JP2000234388A - 住宅と建物ユニット - Google Patents

住宅と建物ユニット

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JP2000234388A
JP2000234388A JP11060304A JP6030499A JP2000234388A JP 2000234388 A JP2000234388 A JP 2000234388A JP 11060304 A JP11060304 A JP 11060304A JP 6030499 A JP6030499 A JP 6030499A JP 2000234388 A JP2000234388 A JP 2000234388A
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JP
Japan
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building
courtyard
unit
space
window
Prior art date
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Application number
JP11060304A
Other languages
English (en)
Inventor
Makiko Iwata
牧子 岩田
Mariko Kurokawa
真理子 黒川
Tomomitsu Funahashi
知充 舟橋
Kiichi Hirai
希一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い敷地でも建物内に中庭を設けることによ
り、十分な採光や風が取り入れられる中庭付きの住宅と
建物ユニットを提供する。 【解決手段】 建物ユニット10,11,12A隣接配
置されてなる中庭付きユニット建物UAにおいて、建物
ユニット12Aの四方の壁122,122,123,12
3のいずれかに窓14あるいはドア13用の開口が設け
られ、床部16は屋外用の仕上げがなされた建物ユニッ
ト12Aをユニット建物UAの中側に配置し組み合わせ
て中庭空間部となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の内部に中庭
を有する住宅と建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物は、建物ユニットを
平面的、或いは立体的に接続して構築されている。
【0003】このようなユニット建物に用いられる建物
ユニットは、一般的に規格化されたモジュールにより、
工場において生産され、施工現場に搬送されて施工され
るようになっている。
【0004】この建物ユニットが敷地に上下左右に隣接
配置され、ユニット建物が構築されるが、都会等の狭い
敷地では十分な庭が取れないという悩みがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の工法の建物で
は、中庭を有する建て方は種々あり、一般的には十分な
敷地を有し、周りを家屋で囲い中を庭として利用するも
のが多かった。しかしながら、上記のように敷地が狭い
場合は、バルコニーを設けたり、屋上バルコニーとして
庭の足りない分を補う方法が多かった。しかし、バルコ
ニ一では隣接する建物や、設置する方向によっては十分
な採光が得られず、屋上バルコニ一では採光は十分得ら
れるが雨の日には濡れるという問題がある。
【0006】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、狭い敷地でも建物内に中庭を設
けることにより、十分な採光や風が取り入れられる中庭
付きの住宅と建物ユニットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物
の中に中庭を設け、この中庭の上方の屋根に採光用また
は換気用の窓を設けたことを特徴とする住宅である。
【0008】請求項2の発明は、建物ユニットが隣接配
置されてなるユニット建物で構成され、建物ユニットの
四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開口が設けられ、
床部は屋外用の仕上げがなされた中庭部を有する建物ユ
ニットを中庭部がユニット建物の内側に位置するように
配置し組み合わせて中庭の空間部を構成したことを特徴
とする住宅である。
【0009】請求項3の発明は、建物ユニットが隣接配
置されてなるユニット建物で構成され、中側の空間であ
って建物ユニットを省略して形成された空間に中庭空間
部を設け、この中庭空間部の周りに平面視ロの字型に建
物ユニットを隣接配置したことを特徴とする住宅であ
る。
【0010】請求項4の発明は、中庭部を有する建物ユ
ニットをユニット建物の中側に配置したことを特徴とす
る住宅である。
【0011】請求項5の発明は、他の建物ユニットと隣
接配置されてユニット建物を構成する建物ユニットであ
って、建物ユニットの四方の壁の何れかに窓或いはドア
用の開口を設け、床部は屋外用の仕上げをした中庭部を
設けたことを特徴とする建物ユニットである。
【0012】請求項6の発明は、建物の中に中庭と、こ
の中庭に吹抜空間とを設けた住宅であって、前記吹抜空
間を挟む位置に南側と北側に南部屋と北部屋とを設け、
前記南部屋の屋根に天窓を設け、前記南部屋と中庭空間
部とを区画する南区画壁に第1窓を設け、前記北部屋と
中庭区間部とを区画する北区画壁に、第1窓の位置より
低い位置に第2窓を設けたことを特徴とする住宅であ
る。
【0013】請求項7の発明は、建物の中に中庭と、こ
の中庭から上階まで吹き抜けた吹抜空間とを設けた住宅
であって、上階に、吹抜空間の周囲のいずれかの部分に
交流スペースを設け、上階に複数の部屋を設け、前記吹
抜空間と、交流スペースとを区画した区画壁に窓を設け
たことを特徴とする住宅である。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、建物の中に中庭を設
け、この中庭の上方の屋根に採光用または換気用の窓を
設けたものであるから、狭い敷地の建物でも中庭として
使え、十分な採光や風が取り入れられる。上方に屋根が
あるため、雨の日でも濡れることがない。
【0015】請求項2の発明によれば、建物ユニットの
四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開口が設けられ、
床部は屋外用の仕上げがなされた建物ユニットをユニッ
ト建物の中側に配置し組み合わせて中庭空間部となした
ので、その中庭空間部を中庭として子供の遊び場や洗濯
物の干し場や植物等を設置するなど種々利用できる。
【0016】また、高精度、短期間施工等ユニット建物
の利点がある。建物ユニット内に屋外用の仕上げをする
特殊な仕上げを中庭部を有する建物ユニットに集中させ
ることができ、その分居室部用建物ユニットの特殊な仕
上げを減らせる。また、上部に別の建物ユニットを載置
可能となる。
【0017】請求項3の発明によれば、中側の空間であ
って建物ユニットを省略して中庭空間部を設け、この空
間部の周りに平面視ロの字型に建物ユニットを隣接配置
したものであるから、その中庭空間部を中庭として子供
の遊び場や洗濯物の干し場や植物等を設置するなど種々
利用できる。また、ユニット建物の利点があり、中庭部
用の建物ユニットを要しない。
【0018】請求項4の発明によれば、中庭部を有する
建物ユニットをユニット建物の中側に配置したものであ
るから、中庭を有する住宅を簡単に構築することができ
る。
【0019】請求項5の発明によれば、建物ユニットの
四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開口を設け、床部
は屋外用の仕上げをした中庭部を設けたものであるか
ら、中庭を有するユニット建物を簡単に構築することが
できる。
【0020】請求項6の発明によれば、南部屋の屋根に
天窓を設け、南部屋と中庭空間部とを区画する南区画壁
に第1窓を設け、北部屋と中庭区間部とを区画する北区
画壁に、第1窓の位置より低い位置に第2窓を設けたも
のであるから、南部屋の天窓に差し込む光が第1窓およ
び第2窓を介して北部屋に当たり、日当たりを期待する
ことのできない北部屋の日当たり感を実現することがで
きる。
【0021】請求項7の発明によれば、上階に吹抜空間
の周囲のいずれかの部分に交流スペースを設け、上階に
複数の部屋を設け、前記吹抜空間と、交流スペースとを
区画した区画壁に窓を設けたものであるから、交流スペ
ースは明るく開放的なものとなる。なお、交流スペース
を吹抜空間の北側に設けると、南面の南北長さが小さい
場合であっても2つ以上の居室をとることができる。さ
らに、吹抜空間を区画した区画壁に窓を設けると、上階
の各部屋の採光と風通しを良好に確保することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形熊を図面
を参照して説明する。
【0023】図1(イ)、(ロ)は、請求項2,4記載
の本発明の中庭(中庭)付きユニット建物及び請求項5
記載のユニット建物の中側に配置される建物ユニットの
一例を示す各階の平面図であり、(ハ)は建物ユニット
の斜視図である。図2は、請求項3記載の本発明の中庭
付きユニット建物の一例を示す平面図である。図3は請
求項1記載の本発明の中庭付きユニット建物の縦断面図
である。
【0024】図1に示すように、UAは本発明の中庭付
きユニット建物、10はコの字状建物ユニット、11は
ニの字状建物ユニット、12Aはロの字状建物ユニット
を示す。これら「コ」,「ニ」,「ロ」等は耐久壁の配置
又は外壁、間仕切壁の配置に照らして表現したものであ
る。居室用の建物ユニットには床等がある。
【0025】ユニット建物UAの一階又は二階は図1
(イ)に示すように、6個のコの字状建物ユニット1
0、2個のニの字状建物ユニット11、及び1個のロの
字状建物ユニツト12Aで構成され、ロの字状建物ユニ
ット12Aがユニット建物UAの真ん中に配置されてい
る。これら建物ユニットが隣接配置されて住宅となるユ
ニット建物が構成されている。
【0026】また、ロの字状建物ユニット12Aは図1
(ロ)(ハ)に示すように、四方の壁122、122、
123、123の何れかにドア13、13、窓14、1
4を有している。壁は両表面124、125面とも石膏
ボード及びクロス貼り仕上げになされ、一階の床面16
はパーティクルボ一ド又は合板貼り仕上げになされてい
る。そして、建物ユニット12Aの内部は屋外用の仕上
げになされ中庭部15になっている。なお、好適には、
建物ユニット12A内部に面する側は外壁と同じ構成と
するのがよい。また、床面もないものとして土面にする
ものがよい。
【0027】ユニット建物UAの真ん中に中庭部を有す
る建物ユニット12Aが配置されているので、建物ユニ
ット12Aの内部は、鉢植えの植物を設置する等、中庭
として利用できる。
【0028】図2は請求項3記載の本発明の中庭付きユ
ニット建物UBの一例を示す各階の平面図である。ユニ
ット建物UBの一階又は二階はコの字状建物ユニット1
0が4個、ニの字状建物ユニット11が2個、及びロの
字状建物ユニット12Bが2個で構成され、中庭部15
Aには建物ユニットは配置されず、外周を平面視ロの字
状に建物ユニットが配置されている。
【0029】ロの字状建物ユニット12Bは、ユニット
建物UBの外壁部を形成する121、121の外表面が
硬質木片セメント板からなる外壁材で構成され、内表面
は石膏ボ一ド及びクロス貼り仕上げになされており、中
庭に面する内壁部122、l22の両表面は石膏ボード
及びクロス貼り仕上げになされている点がロの字状建物
ユニット12Aとは異なる。なお、好適には、建物ユニ
ット12B内部に面する側は外壁と同じ構成とするのが
よい。
【0030】ユニット建物UBの真ん中に建物ユニット
が配置されていないので、地面に植物を植える等、中庭
として利用できる。
【0031】このような建物ユニット12A、12B
は、鉄骨系、木質系、或いはRC系等のものが製作可能
である。
【0032】図3は本発明の中庭付きユニット建物の立
断面図であり、(イ)は一、二階を通して中庭スペース
15Bを有するユニット建物UCであり、(ロ)は二階
に中庭スペース15Cを有するユニット建物UDであ
る。尚、9は基礎、4は屋根、41は天窓である。この
実施形態は中庭の上方に屋根を設けたものであり、図1
の実施形態にも図2の実施形態にも適用可能なものであ
る。図3の(ロ)に示す例では、二階の中庭用の床が必
要となり、その下は居室に用いられる。
【0033】上記のように、ユニット建物の中央部に中
庭を設置することにより、狭い敷地内や、都市部の密集
した地域にあっても、風や光をより取り込むことができ
る。また中庭にはその上方の屋根に天窓41(採光用な
いし換気用の窓)が取り付けられた構造になされている
ので、雨の日においても子供の遊び場とすることがで
き、洗濯物の干し場とすることもできる。
【0034】さらに中庭に植物等を置くことで安らぎが
得られる。
【0035】図4は他の実施形態の建物(住宅)20を
示したものである。この建物20は、2階建てであると
ともに中に中庭21が設けられている。この中庭21に
は2階まで吹き抜けた吹抜空間22が設けられている。
吹抜空間22の上の屋根30には開口31が設けられて
おり、この開口31を介して中庭21に外光が取り入れ
られるとともに外気が取り込めるようになっている。
【0036】また、建物20は、中庭21を挟むように
して一階にはLDK23と北部屋24とが設けられてお
り、LDK23には中庭21に出入りすることができる
ようにしたドア25が設けられている。Dはドアであ
る。北部屋24には、吹抜空間22を区画した壁22A
に採光用兼換気用の窓26が設けられている。27は窓
である。
【0037】建物20の二階には、吹抜空間22を挟む
ようにして南部屋27と北部屋28とが設けられてい
る。南部屋27には天窓29と窓32とが設けられてい
る。また、吹抜空間22を区画した南部屋27の壁27
Aには窓33が設けられており、天窓29から差し込ま
れた光がこの窓33を介して吹抜空間22に差し込むよ
うになっている。
【0038】また、吹抜空間22を区画した二階の北部
屋28の壁28Aには、南部屋27の窓33よりも低い
位置に窓34が設けられており、吹抜空間22に差し込
んだ光がその窓34を介して北部屋28に差し込むよう
になっている。35は窓である。
【0039】このように、光が南部屋27の天窓29お
よび窓33と、北部屋28の窓34を介して北部屋28
に差し込むので、日当りを期待することのできない北部
屋28にも日が当たることになり、北部屋28の日当た
り感を実現することができる。また、中庭21の吹抜空
間22により窓34を介して北部屋28の開放感を得る
ことができる。
【0040】さらに、ドア25,Dや窓26を開けてお
くことにより、外から入ってきた各部屋23,24,2
7,28の風は矢印で示すように吹抜空間22を通って
外へ流れていくことができるので、建物20は大変通風
性のよいものとなる。なお、建物20は、建物ユニット
を構築したユニット建物であってもよい。
【0041】図5は多世帯住宅用の建物40の二階平面
図を示したものである。この建物40は、中に中庭41
が設けらており、中庭41には図4と同様な吹抜空間4
2が設けられており、吹抜空間42の上の屋根(図示せ
ず)には図示しない開口が設けられている。また、建物
40は、基本的に一階には、図示しないが共用のLDK
や客間、浴室・洗面所、玄関、ホールなどが設けられて
いる。
【0042】建物40の二階には、南側に面して3つの
居室43,44,45と、吹抜空間42を囲むように設け
た交流スペース46と、北側に2つの居室47,48と
が設けられている。居室43と居室47とが1つの世帯
の居室であり、居室44,45と居室48とが他の世帯
の居室である。交流スペース46は階段49により1階
のホールに連結され、各居室43〜45,47,48には
ドアD1〜D5が設けられており、交流スペース46から
各居室43〜45,47,48へ入ることができる。
【0043】吹抜空間42を区画した区画壁42A〜4
2Cには開閉可能な窓51〜53が設けられており、こ
の窓51〜53により吹抜空間42から採光され、交流
スペース46は明るく開放的なものとなっている。ま
た、吹抜空間42の区画壁42Dには開閉可能な窓5
4,55が設けられており、この窓54,55を介して吹
抜空間42から採光されるので、居室43,44は明る
いものとなる。
【0044】また、交流スペース46と居室47,48
とを区画する壁60,61には窓62,63が設けられて
おり、また、交流スペース46には窓62,63と対向
した位置にアコーデオン壁65,66が設けられてい
る。このアコーデオン壁65,66と窓62,63を開放
すれば居室47,48にいながら交流スペース46を介
して世帯間の会話が可能となる。また、アコーデオン壁
65,66を閉じることにより世帯間のプライバシーを
確保することもできる。70〜77は戸であり、78は
窓である。交流スペースは短い方向の長さであっても単
なる廊下の幅の二倍以上の長さを有している。
【0045】上記のように、交流スペース46を吹抜空
間42の北側に配置したため、交流スペース46は明る
く開放的なものとなるのみでなく、南面に2部屋以上の
居室をとることができる。また、吹抜空間42の窓51
〜55を開放するとともに居室43〜45,47,48の
窓62,63,78や戸70〜77を開放すれば住居全体
の採光と風通しを良好に確保することができる。
【0046】図6は、ユニット建物100の一階の中庭
の設け方の例を示したものである。(A)は一部に中庭1
01を設けた建物ユニット102を他の建物ユニット1
03,103との間に配置して中庭を設けたものであ
る。(B)は建物ユニット103と建物ユニット104と
を離すことによりを中庭105を設けたものである。
(C)は中庭110Aを有する専用の中庭ユニット110
を建物ユニット103,103の間に設けて中庭を設け
たものである。(D)はユニット建物100の外側に中庭
111が位置するように中庭ユニット112を配置した
ものである。建物ユニット102は、中庭101の部分
以外のスペースは居室用であってもよく、車庫や店舗用
などの仕様にされたものであってもよい。
【0047】ユニット建物100の二階は、中庭の上に
吹抜用の専用ユニットを設けて二階まで吹き抜けるよう
にしても良く、図6(B)に示すように建物ユニット10
3と建物ユニット104とを離すことにより中庭空間部
を二階に形成してもよい。また、一階の中庭の上に建物
ユニット103を被せたりオーバーハングするように建
物ユニット103等を設けてしてもよい。また、一階と
同じ建物ユニットの組み合わせで中庭空間部を二階に形
成してもよく、その他の組み合わせで一階と二階中庭お
よび中庭空間部を形成してもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、建物の中に中
庭を設け、この中庭の上方の屋根に採光用または換気用
の窓を設けたものであるから、狭い敷地の建物でも中庭
として使え、十分な採光や風が取り入れられる。上方に
屋根があるため、雨の日でも濡れることがない。
【0049】請求項2の発明によれば、建物ユニットの
四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開口が設けられ、
床部は屋外用の仕上げがなされた建物ユニットをユニッ
ト建物の中側に配置し組み合わせて中庭空間部となした
ので、その中庭空間部を中庭として子供の遊び場や洗濯
物の干し場や植物等を設置するなど種々利用できる。
【0050】また、高精度、短期間施工等ユニット建物
の利点がある。建物ユニット内に屋外用の仕上げをする
特殊な仕上げを中庭部を有する建物ユニットに集中させ
ることができ、その分居室部用建物ユニットの特殊な仕
上げを減らせる。また、上部に別の建物ユニットを載置
可能となる。
【0051】請求項3の発明によれば、中側の空間であ
って建物ユニットを省略して中庭空間部を設け、この空
間部の周りに平面視ロの字型に建物ユニットを隣接配置
したものであるから、その中庭空間部を中庭として子供
の遊び場や洗濯物の干し場や植物等を設置するなど種々
利用できる。また、ユニット建物の利点があり、中庭部
用の建物ユニットを要しない。
【0052】請求項4の発明によれば、中庭部を有する
建物ユニットをユニット建物の中側に配置したものであ
るから、中庭を有する住宅を簡単に構築することができ
る。
【0053】請求項5の発明によれば、建物ユニットの
四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開口を設け、床部
は屋外用の仕上げをした中庭部を設けたものであるか
ら、中庭を有するユニット建物を簡単に構築することが
できる。
【0054】請求項6の発明によれば、南部屋の屋根に
天窓を設け、南部屋と中庭空間部とを区画する南区画壁
に第1窓を設け、北部屋と中庭区間部とを区画する北区
画壁に、第1窓の位置より低い位置に第2窓を設けたも
のであるから、南部屋の天窓に差し込む光が第1窓およ
び第2窓を介して北部屋に当たり、日当たりを期待する
ことのできない北部屋の日当たり感を実現することがで
きる。
【0055】請求項7の発明によれば、上階に吹抜空間
の周囲のいずれかの部分に交流スペースを設け、上階に
複数の部屋を設け、前記吹抜空間と、交流スペースとを
区画した区画壁に窓を設けたものであるから、交流スペ
ースは明るく開放的なものとなる。なお、交流スペース
を吹抜空間の北側に設けると、南面の南北長さが小さい
場合であっても2つ以上の居室をとることができる。さ
らに、吹抜空間を区画した区画壁に窓を設けると、上階
の各部屋の採光と風通しを良好に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は請求項1記載の本発明の中庭付きユニ
ット建物を示す平面図、(ロ)はユニット建物の中側に
配置する建物ユニットの一例を示す平面図、(ハ)は
(ロ)の建物ユニットの斜視図である。
【図2】請求項2記載の本発明の中庭付きユニット建物
の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の中庭付きユニット建物の縦断面図であ
る。
【図4】他の実施形態を示した説明図である。
【図5】別な他の実施形態を示した説明図である。
【図6】(A)一部に中庭を設けた建物ユニットで中庭を
設けた説明図である。 (B)建物ユニットと建物ユニットとを離すことによりを
中庭を設けた説明図である。 (C)中庭を有する専用の中庭ユニットで中庭を設けた説
明図である。 (D)ユニット建物の外側に中庭が位置するように中庭ユ
ニットを配置した説明図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 建物ユニット 12A、12B 建物ユニット 121 外壁部 122 内壁部 13 ドア 14 窓 15A、15B、15C 中庭スペース 4 屋根ユニット 41 天窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 希一 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 2E025 AA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の中に中庭を設け、この中庭の上方
    の屋根に採光用または換気用の窓を設けたことを特徴と
    する住宅。
  2. 【請求項2】 建物ユニットが隣接配置されてなるユニ
    ット建物で構成され、 建物ユニットの四方の壁の何れ
    かに窓或いはドア用の開口が設けられ、床部は屋外用の
    仕上げがなされた中庭部を有する建物ユニットを中庭部
    がユニット建物の内側に位置するように配置し組み合わ
    せて中庭の空間部を構成したことを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 建物ユニットが隣接配置されてなるユニ
    ット建物で構成され、中側の空間であって建物ユニット
    を省略して形成された空間に中庭空間部を設け、この中
    庭空間部の周りに平面視ロの字型に建物ユニットを隣接
    配置したことを特徴とする住宅。
  4. 【請求項4】 中庭部を有する建物ユニットをユニット
    建物の中側に配置したことを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 他の建物ユニットと隣接配置されてユニ
    ット建物を構成する建物ユニットであって、 建物ユニットの四方の壁の何れかに窓或いはドア用の開
    口を設け、 床部は屋外用の仕上げをした中庭部を設けたことを特徴
    とする建物ユニット。
  6. 【請求項6】 建物の中に中庭と、この中庭に吹抜空間
    とを設けた住宅であって、 前記吹抜空間を挟む位置に南側と北側に南部屋と北部屋
    とを設け、 前記南部屋の屋根に天窓を設け、 前記南部屋と中庭空間部とを区画する南区画壁に第1窓
    を設け、 前記北部屋と中庭区間部とを区画する北区画壁に、第1
    窓の位置より低い位置に第2窓を設けたことを特徴とす
    る住宅。
  7. 【請求項7】 建物の中に中庭と、この中庭から上階ま
    で吹き抜けた吹抜空間とを設けた住宅であって、 上階に、吹抜空間の周囲のいずれかの部分に交流スペー
    スを設け、 上階に複数の部屋を設け、 前記吹抜空間と、交流スペースとを区画した区画壁に窓
    を設けたことを特徴とする住宅。
JP11060304A 1998-12-18 1999-03-08 住宅と建物ユニット Pending JP2000234388A (ja)

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JP11060304A JP2000234388A (ja) 1998-12-18 1999-03-08 住宅と建物ユニット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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