JP5066354B2 - 建物ユニットおよびユニット式建物 - Google Patents
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Description
すなわち、図面も参照して説明すると、本発明の建物ユニットは、四隅の柱21、上梁22および下梁23から略直方体状に形成された骨組みを有し、その上側に屋根4が設けられる上階建物ユニット20A,20Cとして用いられる建物ユニットであって、内部が中間床25で上下に仕切られるとともに、この中間床の下側に設けられた収納空間S4または吹き抜け空間S3と、前記中間床の上側のうちの少なくとも一部に設けられて上方が前記屋根で覆われる上部居室空間S5と、この上部居室空間に隣接した前記中間床の上側部分に設けられて外部に開放されるバルコニ空間5と、前記上部居室空間と前記バルコニ空間とを仕切る外壁体6,7とを有して構成されており、前記収納空間S4または前記吹き抜け空間S3が前記バルコニ空間5の下側に設けられ、前記外壁体6,7が、対向する前記上梁22よりも上方に突出していることを特徴とする。
また、上部居室空間およびバルコニ空間をともに中間床の上側に設けたことで、上部居室空間の床面とバルコニ空間の床面との段差を小さくすることができ、上部居室空間からバルコニへの出入りがし易くなって利便性を向上させることができる。
この構成によれば、隣接上階ユニットの内部に設けた中間床の上側の上部居室空間を上階建物ユニットの上部居室空間に連通させる、すなわち上階建物ユニットおよび隣接上階ユニットに跨った上部居室空間を形成することで、上部居室空間の広さを十分に確保することができる。さらに、隣接上階ユニットの中間床の下側に設けた収納空間または吹き抜け空間を上階建物ユニットの収納空間または吹き抜け空間に連通させる、すなわち上階建物ユニットおよび隣接上階ユニットに跨った収納空間または吹き抜け空間を形成することで、収納空間または吹き抜け空間を拡大することができる。
この構成によれば、上階建物ユニットのバルコニ空間側にバルコニユニットを片持ち状に取り付けたことで、上階建物ユニットのバルコニ空間とバルコニユニットのバルコニ空間とが連続したバルコニを形成することができ、バルコニの面積をより一層拡大することができる。
図1から図3には、本発明の第1実施形態に係るユニット式建物1が示されている。
図1は、本実施形態のユニット式建物1を示す斜視図であり、図2は、ユニット式建物1を示す断面図である。図3は、ユニット式建物1におけるバルコニ5部分を構成する建物ユニット20Aの一部を省略して示す斜視図である。
バルコニ用建物ユニット20Aは、四隅に立設された4本の柱21と、これらの柱21の上端同士を結合する3本の上梁22と、柱21の下端同士を結合する4本の下梁23とからなる骨組みを有し、柱21の中間位置には、中間梁24が連結され、この中間梁24に支持される中間床25が設けられている。そして、バルコニ用建物ユニット20Aでは、上部居室用建物ユニット20Bに隣接する1本の上梁が省略され、これに対向する位置の上部居室用建物ユニット20Bの上梁も省略されている。また、バルコニ用建物ユニット20Aには、窓サッシ6および外壁7を支持する門形フレーム30が設けられており、この門形フレーム30は、バルコニ用建物ユニット20Aの互いに対向する短辺方向の上梁22の上側に立設固定される一対の束柱31と、これらの束柱31の上端部同士を連結する連結梁32とを互いに剛接合して形成されている。門形フレーム30の束柱31の下端部は、適宜なブラケットやベースプレート、ボルト−ナット等を介して上梁22に固定されている。また、門形フレーム30には、屋根4の小屋組み材(斜材)が支持されるようになっている。そして、窓サッシ6は、中間床25および門形フレーム30間に窓フレーム35を介して支持されており、この窓サッシ6および外壁7によって本実施形態の外壁体が構成されている。
(1)バルコニ用建物ユニット20Aの内部に設けられた中間床25の上側に上部居室空間S5とバルコニ5とが設けられているので、片持ち状にバルコニユニットを取り付ける場合のように出寸法の制約を受けることがなく、バルコニ用建物ユニット20Aの大きさの範囲内でバルコニ5の領域を任意に設定することができ、バルコニ5の面積を容易に広くすることができる。
図4は、本実施形態のユニット式建物1Aを示す断面図である。図5は、ユニット式建物1Aにおけるバルコニ5部分を拡大して示す断面図である。
本実施形態のユニット式建物1Aでは、第1実施形態と略同様に配置された建物ユニット10,20から建物本体3が構成される一方、第1実施形態のバルコニ用建物ユニット20Aに代えてバルコニ用建物ユニット20Cが用いられるとともに、このバルコニ用建物ユニット20Cのバルコニ空間側に片持ち状のバルコニユニット40が取り付けられ、これらのバルコニ用建物ユニット20Cおよびバルコニユニット40によってバルコニ5が構成されている点が第1実施形態と相違している。以下、相違点について詳しく説明する。
(6)バルコニ用建物ユニット20Cにバルコニユニット40を片持ち状に取り付けたことで、これらのバルコニ空間同士を連続させてバルコニ5を形成することができ、バルコニ5の面積をより一層拡大することができる。
例えば、前記実施形態では、2階建ての建物1,1Aの2階部分にバルコニ用建物ユニット20A,20Cを設けたが、これに限らず、建物の3階やそれ以上の階にバルコニ用建物ユニット20A,20Cを設けてもよい。
また、前記第1実施形態では、バルコニ用建物ユニット20Aの中間床25下側に吹き抜け空間S3が設けられていたが、この吹き抜け空間S3に代えて収納空間を設けてもよく、この収納空間と上部居室用建物ユニット20Bの収納空間S4とを連通させてもよい。
4 屋根
5 バルコニ(バルコニ空間)
6 窓サッシ(外壁体)
7 外壁(外壁体)
10,20 建物ユニット
20A,20C バルコニ用建物ユニット(上階建物ユニット)
20B 上部居室用建物ユニット(隣接上階ユニット)
21 柱
22 上梁
23 下梁
25 中間床
40 バルコニユニット
S3 吹き抜け空間
S4 収納空間
S5 上部居室空間。
Claims (4)
- 四隅の柱、上梁および下梁から略直方体状に形成された骨組みを有し、その上側に屋根が設けられる上階建物ユニットとして用いられる建物ユニットであって、
内部が中間床で上下に仕切られるとともに、この中間床の下側に設けられた収納空間または吹き抜け空間と、
前記中間床の上側のうちの少なくとも一部に設けられて上方が前記屋根で覆われる上部居室空間と、
この上部居室空間に隣接した前記中間床の上側部分に設けられて外部に開放されるバルコニ空間と、
前記上部居室空間と前記バルコニ空間とを仕切る外壁体とを有して構成されており、
前記収納空間または前記吹き抜け空間が前記バルコニ空間の下側に設けられ、
前記外壁体が、対向する前記上梁よりも上方に突出している
ことを特徴とする建物ユニット。 - 四隅の柱、上梁および下梁から略直方体状に形成された骨組みを有する建物ユニットを複数配置して構成されるユニット式建物であって、
前記複数の建物ユニットのうち、上側に屋根が設けられる少なくとも1つの上階建物ユニットは、その内部が中間床で上下に仕切られるとともに、この中間床の下側に設けられた収納空間または吹き抜け空間と、
前記中間床の上側のうちの少なくとも一部に設けられて上方が前記屋根で覆われる上部居室空間と、
この上部居室空間に隣接した前記中間床の上側部分に設けられて外部に開放されるバルコニ空間と、
前記上部居室空間と前記バルコニ空間とを仕切る外壁体とを有して構成されており、
前記収納空間または前記吹き抜け空間が前記バルコニ空間の下側に設けられ、
前記外壁体が、対向する前記上梁よりも上方に突出している
ことを特徴とするユニット式建物。 - 請求項2に記載されたユニット式建物において、
前記上階建物ユニットには、前記上部居室空間側に隣接して隣接上階ユニットが配置され、
前記隣接上階ユニットは、その内部が中間床で上下に仕切られるとともに、この中間床の下側に設けられた収納空間または吹き抜け空間と、前記中間床の上側に設けられた上部居室空間とを有して構成され、
前記上階建物ユニットおよび前記隣接上階ユニットにおいて、互いの前記上部居室空間同士が連通されるとともに、互いの前記収納空間または吹き抜け空間同士が連通されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項2または請求項3に記載されたユニット式建物において、
前記上階建物ユニットには、前記バルコニ空間側に隣接して片持ち状のバルコニユニットが取り付けられていることを特徴とするユニット式建物。
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