JP2023023699A - 住宅 - Google Patents

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瑞希 松村
Mizuki Matsumura
浩之 刈田
Hiroyuki Karita
静 持田
Shizuka Mochida
考志 藤谷
Takashi Fujitani
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Abstract

Figure 2023023699000001
【課題】居住者がくつろぎや癒やしを感じやすい空間を最上階に有する住宅を提供する。
【解決手段】住宅1の2階に、平面視で矩形のバルコニー15を設け、バルコニー15の四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間として、部屋11、廊下18、サニタリー23、及び部屋14を設ける。バルコニー15と部屋11、廊下18、及びサニタリー23との間に掃き出し窓31~33をそれぞれ設け、バルコニー15と部屋14との間に腰窓34を有する壁35を設け、4個の屋内空間を隣り合う屋内空間と屋内で連続させる。バルコニー15に排水口101を設け、排水口101と連続する排水管103を1階の室内壁61の内部に配置する。
【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年1月9日に、積水ハウス株式会社熊谷南展示場にて展示により公開。
本発明は、2階建て以上の住宅に関する。
住宅には、居住者にくつろぎや癒やしを与えることが必要とされている。居住者は、空や植物を視たり、ペットと遊んだりしたときに、くつろぎや癒やしを感じやすい。
本願発明に関連して、特許文献1には、ガーデニングを行える屋上を備えたユニットハウスが記載されている。このユニットハウスの屋上は4つの排水口を有し、4つの排水口は外壁に設置された屋外の排水管と接続されている。
実用新案登録第3106849号公報
住宅の周囲にマンション等の高い建物があると、居住者は、部屋の中に居ても、外部からの視線が気になり、くつろぎや癒やしを十分に感じることができない。一方、外部からの視線を遮断するために、住宅に目隠し用の壁等を設けると、外光が入らなくなり、部屋の中が暗くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、居住者がくつろぎや癒やしを感じやすい空間を最上階に有する住宅を提供することである。
(1) 本発明に係る住宅は、2階建て以上の住宅であって、最上階に位置する平面視で矩形のバルコニーと、上記バルコニーの四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間と、上記バルコニーと上記4個の屋内空間との間にそれぞれ位置する4個の窓と、を備えている。
上記の住宅によれば、バルコニーは4個の屋内空間によって囲まれており、バルコニーと4個の屋内空間との間に4個の窓が位置するので、外部からの視線を遮断しながら、4個の屋内空間に外光や風を取り込める。窓からバルコニーの反対側にある屋内空間の内部が見えるので、居住者には空間が広く感じられる。プライバシーが守られたバルコニーを最上階に設けることにより、居住者がくつろぎや癒やしを感じやすい空間を最上階に有する住宅を提供できる。
(2) 上記4個の屋内空間は、隣り合う上記屋内空間と屋内で連続していてもよい。
この構成によれば、居住者は、屋内だけを通ってバルコニーの周囲を巡回できる。
(3) 上記窓の少なくとも1つは、掃き出し窓であってもよい。
この構成によれば、居住者は、掃き出し窓を通ってバルコニーに出られる。掃き出し窓から外光や風を十分に取り込める。また、複数の窓が掃き出し窓である場合、居住者は、バルコニーを通路としても使用できる。
(4) 上記窓は、すべて掃き出し窓であってもよい。
(5) 上記バルコニーに、排水口が設けられており、上記排水口と連続する排水管は、上記最上階の下の階の室内壁の内部に配置されていてもよい。
この構成によれば、室内壁の内部に排水管を隠して、バルコニーから排水できる。
(6) 上記室内壁は、ディスプレイを収容可能な凹部を有していてもよい。
この構成によれば、不自然ではない室内壁が得られる。
本発明によれば、居住者がくつろぎや癒やしを感じやすい空間を最上階に有する住宅を提供できる。
図1は、実施形態に係る住宅1の外観図である。 図2は、実施形態に係る住宅1の2階の平面図である。 図3は、実施形態に係る住宅1の1階の平面図である。 図4は、バルコニー15からの排水を模式的に示す図である。 図5は、廊下18からバルコニー15の向きを視たときの透視図である。 図6は、変形例に係る住宅の2階の平面図である。
以下、図面が参照されて、本発明の実施形態に係る住宅について説明される。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1に示されるように、本実施形態に係る住宅1は、2階建て住宅である。以下の説明では、住宅1を正面から視たときに、向かって左を「左」、向かって右を「右」、前方を「前」、後方を「後」という。左と右とを結ぶ方向は桁行方向5と称され、前と後とを結ぶ方向は梁間方向6と称される。
[2階の構成]
図2に示されるように、住宅1の2階は、部屋11~14、バルコニー15、キッズコーナー16、ウォークインクローゼット17、廊下18、浴室21、ランドリー室22、及びサニタリー23を主に備えている。1階と2階とを接続する階段10は、住宅1の後部分に位置する。階段10の上端部分は、部屋11の後部分に連結している。なお、図2において、符号24を付した部分は玄関54の軒であり、符号25を付した部分は1階にあるリビング・ダイニング51の軒である。
部屋11は、2階の右後に位置する。部屋12は、部屋11の左に位置する。部屋11と部屋12との間には、引き戸41が位置する。廊下18は、途中に角18aを有し、桁行方向5に延伸する部分と、梁間方向6に延伸する部分とを有する。部屋11の左前部分は、廊下18の後端部分に連結している。
キッズコーナー16は、廊下18の角aに近接して位置する。キッズコーナー16は、廊下18の桁行方向5に延伸する部分の後、且つ廊下18の梁間方向6に延伸する部分の左に位置する。部屋13は、廊下18の桁行方向5に延伸する部分の左端の左に位置する。部屋13と廊下18との間には、引き戸42が位置する。キッズコーナー16と廊下18との間、及び廊下18の桁行方向5に延伸する部分と廊下18の梁間方向6に延伸する部分との間には、スライディングスクリーン46が位置する。スライディングスクリーン46は、透明又は半透明な3枚引き違い戸である。このように透明又は半透明なスクリーンパーティションを用いることにより、キッズコーナー16が狭い場合でも、空間に拡がりを持たせることができる。スライディングスクリーン46を開けておけば、居住者には廊下18が広く感じられる。
浴室21、ランドリー室22、及びサニタリー23は、廊下18の角18aの前に互いに近接して位置する。浴室21は、角18aの左前に位置する。ランドリー室22は、角18aの前に位置する。サニタリー23は、角18aの右前に位置する。浴室21とサニタリー23との間には、ドア43が位置する。ウォークインクローゼット17は、サニタリー23の右に位置する。ウォークインクローゼット17の左端部分は、サニタリー23の右端部分に連結している。
部屋14は、部屋11の前、且つウォークインクローゼット17の後に位置する。部屋11と部屋14との間には、ドア44が位置する。部屋14とウォークインクローゼット17との間には、ドア45が位置する。
バルコニー15は、平面視で矩形の形状を有し、2階の中央よりも右の位置に位置する。バルコニー15は、所謂ルーフバルコニーである。ルーフバルコニーとは、屋根を有さず、下の階の屋根を床として用いるバルコニーをいう。なお、一般にバルコニーとは住宅の外側に張り出した部分をいうが、バルコニー15は住宅1の内側に設けられており、この点で一般的なバルコニーと相違する。バルコニー15は、2階に設けられた中庭とも言える。このため、一般的なバルコニーとは異なり、バルコニー15の周囲に柵等は設けられない。
バルコニー15の四方には、部屋11、廊下18、サニタリー23、及び部屋14が位置する。部屋11、廊下18、及びサニタリー23は、扉を介さずに屋内で連続している。部屋11と部屋14とは、ドア44を介して屋内で連続している。部屋14とサニタリー23とは、ドア45及びウォークインクローゼット17を介して屋内で連続している。
バルコニー15と部屋11との間には、掃き出し窓31が位置する。バルコニー15と廊下18との間には、掃き出し窓32が位置する。バルコニー15とサニタリー23との間には、掃き出し窓33が位置する。バルコニー15と部屋14との間には、腰窓34を有する壁35が位置する。スライディングスクリーン46は、掃き出し窓32に対向する位置に位置する。
2階は、最上階の一例である。部屋11、廊下18、サニタリー23、及び部屋14は、バルコニー15の四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間の一例である。掃き出し窓31~33、及び腰窓34は、バルコニー15と4個の屋内空間との間にそれぞれ位置する4個の窓の一例である。4個の屋内空間は、隣り合う屋内空間と屋内で連続している。
部屋11は、例えば、作業部屋として使用される。部屋12は、例えば、主寝室として使用される。部屋13は、例えば、子供部屋として使用される。部屋14は、例えば、シアター室として使用される。なお、部屋11~14の用途は、上記の例に限定されない。居住者は、好みに応じて部屋11~14を自由に使用してよい。バルコニー15には、植栽を設置できる。居住者は、好みに応じて、鉢植えやプランター等をバルコニー15に設置する。
[1階の構成]
図3に示されるように、住宅1の1階は、リビング・ダイニング51、部屋52、玄関ホール53、玄関54、シューズインクローゼット55、及び収納室56を主に備えている。リビング・ダイニング51は、1階の大部分を占める部屋であり、1階の左後に位置する。部屋52は、リビング・ダイニング51の右に位置する。部屋52の左後部分は、リビング・ダイニング51の右後部分に連結している。玄関ホール53は、1階の中央よりも左前の位置に位置し、桁行方向5に延在する。玄関ホール53の右端部分は、リビング・ダイニング51の左前部分に連結している。
玄関54は、1階の左前に位置し、玄関ホール53の左端部分に連結している。シューズインクローゼット55と収納室56とは、梁間方向6に隣接して玄関54の右前に位置する。シューズインクローゼット55は後に位置し、収納室56は前に位置する。
玄関ホール53及び玄関54とリビング・ダイニング51との間には、桁行方向5に延在する室内壁61が位置する。室内壁61は、テレビ63(ディスプレイの一例)を収容可能な凹部62を有すると共に、内部にパイプスペース64を有する。
[バルコニー15からの排水]
2階に設けられたバルコニー15は、屋根を有さず、4個の屋内空間に囲まれている。このため、住宅1には、バルコニー15に降った雨水を屋内配管を経由して排水する機構が設けられている。台風やゲリラ豪雨等のときでもバルコニー15を浸水させないために、バルコニー15からの排水機構には十分な排水能力が必要とされる。
図4に示されるように、バルコニー15の床は、梁115の上に屋根材114を配置し、その上に防水層113を設けた構造を有する。梁115は、桁行方向5及び梁間方向6に延在する。屋根材114は、矩形形状を有し、梁115の上に桁行方向5及び梁間方向6に並んで位置する。屋根材114には、例えば、ALC板が使用される。防水層113は、屋根材114の上に防水シート(不図示)を設け、その上に防水塗料を塗ることにより形成される。防水層113の上方には、支持部材112によって支持された複数のデッキ材111が位置する。デッキ材111は、矩形形状を有し、桁行方向5及び梁間方向6に並んで位置する。
バルコニー15には、図2に示される位置に4個の排水口101が設けられる。各排水口101は、複数の孔を有する蓋102によって覆われる。防水層113は、各排水口101に向かって下がる勾配(水勾配)を有する。各排水口101は、排水管103に接続されている。排水管103は、各排水口101に対応した第1鉛直部103a、各排水口101に対応した第1傾斜部103b、第2鉛直部103c、及び第2傾斜部103dを有する。
各排水口101は、対応する第1鉛直部103aの上端に接続される。第1鉛直部103aは、屋根材114を貫通し、梁115の下に到達する。第1傾斜部103bは、2階梁下において、傾斜しながら概ね水平方向に延伸する部分である。4つの第1傾斜部103bは、梁115の下方において途中で合流する等して、図2及び図4に示される合流点104に到達する。なお、第1傾斜部103bは、2階梁中を通過して、傾斜を有しながら概ね水平方向に延伸してもよい。
第2鉛直部103cは、2階梁下から1階梁下まで鉛直方向に延伸する部分である。第2鉛直部103cは、1階に設けられた室内壁61の内部のパイプスペース64を通過する。第2鉛直部103cは、1階の天井板116を貫通し、室内壁61の内部のパイプスペース64を通り、1階の床板121、及びスラブ122を貫通して、1階の梁123の下方に到達する。
第2傾斜部103dは、1階梁下において、傾斜しながら概ね水平方向に延伸する部分である。第2傾斜部103dは、住宅1の基礎131に設けられたスリーブ132を貫通し、住宅1の外部に設けられた雨水枡133に接続されている。
雨が降ると、雨水はデッキ材111の隙間を通過して、防水層113の表面に到達する。防水層113は水勾配を有するので、雨水は、防水層113の表面に沿って流れ、いずれかの排水口101に到達する。その後、雨水は、排水口101に接続された排水管103の第1鉛直部103a、第1傾斜部103b、第2鉛直部103c、及び第2傾斜部103dを順に経由して、雨水枡133に到達する。
廊下18からバルコニー15の向きを視たとき、図5に示されるように見える。図5には、バルコニー15に設けられた4個の排水口101をそれぞれ覆う4枚の蓋102が記載されている。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る住宅1によれば、バルコニー15は4個の屋内空間に囲まれており、バルコニー15と4個の屋内空間との間に4個の窓31~34が位置するので、外部からの視線を遮断しながら、4個の屋内空間に外光や風を取り込める。窓31~34からバルコニー15の反対側にある屋内空間の内部が見えるので、居住者には空間が広く感じられる。スライディングスクリーン46が透明又は半透明であり、スライディングスクリーン46に対向する掃き出し窓32も透明であるので、居住者にはキッズコーナー16、廊下18、及びバルコニー15があたかも1つの空間であるかのように感じられる。プライバシーが守られたバルコニー15を2階に設けることにより、居住者がくつろぎや癒やしを感じやすい空間を2階に有する住宅を提供できる。これらの効果は、住宅1の周囲にマンション等の高い建物がある場合に顕著になる。
バルコニー15の下方は屋内であるので、1階に広いリビング・ダイニング51を配置できる。2階はプライベート空間であるので、窓31~34のカーテンは、就寝時以外は開けたままでもよい。外部からバルコニー15に侵入することは困難であるので、基本的に窓31~34に鍵を掛ける必要がない。居住者は、4個の屋内空間にいる家族の気配をほどよい程度に感じることができる。バルコニー15に植栽を設けた場合、家族の姿は、その一部が植栽によって隠れるので、完全には見えない。
4個の屋内空間は、隣り合う屋内空間と屋内で連続しているので、居住者は、屋内だけを通ってバルコニー15の周囲を巡回できる。窓31~33は掃き出し窓であるので、居住者は、掃き出し窓31~33を通ってバルコニー15に出られる。また、掃き出し窓31~33から外光や風を十分に取り込める。バルコニー15の排水口101と連続する排水管103は1階の室内壁61の内部に配置されているので、室内壁61の内部に排水管103を隠してバルコニー15から排水できる。室内壁61はテレビ63を収容可能な凹部62を有するので、不自然ではない室内壁61が得られる。
[変形例]
本実施形態に係る住宅1については、各種の変形例を構成できる。例えば、変形例に係る住宅は、3階建て以上でもよい。この場合、バルコニー、4個の屋内空間、及び4個の窓は、いずれも最上階に位置する。
2階或いは最上階の間取りは、上記の例に限定されない。変形例に係る住宅の2階或いは最上階は、平面視で矩形のバルコニーと、バルコニーの四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間と、バルコニーと4個の屋内空間との間にそれぞれ位置する4個の窓と、を備えていればよい。
図6に示されるように、変形例に係る住宅の2階は、部屋71~75、バルコニー76、ウォークインクローゼット77、78、廊下79、トイレ81、浴室82、ランドリー室83、及びサニタリー84を主に備えていてもよい。1階と2階とを接続する階段70は、変形例に係る住宅の後に位置する。階段70の上端部分は、部屋71の後部分に連結している。
部屋71は、2階の桁行方向5の中央、且つ後に位置する。部屋72は、部屋71の左に位置する。部屋71と部屋72との間には、引き戸89が位置する。廊下79は、途中に角79aを有し、桁行方向5に延伸する部分と、梁間方向6に延伸する部分とを有する。部屋71の左前部分は、廊下79の角部分に連結している。
部屋73は、廊下79の桁行方向5に延伸する部分の左端の前に設けられている。部屋73と廊下79との間には、ドア90が位置する。ウォークインクローゼット77は、部屋73の後に位置する。部屋73とウォークインクローゼット77との間には、引き戸91が位置する。
トイレ81は、廊下79の角79aの近傍に位置する。トイレ81は、廊下79の桁行方向5に延伸する部分の前、且つ廊下79の梁間方向6に延伸する部分の左に位置する。廊下79とトイレ81との間には、引き戸92が位置する。
浴室82、ランドリー室83、及びサニタリー84は、廊下79の梁間方向6に延伸する部分の前端の前に互いに近接して位置する。浴室82は、廊下79の前端の左前に位置する。ランドリー室83は、廊下79の前端の前に位置する。サニタリー84は、廊下79の前端の右前に位置する。廊下79とランドリー室83との間には、引き戸93が位置する。ウォークインクローゼット78は、サニタリー84の右に位置する。浴室82とサニタリー84との間には、ドア94が位置する。ランドリー室83とサニタリー84との間には、引き戸95が位置する。サニタリー84とウォークインクローゼット78との間には、引き戸96が位置する。
部屋74は、部屋71の右に位置する。部屋71と部屋74との間には、引き戸97が位置する。部屋75は、部屋71の右、部屋74の前、且つウオークインクローゼットの後に位置する。部屋71と部屋75との間には、ドア98が位置する。部屋75とウォークインクローゼット77との間には、引き戸99が位置する。
バルコニー76は、平面視で矩形の形状を有し、2階の中央よりも右の位置に位置する。バルコニー76の四方には、部屋71、廊下79、サニタリー84、及び部屋75が位置する。部屋71と廊下79とは、扉を介さずに屋内で連続している。廊下79とサニタリー84とは、引き戸93を介して屋内で連続している。部屋75とサニタリー84とは、引き戸96、ウォークインクローゼット78、及び引き戸99を介して屋内で連続している。部屋71と部屋75とは、ドア98を介して屋内で連続している。
バルコニー76と部屋71との間には、掃き出し窓85が位置する。バルコニー76と廊下79との間には、掃き出し窓86が位置する。バルコニー76とサニタリー84との間には、掃き出し窓87が位置する。バルコニー76と部屋75との間には、掃き出し窓88が位置する。変形例に係る住宅では、窓85~88は、すべて掃き出し窓である。
部屋71、廊下79、サニタリー84、及び部屋75は、バルコニー76の四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間の一例である。掃き出し窓85~88は、バルコニー76と4個の屋内空間との間にそれぞれ位置する4個の窓の一例である。4個の屋内空間は、隣り合う屋内空間と屋内で連続している。
部屋71は、例えば、セカンドリビングとして使用される。部屋72は、例えば、シアター室として使用される。部屋73は、例えば、第1子供部屋として使用される。部屋74は、例えば、主寝室として使用される。部屋75は、例えば、第2子供部屋として使用される。なお、部屋71~75の用途は、上記の用途に限定されない。この変形例に係る住宅でも、上記実施形態に係る住宅1と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態に係る住宅1では、リビングルーム(リビング・ダイニング)は1階に設けられているが、リビングルームは1階以外に設けられていてもよい。リビングルームが2階或いは最上階に設けられている住宅でも、4個の屋内空間に囲まれたバルコニーを2階或いは最上階に設けることにより、上記実施形態に係る住宅1と同様の効果が得られる。
1…住宅
11、14、71、75・・・部屋(屋内空間)
15、76・・・バルコニー
18、79・・・廊下(屋内空間)
23、84・・・サニタリー(屋内空間)
31~33、85~88・・・掃き出し窓(窓)
34・・・腰窓(窓)
61・・・室内壁
62・・・凹部
63・・・テレビ(ディスプレイ)
101・・・排水口
103・・・排水管

Claims (6)

  1. 2階建て以上の住宅であって、
    最上階に位置する平面視で矩形のバルコニーと、
    上記バルコニーの四方にそれぞれ位置する4個の屋内空間と、
    上記バルコニーと上記4個の屋内空間との間にそれぞれ位置する4個の窓と、を備えた住宅。
  2. 上記4個の屋内空間は、隣り合う上記屋内空間と屋内で連続している請求項1に記載の住宅。
  3. 上記窓の少なくとも1つは、掃き出し窓である請求項1又は2に記載の住宅。
  4. 上記窓は、すべて掃き出し窓である請求項3に記載の住宅。
  5. 上記バルコニーに、排水口が設けられており、
    上記排水口と連続する排水管は、上記最上階の下の階の室内壁の内部に配置されている請求項1から4のいずれかに記載の住宅。
  6. 上記室内壁は、ディスプレイを収容可能な凹部を有する請求項5に記載の住宅。
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