JP3085921U - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP3085921U JP2001007329U JP2001007329U JP3085921U JP 3085921 U JP3085921 U JP 3085921U JP 2001007329 U JP2001007329 U JP 2001007329U JP 2001007329 U JP2001007329 U JP 2001007329U JP 3085921 U JP3085921 U JP 3085921U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅において水廻り設備を集約させることに
より、使い勝手をよくし、居住性を向上させるととも
に、該設備の配管工事やメンテナンスを容易に行えるよ
うにする。 【解決手段】 一戸建ての住宅1は、平面視矩形状を呈
する建物本体2を備える。建物本体の1階部分10に
は、該建物本体の短辺方向の一方の角隅部から長辺方向
の一辺にに沿って、台所16、洗濯室17、トイレ18
が並べて配設されている。建物本体の中層階部分20に
は、上記1階部分の水廻り設備の上部で平行するように
該建物本体の角隅部から長辺方向の一辺にに沿って、浴
室25、洗面室26、トイレ27が並べて配設されてい
る。これにより、建物本体の各階における長辺方向の一
辺に沿った部分に、浴室、トイレ、台所等の水廻り設備
が集約して配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水廻り設備の配置を集約することにより、居住性に優れ、使い勝手 がよく、しかも施工も容易に行える住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】
一戸建ての住宅には、リビングルーム、台所、トイレ、洗面所、風呂場などの 共有スペースを始め、寝室、子供部屋等の各住人専用の専用スペースが設けられ ている。さらに、2階建て、3階建ての住宅では、各階を行き来するための階段 や、玄関、さらには各部屋につながる廊下なども設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような住宅において、各部屋等を配置するにあたっては、住人が住みや すさを感じるとともに、住人の好みに応じて多様な住み方が可能であることが求 められている。さらに、住人にとって使い勝手がよいばかりでなく、住人同士の コミュニケーションも図れ、しかも各住人のプライバシーもある程度確保できる ような対策も講じることが望まれている。
【0004】 また、このような住宅には、居住に伴って増加する様々な収納物を保管できる ようなスペースを有することも求められている。特に、このような収納物の保管 スペースは、ある程度の容積をもつことが必要であり、このような保管スペース を建物本体内に効率よく配置できるような対策が必要となっている。
【0005】 さらに、このような住宅には、台所、浴室、トイレ、洗濯室、洗面室等といっ た水廻り設備が適宜の位置に配設されるが、これらの設備の配設位置によっては 、住人が不便を感じたりし、居住性が損なわれるおそれがある。また、このよう な水廻り設備は、給水や排水を行うための配管工事が必要であり、施工性やメン テナンスの面からの配慮も必要である。したがって、この種の住宅では、上記の ような水廻り設備の配置を所要の位置に効率よく配設することが望まれるもので あって、何らかの対策を講じることが求められている。
【0006】 また、この種の住宅には、たとえば都市部等のように比較的面積が狭い敷地に あっても効率よく建てることができ、また住宅内部も全体として効率のよい配置 とし、有効利用が可能であるとともに、住人にとって機能的であること等も望ま れている。
【0007】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、住宅において水廻り設 備の配設に工夫を凝らすことにより、使い勝手をよくし、居住性を向上させると ともに、該設備の配管工事やメンテナンスを容易に行える住宅を得ることを目的 としている。また、本考案は、これに加えて、居住性に優れ、多様な住み方が可 能で、しかも使い勝手のよく、また種々の収納物を保管するスペースも充分に有 している住宅を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的に応えるために本考案(請求項1記載の考案)に係る住宅は、 複数階を有する一戸建ての住宅において、住宅は平面視矩形状を呈する建物本体 からなり、該建物本体の各階における長辺方向の一辺に沿った部分には、浴室、 トイレ、台所等の水廻り設備が集約して配設されていることを特徴とする。 請求項1記載の考案によれば、住宅において水廻り設備の配設に工夫を凝らす ことにより住人にとっての使い勝手をよくし、居住性を向上させるとともに、該 設備の配管工事やメンテナンスも容易に行える。
【0009】 本考案(請求項2記載の考案)に係る住宅は、請求項1記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、台所とトイレが並設され、中層階部分には、トイ レ、浴室が並設されていることを特徴とする。 請求項2記載の考案によれば、1階部分、中層階部分に適宜の設備を配設する ことにより、居室との関係において効率のよい配置が可能であり、また使い勝手 もよく、居住性に優れている。
【0010】 本考案(請求項3記載の考案)に係る住宅は、請求項2記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、台所、トイレに加えて洗濯室が並設されているこ とを特徴とする。 請求項3記載の考案によれば、水廻り設備の建物本体内への配設を効率よく行 える。
【0011】 本考案(請求項4記載の考案)に係る住宅は、請求項3記載の住宅において、 前記洗濯室には、前記建物本体の外部と出入りするための勝手口が設けられてい ることを特徴とする。 請求項4記載の考案によれば、たとえば洗濯物を庭などの干す際に便利であり 、使い勝手に優れている。
【0012】 本考案(請求項5記載の考案)に係る住宅は、請求項2、請求項3または請求 項4記載の住宅において、前記建物本体の中層階部分には、トイレ、浴室に加え て洗面室が並設されていることを特徴とする。 請求項5記載の考案によれば、水廻り設備の建物本体内への配設を効率よく行 える。
【0013】 本考案(請求項6記載の考案)に係る住宅は、請求項1ないし請求項5のいず れか1項に記載の住宅において、前記建物本体の上下階には、それぞれの角隅部 から長辺方向に沿って、前記水廻り設備を構成するいくつかの室が並べて配設さ れていることをしたことを特徴とする。 請求項6記載の考案によれば、水廻り設備を建物本体の一部に集約させて配設 しているため、住人にとって使いやすく、居住性の面で有利であるばかりでなく 、各設備の工事や配管を集中的にまとめて行えるから、施工性に優れ、またメン テナンスも容易である。
【0014】 本考案(請求項7記載の考案)に係る住宅は、請求項6記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、該建物本体の短辺方向の角隅部から長辺方向に沿 って、台所、洗濯室、トイレが並べて配設され、前記建物本体の中層階部分には 、上記1階部分の水廻り設備と平行するように該建物本体の角隅部から長辺方向 に沿って、浴室、洗面室、トイレが並べて配設されていることを特徴とする。 請求項7記載の考案によれば、水廻り設備の使い勝手がよくなり、居住性を向 上させるとともに、該設備の配管工事やメンテナンスを容易に行える住宅を得る ことができる。
【0015】 本考案(請求項8記載の考案)に係る住宅は、請求項1ないし請求項7のいず れか1項記載の住宅において、前記建物本体の上下階であって、前記水廻り設備 を配設した長辺方向の一方の角隅部には、上下階を接続する階段が設けられてい ることを特徴とする。 請求項8記載の考案によれば、上下階を結ぶ階段により、各設備の使い勝手が よくなり、居住性を向上させることができる。
【0016】 本考案(請求項9記載の考案)に係る住宅は、請求項8記載の住宅において、 前記階段は、折れ曲がり階段であることを特徴とする。 請求項9記載の考案によれば、住宅全体として効率がよい配置が可能で、使い 勝手もよい住宅が得られる。
【0017】 本考案(請求項10記載の考案)に係る住宅は、請求項2ないし請求項7のい ずれか1項に記載の住宅において、前記下階側のトイレと上階側のトイレとは、 面方向においてほぼ近接する位置に配設されていることを特徴とする。 請求項10記載の考案によれば、水廻り設備において特にトイレをほぼ揃えた 位置に設けることにより、配管工事等が効率よく行える。
【0018】 本考案(請求項11記載の考案)に係る住宅は、請求項1ないし請求項10の いずれか1項に記載の住宅において、前記建物本体の1階部分であって、前記台 所と短辺方向において隣接する位置に、リビングルームが配設され、該建物本体 の長辺方向においてこのリビングルームの一側に隣接する位置に、居室が配設さ れ、前記建物本体の中層階部分であって、前記リビングルームに対応する位置に 吹き抜け空間が設けられるとともに、前記居室に対応する部分に、高さが前記居 室よりも低い収納スペースが設けられていることを特徴とする。
【0019】 請求項11記載の考案によれば、リビングルームの天井高さを高くするととも に広いスペースを確保でき、快適な居住性が得られる。また、リビングルームに 連続する居室を接客スペースとして利用したり、あるいはこれら両室を連通させ てさらに広いスペースとして使用する等、多様な使い方が可能となる。さらに、 収納スペースとしても充分なスペースが得られる。
【0020】 本考案(請求項12記載の考案)に係る住宅は、請求項11記載の住宅におい て、前記建物本体の1階部分であって、前記居室に対して建物本体の長辺方向に 隣接する角隅部に玄関が配設されていることを特徴とする。 請求項12記載の考案によれば、玄関を、他の居室等の関係において効率のよ い配置が可能であり、また使い勝手もよく、居住性に優れている。
【0021】 本考案(請求項13記載の考案)に係る住宅は、請求項12記載の住宅におい て、前記玄関の内側部分に玄関ホールが設けられ、該玄関ホールに隣接する位置 に、上階に上るための階段の登り口が配設されていることを特徴とする。 請求項13記載の考案によれば、玄関から階段を経て上階にゆけるので、住人 のプライバシーを確保でき、良好な居住性が得られる。
【0022】 本考案(請求項14記載の考案)に係る住宅は、請求項13記載の住宅におい て、前記玄関ホールは、前記建物本体の長辺方向に沿って延設されて前記リビン グルームに至る廊下を有し、該廊下を介して前記階段の登り口が連通しているこ とを特徴とする。 請求項14記載の考案によれば、上下階を結ぶ階段を使いやすくし、居住性を 向上させることができる。
【0023】 本考案(請求項15記載の考案)に係る住宅は、請求項13または請求項14 記載の住宅において、前記建物本体の1階部分であって、前記トイレは該階段の 登り口を介して前記廊下に連通していることを特徴とする。 請求項15記載の考案によれば、トイレ等の使い勝手がよくなり、住人にとっ ての居住性が向上する。
【0024】 本考案(請求項16記載の考案)に係る住宅は、請求項11記載の住宅におい て、前記台所は、開口を介して前記リビングルームに連通していることを特徴と する。 請求項16記載の考案によれば、リビングルームと台所とが直結して配置され ているから、住人にとって使いやすく、快適な居住性が得られる。
【0025】 本考案(請求項17記載の考案)に係る住宅は、請求項16記載の住宅におい て、前記リビングルームに隣接する居室は、和室とされ、開閉自在な扉によって リビングルームと連通可能に構成されていることを特徴とする。 請求項17記載の考案によれば、居室の使用状態によってリビングルームから 独立させたり連通させたりすることが自由で、多様な使い方が可能であり、快適 な居住性が得られる。
【0026】 本考案(請求項18記載の考案)に係る住宅は、請求項17記載の住宅におい て、前記リビングルームに隣接する居室は、前記廊下に扉を介して連通可能に構 成されていることを特徴とする。 請求項18記載の考案によれば、居室の独立性が確保でき、使い勝手がよくな る。
【0027】 本考案(請求項19記載の考案)に係る住宅は、請求項11ないし請求項18 のいずれか1項に記載の住宅において、前記建物本体の中層階部分であって、前 記階段を上がったホールは、前記建物本体の長辺方向に沿って配設した吹き抜き 空間、収納スペースと隣接する位置には、前記階段を上がったホールに扉を介し てつながる居室が配設されていることを特徴とする。 請求項19記載の考案によれば、中層階部分に、居室を効率よく配設でき、し かも使い勝手もよい住宅が得られる。
【0028】 本考案(請求項20記載の考案)に係る住宅は、請求項19記載の住宅におい て、前記階段を上がったホールは、前記建物本体の中層階部分に設けた収納スペ ースへに入り口がつながっていることを特徴とする。 請求項20記載の考案によれば、中層階部分に1階側の天井の高低差を利用し て設けた高さが低い収納スペースを有効に活用することができる。
【0029】 本考案(請求項21記載の考案)に係る住宅は、請求項20記載の住宅におい て、前記建物本体の中層階部分に設けた収納スペースの入り口に近接する位置に は、2階への階段が配設されていることを特徴とする。 請求項21記載の考案によれば、収納スペースの効率よい活用を行えるととも に、2階への階段を使い勝手のよい状態で設けることができる。
【0030】 本考案(請求項22記載の考案)に係る住宅は、請求項19ないし請求項21 のいずれか1項に記載の住宅において、前記建物本体の前記階段を上がった中層 階部分のホールは、廊下を介してトイレ、浴室につながる洗面室につながること を特徴とする。 請求項22記載の考案によれば、中層階部分でも、住人は廊下を介して水廻り 設備の使用が可能であり、使い勝手のよい効率に優れた配置が可能となる。特に 、中層階において各住人が使いやすいところにトイレなどを配置でき、快適な居 住性が得られる。また、階下が台所、その他の水廻り設備であると、建物として の施工性の面で有利である。
【0031】 本考案(請求項23記載の考案)に係る住宅は、請求項1ないし請求項22の いずれか1項に記載の住宅において、前記建物本体の2階部分には、該建物本体 の長辺方向に沿って2つの居室が並設されていることを特徴とする。 請求項23記載の考案によれば、2階部分に居室を効率よく配置でき、使い勝 手もよい。
【0032】 本考案(請求項24記載の考案)に係る住宅は、請求項23記載の住宅におい て、前記2つの居室は、前記中層階部分からの階段を上がったホールに対して開 閉する扉を介してつながっていることを特徴とする。 請求項24記載の考案によれば、比較的広いスペースを確保できるとともに、 住人どうしの行き来も可能で、居住性に優れている。
【0033】 本考案(請求項25記載の考案)に係る住宅は、請求項1ないし請求項24の いずれか1項に記載の住宅において、前記建物本体は、1階部分、中層階部分、 および2階部分からなる2階建て住宅であることを特徴とする。 とも一方には、出窓が形成されていることを特徴とする。 請求項25記載の考案によれば、住宅を構成する各部での効率のよい配置が可 能であり、全体の使い勝手がよくなり、各居室の居住性も向上させることができ る。
【0034】
【考案の実施の形態】
図1ないし図4は本考案に係る住宅の第1実施の形態を示す。これらの図にお いて、全体を符号1で示す一戸建ての住宅は、間口が約9.1メートル、奥行き が約6.9メートルの全体が平面視矩形状を呈する建物本体2をも、1階と2階 との間に中層階を有する2階建ての住宅である。ここで、中層階とは、2階建て の住宅1において、1階部分や2階部分に形成される室等における天井高さの高 低差等を利用して1階と2階との間に形成される部分を言う。
【0035】 この住宅1において、たとえば図1において図中下側を南向きとすると、1階 部分10の東側の一辺に沿って、リビングルーム11が配設されている。このリ ビングルーム11の西側、すなわち該建物本体2の長辺方向の隣接する位置に、 和室等の居室12が配設され、該リビングルーム11に対して開閉扉12aを介 して連通可能になっている。したがって、該居室12は、訪問者等との接客用の 室として利用できるとともに、必要時にはリビングルーム11と一連の部屋空間 としても利用することができ、多様な使い方が可能である。なお、12bは押入 である。
【0036】 一方、前記建物本体2の中層階部分20であって、前記リビングルーム11に 対応する位置には吹き抜け空間21が設けられるとともに、前記居室12に対応 する部分に、高さが前記居室12よりも低い蔵と呼ばれる収納スペース22が設 けられている。この収納スペース22は、前記1階部分10において、リビング ルーム11の天井高さを高くすること等によって和室等との間で生じる高低差を 利用して中層階部分20に設けられているものである。
【0037】 また、前記建物本体2の1階部分10であって、前記居室12に対して建物本 体2の長辺方向に隣接する角隅部に玄関13が配設されている。この玄関13は 、建物本体2の角隅部よりも奥まった位置に設けられ、その外側に玄関ポーチ1 3aが設けられている。そして、該玄関13は、建物本体2を構成する外壁13 bとこれに対向する壁部13cとによって二方から挟まれた位置に設けられ、ポ ーチとしての体裁のよいものが得られるようになっている。
【0038】 また、前記玄関13の内側部分に、玄関ホール13dが設けられ、該玄関ホー ル13dに隣接する位置に、上階に上るための階段14の登り口が配設されてい る。この階段14は、玄関13に対して建物本体2の短辺方向に隣接する角隅部 に折れ曲がり階段として設けられている。 前記玄関ホール13dは、前記建物本体2の長辺方向に沿って延設されて前記 リビングルーム11に至る廊下15を有し、該廊下15を介して前記階段14の 登り口が連通している。
【0039】 一方、前記建物本体2の1階部分10であって、前記リビングルーム11に対 して建物本体2の短辺方向に沿って隣接する北側には、台所16が配設されてい る。そして、この台所16に対して建物本体2の長辺方向の一辺(北側の一辺) に沿った位置に、洗濯室17、トイレ18等の水廻り設備が隣接して配設されて いる。なお、洗濯室17は、建物本体2の外壁に設けた勝手口17aにより外部 に出入り可能に構成されている。
【0040】 ここで、前記トイレ18は、前記階段14に近接する位置に配設され、該階段 14の登り口、前記廊下15を介して玄関ホール13dから出入り可能に構成さ れている。 また、前記リビングルーム11に隣接する居室12は、和室として構成されて いる。そして、この居室12は、開閉自在な扉12cによって廊下15にも連通 可能に構成されている。
【0041】 前記建物本体2の中層階部分20であって、前記階段14を上がったホール1 4aは、前記建物本体2の長辺方向に沿って配設した吹き抜き空間21、収納ス ペース22と隣接する位置に、前記階段14を上がったホール14aに扉23a を介してつながる洋間等の居室23が配設されている。また、この階段ホール1 4aは、前記収納スペース22へに入り口22aがつながっている。
【0042】 さらに、この建物本体2の中層階部分20に設けた収納スペース22の入り口 22aに近接する位置には、2階への階段24が配設されている。この2階への 階段24は、直階段である。
【0043】 一方、建物本体2の前記階段14を上った中層階部分20には、浴室25、洗 面室26、トイレ27等の水廻り設備が1階側に重なり合う部分に位置して配設 されている。すなわち、これらの浴室25、洗面室26、トイレ27等の水廻り 設備は、建物本体2の長辺方向の一辺(北側の一辺)に沿った位置に並設されて いる。
【0044】 前記建物本体2の2階部分30には、該建物本体2の長辺方向に沿って2つの 洋間による居室31,32が並設されている。これらの居室31,32は、前記 中層階部分20からの階段24を上がったホール24aに対して開閉する扉31 a,32aを介してつながっている。これらの居室31,32は、それぞれ出窓 31b,32bが形成され、居室内での居住性を高めるとともに、住居の外観上 でのアクセントとなるように構成されている。
【0045】 このような構成によれば、天井が高く、スペースも広いリビングルーム11や これに選択的に連通させ得る居室12によって、多様化された使い勝手のよい住 宅1を得られる。しかも、1階部分10での天井高さの違いを利用して蔵と呼ば れる収納スペース22を中層階部分20に設け、その有効利用を図れるとともに 、各部の効率のよい配置を得て、居住性に優れ、使い勝手のよい住宅1を得るこ とができるのである。
【0046】 図5ないし図8は本考案に係る住宅の第2実施の形態を示す。これらの図にお いて、全体を符号1で示す一戸建ての住宅は、間口が約9.1メートル、奥行き が約7.3メートルの全体が平面視矩形状を呈する建物本体2をもち、1階と2 階との間に中層階を有する2階建ての住宅であって、前記のものよりも大きい住 宅である。
【0047】 ここで、その主な相違点は、奥行きが大きくなって、各室、たとえばリビング ルーム11、居室12、蔵22、居室23、居室31、32等の面積が広くなっ ていることであり、それ以外の配置はほぼ同等であって、ここでの具体的な説明 は省略する。勿論、このような構成によっても、前述した実施の形態とほぼ同等 の作用効果が得られることは言うまでもない。
【0048】 図9ないし図12は本考案に係る住宅の第3実施の形態を示す。これらの図に おいて、全体を符号1で示す一戸建ての住宅は、間口が約10.1メートル、奥 行きが約7.3メートルの全体が平面視矩形状を呈する建物本体2をもち、1階 と2階との間に中層階を有する2階建ての住宅であって、前記のものよりも大き い住宅である。
【0049】 ここでの主な相違点も、上述した第2実施の形態と同様に大きさが全体にわた って大きくなっているところであり、これ以上の説明は省略する。 勿論、このような構成によっても、前述した実施の形態とほぼ同等の作用効果 が得られることは言うまでもない。
【0050】 図13ないし図16は本考案に係る住宅の第4実施の形態を示す。これらの図 において、全体を符号1で示す一戸建ての住宅は、間口が約10.1メートル、 奥行きが約8.2メートルの全体が平面視矩形状を呈する建物本体2をもち、1 階と2階との間に中層階を有する2階建ての住宅であって、前記のものよりも大 きい住宅である。
【0051】 ここでの主な相違点は、上述した各実施の形態で示したものよりも全体が大型 に形成されていることである。 また、この実施の形態では、前記リビングルーム11に隣接している和室等の 居室12が、玄関ホール13dに扉50を介して開閉可能に構成されていること である。このようにすれば、居室12を用途に応じて独立した部屋、たとえば訪 問者等の応接室として利用することが、より一層効果的に行えるようになる。し たがって、全体として見れば、使い勝手がよくなり、居住性も向上する。 特に、この実施の形態では、居室を始め、他の構成部品も大型に構成できるか ら、ゆとりをもった配置が可能で、実用面で優れている。
【0052】 なお、本考案は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、住居内の 各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。また、各ス ペースの利用用途としても、適宜の変形例が考えられる。
【0053】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る住宅によれば、建物本体の各階におけるほぼ 同一部分に、住宅の水廻り設備を集約させて配設しているから、その使い勝手が よくなり、居住性が向上するとともに、該設備の配管工事やメンテナンスが容易 に行える。
【0054】 また、本考案によれば、各階部分を効率よく構成した住宅を得ることができ、 しかも共有スペースを住人の使い勝手を考慮して配設できるとともに、住人の専 用スペースの独立性も得られ、さらに適度のコミニュケーションも得られる住宅 を得ることができる。
【0055】 そして、本考案によれば、快適な居住性が得られ、多様な住み方、使い方が可 能で、また使い勝手もよい住宅を得ることができる。また、1階と2階との間の 中層階部分に、1階部分、2階部分の天井高さの高低差等を利用して蔵と呼ばれ る収納スペースを設けているから、収納効率の面でも優れ、居住性がより一層向 上するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る住宅の第1実施の形態を示し、
住宅の1階の平面図である。
【図2】 同じく住宅の中層階の平面図である。
【図3】 同じく住宅の2階の平面図である。
【図4】 (a),(b)は住宅の外観を示す正面図お
よび側面図である。
【図5】 本考案に係る住宅の第2実施の形態を示し、
住宅の1階の平面図である。
【図6】 同じく住宅の中層階の平面図である。
【図7】 同じく住宅の2階の平面図である。
【図8】 (a),(b)は住宅の外観を示す正面図お
よび側面図である。
【図9】 本考案に係る住宅の第3実施の形態を示し、
住宅の1階の平面図である。
【図10】 同じく住宅の中層階の平面図である。
【図11】 同じく住宅の2階の平面図である。
【図12】 (a),(b)は住宅の外観を示す正面図
および側面図である。
【図13】 本考案に係る住宅の第4実施の形態を示
し、住宅の1階の平面図である。
【図14】 同じく住宅の中層階の平面図である。
【図15】 同じく住宅の2階の平面図である。
【図16】 (a),(b)は住宅の外観を示す正面図
および側面図である。
【符号の説明】
1…一戸建ての住宅、2…建物本体、10…1階部分、
11…リビングルーム、12…和室となる居室、13…
玄関、13d…玄関ホール、14…階段、15…廊下、
16…台所、17…洗濯室、17a…勝手口、18…ト
イレ、20…中層階部分、21…吹き抜け空間、22…
蔵と呼ばれる収納スペース、23…居室、24…階段、
25…浴室、26…洗面室、27…トイレ、30…2階
部分、31…居室、32…居室、31b、32b…出
窓。

Claims (25)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階を有する一戸建ての住宅におい
    て、 前記住宅は、平面視矩形状を呈する建物本体からなり、 該建物本体の各階における長辺方向の一辺に沿った部分
    には、浴室、トイレ、台所等の水廻り設備が集約して配
    設されていることを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、台所とトイレが並設さ
    れ、 中層階部分には、トイレ、浴室が並設されていることを
    特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、台所、トイレに加えて洗
    濯室が並設されていることを特徴とする住宅。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の住宅において、 前記洗濯室には、前記建物本体の外部と出入りするため
    の勝手口が設けられていることを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 請求項2、請求項3または請求項4記載
    の住宅において、 前記建物本体の中層階部分には、トイレ、浴室に加えて
    洗面室が並設されていることを特徴とする住宅。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の住宅において、 前記建物本体の上下階には、それぞれの角隅部から長辺
    方向に沿って、前記水廻り設備を構成するいくつかの室
    が並べて配設されていることをしたことを特徴とする住
    宅。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分には、該建物本体の短辺方向の
    角隅部から長辺方向に沿って、台所、洗濯室、トイレが
    並べて配設され、 前記建物本体の中層階部分には、上記1階部分の水廻り
    設備と平行するように該建物本体の角隅部から長辺方向
    に沿って、浴室、洗面室、トイレが並べて配設されてい
    ることを特徴とする住宅。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    記載の住宅において、 前記建物本体の上下階であって、前記水廻り設備を配設
    した長辺方向の一方の角隅部には、上下階を接続する階
    段が設けられていることを特徴とする住宅。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の住宅において、 前記階段は、折れ曲がり階段であることを特徴とする住
    宅。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし請求項7のいずれか1
    項に記載の住宅において、 前記下階側のトイレと上階側のトイレとは、面方向にお
    いてほぼ近接する位置に配設されていることを特徴とす
    る住宅。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1項に記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分であって、前記台所と短辺方向
    において隣接する位置に、リビングルームが配設され、 該建物本体の長辺方向においてこのリビングルームの一
    側に隣接する位置に、居室が配設され、 前記建物本体の中層階部分であって、前記リビングルー
    ムに対応する位置に吹き抜け空間が設けられるととも
    に、 前記居室に対応する部分に、高さが前記居室よりも低い
    収納スペースが設けられていることを特徴とする住宅。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の住宅において、 前記建物本体の1階部分であって、前記居室に対して建
    物本体の長辺方向に隣接する角隅部に玄関が配設されて
    いることを特徴とする住宅。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の住宅において、 前記玄関の内側部分に玄関ホールが設けられ、 該玄関ホールに隣接する位置に、上階に上るための階段
    の登り口が配設されていることを特徴とする住宅。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の住宅において、 前記玄関ホールは、前記建物本体の長辺方向に沿って延
    設されて前記リビングルームに至る廊下を有し、 該廊下を介して前記階段の登り口が連通していることを
    特徴とする住宅。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の住
    宅において、 前記建物本体の1階部分であって、前記トイレは該階段
    の登り口を介して前記廊下に連通していることを特徴と
    する住居。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の住宅において、 前記台所は、開口を介して前記リビングルームに連通し
    ていることを特徴とする住宅。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の住宅において、 前記リビングルームに隣接する居室は、和室とされ、開
    閉自在な扉によってリビングルームと連通可能に構成さ
    れていることを特徴とする住宅。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の住宅において、 前記リビングルームに隣接する居室は、前記廊下に扉を
    介して連通可能に構成されていることを特徴とする住
    宅。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし請求項18のいずれ
    か1項に記載の住宅において、 前記建物本体の中層階部分であって、前記階段を上がっ
    たホールは、前記建物本体の長辺方向に沿って配設した
    吹き抜き空間、収納スペースと隣接する位置には、前記
    階段を上がったホールに扉を介してつながる居室が配設
    されていることを特徴とする住宅。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の住宅において、 前記階段を上がったホールは、前記建物本体の中層階部
    分に設けた収納スペースへに入り口がつながっているこ
    とを特徴とする住宅。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の住宅において、 前記建物本体の中層階部分に設けた収納スペースの入り
    口に近接する位置には、2階への階段が配設されている
    ことを特徴とする住宅。
  22. 【請求項22】 請求項19ないし請求項21のいずれ
    か1項に記載の住宅において、 前記建物本体の前記階段を上がった中層階部分のホール
    は、廊下を介してトイレ、浴室につながる洗面室につな
    がることを特徴とする住宅。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし請求項22のいずれか
    1項に記載の住宅において、 前記建物本体の2階部分には、該建物本体の長辺方向に
    沿って2つの居室が並設されていることを特徴とする住
    宅。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の住宅において、 前記2つの居室は、前記中層階部分からの階段を上がっ
    たホールに対して開閉する扉を介してつながっているこ
    とを特徴とする住宅。
  25. 【請求項25】 請求項1ないし請求項24のいずれか
    1項に記載の住宅において、 前記建物本体は、1階部分、中層階部分、および2階部
    分からなる2階建て住宅であることを特徴とする住宅。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810029A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Morito Kk 背負い鞄用止め具

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