JP2000073594A - 太陽電池屋根付建物 - Google Patents

太陽電池屋根付建物

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JP2000073594A
JP2000073594A JP11201602A JP20160299A JP2000073594A JP 2000073594 A JP2000073594 A JP 2000073594A JP 11201602 A JP11201602 A JP 11201602A JP 20160299 A JP20160299 A JP 20160299A JP 2000073594 A JP2000073594 A JP 2000073594A
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floor
building
roof
solar cell
unit
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JP11201602A
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Koji Yoshida
浩二 吉田
Tomoki Yanagisawa
智樹 柳沢
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽電池パネルの取付作業が容易となる太陽電
池屋根付建物の提供。 【解決手段】表面に太陽電池パネルが取り付けられた、
複数の屋根パネル32を傾斜配置することにより、屋根部
分3を形成する。ここで、太陽電池屋根を組み立てる際
に、屋根パネル32の表面に太陽電池パネルを設置した
後、屋根パネル32を屋根部分3に配列すれば、高所とな
る屋根部分3に上がって行っていた従来の太陽電池パネ
ルの取付作業と異なり、太陽電池パネルの取付作業が地
上で行えるようになり、組立作業が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根面に太陽電池
パネルが設けられている太陽電池屋根付建物に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。ユニット式建物を形成する
建物ユニットとしては、四隅の柱の上下端を天井梁およ
び床梁で連結した直方体状のフレームを有するものが一
般的である。建物ユニットのフレームには、天井梁に支
持される天井面材、床梁に支持される床面材および部屋
を仕切る間仕切壁等の内装材や、軽量気泡コンクリート
等で形成された外壁材等が工場で組付けられる。このよ
うなユニット式建物によれば、工場において、建物ユニ
ットに対して内装材や外壁材の組付作業まで工場で行
い、後は、建物ユニットの接合作業を行うだけで、建物
が完成するようにしているので、建築現場での作業が大
幅に削減され、建築工事を短期間で完了できるというメ
リットが得られる。一方、住宅等の建物には、居室とし
てはではなく、様々な物品を収納するために設けられた
納戸等の収納室を有するものがある。ここで、天井の高
さが通常の部屋よりも低く、屈まないと入室できないよ
うな収納室は、居室として使用することが考えられない
ため、収納専用の部屋として見なされ、居室の床面積と
して算入されない。このため、建物の内部に、上述のよ
うな天井の低い収納室を設ければ、建物の床面積を増や
さずに、収納用として便利な空間を創出することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような収納室を建物に設けると、当該収納室の天井面の
高さレベルが他の部屋と相違するため、収納室の階がス
キップフロアとなってしまい、当該階に広い居室を設け
たい場合、居室の床面に形成される段差により、当該建
物の使い勝手が悪くなるおそれがあるという問題があ
る。また、収納室の天井に出入口を設けると、収納室に
入るには、当該収納室の上階の床の一部分を開閉させる
必要があり、収納室の出入口にあたる上階の当該部分に
は、家具等を配置できなくなる。一方、収納室の床に出
入口を設けると、収納室に物を収納するにあたり、収納
室の下階の天井まで収納物を持ち上げる必要がある。こ
のため、収納室の出入口を、その天井や床に設けると、
収納室の使い勝手が悪くるという問題が生じる。ここ
で、収納室の階をスキップフロアとすれば、収納室の側
面から入室可能となるので、収納室の使い勝手が向上す
るが、スキップフロアにすると、前述の様な問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、全体の使い勝手を損なわ
ずに、天井の低い収納室の使い勝手が向上されるように
なるユニット式建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、複数の屋根パネル32が傾斜配置されて
いる屋根部分3を有するとともに、前記屋根パネル32の
表面に太陽電池パネル32C が取り付けられていることを
特徴とする。
【0006】以上において、箱状に形成された複数の建
物ユニット10,20,30を備えていることが好ましい。
【0007】また、小屋裏内に居室が形成されているこ
とが望ましい。
【0008】さらに、前記太陽電池パネル32C は、その
横寸法が前記屋根部分3の棟に沿った方向の寸法に対応
しているとともに、その縦寸法が前記屋根部分3の棟か
ら軒先までの寸法に対応していることが好ましい。
【0009】また、前記屋根部分3の屋根面の中間部分
が開口され、この開口された部分にバルコニ7が形成さ
れていることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2には、本発明の
一実施形態に係るユニット式建物1が示されている。こ
のユニット式建物1は、箱状に形成された複数の建物ユ
ニット10,20,30を備えたものである。ユニット式建物1
の一階部分は、敷地に設けられた基礎2の上に載置され
た複数の建物ユニット10が組み合わされたものである。
この一階部分には、玄関4およびカーポート5が設けら
れている。なお、カーポート5は、二台の乗用車5Aが横
に並んで駐車できる幅を有している。二階部分は、各建
物ユニット10の上に載置された複数の建物ユニット20が
組み合わされたものである。この二階部分の外壁面に
は、バルコニユニット6が接合され、このバルコニユニ
ット6により、バルコニが形成されている。
【0011】屋根部分3は、各建物ユニット20の上に載
置されるとともに、当該屋根部分の棟に沿って配置され
た箱状の建物ユニット30と、これらの建物ユニットの両
側に配置された楔状のフレームを備えた三角屋根ユニッ
ト31と、この三角屋根ユニット31の傾斜に沿って配置さ
れる平板状の屋根パネル32とが組み合わされたものであ
り、その小屋裏内には三階の居室が形成されている。こ
の屋根部分3の屋根パネル32の表面には、複数の太陽電
池パネル32C が取り付けられている。屋根部分3の屋根
パネル32としては、一部が省略された屋根パネル32A も
採用されている。この屋根パネル32A の下方において、
三角屋根ユニット31の床が屋外に露出している部分が設
けられている。この床が屋外に露出した部分は、屋根に
設けられるバルコニであるルーフバルコニ7となってい
る。なお、屋根部分3の棟の端部には、三角形状の妻面
部33A と四角形状の水平面部33B とが互いに直交するよ
うに組んだ屋根部材33が設けられている。
【0012】一階の建物ユニット10のうち、図中右側の
列の三個の建物ユニット10は、カーポート5を形成する
カーポートユニット10A, 10Bとなっている。図中左側の
列の三個の建物ユニット10のうち、玄関4を有する建物
ユニット10は、玄関4の開口部分の床梁が省略された玄
関用建物ユニット10C となっている。また、この玄関用
建物ユニット10C の後方の建物ユニット10は、図2には
示されていないが、梁や柱等の軸組材に省略部分のない
通常の箱状建物ユニット10Dとなっている。二階の建物
ユニット20および三階の建物ユニット30は、一階の建物
ユニット10D と同様に、梁や柱等の軸組材に省略部分の
ない通常の箱状建物ユニットとなっている。
【0013】図3には、建物ユニット 10D,20,30のフレ
ーム40が示されている。このフレーム40は、図に示され
るように、四隅の柱41の上下端を天井梁42および床梁43
で連結した直方体状の骨組みである。フレーム40の天井
梁42としては、長さの異なる天井長辺梁42A および天井
短辺梁42B の二種類が設けられ、フレーム40の床梁43と
しては、天井梁42と同様に、長さの異なる床長辺梁43A
および床短辺梁43B の二種類が設けられている。対向す
る天井長辺梁42A の間には、天井を形成する天井面材
(図示省略)を支持するために、複数の天井小梁44が架
け渡されている。対向する床長辺梁43A の間には、床を
形成する床面材(図示省略)を支持するために、複数の
根太45が架け渡されている。
【0014】図4には、カーポートユニット10A のフレ
ーム50が示されている。このフレーム50は、図に示され
るように、四隅の柱51と、この柱51の上下端を連結する
天井梁52および床梁53とを備えるとともに、床梁の一部
を省略して門型に形成された骨組みとなっている。具体
的には、フレーム50には、柱51の上端同士を連結する天
井梁52として、フレーム50の長辺方向に沿った天井長辺
梁52A 、および、短辺方向に沿った天井短辺梁52B と、
柱51の下端同士を連結する床梁53として、フレーム50の
短辺方向に沿った床短辺梁53B が設けられている。そし
て、柱51の下端同士を連結するとともに、フレーム50の
長辺方向に沿った床長辺梁は、省略されている。ここ
で、対向する天井長辺梁52A の間には、天井を形成する
天井面材(図示省略)を支持するために、複数の天井小
梁52C が架け渡されている。長辺方向に並んだ柱51の間
には、間柱54が立設されている。この間柱54は、図中右
方の柱51側に偏った位置に一組配置されており、上端が
天井長辺梁52A に接合されるている。間柱54の下端同士
は、床中間梁55で連結され、間柱54および最寄りの柱51
は、下端同士が短寸床梁56で連結されている。なお、対
向する短寸床梁56の間には、床を形成する床面材(図示
省略)を支持するために、複数の根太56A が架け渡され
ている。
【0015】間柱54および図中左側の柱51の間には、フ
レーム50の高さ方向の中間位置に配置された中間床60が
架け渡されている。中間床60は、その端縁部に沿って設
けられる構造体として、柱51の中間部分と間柱54の中間
部分とを連結する長辺中間梁61と、柱51の中間部分同士
または間柱54の中間部分同士を連結する短辺中間梁62と
を備えたものである。このうち、対向する長辺中間梁61
の間には、中間床60の床面を形成する床面材(図示省
略)を支持するために、複数の根太63が架け渡されてい
る。ここで、フレーム50には、中間床60の四隅の柱であ
る柱51および間柱54の上端部から斜め下方に延びるとと
もに、当該柱51,54の上端部と、中間床60の端縁部に配
置された長辺中間梁61の中間部分とを連結する斜材64が
設けられている。そして、これらの柱51,54の上端部
分、中間床60の構造体である長辺中間梁61の端部、およ
び、斜材64は、三角形に組まれてトラスを形成してい
る。このトラスにより、カーポートユニット10A のフレ
ーム50は、長辺方向に沿った床長辺梁が省略されても、
剛性が充分確保されるようになっている。
【0016】図5には、建物ユニット 10B のフレーム7
0が示されている。このフレーム70は、建物ユニット10A
のフレーム50に、通路71を追加したものである。すな
わち、フレーム70は、フレーム50と同様の構成を備えた
ものであり、四隅の柱51と、天井長辺梁52A と、天井短
辺梁52B と、床短辺梁53B と、柱51間の間柱54と、間柱
54および柱51の間の中間床60と、斜材64とを有してい
る。このフレーム70の長辺に沿った一側面には、間柱54
から中間床60とは反対方向に延びる中間梁72が設けられ
ている。この中間梁72は、当該側面に含まれる間柱54お
よび柱51の中間部分を相互に連結している。中間梁72の
延長方向にあるフレーム70の短辺に沿った側面には、当
該側面の両側の柱51の中間部分を連結する中間梁73が設
けられている。中間梁73と、この中間梁73と対向する中
間床60の短辺中間梁62との間には、これらの中間梁73お
よび短辺中間梁62の中間部分を相互に連結する中間梁74
が設けられている。そして、対向する中間梁72,74の間
には、通路71の床を形成する床面材(図示省略)を支持
するために、複数の根太75が架け渡され、これらの中間
梁72〜74、根太75および床面材により通路71が形成され
ている。
【0017】ユニット式建物1は、図6〜図9に示され
るように、通常の建物と同様に、いわゆる一階としての
第1階層、二階としての第2階層および三階としての第
3階層、ならびに、一階と二階との間に設けられている
中間層を有している。第1階層には、図6の如く、建物
1の正面のほぼ中央に設けられた玄関4の奥に玄関ホー
ル81が設けられている。この玄関ホール81の図中右方
に、前述のカーポート5が設けられる一方、玄関ホール
81の図中左方には、建物1のほぼ正面から背面まで達す
る洋室82が設けられている。玄関ホール81の図中上方に
は、階段室83およびトイレ84が設けられ、この階段室83
および玄関ホール81と隣接してエレベ−タ・ホール85が
設けられている。エレベ−タ・ホール85は、カーポート
5と隣接しており、その図中上方には、パイプスペース
86が設けられ、その下方には、最上階まで到達するエレ
ベ−タ・シャフト87が設けられている。ここで、カーポ
ート5には、建物1の正面および背面の両方に、出入口
5B,5Cが設けられている。カーポート5の床は、出入口
5B側に向かって下る水勾配を有している。このカーポー
ト5の床には、出入口5B側の端縁に沿って形成された排
水溝88Aと、この排水溝の端部に形成された排水升88Bと
が設けられている。これらの排水溝88A および排水升88
B は、パイプスペース86と同じカーポートユニット10B
に設けられているとともに、上面が格子状のグレーチン
グ89で覆われている。
【0018】中間層には、図7の如く、第1階層のカー
ポート5の上方全体に広がる収納室90が設けられてい
る。なお、図7において、第1階層のカーポート5以外
の部分は、吹き抜けとなっている。収納室90は、カーポ
ートユニット10A ,10Bの中間床60を連結して形成した床
を有している。これにより、収納室90の天井は、通常の
居室よりも低くなっている。また、収納室90は、階段室
83と平面視で隣接して設けられている。より具体的に説
明すれば、収納室90の床は、高さレベルが、階段室83の
踊り場83A の床と同一高さレベルとされ、かつ、カーポ
ートユニット10B の通路71を介して、階段室83の踊り場
83A の床に連結されている。ここで、パイプスペース86
は、カーポートユニット10B を上下に貫通するととも
に、カーポート5の側壁および収納室90の側壁に沿って
設けられている。収納室90の側壁には、カーポートユニ
ット10A, 10Bのフレーム50,70に設けられた斜材64を収
納して隠蔽する仕切壁92が設けられている。収納室90の
天井には、第2階層に設けられる掘り炬燵を収納する凹
部を設けたために形成された凸部93が突出している。
【0019】第2階層には、図8の如く、中間層の収納
室90の上方全体に広がるリビング・ダイニング・キッチ
ン94が設けられている。このリビング・ダイニング・キ
ッチン94の床には、前述の掘り炬燵95が設けられてい
る。また、第2階層には、第1階層の階段室83の階段と
接続する階段を有する階段室96が、第1階層の階段室83
と同一平面位置に設けられている。この階段室96の図中
右方には、トイレ97が設けられ、図中左方には、洗面室
98が設けられている。洗面室98の図中左方には、浴室99
が設けられている。階段室96は、図中下方の廊下100に
隣接している。廊下100は、図中下方の主寝室101 およ
びリビング・ダイニング・キッチン94に通じている。第
3階層には、図9の如く、第2階層の階段室96の階段と
接続する階段を有する階段室102 が、第2階層の階段室
96と同一平面位置に設けられている。この階段室102 の
図中下方には、階段ホール103 が設けられている。階段
ホール102 の図中両側には、副寝室104, 105がそれぞれ
設けられている。階段ホール102 の図中下方には、前述
のルーフバルコニ7が設けられている。
【0020】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、直方体状に形成された建物
ユニット10,20,30として、内部に乗用車を駐車させるカ
ーポート5が形成されたカーポートユニット10A, 10Bを
採用するとともに、このカーポートユニット10A, 10Bの
高さ方向の中間部分に中間床60を設け、この中間床60の
下方をカーポート5とするとともに、上方を通常の居室
よりも天井の低い収納室90とたので、カーポート5の天
井高さは、通常の部屋の高さよりも低くできるので、カ
ーポート5と収納室90とが一つの建物ユニット10A,10B
の内部に上下に納まるようになる。このため、天井が低
い収納室90を設けても、ユニット式建物1の内部にスキ
ップフロアが形成されることがなく、当該ユニット式建
物1の使い勝手を何ら損なうことがない。しかも、この
収納室90を階段を納めた階段室83と平面視で隣接して設
け、収納室90の側面から室内に出入りするようにしたの
で、収納室90の出入口を天井や床に設ける場合に比べ
て、収納室90の使い勝手を大幅に向上できる。
【0021】また、四隅に配置されている柱51を含んで
形成されたカーポートユニット10A,10Bのフレーム50, 7
0に間柱54を設け、間柱54と柱51の間に中間床60を架け
渡すとともに、間柱54および柱51の上端部と中間床60の
長辺中間梁61とを連結する斜材64を設け、柱51,54の上
端部分、長辺中間梁61および斜材64が三角形に組まれて
トラスを形成するようにしたので、カーポート5の出入
口部分の床面に段差を生じさせないために、カーポート
ユニット10A, 10Bの長辺に沿った床梁を省略しても、カ
ーポートユニット10A, 10Bのフレーム50,70の剛性を充
分確保することができる。
【0022】さらに、カーポートユニット10B を上下に
貫通するとともに、カーポート5の側壁および収納室90
の側壁に沿って設けられているパイプスペース86を、カ
ーポートユニット10B の内部に設け、カーポートユニッ
ト10B を建物1に設けることで、一階の床下から二階の
床下まで達するパイプスペース86が形成されるようにし
たので、建物1の二階部分に配管された水道管、排水
管、汚水管およびガス管等の管を、地中の本管に容易か
つ確実に接続できる。そのうえ、居室側の壁をふかして
パイプスペースを設ける場合と異なり、カーポートユニ
ット10B のパイプスペース86は、居室スペースを狭くす
ることがなく、かつ、壁に見苦しい凹凸が生じることが
ない。
【0023】また、カーポート5の床に、出入口5C側に
向かって下る水勾配を形成するとともに、この床の出入
口5C側の端縁に沿って形成された排水溝88A と、この排
水溝88A の端部に形成された排水升88B と、これらの排
水溝88A および排水升88B の上面を覆う格子状のグレー
チング89とを設けたので、カーポート5の床面に流れつ
いた雨水等が、滞ることがなく排水され、通常の雨でカ
ーポート5が浸水することがなくなる。そのうえ、パイ
プスペース86は、カーポートユニット10B に設けてある
ので、排水升88B とパイプスペース86との位置が互いに
接近し、排水管の配管作業を容易に行うことができる。
【0024】さらに、階段室83に途中に踊り場83A を有
する折れ曲がり階段を設け、収納室90の床面と、踊り場
83A の床面とを同一高さレベルとしたので、収納室90の
出入口の前後に、ある程度広く、かつ、同一高さレベル
の床が確保されるようになり、収納室90に対する物の出
し入れを容易とできる。
【0025】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、カーポ
ートとしては、乗用車が二台横並びで駐車できる面積を
有するものに限らず、一台の乗用車に応じた広さのカー
ポートでもよい。また、屋根の形状は、二つの傾斜屋根
面を有する切妻状の屋根に限らず、寄棟式の屋根や、陸
屋根でもよい。ここで、切妻状の屋根や寄棟式の屋根を
採用すれば、小屋裏内を有効利用することができる。さ
らに、ユニット式建物としては、三階建てのものに限ら
ず、二階建てや四階建てものでもよく、建物の階層数
は、実施にあたり適宜設定すればよい。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、全体の
使い勝手を損なわずに、天井の低い収納室の使い勝手を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るユニット式建物の
全体を示す斜視図である。
【図2】同実施形態に係るユニット式建物のユニット構
成を示す模式図である。
【図3】同実施形態に係る建物ユニットのフレームを示
す斜視図である。
【図4】同実施形態に係るカーポートユニットのフレー
ムを示す斜視図である。
【図5】同実施形態に係る別のカーポートユニットのフ
レームを示す斜視図である。
【図6】同実施形態に係るユニット式建物の第1階層の
平面図である。
【図7】同実施形態に係るユニット式建物の中間層の平
面図である。
【図8】同実施形態に係るユニット式建物の第2階層の
平面図である。
【図9】同実施形態に係るユニット式建物の第3階層の
平面図である。
【符号の説明】
1 太陽電池屋根付建物であるユニット式建物 5 カーポート 5C カーポートの出入口 10,20,30 建物ユニット 10A,10B カーポートユニット 40,50,70 フレーム 60 中間床 64 斜材 83 階段が設けられた階段室 83A 踊り場 87 パイプスペース 88A 排水溝 88B 排水升 89 グレーチング 90 収納室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の屋根パネルが傾斜配置されている屋
    根部分を有するとともに、前記屋根パネルの表面に太陽
    電池パネルが取り付けられていることを特徴とする太陽
    電池屋根付建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の太陽電池屋根付建物にお
    いて、箱状に形成された複数の建物ユニットを備えたこ
    とを特徴とする太陽電池屋根付建物。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の太陽電池
    屋根付建物において、小屋裏内に居室が形成されている
    ことを特徴とする太陽電池屋根付建物。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の太陽電池屋根付建物において、前記太陽電池パネル
    は、その横寸法が前記屋根部分の棟に沿った方向の寸法
    に対応しているとともに、その縦寸法が前記屋根部分の
    棟から軒先までの寸法に対応していることを特徴とする
    太陽電池屋根付建物。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の太陽電池屋根付建物において、前記屋根部分の屋根面
    の中間部分が開口され、この開口された部分にバルコニ
    が形成されていることを特徴とする太陽電池屋根付建
    物。
JP11201602A 1999-07-15 1999-07-15 太陽電池屋根付建物 Withdrawn JP2000073594A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008138414A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Sekisui Chem Co Ltd 延長床付き階段
LT5827B (lt) 2010-05-26 2012-04-25 Mėčislovas ZĖRINGIS Šildymo-vėdinimo sistema

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