JP4782952B2 - 集合住宅 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の住戸からなる集合住宅に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
建物の各階に複数の住戸が設けられた集合住宅の一例として、特開平10−102796号公報記載の集合住宅がある。この公報記載の集合住宅では、建物の各階に一列に複数の住戸が配列され、各住戸を繋ぐ共通廊下が設けられている。そして、階段が建物の外側に突出するように前記共通廊下の左右に設けられている。このような外廊下外階段タイプの集合住宅は、一般に周知のものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記外廊下外階段タイプの集合住宅は、上述したように、階段が前記集合住宅の外側に突出するように設けられており、階段や廊下が建物の外側に露出している。このため、建物の外観がすっきりとせず、建物全体のバランスも悪いものとなっていた。
本発明の課題は、階段が建物の外側に突出せず、建物の外観が秀麗な集合住宅を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、例えば、図1〜図4に示すように、請求項1記載の発明は、建物1aの各階に複数の住戸10、20が設けられた集合住宅1であって、1階から2階以上の各住戸20へ至る階段4が、前記建物1a内にそれぞれ設けられた室内階段4であり、
前記建物1aの1階には2階以上のそれぞれの住戸20用の玄関部21が設けられ、該玄関部21に前記室内階段4が連接され、
前記建物1aの1階には、1階の各住戸10を繋ぐ共用廊下3が設けられており、前記1階の各住戸10の玄関部11と、前記2階以上の各住戸20の玄関部21とが前記共用廊下3に面して配置されていることを特徴とする。
【0005】
請求項1記載の発明によれば、前記集合住宅1において、1階から2階以上の各住戸20へ至る階段4が、前記建物1a内にそれぞれ設けられた室内階段4となっているので、例えば、図3および図4に示すように、階段4が建物1aの外側に突出しない。また、階段4は室内階段4なので、建物1aの外側に露出しない(図3および図4参照)のは勿論である。これらのことから、建物1aの外観がすっきりとし、建物1a全体のバランスがとれたものとなる。従って、外観が秀麗な集合住宅1を提供することができる。
【0006】
また、前記階段4は、建物1aの室内に設けられているので、雨天時に2階以上の各住戸20へ上がるときにも、傘をさす必要がないのは勿論である。また、前記室内階段4の段板が雨で濡れることもないので足下が汚れない。
また、前記室内階段4は、風雨等にさらされることがなく、土足で昇降されることもない。このため、前記室内階段4は建物1aの外側に露出されたものよりも汚れにくく、掃除をするのも容易である。従って、集合住宅1の美観を保つのが容易である。
【0008】
また、2階以上の各住戸20の住人は、前記建物1aの1階に設けられたそれぞれの住戸20用の玄関部21から出入りし、該玄関部21に連接された前記室内階段4を上って各住戸20の居住部に入ることができる。このため、2階以上の住戸20の住人であっても前記建物1aの1階に設けられた玄関部21から出入りでき、雨天時に前記室内階段4を昇降しても濡れることがない。また、2階以上の各住戸20の玄関部21が1階にあり、室内階段4を通って居室部に行くので、2階以上の各住戸20の住人は、一戸建て感覚で集合住宅1に居住することができる。従って、2階以上の各住戸20の付加価値を高めることができる。
【0010】
また、前記建物1aの1階には、前記共用廊下3が設けられており、前記1階の各住戸10の玄関部11と、前記2階以上の各住戸20の玄関部21とが前記共用廊下3に面して配置されている。そして、前記2階以上の各住戸20へ行くには、前記玄関部21から出入りし、前記室内階段4を使えばよい。このため、前記建物1aの2階以上の各階には共用廊下を設ける必要がない。従って、2階以上の各階では、共用廊下に相当する部分を2階以上の各住戸20の居室部として利用することができる。
【0011】
また、従来は各住戸20の共用廊下に面する部分に窓を設けても、前記共用廊下を通る人の視線や通行する音、話し声などが気になるため、窓を開けることは困難であった。しかし、本発明によれば、2階以上の各住戸20は共用廊下を共有せず、共用廊下に面しないので、2階以上の各階の各住戸20に窓9を設けたとしてもそのようなことがない。
また、従来のように、共用廊下の上に設けられた屋根や上階の共用廊下等によって日差しを遮られることがないので、2階以上の各階の住戸20に採光性のよい窓9を設けることができる。
【0012】
請求項記載の発明は、例えば、図1に示すように、請求項記載の集合住宅1において、1階の各住戸10の玄関部11が前記共用廊下3の一側方31に配置され、2階の各住戸20の玄関部21が、共用廊下3の他側方32に配置されていることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明によれば、前記共用廊下3の一側方31に前記1階の各住戸10の玄関部11が配置され、前記共用廊下3の他側方32には、前記2階以上の各住戸20の玄関部21が配置されている。このため、建物1aの2階では、共用廊下に相当する部分をそれぞれ2階以上の各住戸20の居住部とすることが可能になり、各住戸20の居住面積を広くとることができる。
【0014】
また、前記共用廊下3が前記1階の各住戸10の玄関部11と、前記2階以上の各住戸20の玄関部21とによって挟まれた構造となっている。従って、共用廊下3が直接前記建物1aの外側に露出することがない。このため、建物1aの外観がすっきりとし、建物1aの外観が秀麗な集合住宅1を提供することができる。
【0015】
請求項記載の発明は、例えば、図1および図3に示すように、請求項1または2記載の集合住宅1において、建物1aの1階には、前記共用廊下3と交差する通路部5が設けられており、この通路部5の端部51は建物1aの外壁6aを貫通していることを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明によれば、前記共用廊下3と前記通路部5とが交差し、前記通路部5の端部51は前記建物1aの外壁6aを貫通しているので、前記通路部5の端部51と外壁6aとが交差する開口部7を前記建物1aへの出入り口として利用することができる。
【0017】
請求項記載の発明は、例えば、図1および図3に示すように、請求項記載の集合住宅1において、前記通路部5が複数設けられており、これらの通路部5のうち少なくとも1つの通路部5は、1階の隣り合う住戸10、10の境界部12に位置する共用廊下3に交差していることを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明によれば、前記通路部5が複数設けられており、これらの通路部5のうち少なくとも一つの通路部5は、1階の隣り合う住戸10、10の境界部12に位置する共用廊下3と交差している。このため、この集合住宅1の住人は、自分の住戸10、20の玄関部11、21に近い前記通路部5から前記建物1a内に出入りすることができ、他の住戸10、20の前をなるべく通らずに済み、よって前記共用廊下3を歩く距離が短くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の集合住宅1の実施の形態を詳細に説明する。
前記集合住宅1は、図1〜図4に示すように、1階に3つの同じ間取りの住戸10を備え、2階には1階の住戸10とは別の間取りの3つの住戸20を備えた建物1aである。また、図1に示すように、1階から2階の各住戸20へ至る階段4は、建物1aの内側に室内階段4として各住戸20毎にそれぞれ設けられている。
【0020】
図1に示すように、前記1階の住戸10は、共用廊下3の一側方31に1列に隣接して配置されている。そして、前記1階の住戸10の玄関部11は前記共用廊下3に面するように配置されており、前記共用廊下3は各住戸10を繋ぐように設けられている。
一方、前記共用廊下3の他側方32には、前記2階の各住戸20の玄関部21が、前記共用廊下3に面するように配置されている。そして、前記室内階段4と前記玄関部21は連接されている。
【0021】
また、図1に示すように、建物1aの1階に、1階の隣り合う住戸10、10の境界部12のそれぞれに位置する前記共用廊下3と交差するように、複数の通路部5が設けられている。そして、図1および図3に示すように、前記通路5の端部51は、建物1aの外壁6aを貫通している。前記通路部5の端部51が貫通された外壁6aには開口部7が形成されており、前記開口部7から前記建物1a内に出入りすることができるようになっている。
また、図1に示すように、前記共用廊下3の両端部33a、33bは、それぞれ前記建物1aの外壁6bを貫通し、建物1aの側部には開口部8が形成されている。前記開口部8からも前記建物1a内へ出入りすることができるようになっている。
【0022】
前記1階の各住戸10は、図1に示すように、いわゆる1LDKの間取りとなっている。前記玄関部11の内側に玄関土間11aが設けられ、方扉式の玄関扉11bを背にして、左手にはトイレ13が設けられ、トイレ13の左隣には浴室14が設けられている。浴室14の正面には洗面台15が設けられている。前記玄関扉11bを背にして右手には台所16aが設けられ、台所16aと繋がったリビングダイニングルーム16bが設けられている。リビングダイニングルーム16bに隣接して、居室17が設けられている。
【0023】
前記2階の各住戸20は、図2に示すように、いわゆる2LDKに収納部が設けられた間取りとなっている。前記玄関部21には玄関土間21aと玄関21bが設けられ、前記玄関土間21aを上がると前記室内階段4に連接されている。前記室内階段4と連接された建物1aの2階の各住戸20には、前記室内階段4に隣接して収納部28が設けられている。そして、収納部28に隣接するようにして、居室27bが設けられている。また、前記居室27bには窓9が設けられている。
【0024】
また、前記室内階段4を背にして、正面には台所26aと前記台所26aと連接したリビングダイニングルーム26bが設けられている。前記室内階段4を背にして、台所26aの左手には、トイレ23が設けられ、トイレ23の左手には浴室24が設けられている。浴室24の正面には洗面台25が設けられ、洗面台25の後ろ、すなわち、前記リビングダイニングルーム26bに隣接するように居室27aが設けられている。
なお、前記2階の各住戸20のトイレ23、浴室24、洗面台25、台所26a、リビングダイニングルーム26b、居室27aの間取りは、前記1階の各住戸10の間取りと略同じである。
【0025】
本実施の形態によれば、前記集合住宅1において、1階から2階以上の各住戸20へ至る階段4が、前記建物1a内にそれぞれ設けられた室内階段4となっている。従って、建物1aの外側に階段4が突出せず、また、建物1aの外側に露出しない(図3および図4参照)。このため、建物1aの外観がすっきりし、建物1a全体のバランスがとれたものとなる。よって、外観の秀麗な集合住宅1を提供することができる。
【0026】
また、1階から2階の各住戸20へ至る階段4が建物1aの室内に設けられているので、雨天時に2階の各住戸20へ上がるときにも、傘をさす必要がないのは勿論のこと、階段4の段板が雨で濡れることもないので足下が汚れない。
また、前記室内階段4は、風雨等にさらされることがなく、土足で昇降されることもない。このため、建物1aの外側に露出された階段よりも汚れにくく、掃除をするのも容易である。従って、建物1aの外観を秀麗に保つことが容易である。
【0027】
また、前記2階の各住戸20の住人は、前記建物1aの1階に設けられたそれぞれの住戸20用の玄関部21から出入りし、該玄関部21に連接された前記室内階段4を上って各住戸20の居住部に入ることができる。このように、2階の各住戸20の住人は、玄関部21が1階にあり、室内階段4を通って居室部に行くので、一戸建て感覚で居住することができる。このため、2階以上の各住戸20の付加価値を高めることができる。
【0028】
また、前記2階の各住戸20へ行くには、前記玄関部21から出入りし、前記室内階段4を使えばよい。このため、前記建物1aの2階には共用廊下を設ける必要がない。従って、建物1aの2階では、共用廊下に相当する部分を各住戸20の居室部として利用することができる。
実際に、本実施の形態によれば、1階の各住戸10の間取りは1LDKであるのに対して、2階の各住戸20は2LDKに収納部28を設けた間取りを実現することができている。そして、2階の各住戸20は、寝室27bと収納部28の部分が1階の各住戸10と比べると多く設けられており、住戸20全体の広さも1階の各住戸10よりも広くなっている。
【0029】
また、このように1階と2階の住戸10、20で異なる間取りを採用することができるので、例えば、1階には単身者あるいは新婚家庭の住人として最適な住戸10を提供することができ、2階には、小家族の住人に最適な住戸20を提供することができる。このように、居住者の多様性をもたらすことができるので、例えば、集合住宅1のオーナーにとっては、住人のターゲット設定を幅広くとることができる。そして、特定のターゲットに限定されないので、空き部屋が出たとしても次の入居者が決まりやすく有利である。
【0030】
また、従来は共用廊下に面する部分に窓を設けても、前記共用廊下を通る人の視線や通行する音、話し声などが気になるため、前記窓を開けることは困難であった。しかし、本発明によれば、2階には、共用廊下はなく、そして2階の各住戸20は共用廊下に面しないので、窓9を設けたとしてもそのようなことがない。
また窓9は、従来のように共用廊下の上に設けられた屋根や上階の共用廊下等によって日差しを遮られることがない。このため、各住戸20に採光性のよい窓9を設けることができる。
【0031】
また、前記共用廊下3が前記1階の各住戸10の玄関部11と、前記2階の各住戸20の玄関部21とによって挟まれた構造となっている。従って、共用廊下3が前記建物1aの外側に露出することがない。このため、建物1aの外観がすっきりとし、建物1aの外観が秀麗な集合住宅1を提供することができる。
【0032】
また、1階の各住戸10の玄関部11は、前記2階の各住戸20の玄関部21によって、建物1aの外側から見えることがない。このため、1階の各住戸10の住人のプライバシーを確保することができる。また、同様に、2階の各住戸20の玄関部21は、前記共用廊下3に面して配置されている。このため、建物1aの外側から前記玄関部21が見えることがないので、2階の各住戸20の住人のプライバシーも確保することができる。
【0033】
また、前記共用廊下3と前記通路部5とが交差し、前記通路部5の端部51は前記建物1aの外壁6aを貫通しているので、前記通路部5の端部51と外壁6aとが交差する開口部7を前記建物1aへの出入り口として利用することができる。また、同様に前記共用廊下3の端部33a、33bは前記建物1aの外壁6bを貫通し、開口部8を形成している。この開口部8も前記建物1aへの出入り口として利用することができ、前記集合住宅1の住人は、自分の住戸10、20の玄関部11、21に最も近い開口部7、8から出入りすることができる。
【0034】
また、前記複数の通路部5が、1階の隣り合う住戸10、10の境界部12に位置する共用廊下3とそれぞれ交差している。このため、この集合住宅1の住人は、自分の住戸10、20の玄関部11、21に最も近い前記通路部5から前記建物1a内に出入りすることができる。その結果、他の住戸10、20の玄関部11、21の前を通り抜けるといったことがないので、各階の各住戸10、20の住人のプライバシーを確保することができ、住人は落ち着いて居住することができる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
本実施の形態では、1階と2階とを備えた2階建ての集合住宅1としたが、2階建ての集合住宅1に限定されたものではない。
【0036】
また、本実施の形態では、1階の各住戸10の間取りを1LDKとし、2階の各住戸は2LDKに収納部28を設けた間取りとしたが、これらに限定されるものではない。また、各居室の配置も本実施の形態に限定されるものではなく、どのような配置でもよいのは勿論である。
また、1階の各住戸10はそれぞれ同じ間取りによるものとしたが、これに限定されるものではない。各住戸10によって、間取りを変えてもよいし、同じ間取りであっても、各居室の広さや各居室の配置を変えてもよいのは勿論である。2階の各住戸20についても同様である。
【0037】
また、本実施の形態では、1階の各住戸10の玄関部11および、2階の各住戸20の玄関部21がそれぞれ共用廊下3に面して配置されるものとしたが、これに限定されるものではない。
【0038】
また、本実施の形態では、1階の各住戸10および2階の各住戸20が隣接して一列に配置されるものとしたが、これに限定されるものではない。
各住戸10、20はL字状に配置されてもよいし、コの字状に配置されてもよい。また、各階に複数の住戸10、20が設けられなくてもよく、例えば、1階に1つの住戸10が設けられ2階に1つの住戸20が設けられてもよいものである。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記集合住宅において、1階から2階以上の各住戸へ至る階段が、前記建物内にそれぞれ設けられた室内階段となっているので、階段が建物の外側に突出しない。また、階段は室内階段なので、建物の外側に露出しない。これらのことから、建物の外観がすっきりし、建物全体のバランスがとれたものとなる。このため、建物の外観が秀麗な集合住宅を提供することができる。
【0040】
また、室内階段であるので、雨天時に2階以上の各住戸へ上がるときにも、傘をさす必要がないのは勿論である。また、階段の段板が雨で濡れることもないので足下が汚れない。
また、前記室内階段は、風雨等にさらされることがなく、土足で昇降されることもない。このため、建物の外側に露出された階段よりも汚れにくく、掃除をするのも容易である。従って、集合住宅の美観を保つのが容易である。
【0041】
また、2階以上の各住戸の住人は、前記建物の1階にそれぞれの住戸用の玄関部から出入りし、該玄関部に連接された前記室内階段を上って各住戸の居住部に入ることができる。このため、2階以上の住戸であっても前記建物の1階に設けられた玄関部から出入りでき、雨天時にも濡れることがない。また、2階以上の各住戸の住人にとっては、玄関部が1階にあり、室内階段を通って居室部に行くので、一戸建て感覚で居住することができる。このため、2階以上の各住戸の付加価値を高めることができる。
【0042】
また、前記建物の1階には、前記外部廊下が設けられており、前記1階の各住戸の玄関部と、前記2階以上の各住戸の玄関部とが前記共用廊下に面して配置されている。そして、前記2階以上の各住戸へ行くには、前記玄関部から出入りし、前記室内階段を使えばよい。このため、前記建物の2階以上の各階には共用廊下を設ける必要がない。従って、2階以上の各階では、共用廊下に相当する部分を居室部として利用することができる。
【0043】
また、従来は共用廊下に面する部分に窓を設けても、前記共用廊下を通る人の視線や通行する音、話し声などが気になるため、窓を開けることは困難であった。しかし、本発明によれば、2階以上の各住戸は共用廊下に面しないので、窓を設けたとしてもそのようなことがない。
また、共用廊下の上に設けられた屋根や上階の共用廊下等によって日差しを遮られることがないので、各住戸に採光性のよい窓を設けることができる。
【0044】
請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記共用廊下の一側方に前記1階の各住戸の玄関部が配置され、前記共用廊下の他側方には、前記2階以上の各住戸の玄関部が配置されている。このため、2階以上の各階において、共用廊下に相当する部分をそれぞれ2階以上の各住戸の居住部とすることが可能になり、居住面積を広くとることができる。
【0045】
また、前記共用廊下が前記1階の各住戸の玄関部と、前記2階以上の各住戸の玄関部とによって挟まれた構造となっている。従って、共用廊下が直接前記建物の外側に露出することがない。このため、建物の外観がすっきりとし、建物の外観が秀麗な集合住宅を提供することができる。
【0046】
請求項記載の発明によれば、請求項1または2と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記共用廊下と前記通路部とが交差し、前記通路部の端部は前記建物の外壁を貫通しているので、前記通路部の端部と外壁とが交差する開口部を前記建物への出入り口として利用することができる。
【0047】
請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記通路部が複数設けられており、これらの通路部のうち少なくとも一つの通路部は、1階の隣り合う住戸の境界部に位置する共用廊下と交差している。このため、この集合住宅の住人は、自分の住戸の玄関部に近い前記通路部から前記建物内に出入りすることができ、他の住戸の前をなるべく通らずに済み、よって前記共用廊下を歩く距離が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる集合住宅の一例を示す1Fの間取り図である。
【図2】本発明にかかる集合住宅の一例を示す2Fの間取り図である。
【図3】本発明にかかる集合住宅の外観の一例を示す側面図である。
【図4】本発明にかかる集合住宅の外観の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 集合住宅
1a 建物
10 (1階の)住戸
11 (1階の)玄関部
12 境界部
20 (2階の)住戸
21 (2階の)玄関部
3 共用廊下
31 (共用廊下の)一側方
32 (共用廊下の)他側方
4 室内階段
5 通路部
51 (通路部の)端部
6a 外壁

Claims (4)

  1. 建物の各階に複数の住戸が設けられた集合住宅であって、
    1階から2階以上の各住戸へ至る階段が、前記建物内にそれぞれ設けられた室内階段であり、
    前記建物の1階には2階以上のそれぞれの住戸用の玄関部が設けられ、該玄関部に前記室内階段が連接され、
    前記建物の1階には、1階の各住戸を繋ぐ共用廊下が設けられており、前記1階の各住戸の玄関部と、前記2階以上の各住戸の玄関部とが前記共用廊下に面して配置されていることを特徴とする集合住宅。
  2. 請求項記載の集合住宅において、
    1階の各住戸の玄関部が前記共用廊下の一側方に配置され、2階の各住戸の玄関部が、共用廊下の他側方に配置されていることを特徴とする集合住宅。
  3. 請求項1または2記載の集合住宅において、
    建物の1階には、前記共用廊下と交差する通路部が設けられており、この通路部の端部は建物の外壁を貫通していることを特徴とする集合住宅。
  4. 請求項記載の集合住宅において、
    前記通路部が複数設けられており、これらの通路部のうち少なくとも1つの通路部は、1階の隣り合う住戸の境界部に位置する共用廊下に交差していることを特徴とする集合住宅。
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