JPH10252153A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物

Info

Publication number
JPH10252153A
JPH10252153A JP6311297A JP6311297A JPH10252153A JP H10252153 A JPH10252153 A JP H10252153A JP 6311297 A JP6311297 A JP 6311297A JP 6311297 A JP6311297 A JP 6311297A JP H10252153 A JPH10252153 A JP H10252153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
building
ceiling
unit
building unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6311297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3751401B2 (ja
Inventor
Ikuo Nakai
郁夫 中井
Yasuhiko Takiguchi
康彦 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP06311297A priority Critical patent/JP3751401B2/ja
Publication of JPH10252153A publication Critical patent/JPH10252153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3751401B2 publication Critical patent/JP3751401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建物ユニットの製造効率を阻害せずに、天井面
に段差を有する折上げ天井が形成可能なユニット式建物
の提供。 【解決手段】一階の建物ユニット11,10D,10Eが形成する
天井3に開口部33を部分的に形成し、二階の床に建物ユ
ニット21,20D,20Eにまたがった凸部43を形成し、一階の
開口部33を二階の凸部43で塞ぎ、天井面に段差32が形成
された折上げ天井3を形成する。ここで、一階の建物ユ
ニット10D は天井が省略され、一階の建物ユニット11,1
0Eの天井3A, 3Bおよび二階の建物ユニット21,20D,20Eの
床4A,4B,4Cは単なる水平面として形成され、通常のもの
と何ら構造の変更を要しない。このため、折上がり天井
3を形成しても、建物ユニットの製造効率を阻害しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井面に段差が形
成された折上げ天井が形成されているユニット式建物に
関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数組み合わせて建築されるユニッ
ト式建物が利用されている。ユニット式建物を形成する
建物ユニットとしては、図10に示されるように、四隅
の柱91の上下端を天井梁92および床梁93で連結した直方
体状のフレーム94を有するものが一般的である。ここ
で、建物ユニットのフレーム94の天井梁92としては、長
短二種類の天井長辺梁92A および天井短辺梁92B が採用
されている。このうち、天井長辺梁92A の間には、図示
しない天井面材を支持するために、複数の天井小梁95が
架け渡されている。また、建物ユニットのフレーム94の
床梁93としては、天井梁92と同様に、長短二種類の床長
辺梁93A および床短辺梁93B が採用されている。このう
ち、床長辺梁93A の間には、図示しない床面材を支持す
るために、複数の根太96が架け渡されている。この建物
ユニットのフレーム94には、天井面材および床面材の
他、部屋を仕切る間仕切壁等の内装材や、軽量気泡コン
クリート等で形成された外壁材等が工場で組付けられ
る。このようなユニット式建物によれば、工場におい
て、建物ユニットに対して内装材や外壁材の組付作業ま
で行うので、建築現場で建物ユニットを相互に接合すれ
ば、建物が完成するようになり、建築現場での作業が大
幅に削減され、建築工事を短期間で完了できるというメ
リットが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユニット式建物では、建物ユニットの天井長辺梁92A に
架け渡した天井小梁95に天井面材を支持させる構造であ
るので、単なる平面で構成されたもの以外の天井は、採
用していない。ユニット式建物に、単なる平面で構成さ
れたもの以外の天井、例えば、天井面に段差が形成され
た折上げ天井を採用することは不可能ではないが、段差
等を有する天井を備えた建物ユニットは、通常の建物ユ
ニットの天井とは異なり、天井が複雑な構造となること
から、建物ユニット全体の製造効率を阻害する要因とな
るという問題がある。
【0004】本発明の目的は、建物ユニットの製造効率
を阻害せずに、天井面に段差を有する折上げ天井が形成
可能なユニット式建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下階建物ユニ
ットの天井に開口部が部分的に形成され、上階建物ユニ
ットの床に凸部が形成され、前記下階の開口部が前記上
階の凸部で塞がれ、かつ、前記下階建物ユニットの天井
および前記上階建物ユニットの凸部によって、天井面に
段差が形成された折上げ天井が形成されていることを特
徴とする。このような本発明では、下階建物ユニットが
形成する天井に開口部を部分的に設けることにより、天
井の一部の製作作業が省略される。また、上階建物ユニ
ットの床に凸部を形成するにあたり、一の上階建物ユニ
ットの床全体を通常の高さレベルよりも上方の位置に形
成し、この通常よりも高い位置にある床を凸部の上段水
平部分とし、かつ、この上階建物ユニットに隣接する別
の上階建物ユニットの床を凸部の下段水平部分とする。
そして、上階建物ユニットの床の上に、凸部の立ち上が
り部を立設すれば、各上階建物ユニットの床は、単なる
水平面として形成される。しかも、凸部の立ち上がり部
としては、間仕切壁等と同様の構造のものが採用可能な
ため、床の構造を何ら変更しない。このため、上階建物
ユニットに凸部を形成するとともに、下階建物ユニット
に開口部を形成しても、これらの建物ユニットの製造効
率を阻害する要因が一切生じることがない。そして、下
階の開口部を上階の凸部で塞げば、下階建物ユニットの
天井および上階建物ユニットの凸部によって、天井面に
段差が形成された折上げ天井が形成される。
【0006】以上において、前記開口部として、一個の
下階建物ユニットに形成されたものを採用し、かつ、前
記凸部として、複数の上階建物ユニットにまたがって形
成されたものを採用することができる。あるいは、前記
開口部として、複数の下階建物ユニットにまたがって形
成されたものを採用し、かつ、前記凸部として、複数の
上階建物ユニットにまたがって形成されたものを採用す
ることもできる。このようにすれば、折上げ天井に形成
される上下段の各天井面を、必要に応じた広さに設定す
ることが可能となる。また、前記下階建物ユニットの開
口部を、平面視で前記上階建物ユニットの凸部よりも小
さする、換言すれば、前記折上げ天井の上段の天井面
を、前記開口部よりも大きく広げれば、折上げ天井に形
成される上下段の天井面の間に、水平方向に凹んだ凹部
が形成可能となる。そして、この凹部の内部に照明を設
ければ、間接照明を形成することが可能となる。さら
に、前記上階建物ユニットの凸部の上段の床面には、下
段の床面との間の往来を行うための階段が接続されてい
ることが望ましい。このように、階段で凸部の上下段の
床を接続すれば、凸部の高さ寸法を大きく設定すること
が可能となり、折上げ天井の上下段の天井面の間隔を拡
大することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。以下の説明では、既に説明した部
材と同一の部材には同一符号を付し、その説明を省略も
しくは簡略にする。図1には、本発明の第1実施形態に
係るユニット式建物1が示されている。このユニット式
建物1は、基礎2の上において、複数の建物ユニット1
0, 11, 20,21を組み合わせて形成された二階建てのもの
である。ユニット式建物1の一階部分には、図2に示さ
れるように、直方体状の建物ユニット10A 〜10I が長方
形を形成するように、縦横に配列されている。これらの
建物ユニット10A 〜10I のうち、中央手前の建物ユニッ
ト10D には、長辺方向に沿った外壁部分が凹んだ建物ユ
ニット11が隣接配置されている。一方、建物ユニット10
D の裏側に配置された建物ユニット10F には、建物ユニ
ット10A 〜10I と同様の直方体状の建物ユニット10J が
隣接配置されている。なお、建物ユニット10A 〜10H ,1
0Jは、図10に示した建物ユニットと同様に直方体状の
フレームを有する通常の建物ユニットである。また、建
物ユニット10I は、玄関ポーチ12A の周縁部分の梁を省
略した玄関ユニットである。さらに、建物ユニット11
は、凹んだ外壁部分の出隅部分および入隅部分の各々に
沿って図示しない間柱を有する建物ユニットである。
【0008】図中右側に配列された建物ユニット10A 〜
10C は、ダイニング・キッチン13を形成している。図
中、中央に配列された建物ユニット11,10D〜10F,10J の
うち、建物ユニット11,10Dおよび建物ユニット10E の半
分は、リビングルーム14を形成し、建物ユニット10E の
残り半分は、廊下15を形成している。建物ユニット10F
は、玄関ホール12B 、階段室16およびパントリ17A を形
成し、建物ユニット10J は、パントリ17A と一続きとな
った洗濯室17B 、および、これらとは壁で仕切られたト
イレ18を形成している。図中左側に配列された建物ユニ
ット10G 〜10I のうち、建物ユニット10G, 10Hは、和室
19を形成し、建物ユニット10I は、前述の玄関ポーチ12
A および玄関土間12C を形成している。
【0009】ユニット式建物1の二階部分には、図3に
示されるように、直方体状の建物ユニット20A 〜20I が
長方形を形成するように、縦横に配列されている。これ
らの建物ユニット20A 〜20I のうち、正面中央の建物ユ
ニット20D には、長辺方向に沿った外壁部分が凹んだ建
物ユニット21が隣接配置されている。一方、建物ユニッ
ト20D の裏側に配置された建物ユニット20F には、建物
ユニット20A 〜20I と同様の直方体状の建物ユニット20
J が隣接配置されている。なお、建物ユニット20A 〜20
Jは、図10に示した建物ユニットと同様に直方体状の
フレームを有する通常の建物ユニットである。また、建
物ユニット21は、凹んだ外壁部分の出隅部分および入隅
部分の各々に沿って図示しない間柱を有する建物ユニッ
トである。そして、図中右側に配列された建物ユニット
20A 〜20C は、第1の寝室22を形成している。図中、中
央に配列された建物ユニット21,20D〜20F,20J のうち、
建物ユニット21,20D〜20F は、他の部分よりも床の高さ
レベルが高くなったステージ23A を有する二階ホール23
を形成し、建物ユニット10J は、トイレ24、洗面所25お
よびバスルーム26を形成している。また、図中左側に配
列された建物ユニット20G 〜20I は、第2の寝室27を形
成している。
【0010】ここで、図4に示されるように、一階の建
物ユニット11,10Dおよび建物ユニット10E の半分によっ
て形成されるリビングルーム14は、天井面31に段差32が
形成された折上げ天井3を備えている。すなわち、下階
建物ユニットである建物ユニット11,10Eには、平面状の
天井3A, 3Bがそれぞれ設けられている。これらの建物ユ
ニット11,10Eに挟まれた建物ユニット10D の上面は、開
口されている。これにより、建物ユニット11,10D,10Eが
形成する天井3には、部分的に開口部33が形成されてい
る。上階建物ユニットである建物ユニット21,20D,20Eに
は、平面状の床4A,4B,4Cがそれぞれ設けられている。こ
のうち、建物ユニット20D の床4Bは、建物ユニット22,2
0Eの床4A, 4Cよりも高い位置に設けられている。建物ユ
ニット21の床4Aには、建物ユニット20D の床4Bに応じた
高さの立ち上がり部41が床4Bと隣接して設けられてい
る。建物ユニット20E の床4Cには、建物ユニット20D の
床4Bに応じた階段42が床4Bと隣接して設けられている。
これにより、二階には、複数の建物ユニット21,20D,20E
にまたがって凸部43が形成され、この凸部43の上段の床
4Bがステージ23A の床となっている。この凸部43には、
前述の階段42が接続されており、この階段42により、上
下段の床4Bおよび床4Cの床面の間は、相互に往来可能と
なっている。
【0011】凸部43の内側には、水平方向に延びる天井
面材34および鉛直方向に延びる天井面材35が張り付けら
れている。開口部33の内周面には、鉛直方向に延びる天
井面材36が張り付けられている。このような凸部43で開
口部33を塞ぐことにより、折上げ天井3が形成されてい
る。なお、凸部43の内側下面の天井面材34により、折上
げ天井3の上段の天井3Cが形成されている。また、凸部
43の内側面の天井面材35および開口部33の内周の天井面
材36により、折上げ天井3の折上げ部3D, 3Eが形成さ
れ、さらに、建物ユニット11,10Eの天井3A, 3Bは、折上
げ天井3の下段の天井となっている。この際、開口部33
は、平面視で凸部43よりも小さく、かつ、折上げ天井3
の上段の天井3Cの天井面は、開口部33よりも大きく広が
っている。これにより、開口部33の上側には、水平方向
に凹んだ凹部37が形成されている。この凹部37には、図
示しない照明が上向きに取り付けられ、これにより、リ
ビングルーム14に、間接照明が設けられている。また、
凸部43の内周に張り付けられた天井面材35には、部分的
に図示しないルーバーが取り付けられ、このルーバーが
二階の階段42の内部に設けられた空調機44の給気口とな
っている。
【0012】ここで、一階の開口部33の上に設けられた
建物ユニット20D は、図5に示されるように、柱91の中
間部分が中間梁5A, 5Bで連結されたフレーム6を備えた
ものである。中間梁5A, 5Bは、凸部43の上段側の床4Bを
支持するために設けられたものである。このうち、長辺
に沿った一対の中間梁5Aの間には、複数の根太96が架け
渡されている。中間梁5A, 5Bの端部は、接合作業を容易
にするために、柱91の側面にピン接合されている。この
うち、主に床4Bの荷重を支持することとなる中間梁5A
は、その中間部分が所定の距離をおいて設けられた二本
の束7により、上方の天井長辺梁92A と連結さている。
そして、束7の下端と柱91の上端とがブレース8で連結
されている。これらの束7およびブレース8により、中
間梁5Aは、剛接合でなくピン接合で柱91に連結されたも
のであっても、床荷重により撓まないようになってい
る。
【0013】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、一階の天井を形成する建物
ユニット11,10D,10Eのうち、建物ユニット10D に開口部
33を設ける一方、二階の床を形成する建物ユニット21,2
0D,20Eのうち、建物ユニット20D の床4B全体を通常の高
さレベルよりも上方の位置に形成し、複数の建物ユニッ
ト21,20D,20Eにまたがる凸部43を形成し、一階の開口部
33を二階の凸部43で塞いで、天井面に段差が形成された
折上げ天井3を形成したので、建物ユニット10Dの天井
の製作作業が省略され、建物ユニット11,10Eの各天井3
A,3C,3Bおよび建物ユニット21,20E,20Dの各床4A,4B,4C
は、単なる平面状となり、複雑な形状の床や天井を作製
することがなく、建物ユニット11,10D,10E,21,20E,20D
の製造するにあたり、折上げ天井3を形成するようにし
ても、その効率が損なわれることがない。
【0014】また、凸部43を形成するにあたり、間仕切
壁等と同様の構造を有するとともに、建物ユニット20D
の床4Bに応じた高さの立ち上がり部41を建物ユニット21
の床4Aに設け、この立ち上がり部41を床4Bと隣接して設
け、建物ユニット21の床構造を変更不要としたので、こ
の点からも、建物ユニットの製造効率が損なわれること
がない。
【0015】さらに、建物ユニット20D の床4Bと隣接す
るように、建物ユニット20D の床4Bの高さに応じた階段
42を建物ユニット20E の床4Cに設けたので、凸部43の高
さ寸法を大きくしても何ら支障がなく、折上げ天井3の
上下段の天井面の間を拡大することができる。
【0016】また、平面視で開口部33を凸部43よりも小
さし、折上げ天井3の上段の天井3Cの天井面を開口部33
よりも大きく広げ、開口部33の上側に水平方向に凹んだ
凹部37を形成し、この凹部37に照明を上向きに取り付け
たので、リビングルーム14の照明を間接照明とすること
ができる。
【0017】さらに、凸部43の内周に張り付けられた天
井面材35にルーバーを設け、このルーバーを、二階の階
段42の内部に設けられた空調機44の給気口としたので、
階段42の内部に空調機44を設けても何ら問題が生じず、
階段42の内部空間を有効利用することができる。
【0018】また、通常の建物ユニットよりも床4Bの高
さレベルが高い建物ユニット20D のフレーム6に、中間
梁5Aと天井長辺梁92A とを連結する束7、および、この
束7の下端と柱91の上端とを連結するブレース8を設け
たので、中間梁5A, 5Bの端部をピン接合で柱91の側面に
接合しても、中間梁5Aが床荷重により撓まないようにな
るので、中間梁5A, 5Bを有する建物ユニット20D の製造
を容易とできる。
【0019】図6ないし図8には、本発明の第2実施形
態に係るユニット式建物1Aが示されている。本第2実施
形態は、前記第1実施形態における一の建物ユニット10
D に設けた開口部33を、複数の下階建物ユニットにまた
がって形成された開口部としたものである。すなわち、
図6の如く、一階のリビングルーム14に形成された折上
げ天井3は、上段の天井3Cの天井面が建物ユニット11の
内部まで拡張されている。これに伴い、図7の如く、二
階の二階ホール23のステージ23A が建物ユニット21の内
部まで拡張されている。ここで、折上げ天井3の開口部
33は、図8の如く、一階に設けられた複数の建物ユニッ
ト11,11Dにまたがって形成され、また、凸部43の上段の
床4Bは、二階に設けられた複数の建物ユニット21, 20D
にまたがって設けられている。なお、建物ユニット11,1
0D,21,20Dの互いに近接配置されている梁92A, 93Aの計
4本は、リビングルーム14の内部を通過している。
【0020】これら4本の梁92A, 93Aは、図9に示され
るように、断面コ字形状のチャンネル材からなり、表面
が図示しないクロスで仕上げられた石膏ボード等の面材
9により隠蔽されている。また、梁92A, 93Aの各々に
は、該梁92A, 93Aのフランジ51の間に嵌め込まれるとと
もに、該梁92A, 93Aの長手方向に延びる補強材52が溶接
されている。補強材52は、梁92A, 93Aと同一のチャンネ
ル材のフランジに段付部53を形成したものである。この
際、梁92A, 93A 側のフランジ51の先端と、補強材52の
段付部53との間に溝54が形成されている。この溝54を溶
接代として利用することで、溶接が容易に行えるように
なっている。また、梁92A, 93A 側のフランジ51の間
に、補強材52の段付部53を嵌め込んだ状態では、梁92A,
93A 側の上面および底面が、それぞれ補強材52の上面
および底面と同一面を形成するので、面材9が容易に取
り付け可能となっている。このような本実施形態におい
ても前記第1実施形態と同様な作用、効果を奏すること
ができる。
【0021】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、前記実
施形態では、上階建物ユニットの凸部の上段面をステー
ジとしたが、これに限らず、トイレや洗面室等、水回り
に係る部屋の床としてもよい。このような水回り用の部
屋の床とすれば、天井が低くても支障がないので、折上
がり天井の段差の拡張を図ることができる。また、折上
げ天井としては、鉛直方向に延びる折上げ部を有するも
のに限らず、段差の上段および下段の天井面を相互に連
結する天井面材を傾斜配置する等により、斜めに折れ上
がった折上げ部を有するものでもよく、折上げ天井の段
差の形状は、実施にあたり適宜選択することができる。
【0022】
【発明の効果】前述のように、本発明によれば、建物ユ
ニットの製造効率を阻害せずに、天井面に段差を有する
折上げ天井を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るユニット式建物を
示す斜視図である。
【図2】前記第1実施形態のユニット式建物の一階部分
を示す平面図である。
【図3】前記第1実施形態のユニット式建物の二階部分
を示す平面図である。
【図4】前記第1実施形態の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図5】前記第1実施形態における上階建物ユニットの
フレームを示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す図2と同様の図で
ある。
【図7】前記第2実施形態を示す図3と同様の図であ
る。
【図8】前記第2実施形態を示す図4と同様の図であ
る。
【図9】前記第2実施形態に用いられた合わせ梁を示す
拡大断面図である。
【図10】一般的な建物ユニットのフレームを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1, 1A ユニット式建物 3 折上げ天井 4A,4B,4C 二階の建物ユニットの床 10D,10E,11 下階建物ユニットである一階の建物ユニッ
ト 20D,20E,21 上階建物ユニットである二階の建物ユニッ
ト 32 段差 33 開口部 42 階段 43 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下階建物ユニットの天井に開口部が部分的
    に形成され、上階建物ユニットの床に凸部が形成され、
    前記下階の開口部が前記上階の凸部で塞がれ、かつ、前
    記下階建物ユニットの天井および前記上階建物ユニット
    の凸部によって、天井面に段差が形成された折上げ天井
    が形成されていることを特徴とするユニット式建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、前記開口部は、一個の下階建物ユニットに形成さ
    れ、前記凸部は、複数の上階建物ユニットにまたがって
    形成されていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、前記開口部は、複数の下階建物ユニットにまたがっ
    て形成され、前記凸部は、複数の上階建物ユニットにま
    たがって形成されていることを特徴とするユニット式建
    物。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のユニット式建物において、前記下階建物ユニットの開
    口部は、平面視で前記上階建物ユニットの凸部よりも小
    さく、前記折上げ天井の上段の天井面は、前記開口部よ
    りも大きく広がっていることを特徴とするユニット式建
    物。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    のユニット式建物において、前記上階建物ユニットの凸
    部の上段の床面には、下段の床面との間の往来を行うた
    めの階段が接続されていることを特徴とするユニット式
    建物。
JP06311297A 1997-03-17 1997-03-17 ユニット式建物 Expired - Fee Related JP3751401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06311297A JP3751401B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 ユニット式建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06311297A JP3751401B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 ユニット式建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10252153A true JPH10252153A (ja) 1998-09-22
JP3751401B2 JP3751401B2 (ja) 2006-03-01

Family

ID=13219893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06311297A Expired - Fee Related JP3751401B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 ユニット式建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3751401B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061397A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Misawa Homes Co Ltd 建 物
JP2008045369A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2008075313A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Misawa Homes Co Ltd 建物ユニットおよびユニット式建物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061397A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Misawa Homes Co Ltd 建 物
JP4520598B2 (ja) * 2000-08-23 2010-08-04 ミサワホーム株式会社 建物
JP2008045369A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物
JP2008075313A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Misawa Homes Co Ltd 建物ユニットおよびユニット式建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3751401B2 (ja) 2006-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3751401B2 (ja) ユニット式建物
JP4146969B2 (ja) ユニット式建物
JP5066354B2 (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JP7040720B2 (ja) 狭小建物
JP2003074122A (ja) ユニット式建物および拡張ユニット
JP2592186B2 (ja) ユニット住宅の構造
JP4567866B2 (ja) 建物ユニット
JP6444689B2 (ja) 建物ユニット
JP3264126B2 (ja) 集合住宅の構造
JP4226091B2 (ja) 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物
JP3924050B2 (ja) ユニット式建物
JPH06129122A (ja) ユニット式建物
JP2706587B2 (ja) 建物ユニット
JP3994556B2 (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JP6371212B2 (ja) 外壁材保持ブラケット及びユニット式建物
JPH10299271A (ja) カーポート用建物ユニット
JPH11264191A (ja) 建 物
AU2020451352A1 (en) House
JPH1054090A (ja) ユニット式建物
JPH10299093A (ja) 建物ユニット
JP2000336753A (ja) ユニット式建物
JPH08109681A (ja) 勾配屋根を有するユニット建物
JPH10317500A (ja) L字形建物ユニットおよびそのl字形建物ユニットを使用したユニット式建物
JP2002167859A (ja) 建物ユニット
JPH10159181A (ja) 吹き抜け形成用の建物ユニットおよび吹き抜けの補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees