JP3147954B2 - 複数階建物ユニット構造 - Google Patents

複数階建物ユニット構造

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JP3147954B2 JP30612491A JP30612491A JP3147954B2 JP 3147954 B2 JP3147954 B2 JP 3147954B2 JP 30612491 A JP30612491 A JP 30612491A JP 30612491 A JP30612491 A JP 30612491A JP 3147954 B2 JP3147954 B2 JP 3147954B2
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数階建物ユニット構
造、特に建物ユニットを積み重ねて複数階建築物を構築
し、かつ、二階以上の階に玄関部を設けるようにした構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二階建以上の複数階建築物においては、
その建築物内に二世帯以上が居住するような場合に二階
以上のいずれかの階に玄関部が構築される場合がある。
このことは、建物ユニットを積み重ねることによって複
数階建築物を構築するユニット工法においても同様であ
る。
【0003】図3(A)及び(B)はユニット工法にお
ける二階部分に玄関部を構築した場合の構成例が示され
ている。
【0004】図3に示すように、複数階建物ユニット1
0の二階部分に玄関部12が設けられている。従来で
は、この玄関部12の玄関扉14は建物ユニットの外壁
部分に開口部を設けることによって設置されている。従
って、玄関内側のたたき18の部分は建物ユニットの外
壁16に囲まれた領域内部に構成されており、一方、玄
関部12まで上ってくるための階段20は外壁16の外
側に設置されている。すなわち、外階段として構成され
ている。
【0005】なお、特開昭52−104317号公報で
は、ユニット工法においてユニット内部に玄関室を設け
るようにした階段室ユニットの例が示されている。この
例では、一階部分に設置される建物ユニットの内側に玄
関室を構成するようにした例が示されており、その玄関
室から階上へ上るための階段部もそのユニット内に構築
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のユニット工法における二階以上の階に階段部を構築
する構成では、図4の概略構成図に示したように玄関扉
14は階上の建物ユニット10aの床部分の外周部を構
築している床梁22の一部を切り欠くことによって設置
している。すなわち、この床梁22を切り欠かずに玄関
部を構築する場合、その玄関口の出入部分にて床梁22
を乗り越える必要があり歩行の邪魔になることから切り
欠かれるものである。
【0007】従って、この玄関扉14の部分が切り欠か
れるため、その全体としてのラーメン構造の維持が困難
となる。そこで、従来では図示のように階下の建物ユニ
ット10b側に補強用柱24を設け、さらに階上の建物
ユニット10a側にも補強用柱26を設けることによっ
てその強度を補強しなければならなかった。そして、こ
の補強作業はコスト高を招き、さらにユニット工法にお
けるプランバリエーションを制約することとなってい
た。
【0008】また、上記のように階上の建物ユニット1
0aの床梁22を切り欠かずに玄関部を構築した場合、
すなわち玄関扉14を床梁22よりも上側に設置した場
合、その玄関扉14の内側である玄関のたたき18の部
分において充分な深さを確保できないという問題が生じ
る。
【0009】図5(A)及び(B)は上記図3(A)
A−A断面図及びB−B断面図をそれぞれ示している。
【0010】図5に示すように、玄関扉14は床梁22
の上側に取り付けられており、その内側のたたき18の
部分は室内の床30の床面に対し比較的浅い位置に設置
されている。すなわち、たたき18の部分の底部上面は
玄関扉14の下部位置に対し下方へ大きく下げることが
できないので、このように浅い構造となっている。すな
わち、玄関扉14を開放して使用者が玄関内に入る場合
そのドア部分の床面の高さよりもたたき18の部分がか
なり低い場合には歩行しずらいという問題が生ずるから
である。しかしながら、このようにたたき18の部分の
深さが浅いことは玄関のデザイン上見栄えが悪いという
問題があった。
【0011】なお、たたき18はその上面側を防水パン
18aにて構成し、その防水パン18aの下側に下地板
18bを設置することによって構成されている。そし
て、このたたき18は外側の床梁22間に掛け渡された
床小梁32及びこれに直交するように掛け渡された玄関
下小梁34の上部位置に設置されている。
【0012】また、上記特開昭52−104317号公
報に示された階段室ユニットでは、特に二階以上の階に
玄関部を構築するような構成はとられておらず、一階部
のユニットに玄関室を構築し、そのユニットの内部に階
段部と隣室への出入口を形成したものである。従って、
玄関ホールを中心とする各隣室への連絡性を向上させて
はいるが、二階以上への階への玄関部の設置における上
記のような問題点は何ら解消されることなく同様に生ず
るものであった。
【0013】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的は二階以上のいずれかの階の建物ユニッ
トに玄関部を構築する場合に別途補強部材を設ける必要
がなくかつ玄関のたたきの深さを十分にとることの
できる複数階建物ユニット構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
建物ユニットを積み重ねてなる複数階建築物の二階以上
のいずれかの階に玄関部を設けるようにした複数階建物
ユニット構造において、階上の建物ユニット床部の外周
部を構成する床梁にて囲まれた領域内に設けられた玄関
扉、たたき及び玄関扉の外側の床スペースである玄関前
部からなる玄関部と、前記階上の建物ユニット床部の前
記玄関前部に隣接する部分を所定範囲除去し、かつ、階
下の建物ユニットの上記除去範囲に対応する天井構造部
を除去して形成した吹抜け部と、該吹抜け部の部分に設
置され階下の建物ユニット床部から階上の建物ユニット
床部の前記玄関前部までの間に掛渡して形成された階段
部、とを備えるものである
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
複数階建物ユニット構造において、前記階上の建物ユニ
ットの設置状態における前記玄関部たたきの下端面の垂
直方向位置を該階上建物ユニットの床部最下端部面とほ
ぼ等しい位置に設定したものである
【0016】また、玄関部の構築される階上の建物ユニ
ットは、二階以上のいずれかの階であるが、一般の住居
などを想定した場合には二階部分の建物ユニットとされ
るのが通常である。
【0017】また、玄関部を構成する扉やたたき、更に
階段部のそれぞれの構成については特に限定されるもの
ではなく従来の構成を用いることが可能である。
【0018】
【作用】請求項1に係る複数階建物ユニット構造によれ
ば、玄関扉、たたき及び玄関前部にて構成された玄関部
が階上の建物ユニットの床部の外周部を構成している床
梁に囲まれた領域内に設置されているので、玄関扉を開
けて玄関から室内に入る動作は、その階上の建物ユニッ
ト内で行われる。従って、階段部も建物ユニットの内
部、すなわち階下の建物ユニットの床部から階上の建物
ユニットの床部の玄関前部まで伸長するように形成され
ている。
【0019】従って、従来のようにユニット外部の階段
を上り、ユニット外側から玄関扉を開けて床梁の部分を
通過し、玄関内に入るというコースを通ることがない。
これにより、玄関に入る動作中において床梁を通過する
ことがないので、床梁の切欠を行う必要がなく、従って
その切欠きに対応するための柱などの補強部材の付加も
行う必要がない。
【0020】また、玄関扉の下端側の位置も床梁の上部
位置ではなく階上の建物ユニットの範囲内であればそれ
よりも低い位置に設置できるので、玄関のたたきの部分
の底面位置も床梁上部よりも低くすることができる。こ
のため、たたきと内部の床の上面との高さの差を大きく
とることができる。従って、たたきの部分の深さも充分
なものとすることができ玄関部のデザイン向上を図るこ
とができる。
【0021】請求項2に係る複数階建物ユニット構造に
おいては、上記玄関部のたたき下端面をその設置されて
いる建物ユニットの床部最下端面とほぼ等しい位置に設
定したが、これはたたきの部分を可能なかぎり最も深く
構成するようにしたものであり、二階以上の階に設置さ
れる建物ユニット内に玄関部を構築する場合でもその見
栄えを極めて良好なものとすることが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0023】図1(A)、(B)は実施例に係る複数階
建物ユニット構造の特徴部分を示す説明図であり、床梁
22にて四方を囲まれたほぼ長方形のユニット内領域に
玄関部12及び階段部36が配置されている。すなわ
ち、図3に示した従来例と異なり玄関部12のたたき1
8だけでなく玄関扉14及び玄関前部38の部分も全て
建物ユニットの床梁22内に設置されている。そして同
じく階段36もユニット内部で玄関前部38から階下の
床部まで伸長するように設置されている。
【0024】従って、この階段部36と玄関前部38の
結合される部分の領域は同図(B)に示したように
使用者の階段の上り降りに支障のないように階上の建物
ユニット10aの床部を除去して吹抜け部42が形成さ
れている。これによって階段36の上り降りが可能とな
っている。
【0025】図2は実施例の玄関部12の部分の具体的
構成を示す図であり、同図(A)は図1(A)のA−A
断面図、同図(B)は同じくB−B断面図をそれぞれ示
している。
【0026】同図(B)に示したように玄関扉14は床
梁22の上端面よりも低い位置にその下端側が位置する
ように設置されている。従って、たたき18の部分も低
い位置に設置することができ、図示のようにたたき18
の底面となる下地板の底面は床梁22の底部面とほぼ等
しい上下方向位置に設定されている。すなわち、階上の
建物ユニット10aの底部の一部を構成するように設定
されている。従って、室内側の床部30の上面とたたき
18の上面の高低差、すなわちたたき18の深さWは
従来例に比べ非常に大きくなっている。これによって、
通常の玄関と同じく充分な深さのたたき18を構成する
ことができるので、建物ユニット内に設けられる玄関の
デザイン性が向上する。
【0027】また、図示のように玄関扉14の部分で床
梁22の切欠きを行う必要がないので、建物ユニット全
体のラーメン構造に支障をきたすおそれがなく補強部材
を別途設ける必要も生じない。
【0028】なお、床梁22、たたき18及び床小梁3
2の下部側には階下の建物ユニット10bの上端面が当
接されるものである。
【0029】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、玄関部12の建物ユニット内における
位置は、上記実施例のように一方の隅部に限定されるも
のではなく、階段部36との配置関係によって建物ユニ
ットのほぼ中央部など種々の場所に設定することが可能
である。また、玄関扉14は回動式のドア形式のものに
限られず、引戸式のものとすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
係る発明によれば、ユニット工法における複数階建築物
の二階以上の階に玄関部を構築する場合に別途柱など
の補強部材を付加する必要がなく充分な強度を保持で
き、さらに玄関部、特にたたきの深さを充分確保するこ
とによるデザイン性の向上を達成することができるので
ユニット工法におけるプランバリエーションを拡大する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す概略説明図であり、同
図(A)は水平方向の配置説明図、同図(B)は概略縦
断面図である。
【図2】図1(A)のA−AおよびB−Bにおける部分
縦断面図である。
【図3】(A)及び(B)は階上の建物ユニットに玄関
部を構築した従来の構造の水平方向の配置説明図及び概
略縦断面図をそれぞれ示している。
【図4】従来の複数階建物ユニット構造における補強部
材の設置説明図である。
【図5】図3(A)のA−AおよびB−Bにおける部分
縦断面図である。
【符号の説明】
10 複数階建物ユニット構造 10a 階上の建物ユニット 10b 階下の建物ユニット 12 玄関部 14 玄関扉 18 たたき 22 床梁 36 階段部 38 玄関前部 42 吹抜け部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物ユニットを積み重ねてなる複数階建築
    物の二階以上のいずれかの階に玄関部を設けるようにし
    た複数階建物ユニット構造において、 階上の建物ユニット床部の外周部を構成する床梁にて囲
    まれた領域内に設けられた玄関扉、たたき及び玄関扉外
    側の床スペースである玄関前部からなる玄関部と、 前記階上の建物ユニット床部の前記玄関前部に隣接する
    部分を所定範囲除去し、かつ、階下の建物ユニットの上
    記除去範囲に対応する天井構造部を除去して形成した吹
    抜け部と、 該吹抜け部の部分に設置され階下の建物ユニット床部か
    ら階上の建物ユニット床部の前記玄関前部までの間に掛
    渡して形成された階段部、 とを備えることを特徴とする複数階建物ユニット構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の複数階建物ユニット構造
    において、 前記階上の建物ユニットの設置状態における前記玄関部
    たたきの下端面の垂直方向位置を該階上建物ユニットの
    床部最下端部面とほぼ等しい位置に設定したことを特徴
    とする複数階建物ユニット構造。
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