JP2002266509A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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JP2002266509A
JP2002266509A JP2001061881A JP2001061881A JP2002266509A JP 2002266509 A JP2002266509 A JP 2002266509A JP 2001061881 A JP2001061881 A JP 2001061881A JP 2001061881 A JP2001061881 A JP 2001061881A JP 2002266509 A JP2002266509 A JP 2002266509A
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Norimasa Wada
憲昌 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風、採光等の居住機能の向上を図り、住戸
の開口部分を増やし、十分な採光及び良好な眺望を確保
し、居住性向上の一戸建風の集合住宅を提供する。 【解決手段】 横方向通路5および住戸用のポーチを含
む外部への開放空間11に面した住戸1を相隣接させて
一つの住戸対T1を形成し、この住戸対T1を形成する
住戸同士の間に、両住戸を分離する縦方向通路6を形成
し、縦方向通路6の一方を横方向通路5と連接するとと
もに、縦方向通路6の他方を開放空間11とに連接した
ものとなし、この住戸対T1を複数集合させてなる集合
住宅である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一戸建ての感覚が
得られる集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンション等の集合住宅は、一つ
の階に複数の住戸が隣接して配置されているもの、すな
わち、いわゆる二壁面の間に一住戸区画が形成されたも
のがよく知られている。
【0003】例えば、図9に示すように、集合住宅Mの
ある階に、複数の住戸50が、図9の左右方向に並ぶ形
で配置されている。これらの住戸50の各々は、間仕切
壁51によって隣の住戸と区画されている。そして、各
住戸50の一方の側(図9の上方)に各住戸50に出入
りが可能な共用通路52が設けられ、各住戸50の他方
の側(図9の下方)に各住戸50の専用バルコニー53
が連続して形成されている。
【0004】図9のように構成された住戸50は、上記
バルコニー53に面し且つ開口される和室54及びリビ
ング55と、上記共用通路52に面し且つその窓が開口
される主寝室56及び副寝室57とが住居区域として設
置されている。台所58、浴室59、トイレ60等の水
廻り区域は、住戸50の中央部に設置されている。ま
た、各住戸50の玄関部61が上記共用通路52に向い
て配置されている。そして、各住戸50の内部を外部
(共通通路)に対して遮断するため、共通通路側に面す
る開口部62に面格子や防火扉が付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された住宅は、水廻り区域が住戸の中央部に配
設されるため、排気を換気設備に依存しなければなら
ず、しかも、これらの設備が各々の住戸に配置されてい
るため、設備の補修、更新などの工事にかかるランニン
グコストが少なくない。また、各住戸に居住している居
住者は、共用通路側の窓を開けると、共用通路に通過す
る他人から覗かれる懸念があり、又は防犯上好ましくな
いこともあるため、十分な通風、採光ができなくなり、
居住性が低下する。しかも、住戸を共用通路から見る
と、面格子や防火扉等が同様な形状になっているため、
外観が画一的であり、固い表情を呈することになる。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通風、採光等の居住機能の向上を
図り、住戸の開口部分を増やし、十分な採光及び良好な
眺望を確保し、居住性向上の一戸建風の集合住宅を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る集合住宅は、横方向通路および住戸用の
ポーチを含む外部への開放空間に面した住戸を相隣接さ
せて一つの住戸対を形成し、この住戸対を形成する住戸
同士の間に、両住戸を分離する縦方向通路を形成し、該
縦方向通路の一方を前記横方向通路と連接するととも
に、該縦方向通路の他方を前記開放空間とに連接したも
のとなし、この住戸対を複数集合させてなるものであ
る。
【0008】かかる構成により、各住戸(住戸対同士の
間)は1つの壁でのみ隣の住戸と接することとなり、各
住戸の開放面を増やすことができる。そのため、十分な
通風及び採光を取得することが可能となり、一戸建同様
の居住性が得られる。さらに、通路等の分離空間が、通
路と開放空間とで構成されるため、延焼防止の効果が高
められ、より一層の防火効果が得られる。且つ、上記開
放空間に季節の豊富な変化を持つ庭園風景を再現するこ
とにより、一戸建感覚に近い開放性が得られる。
【0009】この場合、横方向通路が、少なくとも上記
縦方向通路の基端から上記一方の住戸の横を通って上記
ある方向に延びるように配置されたものとしてもよい。
かかる構成とすると、横方向通路が住戸対の片方の住戸
で遮られるため、より一層一戸建の風韻を味わうことが
できる。
【0010】さらに、上記横方向通路が、上記ある方向
において、上記住戸対の一方の住戸の横を通って上記縦
方向通路の基端部に至り、そこから他方の住戸の横を通
って延びるように配置されたものとしてもよい。かかる
構成とすると、構成が簡素化される。
【0011】これらの場合に、上記横方向通路と上記住
戸対の少なくとも一方の住戸との間に吹抜けが配設され
たものとしてもよい。かかる構成とすると、共用配管の
全てを吹抜きに集約することにより、設備の補修、更新
などの工事が簡単できるため、ランニングコストを減少
することができる。
【0012】また、これらの場合、上記開放空間が、上
記住戸対の各住戸用のポーチと、該各ポーチにそれぞれ
連続する住戸対の各住戸用のバルコニーとを有するもの
としてもよい。かかる構成とすると、バルコニーと一体
化したポーチにより、広い開放空間が得られ、居住性を
向上することができる。
【0013】さらに、これらの場合は、上記開放空間
が、上記集合住宅の採光面に開口したものとしてもよ
い。かかる構成とすると、より一層の居住性向上を実現
することができる。
【0014】これらの場合、上記開放空間が、上記集合
住戸の南向きの面に開口したものとしてもよい。かかる
構成とすると、より理想な構成になる。
【0015】また、これらの場合、上記ポーチに臨むよ
うに各住戸の玄関が配置されたものとしてもよい。
【0016】さらに、これらの場合は、上記住戸が少な
くとも3面の開口を有する住戸区画壁を有するものとし
てもよい。かかる構成とすると、通風、採光の面から優
れた構成になる。
【0017】また、上記横方向通路に臨むように上記住
戸の勝手口が設けられているものとしてもよい。かかる
構成とすると、台所からゴミなどのものを室内に通ら
ず、直接に外へ出すことができるため、便利な構成とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら具体的に説明する。 (実施形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る集
合住宅の構成の平断面図、図2は、図1の住戸対T1の
平断面図、図3は、図1に示された集合住宅のイメージ
図である。
【0019】図1に示すように、集合住宅Sのある階に
おいて、住戸対T1は、住戸1と、住戸2と、該住戸1
と該住戸2との間に形成された分離空間3とで構成され
ている。住戸対T1は、その住戸1と隣の住居対T2の
住戸1とが境壁4を隔てそれぞれ相接することによっ
て、該境壁4を中心に隣の住戸対T2と対称的に横並び
(図1の左右方向)に連なり、上記集合住宅Sの一方の
平側面である第1平側面F1をその端面とするように配
置されている。一方、上記集合住宅Sの他方の平側面で
ある第2平側面F2に沿うように、外部に通じる横方向
通路5が設けられている。該横方向通路5は、上記住戸
1の横を通って上記分離空間3に含まれる縦方向通路6
の基端と接続されている。また、上記縦方向通路6の先
端に連続するように上記住戸1のポーチ7及び上記住戸
2のポーチ8が配置されている。
【0020】上記ポーチ7は、上記縦方向通路6の先端
から上記集合住宅Sの第1平側面F1に至るように配置
されるとともに、該ポーチ7は上記集合住宅Sの第1平
側面F1に沿って配置された上記住戸1のバルコニー9
と横並びに連接されている。また、上記ポーチ8は、上
記縦方向通路6の先端から上記集合住宅Sの第1平側面
F1に沿うように配置されるとともに、該ポーチ8は上
記集合住宅Sの第1平側面F1に沿って配置された上記
住戸2のバルコニー10と横並びに連接されている。さ
らに、住戸1,2のポーチ7,8からなる外部への開放
空間11及び該住戸1,2のバルコニー9,10は、上
記集合住宅Sの採光面に開口されている。本実施形態の
場合は、この採光面が南を向くように設けられている。
【0021】住戸1は、上記住戸対T1の左部に配置さ
れ、隣の住戸対T2の住戸1とを隔絶する境壁4と、集
合住宅Sの第1の平側面F1を向いた第2の区画壁12
と、集合住宅Sの一方の妻側面F4を向いた第3の区画
壁13と、集合住宅Sの第2の平側面F2を向いた第4
の区画壁14とで区画されている。
【0022】住戸2は、上記住戸対T1の右部に配置さ
れ、集合住宅Sの第1の平側面F1を向いた第2の区画
壁15、集合住宅Sの他方の妻側面F4の一部を構成す
る第3の区画壁16、集合住宅Sの第2の平側面F2の
一部を構成する第4の区画壁17、及び集合住宅Sの一
方の妻側面F3を向いた第1の区画壁18によって区画
されている。また、上記集合住宅Sの妻側面F4には、
バルコニー19が設けられている。
【0023】そして、上記集合住宅Sの各吹抜け20
は、上記横方向通路5と上記住戸対T1,T2の各住戸
1との間に配置されている。上記集合住宅Sのエレベー
ター21が該集合住宅Sの第2平側面F2に配設されて
いる。
【0024】従って、上記集合住宅Sのある階におい
て、二組の住戸対T1,T2が区画され、該二組の住戸
対T1,T2がその住戸1同士の境壁4を隔て相接する
ように対称的に配置されている。つまり、二組の住戸対
T1,T2の、住戸1同士が上記集合住宅Sの中央部に
配置され、住戸2同士が上記集合住宅の両妻側面F3,
F4に沿ってそれぞれ位置されている。
【0025】このように構成すると、上記集合住宅Sの
各住戸1,2は、1つの壁でのみ隣の住戸と接すること
となり、少なくとも3面の区画壁に開口部を設けること
ができる。そのため、十分な通風及び採光を取得するこ
とが可能となり、居住性向上の効果が得られる。また、
住戸1と住戸2との間に縦方向通路6及び開放空間11
が構成されるため、延焼防止の効果が高められ、より一
層防火効果が得られる。さらに、上記各吹抜け20に共
用配管を集約することにより、設備の補修、更新などの
工事が簡単できる。
【0026】次に、図2のように、住戸対T1の住戸1
は、上記集合住宅の第1の平側面F1を端面とするバル
コニー9を有し且つ境壁4に沿って配置される主寝室1
01、上記バルコニー9に面し且つ主寝室101と横並
びに配置されたリビング102、上記境壁4に沿って且
つ主寝室101と縦並びに配置された和室103、主寝
室101と対角状に位置するように上記第3の区画壁1
3に沿って配置された副寝室104によって構成された
住居区域と、上記副寝室104左側に縦並びに設けられ
た浴室105及び洗面所106、上記和室103と上記
洗面所106との間に形成された台所107、上記副寝
室104の手前側に上記第3の区画壁13に沿って配置
されたトイレ108からなる水廻り区域とで構成されて
いる。これにより、上記第2の区画壁12の外側に、上
記バルコニー9を上記ポーチ7と横並びに接続すること
ができるため、室外活動の場所がより広くなり、ガーデ
ニングなどを楽しむことができる。しかも上記第2の区
画壁12に、上記主寝室101の窓109及び上記リビ
ング102の窓110などの開口部を設けることができ
るため、十分な通風及び採光が可能になり、窓から美し
いバルコニーを眺めることができる。また、上記境壁4
に沿って、和風式庭111が、上記和室103の奥側に
該和室103と縦並びに設けられ、且つ該和室103に
該和風式庭111に開口するガラス窓112が設けられ
ている。そのため、和室103から上記和風式庭111
を眺望することができ、和の世界を味わうことができ、
これにより、最高な休憩空間を提供することができる。
上記副寝室104の上記第4の区画壁14に、吹抜き2
0側に向いて出窓113が設置されるため、空間に広が
りを持たせることができる。また、上記浴室105の左
壁に窓114が設けられている。そのため、向かい側の
和風式庭111の風景を見ながら入浴ができ、リラック
スする場所が得られる。上記リビング102と一体に接
合された上記台所107の上記横方向通路5に向いた壁
に、上記住戸1の勝手口115が設けられている。その
ため、ゴミなど不要なものを室内を通らずに、勝手口1
15から直接戸外に出すことができる。上記トイレ10
8は、上記縦方向通路6に面しているため、上記第3の
区画壁13に通風用窓119を設けることにより、十分
な通風を取ることができる。そして、上記ポーチ7と上
記リビング102との接合部116に、上記住戸1の玄
関117が上記ポーチ7に臨むように配置されているた
め、一戸建の感覚を十分に味わうことできる。
【0027】住戸2は、住戸対T1の右方に配置され、
上記集合住宅Sの第1の平側面F1を端面とするバルコ
ニー10を有し且つ上記第1の区画壁15を隔てて配置
されたリビング201と、該リビング201と順に縦並
びに接続され且つ上記集合住宅Sの妻側面F4に沿って
配置された和室202と、副寝室203と、主寝室20
4とを住居区域とし、上記リビング201の手前側に上
記妻側面F4に沿って配置された台所205と、上記和
室202の反対側に上記第4の区画壁18に沿って順に
縦並びに配置されたトイレ206と、洗面所207と、
浴室208とを水廻り区域として構成されている。これ
により、上記第1の区画壁15の外側に設けられたバル
コニー10が、上記ポーチ8と横並びに接続することが
できるため、広い室外場所を得られ、自分に合った庭を
作ることができる。上記第1の区画壁15を隔てて配置
された上記リビング201は、上記バルコニー10を臨
むよう上記第1の区画壁15に窓209が設けられてい
るため、十分な通風及び採光を得ることができる。上記
集合住宅Sの妻側面F4にリビング201の出窓211
及び和室202の出窓212が設けられているため、よ
り一層通風及び採光効果を高めることができる。上記副
寝室203の窓213及び主寝室204の窓214を、
上記バルコニー19に開口するように設けられているた
め、十分な採光、通風を取得することができる。上記第
4の区画壁18に沿って、和風式庭215が、ガラス窓
216を隔てるようにして主寝室204と横並びに配設
されているため、主寝室204に居ても和風式庭215
を眺望することができ、落ち着いた和の世界を味わうこ
とができる。また、上記住戸2の勝手口210が、上記
台所205とバルコニー10とを区画する第1の区画壁
15に設けられているため、ゴミなどを、室内を通らず
に、勝手口210から直接戸外に出すことができる。上
記浴室208と縦並びに配置された上記和風式庭215
との間にガラス窓217が設けられている。これによっ
て、和風式庭215を見ながら入浴することができる。
一方、上記洗面所207の通風用窓218及び上記トイ
レ206の通風用窓219が、上記縦方向通路6に向い
て設けられるため、空調を使用せず、通風できる。そし
て、上記住戸2の玄関220が上記ポーチ8に臨むよう
に配置されているため、楽しく靴を履ける。上記玄関2
20に接続する廊下221が、上記和室202、副寝室
203及び主寝室204と、トイレ206、洗面所20
7及び浴室208との間に通じているため、部屋間の往
来が便利になる。
【0028】このような、住戸対T1に含まれる住戸1
及び住戸2は、集合住宅としても、一戸建に近い機能
性、居住性を得ることができる。
【0029】次に、住戸対T2は、その住戸1と隣の住
居対T1の住戸1とが境壁4を隔てて相接し、上記境壁
4を中心に隣の住戸対T1と対称的に横並びに配設され
ているため、該住戸対T2の住戸1は、該住戸対T2の
右部(図1参照)に位置し、住戸2は、該住戸対T2の
左部に位置している。また、住戸対T2の住戸1,2の
配置及び機能は住戸対T1の住戸1,2と同様に構成さ
れているので、その説明を省略する。
【0030】図3に示すように、住戸対T1は集合住宅
Sの左部に配置され、住戸対T2は集合住宅Sの右部に
配置される。住戸対T1,T2は、該住戸対T1の住戸
1と住戸対T2の住戸1とが境壁4を隔て相接すること
によって、その住戸1,1が上記集合住宅Sの真ん中に
配置され、その住戸2,2が上記集合住宅Sの両妻側F
3,F4に該両妻側面F3,F4に沿ってそれぞれ配置
されている。そして、集合住宅Sの横方向通路5の、該
集合住宅Sの第2の平側面F2側に植物が植えられ、且
つ該横方向通路5の両端が上記住戸2の和風式庭に当た
って接し、終端となり、その終端から延びる縦方向通路
6が、上記住戸1のポーチ7及び上記住戸2のポーチ8
へとつながっているため、居住者が上記エレベーター2
1により横方向通路5に入った瞬間に、緑の植物から自
然を感じさせられ、そして、該横方向通路5の両端の和
風式庭風景を見ながら、住戸1の横を通って縦方向通路
6に入り、季節を映すポーチが展開するので、より一層
一戸建感覚が得られ、優れた構成になる。 (実施形態2)図4は、本発明の実施の形態2に係る集
合住宅の構成の平断面図、図5は、図4の住戸対K1の
平断面図、図6は、図4の住戸対K2の平断面図、図7
は、図4の住戸対K3の平断面図、図8は図4のイメー
ジ図である。
【0031】図4に示すように、集合住宅Gのある階に
おいて、住戸対K1は、住戸30と、住戸40と、該住
戸30と該住戸40との間に形成された分離空間50と
で構成されるものであり、住戸対K2は、住戸60と、
住戸70と、該住戸60と該住戸70との間に形成され
た分離空間51とで構成されるものであり、住戸対K3
は、住戸80と、住戸90と、該住戸80と該住戸90
との間に形成された分離空間52とで構成されるもので
ある。そして、上記各住戸対K1、K2及びK3は、そ
の住戸対K1の住戸30と住戸対K2の住戸60とが境
壁31(61)を隔てそれぞれ相接し、また、その住戸
対K1の住戸40と住戸対K3の住戸80とが境壁41
(81)を隔てそれぞれ相接することによって横並びに
連なり、上記集合住宅Gの第1の平側面である平側面F
11をその端面とするように配置されている。一方、上
記集合住宅Gの第2の平側面である平側面F12に沿う
ように、外部に通じる横方向通路100が設けられてい
る。該横方向通路100は、上記住戸対K1の分離空間
50に含まれる縦方向通路101の基端と、上記住戸対
K2の分離空間51に含まれる縦方向通路102の基端
と、上記住戸対K3の分離空間52に含まれる縦方向通
路103の基端とをそれぞれ接続されている。また、上
記住戸対K1の縦方向通路101の先端に連続するよう
に上記住戸30のポーチ32及び上記住戸40のポーチ
42が配置され、上記住戸対K2の縦方向通路102の
先端に連続するように上記住戸60のポーチ62及び上
記住戸70のポーチ72が配置され、上記住戸対K3の
縦方向通路103の先端に連続するように上記住戸80
のポーチ82及び上記住戸90のポーチ92が配置され
ている。
【0032】上記住戸30のポーチ32及び住戸40の
ポーチ42は、それぞれ上記縦方向通路101の先端か
ら上記集合住宅Gの第1平側面F11に至るように配置
されるとともに、ポーチ32は、上記集合住宅Gの第1
平側面F11に沿って配置された上記住戸30のバルコ
ニー33と横並びに連接され、ポーチ42は、上記集合
住宅Gの第1平側面F11に沿って配置された上記住戸
40のバルコニー43と横並びに連接されている。
【0033】上記住戸60のポーチ62及び住戸70の
ポーチ72は、それぞれ上記縦方向通路102の先端か
ら上記集合住宅Gの第1平側面F11に至るように配置
されるとともに、ポーチ62は、上記集合住宅Gの第1
平側面F11に沿って配置された上記住戸60のバルコ
ニー63と横並びに連接され、ポーチ72は、上記集合
住宅Gの第1平側面F11に沿って配置された上記住戸
70のバルコニー73と横並びに連接されている。
【0034】上記住戸80のポーチ82及び住戸90の
ポーチ92は、それぞれ上記縦方向通路103の先端か
ら上記集合住宅Gの第1平側面F11に至るように配置
されるとともに、ポーチ82は、上記集合住宅Gの第1
平側面F11に沿って配置された上記住戸80のバルコ
ニー83と横並びに連接され、ポーチ92は、上記集合
住宅Gの第1平側面F11に沿って配置された上記住戸
90のバルコニー93と横並びに連接されている。
【0035】さらに、住戸30,40のポーチ32,4
2からなる外部への開放空間及び該住戸30,40のバ
ルコニー33,43と、上記住戸60,70のポーチ6
2,72からなる外部への開放空間及び該住戸60,7
0のバルコニー63,73と、上記住戸80,90のポ
ーチ82,92からなる外部への開放空間及び該住戸8
0,90のバルコニー83,93とが上記集合住宅Gの
採光面に開口されている。本実施形態の場合は、この採
光面が南を向くように設けられている。
【0036】ところで、上記住戸30は、上記住戸対K
1の左部に配置され、隣の住戸対K2の住戸60とを隔
絶する境壁31(61)と、集合住宅Gの第1の平側面
F11を向いた第2の区画壁34と、集合住宅Gの他方
の妻側面F44を向いた第3の区画壁35と、集合住宅
Sの第2の平側面F22を向いた第4の区画壁36とで
区画されている。上記住戸40は、上記分離空間51を
挟んで上記住戸対K1の右部に配置され、隣の住戸対K
3の住戸80とを隔絶する境壁41(81)、集合住宅
Gの第1の平側面F11を向いた第2の区画壁44、集
合住宅Gの一方の妻側面F33を向いた第1の区画壁4
5、集合住宅Gの第2の平側面F22を向いた第4の区
画壁46によって区画されている。上記住戸60は、該
住戸対K2の右部に配置され、隣の住戸対K1の住戸3
0とを隔絶する境壁61(31)と、集合住宅Gの第1
の平側面F11を向いた第2の区画壁64と、集合住宅
Gの一方の妻側面F33を向いた第1の区画壁65と、
集合住宅Gの第2の平側面F22を向いた第4の区画壁
66とで区画されている。上記住戸70は、上記分離空
間51を挟んで住戸対K2の左部に配置され、集合住宅
Gの一方の妻側面F33の一部を構成する第1の区画壁
71、集合住宅Gの第1の平側面F11を向いた第2の
区画壁74、集合住宅Gの他方の妻側面F44を向いた
第3の区画壁75、及び集合住宅Gの第2の平側面F2
2の一部を構成する第4の区画壁76によって区画され
ている。上記住戸80は、該住戸対K3の左部に配置さ
れ、隣の住戸対K1の住戸40とを隔絶する境壁81
(41)と、集合住宅Gの第1の平側面F11を向いた
第2の区画壁84と、集合住宅Gの他方の妻側面F44
を向いた第3の区画壁85と、集合住宅Gの第2の平側
面F22を向いた第4の区画壁86とで区画されてい
る。上記住戸90は、上記分離空間52を挟んで住戸対
K2の右部に配置され、集合住宅Gの一方の妻側面F3
3を向いた第1の区画壁91、集合住宅Gの第1の平側
面F11を向いた第2の区画壁94、集合住宅Gの他方
の妻側面F44の一部を構成する第3の区画壁95、集
合住宅Gの第2の平側面F22の一部を構成する第4の
区画壁96によって区画されている。また、上記集合住
宅Gの一方の妻側面F33には、上記住戸対K2の住戸
70の第2バルコニー77が設けられている。上記集合
住宅Gの他方の妻側面F44には、上記住戸対K3の住
戸90の第2バルコニー97が設けられている。
【0037】そして、上記集合住宅Gの吹抜け104
は、上記横方向通路100と上記各住戸対の住戸30,
40,60,80との間に配置されている。上記集合住
宅Gのエレベーター105は、該集合住宅Gの第2の平
側面F22に接し配設されている。
【0038】本実施形態では、上記集合住宅Gのある階
に、三組の住戸対K1,K2,K3が区画され、上記住
戸対K1,K2,K3が、その住戸対K1の住戸30と
住戸対K2の住戸60とが境壁31(61)を、住戸対
K1の住戸40と住戸対K3の住戸80とが境壁41
(81)を隔てそれぞれ相設するように横並びに配置さ
れている。つまり、住戸対K1は、該集合住宅Gの中央
部に配置され、住戸対K2は、該集合住宅Gの一方の妻
側面F33に沿って配置され、住戸対K3は、該集合住
宅Gの他方の妻側面F44に沿って配置されている。
【0039】このように構成すると、上記集合住宅Gの
各住戸は、1つの壁でのみ隣の住戸と接することにな
り、少なくとも3面の区画壁に開口部を設けることがで
きる。そのため、十分な通風及び採光を取得することが
可能となり、居住性向上の効果が得られる。また、各住
戸対において、各住戸と各住戸との間に通路と開放空間
とで構成されるため、防火効果が高められ、優れた構成
になる。さらに、上記各吹抜け104に共用配管を集約
することにより、設備の補修、更新などの工事が簡単で
きる。
【0040】図5には、集合住宅Gの住戸対K1を示す
ものである。
【0041】図5のように、住戸30は、住戸対K1の
右部に配置され、上記集合住宅Gの第1の平側面F11
を端面とするバルコニー33を有し且つ境壁31に沿っ
て配置される和室301、上記バルコニー33に面し且
つ上記和室301と横並びに配置されたリビング30
2、上記境壁31に沿って且つ和室301と縦並びに配
置された主寝室303、和室301と対角状に位置する
ように上記第3の区画壁35に沿って配置された副寝室
304によって構成された住居区域と、上記副寝室30
4左側の縦並びに設けられた浴室305及び洗面所30
6、上記主寝室303と上記洗面所306との間に形成
された台所307、上記副寝室304の手前側に上記第
3の区画壁35に沿って配置されたトイレ308からな
る水廻り区域とが構成されている。これにより、上記第
2の区画壁34の外側に、上記バルコニー33を上記ポ
ーチ32と横並びに接続することができるため、室外活
動の場所が広くなり、ガーデニングなどを楽しむことが
できる。しかも上記第2の区画壁34に、上記和室30
1の窓309及び上記リビング302の窓310などの
開口部を設けることができるため、十分の通風及び採光
が取られ、窓から美しなバルコニーを眺めることができ
る。上記副寝室304の上記第4の区画壁36に、横方
向通路100側に向いて出窓311が設置されるため、
空間に広がりを持たせることができる。上記浴室305
の左壁に窓312が設けられている。そのため、外から
直接な換気をすることができる。また、上記台所307
の上記横方向通路100に向いた壁に、上記住戸30の
勝手口313が設けられている。そのため、ゴミなど不
要なものを室内を通らずに、勝手口313から直接戸外
に出すことができる。上記トイレ408の上記ポーチ3
2に面するトイレ308の壁に通風用窓314を設置す
ることにより、十分な通風を摂ることができる。そし
て、上記ポーチ32と上記リビング302との間に、上
記住戸30の玄関314が上記ポーチ32に臨むように
配置されているため、楽しく靴を履ける。
【0042】上記住戸40は、住戸対K1の縦方向通路
101を挟んで左部に配置され、上記集合住宅Gの第1
の平側面F11を端面とするバルコニー43を有し且つ
上記第2の区画壁44を隔てて配置されたリビング40
1と、上記バルコニー43を面し且つ上記リビング40
1と横並びに配置された主寝室402と、上記境壁41
に沿って且つ主寝室402と縦並びに配置された和室4
03と、主寝室402と対角状に位置するように上記第
1区画壁45を沿って配置された副寝室404とが住居
区域と、上記副寝室404右側に縦並びに設けられた浴
室405及び洗面所406、その洗面所406と和室4
03との間に形成された台所407、上記副寝室404
の手前側に上記第1の区画壁45に沿って配置されたト
イレ408からなる水廻り区域とで構成されている。こ
れにより、上記第2の区画壁44の外側に、上記バルコ
ニー43を上記ポーチ42と横並びに接続することがで
きるため、室外活動の場所が広くなる。しかも上記第2
の区画壁44に、上記リビング401の窓409及び上
記主寝室402の窓410などの開口部を設けることが
できるため、十分の通風及び採光を取られる。また、上
記第4区画壁46に、上記横方向通路100側に向いて
上記和室403の出窓411及び副寝室404の出窓4
12が設置されるため、空間に広がりを持たせることが
できる。また、上記浴室405の右壁に窓412が設け
られている。そのため、換気がよくなる。上記リビング
401と一体に接合された上記台所407の上記横方向
通路100に向いた壁に、上記住戸40の勝手口413
が設けられている。そのため、ゴミなど不要なものを室
内を通らずに、勝手口413から直接戸外に出すことが
できる。上記トイレ408の上記ポーチ42に面する壁
に通風用窓414を設置することにより、十分な通風を
取ることができる。そして、上記ポーチ42と上記リビ
ング401との間に上記住戸40の玄関415が上記ポ
ーチ42に臨むように配置されるため、一戸建の感覚を
十分に味わうことができる。
【0043】このような、住戸対K1に含まれる住戸3
0及び住戸40は、一戸建て風の集合住宅を提供し、そ
れにより、集合住宅の住居性を高めることができる。
【0044】図6は、集合住宅Gの住戸対K2を示すも
のである。
【0045】図6に示すように、住戸60は、上記住戸
対K1の住戸30(図5参照)を該住戸30の境壁31
を中心として180度回転したものであるので、ここで
簡単に説明する。
【0046】住戸60は、住戸対K2の右部に配置さ
れ、上記集合住宅Gの第1の平側面F11を端面とする
バルコニー63を有し且つ境壁61に沿って配置される
和室601、該和室601と横並びに配置されたリビン
グ602、上記境壁61に沿って且つ和室601と縦並
びに配置された主寝室603、和室601と対角状に位
置するように上記第1の区画壁65に沿って配置された
副寝室604によって構成された住居区域と、上記副寝
室604の右側に縦並びに設けられた浴室605及び洗
面所606、上記主寝室603と上記洗面所606との
間に形成された台所607、上記副寝室604の手前に
上記第1の区画壁65に沿って配置されたトイレ608
からなる水廻り区域とが構成されている。これにより、
上記住戸対K1の住戸30と同じように、上記バルコニ
ー63を上記ポーチ62と接続できる。上記第2の区画
壁64に上記和室601の窓609及び上記リビング6
02の窓610などの開口部を設けることができる。上
記第4の区画壁66に上記副寝室604の出窓611
を、上記浴室605の右壁に窓612を設けることがで
きる。上記台所607の上記横方向通路100に向いた
壁に勝手口613を設けることができる。
【0047】また、住戸70は、本発明の第1実施形態
に開示された住戸対T1の住戸2(図2参照)を該住戸
2の第3の区画壁16を中心として180度回転したも
のであるので、ここで簡単に住戸70を説明する。
【0048】住戸70は、上記住戸対K2の縦方向通路
102を挟んで該住戸対K2の左部に配置され、上記集
合住宅Gの第1の平側面F11を端面とするバルコニー
73を有し且つ上記第2の区画壁74を隔てて配置され
たリビング701と、該リビング701と順に縦並びに
接続され且つ上記集合住宅Gの一方の妻側面F33に沿
って配置された和室702と、副寝室703と、主寝室
704とが住居区域とし、上記リビング701の手前側
に上記一方の妻側面F33に沿って配置された台所70
5と、上記和室702の反対側に上記第3の区画壁71
に沿って順に縦並びに配置されたトイレ706と、洗面
所707と、浴室708とを水廻り区域として構成され
ている。これにより、上記バルコニー73が、上記ポー
チ72と横並びに接続することができる。上記リビング
701は、上記バルコニー73を臨むよう上記第2の区
画壁74に窓709を設けることができる。上記一方の
妻側面F33にリビング701の出窓710及び和室7
02の出窓711を設けることができる。上記副寝室7
03の窓712及び主寝室704の窓713を、上記バ
ルコニー77に開口するよう設けられることができる。
上記第4の区画壁76に沿って、和風式庭714が、ガ
ラス窓715を隔てるようにして主寝室704と横並び
に配設されることができる。上記住戸70の勝手口71
6が、上記台所705の第2の区画壁74に設けること
ができる。上記浴室708と縦並びに配置された上記和
風式庭714との間にガラス窓717が設けられること
ができる。一方、上記洗面所707の通風用窓718及
び上記トイレ706の通風用窓719を、上記縦方向通
路102に向いて設けることができる。
【0049】このような、上記住戸対K1の住戸30を
該住戸30の境壁31を中心として180度回転した上
記住戸60と、上記住戸対T1の住戸2を該住戸2の第
3の区画壁16を中心として180度回転した上記住戸
70とを組み合わせた上記住戸対K2の構成は、一戸建
風の集合住宅を提供することができる。
【0050】図7は、集合住宅Gの住戸対K3を示すも
のである。
【0051】上記住戸対K3の住戸80は、上記住戸対
K1の住戸40(図5参照)を該住戸40の境壁41を
中心として180度回転したものであるので、ここで簡
単に説明する。
【0052】住戸80は、住戸対K3の右方に位置さ
れ、上記集合住宅Gの第1の平側面F11を端面とする
バルコニー83を有し且つ上記第2の区画壁84を隔て
て配置されたリビング801と、上記バルコニー83を
面し且つ上記リビング801と横並びに配置された主寝
室802と、上記境壁81に沿って且つ主寝室802と
縦並びに配置された和室803と、主寝室802と対角
状に位置するように上記第3の区画壁85を沿って配置
された副寝室804とが住居区域と、上記副寝室804
左側に縦並びに設けられた浴室805及び洗面所80
6、その洗面所806と和室803との間に形成された
台所807、上記副寝室804の手前側に上記第3の区
画壁85に沿って配置されたトイレ808からなる水廻
り区域とで構成されている。これにより、上記バルコニ
ー83を上記ポーチ82と横並びに接続することができ
る。しかも上記第2の区画壁84にリビング801の窓
809及び上記主寝室802の窓810などの開口部を
設けることができる。上記第4区画壁86に、上記横方
向通路100側に向いて上記和室803の出窓811及
び副寝室804の出窓812を設置することができる。
また、上記リビング801と一体に接合された上記台所
807の上記横方向通路100に向いた壁に、上記住戸
80の勝手口813が設けられることができる。
【0053】また、住戸90は、上記集合住宅Sの住戸
対T1の住戸2をそのままに利用したものであるので、
ここで簡単に説明する。
【0054】上記住戸90は、上記住戸対K3の縦方向
通路103を挟んで該住戸対K3の右部に配置されてい
る。該住戸90は、上記集合住宅Gの第1の平側面F1
1を端面とするバルコニー93を有し且つ上記第2の区
画壁94を隔てて配置されたリビング901と、該リビ
ング901と順に縦並びに接続され且つ上記集合住宅G
の他方の妻側面F44に沿って配置された和室902
と、副寝室903と、主寝室904とを住居区域とし、
上記リビング901の手前側に上記他方の妻側面F44
に沿って配置された台所905と、上記和室902の反
対側に上記第1の区画壁91に沿って順に縦並びに配置
されたトイレ906と、洗面所907と、浴室908と
を水廻り区域として構成されている。これにより、上記
バルコニー93が上記ポーチ92と横並びに接続される
ことができる。上記リビング901は、上記バルコニー
93を臨むよう上記第2の区画壁94に窓909を設け
ることができる。上記集合住宅Gの他方の妻側面F44
に、リビング901の出窓910及び和室902の出窓
911を設けることができる。上記副寝室903のガラ
ス窓912及び主寝室904のガラス窓913を、上記
バルコニー97に開口するように設けることができる。
上記第1の区画壁91に沿って、和風式庭914が、ガ
ラス窓915を隔てるようにして主寝室904と横並び
に配設されているため、主寝室904に居ても和風式庭
914を眺望することができる。また、上記住戸90の
勝手口916が、上記台所905の第2の区画壁94に
設けることができる。上記浴室908と上記和風式庭9
14との間にガラス窓917を設けることができる。
【0055】このような、住戸対K1の住戸40を該住
戸40の境壁41を中心として180度回転した住戸8
0と、上記住戸対T1の住戸2をそのままを利用した上
記住戸90とを組み合わせた上記住戸対K3の構成は、
居住性の高い構成になる。
【0056】次いで、図8のように、本実施形態2にお
いて、住戸対K1は上記集合住宅Gの中央部に配置さ
れ、住戸対K2は上記集合住宅Gの左部に配置され、住
戸対K3は上記集合住宅Gの右部に配置されており、住
戸対K1,K2は、該住戸対K1の30と住戸対K2の
住戸60とが境壁31(61)を隔て相設し、住戸対K
1,住戸対K3は、該住戸対K1の住戸40と住戸対K
3の住戸80とが境壁41(81)を隔て相設すること
によって横並びに構成されている。上記住戸対K1の住
戸30,40と、上記住戸対K2の住戸60と、上記住
戸対K3の住戸80とを連なるよう、上記集合住宅Gの
真ん中に配置され、上記住戸対K2の住戸70と、上記
住戸対K3の住戸90とが上記集合住宅Gの両妻面側F
33,F44に該両妻側面F33,F44に沿ってそれ
ぞれ配置されている。そして、上記集合住宅Gの横方向
通路100の、該集合住宅Gの第2の平側面F22側に
植物が植えられ、しかも、上記横方向通路100と連な
る縦方向通路101,102,103は、その基端部が
それぞれ住戸のポーチへとつながっているため、居住者
が上記エレベーター105により目的階の上記横方向通
路100に入った際に、緑植物が囲まれた横方向通路1
00及び縦方向通路(101,102,103)から自
然を感じさせられ、そして、上記横方向通路100の両
端の和風式庭風景を見ながら、自宅までずっと上記のよ
うな環境の中に歩くと、より一層一戸建感覚が得られ、
優れた構成になる。
【0057】なお、上記実施形態1,2には、二組及び
三組の住戸対(T1、T2、K1、K2、K3)で構成
した集合住宅を説明したが、これを、例えば、上記の住
戸対(K1、K2、K3)の住戸(30、40、60、
70、80、90)とその変化したのものと、上記実施
形態1の住戸対(T1、T2)の住戸(1、2)とその
変化したものとを有機的に組合せ、新な住戸対を集合住
宅に配置してもよい。
【0058】また、幾つかの住戸対を連なるものが、集
合住宅に配置してもよい。
【0059】また、上記各住戸対は、横並びに接した構
成を説明したが、その接する形状については、特に限定
していない。
【0060】集合住宅に配置された各住戸は、1つの壁
でのみ隣の住戸と接し、且つ1住戸対の住戸と該住戸対
の住戸との間に分離空間が設ければよい。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る集合住宅は、上記のような
構成で実施され、以下のような効果を奏する。 (1)第1の住戸、第2の住戸、及び該第1の住戸と該
第2の住戸との間に形成された分離空間からなる住戸対
が、上記第1の住戸同士及び/又は上記第2の住戸同士
が壁を隔てそれぞれ相接することによって、住戸対があ
る方向に連なる。しかも、上記分離空間が上記第1、第
2の住戸用の第1、第2のポーチを含む外部への開放空
間とを有することによって、1各住戸は1つの壁でのみ
隣の住戸と接することができ、各住戸の開放面を増や
し、十分な通風及び採光を取得することが可能となり、
居住性向上の効果が得られる。さらに、分離空間が、通
路と開放空間とで構成されるため、延焼防止の効果が高
められ、より一層の防火効果が得られる。且つ、上記開
放空間に季節の豊富な変化を持つ庭園風景を再現するこ
とにより、外観から一戸建感覚が得られ、優れた構成に
なる。 (2)上記集合住宅の横方向通路と上記第1の住戸との
間に吹抜けが配設されるため、共用配管の全てを吹抜き
に集約することにより、設備の補修、更新などの工事が
簡単できるため、ランニングコストを減少することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る集合住宅の構成の
平断面図である。
【図2】図1の住戸対T1の平断面図である。
【図3】図1に示された集合住宅のイメージ図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る集合住宅の構成の
平断面図である。
【図5】図4の住戸対K1の平断面図である。
【図6】図4の住戸対K2の平断面図である。
【図7】図4の住戸対K3の平断面図である。
【図8】図4のイメージ図である。
【図9】従来の集合住宅の構成の平断面図である。
【符号の説明】
1,2,30,40,60,70,80,90 住戸 3,50,51,52 分離空間 4,31,41,61,81 境壁 5,100 横方向通路 6,101,102,103 縦方向通路 7,8,32,42,62,72,82,92 ポーチ 9,10,33,43,63,73,83,93 バル
コニー S,G 集合住宅 K1〜K3、T1〜T2 住戸対

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向通路および住戸用のポーチを含む
    外部への開放空間に面した住戸を相隣接させて一つの住
    戸対を形成し、 この住戸対を形成する住戸同士の間に、両住戸を分離す
    る縦方向通路を形成し、該縦方向通路の一方を前記横方
    向通路と連接するとともに、該縦方向通路の他方を前記
    開放空間とに連接したものとなし、この住戸対を複数集
    合させてなる集合住宅。
  2. 【請求項2】 横方向通路が、少なくとも上記縦方向通
    路の基端から上記一方の住戸の横を通って上記ある方向
    に延びるように配置された請求項1に記載の集合住宅。
  3. 【請求項3】 上記横方向通路が、上記ある方向におい
    て、上記住戸対の一方の住戸の横を通って上記縦方向通
    路の基端部に至り、そこから他方の住戸の横を通って延
    びるように配置された請求項1に記載の集合住宅。
  4. 【請求項4】 上記横方向通路と上記住戸対の少なくと
    も一方の住戸との間に吹抜けが配設された請求項1〜3
    のいずれか1の項に記載の集合住宅。
  5. 【請求項5】 上記開放空間が、上記住戸対の各住戸用
    のポーチと、該各ポーチにそれぞれ連続する住戸対の各
    住戸用のバルコニーとを有する請求項1〜4のいずれか
    1の項に記載の集合住宅。
  6. 【請求項6】 上記開放空間が、上記集合住宅の採光面
    に開口した請求項1〜5のいずれか1の項に記載の集合
    住宅。
  7. 【請求項7】 上記開放空間が、上記集合住宅の南向き
    の面に開口した請求項6記載の集合住宅。
  8. 【請求項8】 上記ポーチに臨むように各住戸の玄関が
    配置された請求項1〜7のいずれか1の項に記載の集合
    住宅。
  9. 【請求項9】 上記住戸が少なくとも3面の開口を有す
    る住戸区画壁を有する請求項1〜8のいずれの1の項に
    記載の集合住宅。
  10. 【請求項10】 上記横方向通路に臨むように上記住戸
    の勝手口が設けられている請求項1〜9のいずれか1の
    項に記載の集合住宅。
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