JPH11336346A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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Publication number
JPH11336346A
JPH11336346A JP14453798A JP14453798A JPH11336346A JP H11336346 A JPH11336346 A JP H11336346A JP 14453798 A JP14453798 A JP 14453798A JP 14453798 A JP14453798 A JP 14453798A JP H11336346 A JPH11336346 A JP H11336346A
Authority
JP
Japan
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elevator
floor
stairs
hall
house
Prior art date
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Pending
Application number
JP14453798A
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English (en)
Inventor
Jun Nakatani
純 中谷
Mikio Monya
幹男 紋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータを階段の位置を考慮して設置する
ことで、エレベータと階段を効率的に使用することがで
きる住宅を提供すること。 【解決手段】 上階(2階)と下階(1階)との間に階段1
4を設けるとともに、上階(2階)と下階(1階)との間を
昇降するエレベータ15を設け、上下階のうちの少なく
とも一方の階(1階)におけるエレベータ15のエレベー
タホール15aと、前記階段14の階段ホール14aと
を隣接配置することで、住人がエレベータホール15a
に来たときに、エレベータ15が使用中であれば、すぐ
に階段ホール14aに移動して階段14によって2階に
行くことができ、一方、エレベータ15が未使用であれ
ば、すぐにエレベータ15によって2階に行くことがで
きるので、エレベータホールと階段ホールとが離間して
いる場合に比して、住人がエレベータ15と階段14と
を効率的に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータを備え
た住宅に関するものである。
【0002】
【背景の技術】周知のように、マンション等の集合住宅
においては、階段の他にエレベータが設置されており、
1階より上階の住戸には、主にエレベータによって行き
来するようになっている。ところで、近年2階建て以上
の戸建て住宅においても、特に高齢者や身障者等のため
にエレベータを設置する場合が次第に多くなってきてい
る。このように戸建ての住宅にエレベータを設置する場
合において、エレベータの設置位置は、住宅の居室等の
間取りの他に、住宅内に設けられた階段の位置を考慮し
て決定する必要がある。
【0003】そこで、本出願人は、予め日本特許情報機
構(JAPIO)のパトリスにて検索キーE04H01/04
*エレベータ にて先行技術を調査し、特許出願66
件、実用新案登録出願10件の調査結果を得た。そし
て、本出願人は前記調査結果を踏まえ、先行技術につい
て鋭意検討した結果、関連技術として次の4件を抽出し
た。第1の特開平7−247703号公報には、マンシ
ョン等の集合住宅において、1階から頂上階の間を昇降
するエレベータが設けられ、このエレベータの出入口の
前方に階段が設けられた技術が記載されている。第2の
実開昭57−198202号公報には、建物の側方に、
該建物の1階と頂上階との間を昇降するエレベータが設
けられ、このエレベータの出入口の脇に階段が設けられ
た技術が記載されている。第3の実開昭63−1197
57号公報には、建造物の一面にエレベータを設置し、
このエレベータの側方に階段が設けられた技術が記載さ
れている。第4の実開平7−19513号公報には、集
合住宅においてエレベータと階段とが隣接配置された技
術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記4
件の技術はいずれも、集合住宅の各住戸外における廊下
やホール等の共用スペースに、エレベータと階段を設け
た技術であり、戸建ての住宅内にエレベータと階段を設
けた技術ではない。このように、上記先行技術調査で
は、戸建ての住宅内に、階段の位置を考慮して、エレベ
ータを設置する技術については、発見できなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、エレベータを階段の位置を考慮して設置すること
で、エレベータと階段を効率的に使用することができる
住宅を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の住宅は、例えば図1および図2
に示すように、2階建て以上の住宅において、上階(2
階)と下階(1階)との間に階段14を設けるとともに、
上階(2階)と下階(1階)との間を昇降するエレベータ1
5を設け、上下階のうちの少なくとも一方の階(1階)に
おけるエレベータ15の出入口と、階段14の上り口と
が隣接配置され、かつ、エレベータ15のエレベータホ
ール15aと、前記階段14の階段ホール14aとを隣
接配置したものである。前記エレベータ15および階段
14の前に廊下11が配置されている場合、エレベータ
前の廊下11の一部をエレベータホール15aとし、階
段前の廊下11の一部を階段ホール14aとする。
【0007】請求項1の住宅においては、上下階のうち
の少なくとも一方の階(1階)におけるエレベータホール
15aと階段ホール14aとを隣接配置したので、住人
が上階(2階)と下階(1階)との間を行き来する際におい
て、1階の居間2等からエレベータホール15aに来た
ときに、エレベータ15が使用中であれば、すぐに階段
ホール14aに移動して階段14によって上階(2階)と
下階(1階)との間を行き来でき、一方、エレベータ15
が未使用であれば、すぐにエレベータ15によって上階
(2階)と下階(1階)との間を行き来できるので、エレベ
ータホールと階段ホールとが離間している場合に比し
て、住人がエレベータ15と階段14とを効率的に使用
することが可能となる。
【0008】また、下階(1階)において、エレベータホ
ール15aと階段ホール14aとを隣接配置した場合、
多量の荷物あるいは大きな荷物を下階(1階)から上階
(2階)に荷揚げする際に、エレベータ15にエレベー
タホール15aから荷物を積み込んで、すぐに住人だけ
が階段ホール14aに移動して階段14を昇降すること
ができるので、荷物の荷揚げの際に便利である。
【0009】請求項2の住宅は、2階建て以上の住宅に
おいて、上階と下階との間に階段を設けるとともに、上
階と下階との間を昇降するエレベータを設け、上下階の
うちの少なくとも一方の階におけるエレベータの出入口
と、階段の上り口または下り口とを対向配置し、これら
の間にエレベータ兼階段用のホールを配置したものであ
る。例えば図4および図5に示すように、上階(2階)
と下階(1階)との間に階段61を設けるとともに、上階
(2階)と下階(1階)との間を昇降するエレベータ62を
設け、1階におけるエレベータ62の出入口62aと、
階段61の上り口61aとを対向配置し、これらの間に
エレベータ兼階段用のホール63aを配置するととも
に、2階におけるエレベータ62の出入口62bと階段
61の下り口61bとを対向配置し、これらの間にエレ
ベータ兼階段用のホール63bを配置したものである。
前記エレベータの出入口と、階段の上り口または下り口
との間を、廊下が横切っている場合、エレベータの出入
口および階段の上り口または下り口との間の、廊下の一
部をエレベータ兼階段用のホールとする。
【0010】請求項2の住宅においては、上下階のうち
の少なくとも一方の階、例えば1階と2階の両方の階に
おけるエレベータ62の出入口62a,62bと、階段
61の上り口61aまたは下り口61bとを対向配置
し、これらの間にエレベータ兼階段用のホール63a,
63bを配置したので、住人が上階(2階)と下階(1階)
との間を行き来する際において、居室等からエレベータ
兼階段用のホール63a,63bに来たときに、エレベ
ータ62が使用中であれば、すぐに階段61によって上
階(2階)と下階(1階)との間を行き来でき、一方、エレ
ベータ62が未使用であれば、すぐにエレベータ62に
よって上階(2階)と下階(1階)との間を行き来できるの
で、エレベータホールと階段ホールとが離間している場
合に比して、住人がエレベータ62と階段61とを効率
的に使用することが可能となる。
【0011】また、多量の荷物あるいは大きな荷物を上
階と下階との間で荷揚げ、荷降ろしする場合に、エレベ
ータ62にエレベータ兼階段用のホール63a,63b
から荷物を積み込んで、すぐに住人だけが階段61を昇
降することができるので、荷物の荷揚げ、荷降ろしを容
易に行うことができる。
【0012】請求項3の住宅は、例えば図4および図5
に示すように、請求項1または2において、前記階段6
1を回り階段としたものである。
【0013】請求項3の住宅においては、請求項1また
は2と同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、前記
階段を回り階段としたので、平面視において、エレベー
タホールと階段ホールとを、上下階において隣接配置す
ることが可能となり、また、上下階において、エレベー
タ62の出入口62a,62bと、階段61の上り口6
1aまたは下り口61bとを対向配置することが可能と
なり、よって、エレベータ62が使用中でもすぐに階段
61を使用することができる。
【0014】請求項4の住宅は、例えば図1および図2
に示すように、請求項1または2において、前記階段1
4を直階段としたものである。
【0015】請求項4の住宅においては、請求項1また
は2と同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、前記
階段14を直階段としたので、平面視において、上階
(2階)の階段ホール14bと下階(1階)の階段ホール1
4aとが異なる位置に配置されることになる。したがっ
て、上階と下階のうちの一方の階(1階)において、エレ
ベータホール15aと階段ホール14aとが隣接配置さ
れている場合、他方の階(2階)においては、エレベータ
ホール15bとは離れた位置に階段ホール14bが位置
することになり、また、上階と下階のうち一方の階にお
いて、エレベータの出入口と、階段の上り口または下り
口とが対向配置されている場合、他方の階においては、
エレベータの出入口とは離れた位置に階段の上り口また
は下り口が位置することになる。よって、他方の階(2
階)においては、エレベータ15と階段14のうち、住
人は自分から近い位置にあるものを選択して使用するこ
とが可能となる。
【0016】請求項5の住宅は、例えば図1および図
2、図4〜図6に示すように、請求項1〜4のいずれか
において、平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エ
レベータ15(62)と階段14(61)とを配置したもの
である。
【0017】請求項5の住宅においては、請求項1〜4
のいずれかと同様の作用効果が得られるのは勿論のこ
と、平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エレベー
タ15と階段14とを配置したので、住宅内の各場所か
らエレベータ15と階段14に行き来し易くなり、住人
がより効率的にエレベータ15と階段14を使用するこ
とが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の住
宅の実施の形態例について説明する。図1は、本実施の
形態の第1例の住宅の1階の平面図である。この図にお
いて、符号1は玄関ホールを示す。この玄関ホール1の
西側には居間2が配設されており、この居間2の西側に
は簡易書斎3が配設されている。この簡易書斎3の床面
は居間2の床面より一段高く形成されており、該簡易書
斎3と居間2とは腰壁4によって区切られている。
【0019】前記居間2の北側には食堂5が配設されて
いる。この食堂5の床面は居間2の床面より1段高く、
かつ、前記簡易書斎3の床面と同高さに形成されてい
る。なお、この簡易書斎3には、食堂5側から通路3a
を通って出入り可能であり、また居間2側から段部2a
を通って出入り可能となっている。また、前記食堂5の
北側には、台所6が配設されており、この台所6と前記
簡易書斎3との間には、テラス7が配設されている。こ
のテラス7は、住宅の西側の外壁から内側に窪んだ位置
に配設されており、前記食堂5から出入りできるように
なっている。
【0020】また、前記玄関ホール1の北側には、該玄
関ホール1から1段上がった位置において、2本の廊下
10,11が配設されている。前記廊下10は、玄関ホ
ール1から北側に向けて延在するもので、その突き当た
りで東側に折曲されている。また、該廊下10の北側に
はトイレ12が配設されており、東側には階段13,1
4が配設されている。前記階段13は1階と地階との間
を行き来するための直階段であり、階段14は1階と2
階との間を行き来するため直階段である。
【0021】前記階段14の東側には、エレベータ15
が該階段14に隣接配置されており、これらエレベータ
15と階段14は、平面視において住宅のほぼ中央部に
配置されている。エレベータ15は、住宅の地階から2
階までを昇降するものであり、1階においては、該エレ
ベータ15の扉の前にエレベータホール15aが配設さ
れている。また、このエレベータホール15aと、前記
階段14の階段ホール14aとは隣接配置されている。
これらエレベータホール15aと階段ホール14aと
は、前記廊下11の一部を構成しており、該廊下11は
前記玄関ホール1から東側に向けて延在されている。
【0022】また、前記廊下11の突き当たりの裏側に
は壁を介して和室16が配設されている。この和室16
は主に来客用として使用される客室であり、該和室16
を形成する西側の壁には、該和室16に出入りするため
の出入口17が形成されるとともに、該出入口17を開
閉する引戸17aが設けられている。前記和室16の西
側には、前記出入口17に臨んで前室18が配設されて
いる。該前室18は、和室16より小さい、約1.5〜
2帖程度の広さの部屋であり、該前室18を形成する南
側の壁には、該前室18に出入りするための前室出入口
19が前記廊下11の端部に臨んで形成されている。
【0023】さらに、前記和室16の北側には、茶室2
0が該和室16と連続して配置されており、該和室16
と茶室20との境界部は、引き違い式の襖21によって
開閉されるようになっている。なお、前記和室16と茶
室20との東側には、広縁22が配設されており、この
広縁22を通っても和室16と茶室20との間を行き来
できるようになっている。また、前記茶室20の西側に
は水屋23が配設されており、該水屋23からは畳敷き
の小室24を通って茶室20に出入りできるようになっ
ており、該茶室20には前記廊下10から出入りできる
ようになっている。
【0024】図2は、本例の住宅の2階の平面図であ
る。この図において、1階と2階との間を行き来する前
記階段14の西側には、廊下25が南北に延在するよう
にして配設されており、この廊下25の両端部には、そ
こからそれぞれ東側に延在する廊下25a,25bが配
設され、これら廊下25a,25bから子供部屋26に
出入りできるようになっている。前記廊下25aの東側
の端部は、前記エレベータ15の2階におけるエレベー
タホール15bとされ、一方、前記廊下25bの西側の
端部は、前記階段14の2階における階段ホール14b
とされている。このように住宅の2階においては、エレ
ベータホール15bと階段ホール14bとが離間して配
置されている。
【0025】また、前記廊下25の南側にはテラス27
が配設されており、このテラス27の西側には寝室28
が配設されている。この寝室28は夫婦の寝室であり、
該寝室28を形成する北側には、前室30が出入口29
に臨んで配設されている。この前室30は、寝室28よ
り小さい、約2帖程度の広さの部屋であり、該前室30
を形成する東側の壁には、該前室30に出入りするため
の前室出入口31が形成されるとともに、該前室出入口
31を開閉するドア32が設けられている。
【0026】また、前記寝室28の北側には、脱衣室3
4と浴室35とが東西に隣接して配設されており、これ
ら脱衣室34と浴室35の北側には洗面室36が配設さ
れている。前記洗面室36には、前記前室30から出入
りできるようになっており、さらに、脱衣室34には該
洗面室36から出入りできるようになっている。また、
前記洗面室36の東側にはトイレ37が配設され、北側
にはウォークインクローゼット38が配設され、それぞ
れ洗面室36から出入りできるようになっている。そし
て、前記寝室28、前室30、脱衣室34、浴室35、
トイレ37、ウォークインクローゼット38は、全て親
世帯専用の部屋とされ、前記子供部屋26とは廊下25
を挟んで完全に分離され、該親世帯専用の部屋には、前
記ドア32からのみ前室30を通って出入りできるよう
になっている。なお、前記ウォークインクローゼット3
8の東側には、洗面室、トイレ、浴室等が一体となって
構成されたユニット式の衛生室39が配設されており、
該衛生室39には前記廊下25から出入りできるように
なっており、該衛生室39は主に子供が使用するように
なっている。
【0027】図3は、本例の住宅の地階の平面図であ
る。この図において、1階と地階との間を行き来する前
記階段13の西側には、事務所等として使用される広間
40が配設されており、東側には前記エレベータ15を
挟んで化粧室41が配設されている。なお、前記エレベ
ータ15の北側にはトイレ42が配設されている。ま
た、前記広間40の南側には、視聴室等として使用され
る広間43が前記広間40より床面を一段低くして配設
されており、この広間43の東側には、地下に形成され
た庭部44が配設されている。この庭部44の一部の上
方は、吹き抜け45とされており、この吹き抜け45は
2階まで連通し、前記2階のテラス7の東側において上
方に開放されている。
【0028】また、地階におけるエレベータホール15
cと、前記階段13の地階における階段ホール13aと
は隣接配置されており、前記エレベータホール15cの
南側から前記広間43に出入りするようになっている。
また、前記階段13は直階段であるので、図1に示すよ
うに、該階段13の1階における階段ホール13bと、
1階における前記エレベータホール15aとは離間して
配置されている。
【0029】そして、上記構成の住宅において、住人が
1階から2階に行く際において、該住人が例えば1階の
居間2から食堂5の端を通って、エレベータホール15
aに来たときに、エレベータ15が使用中であれば、す
ぐに階段ホール14aに移動して階段14によって2階
に行くことができ、一方、エレベータ15が未使用であ
れば、すぐにエレベータ15によって2階に行くことが
できるので、エレベータホールと階段ホールとが離間し
ている場合に比して、住人がエレベータ15と階段14
とを効率的に使用することができる。
【0030】また、2階においては、エレベータホール
15bと階段ホール14bが離間しているので、住人が
2階から1階に行く際において、住人はエレベータ15
と階段14のうち、自分から近い位置にあるものを選択
して使用することができる。例えば、寝室28から1階
に行く場合には、エレベータホール15bに行って、エ
レベータ15を使用することで、最短の動線で1階に行
くことができる。
【0031】同様に、住人が地階から1階に行く際にお
いても、エレベータ15が使用中であれば、すぐに階段
ホール13aに移動して階段13によって1階に行くこ
とができ、一方、エレベータ15が未使用であれば、す
ぐにエレベータ15によって1階に行くことができるの
で、エレベータホールと階段ホールとが離間している場
合に比して、住人がエレベータ15と階段13とを効率
的に使用することができる。また、1階においては、エ
レベータホール15aと階段ホール13bが離間してい
るので、住人が1階から地階に行く際において、住人は
エレベータ15と階段14のうち、自分から近い位置に
あるものを選択して使用することができる。例えば、居
間2から地階に行く場合には、エレベータホール15a
に行って、エレベータ15を使用することで、最短の動
線で地階に行くことができる。
【0032】さらに、多量の荷物あるいは大きな荷物を
1階から2階に荷揚げする場合に、エレベータ5にエレ
ベータホール15aから荷物を積み込んで、すぐに住人
だけが階段ホール14aに移動して階段14を上って2
階に行くことができるので、荷物の荷揚げを容易に行う
ことができる。同様にして、地階から1階への荷揚げも
容易に行うことができる。また、1階と2階において
は、平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エレベー
タ15と階段14とを配置したので、住宅内の各場所か
らエレベータ15と階段14に行き来し易くなり、住人
がより効率的にエレベータ15と階段14とを使用する
ことができる。
【0033】なお、上記の例では、階段13,14を直
階段としたが、回り階段としてもよい。この場合、地
階、1階、3階の全ての階において、階段ホールとエレ
ベータホールとを隣接配置することができる。また、階
段13と14のうちの一方を直階段とし、他方を回り階
段としてもよい。
【0034】図4は、本実施の形態の第2例の住宅の1
階の平面図である。この住宅の1階は夫婦両方の親世帯
用のもので、該1階の間取りは、東西に対称なものとな
っている。すなわち、玄関51,51はそれを仕切る壁
52に対して対称に配設されており、該玄関51,51
の玄関ホール51a,51aからは、北側に延在する廊
下53,53が平行離間して配設されており、該廊下5
3,53の突き当たりには、洗面室54,54が配設され
ている。該洗面室54,54の間には浴室55が配設さ
れており、両方の洗面室54,54から出入りできるよ
うになっている。
【0035】前記玄関ホール51a,51aの東西側に
は、居間兼食堂56,56が配設されており、該居間兼
食堂56,56の北側には台所57,57が配設され、さ
らに、台所57,57の北側には寝室58,58が配設さ
れている。該寝室58,58の北側にはトイレ59,59
と納戸60,60が配設されている。そして、前記寝室
58からは直接トイレ59に出入りできるようになって
おり、このトイレ59から洗面室54に出入りできるよ
うになっている。なお、この洗面室54には前記廊下5
3からも出入りできるようになっている。
【0036】前記廊下53,53との間には、1階の平
面視における中央部において階段61が配設されてい
る。この階段61は1階と2階との間を行き来するため
のもので、回り階段となっている。また、前記階段61
の北側には、エレベータ62が配設されており、このエ
レベータ62の出入口62aと、前記階段61の上り口
61aとは対向配置されている。これらエレベータ62
の出入口62aと、階段61の上り口61aとの間に
は、エレベータ兼階段用のホール63aが配置されてお
り、該ホール63aと前記廊下53,53とは行き来で
きるようになっている。
【0037】図5は、本例の住宅の2階の平面図であ
る。この2階は夫婦とその子供の世帯用のもので、1階
と2階との間を行き来するための前記階段61の西側に
は、2階用の玄関64が配設されている。この玄関64
には、住宅の外側に設けられた外階段65から玄関ポー
チ65aを通って出入りできるようになっている。前記
玄関64の南側には和室66が配設されており、この和
室66の東側には居間兼食堂67が配設されている。そ
して、これら和室66と居間兼食堂67には、玄関ホー
ル64aから出入りできるようになっている。また、前
記居間兼食堂67の北側には、台所68が配設されてお
り、この台所68の北側には、ユーティリティ69とパ
ントリー兼納戸70が配設されている。
【0038】前記玄関63の北側には、子供のホビール
ーム等として使用される部屋71が配設されており、該
部屋71には納戸72が配設されている。この納戸72
の東側には、前記エレベータ62が配設されており、こ
のエレベータ62の出入口62bと、前記階段61の下
り口61bとは対向配置されている。これらエレベータ
62の出入口62bと、階段61の下り口61bとの間
には、エレベータ兼階段用のホール63bが配置されて
おり、該ホール63bと前記玄関ホール64aとは行き
来できるようになっている。また、前記ホール63bの
東側には、南北方向に延在する廊下73が配設されてお
り、この廊下73の南側の端部から前記居間兼食堂67
に出入りできるようになっている。また、該廊下73の
北側の端部には、トイレ74が配設されており、このト
イレ74の西側に洗面所75、この洗面所75の西側に
浴室76が配設されている。
【0039】また、前記エレベータ62の出入口62b
に対向して、階段78の上り口78aが配置されてい
る。この階段78は2階と3階との間を行き来するため
のもので、回り階段となっている。図6は本例の住宅の
3階の平面図である。この3階も2階と同様に夫婦とそ
の子供の世帯用のもので、2階と3階との間を行き来す
るための前記階段78の東側には廊下79を挟んで子供
部屋80,81が配設されており、該子供部屋81の南
側にはルーフバルコニー82が配設されている。
【0040】また、前記階段78の西側には夫婦の寝室
83が配設されており、この寝室83には、パウダーコ
ーナ83a、ウォークインクローゼット83bが配設さ
れている。前記パウダーコーナ83aの南側にはルーフ
バルコニー84が配設されており、このルーフバルコニ
ー84と前記ルーフバルコニー82の上方は、住宅の屋
根85の軒先部がかかっており、この軒先部には開口部
85a,85aが形成されている。さらに、ルーフバル
コニー84,85との間は、2階の居間兼食堂67の居
間部の吹き抜け86となっており、この吹き抜け86に
は前記屋根85の軒先部に形成された天窓85b,85
bから採光できるようになっている。
【0041】また、前記寝室83と子供部屋80との間
には、それぞれトイレ87、物入れ88を挟んで前記エ
レベータ62が配設されており、このエレベータ62の
出入口62cと、前記階段78の下り口78bとは対向
配置されている。これらエレベータ62の出入口62c
と、階段78の下り口78bとの間には、エレベータ兼
階段用のホール63cが配置されており、該ホール63
cと前記廊下79とは行き来できるようになっている。
また、このホール63cには、西側に延在する廊下90
が接続されており、この廊下90の端部から前記寝室8
3に出入りできるようになっている。
【0042】そして、上記構成の住宅において、住人が
1階と2階との間を行き来する際において、居間56、
居間兼食堂67等からエレベータ兼階段用のホール63
a,63bに来たときに、エレベータ62が使用中であ
れば、すぐに階段61によって1階と2階との間を行き
来でき、一方、エレベータ62が未使用であれば、すぐ
にエレベータ62によって1階と2階との間を行き来で
きるので、エレベータホールと階段ホールとが離間して
いる場合に比して、住人がエレベータ62と階段61と
を効率的に使用することができる。同様に、住人が2階
と3階との間を行き来する際においても、居間兼食堂6
7、寝室83等からエレベータ兼階段用のホール63
b,63cに来たときに、エレベータ62が使用中であ
れば、すぐに階段78によって2階と3階との間を行き
来でき、一方、エレベータ62が未使用であれば、すぐ
にエレベータ62によって2階と3階との間を行き来で
きるので、エレベータホールと階段ホールとが離間して
いる場合に比して、住人がエレベータ62と階段78と
を効率的に使用することができる。
【0043】また、前記階段61,78が回り階段であ
るので、1階〜3階の全ての階において、エレベータ6
2の出入口62a,62b,62cと、階段61の上り口
61a、階段61の下り口61bと階段78の上り口7
8a、階段78の下り口78bとを対向配置することが
可能となり、よって、エレベータ62が使用中でもすぐ
に階段61,78を使用することができる。さらに、多
量の荷物あるいは大きな荷物を1階〜3階の間で荷揚
げ、荷降ろしする場合に、エレベータ62にエレベータ
兼階段用のホール63a,63b,63cから荷物を積み
込んで、すぐに住人だけが階段61,78を昇降して、
荷物を荷揚げ、荷降ろしする階のエレベータ62の出入
口62a,62b,62cに行くことができるので、荷物
の荷揚げ、荷降ろしを容易に行うことができる。加え
て、また、平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エ
レベータ62と階段61,78とを配置したので、住宅
内の各場所からエレベータ62と階段61,78に行き
来し易くなり、住人がより効率的にエレベータ62と階
段61,78を使用することができる。
【0044】なお、上記の例では、階段61,78を回
り階段としたが、直階段としてもよく、また、階段61
と78のうちの一方を直階段とし、他方を回り階段とし
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の住宅によれば、上下階のうちの少なくとも一方の階に
おけるエレベータホールと階段ホールとを隣接配置した
ので、住人がエレベータホールに来たときに、エレベー
タが使用中であれば、すぐに階段ホールに移動して階段
によって上階と下階との間を行き来でき、一方、エレベ
ータが未使用であれば、すぐにエレベータによって上階
と下階との間を行き来できるので、エレベータホールと
階段ホールとが離間している場合に比して、住人がエレ
ベータと階段とを効率的に使用することができる。
【0046】また、エレベータにエレベータホールから
荷物を積み込んで、すぐに住人だけが階段ホールに移動
して階段を昇降することができるので、荷物の荷揚げ、
荷降ろしを容易に行うことができる。
【0047】請求項2の住宅によれば、上下階のうちの
少なくとも一方の階におけるエレベータの出入口と、階
段の上り口または下り口とを対向配置し、これらの間に
エレベータ兼階段用のホールを配置したので、住人がエ
レベータ兼階段用のホールに来たときに、エレベータが
使用中であれば、すぐに階段によって上階と下階との間
を行き来でき、一方、エレベータが未使用であれば、す
ぐにエレベータによって上階と下階との間を行き来でき
るので、エレベータホールと階段ホールとが離間してい
る場合に比して、住人がエレベータと階段とを効率的に
使用することができる。
【0048】また、エレベータにエレベータ兼階段用の
ホールから荷物を積み込んで、すぐに住人だけが階段を
昇降することができるので、荷物の荷揚げ、荷降ろしを
容易に行うことができる。
【0049】請求項3の住宅によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前
記階段を回り階段としたので、平面視において、上下階
においてエレベータホールと階段ホールとを隣接配置す
ることができ、また、上下階において、エレベータの出
入口と、階段の上り口または下り口とを対向配置するこ
とができるので、エレベータが使用中でもすぐに階段を
使用することができ、上下階の行き来をスムーズに行う
ことができる。
【0050】請求項4の住宅によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前
記階段を直階段としたので、上階と下階のうちの一方の
階において、エレベータホールと階段ホールとが隣接配
置されている場合、他方の階においては、エレベータホ
ールとは離れた位置に階段ホールが位置することにな
り、また、上階と下階のうち一方の階において、エレベ
ータの出入口と、階段の上り口または下り口とが対向配
置されている場合、他方の階においては、エレベータの
出入口とは離れた位置に階段の上り口または下り口が位
置することになる。よって、他方の階においては、エレ
ベータと階段のうち、住人は自分から近い位置にあるも
のを選択して使用することができ、最短の動線で他方の
階から一方の階に行くことができる。
【0051】請求項5の住宅によれば、請求項1〜4の
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エレベー
タと階段とを配置したので、住宅内の各場所からエレベ
ータと階段に行き来し易くなり、住人がより効率的にエ
レベータと階段とを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅の第1例を示すもので、該住宅の
1階の平面図である。
【図2】同、住宅の2階の平面図である。
【図3】同、住宅の地階の平面図である。
【図4】本発明の住宅の第2例を示すもので、該住宅の
1階の平面図である。
【図5】同、住宅の2階の平面図である。
【図6】同、住宅の3階の平面図である。
【符号の説明】
13,14,61,78 階段 15,62 エレベータ 15a,15b,15c エレベータホール 13a,13b,14a,14b 階段ホール 62a,62b,62c エレベータの出入口 61a,78a 階段の上り口 61b,78b 階段の下り口 63a,63b,63c エレベータ兼階段用のホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2階建て以上の住宅において、上階と下
    階との間に階段が設けられるとともに、上階と下階との
    間を昇降するエレベータが設けられ、上下階のうちの少
    なくとも一方の階におけるエレベータの出入口と、階段
    の上り口または下り口とが隣接配置され、かつ、前記エ
    レベータのエレベータホールと、前記階段の階段ホール
    とが隣接配置されていることを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 2階建て以上の住宅において、上階と下
    階との間に階段が設けられるとともに、上階と下階との
    間を昇降するエレベータが設けられ、上下階のうちの少
    なくとも一方の階におけるエレベータの出入口と、階段
    の上り口または下り口とが対向配置され、これらの間に
    エレベータ兼階段用のホールが配置されていることを特
    徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の住宅において、 前記階段が回り階段であることを特徴とする住宅。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の住宅において、 前記階段が直階段であることを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の住宅お
    いて、 平面視において住宅のほぼ中央部に、前記エレベータと
    階段とが配置されていることを特徴とする住宅。
JP14453798A 1998-05-26 1998-05-26 住 宅 Pending JPH11336346A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006299616A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Asahi Kasei Homes Kk 二世帯住宅
JP2011236726A (ja) * 2010-04-16 2011-11-24 Asahi Kasei Homes Co 住宅
JP2012184614A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Asahi Kasei Homes Co 住宅

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