JP4744684B2 - 玄関用建物ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関用建物ユニットに係り、ユニット工法で建築されるユニット式住宅等の玄関用建物ユニットに関する。
【0002】
【背景の技術】
従来より、予め工場で製造した複数の建物ユニットを、建築現場で水平方向に並設し、或いは上下方向に積み上げて建築するユニット式住宅が知られており、建築現場において短期間の間に建築を完了できるメリットがある。
【0003】
建物ユニットの基本構成は、四隅に配置した柱の上下端をそれぞれ四角枠状の天井梁及び床梁で連結した箱形躯体をなしているが、建物の各居住空間に合わせて構成が異なる複数種類の建物ユニットを備えている。
【0004】
ユニット式建物の玄関は、玄関形式専用の一つの建物ユニット(以下、玄関用建物ユニット)を用いている。この玄関用建物ユニットは、通常、箱型躯体の玄関ドアを配置する部分の外側に玄関ポーチを設け、箱形躯体の内部に、玄関ドアに通じる玄関土間と、この玄関土間に通じる玄関床とを設けた構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユニット式建物の玄関を、くつろぎやすい空間にしたいという施工主の要望が増えてきている。くつろぎやすい玄関空間とするには、玄関土間や玄関床の両方を広くすることが考えられるが、前述した一つの玄関用建物ユニットでは、玄関土間や玄関床の広さには限界がある。
【0006】
そこで、最近、2ユニットの建物ユニットで玄関を形成するユニット式建物が建築されているが、このユニット式建物では、現場における玄関部分、例えば玄関土間と玄関床を仕切る上がり框などの施工が複雑であり、施工期間の短縮、施工コストの面で問題がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、現場での施工の簡略化を図りながら、くつろぎやすい玄関とすることが可能な玄関用建物ユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る玄関用建物ユニットは、箱形躯体の外側に玄関ポーチを配置し、内部の床の略全域に玄関土間を設けた第1の建物ユニットと、この第1の建物ユニットに並設し、この第1の建物ユニットに面する位置に玄関床を設けた第2の建物ユニットとを備え、前記第1の建物ユニットに、前記第2の建物ユニットに接する下梁の内側に沿って、前記玄関床と連続する上がり框部を前記第1の建物ユニットの内側に前記下梁の厚さより大きく張り出すようにして予め一体に固定し、
前記上がり框部を、前記第2の建物ユニットの玄関床と同一の高さでユニットの内側に張り出した床面部と、この床面部の前面に固定した框とを備えた構造とし、
前記床面部を、中空形状の金属部材で形成したユニットである。
【0009】
このように構成した玄関用建物ユニットは、第1の建物ユニットの床の略全域が玄関土間となって広い空間となるので、その玄関土間でゆっくり話し込んだり、遊ぶことができる。また、第1の建物ユニットの下梁の内側に、第2の建物ユニットの玄関床と連続する上がり框部を予め一体に固定しているので、現場における玄関の施工作業を少なくすることができる。
【0010】
また、上がり框部に床面部を設けたことで第2の建物ユニットにおいて玄関床が占める面積を小さくすることができ、第2の建物ユニットを他の空間に有効に利用することができる。
【0011】
また、前記床面部を、中空形状の金属部材で形成したので、軽量化を図りながら強固な床部を設けることができる。また、前記框を、前記床面部の全面に固定した受け部に支持され、前記玄関土間からの上り口となる踏み部と、前記床面部の前面を覆うカバー部とを備えている構造としてもよい。
【0012】
このようにすると、玄関土間からの上がり口の構造が簡素となり、製造コストの低減が図られる。
さらに、内部の床に土間を設けた第3の建物ユニットを、該土間が前記第1の建物ユニットの玄関土間に通じるように、前記第1の建物ユニットに並設してもよい。
【0013】
玄関土間と土間とでさらに広い空間となり、くつろぎやすい空間となる。
さらにまた、前記第1の建物ユニットの玄関土間と、前記第3の建物ユニットの土間とを、同一レベルに設定してもよい。
このようにすると、玄関土間と土間との行き来がより自由になって、あたかも広い一つの空間のように感じる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ユニット式住宅の平面構造を示すものであり、符号2は玄関、符号4は土間、符号6はトイレ、符号8はキッチン、符号10はリビングルーム、符号12は和室である。
【0015】
玄関2は、玄関ポーチ2aに面する玄関ドア2bと、玄関土間2cと、リビングルーム10に通じる玄関床2dとを備えている。
そして、土間4は、玄関ドア2bに面する開口部14を介して同一レベルの高さで玄関土間2cに通じている。
【0016】
ここで、このユニット式住宅は、複数の箱形形状の建物ユニットを、少なくとも水平方向に並設することで構築されている。
例えば、玄関2は、第1の建物ユニットA及び第2の建物ユニットBとで構成されており、土間4は、第3の建物ユニットCで構成されている。
【0017】
各建物ユニットは、規定寸法(例えば910mm)を1モジュールとし、そのモジュールに基づく寸法で規定されたユニットモジュール芯(複数の建物ユニットを組み合わせてユニット式建物を建てたときに、各建物ユニットの大きさをユニット式建物の寸法との関係で表すための基準)G1〜G7で囲まれた位置に配置されており、四隅に配置した柱の上下端を、それぞれ四角枠状の天井梁及び床梁で連結した箱形躯体をなしている。
【0018】
図2は、第1の建物ユニットAの下部構造を平面視で示したものである。
この第1の建物ユニットAは、玄関ポーチ2aの一部を設け、内部の床に玄関土間2cを設けたユニットである。そして、この第1の建物ユニットAの下梁16a〜16dのうち、第2の建物ユニットBの玄関床2dに面する下梁16aの内側には、その梁の長手方向に沿って、玄関床2dと連続する上がり框部18が一体に固定されている。
【0019】
上がり框部18は、図3に示すように、チャンネル材からなる下梁16aの内側に、チャンネル材からなる補強部材20を固定して横断面矩形断面を形成し、この補強部材20に、横断面矩形中空形状の金属部材からなる床面部22をボルト24及びナット26で締結している。そして、床面部22の前面に、横断面逆L字形状の金属材からなる受け部28を固定した後、この受け部28に、玄関土間2cからの上がり口となる踏み部30と、床面部22の前面を覆うカバー部32を一体に設けている。そして、第2の建物ユニットBの玄関床2d側から敷設したフローリング34を、床面部22の上面及び踏み部30の上面まで延在させている。
【0020】
図4は、前述した下梁16aに直交配置されている下梁16bの○印の記号IVで示す部分の構造を示すものであり、この下梁16bは、チャンネル材36、38の端部に固定したフランジ40、42を、ボルト44及びナット46で連結することで構成されている。
また、第2の建物ユニットB、第3の建物ユニットCの両者も、第1の建物ユニットAと基本構成を同一としている。
【0021】
上記構成によると、第1の建物ユニットAの床の全域が玄関土間2cとなって玄関ドア2bから内部が広い空間となるので、玄関土間2cでゆっくり話し込んだり、遊ぶことができ、快適な2玄関の空間を得ることができる。
また、第1の建物ユニットAの下梁16aの内側に、第2の建物ユニットBの玄関床2dと連続する上がり框部18を予め一体に固定しているので、建築現場における玄関2の施工作業を少なくすることができる。
【0022】
また、上がり框部18に床面部22を設けたことで、第2の建物ユニットBにおいて玄関床2dが占める面積を小さくすることができ、それにより、第2の建物ユニットBに、図1に示すような、大きな収納室50、52を設けることができる。
また、前記床面部22を、横断面矩形中空形状の金属部材で形成したことで、軽量化を図りながら強固な床部とすることができる。
【0023】
また、床面部22の前面に、横断面逆L字形状の金属材からなる受け部28を固定した後、この受け部28に、踏み部30と、床面部22の前面を覆うカバー部32を一体に設けたことから、玄関土間2cからの上がり口を簡素な構造として、ユニット式建物のコスト低減化を図ることができる。
そして、第1の建物ユニット2の玄関土間2cと、第3の建物ユニットCの土間4を、開口部14を介して同一レベルの高さで通じてようにしているので、玄関土間2cと土間4との行き来がより自由になって、あたかも広い一つの空間のように感じることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る玄関用建物ユニットによると、第1の建物ユニットの床の略全域が玄関土間となって広い空間となるので、その玄関土間でゆっくり話し込んだり、遊ぶことができる。また、第1の建物ユニットの下梁の内側に、第2の建物ユニットの玄関床と連続する上がり框部を予め一体に固定しているので、現場における玄関の施工作業を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニット式建物を示す平面図である。
【図2】本発明に係る第1の建物ユニットを示す平面図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】図2の○印の記号IVで示す部分の拡大図である。
【符号の説明】
2 玄関
2a 玄関ポーチ
2c 玄関土間
2d 玄関床
4 土間
16a〜16d 下梁
18 上がり框部
22 床面部
28 受け部
30 踏み部(框)
32 カバー部(框)
A 第1の建物ユニット
B 第2の建物ユニット
C 第3の建物ユニット

Claims (4)

  1. 箱形躯体の外側に玄関ポーチを配置し、内部の床全域に玄関土間を設けた第1の建物ユニットと、この第1の建物ユニットに並設し、この第1の建物ユニットに面する位置に玄関床を設けた第2の建物ユニットとを備え、
    前記第1の建物ユニットには、前記第2の建物ユニットに接する下梁の内側に沿って、前記玄関床と連続する上がり框部が前記第1の建物ユニットの内側に前記下梁の厚さより大きく張り出すようにして予め一体に固定され、
    前記上がり框部が、前記第2の建物ユニットの玄関床と同一の高さでユニットの内側に張り出した床面部と、この床面部の前面に固定した框とを備え、
    前記床面部を、中空形状の金属部材で形成したことを特徴とする玄関用建物ユニット。
  2. 前記框を、前記床面部の全面に固定した受け部に支持されており、前記玄関土間からの上り口となる踏み部と、前記床面部の前面を覆うカバー部とを備えていることを特徴とする請求項記載の玄関用建物ユニット。
  3. 内部の床に土間を設けた第3の建物ユニットを、該土間が前記第1の建物ユニットの玄関土間に通じるように、前記第1の建物ユニットに並設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の玄関用建物ユニット。
  4. 前記第1の建物ユニットの玄関土間と、前記第3の建物ユニットの土間とを、同一レベルに設定したことを特徴とする請求項記載の玄関用建物ユニット。
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