JPH10299093A - 建物ユニット - Google Patents
建物ユニットInfo
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- JPH10299093A JPH10299093A JP11473697A JP11473697A JPH10299093A JP H10299093 A JPH10299093 A JP H10299093A JP 11473697 A JP11473697 A JP 11473697A JP 11473697 A JP11473697 A JP 11473697A JP H10299093 A JPH10299093 A JP H10299093A
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- wall surface
- building unit
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外壁面に変化を付け、ユニット式建物の意匠的
なバリエーションを増やすことが可能となる建物ユニッ
トの提供。 【解決手段】四隅の柱1の端部を梁2,3で連結した骨
組み5を有する略直方体状の建物ユニット12に対し、前
記四隅の柱1のうちの少なくとも一対の柱1の間に、平
面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹状外壁面42を
設ける。ここで、建物ユニット12の四隅の柱1を通常の
建物ユニットに応じた位置に配置し、通常の建物ユニッ
トとの置換を可能とすれば、置換により外壁面の形状が
変更されるので、ユニット式建物の意匠的なバリエーシ
ョンを増やせる。また、凹状外壁面42により、外壁面へ
の凹凸の形成が容易となる。
なバリエーションを増やすことが可能となる建物ユニッ
トの提供。 【解決手段】四隅の柱1の端部を梁2,3で連結した骨
組み5を有する略直方体状の建物ユニット12に対し、前
記四隅の柱1のうちの少なくとも一対の柱1の間に、平
面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹状外壁面42を
設ける。ここで、建物ユニット12の四隅の柱1を通常の
建物ユニットに応じた位置に配置し、通常の建物ユニッ
トとの置換を可能とすれば、置換により外壁面の形状が
変更されるので、ユニット式建物の意匠的なバリエーシ
ョンを増やせる。また、凹状外壁面42により、外壁面へ
の凹凸の形成が容易となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数を組み合わせ
ることによりユニット式建を形成する略直方体状の建物
ユニットに関する。
ることによりユニット式建を形成する略直方体状の建物
ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で各種の建物ユニットを製
造し、建築現場で複数組合わせることにより建築される
ユニット式建物が知られている。このようなユニット式
建物によれば、工場で建物ユニットの内装作業まで行っ
てしまうので、建築現場で建物ユニットを接合するだけ
で建物が完成するようになり、建築現場における作業が
著しく軽減され、短期間で建築できるというメリットが
得られる。ユニット式建物を形成する建物ユニットは、
略直方体状の箱形に形成されるものであり、内部には、
図5に示されるように、四隅に立設されている柱1と、
これらの柱1の上下の端部同士をそれぞれ連結する上梁
2および下梁3とを有する骨組み4が設けられている。
この骨組み4には、外側面に平板状の外壁面材が取付け
られ、外壁が形成される。そして、骨組み4の内部に
は、内壁、天井および床を形成する各種の面材が取付け
られ、これらの面材により、建物ユニットの内装が形成
される。
造し、建築現場で複数組合わせることにより建築される
ユニット式建物が知られている。このようなユニット式
建物によれば、工場で建物ユニットの内装作業まで行っ
てしまうので、建築現場で建物ユニットを接合するだけ
で建物が完成するようになり、建築現場における作業が
著しく軽減され、短期間で建築できるというメリットが
得られる。ユニット式建物を形成する建物ユニットは、
略直方体状の箱形に形成されるものであり、内部には、
図5に示されるように、四隅に立設されている柱1と、
これらの柱1の上下の端部同士をそれぞれ連結する上梁
2および下梁3とを有する骨組み4が設けられている。
この骨組み4には、外側面に平板状の外壁面材が取付け
られ、外壁が形成される。そして、骨組み4の内部に
は、内壁、天井および床を形成する各種の面材が取付け
られ、これらの面材により、建物ユニットの内装が形成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の建物
ユニットでは、外壁面が平坦な略直方体状に形成されて
いることから、複数を組み合わせても、凹凸を形成する
ことが難しく、外壁面が単調となりやすく、組み合わせ
を変えても、建物の意匠的なバリエーションが増えない
という問題がある。
ユニットでは、外壁面が平坦な略直方体状に形成されて
いることから、複数を組み合わせても、凹凸を形成する
ことが難しく、外壁面が単調となりやすく、組み合わせ
を変えても、建物の意匠的なバリエーションが増えない
という問題がある。
【0004】本発明の目的は、外壁面に変化を付け、ユ
ニット式建物の意匠的なバリエーションを増やすことが
可能となる建物ユニットを提供することにある。
ニット式建物の意匠的なバリエーションを増やすことが
可能となる建物ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、四隅の柱1の端部を梁2,3で連結し
た骨組み5を有する略直方体状の建物ユニット12であっ
て、前記四隅の柱1のうちの少なくとも一対の柱1の間
に、平面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹状外壁
面42を備えていることを特徴とする。このような本発明
では、中央部分が凹んだ凹状外壁面42を有する略直方体
状に形成されているいることから、四隅の柱1が通常の
建物ユニットに応じた位置に配置されても、何ら支障が
なく、平坦な外壁面のみを有する通常の建物ユニットと
組み合わせることができる。そして、凹状外壁面42が設
けられていることから、建物の外壁面に凹凸を容易に形
成することが可能となり、ユニット式建物の外壁面に変
化が付けられるようになる。また、ユニット式建物にお
ける位置を変えるだけでも、異なる形状の外壁面が形成
されるようになるうえ、通常の建物ユニットとの組み合
わせを変えることによっても、外壁面の形状を異ならせ
ることが可能となり、ユニット式建物の意匠的なバリエ
ーションを増やすことができるようになる。
して説明すると、四隅の柱1の端部を梁2,3で連結し
た骨組み5を有する略直方体状の建物ユニット12であっ
て、前記四隅の柱1のうちの少なくとも一対の柱1の間
に、平面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹状外壁
面42を備えていることを特徴とする。このような本発明
では、中央部分が凹んだ凹状外壁面42を有する略直方体
状に形成されているいることから、四隅の柱1が通常の
建物ユニットに応じた位置に配置されても、何ら支障が
なく、平坦な外壁面のみを有する通常の建物ユニットと
組み合わせることができる。そして、凹状外壁面42が設
けられていることから、建物の外壁面に凹凸を容易に形
成することが可能となり、ユニット式建物の外壁面に変
化が付けられるようになる。また、ユニット式建物にお
ける位置を変えるだけでも、異なる形状の外壁面が形成
されるようになるうえ、通常の建物ユニットとの組み合
わせを変えることによっても、外壁面の形状を異ならせ
ることが可能となり、ユニット式建物の意匠的なバリエ
ーションを増やすことができるようになる。
【0006】以上において、前記凹状外壁面に形成され
る出隅角部は、前記一対の柱の各々から離間して設けら
れ、前記凹状外壁面の両端部分の内部に上下方向に細長
い屋内空間が設けられていることが好ましい。このよう
にすれば、凹状外壁面の両端縁に、当該外壁面の中間部
分から屋外側へ突出する柱状部が形成され、外壁面の凹
凸が視覚的に顕著になる。しかも、この柱状部の内部
は、屋内空間となり、この屋内空間は、設備機械、収納
庫および作り付けの家具を設置するための空間として有
効利用することが可能となる。また、前記凹状外壁面の
中間部分には、バルコニが設けられていることが望まし
い。バルコニを設けることにより、凹状外壁面に形成さ
れた凹みとなる中間部分の有効利用が図れるうえ、集合
住宅となるユニット式建物に、この凹状外壁面を有する
建物ユニットを用い、バルコニユニットを凹状外壁面の
凹みに取付けて、各住戸のバルコニを形成すれば、バル
コニ空間が凹みの内部に隠れるので、隣接する住戸のプ
ライバシーが確保される。さらに、前記骨組みは、前記
凹状外壁面に沿って延びるとともに両端部が前記梁の中
間部分に接合される中間梁と、前記凹状外壁面の出隅角
部および入隅角部の各々に沿って設けられる間柱と、こ
れらの間柱の上下端間の間に架け渡される中間小梁とを
備えていることが好ましい。このような骨組みを設けれ
ば、通常の建物ユニットに用いられる外壁材や掃き出し
窓用サッシの採用が可能となり、部品の共通化が図れる
ようになる。
る出隅角部は、前記一対の柱の各々から離間して設けら
れ、前記凹状外壁面の両端部分の内部に上下方向に細長
い屋内空間が設けられていることが好ましい。このよう
にすれば、凹状外壁面の両端縁に、当該外壁面の中間部
分から屋外側へ突出する柱状部が形成され、外壁面の凹
凸が視覚的に顕著になる。しかも、この柱状部の内部
は、屋内空間となり、この屋内空間は、設備機械、収納
庫および作り付けの家具を設置するための空間として有
効利用することが可能となる。また、前記凹状外壁面の
中間部分には、バルコニが設けられていることが望まし
い。バルコニを設けることにより、凹状外壁面に形成さ
れた凹みとなる中間部分の有効利用が図れるうえ、集合
住宅となるユニット式建物に、この凹状外壁面を有する
建物ユニットを用い、バルコニユニットを凹状外壁面の
凹みに取付けて、各住戸のバルコニを形成すれば、バル
コニ空間が凹みの内部に隠れるので、隣接する住戸のプ
ライバシーが確保される。さらに、前記骨組みは、前記
凹状外壁面に沿って延びるとともに両端部が前記梁の中
間部分に接合される中間梁と、前記凹状外壁面の出隅角
部および入隅角部の各々に沿って設けられる間柱と、こ
れらの間柱の上下端間の間に架け渡される中間小梁とを
備えていることが好ましい。このような骨組みを設けれ
ば、通常の建物ユニットに用いられる外壁材や掃き出し
窓用サッシの採用が可能となり、部品の共通化が図れる
ようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説明
した部材と同じ部材には同一符号を付し、その説明を省
略もしくは簡略にする。図1には、本実施形態に係るユ
ニット式建物10が示されている。このユニット式建物10
は、二階建てのものであり、その一階部分11は、略直方
体状に形成された複数の建物ユニット12, 13が組み合わ
されて形成されており、二階部分21は、一階部分11と同
様に、略直方体状に形成された複数の建物ユニット22,
23が組み合わされて形成されている。また、ユニット式
建物10の屋根部分31には、平たいパネル状となった複数
の屋根ユニット32が設けられている。これらの屋根ユニ
ット32が組み合わされて、屋根面がほぼ水平となった陸
屋根が形成されている。ここで、一階部分11は、平面視
で長方形を形成するように、基礎14の上に、複数の建物
ユニット13が縦横に配列され、かつ、その正面に建物ユ
ニット12が突出するように配置されたものとなってい
る。建物ユニット12の両側には、庇状部15に支柱16を取
付けたピロティユニット17が設けられている。また、二
階部分21は、一階部分11に縦横に配列された建物ユニッ
ト13の上に、建物ユニット23がそれぞれ載置されるとと
もに、一階部分11の建物ユニット12の上に建物ユニット
22が載置されたものとなっている。建物ユニット22の両
側には、バルコニユニット24が設けられ、このバルコニ
ユニット24は、その下方のピロティユニット17にも支持
されている。
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説明
した部材と同じ部材には同一符号を付し、その説明を省
略もしくは簡略にする。図1には、本実施形態に係るユ
ニット式建物10が示されている。このユニット式建物10
は、二階建てのものであり、その一階部分11は、略直方
体状に形成された複数の建物ユニット12, 13が組み合わ
されて形成されており、二階部分21は、一階部分11と同
様に、略直方体状に形成された複数の建物ユニット22,
23が組み合わされて形成されている。また、ユニット式
建物10の屋根部分31には、平たいパネル状となった複数
の屋根ユニット32が設けられている。これらの屋根ユニ
ット32が組み合わされて、屋根面がほぼ水平となった陸
屋根が形成されている。ここで、一階部分11は、平面視
で長方形を形成するように、基礎14の上に、複数の建物
ユニット13が縦横に配列され、かつ、その正面に建物ユ
ニット12が突出するように配置されたものとなってい
る。建物ユニット12の両側には、庇状部15に支柱16を取
付けたピロティユニット17が設けられている。また、二
階部分21は、一階部分11に縦横に配列された建物ユニッ
ト13の上に、建物ユニット23がそれぞれ載置されるとと
もに、一階部分11の建物ユニット12の上に建物ユニット
22が載置されたものとなっている。建物ユニット22の両
側には、バルコニユニット24が設けられ、このバルコニ
ユニット24は、その下方のピロティユニット17にも支持
されている。
【0008】これらのユニットのうち、建物ユニット1
2, 22は、本願発明に基づく建物ユニットである。これ
らの建物ユニット12, 22には、図2にも示されるよう
に、長辺の両端に設けられた一対の柱1の間に、平面視
で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹部41を有する凹状
外壁面42が設けられている。この凹状外壁面42に形成さ
れる出隅角部43は、一対の柱1の各々から離間して設け
られている。これにより、凹状外壁面42の両端部分に
は、凹状外壁面42の中間部分よりも屋外側に突出して、
入隅角部44を形成するとともに、上下方向に延びる柱状
部45が設けられている。この柱状部45の内部には、上下
方向に細長い屋内空間が設けられている。この屋内空間
には、作り付けの家具としての机(図示略)が設けられ
ている。この机の幅は、柱状部45の屋内空間の内法に応
じたものとなっている。二階部分23に設けられている建
物ユニット22には、凹状外壁面42の中間部分にバルコニ
ユニット46が設けられる。このバルコニユニット46の設
置により、建物ユニット22の凹状外壁面42から一部を突
出させたバルコニが形成されている(図1参照)。
2, 22は、本願発明に基づく建物ユニットである。これ
らの建物ユニット12, 22には、図2にも示されるよう
に、長辺の両端に設けられた一対の柱1の間に、平面視
で中間部分が両端部分よりも凹んだ凹部41を有する凹状
外壁面42が設けられている。この凹状外壁面42に形成さ
れる出隅角部43は、一対の柱1の各々から離間して設け
られている。これにより、凹状外壁面42の両端部分に
は、凹状外壁面42の中間部分よりも屋外側に突出して、
入隅角部44を形成するとともに、上下方向に延びる柱状
部45が設けられている。この柱状部45の内部には、上下
方向に細長い屋内空間が設けられている。この屋内空間
には、作り付けの家具としての机(図示略)が設けられ
ている。この机の幅は、柱状部45の屋内空間の内法に応
じたものとなっている。二階部分23に設けられている建
物ユニット22には、凹状外壁面42の中間部分にバルコニ
ユニット46が設けられる。このバルコニユニット46の設
置により、建物ユニット22の凹状外壁面42から一部を突
出させたバルコニが形成されている(図1参照)。
【0009】建物ユニット12は、図3に示されるよう
に、四隅の柱1の上下の端部を上梁2および下梁3で連
結した骨組み5を有するものである。骨組み5には、上
記の基本的な軸組の他、凹状外壁面42に沿って延びると
ともに、対向する上梁2の間および下梁3の間に架け渡
され、それらの中間部分にそれぞれ接合される二本の中
間梁51と、凹状外壁面42の出隅角部43および入隅角部44
の各々に沿って立設される間柱52, 53と、これらの間柱
52, 53の上下端の間にそれぞれ架け渡される中間小梁5
4, 55とが設けられている。なお、骨組み5の凹状外壁
面42側の下梁3は、省略され、代わりに、間柱52および
柱2の下端間に架け渡される短尺梁56が設けられてい
る。
に、四隅の柱1の上下の端部を上梁2および下梁3で連
結した骨組み5を有するものである。骨組み5には、上
記の基本的な軸組の他、凹状外壁面42に沿って延びると
ともに、対向する上梁2の間および下梁3の間に架け渡
され、それらの中間部分にそれぞれ接合される二本の中
間梁51と、凹状外壁面42の出隅角部43および入隅角部44
の各々に沿って立設される間柱52, 53と、これらの間柱
52, 53の上下端の間にそれぞれ架け渡される中間小梁5
4, 55とが設けられている。なお、骨組み5の凹状外壁
面42側の下梁3は、省略され、代わりに、間柱52および
柱2の下端間に架け渡される短尺梁56が設けられてい
る。
【0010】建物ユニット22は、図4に示されるよう
に、四隅の柱1の上下の端部を上梁2および下梁3で連
結した骨組み6を有するものである。骨組み6には、建
物ユニット12の骨組み5と同様に、上記の基本的な軸組
の他、凹状外壁面42に沿って延びるとともに、対向する
上梁2の間および下梁3の間に架け渡され、それらの中
間部分にそれぞれ接合される二本の中間梁51と、凹状外
壁面42の出隅角部43および入隅角部44の各々に沿って立
設される間柱52, 53と、これらの間柱52, 53の上下端間
の間にそれぞれ架け渡される中間小梁54, 55とが設けら
れている。なお、骨組み6は、骨組み5とは異なり、凹
状外壁面42側の下梁3を有しており、間柱52および柱2
の下端間の短尺梁56は設けられていない。
に、四隅の柱1の上下の端部を上梁2および下梁3で連
結した骨組み6を有するものである。骨組み6には、建
物ユニット12の骨組み5と同様に、上記の基本的な軸組
の他、凹状外壁面42に沿って延びるとともに、対向する
上梁2の間および下梁3の間に架け渡され、それらの中
間部分にそれぞれ接合される二本の中間梁51と、凹状外
壁面42の出隅角部43および入隅角部44の各々に沿って立
設される間柱52, 53と、これらの間柱52, 53の上下端間
の間にそれぞれ架け渡される中間小梁54, 55とが設けら
れている。なお、骨組み6は、骨組み5とは異なり、凹
状外壁面42側の下梁3を有しており、間柱52および柱2
の下端間の短尺梁56は設けられていない。
【0011】建物ユニット13, 23は、通常の建物ユニッ
トであり、図5に示した骨組み5を備えている。ここ
で、建物ユニット12,13,22,23 の各骨組み4〜6は、幅
寸法W、奥行き寸法D、高さ寸法Hがそれぞれ等しくさ
れている(図3〜5参照)。これにより、建物ユニット
12,13,22,23 の任意のもの同士の接合が可能となってい
るとともに、これらのうちの一つに、他のものを接合す
るにあたり、上下および左右のいずれの方向にも隣接さ
せることが可能となっている。これらの建物ユニット1
2,13,22,23 でユニット式建物を形成するにあたり、建
物ユニット12,13,22,23 が互いに置換可能とされ、設置
位置が適宜交換可能となっている。これにより、ユニッ
ト式建物は、建物ユニット12,13,22,23 からなる同一の
組み合わせであっても、建物ユニットの置換により、異
なる外観のものが形成可能となっている。
トであり、図5に示した骨組み5を備えている。ここ
で、建物ユニット12,13,22,23 の各骨組み4〜6は、幅
寸法W、奥行き寸法D、高さ寸法Hがそれぞれ等しくさ
れている(図3〜5参照)。これにより、建物ユニット
12,13,22,23 の任意のもの同士の接合が可能となってい
るとともに、これらのうちの一つに、他のものを接合す
るにあたり、上下および左右のいずれの方向にも隣接さ
せることが可能となっている。これらの建物ユニット1
2,13,22,23 でユニット式建物を形成するにあたり、建
物ユニット12,13,22,23 が互いに置換可能とされ、設置
位置が適宜交換可能となっている。これにより、ユニッ
ト式建物は、建物ユニット12,13,22,23 からなる同一の
組み合わせであっても、建物ユニットの置換により、異
なる外観のものが形成可能となっている。
【0012】前述のような本実施の形態によれば次のよ
うな効果がある。すなわち、四隅の柱1のうちの一対の
柱1の間に、平面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ
凹状外壁面42を備えた建物ユニット12, 22を含んでユニ
ット式建物10を形成し、建物10の外壁面に凹凸を形成し
たので、外壁面に変化が付与され、ユニット式建物10に
外観を意匠的に向上できる。
うな効果がある。すなわち、四隅の柱1のうちの一対の
柱1の間に、平面視で中間部分が両端部分よりも凹んだ
凹状外壁面42を備えた建物ユニット12, 22を含んでユニ
ット式建物10を形成し、建物10の外壁面に凹凸を形成し
たので、外壁面に変化が付与され、ユニット式建物10に
外観を意匠的に向上できる。
【0013】また、凹状外壁面42を備えた建物ユニット
12, 22の各寸法を、平坦な外壁面のみを有する通常の建
物ユニット13, 23の各寸法と等しくし、ユニット式建物
10を形成するにあたって、建物ユニット12,13,22,23 を
互いに置換可能とし、かつ、その設置位置を適宜交換可
能としたので、建物ユニット12,13,22,23 からなる同一
の組み合わせであっても、建物ユニットの置換や位置交
換により、異なる外観の建物を形成することができ、ユ
ニット式建物の意匠的なバリエーションを著しく増やす
ことができる。
12, 22の各寸法を、平坦な外壁面のみを有する通常の建
物ユニット13, 23の各寸法と等しくし、ユニット式建物
10を形成するにあたって、建物ユニット12,13,22,23 を
互いに置換可能とし、かつ、その設置位置を適宜交換可
能としたので、建物ユニット12,13,22,23 からなる同一
の組み合わせであっても、建物ユニットの置換や位置交
換により、異なる外観の建物を形成することができ、ユ
ニット式建物の意匠的なバリエーションを著しく増やす
ことができる。
【0014】さらに、凹状外壁面42に形成される出隅角
部43を、一対の柱1の各々から離間して設け、当該凹状
外壁面42の両端縁に、その中間部分から屋外側へ突出す
る柱状部45を形成したので、凹状外壁面42の凹凸が視覚
的に顕著になり、この点からも、ユニット式建物10に外
観を意匠的に向上できる。しかも、柱状部45の内部を屋
内空間とするとともに、柱状部45の内部に作り付けの机
を設けたので、意匠的に設けた柱状部45の内部を有効利
用できる。
部43を、一対の柱1の各々から離間して設け、当該凹状
外壁面42の両端縁に、その中間部分から屋外側へ突出す
る柱状部45を形成したので、凹状外壁面42の凹凸が視覚
的に顕著になり、この点からも、ユニット式建物10に外
観を意匠的に向上できる。しかも、柱状部45の内部を屋
内空間とするとともに、柱状部45の内部に作り付けの机
を設けたので、意匠的に設けた柱状部45の内部を有効利
用できる。
【0015】また、凹状外壁面42の中間部分に、バルコ
ニユニット46を取付け、凹状外壁面42の凹部41の内部空
間を利用可能としたので、凹状外壁面42の設置によって
も無駄な空間が生じず、建物ユニット22が占有する空間
全体を有効利用することができる。
ニユニット46を取付け、凹状外壁面42の凹部41の内部空
間を利用可能としたので、凹状外壁面42の設置によって
も無駄な空間が生じず、建物ユニット22が占有する空間
全体を有効利用することができる。
【0016】さらに、凹状外壁面42を備えた建物ユニッ
ト12, 22の骨組み5,6として、凹状外壁面42に沿って
延びるとともに両端部が梁2,3の中間部分にそれぞれ
接合される中間梁51と、凹状外壁面42の出隅角部43およ
び入隅角部44の各々に沿って設けられる間柱52, 53と、
これらの間柱52, 53の上下端間の間に架け渡される中間
小梁54, 55とを設けたので、これら一連の軸組51〜55
に、通常の建物ユニット13, 23用の外壁材や掃き出し窓
用サッシが取付けられるようになり、通常の建物ユニッ
ト13, 23と部品を共通化できる。
ト12, 22の骨組み5,6として、凹状外壁面42に沿って
延びるとともに両端部が梁2,3の中間部分にそれぞれ
接合される中間梁51と、凹状外壁面42の出隅角部43およ
び入隅角部44の各々に沿って設けられる間柱52, 53と、
これらの間柱52, 53の上下端間の間に架け渡される中間
小梁54, 55とを設けたので、これら一連の軸組51〜55
に、通常の建物ユニット13, 23用の外壁材や掃き出し窓
用サッシが取付けられるようになり、通常の建物ユニッ
ト13, 23と部品を共通化できる。
【0017】なお、本発明は前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形をも含むものである。すなわ
ち、前記実施形態では、建物ユニットの長辺側の側面に
凹状外壁面を設けたが、凹状外壁面は、建物ユニットの
短辺側の側面に設けてもよく、ユニット式建物の角部に
設けられる建物ユニットであれば、長辺側および短辺側
の両方の側面に設けてもよい。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形をも含むものである。すなわ
ち、前記実施形態では、建物ユニットの長辺側の側面に
凹状外壁面を設けたが、凹状外壁面は、建物ユニットの
短辺側の側面に設けてもよく、ユニット式建物の角部に
設けられる建物ユニットであれば、長辺側および短辺側
の両方の側面に設けてもよい。
【0018】また、建物ユニットの柱状部の屋内空間に
は、机に限らず、折り畳み式ベッドや棚等、他の作り付
け家具や、設備機械および収納庫を設けてもよく、要す
るに、当該屋内空間の有効利用が図れるものを設ければ
よい。さらに、ユニット式建物の屋根としては、陸屋根
に限らず、切妻屋根や寄棟屋根でもよく、屋根の具体的
な形式は実施あたり適宜選択できる。
は、机に限らず、折り畳み式ベッドや棚等、他の作り付
け家具や、設備機械および収納庫を設けてもよく、要す
るに、当該屋内空間の有効利用が図れるものを設ければ
よい。さらに、ユニット式建物の屋根としては、陸屋根
に限らず、切妻屋根や寄棟屋根でもよく、屋根の具体的
な形式は実施あたり適宜選択できる。
【0019】なお、本発明は、一戸建ての住宅となるユ
ニット式建物に限らず、集合住宅となるユニット式建物
にも適用できる。集合住宅となるユニット式建物に、凹
状外壁面を有する建物ユニットを用い、各住戸のバルコ
ニを前記建物ユニットの凹状外壁面に設ければ、隣接す
る住戸間のプライバシーを確保できる。
ニット式建物に限らず、集合住宅となるユニット式建物
にも適用できる。集合住宅となるユニット式建物に、凹
状外壁面を有する建物ユニットを用い、各住戸のバルコ
ニを前記建物ユニットの凹状外壁面に設ければ、隣接す
る住戸間のプライバシーを確保できる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、外壁面に変化を
付与することができ、ユニット式建物の意匠的なバリエ
ーションを増やすことができる。
付与することができ、ユニット式建物の意匠的なバリエ
ーションを増やすことができる。
【図1】本発明の一実施形態の全体を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図2】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る建物ユニットの骨組みを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】前記実施形態に係る別の建物ユニットの骨組み
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】通常の建物ユニットを示す図3と同様の図であ
る。
る。
1 柱 2,3 梁 5,6 骨組み 12, 22 建物ユニット 42 凹状外壁面 43 出隅角部 46 バルコニを形成するバルコニユニット 51 中間梁 52, 53 間柱 54, 55 中間小梁
Claims (5)
- 【請求項1】四隅の柱の端部を梁で連結した骨組みを有
する略直方体状の建物ユニットであって、前記四隅の柱
のうちの少なくとも一対の柱の間に、平面視で中間部分
が両端部分よりも凹んだ凹状外壁面を備えていることを
特徴とする建物ユニット。 - 【請求項2】請求項1に記載の建物ユニットにおいて、
前記凹状外壁面に形成される出隅角部は、前記一対の柱
の各々から離間して設けられ、前記凹状外壁面の両端部
分の内部に上下方向に細長い屋内空間が設けられている
ことを特徴とする建物ユニット。 - 【請求項3】請求項2に記載の建物ユニットにおいて、
前記屋内空間には、設備機械、収納庫および作り付けの
家具のいずれかが設けられていることを特徴とする建物
ユニット。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の建物ユニットにおいて、前記凹状外壁面の中間部分に
は、バルコニが設けられていることを特徴とする建物ユ
ニット。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
の建物ユニットにおいて、前記骨組みは、前記凹状外壁
面に沿って延びるとともに両端部が前記梁の中間部分に
接合される中間梁と、前記凹状外壁面の出隅角部および
入隅角部の各々に沿って設けられる間柱と、これらの間
柱の上下端間の間に架け渡される中間小梁とを備えてい
ることを特徴とする建物ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11473697A JPH10299093A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 建物ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11473697A JPH10299093A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 建物ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299093A true JPH10299093A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14645362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11473697A Withdrawn JPH10299093A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 建物ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10299093A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138687A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Asahi Kasei Corp | 開口ユニット付住宅 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP11473697A patent/JPH10299093A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002138687A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Asahi Kasei Corp | 開口ユニット付住宅 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |