JPH08326160A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物

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JPH08326160A
JPH08326160A JP13780895A JP13780895A JPH08326160A JP H08326160 A JPH08326160 A JP H08326160A JP 13780895 A JP13780895 A JP 13780895A JP 13780895 A JP13780895 A JP 13780895A JP H08326160 A JPH08326160 A JP H08326160A
Authority
JP
Japan
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unit
garage
building
staircase
type building
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13780895A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Inamura
勝章 稲村
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車庫の出入口の幅が制限されないユニット式建
物の提供。 【構成】コンクリート造りの車庫11と、この車庫に応じ
た高さ寸法を有する階段ユニット13とを隣接して設け、
これらの車庫11および階段ユニット13の上に箱状の建物
ユニット21〜24, 31〜34を載置してユニット式建物1を
建築する。コンクリート造りの車庫11は、出入口の幅が
建物ユニットの大きさに影響されず、出入口の幅が自由
に設定でき、大きな自動車の出入りが不便となる等の不
都合が生じない。また、車庫11に階段ユニット13を隣接
して設けるので、建物1への出入りに何ら問題が生じる
ことがない。さらに、車庫11は、内装等が不要なため、
基礎2と同程度の施工時間で完成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の建物ユニットを
接合して建築されたユニット式建物に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造した複数の建物
ユニットを建築現場で相互に接合して建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。このようなユニット式建物
によれば、内外装に係る作業がほぼ工場で完了するの
で、建築現場での工期を短縮することができるというメ
リットがある。ユニット式建物を構成する建物ユニット
は、柱と梁とを連結した箱状の骨組みに、床材、天井
材、および、外壁材等の面材を取り付けた構造を有して
いる。建物ユニットに窓や出入口を設ける場合には、建
物ユニットの外壁面に開口を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなユニット式
建物では、自動車を収納する車庫を形成するために、専
用の車庫ユニットが用意されている。しかし、車庫ユニ
ットも建物ユニットであるため、この車庫ユニットが形
成する車庫の出入口の幅は、建物ユニットの大きさに影
響され、建物ユニットの柱間の寸法よりも大きくできな
い。このため、出入口の幅が制限されるので、すべての
種類の自動車の大きさに応じた幅を出入口に持たせるこ
とは困難である。特に、建物ユニットの短辺方向に沿っ
た側面に車庫の出入口を設ける場合には、出入口の幅が
著しく制限されるので、大きな自動車の出入りが不便と
なるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、車庫の出入口の幅が制限
されないユニット式建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、箱状の建物ユ
ニットが複数接合されて建築されたユニット式建物であ
って、コンクリート造りの車庫と、この車庫に応じた高
さ寸法を有する建物ユニットとを隣接して設け、これら
の車庫および建物ユニットの上に複数の建物ユニットを
載置したことを特徴とする。ここで、コンクリート造り
とは、現場で打設されるコンクリートによるもので、鉄
筋コンクリート(RC)、鉄筋鉄骨コンクリート(SR
C)、および、鉄骨コンクリート(SC)のいずれの構
造をも含むものをいう。以上において、前記車庫の上面
と、この車庫と隣接させて設けられた建物ユニットの上
面とは、ほぼ同一面を形成することが望ましい。また、
前記車庫と隣接させて設けられた建物ユニットは、内部
に階段が設けられている階段ユニットであることが好ま
しい。さらに、前記車庫の出入口は、前記建物ユニット
の短辺方向に沿った側面に設けてもよい。
【0006】
【作用】本発明では、コンクリート造りで車庫を形成す
るので、当該車庫の出入口の幅は、建物ユニットの大き
さに影響されず、建物ユニットの柱間の寸法とは無関係
となる。このため、車庫は、出入口の幅が自由に設定で
き、大きな自動車の出入りが不便となる等の不都合が生
じなくなる。また、車庫に建物ユニットを隣接して設け
るので、この建物ユニットに階段を設ければ、建物への
出入りに何ら問題が生じることがない。さらに、車庫
は、内装等が不要なため、打ち放しコンクリートで形成
すればよいので、基礎のコンクリート打設作業と同程度
の施工時間で完成でき、短期間で施工できるというユニ
ット式建物のメリットを損なうことがなく、これらによ
り前記目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のユニット式建物1が示さ
れている。ユニット式建物1は、主に車庫として利用さ
れる一階部分10と、居室として利用される二階部分20
と、二階部分20と同様に、居室として利用される三階部
分30と、この三階部分30の上に設けられた屋根40とを有
するものである。一階部分10は、鉄筋コンクリート(R
C)造りの車庫11と、階段室12を内蔵した階段ユニット
13とを隣接配置したものである。車庫11は、内側面が打
ち放しコンクリートで形成されたもので、内部に柱が全
くない構造とされている。階段ユニット13は、箱状の建
物ユニットの一種であり、階段室12の他に、物置14を内
蔵している。階段ユニット13の高さ寸法H1は、車庫11に
応じた寸法となっおり、階段ユニット13を基礎2の上に
載置・固定すると、階段ユニット13の上面が車庫11の上
面と同一レベルとなるように設定されている。
【0008】二階部分20は、居室等を形成する箱状の建
物ユニット21〜24を、その短辺方向に沿って配列するこ
とにより形成されたものである。建物ユニット21〜23
は、車庫11の上に載置・固定されている。建物ユニット
24は、階段ユニット13の上に載置・固定されている。こ
の建物ユニット24には、階段室12と連通する部分に、玄
関25が設けられている。ここにおいて、車庫11の出入口
は、建物ユニット21〜24の短辺方向に沿った側面に設け
られたものとなっている。また、車庫11の出入口の幅
は、建物ユニット21の幅の約3倍程度の、充分広いもの
となっている。三階部分30は、居室等を形成する箱状の
建物ユニット31〜34をそれぞれ建物ユニット21〜24の上
に載置・固定したものである。屋根40は、屋根面が傾斜
した切妻式の屋根であり、三階部分30を形成する各建物
ユニット31〜34の上に複数の屋根ユニット41を配列して
形成されている。屋根ユニット41の下端縁には、軒先ユ
ニット42が接続されている。この軒先ユニット42は、三
階部分30側の建物ユニット31〜34の上端部分に固定され
ている。なお、建物ユニット21〜24および建物ユニット
31〜34の高さ寸法H2, H3は、ほぼ同じ寸法とされ、か
つ、階段ユニット13の高さ寸法H1よりも大きい寸法とな
っている。
【0009】図2には、建物ユニット21等に内蔵されて
いる骨組み3が示されている。図において、骨組み3
は、四隅の柱4と、これらの柱4の上下端を相互に連結
する短辺梁5および長辺梁6とを有する六面体状のもの
である。上側の長辺梁6の間には、複数の天井小梁7が
架設されている。下側の長辺梁6の間には、複数の根太
8が架設されている。このような骨組み3には、外壁面
に図示しない軽量気泡コンクリート製等の外壁材が取付
けられ、内部に図示しない石膏ボード等の内壁材が取付
けられる。一方、天井小梁7の下面には、図示しない天
井面材が張り付けられ、根太8の上面には、図示しない
床面材が載置される。これらにより、骨組み3に内外装
が形成されるようになっている。
【0010】次に、ユニット式建物1の建築手順につい
て説明する。まず、建築現場において、図3に示される
ように、車庫11および基礎2を連続して打設する。打設
した車庫11および基礎2の養生が完了したら、階段ユニ
ット13を基礎2の上に載置する。次いで、車庫11の上に
建物ユニット21〜23を載置・固定するとともに、階段ユ
ニット13の上に建物ユニット24を載置・固定する。この
際、予め建物ユニット21〜24の各柱4の下面から異形鉄
筋等のアンカーを突設しておく一方、このアンカーが挿
通されるとともに、グラウトモルタルが充填されたシー
ス管を車庫11の上面に埋設しておけば、建物ユニット用
に打設された通常の基礎の上に載置・固定するのと同様
の要領で、建物ユニット21〜23を車庫11の上に載置・固
定できる。続いて、建物ユニット21〜24の上に建物ユニ
ット31〜34を載置・固定した後、建物ユニット31〜34の
上に屋根ユニット41を載置・固定する。そして、軒先ユ
ニット42を建物ユニット31〜34の上端部分に固定し、こ
れにより、ユニット式建物1が完成する。
【0011】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、コンクリート造りで車庫
11を形成したので、車庫11の出入口の幅は、建物ユニッ
ト21等の大きさに影響されず、建物ユニット21等の骨組
み3を形成する柱4の間の寸法とは無関係となり、車庫
11の出入口の幅を自由に設定でき、大きな自動車の出入
りが不便となる等の不都合が生じない。
【0012】また、車庫11に階段ユニット13を隣接して
設けたので、ユニット式建物1への居住者の出入りに何
ら問題が生じないうえ、階段を階段ユニット13内に設け
たので、階段を構築する等の煩雑な現場作業が不要とな
り、短期間でユニット式建物1の施工を完了でき、ユニ
ット式建物のメリットを損なうことがない。
【0013】さらに、車庫11の内部を打ち放しコンクリ
ートとし、内装等を不要としたので、車庫11の打設作業
を基礎2の打設作業と同程度の施工時間で完成すること
ができ、この点からも、短期間で施工できるというユニ
ット式建物のメリットを損なうことがない。
【0014】また、車庫11の上面と、この車庫11と隣接
する階段ユニット13の上面とが同一面を形成するように
したので、車庫11および階段ユニット13の上に載置さ
れ、かつ、相互に接合される建物ユニット21〜24の接合
作業になんら問題が生じず、ユニット式建物1を従来と
同様の手順で建築できる。
【0015】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、車庫として
は、鉄筋コンクリート(RC)構造のものに限らず、鉄
筋鉄骨コンクリート(SRC)構造や、鉄骨コンクリー
ト(SC)構造のものでもよい。また、車庫の出入口と
しては、建物ユニットの短辺方向に沿った側面に設けら
れるものに限らず、長辺に方向に沿った側面に設けられ
るものでもよい。
【0016】さらに、ユニット式建物としては、二階部
分に玄関を設けたものに限らず、図4に示されるよう
に、一階部分10に玄関15を設けたユニット式建物1Aでも
よい。また、一階部分に配置される建物ユニットは、一
個に限らず、二個以上の複数でもよく、車庫の片側に限
らず、車庫の両側に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、車庫の出
入口の幅を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るユニット式建物を示す
概略斜視図である。
【図2】前記実施例に係る建物ユニットの骨組みを示す
斜視図である。
【図3】前記実施例のユニット式建物の建築手順を説明
するための図である。
【図4】本発明の変形例を示す図1に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1,1A ユニット式建物 2 基礎 11 車庫 13 建物ユニットとしての階段ユニット 21〜24, 31〜34 建物ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状の建物ユニットが複数接合されて建築
    されたユニット式建物であって、コンクリート造りの車
    庫と、この車庫に応じた高さ寸法を有する建物ユニット
    とを隣接して設け、これらの車庫および建物ユニットの
    上に複数の建物ユニットを載置したことを特徴とするユ
    ニット式建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、前記車庫の上面と、この車庫と隣接させて設けられ
    た建物ユニットの上面とは、ほぼ同一面を形成している
    ことを特徴とするユニット式建物。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のユニット
    式建物において、前記車庫と隣接して設けられた建物ユ
    ニットは、内部に階段が設けられている階段ユニットで
    あることを特徴とするユニット式建物。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載のユニット式建物において、前記車庫は、前記建物ユ
    ニットの短辺方向に沿った側面に出入口が設けられてい
    ることを特徴とするユニット式建物。
JP13780895A 1995-06-05 1995-06-05 ユニット式建物 Withdrawn JPH08326160A (ja)

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