、軽量気泡コ
ンクリートパネル等の壁18が長辺方向に設けられ、
階段付き建物ユニット10の内部を第一空間28と第二
空間30とに仕切っている。また、階段付き建物ユニッ
ト10の両側面には、壁19,21が取付けられてい
る。
【0011】第一空間28は、図3に示すように建設時
に隣接配置される居室建物ユニット26の内部と連通さ
れてユニット建物17の居室の一部として利用される。
一方、第二空間30は建物の外部に向かって開放され、
かつ、工場での製造時に外部階段16が設置されてい
る。外部階段16は、その上端16Aが玄関ポーチ20
に取付けられ、下端16Bが上がり口22に取付けられ
ている。
【0012】上がり口22の端部22Aには、補助階段
24の上端24Aが図示しない蝶番を介して取付けら
れ、補助階段24が回動可能に配設されている。この補
助階段24は、図2に示すように矢印A方向に回動可能
であり、階段付き建物ユニット10を工場から建設現場
まで輸送する際に補助階段24を輸送の邪魔にならない
よう上がり口22上に載置しておくことができる。
【0013】階段付き建物ユニット10の柱12と上梁
14Aとの間には、手すり用部材32が傾斜して架設さ
れている。手すり用部材32と階段16の踏み板16C
との間は、複数本の支持棒34によって連結されてい
る。
【0014】前記の如く構成した図1の階段付き建物ユ
ニット10を使用して外部階段16をユニット建物17
に設ける場合は、以下の通りである。
【0015】先ず、図3に示すように、基礎36上にユ
ニット建物17の1階部分を構成する階段付き建物ユニ
ット10、居室建物ユニット26等を配置する。階段付
き建物ユニット10を基礎36上に配置するときは、輸
送時に上がり口22上に載置した補助階段24を図2の
二点鎖線に示す状態から矢印B方向に回動させて、基礎
36と上がり口22との段差を解消する。
【0016】次いで、2階部分を構成する複数の建物ユ
ニット38,40等を順次配置してユニット建物17の
本体を組み立てる。ここで、建物ユニット38は、1階
部分に配置されている階段付き建物ユニット10上に積
層配置され、ユニット建物17の2階部分の居室の一部
を構成する。建物ユニット38の外壁39には、玄関ド
ア43が図示しない蝶番を介して取付けられており、こ
の玄関ドア43は、外部階段16を通ってユニット建物
17の2階に出入りする際に使用する。
【0017】そして、階段付き建物ユニット10の手す
り用部材32の上端となる上梁14Aに、玄関ポーチ2
0の周囲を囲む手すり用部材42の一端42Aを取付け
る。また、建物ユニット38の外壁41に手すり用部材
42の他端42Bを取付けて2階用の玄関を構成する。
このため、ユニット建物17の2階へは、階段付き建物
ユニット10に設けられた外部階段16を利用すること
により、1階を通ることなく直接出入りすることが可能
となる。
【0018】このように、本実施例によれば、1階部分
に配置される階段付き建物ユニット10の内部に壁18
を設け、階段付き建物ユニット10の内部を居室建物ユ
ニット26の内部と連通する第一空間28と、建物の外
に向かって開放される第二空間30とに仕切り、第二
空間30に外部階段16を設置している。このため、ユ
ニット建物17の建設時に、階段付き建物ユニット10
を所定位置に配置するだけで、外部階段16がユニット
建物17に設けられることになり、建設現場における階
段の組立及び施工作業が不要となる。
【0019】また、補助階段24は、上がり口22に回
動自在に配設されているため、補助階段24についても
現場で施工する必要がない。
【0020】尚、本実施例では、手すり用部材42につ
いては、建設現場にて取付けたが、この手すり用部材4
2についても、工場での階段付き建物ユニット10の製
造時に予め取付けておいてもよい。また、外部階段16
の下方に、その階段下空間を覆う外壁を設け、その階段
下空間を物置き等に活用することも可能である。
【0021】更に、本実施例では、階段付き建物ユニッ
ト10の柱12と上梁14Aとの間に手すり用部材32
を傾斜して架設したが、図4に示すように階段16の踏
み板16Cから支持棒34を直接、梁14Aに接合する
ようにしてもよい。
【0022】次いで、本考案に係る階段付き建物ユニッ
トの第2実施例について説明する。
【0023】図5は、第2実施例に係る階段付き建物ユ
ニットの概略を示した概略斜視図、図6は、図5の階段
付き建物ユニットを使用して建設されたユニット建物の
平面図である。ここで、前述した第1実施例の階段付き
建物ユニット10と同様な部材については、同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0024】図5に示すように、本実施例の階段付き建
物ユニット44は、四隅に立設された柱12と、柱12
の上端間及び下端間に架設された上梁14A、下梁14
Bとによって直方体状に形成されている。階段付き建物
ユニット44の内部には、壁48が設けられ、階段付き
建物ユニット44の内部を第一空間45と第二空間47
とに仕切っている。
【0025】階段付き建物ユニット44には、壁48
によって仕切られた第一空間45を更に二つの空間45
A,45Bに仕切る間仕切壁50が設けられている。
壁48には、空間45A,45Bに出入りするための二
つの玄関ドア52A,52Bが取付けられている。この
階段付き建物ユニット44は、図6に示すように、ユニ
ット建物54を構成する居室建物ユニット56,57に
囲まれて配置される。
【0026】建物ユニット57の内部には、図5に示す
ように間仕切壁52が設けられ、この間仕切壁52は、
階段付き建物ユニット44の間仕切壁50と接続されて
ユニット建物54の内部を二つの居室58,60とに隔
てる役割がある。これらの二つの居室58,60には、
階段付き建物ユニット44の壁48に取付けられた二つ
の玄関ドア52A,52Bから出入り可能である。
【0027】一方、図5に示すように、第二空間47
建物の外部に向かって開放され、かつ、折り返し階段4
6が工場での製造時に予め設置される。この折り返し階
段46は、その下端が長辺下梁14B間に架設された図
示しない小梁に支持されるとともに、その上端が長辺上
梁14A間に架設された小梁14Cに支持されている。
この折り返し階段46は、階段付き建物ユニット44上
に積層配置される図示しない上層階の建物ユニットへの
出入りに利用される。
【0028】従って、本実施例によれば、階段付き建物
ユニット44、居室建物ユニット56,57を配置する
だけで、アパート建物等に建物54に階段46を設置す
ることができる。これにより、各居室に出入りするため
の階段を建設現場で組立、施工する必要がなくなり、ユ
ニット建物54の建設作業が迅速化される。しかも、階
段付き建物ユニット44と居室建物ユニット52とを並
べることにより、階段付き建物ユニット44の第一空間
45と居室建物ユニット52の内部空間とを含んで大き
な居室空間が構成される。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
階段付き建物ユニット内に壁を設けて、建物ユニット
の内部を居室建物ユニットの内部と連通する第一空間
と、建物の外部に向かって開放される第二空間とに仕切
り、この第二空間にいわゆる外階段を予め設置するよう
にしている。このため、ユニット建物の外部に階段を
設ける場合に、建設現場での階段の組立及び施工作業が
不要となり、工期の短縮を図ることが可能となる。しか
も、階段付き建物ユニットと居室建物ユニットとを並べ
ることにより、階段付き建物ユニットの第一空間と居室
建物ユニットの内部空間とから大きな居室空間が構成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る階段付き建物ユニッ
トの概略斜視図である。
【図2】図1の階段付き建物ユニットの側面図である。
【図3】図1の階段付き建物ユニットを利用してユニッ
ト建物に外部階段を設けた場合を示す概略斜視図であ
る。
【図4】図1の階段付き建物ユニットの変形例を示す建
物ユニットの側面図である。
【図5】第2実施例に係る階段付き建物ユニットの概略
を示した概略斜視図である。
【図6】図4の階段付き建物ユニットを使用して建設さ
れたユニット建物の平面図である。
【符号の説明】
10 44 階段付き建物ユニット 12 柱 14A 上梁 14B 下梁 16 外部階段 18 48 壁 28 45 第一空間 30 47 第二空間 36 56 57 居室建物ユニット 46 折り返し階段 50 間仕切壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱と梁とを接合して骨組みが構成される階
    段付き建物ユニットと居室建物ユニットとを並べて施工
    するユニット建物であって、前記階段付き建物ユニット
    の骨組みの内部に壁を設けてこの骨組みの内部を第一
    空間と第二空間とに仕切り、前記第一空間は前記居室建
    物ユニットの内部と連通し、前記第二空間は建物の外部
    に向かって開放されるとともに建物の外部から建物の上
    階へ直接出入り可能な階段が設置され、前記居室建物ユ
    ニットは前記第一空間を挟んで前記第二空間とは反対側
    に配置され、前記居室建物ユニットと前記第一空間とで
    連続した居室空間が構成されたことを特徴とするユニッ
    ト建物。
JP1992031818U 1992-05-14 1992-05-14 ユニット建物 Expired - Lifetime JP2571373Y2 (ja)

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JPH0622408U JPH0622408U (ja) 1994-03-25
JP2571373Y2 true JP2571373Y2 (ja) 1998-05-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7206775A (ja) * 1972-05-19 1973-11-21
JPS5055116A (ja) * 1973-09-12 1975-05-15

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