JP7165302B2 - 住宅 - Google Patents

住宅 Download PDF

Info

Publication number
JP7165302B2
JP7165302B2 JP2018123592A JP2018123592A JP7165302B2 JP 7165302 B2 JP7165302 B2 JP 7165302B2 JP 2018123592 A JP2018123592 A JP 2018123592A JP 2018123592 A JP2018123592 A JP 2018123592A JP 7165302 B2 JP7165302 B2 JP 7165302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
wall
courtyard
floor
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018123592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020002660A (ja
Inventor
誠 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2018123592A priority Critical patent/JP7165302B2/ja
Publication of JP2020002660A publication Critical patent/JP2020002660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7165302B2 publication Critical patent/JP7165302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

本発明は、中庭が設けられた住宅に関し、特に強風のときにも屋内空間が屋外とつながった印象となる住宅に関する。
従来から、平面視コ字型に形成し、コの字の内側に庭を配置した住宅が知られている(例えば特許文献1参照)。このように配置すると、中庭に面して窓を設けて住宅の屋内に採光や通風を確保することができるとともに、中庭が敷地外に向かって開放している面は限られているので、中庭や屋内空間のプライバシーを確保しやすく、また、中庭には風が侵入しづらいので、強風のときにも植栽等の損傷を抑制でき、住宅内部への風の侵入も抑制できる。
特開2002-227433号公報
ところで、中庭に面して形成される窓を、床面から天井面までの大部分を開放した大開口にすると、中庭と屋内空間とが繋がった印象となり、屋内空間にいながら中庭の開放感を感じることができ、屋内空間をより居心地の良い空間とすることができる。
しかし、中庭に面する外壁を大開口とすると、中庭に面する外壁に耐力壁を設けることができず、構造耐力が不足するおそれがある。
そこで本発明は、中庭に面する外壁に全面窓を設けた場合であっても、必要な構造耐力を確保することができる住宅を提供することを目的とする。
本発明の住宅は、リビングを有する矩形の第一空間と、前記第一空間から距離を開けて設けられ、玄関を有する矩形の第二空間と、前記第一空間及び前記第二空間を繋ぐ連絡通路とを有する屋内空間が平面視コ字状に形成され、当該コ字状の内側に前記第一空間、前記連絡通路、及び前記第二空間に囲まれた屋外に中庭が配置された住宅であって、前記第一空間と前記中庭とを隔てる全面窓が形成されており、前記全面窓と平面視略同一直線上で、且つ、前記全面窓から屋内空間を挟んだ位置に形成された外壁から屋外側に突出する耐力壁が形成されるとともに、前記耐力壁と平行な1以上の追加耐力壁が前記外壁から突出して形成され、前記耐力壁及び前記追加耐力壁の上端に水平ブレースが架設され、前記耐力壁及び前記追加耐力壁の屋外側の端部の間に扉が設けられ、前記耐力壁と前記追加耐力壁との間の空間は収納空間であり、前記中庭の前記屋内空間に囲まれていない面に、前記第一空間を形成する外壁及び前記第二空間を形成する外壁と面一に連続する、少なくとも1階の天井高よりも高い壁体が、前記中庭と外部とを隔てて形成されており前記壁体に地面から1m以下の高さまでの出入口が形成され、前記中庭の地面と外部の地面とが前記出入口を挟んで段差無く繋がっていることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記玄関から前記連絡通路の一部に延びる土間が形成されるとともに、当該土間は前記連絡通路及び前記第一空間の床面と略同一の高さであり、前記土間の奥行き方向の長さは前記玄関に設けられた玄関ドアの開口幅の4倍以上であることを特徴としている。
本発明の住宅は、接道から前記玄関にいたるアプローチにスロープが形成されており、前記アプローチ、前記土間、及び前記床面が無段差で繋がることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記出入口は、施錠可能な引き戸により開閉自在に形成されることを特徴としている。
本発明の住宅によると、屋内空間が平面視コ字状に形成されており、第一空間、連絡通路、及び第二空間に囲まれた中庭が配置されるので、屋外の強風から建物内部を守りつつ、またプライバシーを保ちつつ中庭を通じて通風や採光を得ることができる。また、リビングを有する第一空間と中庭とを隔てる全面窓が形成されているので、屋内に居ながら自然を感じることができる。そして、平面視コ字状の建物の屋内空間と中庭とを隔てる部分が全面窓となることで、当該部分に耐力壁を設けることができず、住宅の構造耐力が不足するおそれがあるが、全面窓と平面視略同一直線上で、且つ、全面窓から屋内空間を挟んだ位置の外壁の屋外側に突出する耐力壁が形成されるので、住宅の構造耐力を補うことができる。特に、全面窓と略同一直線上の位置に耐力壁を配置することで、耐力壁をバランスよく配置することができる。
さらに本発明の住宅によると、耐力壁と平行な1以上の追加耐力壁が外壁から突出して形成されるので、1つの耐力壁の外壁から突出する長さを長くすることなく、複数の耐力壁で住宅の構造耐力を補うことができる。
さらに本発明の住宅によると、耐力壁及び追加耐力壁の上端に水平ブレースが架設されるので、耐力壁及び追加耐力壁が一体的に構造耐力を負担するので、より住宅の構造耐力を補うことができる。
そして、本発明の住宅によると、耐力壁及び追加耐力壁の屋外側の端部の間に扉が設けられるので、耐力壁と追加耐力壁との間の空間を例えば収納空間などに利用することができる。
また、本発明の住宅によると、玄関から連絡通路の一部に延びる土間が形成されており、当該土間は連絡通路及び第一空間の床面と略同一の高さであるので、玄関から段差なく第一空間に入ることができ、バリアフリーが実現できる。そして、土間の奥行き方向の長さは玄関に設けられた玄関ドアの開口幅の4倍以上であるので、屋外から玄関ドアを通って屋内空間に砂埃などが侵入したとしても、土間が奥行き方向に長いので、床面の上にまで砂埃が侵入することを抑制することができる。
本発明の住宅によると、接道から玄関にいたるアプローチにスロープが形成されており、アプローチ、土間、及び床面が無段差で繋がっているので、接道から第一空間のリビングまでの段差を無くすことができ、バリアフリーを実現できる。
本発明の住宅によると、中庭の屋内空間に囲まれていない面に、第一空間を形成する外壁及び第二空間を形成する外壁と面一に連続する、少なくとも1階の天井高よりも高い壁体が形成されているので、中庭を外部から隔てることができ、屋内空間や中庭から見て安心感のある住宅とすることができる。また、壁体に地面から1m以下の高さの出入口が形成されることで、中庭から外部に出入り可能とするとともに、外部からの視線を遮りつつ、中庭に適度な風を導くことができる。
本発明の住宅によると、出入口は、施錠可能な引き戸により開閉自在に形成されるので、例えば強風の場合などに出入口を閉鎖して中庭内への風の侵入を抑制することができるとともに、夜間や不在時などの防犯性を高めることができる。
住宅の1階の平面構成を示す断面図。 図1のII-II部分拡大図。 図1のIII-III部分拡大図。 住宅の2階の平面構成を示す断面図。 住宅を南側から見た正面図。 図1のI-I線で住宅を切断した断面図。 図6の一点鎖線部分拡大図。 耐力壁に化粧外装材に固定して、耐力壁と追加耐力壁との間を収納空間として利用する例を説明する図。 耐力壁及び追加耐力壁の内部構造を説明する図。
以下、本発明に係る住宅1の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。本実施形態における住宅1は2階建で、図1及び図4に示すように、1階の屋内空間2と2階の屋内空間とが階段3によって繋がっている。1階の屋内空間2には、図1に示すように、矩形の第一空間2aと、第一空間2aから距離を開けて設けられる矩形の第二空間2bと、第一空間2a及び第二空間2bを繋ぐ細長い連絡通路2cとが、設けられている。第一空間2a、連絡通路2c、及び第二空間2bは、北側の外壁5aが面一になるように配置されており、1階の屋内空間2が平面視略コ字状に形成されている。なお、ここで「平面視略コ字状」とは、住宅1の1階の高さで水平断面を見た場合に、長方形の一辺の中間部が矩形状に凹んで形成される形状をいう。そして、住宅1のコ字状の内側には第一空間2a、連絡通路2c、及び第二空間2bに囲まれた中庭4が形成されている。中庭4の北側に連絡通路2cが形成されており、中庭4の西側に第一空間2aが形成されており、中庭4の東側に第二空間2bが形成されている。
第一空間2aは、図2に示すように、平面視した場合に1辺が約8mの正方形状に形成されており、第一空間2aの中庭4に面する東側の空間には、リビング21及びダイニング22が形成されている。また第一空間2aの西側の空間には、ダイニング22に隣接してキッチン23が形成されており、リビング21及びキッチン23に隣接してパントリーなどの収納部24及び2階に接続する階段3が形成されている。
第一空間2aは、東側は一部が連絡通路2cに面しており、他の部分が中庭4に面している。図2及び図7に示すように、第一空間2aと中庭4との間には全面窓6が形成されている。第一空間2aと連絡通路2cとの境界には建具が設けられておらず、また、床面及び天井面も段差が設けられていない。第一空間2aと中庭4との間には全面窓6が形成されている。全面窓6は天井から床面までが透光性を有するガラスで形成されており、水平方向に第一空間2aと中庭4との境界の全面に亘って形成されている。全面窓6のうち最も南側には居住者が中庭4に出入り可能なガラス製の開き戸6aが形成されており、開き戸6aを除く部分が嵌め殺しの窓6bとなっている。なお、全面窓6のうち開き戸6aの枠部分には透明ではない建具枠が形成されている。なお、「全面窓」は、第一空間2aと中庭4との境界のほとんど全面が光透性を有していればよく、窓枠などの建具枠が形成される場合には、その部分を除いた部分が透明に形成されていればよい。
中庭4は、図2及び図7に示すように、第一空間2aに沿って形成されるデッキ部4aと、土の地面となっている表土部4bとを有する。デッキ部4aは、例えばウッドデッキ4cが形成されており、上面の高さが第一空間2aの床面26aと略同一高さに形成されている。また、デッキ部4aの上方には庇4dが形成されており、庇4dはウッドデッキ4cの突出長さとほぼ等しい。さらに、庇4dの下面の高さは第一空間2aの天井の高さとほぼ等しい。第一空間2aは、全面窓6によって中庭4と繋がっており、床面26aがウッドデッキ4cの上面の高さとほぼ等しく、天井面が庇4dの下面の高さとほぼ等しいので、屋内空間2と屋外の中庭4とを繋がりある空間とすることができる。なお、デッキ部4aの床はウッドデッキ4cに限定されるものではなく、例えば石張りやタイルなどのテラスであってもよい。好ましくは、デッキ部4aの床は、その上面が第一空間2aの床面26aと同一材料で同一模様であれば、第一空間2aと中庭4とをより繋がった印象とすることができる。
また、デッキ部4aの東側には表土部4bが形成されており、図示しないが植栽が配置されている。表土部4bの地面は、住宅1外部の中庭4に隣接する地面GLと略同じ高さである。そして、図1及び図5に示すように、中庭4の南側には壁体7が形成されている。壁体7は、第一空間2aの南側の外壁5b、及び第二空間2bの南側の外壁5bと連続する平面上に形成されており、1階の天井高よりも高く形成されている。壁体7の高さは地面GLから例えば4.5mである。第一空間2aは全面窓6によって中庭4と繋がっているが、このように高い壁体7が形成されて、中庭4が外部との隔てられているので、リビング21やダイニング22を有する第一空間2aが屋外にある中庭4と繋がった印象を有しつつも、住宅1の外部とは遮断した防犯やプライバシーに対する安心感を有する空間とすることができる。
また、壁体7には、図3及び図5に示すように、中庭4から外部に出入り可能な、出入口8が形成されている。出入口8は、幅が約2mで、高さが地面GLから1m以下の開口であり、中庭4の表土部4bに隣接して形成されている。出入口8には、施錠可能な引き戸8aが開閉自在に設けられている。引き戸8aは中庭4側からのみ施錠可能な構成としてもよいし、中庭4側及び外部側のいずれからも施錠可能な構成としてもよい。このように壁体7に出入口8が設けられており、且つ表土部4bの地面と住宅1外部の中庭4に隣接する地面GLとが略同じ高さであるので、出入口8を開放することで、中庭4の表土部4bの地面と外部の地面GLとが段差無く繋がっており、壁体7を設けつつも中庭4を広がり有る印象とすることができる。また、出入口8を開放することで、住宅1の外部から中庭4の地面付近に風を導くことができる。そして、出入口8を1m以下の開口とすることで、出入口8が開放された状態においても、外部にいる大人の視線をほとんど遮ることができる。とくに、中庭4と全面窓6によって繋がっている第一空間2aの床面26aは地面GLよりも500mm程度高くなっているので、出入口8の高さを地面GLから1mとすることで、外部からの視線が第一空間2aに届くことを防止できる。
全面窓6と平面視略同一直線上で、且つ、全面窓6から屋内空間2を挟んだ位置に、図1、図2、図8、及び図9に示すように、北側の外壁5aから屋外側に突出する耐力壁9が形成されている。この耐力壁9は、北側の外壁5aから水平方向に例えば1.5m突出するように形成されており、フレーム9aとフレーム9aの内側にX字状に固定されるブレース9bとを有している。また、北側の外壁5aには、前述の耐力壁9と平行に2つの追加耐力壁10が突出して形成されている。追加耐力壁10は、隣接する耐力壁9から1m距離を開けて形成されている。追加耐力壁10は前述の耐力壁9と同様の構成である。そして、耐力壁9及び追加耐力壁10の上端の間、及び追加耐力壁10の上端同士の間にそれぞれ水平フレーム11bが架設され、当該水平フレーム11bの内側に水平ブレース11aがX字状に架設されている。
このように、第一空間2aと中庭4とを隔てる部分が全面窓6となることで、当該部分に耐力壁を設けることができず、住宅1の構造耐力が不足するおそれがあるが、上述の通り、全面窓6と平面視略同一直線上で、且つ、全面窓6から屋内空間2を挟んだ位置の外壁5aの屋外側に突出する耐力壁9が形成することで、住宅1の構造耐力をバランスよく補うことができる。しかも、耐力壁9と2つの追加耐力壁10とをそれぞれ北側の外壁5aから突出させることで、突出する長さを長くすること無く大きな耐力を負担することができ、上端に設けられた水平ブレース11aによって、耐力壁9及び追加耐力壁10が一体的に構造耐力を負担するので、より住宅1の構造耐力を補うことができる。
耐力壁9、追加耐力壁10、及び水平ブレース11aは、図8及び図9に示すように、化粧外装材12に収納されて、耐力壁9及び追加耐力壁10の屋外側の端部の間に扉13が設けられることが好ましい。このように構成すれば、耐力壁9と追加耐力壁10との間の空間を外部の物置などの収納空間14として利用することができる。
連絡通路2cは、図1から図3に示すように、幅が約2mで長さが約8mの長い通路であり、第一空間2aと第二空間2bとを繋いでいる。連絡通路2cの第一空間2a側の4mがフローリングの床面26bとなっており、第二空間2b側の4mが土間25bとなっている。連絡通路2cの土間25b部分は幅2mの内、約1m分に下駄箱などの造作収納が形成されており、居住者が通過可能な土間25bの通路幅は約1mとなっている。
第二空間2bは、図3に示すように、間口方向(南北方向)が8mで奥行き方向(東西方向)が4mの平面視長方形状である。第二空間2bの北東角の東側の外壁5cに玄関ドア15が設けられた玄関が形成されている。本実施形態の玄関は、玄関ホールが設けられておらず、土間25aのみが設けられている。玄関ドア15は開口幅が約1mの引き戸で形成されている。そして玄関ドア15の屋内側には、土間25aが形成されている。土間25aは、幅が1mで北側の外壁5aに沿って、奥行き方向に4m続いており、連絡通路2cの土間25bに接続している。第二空間2bの土間25a、連絡通路2cの土間25b、連絡通路2cの床面26b、及び第一空間2aの床面26aは全て同一高さに形成されており、段差のないバリアフリーとなっている。なお、ここで「床面」は、例えばフローリング、畳などの土足禁止のエリアをいい、「土間」は、例えば三和土、コンクリート打ち、タイル貼りなどの土足エリアをいう。
玄関ドア15の開口幅が1mであるのに対して、土間25a,bの奥行き方向の長さは第二空間2bの土間25aと連絡通路2cの土間25bとをあわせて8mとなっている。このように、玄関ドア15の開口幅に比して、土間25a,bの奥行き方向の長さが8倍の長さに形成されていることで、上がり框のような段差を設けることが無くても、外部から玄関を通過して屋内空間2に舞い込む砂埃などの異物が、土足禁止エリアである連絡通路2c及び第一空間2aの床面26aにまで入り込むことを抑制することができる。なお、土間25a,bの奥行き方向の長さは上述の寸法に限定されるものではなく玄関ドア15の開口幅の4倍以上であればよい。
第二空間2bの南側には和室27が形成されており、土間25aと和室27との間に収納庫28及びトイレ29が形成されている。また、土間25aと和室27とを繋ぐ土間廊下30が第二空間2bの東側の外壁5cに沿って形成されている。第二空間2bの北側に設けられた土間25aと、当該土間廊下30との間には間仕切戸31が開閉自在に設けられている。また、第二空間2bの中庭4側にはフローリングの縁側32が形成されており、縁側32と中庭4との間に採光窓33が設けられるとともに縁側32と和室27との間に明障子34が設けられている。このように配置することで、中庭4から縁側32を介して和室27に自然光を取り入れることができる。なお、和室27の上には、図4に示すように、トップライト35が形成されており、トップライト35からも自然光を取り入れることができる。
また、図1及び図5に示すように、第二空間2bの玄関ドア15を挟んで東側の屋外には、玄関ポーチ36が形成されている。玄関ポーチ36の一部には接道37から繋がるアプローチ38が設けられており、当該アプローチ38にスロープ39が設けられて、アプローチ38、玄関の土間25a、連絡通路2cの土間25b、連絡通路2cの床面26b、及び第一空間2aの床面26aが無段差で繋がっている。また、アプローチ38に隣接して、当該アプローチ38の東側に車寄せ40が形成されている。玄関ポーチ36及び車寄せ40の上方には、住宅1の2階の屋内空間が突出して形成されており、住宅1の2階の東側の先端から地面に至る壁部41が形成されている。壁部41は、玄関ポーチ36及び車寄せ40を挟んで玄関ドア15に対向している。このように壁部41が設けられることで、玄関ドア15が開いた場合でも風が直接玄関の屋内空間2に侵入することを防止できるので、玄関ドア15の開口から強風が屋内に侵入することをがなく、砂埃などが屋内の連絡通路2cや第一空間2aの床面26aにまで侵入することを防止できる。
なお、住宅1の2階の屋内空間は、図4に示すように、1階の第一空間2aの上に形成される第三空間42、連絡通路2cの上に形成される2階通路43、及び1階の第二空間2bの一部、玄関ポーチ36、及び車寄せ40の上に形成される第四空間44とを有する。第三空間42は、複数の寝室45とウォークインクローゼット46、トイレ47が形成されており、中庭4に面する側にバルコニー48が設けられている。また2階通路43は幅が2mで中庭4に面した一部に窓49が形成されている。第四空間44は、第二空間2bの北側部分の上方、玄関ポーチ36及び車止めの上方に跨って長方形状に形成されており、バスルーム50、洗面所51、洗濯所52、及びバルコニー53が形成されている。2階部分は1階に壁体7が形成されている南側及び1階に和室27が形成されている南東側に住宅1の構造物が設けられておらず開放されているので、朝から昼に掛けて中庭4に太陽光を取り入れやすい。
以上のように、本実施形態の住宅1は中庭4によって住宅1の各部への採光や通風を保ちつつ、中庭4が壁体7によって閉じられていることで、強風時に強い風が屋内空間2に侵入することを防止できる。そして、第一空間2aと中庭4との間に全面窓6を設けることで、屋内空間2と屋外とが繋がりある印象とすることができ、全面窓6によって住宅1の構造耐力に不足が生じても耐力壁9及び追加耐力壁10を形成することで耐力を補強することができる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る住宅1は、特に強風が多い地域の住宅1として好適である。
1 住宅
2 屋内空間
2a 第一空間
2b 第二空間
2c 連絡通路
4 中庭
6 全面窓
7 壁体
8 出入口
9 耐力壁
10 追加耐力壁
11a 水平ブレース
25a 第二空間の土間
25b 連絡廊下の土間
26a 第一空間の床面
26b 連絡廊下の床面
37 接道
38 アプローチ
39 スロープ

Claims (4)

  1. リビングを有する矩形の第一空間と、前記第一空間から距離を開けて設けられ、玄関を有する矩形の第二空間と、前記第一空間及び前記第二空間を繋ぐ連絡通路とを有する屋内空間が平面視コ字状に形成され、当該コ字状の内側に前記第一空間、前記連絡通路、及び前記第二空間に囲まれた屋外に中庭が配置された住宅であって、
    前記第一空間と前記中庭とを隔てる全面窓が形成されており、
    前記全面窓と平面視略同一直線上で、且つ、前記全面窓から屋内空間を挟んだ位置に形成された外壁から屋外側に突出する耐力壁が形成されるとともに、前記耐力壁と平行な1以上の追加耐力壁が前記外壁から突出して形成され、
    前記耐力壁及び前記追加耐力壁の上端に水平ブレースが架設され、
    前記耐力壁及び前記追加耐力壁の屋外側の端部の間に扉が設けられ、
    前記耐力壁と前記追加耐力壁との間の空間は収納空間であり、
    前記中庭の前記屋内空間に囲まれていない面に、前記第一空間を形成する外壁及び前記第二空間を形成する外壁と面一に連続する、少なくとも1階の天井高よりも高い壁体が、前記中庭と外部とを隔てて形成されており
    前記壁体に地面から1m以下の高さまでの出入口が形成され、
    当該出入口は、前記中庭から前記外部に出入り可能であり、当該出入口の地面は、前記中庭の地面及び外部の地面と段差無く繋がっていることを特徴とする住宅。
  2. 前記玄関から前記連絡通路の一部に延びる土間が形成されるとともに、当該土間は前記連絡通路及び前記第一空間の床面と略同一の高さであり、
    前記土間の奥行き方向の長さは前記玄関に設けられた玄関ドアの開口幅の4倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 接道から前記玄関にいたるアプローチにスロープが形成されており、前記アプローチ、前記土間、及び前記床面が無段差で繋がることを特徴とする請求項2に記載の住宅。
  4. 前記出入口は、施錠可能な引き戸により開閉自在に形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の住宅。
JP2018123592A 2018-06-28 2018-06-28 住宅 Active JP7165302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018123592A JP7165302B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018123592A JP7165302B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 住宅

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020002660A JP2020002660A (ja) 2020-01-09
JP7165302B2 true JP7165302B2 (ja) 2022-11-04

Family

ID=69099341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018123592A Active JP7165302B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 住宅

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7165302B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001049881A (ja) 1999-08-05 2001-02-20 Sekisui House Ltd 住 宅
JP2001049878A (ja) 1999-08-06 2001-02-20 Misawa Homes Co Ltd 住 宅
JP2002276048A (ja) 2001-03-19 2002-09-25 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅の耐力壁配置構造
JP2005036584A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Asahi Kasei Homes Kk 2棟建て住宅
JP2006250585A (ja) 2005-03-08 2006-09-21 Daiwa House Ind Co Ltd 耐力パネル、建物、建物の簡易診断システム、並びに建物の簡易診断方法
JP2008019672A (ja) 2006-07-14 2008-01-31 Misawa Homes Co Ltd 建物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3598200B2 (ja) * 1997-05-21 2004-12-08 積水ハウス株式会社 建物
JPH1150678A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Sekisui House Ltd 住 宅

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001049881A (ja) 1999-08-05 2001-02-20 Sekisui House Ltd 住 宅
JP2001049878A (ja) 1999-08-06 2001-02-20 Misawa Homes Co Ltd 住 宅
JP2002276048A (ja) 2001-03-19 2002-09-25 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅の耐力壁配置構造
JP2005036584A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Asahi Kasei Homes Kk 2棟建て住宅
JP2006250585A (ja) 2005-03-08 2006-09-21 Daiwa House Ind Co Ltd 耐力パネル、建物、建物の簡易診断システム、並びに建物の簡易診断方法
JP2008019672A (ja) 2006-07-14 2008-01-31 Misawa Homes Co Ltd 建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020002660A (ja) 2020-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6436130B2 (ja) 住宅
JP6865054B2 (ja) 住宅
JP7165302B2 (ja) 住宅
JP7427977B2 (ja) 住宅
JP6638762B2 (ja) 住宅
JP2019199786A (ja) 建物
JP7377390B1 (ja) 建物
JP6778000B2 (ja) 建物
JP7492076B1 (ja) 住宅
JP7068006B2 (ja) 住宅
JPH0853983A (ja) 住 宅
WO2021245740A1 (ja) 住宅
JP6689021B2 (ja) 建物
JP6962791B2 (ja) 住宅
JP2002242460A (ja) 住 宅
JP5818368B2 (ja) 面格子構造
JP7422264B1 (ja) 乾式外構構造
JP7234575B2 (ja) 住宅
JP2003161045A (ja) 車庫付き住宅
JPH10292646A (ja) 土間空間付住宅
JP7503238B2 (ja) 吹き抜け構造及び建物
JP3228639U (ja) 住宅
JP3408711B2 (ja) 多世帯住宅
JPH0874431A (ja) 住 宅
JPH1162277A (ja) 多世帯住宅

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220922

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7165302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150