JP2008045369A - ユニット式建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バルコニ用建物ユニット20Aの上梁22上に設けられた門形フレーム30で窓サッシ6が支持されているので、通常の建物ユニット10,20と構造および寸法が共通のバルコニ用建物ユニット20Aから上方に突出した窓を設けることができる。従って、バルコニ用建物ユニット20Aの製造コストの増加を招くことなく、さらに特殊な搬送手段等を用いる必要がないことから、施工コストの増加も防止することができる。
【選択図】図3
Description
すなわち、図面も参照して説明すると、本発明のユニット式建物は、四隅の柱21、上梁22および下梁23から略直方体状に形成された骨組みを有する建物ユニット10,20を複数配置して構成されるユニット式建物であって、前記複数の建物ユニットのうち、上側に屋根4が設けられる少なくとも1つの建物ユニット20Aには、対向する上梁22または柱21の上側に固定される一対の束柱31と、これらの束柱の上端部を連結する連結梁32とを有した門形フレーム30が設けられ、この門形フレームに窓サッシ6が支持されていることを特徴とする。
そして、建物ユニットの上端よりも上方に突出した窓サッシを設置することで、高さ寸法が大きい窓や、壁の高い位置に設けられる窓等が構成でき採光性を向上させることもでき、また、室内の床位置を高くした場合でも、床の高さに合わせて窓の設置位置を高くすることができ、室内の開放感を確保することができる。
この構成によれば、中間床の上側に居室空間を設けた場合に、中間床の上側から居室空間の天井高さに応じた高さ位置までの窓サッシを設置することで、窓の高さを確保して快適な居室環境を得ることができる。また、中間床の下側を収納空間とすれば、建物内部に有効に収納スペースが確保でき、一方、中間床の下側を吹抜け空間とすれば、下階の天井高さを高くすることができ、下階に開放的な居室スペースを確保することができる。
この構成によれば、窓フレームに窓サッシを組み込んだものを工場等においてパネル化しておき、パネル化した状態で建設現場に搬送するか、建設現場で窓フレームに窓サッシを組み込んでからクレーン等で吊り上げ、建物ユニットに設置することで、運搬や取付が容易になり、建物の施工性を向上することができる。また、門形フレームと窓フレームとの両方に、互いに固定するための取付部を設けておけば、さらに取付作業を簡単にすることができるとともに、窓サッシの型式やサイズ、詳細構造等が変更になった場合でも、門形フレームおよび窓フレームの軽微な変更により、窓サッシを建物ユニットに容易に取り付けることができる。
この構成によれば、門形フレームを建物ユニットの途中位置(外周ではない位置)に設けたことで、建物ユニット内の任意の位置に窓を設けることができ、この窓の室外側をバルコニとして利用することができる。すなわち、従来の建物ユニットにおいて、窓サッシは、建物ユニットの外周に位置する骨組みに支持されて取り付けられることが一般的であり、建物ユニットの内部に窓を設けることは困難であった。これに対して本発明では、門形フレームを用いたことで、窓サッシの取付位置の自由度が向上し、これにより建物ユニット内にインナーバルコニを容易に形成することができる。
この構成によれば、建物ユニットの外周位置における柱の上側に門形フレームを設けたことで、当該位置の省略した上梁に代えて門形フレームに外装材や屋根等を支持させることができ、さらに門形フレームに窓サッシが支持されることで、建物の外壁面における建物ユニットの上梁位置よりも上方に延びた窓が形成できる。
図1から図4には、本発明の実施形態に係るユニット式建物1が示されている。
図1は、本実施形態のユニット式建物1を示す斜視図であり、図2は、ユニット式建物1を示す断面図である。図3は、ユニット式建物1におけるバルコニ5部分を構成する建物ユニット20Aの一部を省略して示す斜視図である。図4は、建物ユニット20Aを示す断面図である。
バルコニ用建物ユニット20Aは、四隅に立設された4本の柱21と、これらの柱21の上端同士を結合する3本の上梁22と、柱21の下端同士を結合する4本の下梁23とからなる骨組みを有し、柱21の中間位置には、中間梁24が連結され、この中間梁24に支持される中間床25が設けられている。そして、バルコニ用建物ユニット20Aでは、上部居室用建物ユニット20Bに隣接する1本の上梁が省略され、これに対向する位置の上部居室用建物ユニット20Bの上梁も省略されている。また、バルコニ用建物ユニット20Aには、窓サッシ6および外壁7を支持する門形フレーム30が設けられており、この門形フレーム30は、バルコニ用建物ユニット20Aの互いに対向する短辺方向の上梁22の上側に立設固定される一対の束柱31と、これらの束柱31の上端部同士を連結する連結梁32とを互いに剛接合して形成されている。門形フレーム30の束柱31の下端部は、適宜なブラケットやベースプレート、ボルト−ナット等を介して上梁22に固定されている。また、門形フレーム30には、屋根4の小屋組み材(斜材)が支持されるようになっている。
(1)バルコニ用建物ユニット20Aの上梁22上に設けられた門形フレーム30で窓サッシ6が支持されているので、通常の建物ユニット10,20と構造および寸法が共通のバルコニ用建物ユニット20Aから上方に突出した窓を設けることができる。従って、バルコニ用建物ユニット20Aの製造コストの増加を招くことなく、さらに特殊な搬送手段等を用いる必要がないことから、施工コストの増加も防止することができる。
例えば、前記実施形態では、バルコニ用建物ユニット20Aの途中位置に門形フレーム30を設け、この門形フレーム30に窓サッシ6を支持させるとともに、窓サッシ6の室外側にバルコニ5を設けたが、このような構成に限定されない。
すなわち、門形フレーム30は、図5に示すユニット式建物1Aのように、バルコニ用建物ユニット20Aの外周部である柱21の上側に設けられていてもよい。このバルコニ用建物ユニット20Aでは、門形フレーム30が設けられる柱21同士を連結する上梁22が省略され、中間床25と柱21と門形フレーム30とで略矩形状に囲まれた領域の内部に窓サッシ6が支持されている。そして、ユニット式建物1Aでは、屋根4の軒先側が門形フレーム30に支持されており、前記ユニット式建物1よりも屋根4の高さ位置が高くなっている。
また、前記実施形態では、バルコニ用建物ユニット20Aの中間床25下側に吹き抜け空間S3が設けられていたが、この吹き抜け空間S3に代えて収納空間を設けてもよく、この収納空間と上部居室用建物ユニット20Bの収納空間S4とを連通させてもよい。このような構成にすれば、建物内部の収納空間を拡大することができる。
4 屋根
5 バルコニ(バルコニ空間)
6 窓サッシ
10 下階建物ユニット
20 上階建物ユニット
20A バルコニ用建物ユニット
21 柱
22 上梁
23 下梁
25 中間床
30 門形フレーム
31 束柱
32 連結梁
35 窓フレーム
S3 吹き抜け空間
S5 上部居室空間。
Claims (5)
- 四隅の柱、上梁および下梁から略直方体状に形成された骨組みを有する建物ユニットを複数配置して構成されるユニット式建物であって、
前記複数の建物ユニットのうち、上側に屋根が設けられる少なくとも1つの建物ユニットには、対向する上梁または柱の上側に固定される一対の束柱と、これらの束柱の上端部を連結する連結梁とを有した門形フレームが設けられ、この門形フレームに窓サッシが支持されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1に記載されたユニット式建物において、
前記門形フレームが設けられる建物ユニットの内部には、当該内部を上下に仕切る中間床が形成され、この中間床の上側でかつ前記窓サッシよりも室内側が居室空間とされるとともに、前記中間床の下側が収納空間または吹抜け空間とされ、
前記窓サッシが前記中間床の上側に支持されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1または請求項2に記載されたユニット式建物において、
前記窓サッシは、その周囲を支持する窓フレームを介して前記門形フレームに固定されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたユニット式建物において、
前記門形フレームが前記建物ユニットにおける上梁の長手方向中間位置に支持され、当該建物ユニットの内部でかつ前記窓サッシよりも室外側がバルコニ空間とされていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたユニット式建物において、
前記門形フレームが前記建物ユニットにおける室外側の柱の上側に支持され、これらの柱間に位置する上梁が省略されていることを特徴とするユニット式建物。
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