JP2862461B2 - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2862461B2
JP2862461B2 JP5223210A JP22321093A JP2862461B2 JP 2862461 B2 JP2862461 B2 JP 2862461B2 JP 5223210 A JP5223210 A JP 5223210A JP 22321093 A JP22321093 A JP 22321093A JP 2862461 B2 JP2862461 B2 JP 2862461B2
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JP
Japan
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floor
building unit
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浩美 森崎
明博 西山
保 佐藤
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JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の工業生産方式としてユニッ
ト工法がある。このユニット工法は、建物を構成する複
数の建物ユニットを工場で生産した後、建築現場に輸送
し、予め構築してある基礎上にて据付けるものである。
【0003】然るに、従来の建物ユニットは、特公昭58
-30978号公報に記載される如く、床パネルの外縁側上面
部に壁パネルを立設、固定することにて構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、建物ユニットの高さ方向における床パネル位置が
ユニット下部にて固定化される一方、ユニット高さに工
場から建築現場への輸送上の制限があるため、天井高の
増大に限界がある。即ち、天井高の増大による居室スペ
ースの増大に限界があり、居住性の向上に困難がある。
【0005】例えば、図4(A)に示す如くの全高2.8m
の建物ユニットを用いたユニット建物にあっては、1階
床厚を20cm、2階床厚を30cmとすると、1階居室の天井
高は2.6m、2階居室の天井高は2.5mがそれぞれ限界とな
る。また、1階天井材を工場出荷段階で2階建物ユニッ
トの床パネル下面部に取付けようとしても、当該建物ユ
ニットの全高が輸送制限の2.8mを超えてしまうため、そ
の取付けができない。
【0006】本発明は、建物ユニットにおいて、全高を
一定範囲に納めながら、天井高を増大して居住性を向上
することを目的とする。
【0007】請求項1に記載の本発明は、床パネルの外
縁側上面部に壁パネルを立設してなる建物ユニットにお
いて、床パネルの外縁側下面部から下方に突出する天井
高拡大部材を備えてなり、天井高拡大部材は上記壁パネ
ルとは別個の枠組を有してなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1記載
の発明において更に、上記天井高拡大部材が壁パネルと
同一の断面構造を有するようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記の作用
がある。上階建物ユニットとして本発明の建物ユニット
を用い、上階建物ユニットの天井高拡大部材を下階建物
ユニットの壁パネル上端面に搭載せしめることにより、
下階居室の天井高は、下階建物ユニットの壁パネル高さ
に、上階建物ユニットの天井高拡大部材が形成する拡大
高さを加えたものとなる。即ち、建物ユニットの全高を
輸送上の制限内に納めながら、居室の天井高を、上階建
物ユニットが備える天井高拡大部材による拡大高さ分だ
け増大して居住スペースを増大できる。また、天井高拡
大部材は上記壁パネルとは別個の枠組を有してなるの
で、壁パネルは従来のものをそのまま使用でき、壁パネ
ルと床パネルの接合は従来どおりに行なえ、生産管理上
有利である。
【0010】例えば、図4(B)に示す如くの全高2.8m
の建物ユニットを用いたユニット建物にあっては、1階
床厚を20cm、2階床厚を30cm、2階建物ユニットの天井
高拡大部材の拡大高さを10cmとすると、1階居室の天井
高は2.7mに増大される。また、屋根ユニットの両側下部
にも天井高拡大部材を設け、その拡大高さを20cmとする
と、2階居室の天井高は2.6mに増大される。そして、1
階天井面材を工場出荷段階で2階建物ユニットの床パネ
ル下面部のふところ内に取付けできる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、下記の
作用がある。天井高拡大部材の断面構造を壁パネルと同
一とすることにより、枠材等の共通化を図ることがで
、床パネルが天井拡大部材の上にのるので特別な補強
等を施すことなく、構造的に安定したものとなってい
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の建物ユニットを用いて構築さ
れたユニット建物を示す模式図、図2は本発明の建物ユ
ニットを示す模式図、図3は本発明の建物ユニットを構
成するパネルを示す模式図、図4は本発明の天井高拡大
効果を示す模式図である。
【0013】ユニット建物10は、図1に示す如く、複
数の上階建物ユニット11A、11C、下階建物ユニッ
ト11Bを基礎12の上部にて水平方向及び鉛直方向に
接合するとともに、最上階建物ユニット11の上部に
屋根ユニット13を搭載することにて構築される。
【0014】ここで建物ユニット11A、図1(B)
に示す如く、コの字ユニット14、或いはニの字ユニッ
ト15の如くに構成される。建物ユニット11B、11
Cも建物ユニット11Aと同様にコの字ユニット、或い
はニの字ユニットの如くに構成される。
【0015】然るに、2階建物ユニット11Aは、図
2、図3に示す如く、床パネル21の外縁側上面部に壁
パネル22を立設するとともに、床パネル21の外縁側
下面部から下方に突出する小壁パネル23(天井高拡大
部材)を備えて構成される。また、3階建物ユニット1
1Cも、床パネルの外縁側上面部に壁パネルを立設する
とともに、床パネルの外縁側下面部から下方に突出する
小壁パネル(天井高拡大部材)を備えており、小壁パネ
ル(天井高拡大部材)の突出高さが2階建物ユニット1
1Aに比してほぼ2倍大きく構成される。
【0016】また、下階建物ユニット11Bは、床パネ
ル21の外縁側上面部に壁パネル22を立設して構成さ
れる。
【0017】尚、コの字ユニット14は、床パネル21
の3つの外縁部沿いのそれぞれに壁パネル22、小壁パ
ネル23を配置したものである。また、ニの字ユニット
15は、床パネル21の相対する2つの外縁部沿いのそ
れぞれに壁パネル22、小壁パネル23を配置したもの
である。
【0018】このとき、床パネル21は、図2、図3に
示す如く、両端の端根太31、31と両側の側根太3
2、32を四角枠組し、両端の端根太31、31間に複
数の床根太33を架け渡すことにて床枠組34を形成す
るとともに、この床枠組34内に断熱材を充填し、更
に、この床枠組34に床面材36を取着することにて構
成される。
【0019】また、壁パネル22は、図2、図3に示す
如く、両端の柱41、41と上下の枠材42、43を四
角枠組し、上下の枠材42、43間に複数のスタッド4
4を設けることにて壁枠組45を形成するとともに、こ
の壁枠組45内に断熱材を充填し、更に、この壁枠組4
5の両面に外壁面材47、内壁面材48を取着すること
にて構成される。
【0020】また、小壁パネル23は、図2、図3に示
す如く、両端の短柱51、51と上下の枠材52、53
を四角枠組し、上下の枠材52、53間に複数の短スタ
ッド54を設けることにて小壁枠組55を形成するとと
ともに、この小壁枠組55内に断熱材を充填し、更に、
この小壁枠組55の両面に外壁面材57、内壁面材58
を取着することにて構成される。即ち、小壁パネル23
は、壁パネル22と同一の断面構造を有する。
【0021】以下、ユニット建物10の構築手順につい
て説明する。 (1) 上階建物ユニット11A、11C、下階建物ユニッ
ト11B、屋根ユニット13を工場で生産した後、建築
現場に輸送する。建築現場では、予め、基礎12が構築
される。
【0022】(2) 基礎12上に1階部分を構成すること
となる下階建物ユニット11Bを据付ける。
【0023】(3) 上記(2) の下階建物ユニット11Bの
上に、2階部分を構成することとなる上階建物ユニット
11Aを据付ける。このとき、2階建物ユニット11A
の小壁パネル23を1階建物ユニット11Bの壁パネル
22の上端面に搭載せしめる。
【0024】(4) 上記(3) の2階建物ユニット11Aの
上に、3階部分を構成することとなる上階建物ユニット
11を据付ける。このとき、3階建物ユニット11
の小壁パネルを2階建物ユニット11Aの壁パネル22
の上端面に搭載せしめる。
【0025】(5) 上記(4) の3階建物ユニット11
上に、屋根ユニット13を据付ける。このとき、屋根ユ
ニット13はその両側下部に3階建物ユニット11Cの
小壁パネルと同じ高さの小壁パネル24を備えており、
屋根ユニット13の小壁パネル24を3階建物ユニット
11の壁パネルの上端面に搭載せしめる。
【0026】以下、本実施例の作用について説明する。
2階建物ユニット11Aの小壁パネル23を1階建物ユ
ニット11Bの壁パネル22の上端面に搭載せしめるこ
とにより、1階居室の天井高は、1階建物ユニット11
Bの壁パネル高さに、2階建物ユニット11Aの小壁パ
ネル23が形成する拡大高さを加えたものとなる。
【0027】また、3階建物ユニット11の小壁パネ
ルを2階建物ユニット11Aの壁パネル22の上端面に
搭載せしめることにより、2階居室の天井高は、2階建
物ユニット11Aの壁パネル高さに、3階建物ユニット
11Cの小壁パネルが形成する拡大高さを加えたものと
なる。
【0028】また、屋根ユニット13の小壁パネル24
を3階建物ユニット11Cの壁パネルの上端面に搭載せ
しめることにより、3階居室の天井高は、3階建物ユニ
ット11Cの壁パネル高さに、屋根ユニット13の小壁
パネル24が形成する拡大高さをえたものとなる。
【0029】即ち、建物ユニット11A、11B、11
の全高を輸送上の制限内に納めながら、居室の天井高
を、上階建物ユニット11A、11C、屋根ユニット1
3が備える天井高拡大部材(小壁パネル23、24)に
よる拡大高さ分だけ増大して居住スペースを増大でき
る。
【0030】小壁パネル23の断面構造を、壁パネル2
2と同一とすることにより、枠材等の共通化を図ること
ができる。
【0031】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の天
井高拡大部材としては、図2(C)に示す如くの短柱6
1、図2(D)に示す如くの拡大側根太(もしくは端根
太)62等を採用しても良い。上記短柱61は、下階建
物ユニットの壁パネルを構成する柱上に搭載される。ま
た、上記拡大側根太62は、下階建物ユニットの壁パネ
ルを構成する上枠材上に搭載される。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットにおいて、全高を一定範囲に納めながら、天井高を
増大して居住性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の建物ユニットを用いて構築され
たユニット建物を示す模式図である。
【図2】図2は本発明の建物ユニットを示す模式図であ
る。
【図3】図3は本発明の建物ユニットを構成するパネル
を示す模式図である。
【図4】図4は本発明の天井高拡大効果を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
11A 建物ユニット 21 床パネル 22 壁パネル 23 小壁パネル(天井高拡大部材)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−18009(JP,A) 実開 昭52−34114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/348

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルの外縁側上面部に壁パネルを立
    設してなる建物ユニットにおいて、床パネルの外縁側下
    面部から下方に突出する天井高拡大部材を備えてなり、
    天井高拡大部材は上記壁パネルとは別個の枠組を有して
    なることを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 上記天井高拡大部材が壁パネルと同一の
    断面構造を有することを特徴とする請求項1に記載の建
    物ユニット。
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JPS5234114U (ja) * 1976-08-04 1977-03-10
JP2592186B2 (ja) * 1991-07-08 1997-03-19 ミサワホーム株式会社 ユニット住宅の構造

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