JP2001055786A - ボックス式建築物の階段部屋ボックス - Google Patents

ボックス式建築物の階段部屋ボックス

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Publication number
JP2001055786A
JP2001055786A JP11231536A JP23153699A JP2001055786A JP 2001055786 A JP2001055786 A JP 2001055786A JP 11231536 A JP11231536 A JP 11231536A JP 23153699 A JP23153699 A JP 23153699A JP 2001055786 A JP2001055786 A JP 2001055786A
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JP
Japan
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box
wall
floor
ceiling
staircase
Prior art date
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Pending
Application number
JP11231536A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakahara
和夫 中原
Yahiro Nakaya
八博 中屋
Kenta Oonoki
健太 大軒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場での階段施工に伴う作業を軽減して、作
業効率の向上を図ることができるボックス式建築物の階
段部屋ボックスを提供する。 【解決手段】 天井(10)と、床(11)と、これら天井(10)
と床(11)との間に差し渡した壁体(12)〜(15)とを予め一
体に複合化し、さらに階段(60)をも予め一体に組み込む
ことによって、階段部屋ボックスを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボックス式建築
物を構成する部屋ボックスの1つであって、特に階段部
分を構成する階段部屋ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の構築にあたって、現場作
業の軽減による工期の短縮及び均一な施工を実現するた
めに、予め設備の整った工場等において複数の箱形の部
屋ボックスを製造し、これら部屋ボックスを現場で組み
合わせて建築物を完成させるといった工法が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
部屋ボックスには、天板や床板、外壁材や内壁材といっ
た面材、或いは窓や扉といった建具等は予め取り付けら
れているものの、階段等の内装設備については、各部屋
ボックスを組み合わせた後の現場での内装工事において
施工することがあり、この場合、現場作業が多くなり、
作業効率の悪化を招いていた。
【0004】本発明は、上記に鑑み、現場での階段施工
に伴う作業を軽減して、作業効率の向上を図ることがで
きるボックス式建築物の階段部屋ボックスの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明のボックス式建築物は、天井と、床と、壁
体とを予め一体に複合化し、さらに階段をも予め一体に
組み込んであることを特徴とする。
【0006】そして、前記階段の外周部に、壁体を配置
するようにしてある。また、前記天井には、前記階段の
上方に位置する部分に開口を設けてある。さらに、前記
天井、床及び壁体は、枠状のフレームに面材を取り付け
てなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る階段部屋ボックスの分解斜視図、図2は、同じ
くその横断面図である。
【0008】本実施形態に係る階段部屋ボックス(1)
は、予め設備の整った工場で製造されるもので、天井と
しての天井パネル(10)と、床としての床パネル(11)と、
これら天井パネル(10)と床パネル(11)との間に差し渡し
た壁体(12)(13)(14)(15)とから箱形に形成されている。
【0009】天井パネル(10)は、方形枠状の外周枠(16)
と、その外周枠(16)内の長手方向のほぼ半分において、
その外周枠(16)の互いに対向する長辺側の2辺間に跨っ
て取り付けた多数の野縁(17)(17)…とによって、天井フ
レーム(18)を形成するとともに、その天井フレーム(18)
の野縁(17)(17)…が配された側の下面に天井板(19)を張
り付けたものである。従って、天井パネル(10)には、そ
の長手方向のほぼ半分を占める開口(20)が形成されてい
る。
【0010】床パネル(11)は、方形枠状の外周枠(25)
と、その外周枠(25)の互いに対向する長辺側の2辺間に
跨って取り付けた多数の根太材(26)(26)…とによって、
床フレーム(27)を形成するとともに、その床フレーム(2
7)の上面に床板(28)を張り付けたものである。
【0011】壁体(12)(13)は、建築物の外周壁を構成す
るもので、互いに連結してなる方形枠状の一対の軸フレ
ーム(30)(30)を構成要素として、その外側に外壁材(31)
を、内側に内壁材(32)を予め張り付けたものである。軸
組フレーム(30)(30)内には、必要により縦桟材や横桟材
等が設けられる。そして、壁体(12)は、天井パネル(10)
と床パネル(11)との間の長手方向に沿った一端部間の開
口部分のほぼ半分を塞ぐようにして、その一端部間に跨
って配され、壁体(13)は、天井パネル(10)と床パネル(1
1)との間の短手方向に沿った一端部間に跨って配されて
いる。
【0012】壁体(14)は、建築物の間仕切り壁を構成す
るもので、外周壁側の壁体(12)(13)と同じく、互いに連
結してなる方形枠状の一対の軸フレーム(30)(30)を構成
要素として、その内側に内壁材(32)を予め張り付けたも
のである。そして、壁体(14)は、天井パネル(10)と床パ
ネル(11)との間の長手方向に沿った他端部間の開口部分
のほぼ半分を塞ぐようにして、その他端部間に跨って配
されている。この場合にも、軸組フレーム(30)(30)内に
は、必要により縦桟材や横桟材等が設けられる。
【0013】壁体(15)は、建築物の間仕切り壁を構成す
るもので、壁体(13)に対向して天井パネル(10)と床パネ
ル(11)の短手方向に沿った他端部間に跨って配されてい
る。この壁体(15)は、方形枠状の軸フレーム(33)のみに
よって構成されているが、工場又は現場作業おいてその
内面側に適宜内壁材が取り付けられるようになってい
る。
【0014】そして、これらの4枚の壁体(12)(13)(14)
(15)のうち3枚の壁体(12)(13)(14)は、互いにコ字形に
連結されて、その内側に階段収納空間(35)を形成してい
る。この階段収納空間(35)の上面は、天井パネル(10)の
開口(20)と連通して開放された状態となっている。そし
て、階段収納空間(35)には、L字形に連結された一対の
仕切壁(40)(41)が設けられている。これら仕切壁(40)(4
1)は、面材(45)(45)を複数の縦桟材(46)(46)…に張り合
わせてなり、一方の仕切壁(40)の端部が壁体(14)の端部
に直交して連結され、他方の仕切壁(41)の端部が床パネ
ル(11)から立ち上がった中心柱(47)に連結されている。
【0015】そして、このような仕切壁(40)(41)によっ
て仕切られた階段収納空間(35)内に、段板(50)(50)…、
蹴込み板(51)(51)…及び側板(52)(52)…等からなる階段
(60)が一体に組み付けられている。すなわち、階段(60)
は、壁体(12)(13)(14)によって囲まれた状態となってい
る。
【0016】なお、上記の階段部屋ボックス(1)は、複
数種類のうちの1つのタイプに過ぎず、この他にも各種
タイプが用意されており、例えば、壁体(12)(13)のいず
れか一方を外壁材(31)無しの間仕切り壁としたタイプ、
或いは壁体(12)(13)の両方を外壁材(31)無しの間仕切り
壁としたタイプ等がある。
【0017】次に、上記の階段部屋ボックス(1)の施工
方法について説明する。まず、工場で製造した階段部屋
ボックス(1)を、その他各種の部屋ボックスとともにト
ラックで現場に搬入して、基礎上に設置する。そして、
図3に示すように、階段部屋ボックス(1)の上側に、構
造梁(70)(70)…を設置して、さらに構造梁(70)(70)…の
上側には、階段対応の部屋ボックス(71)を設置する。
【0018】この部屋ボックス(71)は、天井(72)と、床
(73)と、これら天井(72)と床(73)との間に差し渡した壁
体(74)(75)(76)とから箱形に形成されており、床(73)に
は、階段部屋ボックス(1)の天井パネル(10)の開口(20)
に連通する開口(77)が形成されている。さらに、床(73)
における開口(77)の中央側縁部には、階段昇降用スペー
ス(78)をあけて腰壁(79)が立設されている。
【0019】そして、部屋ボックス(71)の設置後に、図
4に示すように、段板(80)(80)、蹴込み板(81)(81)及び
側板(82)(82)を予め一体に組み合わせてなる階段組品(8
3)を、下層階の階段部屋ボックス(1)の階段(60)上部に
設置して、その上端を上層階の部屋ボックス(71)の階段
昇降用スペース(78)に臨ませる。また、階段部屋ボック
ス(1)の他方の間仕切壁(41)内部に、腰壁スタッド(84)
(84)…を挿入固定し、これら腰壁スタッド(84)(84)…に
対応させて構造梁(70)上に腰壁補強柱(85)を立設して、
これら腰壁スタッド(84)(84)…及び腰壁補強柱(85)に対
して面材を張り付けることで、下層階の仕切壁(41)と上
層階の腰壁(79)との間に傾斜した腰壁を差し渡して、下
層階から上層階へ続く階段を構成する。
【0020】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、天井、床及び壁体だけでなく、階段をも予め
一体に組み込んだ階段部屋ボックスを構築することで、
現場での階段施工に伴う作業を軽減できるだけでなく、
現場作業の際の仮設階段としても使用することができ、
作業効率の向上を図ることができる。
【0022】また、この階段部屋ボックスにおいては、
組み込まれた階段の外周部に壁体が配置されているの
で、仮設階段として使用する際の落下を防止して、安全
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る階段部屋ボックスの
分解斜視図である。
【図2】同じくその横断面図である。
【図3】階段部屋ボックス、構造梁及び上層階の部屋ボ
ックスを示す分解斜視図である。
【図4】階段組品の取付状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
(10) 天井 (11) 床 (12)〜(15) 壁体 (18) 天井フレーム (19) 天井板 (20) 開口 (27) 床フレーム (28) 床板 (30)(33) 軸フレーム (31) 外壁材 (32) 内壁材 (60) 階段
フロントページの続き (72)発明者 大軒 健太 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 Fターム(参考) 2E101 AA00 DD13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井と、床と、壁体とを予め一体に複合
    化し、さらに階段をも予め一体に組み込んであることを
    特徴とするボックス式建築物の階段部屋ボックス。
  2. 【請求項2】 前記階段の外周部に、壁体を配置するよ
    うにした請求項1記載のボックス式建築物の階段部屋ボ
    ックス。
  3. 【請求項3】 前記天井には、前記階段の上方に位置す
    る部分に開口を設けてある請求項1又は2記載のボック
    ス式建築物の階段部屋ボックス。
  4. 【請求項4】 前記天井、床及び壁体は、枠状のフレー
    ムに面材を取り付けてなる請求項1乃至3のいずれかに
    記載のボックス式建築物の階段部屋ボックス。
JP11231536A 1999-08-18 1999-08-18 ボックス式建築物の階段部屋ボックス Pending JP2001055786A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025008332A1 (en) * 2023-07-05 2025-01-09 Sano Development Limited Modular building assembly

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Effective date: 20050623