JPH05339999A - 壁式工法による部屋ユニット - Google Patents

壁式工法による部屋ユニット

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JPH05339999A
JPH05339999A JP4147387A JP14738792A JPH05339999A JP H05339999 A JPH05339999 A JP H05339999A JP 4147387 A JP4147387 A JP 4147387A JP 14738792 A JP14738792 A JP 14738792A JP H05339999 A JPH05339999 A JP H05339999A
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JP
Japan
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room
wall
unit
shaped
room unit
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Pending
Application number
JP4147387A
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English (en)
Inventor
Keimei Ito
啓明 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH05339999A publication Critical patent/JPH05339999A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々のプランに応じた最適広さの部屋区画を
形成することができる部屋ユニットを提供する。 【構成】 壁式工法によるユニット建物の部屋部分を構
成する部屋ユニットであって、床パネル31の相対向す
る2つの側縁に壁パネル32,32を立設してなると共
に、これら壁パネル32,32の間に、上記床パネル3
1を2つの部屋区画要素に分ける壁パネル33を立設し
てなるHの字壁状の部屋ユニット3である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、壁式工法による部屋
ユニットに係り、詳しくは、壁式工法によるユニット建
物の各種部屋部分を構成する部屋ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、床、壁の各枠組に構造用の面材
を取り付けて床パネル、壁パネルとし、これらの床パネ
ル及び壁パネルを箱形構造に組み上げる壁式工法が知ら
れている。この壁式工法によれば、柱と梁とからなる軸
組工法による場合に比して、外力を床全体、壁全体で均
等に支持することとなり、高い構造強度を得ることが可
能となる。
【0003】また、建物の工業生産化率を高める一方式
として、ユニット建物の方式が知られている。上記壁式
工法をユニット建物に適用する場合には、特開昭60−
33958号公報に記載されているように、1戸の建物
を、床パネルに壁パネルを立設してなる複数の部屋ユニ
ットと、各部屋ユニットの上部に接合される屋根ユニッ
トとに分割し、各ユニットを工場で生産した後、これら
のユニットを建築現場に輸送し予め準備した基礎の上に
据え付けることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
壁式工法にあっては、建物の構造耐力上主要な壁(耐力
壁という)は、すべて、床パネルの側縁に限定されて立
設されていた(同公報参照)。例えば、図5及び図6に
示す部屋ユニットは、従来から工場で生産されている部
屋ユニットであり、これらのうち、図5に示す部屋ユニ
ット1は、床パネル11の3つの側縁に壁パネル12,
12,12を立設してなるもので、コの字壁状の部屋ユ
ニットと呼ばれる。また、図6に示す部屋ユニット2
は、床パネル21の相対向する2つの側縁に壁パネル2
2,22を立設してなるもので、二の字壁状の部屋ユニ
ットと呼ばれる。これらの他、床パネルの相交差する側
縁に壁パネルを立設してなるL字壁状の部屋ユニット
や、床パネルの4つの側縁に壁パネルを立設してなるロ
の字壁状の部屋ユニットも存在するが、耐力壁とされる
壁パネルが、床パネルの面上に立設されてなる部屋ユニ
ットは、従来、存在していなかった。
【0005】それ故、上記従来からある部屋ユニットを
組み合わせて、部屋の間取りを決定する際、図7(a),
(b)に示すように、単一の(コの字壁状の部屋ユニット
1の)床パネル11のみによって部屋区画1Aを形成す
るのでは狭くなりすぎ、2つの(コの字壁状の部屋ユニ
ット1,1の)床パネル11,11を組み合わせることに
よって部屋区画1Bを形成するのでは広くなりすぎると
いう事態が生じていた。このため、従来の部屋ユニット
の組み合わせだけでは、必ずしも、プラン対応力が十全
でないと指摘されていた。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、様々のプランに応じた最適広さの部屋区画を形
成することができる部屋ユニットを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の建物ユニットは、床パネルの相対向
する2つの側縁に壁パネルを立設してなると共に、これ
ら壁パネルの間に、前記床パネルを2つの部屋区画要素
に分ける壁パネルを立設してなることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記構成による部屋ユニットは、床パネルの面
上に立設された壁パネルによって2つの部屋区画要素に
区分されてなるものなので、従来からあるコの字壁状の
部屋ユニットや二の字壁状の部屋ユニット等と組み合わ
せて構成することにより、単一の部屋ユニットよりも広
く、2個の部屋ユニットの組み合わせよりも狭い部屋区
画(間取り)の設定が容易となる。
【0009】一般的にも、上記構成の部屋ユニットと、
従来からあるコの字壁状の部屋ユニットと、二の字壁状
の部屋ユニットとを組み合わせることにより、N個の床
パネル(部屋ユニット)の組み合わせによる部屋区画よ
りは広く、N+1個の床パネル(部屋ユニット)の組み
合わせよりは狭い、最適広さの部屋区画を形成すること
が可能となる。
【0010】なお、2つの部屋区画要素は、必ずしも等
面積である必要はなく、適宜、任意の面積比率で区分す
るようにしても良く、このようにすれば、ユニット建物
のプラン対応力の向上を一段と図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例であるHの
字壁状の部屋ユニット3の構成を示す斜視図である。こ
の部屋ユニット3は工場で生産されるものであり、床パ
ネル31の相対向する2つの側縁に壁パネル32、32
が立設され、さらに、これら壁パネル32,32の間
に、床パネル31を2つの部屋区画要素に2等分するた
めの壁パネル33が立設されてなっている。この例の部
屋ユニット3が、従来からあるコの字壁状の部屋ユニッ
ト1(図5)と異なる点は、コの字壁状の部屋ユニット
1が、コの字壁中央部の壁パネル12を床パネル11の
一側縁に立設してなっているのに対し、この例の部屋ユ
ニット3は、床パネル31を2等分する床パネル面上に
立設してなっている点である。
【0012】上記床パネル31は、各種の根太によって
方形に組み立てられた床枠組34の上面に構造用合板や
パーティクルボード等の面材35を取り付けることによ
って床構面として構成されている。
【0013】上記各壁パネル32、32,33は、いず
れも、上枠36、下枠37及び縦枠38によって組み立
てられた壁枠組39の内外両面に石膏ボードや木片セメ
ント板等の面材40,41を取り付けることによって耐
力壁として構成され、それぞれ、床パネル31に下枠3
7,37,37を当接させて立設されている。さらに詳細
に言えば、これら下枠37,37,37は、床パネル31
の面材35を介して、床枠組34を構成する床根太に釘
打ちされることにより立設されている。
【0014】なお、壁パネル32,32のそれぞれの中
央部にも図示せぬ縦枠が組み込めれており、壁パネル3
3と壁パネル32,32とは、壁パネル33の両側端面
の縦枠と壁パネル32,32の各中央部の縦枠とを、面
材40,40を介して、互いに突き合わせて、釘打ちさ
れて緊結されている。また、各壁パネル32,32,33
には、必要に応じて、出入口、窓等の開口部が形成され
ており、これらの壁パネル32,32,33の内側には断
熱材等も装填されている。さらにまた、上記面材40,
41の外側には内装外装の仕上げも施されており、壁パ
ネル32,32の外側の面材41は床パネル31まで伸
びている。
【0015】図2は、この実施例に係るユニット建物の
構成を概略的に示す斜視図、図3は同平面図である。こ
の図において、符号1a,1aは図5に示した部屋ユニ
ットと実質的に同一のコの字壁状の部屋ユニット、3a
は、図1に示した部屋ユニット3と実質的に同一のHの
字壁状の部屋ユニットである。
【0016】すなわち、この建物ユニットにおいては、
基礎4の上部中央部にHの字壁状の部屋ユニット3aが
配置され、さらに、部屋ユニット3aの両側にコの字壁
状の部屋ユニット1a,1aが配置されている。各部屋
ユニット3a,1a,1aと基礎4との間、及び部屋ユニ
ット3aと部屋ユニット1a,1aとの相互において当
接する床パネル31と床パネル11,11、壁パネル3
2,32と壁パネル12,12,12,12との間はボル
ト、釘等によって相互に緊結状態に接合され、このよう
にして、壁パネル33によって間仕切された部屋区画
(例えば、ダイニング・キッチン)6Aと、部屋区画(例
えば8畳和室)6Bとが形成されている。
【0017】上記構成のユニット建物によれば、2つの
部屋区画要素を有するHの字壁状の部屋ユニット3a
が、コの字壁状の部屋ユニット1a,1aの間に配置さ
れるので、単一の部屋ユニットよりも広く、2個の部屋
ユニットの組み合わせよりも狭い部屋区画を得ることが
可能となる。それ故、上記構成の部屋ユニットを用いる
ようにすれば、様々の建築(間取り)プランに対処する
ことが容易となる。
【0018】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。
【0019】また、上述の実施例においては、2つの部
屋区画6A,6Bを、1個のHの字壁状の部屋ユニット
3aと、2個のコの字壁状の部屋ユニット1a,1aと
によって形成する場合について述べたが、これに限ら
ず、コの字壁状の部屋ユニット1a,1aとHの字壁状
の部屋ユニット3aとの間に、それぞれ、任意数の二の
字壁状の部屋ユニットを配置するようにしても良く、こ
のようにすれば、一段と広い部屋空間においても、この
発明の部屋ユニットを適用することができる。すなわ
ち、N個の床パネル(部屋ユニット)の組み合わせによ
る部屋区画よりは広く、N+1個の床パネル(部屋ユニ
ット)の組み合わせよりは狭い、最適広さの部屋区画を
形成することが可能となる。なお、図4は、Hの字壁状
の部屋ユニット3aと、コの字壁状の部屋ユニット1a
との間に、二の字壁状の部屋ユニット2aを介挿付加し
てなる建物ユニットの一例を示す図であり、このように
すれば、2個の床パネル(部屋ユニット)の組み合わせ
による部屋区画よりは広く、3個の床パネル(部屋ユニ
ット)の組み合わせよりは狭い、最適広さの部屋区画
(例えば、ダイニング・キッチン)6Cを形成すること
ができる。
【0020】また、上述の実施例においては、1個のH
の字壁状の部屋ユニットを用いて、2個の部屋区画を隣
接して配置してなるユニット建物(図3)について説明
したが、これに限定するものではなく、複数のHの字壁
状の部屋ユニットを用いて3以上の部屋区画を得るよう
にしても良い。すなわち、上記部屋区画6Aの部屋区画
6Bと隣接していない側、もしくは部屋区画6Bの部屋
区画6Aと隣接していない側に、さらに別のHの字壁状
の部屋ユニットを配置して、他の部屋区画を隣接配置す
るようにしても良い。
【0021】また、上述の実施例においては、これら床
パネル31を2等分する間仕切線上に壁パネルを立設し
てなる部屋ユニット3aを用いる場合について述べた
が、必ずしも床パネルを等分に分割する必要はなく、任
意の面積比率て分割しても良く、このようにすれば、ユ
ニット建物のプラン対応力の向上に一段と寄与すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による部
屋ユニットは、床パネルの面上に立設された壁パネルに
よって2つの部屋区画要素に区分されてなるものなの
で、従来からあるコの字壁状の部屋ユニットや二の字壁
状の部屋ユニット等と組み合わせて構成することによ
り、単一の部屋ユニットよりも広く、2個の部屋ユニッ
トの組み合わせよりも狭い部屋区画(間取り)の設定が
容易となる。
【0023】一般的にも、上記構成の部屋ユニットと、
従来からあるコの字壁状の部屋ユニットと、二の字壁状
の部屋ユニットとを組み合わせることにより、N個の床
パネル(部屋ユニット)の組み合わせによる部屋区画よ
りは広く、N+1個の床パネル(部屋ユニット)の組み
合わせよりは狭い、最適広さの部屋区画を形成すること
が可能となる。
【0024】なお、2つの部屋区画要素は、必ずしも等
面積である必要はなく、適宜、任意の面積比率で区分す
るようにしても良く、このようにすれば、ユニット建物
のプラン対応力の向上を一段と図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるHの字壁状の部屋ユ
ニットの構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例に係るユニット建物の構成を概略的に
示す斜視図である。
【図3】同ユニット建物の構成を概略的に示す平面図で
ある。
【図4】同実施例の変形例に係る建物ユニットの構成を
概略的に示す平面図である。
【図5】コの字壁状の部屋ユニットの構成を示す斜視図
である。
【図6】二の字壁状の部屋ユニットの構成を示す斜視図
である。
【図7】従来技術の問題点を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
3 Hの字壁状の部屋ユニット 3a Hの字壁状の部屋ユニット 31 床パネル 32 壁パネル 33 壁パネル 6A 部屋区画 6B 部屋区画

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁式工法によるユニット建物の部屋部分
    を構成する部屋ユニットであって、床パネルの相対向す
    る2つの側縁に壁パネルを立設してなると共に、これら
    壁パネルの間に、前記床パネルを2つの部屋区画要素に
    分ける壁パネルを立設してなることを特徴とするHの字
    壁状の部屋ユニット。
JP4147387A 1992-06-08 1992-06-08 壁式工法による部屋ユニット Pending JPH05339999A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4147387A JPH05339999A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 壁式工法による部屋ユニット

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JP4147387A JPH05339999A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 壁式工法による部屋ユニット

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JPH05339999A true JPH05339999A (ja) 1993-12-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101297867B1 (ko) * 2011-09-08 2013-08-19 이정엽 조립식 건축물용 ㄷ자형 유닛 및 이를 이용한 조립식 주택의 건축 방법
JP2019023395A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 株式会社竹中工務店 ユニット構造物の施工方法
JP2023026810A (ja) * 2021-08-16 2023-03-01 ミサワホーム株式会社 居住用ユニット

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JP2019023395A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 株式会社竹中工務店 ユニット構造物の施工方法
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