JP7068006B2 - 住宅 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅に関する。
従来、1階に設けられたリビングなどの居室の屋外側に、この居室から出入り可能で居室と一体に使用可能なテラスなどの屋外空間を設け、テラスを居室と一体に利用することができる住宅が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2002-180677号公報 特開2015-101845号公報
しかしながら、住宅が限られた敷地内に建てられる場合、十分な広さのテラスを設けるためのスペースの確保が困難である。また、外部からテラスを介して居室の内部を見通せてしまうため、居室内のプライバシーの確保が困難となることがある。
そこで、本発明は、テラスの広さを確保することができるとともに、居室内のプライバシーを確保することができる住宅を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る住宅は、互いに交差する方向に延びて互いの端部が接続され屋外に入隅を形成する第1外周壁および第2外周壁と、前記第1外周壁に沿って屋内に設けられた居室と、前記第2外周壁に沿って屋内に設けられた玄関と、前記第1外周壁および前記第2外周壁に沿って前記入隅に設けられた屋外空間と、を有する住宅において、前記第1外周壁には、前記居室と前記屋外空間とを連通させる第1出入口が設けられ、前記第2外周壁には、前記玄関と前記屋外空間とを連通させる第2出入口が設けられ、前記第2出入口は、前記第1出入口と離間する位置に設けられ、前記屋外空間には、前記住宅の外部との第3出入口と、前記第3出入口の側方に位置し前記住宅の外部との境界に沿った壁部と、が設けられ、前記第3出入口は、前記屋外空間における前記第1出入口の出入り方向の前記第1出入口と離間する位置に設けられ、前記屋外空間の上方には、軒天井が設けられ、前記軒天井は、前記壁部よりも前記住宅の外部側に突出することを特徴とする。
本発明では、屋外空間は、居室と連続するテラスとして使用することができるとともに、外部から玄関へ通じる玄関ポーチとして使用することができる。このように、本発明では、玄関ポーチとテラスとが一体となっているため、玄関ポーチとテラスとを個々に設ける場合と比べて、屋外空間を一つの広い空間とすることができる。その結果、居室と連続するテラスとして、玄関ポーチとなるスペースも使用することができ、テラスの広さを確保することができる。
また、本発明では、玄関の出入口となる第2出入口、および屋外空間と住宅の外部との出入口となる第3出入口が、居室の出入口となる第1出入口と離間する位置に設けられている。これにより、住宅の外部から玄関へ向かう人や、玄関から外部へ向かう人、第3出入口の近傍にいる人が居室の内部を容易に見通せないため、居室内のプライバシーを確保することができる。
また、本発明に係る住宅では、屋外空間の上方には軒天井が設けられていることにより、雨天でも雨に濡れずに屋外空間を使用することができ、テラスとしての用途を多様化することができる。
また、本発明に係る住宅では、前記第3出入口は、出入り方向が前記第1出入口の出入り方向と重ならない位置に設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、第3出入口の近傍にいる人が居室の内部を容易に見通せないため、居室内のプライバシーを確保することができる。
また、本発明に係る住宅では、前記軒天井は、前記屋外空間の上方全体に設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、雨天でも雨に濡れず屋外空間の全体を使用することができる。
また、本発明に係る住宅では、屋内には、前記玄関と連続する玄関収納室が設けられ、前記屋外空間、前記第2出入口、前記玄関および前記玄関収納室は、一直線上に連続して設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、屋外空間から玄関を介して玄関収納室へアクセスしやすく、使い勝手が良い。玄関収納室を、屋外空間で使用する物の収納に使用することができる。
また、本発明に係る住宅では、前記壁部は、前記屋外空間の外部からの視認性を低下させるように構成されていてもよい。
このような構成とすることにより、外部から屋外空間および居室の内部を容易に見通せないため、屋外空間および居室内のプライバシーを確保することができる。
また、本発明に係る住宅では、前記壁部の高さは、前記軒天井の高さよりも低くてもよい。
このような構成とすることにより、壁部と軒天井との間が開放されるため、屋外空間にいる人が開放感を得られるとともに、壁部と軒天井との間のスペースを風通しや採光に利用することができる。
本発明によれば、テラスの広さを確保することができるとともに、居室内のプライバシーを確保することができる。
本発明の第1実施形態による住宅の1階平面図兼配置図である。 本発明の第1実施形態による住宅の2階平面図である。 本発明の第1実施形態による屋外空間を南東から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態による住宅の南側立面図である。 本発明の第1実施形態による住宅の東側立面図である。 本発明の第2実施形態による住宅の1階平面図兼配置図である。 本発明の第2実施形態による住宅の2階平面図である。 本発明の第2実施形態による住宅の南側立面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による住宅について、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態による住宅1Aは、2階建ての戸建住宅であって、南側に道路11がある敷地12に建てられている。敷地12は、東西方向よりも南北方向に長い長方形となっている。
住宅1Aは、間口寸法(東西方向の寸法)よりも奥行き寸法(南北方向の寸法)が長い形状で、敷地12の南側をあけるように北側に寄せて建てられている。
敷地12における住宅1Aの南側には、西側から東側に向かって、2台分の駐車場13、道路11から住宅1Aへのアプローチスペース14、および自転車置き場15が設けられている。2台分の駐車場13は、2台の自動車をその前後方向が南北方向となる向きで、東西方向に並んで駐車するように設計されている。
住宅1Aは、1階2の間口寸法が2階3(図2参照)の間口寸法と同じ長さで、1階2の奥行き寸法が2階3の奥行き寸法と同じ長さとなるいわゆる総2階建てに設計されている。
本実施形態では、住宅1Aの間口寸法が4間(1830mm×4)に設計されている。
住宅1Aの1階2の南東には、屋内と屋外とを仕切る外周壁4が北側および西側に凹んだ入隅51(以下、1階入隅51とする)が形成されている。1階入隅51の間口寸法は、1階2の間口寸法の1/2の寸法(本実施形態では2間)に設計されている。1階入隅51の奥行き寸法は、1階入隅51の間口寸法と同じ寸法に設計されている。
1階入隅51の屋外には、住宅1Aの屋外から往来可能な屋外空間52が設けられている。屋外空間52の平面形状は、1階入隅51に沿った正方形となっている。
図2に示すように、住宅1Aの2階3の南東には、屋内と屋外とを仕切る外周壁4が北側および西側に凹んだ入隅53(以下、2階入隅53とする)が形成されている。2階入隅53の間口寸法は、2階3の間口寸法の1/4の寸法(本実施形態では1間)に設計されている。2階入隅53の奥行き寸法は、2階入隅53の間口寸法と同じ寸法に設計されている。2階入隅53の間口寸法および奥行き寸法は、1階入隅51(図1参照)の間口寸法および奥行き寸法の1/2の寸法に設定されている。
図3-図5に示すように、2階入隅53は、1階入隅51よりも平面形状が小さく、屋外空間52の南東部分の上方に配置されている。屋外空間52の上方には、1階2の外周壁4よりも屋外側に突出した2階部分が配置されている。この屋外空間52の上方において1階2の外周壁4よりも屋外側に突出した2階部分を突出部39とする。
屋外空間52における上方に2階3の突出部39および後述する庇6が配置された領域には、軒天井54が設けられている。本実施形態では、軒天井54は、屋外空間52の南東の角部近傍を除いたほとんどの領域の上方に設けられている。
図1に示すように、住宅1Aの1階2には、玄関21、1階ホール22、玄関収納室23、階段室24、トイレ25、洗面所26、リビング27、ダイニング28、キッチン29、および屋外空間52が設けられている。
リビング27、ダイニング28およびキッチン29は、いわゆるひとつのスペースとなるLDKで、1つの空間となっている。以下では、リビング27、ダイニング28およびキッチン29を併せてLDK271と示す。
本実施形態の住宅1Aは、玄関21が1つのみ設けられていて、単世帯、もしくは玄関21を共用する2世帯や3世帯のための住宅として想定されている。
1階2の西側半分には、南側から北側に向かって順に、リビング27、キッチン29、ダイニング28が配置されている。屋外空間52の西側には、リビング27およびキッチン29の南側の領域291が配置されている。
1階2の東側半分には、南側に屋外空間52が配置され、屋外空間52の北側には、東側に南側から北側に向かって順に、玄関21、玄関21収納が配置され、西側に南側から北側に向かって順にトイレ25、洗面所26、1階ホール22、階段室24が配置されている。トイレ25、洗面所26および1階ホール22は、玄関21の西側に配置され、階段室24は、玄関収納室23の西側に配置されている。
1階ホール22の東側には、玄関21が配置され、1階ホール22の西側には、LDK271が配置されている。1階ホール22は、玄関21、階段室24、洗面所26およびLDK271にアクセスできるように設計されている。
玄関21および玄関収納室23の床の高さは、1階ホール22の床の高さよりも低く設計されている。洗面所26、トイレ25およびLDK271の床の高さは、1階ホール22の床の高さと同じ高さに設計されている。
洗面所26は、洗面台が設置されていて、壁部および建具によって完全に仕切られていないスペースとなっている。トイレ25は、洗面所26から使用するように設計されている。
1階の外周壁4のうち、屋外空間52の西側で南北方向に延びる部分を第1外周壁41とし、屋外空間52の北側で第1外周壁41の北側の端部から東西方向に延びる部分を第2外周壁42とし、第1外周壁41の南側の端部から西側に延びる部分を第3外周壁43、第2外周壁42の東側の端部から北側に延びる部分を第4外周壁44とする。
第3外周壁43は、外周壁4のうち一番南側に位置し、第3外周壁43の南側に駐車場13が配置されている。第4外周壁44は、外周壁4のうち一番東側に位置し、東側の敷地12の境界線と近接している。屋外空間52の南側の縁部は、第3外周壁43と同一直線状に配置され、屋外空間52の東側の縁部は、第4外周壁44と同一直線状に配置されている。
図1、図3-図5に示すように、第1外周壁41は、LDK271の東側に配置されている。第1外周壁41には、北側寄り(第2外周壁42と近接する側)にLDK271と屋外空間52とを連通させる第1出入口411が設けられている。第1外周壁41における第1出入口411よりも南側の部分は、開口部のない壁部となっている。
第1出入口411には、引き違い戸の掃き出し窓412が設けられている。第1出入口411は、掃き出し窓412を開放することで居住者がLDK271と屋外空間52とを往来できるように設計されている。屋外空間52は、居住者がLDK271からテラスとして利用できるように設計されている。
掃き出し窓412は、ガラス戸で、リビング27およびキッチン29の南側の領域291と対向するように配置されている。このため、居住者がリビング27およびキッチン29の南側の領域291から第1出入口411を介して屋外空間52を見通せるように設計されている。また、屋外空間52にいる居住者が、第1出入口411を介してリビング27およびキッチン29を見通せるように設計されている。
なお、キッチン29で作業する居住者が第1出入口411を介して屋外空間52を見通しやすいように、キッチン29のレイアウトを設計してもよい。例えば、キッチン29台や作業台を東側や南側を向くように設置したり、第1出入口411と近接するように設置したりして、第1出入口411から屋外空間52を見通しやすいようにしてもよい。
第2外周壁42は、玄関21およびトイレ25の南側に配置されている。第2外周壁42には、東側寄り(第1外周壁41と離間する側)に玄関21と屋外空間52とを連通させる第2出入口421が設けられている。
第2出入口421には、玄関戸422が設けられている。第2出入口421は、玄関戸422を開放することで居住者が玄関21と屋外空間52とを往来できるように設計されている。屋外空間52は、居住者が玄関ポーチとして利用できるように設計されている。
玄関戸422は、屋外空間52側に開く親子ドアで、親ドアが東側、子ドアが西側に配置されている。
本実施形態では、トイレ25には窓が設けられておらず、第2外周壁42における第2出入口421よりも西側の部分は、開口部のない壁部となっている。
第3外周壁43は、リビング27の南側に配置されている。第3外周壁43には、東側寄りにリビング27の床よりも高い位置にリビング高窓431が設けられている。リビング高窓431は、引き違いのガラス戸で、南側からの採光を確保しつつ、外部からLDK271の内部を視認できないよう設計されている。
本実施形態では、第3外周壁43の南側に駐車場13が設けられており、リビング高窓431を介して駐車場13からLDK271の内部を容易に視認できないように設計されている。リビング高窓431は、例えば、駐車場13よりも1500mm高い位置に設けられている。
また、本実施形態では、リビング高窓431の上方には、第3外周壁43よりも南側に突出する庇6が設けられている。リビング高窓431の大きさや位置は、LDK271に所望の採光を確保できるように庇6の形状も考慮して設計されている。
第3外周壁43におけるリビング高窓431よりも西側の部分は、開口部のない壁部となっている。
第3外周壁43は、屋外空間52の南側の縁部と南北方向の位置がほぼ同じ位置に配置され、屋外空間52の南側の縁部の西側に配置されている。
第4外周壁44は、玄関21および玄関収納室23の東側に配置されている。第4外周壁44には、東西方向の中間部で玄関21に面する位置に玄関窓441が設けられている。
第4外周壁44における玄関窓441よりも南側の部分および東側の部分は、開口部のない壁部となっている。
屋外空間52の床部521は、ウッドデッキや、コンクリートなどで構築されている。屋外空間52の床部521は、第1外周壁41および第2外周壁42それぞれの下側の基礎に隣接して設けられている。屋外空間52の床面は、玄関21の床面とほぼ同じ高さで、LDK271の床面よりも100~200mm程度低い位置に配置されている。なお、玄関21や屋外空間52の床面には、水勾配が適宜設けられている。
屋外空間52の床面は、敷地12よりも500~600mm程度高い位置に配置されている。
屋外空間52の南側には、屋外空間52と敷地12とを上り下りするための第1階段523が設けられている。第1階段523は、屋外空間52の南側の縁部における東側の端部近傍に設けられている。第1階段523の南側には、アプローチスペース14が配置されている。第1階段523を昇降することで、屋外空間52とアプローチスペース14とを往来できるように設計されている。屋外空間52における第1階段523と面する部分を第3出入口524とする。
屋外空間52の東側には、屋外空間52と敷地12とを上り下りするための第2階段525が設けられている。第2階段525は、屋外空間52の東側の縁部における北側の端部近傍に配置されている。
屋外空間52の南側には、屋外空間52の南側の縁部に沿ってテラス壁部(壁部)527が設けられている。テラス壁部527は、第3出入口524の西側に設けられ、屋外空間52と当接または近接している。
テラス壁部527は、屋外空間52の床面よりも高く、軒天井54よりも低い高さに設計されている。テラス壁部527の上端は、例えば屋外空間52の床面よりも1000mmほど高い位置となるように設計されている。テラス壁部527には、スリットなどが形成されていてもよい。
本実施形態では、テラス壁部527の東側の端部527aの近傍には、インターホンや郵便受け(不図示)を設置できるように設計されている。これらのインターホンや郵便受けは、訪問者や運送業者がテラス壁部527の南側から使用するように設計されている。これにより、テラス壁部527の南側にいる訪問者や運送業者は、視線がテラス壁部527によって遮られ、屋外空間52を容易に見通せないようなっている。
図1に示すように、屋外空間52の東側には、敷地12の東側の境界線に沿って塀7が設けられている。塀7は、敷地12の東側の境界線における南側の道路11との境界よりもやや北側に入った位置から、玄関21の東側となる位置までの範囲に設けられている。塀7は、上記の範囲における敷地12の東側の境界線に沿って南北方向に延びる南北延設部71と、南北延設部71の南側の端部から西側に突出する南側突設部72と、南北延設部71の北側の端部から西側に突出する北側突設部73と、を有している。
塀7は、屋外空間52とは間隔をあけて設けられており、塀7と屋外空間52との間を人が通行できるように設計されている。南北延設部71および北側突設部73は、屋外空間52の東側に配置されている。南側突設部72は、屋外空間52の南側に配置されている。
本実施形態では、北側突設部73よりも南側突設部72のほうが南北延設部71から西側に長く突出している。北側突設部73の東西方向の長さは、南北延設部71から屋外空間52までの間隔よりも短い長さに設計されている。南側突設部72の東西方向の長さは、南北延設部71から屋外空間52までの間隔とほぼ同じ長さに設計されている。なお、南側突設部72は、屋外空間52よりも南側に設けられているため、屋外空間52とは干渉しない。
塀7は、例えば、人の視線の高さより高く形成したり、開口の方向を工夫したりすることで、その一方側と他方側とを容易に見通せない構造となっている。これにより、東側の隣地や道路11から屋外空間52および屋内を容易に見通せないようになっている。
また、本実施形態では、北側突設部73および南側突設部72は、それぞれ地盤に支持されている。
敷地12には、屋外空間52の東側に外部水栓81および物置82が設けられている。外部水栓81にはガーデンパン83が設けられている。本実施形態では、外部水栓81および物置82は、第2階段525と東西方向に対向する位置に南北延設部71に沿って配置されている。
図2に示すように、住宅1Aの2階3には、階段室31、2階ホール32、洗面トイレ脱衣室33、浴室34、居室35およびベランダ36が設けられている。
住宅1Aの2階3の西側半分には、居室35が配置されている。居室35は、収納家具351によって南北に2部屋に仕切られている。仕切られた2部屋は、寝室などとして使用されるように設計されている。本実施形態では、居室35の北側に、書斎や収納などとして利用可能なスペース352が設けられている。
住宅1Aの2階3の東側半分には、その東側に南側から北側に向かって順に、ベランダ36、洗面トイレ脱衣室33、浴室34が配置され、西側に南側から北側に向かって順に2階ホール32、および階段室31が配置されている。
本実施形態による住宅1Aは、洗面トイレ脱衣室33および浴室34を2階に設けることにより、総2階となるように設計されている。
ベランダ36は、2階入隅53の北側に配置されている。ベランダ36は、2階入隅53の下側の屋外空間52を見下ろせるように設計されている。
2階ホール32は、2階入隅53、ベランダ36および洗面トイレ脱衣室33の西側に配置されている。2階ホール32は、階段室31、居室35、洗面トイレ脱衣室33、ベランダ36にアクセスできるように設計されている。
2階ホール32には、洗濯物を干すことができる洗濯物干しスペース321、収納などが設けられている。
洗濯物干しスペース321は、2階ホール32のうちの南側で、ベランダ36の西側に対向する位置に配置されている。洗濯物干しスペース321とベランダ36との間の壁部には出入口325が設けられていて、洗濯物干しスペース321とベランダ36とを往来できるように設計されている。なお、ベランダ36も洗濯物を干すスペースとして使用してもよい。
本実施形態では、2階ホール32に洗濯物干しスペース321が設けられていることにより、2階3で洗濯した洗濯物を1階2に運ぶことなくそのまま2階3の洗濯物干しスペース321に干すことができる。このため、屋外空間52が洗濯物を干すスペースとして使用されず、洗濯物によって屋外空間52の美観が損なわれることがない。
洗面トイレ脱衣室33は、トイレ331、洗面台332、洗濯機を置く洗濯機置き場333が設けられている。浴室34は、洗面トイレ脱衣室33から使用するように設計されている。
図2-図5に示すように、2階3の外周壁4のうち、2階ホール32の東側で2階入隅53に沿って南北に延びる部分を第5外周壁45とし、ベランダ36の南側で2階入隅53に沿って東西に延びる部分を第6外周壁46、第5外周壁45の南側の端部から西側に延びる部分を第7外周壁47とし、第6外周壁46の東側の端部から北側に延びる部分を第8外周壁48とする。
第6外周壁46は、ベランダの開口が形成されていて壁状ではないが、左右(東西)の端部に柱が設けられ、上下を梁で囲まれているため第6外周壁46と称して説明する。
第5外周壁45および第6外周壁46は、屋外空間52の上方に位置し、屋外空間52の上側に張り出された持ち出し梁の上方に設けられている。第5外周壁45および第6外周壁46の下側には、1階の外周壁4や柱が設けられていない。
第7外周壁47は、西側の部分が第3外周壁43の上方に位置し、東側の部分が屋外空間52の南側の縁部の上方に位置している。第7外周壁47の東側の部分は、屋外空間52の上方に張り出された持ち出し梁の上方に設けられている。第7外周壁47の東側の部分の下側には、1階の外周壁4や柱が設けられていない。
第8外周壁48は、北側の部分が第4外周壁44の上方に位置し、南側の部分が屋外空間52の東側の縁部の上方に位置している。第8外周壁48の南側の部分は、屋外空間52の上方に張り出された持ち出し梁の上方に設けられている。第8外周壁48の南側の部分の下側には、1階の外周壁4や柱が設けられていない。
住宅1Aの南側には、1階の梁に支持された庇6が設けられている。庇6は、平面視における第5外周壁45および第7外周壁47に沿った位置にL字形状に設けられている。庇6のうちの第5外周壁45にから南側に延びる第1庇61は、屋外空間52の南側の縁部に設けられたテラス壁部527よりも南側に突出している。庇6のうちの第7外周壁47から東側に延びる第2庇62は、屋外空間52の南東部分の上方に配置されている。
軒天井54は、庇6の下面から2階3の突出部39の下面に亘って、同一仕上げ、同一高さで連続している。また、軒天井54の高さは、LDK271の天井の高さ(1階床面から概ね2400~2700mm)と略同一に設定されている。
次に、上述した本発明の第1実施形態による住宅1Aの作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本発明の第1実施形態による住宅1Aでは、屋外空間52は、LDK271と連続するテラスとして使用することができるとともに、外部から玄関21へ通じる玄関ポーチとして使用することができる。このように、本実施形態では、玄関ポーチとテラスとが一体となっているため、玄関ポーチとテラスとを個々に設ける場合と比べて、屋外空間52を一つの広い空間とすることができる。その結果、玄関ポーチとテラスとが個々に設けられている場合では玄関ポーチのみに使用されるスペースを、玄関ポーチとテラスとが一体となっていることによりLDK271と連続するテラスとしても使用することができ、テラスの広さを確保することができる。
また、本実施形態では、屋外空間52と住宅1Aの外部との出入口となる第3出入口524が、LDK271と屋外空間52との出入口となる第1出入口411と離間する位置に設けられている。これにより、第3出入口524の近傍にいる人がLDK271の内部を容易に見通せないため、LDK271内のプライバシーを確保することができる。
さらに、本実施形態では、玄関21と屋外空間52との出入口となる第2出入口421も第1出入口411と離間する位置に設けられている。これにより、第2出入口421が第1出入口411と近接する位置に設けられている場合と比べて、住宅1Aの外部から玄関21へ向かう人や、玄関21から外部へ向かう人がLDK271の内部を容易に見通せないため、LDK271内のプライバシーを確保することができる。
また、第3出入口524は、出入り方向が第1出入口411の出入り方向と重ならない位置に設けられていることにより、第3出入口524の近傍にいる人がLDK271の内部を容易に見通せないため、LDK271内のプライバシーを確保することができる。
また、屋外空間52には軒天井54が設けられていることにより、雨天でも雨に濡れずに屋外空間52を使用することができ、テラスとしての用途を多様化することができる。
また、本実施形態では、軒天井54が屋外空間52の南東の角部を除いたほとんどの上方に設けられている。これにより、屋外空間52は、半屋外的空間となり、雨天時や日差しの強い時期でも快適に使用できるスペースとなる。
また、軒天井54は、屋外空間52における第1出入口411および第2出入口421近傍の上方に設けられている。これにより、居住者は、リビング27から第1出入口411を介して屋外空間52に出たときや、および玄関21から第2出入口421を介して屋外空間52に出たときに、上方に軒天井54があるため、上方からの雨によって濡れることや、上方からの日射を受けることがない。
また、庇6のうちの第5外周壁45から南側に延びる第1庇61は、屋外空間52の南側の縁部に設けられたテラス壁部527よりも南側に突出している。これにより、屋外空間52に雨が吹き込むことが抑制されるとともに、テラス壁部527の南側に人がいたり荷物が置いてあったりした場合に、その人や荷物が濡れることが抑制される。例えば、郵便受けやインターホンの前の人や荷物が濡れることを抑制することができる。
また、屋外空間52の上方の梁が持ち出し梁で、屋外空間52の内部には柱や壁がないため、屋外空間52を開放されたスペースとすることができる。
また、屋内には、玄関21と連続する玄関収納室23が設けられ、屋外空間52、第2出入口421、玄関21および玄関収納室23は、一直線上に連続して設けられていることにより、屋外空間52から玄関21を介して玄関収納室23へアクセスしやすく、使い勝手が良い。玄関収納室23を、屋外空間52で使用する物の収納に使用することができる。
また、第3出入口524の側方には、屋外空間52に沿ったテラス壁部527が設けられ、テラス壁部527は、屋外空間52の外部からの視認性を低下させるように構成されている。これにより、外部から屋外空間52およびLDK271の内部を容易に見通せないため、屋外空間52およびLDK271内のプライバシーを確保することができる。
本実施形態では、テラス壁部527が屋外空間52の南側に沿って設けられていることにより、敷地12の南側の道路11から屋外空間52内部を容易に見通せないため、屋外空間52のプライバシーを確保することができる。
また、テラス壁部527の高さは、軒天井54の高さよりも低くいことにより、テラス壁部527と軒天井54との間が開放されるため、屋外空間52にいる人が開放感を得られるとともに、テラス壁部527と軒天井54との間のスペースを風通しや採光に利用することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図6-図8に示すように、第2実施形態による住宅1Bは、第1実施形態による住宅1A(図1参照)よりも間口が小さく設計されている。第2実施形態による住宅1Bが建築される敷地12B(図1参照)は、第1実施形態による住宅1Aが建築される敷地12(図1参照)よりも東西方向の寸法が小さい。
第2実施形態による住宅1Bは、第1実施形態と同様に、1階2Bの間口寸法が2階3の間口寸法と同じ長さで、1階2Bの奥行き寸法が2階3Bの奥行き寸法と同じ長さとなるいわゆる総2階建てに設計されている。住宅1Bの間口寸法は、3間(1830mm×3)に設計されている。
第2実施形態では、1階2Bの南東部分に1階入隅51Bが形成されている。第2実施形態においても1階入隅51Bの屋外側に屋外空間52Bが設けられている。これに対し、2階3Bは、平面視形状が長方形で入隅が形成されていない。屋外空間52Bの上方には、1階2Bの外周壁4Bよりも屋外側に突出した2階3Bの突出部39Bが配置されている。
1階入隅51Bの間口寸法は、1階2Bの間口寸法の1/3の寸法(本実施形態では1間)に設計されている。1階入隅51Bの奥行き寸法は、1階入隅51Bの間口寸法よりも長い寸法(本実施形態では2間)に設計されている。
図6に示すように、住宅1Bの1階2Bには、玄関21B、玄関ホール22B、玄関収納室23B、階段室24B、階段前ホール232、トイレ25B、1階収納室233、リビング27B、ダイニング28B、キッチン29B、および屋外空間52Bが設けられている。上述しているが、屋外空間52Bは、1階入隅51Bの屋外側に設けられている。
第2実施形態においてもリビング27B、ダイニング28Bおよびキッチン29Bは、LDK271Bで、1つの空間となっている。
住宅1Bの1階2Bの西側2/3には、南側から北側に向かって順に、リビング27B、ダイニング28B、キッチン29B、階段室24B、階段前ホール232、トイレ25Bが配置されている。屋外空間52の西側には、リビング27Bおよびダイニング28Bの南側の部分が配置されている。階段前ホール232は、階段室24Bの東側に配置されている。トイレ25Bは、階段下の一部を利用して設けられていて、階段前ホール232から使用するように設定されている。
住宅1Bの1階2Bの東側1/3における屋外空間52Bの北側には、南側から北側に向かって順に、玄関21Bおよび玄関ホール22B、玄関収納室23B、1階収納室233が配置されている。玄関ホール22Bは玄関21Bの西側に配置されている。
玄関収納室23Bは、玄関21Bの北側に位置し玄関21Bから使用するように設計されている。1階収納室233は、階段前ホール232の東側に配置され、階段前ホール232から使用するように設計されている。
玄関ホール22Bの西側には、LDK271Bが配置されている。
屋外空間52Bは、屋外の空間で、平面形状が南北方向よりも南北方向に長い長方形となるように設計されている。屋外空間52Bは、間口寸法が1階入隅51Bの間口寸法よりも大きく、1階入隅51Bよりも東側に突出して設けられている。本実施形態では屋外空間52Bの間口寸法は1.5間に設計されている。屋外空間52Bの奥行き寸法は1階入隅51Bの奥行き寸法を同じ寸法に設計されている。
第1実施形態と同様に、1階の外周壁4Bのうち、屋外空間52Bの西側で南北方向に延びる部分を第1外周壁41Bとし、屋外空間52Bの北側で第1外周壁41の北側の端部から東西方向に延びる部分を第2外周壁42Bとし、第1外周壁41Bの南側の端部から東側に延びる部分を第3外周壁43B、第2外周壁42Bの東側の端部から北側に延びる部分を第4外周壁44Bとする。
屋外空間52Bの南側の縁部は、第3外周壁43Bと同一直線状に配置され、屋外空間52Bの東側の縁部は、第4外周壁44Bよりも西側に突出している。
第1外周壁41Bは、LDK271Bの東側に配置され、第1実施形態と同様に北側寄り(第2外周壁42Bと近接する側)にLDK271Bと屋外空間52Bとを連通させる第1出入口411Bが設けられている。
第1外周壁41Bにおける第1出入口411Bよりも南側の部分は、開口部のない壁部となっている。
第2外周壁42Bは、玄関21Bおよび玄関ホール22Bの南側に配置されている。第2外周壁42Bには、東側寄り(第1外周壁41Bと離間する側)に玄関21Bと屋外空間52Bとを連通させる第2出入口421Bが設けられている。玄関ホール22Bには窓が設けられておらず、第2外周壁42Bにおける第2出入口421Bよりも西側の部分は、開口部のない壁部となっている。
第3外周壁43Bは、リビング27Bの南側に配置され、第1実施形態と同様に東側寄りにリビング高窓431Bが設けられている。
第4外周壁44Bは、玄関21B、玄関収納室23Bおよび1階収納室233の東側に配置されている。第4外周壁44Bには、東西方向の中間部で玄関21Bおよび玄関収納室23Bに面する位置に玄関窓441Bが設けられ、1階収納室233に面する位置に1階収納室窓442が設けられている。
屋外空間52Bの南側には、屋外空間52Bと敷地12とを上り下りするための第1階段523B、およびテラス壁部527Bが設けられていて、第1階段523Bが設けられている部分が第3出入口524Bとなっている。
屋外空間52Bと敷地12とを上り下りするための第2階段525Bは、屋外空間52Bの北側における東側の端部近傍に設けられている。第2階段525Bは、屋外空間52Bから北側に向かって敷地12へ下りるように設計されている。
屋外空間52Bの東側には、第1実施形態と同様に、塀7Bが設けられている。塀7Bの北側突設部73Bは、第2階段525Bの北側に配置され、北側突設部73Bの北側に外部水栓81Bおよび物置82Bが配置されている。
図7に示すように、住宅1Bの2階3には、階段室31B、2階ホール32B、トイレ37、洗面脱衣所38、浴室34B、洗濯物干しスペース321B、第1居室355および第2居室356が設けられている。第2実施形態では、住宅1Bの2階3にベランダは設けられていない。
住宅1Bの2階3の西側1/3には、南側から北側に向かって順に、洗濯物干しスペース321B、洗面脱衣所38、浴室34B、トイレ37、階段室31Bが配置されている。
住宅1Bの2階3Bの東側2/3には、南側から北側に向かって順に、第1居室355、第2居室356が配置されている。第2居室356は、南北に間仕切り可能に設計されている。
洗濯物干しスペース321Bは、洗面脱衣所38および第1居室355から使用可能に設計されている。
2階の外周壁4Bのうち、南側の東西方向に延びる部分を2階南側外周壁47Bとし、東側の南北方向に延びる部分を2階東側外周壁48Bとする。
2階南側外周壁47Bは、西側の部分が第3外周壁43Bの上方に位置し、東側の部分が屋外空間52Bの南側の縁部の上方に位置している。2階南側外周壁47Bの東側の部分は、屋外空間52Bの上方に張り出された持ち出し梁の上方に設けられている。2階南側外周壁47Bの東側の部分の下側には、1階の外周壁4Bや柱が設けられていない。
2階東側外周壁48Bは、北側の部分が第4外周壁44Bの上方に位置し、南側の部分が屋外空間52Bの東側の縁部の上方に位置している。2階東側外周壁48Bの南側の部分は、屋外空間52Bの上方に張り出された持ち出し梁の上方に設けられている。2階東側外周壁48Bの南側の部分の下側には、1階の外周壁4Bや柱が設けられていない。
住宅1Bの南側には、1階の梁に支持された庇6Bが設けられている。庇6Bは、平面視における2階南側外周壁47Bおよび2階東側外周壁48Bに沿った位置にL字形状に設けられている。
庇6Bのうち、2階東側外周壁48Bから東側に突出する部分63の先端部(東側の端部)63aは、屋外空間52B(図6および図8参照)の東側の縁部の鉛直方向上側もしくは屋外空間52Bの東側の縁部よりも東側に配置されている。
第1実施形態と同様に、庇6Bの下面は、2階3Bの突出部39Bの下面と面一となり、2階3Bの突出部39Bの下面と同じ仕上げとなっている。2階3Bの突出部39Bの下面および庇6Bの下面が、屋外空間52Bの軒天井54Bとなっている。
屋外空間52Bは、軒天井54Bが設けられていることにより、半屋外的空間となっている。第2実施形態では、屋外空間52Bの上方全体に軒天井54Bが設けられている。
第2実施形態による住宅1Bでは、第1実施形態による住宅1Aと同様の効果を奏する。
また、第2実施形態では、屋外空間52Bの上方全体に軒天井54Bが設けられていることにより、雨天でも雨に濡れず屋外空間52Bの全体を使用することができる。
以上、本発明による住宅の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、住宅1A,1Bは、南側に道路11が設けられた長方形の敷地12に設けられているが、敷地12の形状や、道路11の位置は上記以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、第3出入口524,524Bは、出入り方向が第1出入口411,411Bの出入り方向と重ならない位置に設けられているが、第3出入口524,524Bは、出入り方向が第1出入口411,411Bの出入り方向と重なる位置に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、屋外空間52,52Bの上方には、軒天井54,54Bが設けられているが、軒天井54,54Bが設けられていなくてもよい。また、屋外空間52,52Bの上方に軒天井54,54Bが設けられる場合は、屋外空間,52Bの上方全体に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、住宅1A,1Bの1階2,2Bに玄関収納室23,23Bが設けられ、屋外空間52,52B、第2出入口421,421B、玄関21,21Bおよび玄関収納室23,23Bが一直線上に連続して設けられているが、玄関収納室23,23Bが設けられていなくてもよく、玄関収納室23,23Bが設けられている場合、その位置や形態は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、屋外空間52,52Bの南側にテラス壁部527,527Bが設けられているが、テラス壁部527,527Bが設けられていなくてもよい。また、屋外空間52,52Bにテラス壁部527,527Bが設けられる場合は、テラス壁部527,527Bの位置や形状(幅、厚さ、高さ、スリットなどの開口の有無など)は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、リビング27,27Bの第1出入口411,411Bには、引き違いの掃き出し窓412が設けられているが、第1出入口411,411Bの開口を広く開放できる折れ戸などが設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、玄関21,21Bの第2出入口421,421Bには親子ドアの玄関戸422が設けられているが、片引き戸や両引き戸などの引き戸が設けられていてもよい。このような場合、引き戸の枠や障子が第2外周壁42,42Bの屋外側の表面よりも屋外空間52に突出しないように設け、屋外空間52のスペースを広く確保するとともに、屋外空間52,52Bに置かれたベンチ等の物品と干渉しないようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、2階3,3Bに洗濯物干しスペース321,321Bを設け、屋外空間52,52Bには洗濯物を干さないように設計されているが、屋外空間52,52Bは、洗濯物を干すスペースとして設計されてもよい。
また、上記の第1実施形態では、塀7の南側突設部72は、南北延設部71から屋外空間52までの間隔とほぼ同じ長さに形成されている。これに対し、南側突設部72は、南北延設部71から屋外空間52までの間隔よりも長く形成し、第3出入口524および第2出入口421と南北方向に重なるように設けられていてもよいし、屋外空間52の南側に設けられたテラス壁部527の一部または全部と東西方向に重なるように設けられていてもよい。これにより、南側の道路11から屋外空間52や屋内を容易に見通せないため、屋外空間52や屋内のプライバシーを確保することができる。
また、南側突設部72を自転車の長さ以上となるように設けて、南側突設部72と屋外空間52との間のスペースを駐輪スペースとしてもよい。
また、住宅1A,1Bの周囲に設けられる塀7,7Bの形状や設けられる位置は、適宜設定されてよい。
1A,1B 住宅
2,2B 1階
3,3B 2階
4,4B 外周壁
6,6B 庇
7,7B 塀
12,12B 敷地
13 駐車場
21,21B 玄関
22 1階ホール
22B 玄関ホール
23,23B 玄関収納室
24,24B 階段室
25,25B トイレ
26 洗面所
27,27B リビング
28,28B ダイニング
29,29B キッチン
31,31B 階段室
32,32B 2階ホール
33 洗面トイレ脱衣室
34 浴室
35,35B 居室
36 ベランダ
38 洗面脱衣所
41,41B 第1外周壁
42,42B 第2外周壁
51,51B 1階入隅(入隅)
52,52B 屋外空間
53,53B 2階入隅
54,54B 軒天井
61 第1庇
62 第2庇
71,71B 南北延設部
72,72B 南側突設部
73,73B 北側突設部
81,81B 外部水栓
82,82B 物置
83,83B ガーデンパン
232 階段前ホール
233 1階収納室
271,271B LDK(居室)
321,321B 洗濯物干しスペース
411,411B 第1出入口
412 掃き出し窓
421,421B 第2出入口
422 玄関戸
431,431B リビング高窓
524,524B 第3出入口
527,527B テラス壁部(壁部)

Claims (6)

  1. 互いに交差する方向に延びて互いの端部が接続され屋外に入隅を形成する第1外周壁および第2外周壁と、
    前記第1外周壁に沿って屋内に設けられた居室と、
    前記第2外周壁に沿って屋内に設けられた玄関と、
    前記第1外周壁および前記第2外周壁に沿って前記入隅に設けられた屋外空間と、を有する住宅において、
    前記第1外周壁には、前記居室と前記屋外空間とを連通させる第1出入口が設けられ、
    前記第2外周壁には、前記玄関と前記屋外空間とを連通させる第2出入口が設けられ、
    前記第2出入口は、前記第2外周壁における前記第1出入口の出入り方向の前記第1出入口と離間する位置に設けられ、
    前記屋外空間には、前記住宅の外部との第3出入口と、
    前記第3出入口の側方に位置し前記住宅の外部との境界に沿った壁部と、が設けられ、
    前記第3出入口は、前記屋外空間における前記第1出入口の出入り方向の前記第1出入口と離間する位置に設けられ、
    前記屋外空間の上方には、軒天井が設けられ、
    前記軒天井は、前記壁部よりも前記住宅の外部側に突出することを特徴とする住宅。
  2. 前記第3出入口は、出入り方向が前記第1出入口の出入り方向と重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記軒天井は、前記屋外空間の上方全体に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の住宅。
  4. 屋内には、前記玄関と連続する玄関収納室が設けられ、
    前記屋外空間、前記第2出入口、前記玄関および前記玄関収納室は、一直線上に連続して設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の住宅。
  5. 記壁部は、前記屋外空間の外部からの視認性を低下させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の住宅。
  6. 記壁部の高さは、前記軒天井の高さよりも低いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の住宅。
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