JP2002061397A - 建 物 - Google Patents

建 物

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JP2002061397A
JP2002061397A JP2000252626A JP2000252626A JP2002061397A JP 2002061397 A JP2002061397 A JP 2002061397A JP 2000252626 A JP2000252626 A JP 2000252626A JP 2000252626 A JP2000252626 A JP 2000252626A JP 2002061397 A JP2002061397 A JP 2002061397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履き物を履いたままでも居室内に出入りする
ことができ、多目的に利用することのできる室内空間を
備えた建物を提供する。 【解決手段】 複数の箱形建物ユニット11〜14、1
2A,14Aを組み合わせて建てられるユニット式建物
10において、建物の外壁19に沿って連続する土間1
8を居室空間100内に形成した。そのため、土間を、
例えば玄関、勝手口に土間を連続させることで、靴等の
履き物をはいたまま居室内に出入りすることができる。
従って、例えば雨の日等に濡れたまま、泥が付着して汚
れたままでも建物内に出入りして、靴や服を土間で脱ぎ
捨てたりすることができ、また、買い物かご等をキッチ
ン近傍まで引っ張っていくことができ、使い勝手がよ
く、土間空間を多目的に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物に係り、例え
ば、複数の箱形建物ユニットを組み合わせて建てられる
ユニット式建物等の建物に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、工業化住宅であるユニット式建物
は、予め工場で生産される複数の箱形の建物ユニット
を、現場で組み合わせることにより建てられる。このユ
ニット式建物によれば、工場で建物ユニットの内外装ま
で行ってしまうので、建築現場での作業が大幅に軽減さ
れ、短時間で建築工事を完了できるという利点がある。
【0003】図4に示すように、このようなユニット式
建物の建物ユニット1は、四隅に立設される4本の柱2
と、これらの柱2の上端間同士および下端間同士を結合
する各4本の天井梁3、床梁4とで構成された骨組み5
を備えている。天井梁3の長辺梁間には、複数本の天井
小梁6が架けわたされ、これらの天井小梁6の下面には
図示しない天井面材が張り付けられている。また、床梁
4の長辺梁間には、複数本の根太7が架けわたされ、こ
れらの根太7の上面には図示しない床面材が張り付けら
れている。
【0004】このようなユニット式建物では、複数の箱
形建物ユニットを組み合わせるため、外観が変化に乏し
くなりがちであり、そのため、大きさの異なる建物ユニ
ットを組み合わせたり、屋根の形状を変えたりして外観
のデザインをよくしようと工夫する一方で、建物の内部
を多目的に利用できるようにする等、機能を拡張させる
ため、例えばガレージをユニット式建物内に組み込んだ
ビルトインガレージを構成したり、使用目的を決めず、
何でもできるようなフリールームを設けたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビルトインガ
レージは、ユニット式建物内に組み込まれており、駐車
場不足等の問題を解決し、機能拡張の役割は果たしてい
るが、あくまでも車庫であり、そのため、車庫以外の利
用には適さない。利用できるにしても、車が置かれてい
ないとき、例えば、車付きの買い物かごを少しの間置く
とか、雨の日等に子供の遊び場所になるとかの場合等に
限られる。フリールームの場合は、多目的に利用するこ
とはできるが、あくまでも室内での利用であり、例えば
雨の日に、外から帰ってきて、その場で、泥が付着した
例えば車付きの買い物かごを置くとか、汚れた靴等の履
き物を脱ぐとかの、例えば土間で行うようなことはでき
ない。
【0006】本発明の目的は、履き物を履いたままでも
居室内に出入りすることができ、多目的に利用すること
のできる室内空間を備えた建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図面を参照して説明すると、図1,2に示すよう
に、外壁19に沿って連続する土間18が居室空間10
0内に形成されていることを特徴とする建物10であ
る。
【0008】このような本発明では、土間が建物の居室
内に、建物の外壁に沿って連続して形成されているの
で、例えば玄関、勝手口に土間を連続させることで、靴
等の履き物をはいたまま土間を通って居室内に出入りす
ることができる。従って、例えば雨の日等に濡れたま
ま、泥が付着して汚れたままでも建物内に出入りして、
靴や服を土間で脱ぎ捨てたりすることができ、また、買
い物かご等をキッチン近傍まで引っ張っていくことがで
き、使い勝手がよく、土間空間を多目的に利用すること
ができる。
【0009】以上の本発明において、建物は、例えば、
複数の建物ユニットを組み合わせて建てられるユニット
式建物に限らず、パネル工法による建物、いわゆる在来
工法による建物等、どのような工法による建物であって
もよい。また、建物の居室内とは、建物の外壁で囲まれ
た空間をいう。また、土間は外壁に沿って連続して設け
られていればよく、建物の長辺方向の外壁、短辺方向の
外壁のいずれでもよい。さらに、土間は所定の距離にわ
たるものであり、一方端に例えば玄関が連続し、他方端
に例えば勝手口が連続していることが好ましい。また、
土間は、直線的に形成されることが好ましいが、必ずし
も直線的でなくてもよく、角部に配置される外壁に沿っ
て、向きが例えば90°変わるようなL字状の土間でも
よい。また、土間の幅寸法は限定されないが、例えば1
000cm〜1200cm程度に形成されることが、利
用範囲が広がることもあり好ましい。
【0010】請求項2に記載の発明は、図1,2に示す
ように、請求項lに記載の建物10において、土間18
は、玄関17から当該玄関17の反対側に設けられた勝
手口29まで直線状に連続していることを特徴とするも
のである。
【0011】このような本発明では、玄関から勝手口ま
で連続する長い土間空間が建物の居室内に設けられてい
るので、この土間および土間空間を各種の用途、例え
ば、勝手口近傍に車付きの買い物かご等を、土が付着し
多少汚れたままで置いたり、土間空間を形成する壁部
に、家族の写真、家族の誰かが撮った写真や、絵画等を
多く飾ったりすることの多目的に利用でき、雰囲気のよ
い空間、潤いのある空間を作り出すことができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、図1,2に示す
ように、請求項2に記載の建物において、この建物は、
複数の箱形建物ユニットを組み合わせて建てられるユニ
ット式建物であり、前記玄関は前記複数の箱形建物ユニ
ット11〜14、12A,14Aのうち一つの玄関用建
物ユニット12Aに設けられ、前記勝手口29は、前記
玄関用建物ユニット12Aに隣接するとともに、前記複
数の箱形建物ユニット11〜14のうち一つの土間用建
物ユニット14Aに設けられていることを特徴とするも
のである。
【0013】このような本発明では、土間が2つの建物
ユニットに跨って形成されているので、広い土間空間と
することができる。以上の本発明において、玄関と勝手
口とは隣り合う別個の建物ユニットにそれぞれ設けられ
ることが好ましいが、例えば1つの建物ユニットの一方
の短辺側に玄関を設け、他方の短辺側に勝手口を設ける
等、1つの建物ユニットに設けてもよい。また、勝手口
は、土間の連続方向の延長上に連続するように出入り口
を設けてもよく、あるいは、土間の連続方向に直交する
方向に出入り口を設けてもよい。
【0014】請求項4に記載の発明は、図1,2に示す
ように、請求項3に記載の建物において、土間用建物ユ
ニット14Aの内部には、土間18に連続する収納室3
5が設けられていることを特徴とするものである。この
ような本発明では、例えば濡れたもの、泥等が付着した
ものを、収納室に収納することができ、それらのものを
土間に置かなくてもすむ。
【0015】請求項5に記載の発明は、図1,2に示す
ように、請求項3または請求項4に記載の建物におい
て、土間用建物ユニット14Aには、上階にわたる階段
31が設けられ、収納室35は、階段31の下方空間に
形成されていることを特徴とするものである。このよう
な本発明では、収納室を階段の下方空間に設ければよい
ので、階段の下方空間の有効利用が図られる。
【0016】請求項6に記載の発明は、図4に示すよう
に、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の建物に
おいて、箱形建物ユニット11〜14は、四隅に立設さ
れる4本の柱2と、これらの柱2の上端間同士を結合す
る4本の天井梁3および下端間同士を結合する4本の床
梁4とで構成された骨組み5を備えていることを特徴と
するものである。このような本発明では、階段室、収納
室等、予め工場で可能な限り取り付けることができ、現
場では、各建物ユニットを組み合わせ、所定の建物ユニ
ットに土間コンクリートを打設すればよいので、現場作
業が少なくてすみ、工期短縮を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、ユニット式建物10の
1階部分Aの平面が示され、図3に2階部分Bの平面が
示されている。ユニット式建物10は、予め工場で生産
され、かつ、大きさの異なる複数の建物ユニット11〜
14を現場で組み合わせて建てられており、これらの建
物ユニット11〜14は、前記建物ユニット1と同様の
構造となっている。そして、これらの建物ユニット11
〜14のうち外側の建物ユニット11,12等の外壁1
9、窓等により囲まれた空間が居室空間100とされて
いる。
【0018】複数の建物ユニット11〜14のうち、図
1,2において左上側の玄関階段15に通じる位置に配
置された建物ユニット12Aは、玄関用建物ユニットと
され、その内部には、玄関ポーチ16および玄関17、
第1土間部18Aが形成されている。
【0019】すなわち、玄関用建物ユニット12Aの短
辺側一部は玄関ポーチ16とされ、この玄関ポーチ16
と玄関17との間に、建物の外壁19と玄関ポーチ16
用の外壁20とにわたって玄関壁21が設けられ、この
玄関壁21には玄関ドア22が開閉自在に取り付けられ
ている。従って、このような玄関用建物ユニット12A
の玄関ポーチ16にある柱2Aは、ポーチ柱を形成して
いることになる。玄関ポーチ16には、建物の外壁19
に沿い、かつ、ユニット式建物10のほぼ全長にわたっ
て形成された外廊下部16Aが連続しており、この外廊
下部16Aの一部には、所定高さ寸法の目隠し壁26が
設けられている。玄関17には前記第1土間部18Aが
連続しており、また、玄関17の上がり框部23の脇に
は、シューズボックス24が配置され、上がり框部23
の先には玄関ホール25が形成されている。
【0020】玄関用建物ユニット12Aに横方向に隣接
する建物ユニット14Aは土間用建物ユニットとされ、
その内部には、主に第2土間部18Bが設けられてい
る。玄関用建物ユニット12Aおよび土間用建物ユニッ
ト14Aは、互いの短辺方向同士が対向して接続されて
いる。また、玄関用建物ユニット12A、土間用建物ユ
ニット14Aの構造は図示しないが、土間コンクリート
打設のため、前記建物ユニット1の短辺側の床梁が取り
外され、これに替わって補強梁を設け、あるいは必要に
応じて中間梁を設けた骨組みを有するものとなってい
る。
【0021】土間用建物ユニット14Aには、長手方向
に沿って、ユニット14Aの短辺寸法のほぼ半分の幅寸
法に形成された前記第2土間部18Bが設けられ、この
第2土間部18Bは、土間用建物ユニット14Aのほぼ
全長にわたり、かつ、その一端は玄関用建物ユニット1
2Aの第1土間部18Aに連続している。そして、これ
ら第1土間部18Aと第2土間部18Bとで土間18が
構成され、この土間18は、玄関17とともに、ユニッ
ト式建物10の外壁19に沿って連続して設けられてい
ることになる。また、土間18の幅は、例えば1200
cm程度に形成されている。そして、土間18およびそ
の両側の壁面等で室内空間としての土間空間101が形
成されている。
【0022】このような土間18の他端には、勝手口2
9が設けられており、勝手口29には、開閉自在にドア
30が取り付けられている。従って、勝手口29から、
前記外廊下部16Aに出入りできるようになっている。
土間用建物ユニット14Aにおいて土間18に沿った位
置には、建物の2階と通じる階段31を備えた階段室3
2が設けられており、この階段31の下方空間には収納
室35が形成されている。収納室35は、第2土間部1
8Bに連続しており、階段31の一側面側の側壁が所定
の大きさに切り欠かれ、出入り口35Aとなっている。
【0023】第2土間部18Bの他端からは、階段室3
2を通って、1階トイレ36やキッチン37等に出入り
できるようになっている。また、土間用建物ユニット1
4Aの横方向に隣接する建物ユニット12には、上記1
階トイレ36とパントリー38が設けられ、これら1階
トイレ36とパントリー38には、縦開き窓39がそれ
ぞれ設けられている。建物ユニット11〜14等で形成
される室内空間は、図示しないが適宜間仕切り壁で仕切
られ、前記キッチン37、ダイニング40、リビング4
1等が形成されている。
【0024】このようなユニット式建物10において、
前記玄関17、土間18とは反対側には、テラス44が
設けられている。このテラス44の一部は、ユニット式
建物10の外壁45からリビング41側に所定寸法入り
込んだ形状になっている。すなわち、細長い建物ユニッ
ト13を挟んで左右に配置された建物ユニット11の外
側には、中間柱2Aが設けられ、この中間柱2Aと外側
の柱2とには、それぞれ、平断面コ字型の外壁45が取
り付けられており、この外壁45が外側に突出した形状
となっている。そして、これらの外壁45の間に、前記
テラス44の一部が入り込んで配置されている。
【0025】図3には、ユニット式建物10の2階平面
Bが示されている。玄関用建物ユニット12Aの上部の
建物ユニット12には、前記階段室32に通じる廊下4
7が設けられ、また、土間用建物ユニット14Aの上部
の建物ユニット14には、前記階段室32と、収納室4
8、2階トイレ49が設けられ、前記パントリー38等
が設けられた建物ユニット12の上方の建物ユニット1
2には、洗面室50、浴室51が設けられている。ま
た、2階には、図示しない3階に通じる階段52を備え
た階段室53と、図示しない間仕切り壁で適宜仕切られ
た居室55が設けられている。また、前記テラス44の
上方位置には、外壁45の内側に一部が入り込んでイン
ナーバルコニ54が設けられている。
【0026】次に、このようなユニット式建物10の施
工方法を説明する。予め工場で生産した各建物ユニット
11〜14等をトラックで建設現場に搬送し、基礎上に
1階建物ユニット11〜14を順次載置、固定するとと
もに、隣り合う建物ユニット同士を連結する。玄関用建
物ユニット12Aおよび土間用建物ユニット14Aは、
所定の基礎の上に載せ、互いを連結するとともに隣り合
う建物ユニット12,14等と連結した後、盛土および
切込砕石等の土間形成部に、溶接金網等を配置し、所定
の高さ位置まで土間コンクリートを打設し、玄関17か
ら勝手口29まで連続する土間18を形成する。
【0027】土間18を形成する一方で、1階建物ユニ
ット11〜14等の上に各2階建物ユニット11〜14
等を載置するとともに、接合ピン等で互いを連結し、ま
た、2階建物ユニット11〜14同士を連結する。同じ
ように、2階建物ユニット11〜14の上に3階建物ユ
ニットを載せて組み合わせ、3階建てのユニット式建物
10を建てる。
【0028】このような実施形態によれば、次のような
効果がある。 (1) 玄関用建物ユニット12Aに設けた玄関17から、
土間用建物ユニット14Aに設けた勝手口29まで連続
する土間18が、建物の外壁19に沿って、かつ、建物
の居室100内に設けられているので、靴等の履き物を
はいたまま土間を通ることができる。従って、例えば雨
の日等に濡れたまま、泥が付着して汚れたままでも、玄
関17または勝手口29から建物内に出入りして、靴や
輻を土間で脱ぎ捨てたりすることができ、あるいは、買
い物かご等をキッチン近傍まで引っ張っていくことがで
き、使い勝手がよく、土間空間を多目的に利用すること
ができる。
【0029】(2) 土間18が前述のような構成となって
いるので、前述のような目的に利用することができる
他、土間空間を形成する壁部に、家族の写真、家族の誰
かが撮った写真や、絵画等を多く飾ったりすることもで
き、雰囲気のよい空間、潤いのある空間を作り出すこと
ができる。
【0030】(3) 土間用建物ユニット14Aの内部に、
土間18に連続する収納室35が設けられているので、
例えば濡れたもの、泥等が付着したものを、収納室35
に収納することができ、それらのものを土間18に置か
なくてもすみ、土間18の汚れを防止することができ
る。 (4) 収納室35は、階段31の下方空間に設けられてい
るので、階段31の下方空間の有効活用が図られる。
【0031】(5) 土間18の幅寸法は例えば1200c
mとされ、人が通ったり、物を運んだりするのに十分で
あり、例えば、車付きの買い物かご等、頻繁に使用する
ものを、いちいち収納室35に収納しなくてもよくな
り、利用価値が大きい。 (6) 土間18の外壁19を挟んだ外側には、玄関ポーチ
16に連続する外廊下部16Aが設けられ、この外廊下
部16Aに、勝手口29から出入りすることができる。
そのため、玄関17に来客がある場合等でも、玄関17
を通らなくてもキッチン37等、室内に入ることができ
る。また、外廊下部16Aには、目隠し壁26が設けら
れているので、外部から勝手口29等が見にくく、これ
により、プライバシーを守ることができる。
【0032】(7) テラス44およびインナーバルコニ5
4は、それぞれの一部が外壁45から室内側に入り込ん
で設けられているので、変化に富んだ外観とすることが
できる。 (8) 玄関用建物ユニット12Aの一部は玄関ポーチ16
とされ、1本の柱2Aがポーチ柱を形成しているので、
玄関ポーチを形成するために、わざわざ専用のポーチ柱
を設けなくてもよくなり、その分の手間を少なくでき、
また、材料を節約することができる。
【0033】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよいものである。例えば、
前記実施形態では、玄関17および土間18は、ユニッ
ト式建物10の長手方向の外壁19に沿って設けたが、
これに限らず、ユニット式建物10の短辺方向の外壁1
9に沿って設けてもよい。
【0034】また、前記実施形態では、勝手口29を、
土間用建物ユニット14Aにおける建物ユニット12側
端部に設けたが、土間用建物ユニット14Aに設けてあ
ればどこでもよく、例えば、玄関17寄りの収納室35
の出入り口35A近傍に設けてもよい。このようにすれ
ば、勝手口29から収納室35をすぐに利用することが
できるという効果がある。
【0035】さらに、前記実施形態では、土間18の幅
寸法を1200cm程度に形成したが、この土間18の
寸法は限定されず、それ以上でもよく、あるいはそれ以
下の寸法でもよい。
【0036】また、前記実施形態では、建物として、複
数の建物ユニット11〜14および、玄関用建物ユニッ
ト12A、土間用建物ユニット14Aを組み合わせて建
てられるユニット式建物10としたが、建物はこのよう
なユニット式建物10に限らず、パネル工法による建
物、いわゆる在来工法による建物等、どのような工法に
よる建物であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、土間が建物の居室内に、建物の外壁に沿って
連続して形成されているので、例えば玄関、勝手口に土
間を連続させることで、靴等の履き物をはいたまま土間
を通って居室内に出入りすることができる。従って、例
えば雨の日等に濡れたまま、泥が付着して汚れたままで
も建物内に出入りして、靴や輻を土間で脱ぎ捨てたりす
ることができ、また、買い物かご等をキッチン近傍まで
引っ張っていくことができ、使い勝手がよく、土間空間
を多目的に利用することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、土間が、玄関か
ら当該玄関の反対側に設けられた勝手口まで連続してい
るので、この土間および土間空間を各種の用途、例え
ば、勝手口近傍に車付きの買い物かご等を、土が付着し
多少汚れたままで置いたり、土間空間を形成する壁部
に、家族の写真、家族の誰かが撮った写真や、絵画等を
多く飾ったりすることの多目的に利用でき、雰囲気のよ
い空間、潤いのある空間を作り出すことができる。
【0039】請求項3の発明によれば、玄関は一つの玄
関用建物ユニットに設けられ、勝手口は、土間用建物ユ
ニットに設けられているので、土間が2つの建物ユニッ
トに跨って形成され、これにより、広い土間空間とする
ことができる。
【0040】請求項4の発明によれば、土間用建物ユニ
ットの内部に、土間に連続する収納室が設けられている
ので、例えば濡れたもの、泥等が付着したものを、収納
室に収納することができ、それらのものを土間に置かな
くてもすむ。
【0041】請求項5の発明によれば、土間用建物ユニ
ットに、上階にわたる階段が設けられ、収納室は、階段
の下方空間に形成されているので、階段の下方空間の有
効利用が図られる。
【0042】請求項6の発明によれば、箱形建物ユニッ
トが、四隅に立設される4本の柱と、これらの柱の上端
間同士を結合する4本の天井梁および下端間同士を結合
する4本の床梁とで構成された骨組みを備えているの
で、階段室、収納室等、予め工場で可能な限り取り付け
ることができ、現場では、各建物ユニットを組み合わ
せ、所定の建物ユニットに土間コンクリートを打設すれ
ばよく、これにより、現場作業が少なくてすみ、工期短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のユニット式建物を示す
1階部の平面図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す平面図である。
【図3】前記実施形態のユニット式建物を示す2階部の
平面図である。
【図4】本発明に係るユニット式建物を構成する建物ユ
ニットを示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット 10 ユニット式建物 12A 玄関用建物ユニット 17 玄関 18 土間 18A 第1土間部 18B 第2土間部 19 外壁 29 勝手口 35 収納室 45 断面コ字状の外壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に沿って連続する土間が居室空間内
    に形成されていることを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 請求項lに記載の建物において、 前記土間は、玄関から当該玄関の反対側に設けられた勝
    手口まで直線状に連続していることを特徴とする建物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の建物において、この建
    物は、複数の箱形建物ユニットを組み合わせて建てられ
    るユニット式建物であり、前記玄関は前記複数の箱形建
    物ユニットのうち一つの玄関用建物ユニットに設けら
    れ、前記勝手口は、前記玄関用建物ユニットに隣接する
    とともに、前記複数の箱形建物ユニットのうち一つの土
    間用建物ユニットに設けられていることを特徴とする建
    物。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の建物において、前記土
    間用建物ユニットの内部には、前記土間に連続する収納
    室が設けられていることを特徴とする建物。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の建物に
    おいて、前記土間用建物ユニットには、上階にわたる階
    段が設けられ、前記収納室は、前記階段の下方空間に形
    成されていることを特徴とする建物。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の建物において、前記箱形建物ユニットは、四隅に立
    設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士を結合す
    る4本の天井梁および下端間同士を結合する4本の床梁
    とで構成された骨組みを備えていることを特徴とする建
    物。
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