JP2002115327A - 玄関用建物ユニット - Google Patents
玄関用建物ユニットInfo
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Abstract
やすい玄関とすることが可能な玄関用建物ユニットを提
供する。 【解決手段】箱形躯体の外側に玄関ポーチ2aを配置
し、内部の床全域に玄関土間2cを設けた第1の建物ユ
ニットAと、この第1の建物ユニットに並設し、この第
1の建物ユニットに面する位置に玄関床2dを設けた第
2の建物ユニットBとを備えている。そして、第1の建
物ユニットには、第2の建物ユニットに接する下梁の内
側に沿って、玄関床と連続する上がり框部18が予め一
体に固定されている。
Description
トに係り、ユニット工法で建築されるユニット式住宅等
の玄関用建物ユニットに関する。
物ユニットを、建築現場で水平方向に並設し、或いは上
下方向に積み上げて建築するユニット式住宅が知られて
おり、建築現場において短期間の間に建築を完了できる
メリットがある。
た柱の上下端をそれぞれ四角枠状の天井梁及び床梁で連
結した箱形躯体をなしているが、建物の各居住空間に合
わせて構成が異なる複数種類の建物ユニットを備えてい
る。
一つの建物ユニット(以下、玄関用建物ユニット)を用
いている。この玄関用建物ユニットは、通常、箱型躯体
の玄関ドアを配置する部分の外側に玄関ポーチを設け、
箱形躯体の内部に、玄関ドアに通じる玄関土間と、この
玄関土間に通じる玄関床とを設けた構成としている。
建物の玄関を、くつろぎやすい空間にしたいという施工
主の要望が増えてきている。くつろぎやすい玄関空間と
するには、玄関土間や玄関床の両方を広くすることが考
えられるが、前述した一つの玄関用建物ユニットでは、
玄関土間や玄関床の広さには限界がある。
で玄関を形成するユニット式建物が建築されているが、
このユニット式建物では、現場における玄関部分、例え
ば玄関土間と玄関床を仕切る上がり框などの施工が複雑
であり、施工期間の短縮、施工コストの面で問題があ
る。
であり、現場での施工の簡略化を図りながら、くつろぎ
やすい玄関とすることが可能な玄関用建物ユニットを提
供することを目的とする。
ユニットは、箱形躯体の外側に玄関ポーチを配置し、内
部の床の略全域に玄関土間を設けた第1の建物ユニット
と、この第1の建物ユニットに並設し、この第1の建物
ユニットに面する位置に玄関床を設けた第2の建物ユニ
ットとを備え、前記第1の建物ユニットに、前記第2の
建物ユニットに接する下梁の内側に沿って、前記玄関床
と連続する上がり框部を予め一体に固定したユニットで
ある。
は、第1の建物ユニットの床の略全域が玄関土間となっ
て広い空間となるので、その玄関土間でゆっくり話し込
んだり、遊ぶことができる。また、第1の建物ユニット
の下梁の内側に、第2の建物ユニットの玄関床と連続す
る上がり框部を予め一体に固定しているので、現場にお
ける玄関の施工作業を少なくすることができる。
物ユニットの玄関床と同一の高さでユニットの内側に張
り出した床面部と、この床面部の前面に固定した框とを
備えた構造としてもよい。このようにすると、上がり框
部に床面部を設けたことで第2の建物ユニットにおいて
玄関床が占める面積を小さくすることができ、第2の建
物ユニットを他の空間に有効に利用することができる。
で形成してもよい。このようにすると、軽量化を図りな
がら強固な床部を設けることができる。また、前記框
を、前記床面部の全面に固定した受け部に支持され、前
記玄関土間からの上り口となる踏み部と、前記床面部の
前面を覆うカバー部とを備えている構造としてもよい。
口の構造が簡素となり、製造コストの低減が図られる。
さらに、内部の床に土間を設けた第3の建物ユニット
を、該土間が前記第1の建物ユニットの玄関土間に通じ
るように、前記第1の建物ユニットに並設してもよい。
り、くつろぎやすい空間となる。さらにまた、前記第1
の建物ユニットの玄関土間と、前記第3の建物ユニット
の土間とを、同一レベルに設定してもよい。このように
すると、玄関土間と土間との行き来がより自由になっ
て、あたかも広い一つの空間のように感じる。
基づいて説明する。図1は、ユニット式住宅の平面構造
を示すものであり、符号2は玄関、符号4は土間、符号
6はトイレ、符号8はキッチン、符号10はリビングル
ーム、符号12は和室である。
ア2bと、玄関土間2cと、リビングルーム10に通じ
る玄関床2dとを備えている。そして、土間4は、玄関
ドア2bに面する開口部14を介して同一レベルの高さ
で玄関土間2cに通じている。
形形状の建物ユニットを、少なくとも水平方向に並設す
ることで構築されている。例えば、玄関2は、第1の建
物ユニットA及び第2の建物ユニットBとで構成されて
おり、土間4は、第3の建物ユニットCで構成されてい
る。
0mm)を1モジュールとし、そのモジュールに基づく
寸法で規定されたユニットモジュール芯(複数の建物ユ
ニットを組み合わせてユニット式建物を建てたときに、
各建物ユニットの大きさをユニット式建物の寸法との関
係で表すための基準)G1〜G7で囲まれた位置に配置
されており、四隅に配置した柱の上下端を、それぞれ四
角枠状の天井梁及び床梁で連結した箱形躯体をなしてい
る。
を平面視で示したものである。この第1の建物ユニット
Aは、玄関ポーチ2aの一部を設け、内部の床に玄関土
間2cを設けたユニットである。そして、この第1の建
物ユニットAの下梁16a〜16dのうち、第2の建物
ユニットBの玄関床2dに面する下梁16aの内側に
は、その梁の長手方向に沿って、玄関床2dと連続する
上がり框部18が一体に固定されている。
ャンネル材からなる下梁16aの内側に、チャンネル材
からなる補強部材20を固定して横断面矩形断面を形成
し、この補強部材20に、横断面矩形中空形状の金属部
材からなる床面部22をボルト24及びナット26で締
結している。そして、床面部22の前面に、横断面逆L
字形状の金属材からなる受け部28を固定した後、この
受け部28に、玄関土間2cからの上がり口となる踏み
部30と、床面部22の前面を覆うカバー部32を一体
に設けている。そして、第2の建物ユニットBの玄関床
2d側から敷設したフローリング34を、床面部22の
上面及び踏み部30の上面まで延在させている。
れている下梁16bの○印の記号IVで示す部分の構造を
示すものであり、この下梁16bは、チャンネル材3
6、38の端部に固定したフランジ40、42を、ボル
ト44及びナット46で連結することで構成されてい
る。また、第2の建物ユニットB、第3の建物ユニット
Cの両者も、第1の建物ユニットAと基本構成を同一と
している。
の床の全域が玄関土間2cとなって玄関ドア2bから内
部が広い空間となるので、玄関土間2cでゆっくり話し
込んだり、遊ぶことができ、快適な2玄関の空間を得る
ことができる。また、第1の建物ユニットAの下梁16
aの内側に、第2の建物ユニットBの玄関床2dと連続
する上がり框部18を予め一体に固定しているので、建
築現場における玄関2の施工作業を少なくすることがで
きる。
たことで、第2の建物ユニットBにおいて玄関床2dが
占める面積を小さくすることができ、それにより、第2
の建物ユニットBに、図1に示すような、大きな収納室
50、52を設けることができる。また、前記床面部2
2を、横断面矩形中空形状の金属部材で形成したこと
で、軽量化を図りながら強固な床部とすることができ
る。
形状の金属材からなる受け部28を固定した後、この受
け部28に、踏み部30と、床面部22の前面を覆うカ
バー部32を一体に設けたことから、玄関土間2cから
の上がり口を簡素な構造として、ユニット式建物のコス
ト低減化を図ることができる。そして、第1の建物ユニ
ット2の玄関土間2cと、第3の建物ユニットCの土間
4を、開口部14を介して同一レベルの高さで通じてよ
うにしているので、玄関土間2cと土間4との行き来が
より自由になって、あたかも広い一つの空間のように感
じることができる。
用建物ユニットによると、第1の建物ユニットの床の略
全域が玄関土間となって広い空間となるので、その玄関
土間でゆっくり話し込んだり、遊ぶことができる。ま
た、第1の建物ユニットの下梁の内側に、第2の建物ユ
ニットの玄関床と連続する上がり框部を予め一体に固定
しているので、現場における玄関の施工作業を少なくす
ることができる。
る。
である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 箱形躯体の外側に玄関ポーチを配置し、
内部の床全域に玄関土間を設けた第1の建物ユニット
と、この第1の建物ユニットに並設し、この第1の建物
ユニットに面する位置に玄関床を設けた第2の建物ユニ
ットとを備え、前記第1の建物ユニットには、前記第2
の建物ユニットに接する下梁の内側に沿って、前記玄関
床と連続する上がり框部が予め一体に固定されているこ
とを特徴とする玄関用建物ユニット。 - 【請求項2】 前記上がり框部を、前記第2の建物ユニ
ットの玄関床と同一の高さでユニットの内側に張り出し
た床面部と、この床面部の前面に固定した框とを備えて
いることを特徴とする請求項1記載の玄関用建物ユニッ
ト。 - 【請求項3】 前記床面部を、中空形状の金属部材で形
成したことを特徴とする請求項2記載の玄関用建物ユニ
ット。 - 【請求項4】 前記框を、前記床面部の全面に固定した
受け部に支持されており、前記玄関土間からの上り口と
なる踏み部と、前記床面部の前面を覆うカバー部とを備
えていることを特徴とする請求項2又は3記載の玄関用
建物ユニット。 - 【請求項5】 内部の床に土間を設けた第3の建物ユニ
ットを、該土間が前記第1の建物ユニットの玄関土間に
通じるように、前記第1の建物ユニットに並設したこと
を特徴とする請求項1から4の何れかに記載の玄関用建
物ユニット。 - 【請求項6】 前記第1の建物ユニットの玄関土間と、
前記第3の建物ユニットの土間とを、同一レベルに設定
したことを特徴とする請求項5記載の玄関用建物ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000306148A JP4744684B2 (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 玄関用建物ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-10-05 JP JP2000306148A patent/JP4744684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11885145B2 (en) | 2021-05-20 | 2024-01-30 | Sano Development Limited | Hybrid building system, building and method |
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