JP6668026B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関する。
従来、半階高さの床である半階床を設け、天井高さが半階高さの収納空間(蔵)として活用する建物が用いられている。
特許文献1に記載の建物では、1階と、2階と、半階床により形成された半階部と、を備えた3層からなる建物である。
具体的には、半階床(中間床部3)の下方に収納空間が設けられ、上方に中間部屋14が設けられている。
特開2012−167506号公報
特許文献1に記載の建物では、半階床の上下に1つずつの空間(収納空間4および中間部屋14)を備えるのみであり、仮にこれ以上の空間を設ける構成とするならば、軒高を含め建物の高さを高くする必要がある。
しかしながら、軒高を高くしてしまうと(具体的には7m以上の軒高)、第1種低層居住専用地域および第2種低層居住専用地域では日影規制の対象となり、軒高の高い建物を建てられない。
このため、第1種低層居住専用地域および第2種低層居住専用地域のように日影規制が課せられる地域においては、実質的に軒高が2階建て建物の軒高(7m)に制限されるため、2階建て(2層レイアウト)、もしくは特許文献1に記載された建物のような半階床を用いた3層レイアウト、もしくは4層レイアウト以上であっても天井高さ(2.1m未満)が十分でなく、居室としての利用が制限される住宅になってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、2階建て建物高さの軒高(7m)に維持し、天井高さが十分(2.1m以上)で居室として利用できる4つの階層を有する建物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図6に示すように、2階建てであり、かつ軒高が7m以下に設定された建物1であって、
下階の一部に設けられるとともに天井高が最低居室天井高である2.1mよりも高く設定された下階通常天井部14,15,16,17,18と、
下階の他の一部に設けられるとともに前記下階通常天井部14,15,16,17,18よりも天井高が高く設定された高天井部11,12,13と、
上階の一部に設けられるとともに前記最低居室天井高よりも高く、かつ、前記高天井部11,12,13よりも低い天井高さに設定された第1及び第2上階通常天井部21,22,23,31,32,34と、
前記下階通常天井部14,15,16,17,18の上方において前記下階通常天井部14,15,16,17,18と前記高天井部11,12,13との境界に沿って設けられるとともに、前記最低居室天井高よりも低い天井高に設定された低天井部24,25,26と、
前記低天井部24,25,26の上方に設けられるとともに前記第2上階通常天井部31,32,34に隣接して空間が連通し、少なくとも一部の天井高が前記最低居室天井高よりも高く設定された最上階部41,42と、を備えており、
前記高天井部11,12,13および前記下階通常天井部14,15,16,17,18の床高さが第1層1Fとされ、前記第1上階通常天井部21,22,23および前記低天井部24,25,26の床高さが第2層2Fとされ、前記第2上階通常天井部31,32,34の床高さが第3層3Fとされ、前記最上階部41,42の床高さが第4層4Fとされ、
前記低天井部24,25,26及び当該低天井部24,25,26の上方に設けられた前記最上階部41,42と、前記第1上階通常天井部21,22,23との間には壁が介在し、前記第1上階通常天井部21,22,23と前記低天井部24,25,26は、前記壁を介して隣接して配置され、前記第1上階通常天井部21,22,23と前記最上階部41,42は、前記壁を介して隣接して配置され、
前記高天井部11,12,13と前記第2上階通常天井部31,32,34は、前記第3層3Fの床を介して上下に隣接し、前記高天井部11,12,13の天井の高さ位置及び前記第3層3Fの床における上面の高さ位置は、前記低天井部24,25,26の天井の高さ位置よりも下方に設定されており、
前記高天井部11,12,13と前記低天井部24,25,26は、水平方向に隣り合い、
前記低天井部24,25,26と前記第2上階通常天井部31,32,34は、水平方向に隣り合っていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、2階建てであり、かつ軒高が7m以下に設定されており、下階の一部に設けられるとともに天井高が最低居室天井高である2.1mよりも高く設定された下階通常天井部14,15,16,17,18と、下階の他の一部に設けられるとともに下階通常天井部14,15,16,17,18よりも天井高が高く設定された高天井部11,12,13と、上階の一部に設けられるとともに最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部11,12,13よりも低い天井高さに設定された第1及び第2上階通常天井部21,22,23,31,32,34と、下階通常天井部14,15,16,17,18の上方において下階通常天井部14,15,16,17,18と高天井部11,12,13との境界に沿って設けられるとともに、最低居室天井高よりも低い天井高に設定された低天井部24,25,26と、低天井部24,25,26の上方に設けられ、少なくとも一部の天井高が前記最低居室天井高よりも高く設定された最上階部41,42と、を備えており、高天井部11,12,13の天井の高さ位置は、低天井部24,25,26の天井の高さ位置よりも下方に設定されているので、上階層において、第1上階通常天井部21,22,23および低天井部24,25,26と、第2上階通常天井部31,32,34と、を異なる階層に分けることができる。
さらに、上階層において、最低居室天井高よりも高く、かつ高天井部11,12,13よりも低い天井高に設定された第2上階通常天井部31,32,34と、最低居室天井高よりも低い低天井部24,25,26とが備えられているので、第2上階通常天井部31,32,34と、最上階部41,42とを異なる階層に分けることができる。
すなわち、最上階部41,42の天井高さ位置を高くせずとも、つまり、建物1の軒高を高くせずに、下階通常天井部14,15,16,17,18および高天井部11,12,13と、低天井部24,25,26と、第1及び第2上階通常天井部21,22,23,31,32,34と、最上階部41,42とをそれぞれ異なる階層に分けることができ、4つの階層の建物1とすることができる。
また、低天井部24,25,26は最低居室天井高よりも低い天井高さに設定されているので、軒高を高くせずとも、低天井部24,25,26の上方に設けられる最上階部41,42の天井高さを確保することができる。
このため、例えば、第1種低層居住専用地域および第2種低層居住専用地域では、軒高が7mを超える場合、日影規制により建物高さに規制がかかるが、請求項1に記載の発明によれば、軒高が7mを超えない高さ建物においても4つの階層のレイアウトで建物1を構築することができる。
以上より、2階建て建物高さの軒高(7m)に維持し、天井高さが十分(2.1m以上)で居室として利用できる4つの階層を有する建物1を提供することができる。
なお、建築基準法において、居室として認められ得る天井高さが最低2.1mであり、この2.1mの天井高さを最低居室天井高とし、この最低居室天井高よりも高い天井高さに下階通常天井部14,15,16,17,18の天井高さが設定されている。
高天井部11,12,13の天井高さは、下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く設定されている。
また、第1及び第2上階通常天井部21,22,23,31,32,34は、最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部11,12,13の天井高さよりも低い天井高さに設定されている。
低天井部24,25,26は、最低居室天井高よりも低く設定されている。
請求項2に記載の発明は、例えば、図6に示すように、請求項1に記載の建物において、建物1の屋根は、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根SRであり、第2上階通常天井部31,32,34および最上階部41,42の上端部は、屋根の小屋裏空間AS側に突出して設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物1の屋根は、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根SRであり、前記第2上階通常天井部31,32,34および前記最上階部41,42の上端部は、前記屋根の小屋裏空間AS側に突出して設けられているので、第2上階通常天井部31,32,34および最上階部41,42の天井高さ位置を軒高よりも高くすることができる。
このため、第2上階通常天井部31,32,34および最上階部41,42の天井高さが軒高の7mに制限されず、より高く設定することができるので、天井の高さ寸法をより高く設定することができ、建物1内の居住空間を拡大することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図1,2,6に示すように、請求項2に記載の建物
において、前記第2上階通常天井部31,32,34ないし最上階部41,42の天井は、前記傾斜面に対応して傾斜する勾配天井313,424を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第2上階通常天井部31,32,34ないし最上階部41,42の天井は、傾斜面に対応して傾斜する勾配天井313,424を備えるので、小屋裏空間ASへの突出をより大きくすることができる。
このため、第2上階通常天井部31,32,34および最上階部41,42の空間をより大きなものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図3−7に示すように、請求項1から3のいずれか一項に記載の建物において、前記第1層1Fと前記第2層2Fとを接続する第1階段19と、前記第2層2Fと前記第3層3Fとを接続する第2階段27と、前記第3層3Fと前記第4層4Fとを接続する第3階段35と、を備え、前記第1階段19から前記第3階段35までが踊り場271,351を含めて前記第1層1Fから前記第4層4Fまで連通した同一空間である階段室SH内に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第1層1Fと第2層2Fとを接続する第1階段19と、第2層2Fと第3層3Fとを接続する第2階段27と、第3層3Fと第4層4Fとを接続する第3階段35と、を備え、第1階段19から第3階段35までが踊り場271,351を含めて第1層1Fから第4層4Fまで連通した同一空間である階段室SH内に設けられているので、階段室SHの上方には、吹き抜け空間が形成されることとなり、第1階段19、第2階段27および第3階段35の採光や通風などを良好に行うことができる。
特に、吹き抜け空間の上部(第4層の天井部)に天窓TLを設けるような場合には、吹き抜け空間に上方から光を取り入れることができるため、第1階段19から第3階段35までの採光の効果を顕著なものとすることができる。また、天窓TLを開放することにより吹き抜け空間の通風を顕著なものにすることができ、これと同時に天窓TLから建物1内の排熱も効率的に行うことができる。
[請求項5について]
請求項5に記載の発明は、例えば、図3−7に示すように、請求項4に記載の建物において、
前記高天井部11,12,13と、前記低天井部24,25,26と、は南北方向に隣り合っており、
前記低天井部24,25,26と、前記第2上階通常天井部31,32,34と、は南北方向に隣り合っており、
前記低天井部24,25,26と、前記第2層2Fの床高さに設けられた前記第2階段27と、は東西方向に隣り合っており、
前記最上階部42と、前記第3層3Fの床高さに設けられた前記第3階段35と、は東西方向に隣り合っており、
前記第2上階通常天井部31と前記最上階部42とを接続する第4階段421を更に備え、当該第4階段421と、前記第3階段35と、は東西方向に隣り合っていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、例えば、図3−7に示すように、請求項4または5に記載の建物において、前記第1階段19から前記第3階段35までが前記踊り場191,271,351を含めて同心状に、かつ渦状に連続して形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、第1階段19から第3階段35までが踊り場191,271,351を含めて同心状に、かつ渦状に連続して形成されているので、階段室SHの上方の吹き抜け空間をすり鉢状にすることができる。
このため、採光や通風などを回り階段や折り返し階段のように単に螺旋状に形成された階段と比較してより良好に行うことができる。
また、第1階段19から第3階段35までの各階段および踊り場191,271,351が渦状になるため、建物1内部の意匠性を高くすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の建物において、前記踊り場191,271,351を含めて第1階段19から第3階段35までには、それぞれ側壁193,273,353が設けられ、側壁193,273,353は、階段室SHの空間の連通を遮らないように設けられることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、踊り場191,271,351を含めて第1階段19から第3階段35までには、それぞれ側壁193,273,353が設けられ、側壁193,273,353は、階段室SHの空間の連通を遮らないように設けられるので、第1階段19と、第2階段27と、第3階段35と、がそれぞれ側壁193,273,353を介して目視することができる。
また、第1階段19から第3階段35までが目視可能な空間として形成されているので、居住者同士は、第1階段19と、第2階段27と、第3階段35と、のそれぞれの間で側壁193,273,353を介してコミュニケーションをとることができる。
[請求項8について]
請求項8に記載の発明は、例えば、図3−6に示すように、請求項2から7のいずれか一項に記載の建物において、
前記屋根SRは、棟から南側に向かう下り勾配とされた南側傾斜面と、棟から北側に向かう下り勾配とされた北側傾斜面と、を有しており、
前記建物1における南側に前記高天井部13と前記第2上階通常天井部31とが配置され、
前記建物1における北側に前記下階通常天井部14,15,16,17,18と前記第1上階通常天井部21,22,23とが配置され、
前記建物1における北側の軒高は、前記建物1における南側の軒高よりも低く設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、2階建て建物高さの軒高(7m)に維持し、天井高さが十分(2.1m以上)で居室として利用できる4層レイアウトの建物を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る建物の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の1階部分の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の2階部分の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の2.5階部分の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物の階段部分のみを示した部分平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建物の1階部分の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建物の2階部分の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建物の2.5階部分の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
〔建物1の外観〕
本発明の第1実施形態では、図1,2に示したように、外観上は通常の2階建ての建物1である。また、建物1の軒高についても、通常の2階建ての建物1の高さと同様に7mである。
1階部分1Fには、玄関11へと繋がるアプローチA(Approach)が設けられ、外壁の一部に大きな大開口部が設けられており、この開口部の略全面が掃出引違窓131となっている。
玄関11および掃出引違窓131の上方に隣接してそれぞれ高窓113,135が設けられている。
また、掃出引違窓131に隣接して後述する突出部132が設けられている。
2階部分には、バルコニーが設けられており、このバルコニーは建物の両側壁から僅かに外方へと突出している。
建物1の屋根は、寄棟屋根となっており、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根SR(Sloped Roof)になっており、建物1の平面中心を頂点として前後方および両側方から4つの傾斜面が建物中心に向かうとともに高くなっている。
また、アプローチAと大開口部との間に外壁が外方に突出した突出部132があり、この突出部132は1階部分1Fから軒まで同形状に突出している。また、突出部132を形成する壁は耐力壁で構成されている。
この建物1のファサードは、図2に示したように、鉛直方向に延設された突出部132と水平方向に延設されたバルコニー33とが2階部分2Fあたりで交差するような十字状になっており、この十字状の構成が外観から美観を生じさせるものとなっている。
〔建物1の概要〕
図6に示すように、建物1は、下階の一部に設けられるとともに最低居室天井高よりも高く設定された下階通常天井部14,15,16,17,18と、下階の他の一部に設けられるとともに前記下階通常天井部14,15,16,17,18よりも天井高が高く設定された高天井部11,12,13と、前記最低居室天井高よりも高く、かつ、前記高天井部11,12,13よりも低い天井高さに設定された上階通常天井部21,22,23,31,32,34と、前記下階通常天井部14,15,16,17,18の上方において前記下階通常天井部14,15,16,17,18と前記高天井部11,12,13との境界に沿って設けられるとともに、前記最低居室天井高よりも低い天井高に設定された低天井部24,25,26と、前記低天井部24,25,26の上方に設けられる最上階部41,42と、を備えており、前記高天井部11,12,13の天井の高さ位置は、前記低天井部24,25,26の天井の高さ位置よりも下方に設定されている。
なお、建築基準法において、居室として認められ得る天井高さが最低2.1mであり、この2.1m以上の天井高さを最低居室天井高とし、この最低居室天井高よりも高い天井高さに下階通常天井部14,15,16,17,18の天井高さが設定されている。
高天井部11,12,13の天井高さは、下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く設定されている。
また、上階通常天井部21,22,23,31,32,34は、最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部11,12,13よりも低い天井高さに設定されている。
低天井部24,25,26の天井高さは、最低居室天井高よりも低く設定されており、人が屈んで出入りできる程度の高さから床面積に算入されない高さ、具体的には、約0.8mから1.4m程度の高さに設定されている。
また、勾配天井211,221,313,423を備える第1居室21、第2居室22、主寝室31および書斎42の天井高さは、勾配天井211,221,313,423の最低高さと最高高さとの平均値に相当する。
〔建物1の1階部分1F(第1層)〕
図3,6に示すように、建物1は南向きであり、建物1の第1層としての1階部分1Fには、高天井部として玄関11と、ホール12と、リビング&ダイニング13と、が備えられており、下階通常天井部としてキッチン14と、風呂15と、洗面所16と、トイレ17と、多目的区画18と、第1階段19とが備えられている。
玄関11は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の空間となっており、南側に建物1と外部とを接続する開口である出入口を有し、この出入口に玄関扉111が設けられ、東側の壁面に靴などが収納されるシューズクローゼット112が設けられている。
ホール12は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の空間であり、玄関11の北側に隣接しており、西側の壁に採光および通風を目的とした窓121が設けられており、この窓121の近傍でかつ、北側の壁に北側に隣接する空間への採光を目的とした明り窓122が設けられている。この明かり窓122は、高さが床から2m程度の位置に設けられ、採光するとともに室内までが見通せないようになっている。
リビング&ダイニング13は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の大空間であって、1階部分1Fの南東角隅、玄関11の東側に隣接して設けられており、南側外壁の東側には屋外との行き来が可能な大開口部が設けられ、この大開口部に掃出引違窓131が設けられている。
また、リビング&ダイニング13には、この大開口部の西側に隣接して設けられる大開口部よりも南側に突出する突出部132が設けられ、この突出部132にテレビなどのAV機器を設置する設置台133が設けられている。
また、設置台133の南西の入隅には、収納棚134が設けられている。
なお、突出部132は、東西と南を囲むそれぞれの壁が耐力壁で構成されている。
キッチン14は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定されており、リビング&ダイニング13の北側において、東側外壁に接して設けられる略矩形状の空間である。
キッチン14には、南側に東西方向へキッチンカウンター141が延設され、このキッチンカウンター141の北側に連続してキッチンユニット142が設けられ、このキッチンユニット142の東側の外壁に屋外との行き来が可能な勝手口143が設けられている。キッチンユニット142には、三口コンロやシンクが設けられている。
また、勝手口143に対向する箇所に屋内とキッチン14とを行き来する通路が設けられており、この通路はキッチンカウンター141の西端に設けられたゲート144により遮蔽可能となっている。具体的には、ゲート144は、キッチンカウンター141内に収納可能に取り付けられており、通路を開放する場合はキッチンカウンター141内に収容され、通路を遮蔽する場合にキッチンカウンター141から引き出されるようになっている。
なお、キッチンカウンター141は、腰高に形成されており、キッチン14からキッチンカウンター141を介してリビング&ダイニング13を見渡せるようになっている。
また、キッチン14の北側には、冷蔵庫置場145とカップボード146とが設けられている。
風呂15は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定され、キッチン14の北側、1階部分1Fの北東角隅に設けられており、浴槽151や換気窓152などが設けられている。
洗面所16は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定され、風呂15の西側に隣接して設けられており、洗面台161や収納庫162などが設けられている。
トイレ17は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定されており、洗面所16の西側に隣接して設けられている。
多目的区画18は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)、建物1の北西角隅に略矩形状に設けられており、1階部分1Fにおいてリビング&ダイニング13に次ぐ広さの空間である。
この多目的区画18は、子供が勉強する空間として利用したり、大人が書斎として利用したりする共有のワーキングスペースとして設けられている。
また、多目的区画18とリビング&ダイニング13との境界は、引き戸181で間仕切られている。
第1階段19は、建物1の第2層としての2階部分2Fに接続する階段であり、この第1階段19の下方の空間は階段下収納庫191,192として利用できるようになっている。また、第1階段19には、上面が手摺として利用可能な側壁としての手摺壁193が設けられている。
〔建物1の2階部分2F(第2層)〕
図4,6に示すように、建物1の2階部分2Fには、上階通常天井部として第1居室21と、第2居室22と、共有クローゼット23と、が備えられており、低天井部として第1蔵24と、第2蔵25と、第3蔵26と、が備えられており、その他に第2階段27を備えている。
第1居室21は、建物1の北西角隅に設けられる略矩形状の空間であり、天井面が勾配屋根SRの屋根面の傾斜に対応して傾斜する勾配天井211となっている。
具体的には、勾配天井211は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2655mm)であって、北側の壁(最も低い天井高さが2200mm)から南側(最も高い天井高さが3110mm)へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って天井高さが高くなっている。
第2居室22は、建物1の北東角隅に設けられる略矩形状の空間であり、天井面が勾配屋根SRの屋根面の傾斜に対応して傾斜する勾配天井221となっている。
具体的には、勾配天井221は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2655mm)であって、北側の壁(最も低い天井高さが2200mm)から南側(最も高い天井高さが3110mm)へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って天井高さが高くなっている。
共有クローゼット23は、第1居室21と第2居室22との間に設けられる略矩形状の空間であり、天井面が勾配屋根SRの屋根面の傾斜に対応して傾斜する勾配天井234となっている。
具体的には、勾配天井234は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2655mm)であって、北側(最も低い天井高さが2200mm)から南側(最も高い天井高さが3110mm)へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って天井高さが高くなっている。
共有クローゼット23は、第1居室21と第2居室22とそれぞれに行き来可能な開口が設けられ、これらの開口にそれぞれ引き戸231と引き戸232とが設けられている。
また、共有クローゼット23は、南側に後述する第2階段27の踊り場271が隣接しており、この踊り場271と行き来可能な開口が設けられ、この開口に引き戸233が設けられている。
つまり、共有クローゼット23は、西側の第1居室21、東側の第2居室22および南側の踊り場271の3方向から行き来が可能なクローゼットとなっている。
また、共有クローゼット23は、引き戸231,232に沿う方向に2本のハンガーパイプ235がそれぞれ設けられており、これらのハンガーパイプ235の間に上下に複数段の棚236が設けられている。
第1蔵24は、天井高さが最低居室天井高よりも低く、人が屈んで出入りできる程度の床面積に算入されない高さ(具体的には1314mm)に設定されており、第1居室21の南側に隣接して設けられる略矩形状の空間である。
第1蔵24は、北側の第1居室21と行き来可能な開口が設けられており、この開口に引き戸241が設けられている。
第2蔵25は、天井高さが最低居室天井高よりも低く、人が屈んで出入りできる程度の床面積に算入されない高さ(具体的には1314mm)に設定されており、第2居室22の南側に隣接して設けられる略矩形状の空間である。
第2蔵25は、北側の第2居室22と行き来可能な開口が設けられており、この開口に引き戸251が設けられている。
第3蔵26は、天井高さが最低居室天井高よりも低く、人が屈んで出入りできる程度の床面積に算入されない高さ(具体的には1314mm)に設定されており、第2居室22の南側に隣接して設けられる略矩形状の空間である。
第3蔵26は、西側の踊り場271と行き来可能な開口が設けられており、この開口に引き戸261が設けられている。
なお、第2蔵25と第3蔵26とは、間仕切り材262によって間仕切られており、居住者の都合により、間仕切り材262を取り除いて第2蔵25と第3蔵26とを1つの連通した蔵としてりようすることも可能となっている。
第2階段27は、2.5階部分3Fに接続する階段であり、踊り場271と、階段部272とを備えている。
踊り場271は、第1階段19と接続しており、第1階段19と階段部272とを連通している。
また、踊り場271は、2階部分2Fの第1居室21、第2居室22、共有クローゼット23および第3蔵26に接続している。
また、第2階段27は、上面が手摺として利用可能な側壁としての手摺壁273が設けられている。
〔建物1の2.5階部分3F(第3層)〕
図5,6に示すように、建物1の2.5階部分3Fには、第3層の上階通常天井部として主寝室31と、家事室32と、収納庫34と、を備え、その他にバルコニー33と、第3階段35と、を備えている。
主寝室31は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さに設定されており、建物1の南東角隅に設けられる略矩形状の空間であり、天井面が勾配屋根SRの屋根面の傾斜に対応して傾斜する勾配天井313となっている。
具体的には、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2528mm)であって、南側の壁と東側の壁(最も低い天井高さが2300mm)とがそれぞれ北側および西側(最も高い天井高さが2755mm)へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って天井高さが高くなっている。つまり、勾配天井313は、勾配天井313が傾斜面に沿って天井高さが高くなった寸法分、小屋裏空間AS(Attic Space)に突出している。
このため、主寝室31は、小屋裏空間ASに突出した寸法分、軒高よりも天井高さを高くできるようになっている。
また、主寝室31は南側の外壁に後述するバルコニー33との行き来が可能な開口が設けられ、この開口に掃出引違窓311が設けられている。この掃出引違窓311は主寝室31の南側外壁の大部分を占めており、主寝室31の採光および開放的な景観が得られるようになっている。
主寝室31は、西側の壁一面および突出部132対応する箇所に亘ってクローゼット312が設けられており、3枚の引き戸によって空間が区切られている。
家事室32は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2400mm)に設定されており、主寝室31の西側に隣接する建物1の南西角隅に設けられる略矩形状の空間である。
家事室32は、南側の外壁に後述するバルコニー33との行き来が可能な開口が設けられ、この開口に掃出引違窓321が設けられている。
この家事室32は、床に畳322が敷かれており、南側の掃出引違窓321付近の内壁にワイヤーフック323が東西に対向して設けられている。
家事室32は、バルコニー33において干した洗濯物を室内に取り込み、取り込んだ洗濯物を畳む場所として利用可能となっている。洗濯物を畳む際、畳322が敷かれているため、座って洗濯物を畳むことができるようになっている。
また、ワイヤーフック323にワイヤーを架設して物干し竿として利用することができるようになっており、雨天時にバルコニー33で干すことができない洗濯物を家事室32内で干すことができるようになっている。
バルコニー33は、2.5階部分3Fと同じ床高さにおいて、建物1の南側外壁に東西方向全域に亘って延設されており、外壁から南側へ1から2m程度外方へ突出して設けられている。厳密には、バルコニー33は、建物1の東西外壁よりも少し突出して設けられている。
バルコニー33は、その外周縁に1.2mから1.5m程度の高さの立ち上がり331が形成されており、居住者が主寝室31もしくは家事室32からバルコニー33へと移動して外気に触れることができるようになっている。
また、前述したように、建物1の南側外壁には、突出部132および上階の対応する箇所が形成する鉛直方向に連続した突出形状と、バルコニー33(厳密には立ち上り331)が形成する水平方向に連続した突出形状と、が外壁の略中央において直交する十字形状が形成されている。
収納庫34は、天井高さが最低居室天井高よりも高く、かつ、高天井部の天井高さよりも低い高さ(具体的には2400mm)に設定されており、家事室32の北側に隣接し、建物1の西側外壁に接して設けられる略矩形状の空間である。
収納庫34は、南側に隣接する家事室32に接続する開口が設けられており、この開口には3枚引き戸341が設けられている。すなわち、収納庫34は、家事室32に備えられる収納空間として利用することができるようになっている。
また、この3枚引き戸341は、家事室32と踊り場351とを間仕切るようになっており、3枚引き戸341によって、家事室32、収納庫34および踊り場351をそれぞれ間仕切るようになっている。
第3階段35は、最上階部分4Fに接続する階段であり、踊り場351と、階段部352とを備えている。踊り場351は、第2階段27と接続しており、第2階段27と階段部352とを連通している。
また、踊り場351は、2.5階部分3Fの主寝室31と、家事室32とに接続している。
また、第3階段35は、上面が手摺として利用可能な側壁としての手摺壁353が設けられている。
〔建物1の最上階部分4F〕
図5,6に示すように、建物1の最上階部分4Fには、第4層の最上階部としてトイレ41と、書斎42と、を備えている。
トイレ41は、天井高さが最低居室天井高さと略等しく(具体的には2100mm)設定されており、収納庫34の北側に隣接し、建物1の西側外壁に接して設けられる略矩形状の空間である。
トイレ41は、第3階段35と接続しており、2.5階部分3Fから階段部352を上がった所に設けられている。
また、トイレ41の東側には、第3階段35に連続する踊り場411が設けられており、この踊り場411と第1階段19の空間とを画成する壁412が設けられ、この壁412に開口部413が設けられている。
このため、踊り場411から開口部413を通じて第1階段19、第2階段27および第3階段35が一望できるようになっている。
書斎42は、天井高さが最低居室天井高よりも低く(具体的には1922mm)設定されており、主寝室31の北側に隣接し、建物1の東側外壁に接して設けられる略矩形状の空間であり、天井面が勾配屋根SRの屋根面の傾斜に対応して傾斜する勾配天井となっている。
具体的には、北側および東側の壁における天井の高さ寸法(最も低い天井高さが1694mm)が最低居室天井高より低く、南側および西側(最も高い天井高さが2149mm)へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って勾配天井が小屋裏空間ASへ突出するため、天井高さが高くなっている。このため、書斎42は、第4階段421を上がった南西側の一部が最低居室天井高よりも高い天井の高さ寸法(具体的には、2149mm)になっている。
書斎42は、主寝室31と空間が一部連通されており、主寝室31から第4階段421を上がった所に設けられており、東側外壁に沿ってデスク422が設けられ、このデスク422に大人の居住者が向かった(イスに座った)際に頭部が位置する箇所に対応して南側の壁に開口423が設けられている。
このため、居住者がデスク422に向かって作業などをする際、開口423を通じて主寝室31と同様の開放的な景観を得ることができるようになっている。
なお、1階部分1Fから最上階部分4Fまでのそれぞれの居室や空間の天井高さを合計すると軒高の7mよりも低く、余裕のあるもののように思えるが、実際には、建物1の基礎高さや各階層を画成する床部分の厚み寸法などが必要となるため、軒高を7m以下に抑えるには第1実施形態のような構成にする必要がある。
図6,7に示すように、建物1の略中央には、第1階段19から第3階段35までが連通する階段室SH(Stairs Hall)が設けられている。具体的には、階段室SHは、第1階段19を中心に第2階段27、第3階段35と中心からの距離が大きくなっている。つまり、第1階段19から第3階段35までが平面視において渦状に連通している。
また、第1階段19、第2階段27および第3階段35には、それぞれ上面が手摺として利用可能な手摺壁193,273,353が設けられている。
さらに、階段室SHの上方は最上階部分4Fの天井高さまで吹き抜ける吹き抜け空間になっている。この吹き抜け空間の天井部には天窓TL(Top Light)が設けられている。
この天窓TLは、建物1の略中央に位置する階段室SHの採光や通気を効率よく行う機能を有している。
採光については、建物1の中心部に光を取り入れることができるため、建物1の外壁側からの採光と併用することで、建物1の外側および内側から光を取り入れられるようになっており、良好な採光効果を奏するようになっている。
通風については、建物1の中心の吹き抜けから天窓TLを介して屋外へと排気することができるため、建物1の外壁側から外気を吸気して、内側から屋内の空気を排気できるようになっており、良好な換気および排熱効果を奏するようになっている。
第1階段19、第2階段27および第3階段35は、手摺壁193,273,353を備えており、踊り場411と第1階段19の空間とを画成する壁412は、開口部413を備えている。
このため、第1階段19から第3階段35までいずれの場所においても他のいずれの箇所をも目視できるようになっており、各居住者がそれぞれの場所において他の居住者とコミュニケーションを図ることができ、各居住者の気配を感じられる空間となっている。
以上のように、第1実施形態では、例えば、図6に示すように、1階1Fの一部に設けられるとともに最低居室天井高よりも高く設定されたキッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18と、1階1Fの他の一部に設けられるとともにキッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18よりも天井高が高く設定された玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13と、最低居室天井高よりも高く、かつ、玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13よりも低い天井高さに設定された第1居室21、第2居室22、共有クローゼット23、主寝室31、家事室32および収納庫34と、キッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18の上方においてキッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18と玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13との境界に沿って設けられるとともに、最低居室天井高よりも低い天井高に設定された第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26と、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26の上方に設けられるトイレ41および書斎42と、を備えており、玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13の天井の高さ位置は、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26の天井の高さ位置よりも下方に設定されているものとした。
こうすることで、2階部分2Fおよび2.5階部分3Fにおいて、第1居室21、第2居室22および共有クローゼット23、並びに、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26と、主寝室31、家事室32および収納庫34とを異なる階層に分けることができる。
さらに、2.5階部分3Fおよび最上階部分4Fにおいて、最低居室天井高よりも高く、かつ玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13よりも低い天井高に設定された主寝室31、家事室32および収納庫34と、最低居室天井高よりも低い第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26とが備えられているので、主寝室31、家事室32および収納庫34と、トイレ41および書斎42とを異なる階層に分けることができる。
すなわち、トイレ41および書斎42の天井高さ位置を高くせずとも、つまり、建物1の軒高を高くせずに、キッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18および玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13と、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26と、第1居室21、第2居室22、共有クローゼット23、主寝室31、家事室32および収納庫34と、トイレ41および書斎42とをそれぞれ異なる階層に分けることができ、4つの階層の建物1とすることができる。
また、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26は最低居室天井高よりも低い天井高さに設定されているので、軒高を高くせずとも、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26の上方に設けられるトイレ41および書斎42の天井高さを確保することができる。
このため、例えば、第1種低層居住専用地域および第2種低層居住専用地域では、軒高が7mを超える場合、日影規制により建物高さに規制がかかるが、請求項1に記載の発明によれば、軒高が7mを超えない高さ建物においても4つの階層のレイアウトで建物1を構築することができる。
以上より、2階建て建物高さの軒高(7m)に維持し、天井高さが十分(2.1m以上)で居室として利用できる4つの階層を有する建物1を提供することができる。
また、第1実施形態では、例えば、図6に示すように、建物1の屋根は、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根SRであり、第1居室21、第2居室22、共有クローゼット23、主寝室31、家事室32および収納庫34およびトイレ41および書斎42の上端部は、屋根の小屋裏空間側ASに突出して設けられているものとした。
こうすることで、主寝室31、家事室32および収納庫34およびトイレ41および書斎42の天井高さ位置を軒高よりも高くすることができる。
このため、主寝室31、家事室32および収納庫34およびトイレ41および書斎42の天井高さが軒高の7mに制限されず、より高く設定することができるので、天井の高さ寸法をより高く設定することができ、建物1内の居住空間を拡大することができる。
また、第1実施形態では、例えば、図1,2,6に示すように、主寝室31、家事室32および収納庫34ないしトイレ41および書斎42の天井は、勾配屋根SRの傾斜面に対応して傾斜する勾配天井313,423を備えるものとした。
こうすることで、小屋裏空間ASへの突出をより大きくすることができる。
このため、主寝室31、家事室32および収納庫34並びにトイレ41および書斎42の空間をより大きなものとすることができる。
また、第1実施形態では、例えば、図3−7に示すように、玄関11、ホール12およびリビング&ダイニング13およびキッチン14、風呂15、洗面所16トイレ17および多目的区画18の床高さが1階部分1Fとされ、第1蔵24、第2蔵25および第3蔵26の床高さが2階部分2Fとされ、主寝室31、家事室32および収納庫34の床高さが2.5階部分3Fとされ、トイレ41および書斎42の床高さが最上階部分4Fとされて、1階部分1Fと2階部分2Fとを接続する第1階段19と、2階部分2Fと2.5階部分3Fとを接続する第2階段27と、2.5階部分3Fと最上階部分4Fとを接続する第3階段35と、を備え、第1階段19から第3階段35までが踊り場271,351を含めて1階部分1Fから最上階部分4Fまで連通した同一空間である階段室SH内に設けられているものとした。
こうすることで、階段室SHの上方には、吹き抜け空間が形成されることとなり、第1階段19、第2階段27および第3階段35の採光や通風などを良好に行うことができる。
特に、吹き抜け空間の上部(最上階部分4Fの天井部)に天窓TLを設けるような場合には、吹き抜け空間に上方から光を取り入れることができるため、第1階段19から第3階段35までの採光の効果を顕著なものとすることができる。また、天窓TLを開放することにより吹き抜け空間の通風を顕著なものにすることができ、これと同時に天窓TLから建物1内の排熱も効率的に行うことができる。
また、第1実施形態では、例えば、図3−7に示すように、第1階段19から第3階段35までが踊り場191,271,351を含めて同心状に、かつ渦状に連続して形成されているものとした。
こうすることで、階段室SHの上方の吹き抜け空間をすり鉢状にすることができる。
このため、採光や通風などを回り階段や折り返し階段のように単に螺旋状に形成された階段と比較してより良好に行うことができる。
また、第1階段19から第3階段35までの各階段および踊り場191,271,351が渦状になるため、建物1内部の意匠性を高くすることができる。
また、第1実施形態では、例えば、図3−7に示すように、踊り場191,271,351を含めて第1階段19から第3階段35までには、それぞれ手摺壁193,273,353が設けられ、手摺壁193,273,353は、階段室SHの空間の連通を遮らないように設けられるものとした。
こうすることで、第1階段19と、第2階段27と、第3階段35と、がそれぞれ手摺壁193,273,353を介して目視することができる。
また、第1階段19から第3階段35までが目視可能な空間として形成されているので、居住者同士は、第1階段19と、第2階段27と、第3階段35と、のそれぞれの間で手摺壁193,273,353を介してコミュニケーションをとることができる。
また、第1実施形態では、例えば、図5,7に示すように、最上階部分4Fのトイレ41と階段室SHとを画成する壁412に開口部413が設けられるものとした。
こうすることで、最上階部分4Fからでも階段室SHを目視することができ、第1層から第4層まですべての階層からでも各階の様子や他の居住者とのコミュニケーションができる。
また、第1実施形態では、例えば、図5に示すように、主寝室31の南側外壁の大部分が掃出引違窓311になっており、書斎42に設けられたデスク422に大人の居住者が向かった(イスに座った)際に頭部が位置する箇所に対応して南側の壁に開口423が設けられているものとした。
こうすることで、居住者がデスク422に向かって作業などをする際、開口423を通じて主寝室31にいる場合と同様の開放的な景観を得ることができる。
また、第1実施形態では、例えば、図5に示すように、書斎42の天井が東低西高の勾配天井であり、東側の壁に沿ってデスク422が設けられ、西側に第4階段421が設けられているものとした。
こうすることで、書斎42は、第4階段421を上がった入口付近の天井高さは比較的に高くなっており、奥まったデスク422付近の天井高さは低くなる。
このため、作業を行うデスク422付近の空間が入口よりも狭くなるため、居住者の集中力を高めやすい環境とすることができる。
また、第1実施形態では、例えば、図5,6に示すように、主寝室31と、この主寝室31に空間が一部連通する書斎42とが2.5階部分3Fと最上階部分4Fとに高さが異なるように設けられるものとした。
こうすることで、空間が連通しているにもかかわらず、主寝室31と書斎42とがそれぞれ独立した空間であるような印象を居住者に与えることができる。
特に、主寝室31よりも一段高い位置に設けられた書斎42は、居住者に特別な空間であるような印象を与えることができる。
また、書斎42は、主寝室31と連通して設けられているため、建物1の主が利用する空間となるため、特別な空間である書斎42に相応しい人物が利用することができる。
また、第1実施形態では、例えば、図1,2,5に示すように、主寝室31の天井が南側の壁と東側の壁から、それぞれ北側および西側へと向かうとともに勾配屋根SRの傾斜面に沿って天井高さが高くなっている勾配天井313であるものとした。
こうすることによって、居住者の寝床となる空間の上部が傾斜することとなり、適度に空間が狭まった箇所において就寝することができる。
このため、遮るもののない開放空間で寝るよりも安心感が得られ、質の良い睡眠をとることができる。
次に、階段室SHのバリエーションとして第2実施形態について説明する。
図8−10に示すように、建物1の略中心に階段室SHが設けられている。第2実施形態では、主にこの階段室SHについて説明する。
階段室SHは、第1階段19と、第2階段27と、第3階段35と、を備えている。
第1階段19は、南へ向かって半階ほど上がり、東側へ折れて、その後北へ向かって2階部分2Fへと上がる折り返し階段である。
また、第1階段19には、北へ上る階段部分に手摺壁193が設けられている。
第2階段27は、踊り場271と、階段部272と、手摺壁273と、を備えている。
踊り場271は、第1階段19と接続しており、第1階段19から東側へ延びた後、南側へ延びるL字型に延設されている。
階段部272は、踊り場271と2.5階部分3Fとに接続する階段であって、前述の南へ延びる踊り場271の南端に接続し、南へ向かって2.5階部分3Fへと上がっている。
手摺壁273は、踊り場271のうち南へ延びる箇所と階段部272とに亘って南北に設けられている。
第3階段35は、踊り場351と、階段部352と、を備えている。
踊り場351は、第2階段27の階段部272と接続しており、階段部272から西側へ延びた後、北側へ延びるL字型に延設されている。
階段部352は、踊り場351と最上階部分4Fとに接続する階段であって、前述の北へ延びる踊り場351の北端に接続し、北へ向かって最上階部分4Fへと上がっている。
また、階段部351は、第1階段19の南へと半階ほど上がる階段部分の上方に設けられている。
第2実施形態の階段室SHを1階部分1Fから最上階部分4Fへと順を追って説明すると、まず、第1階段19が南へ向かって半階ほど上がり、その後北へ向かって2階部分2Fへと上がっている。
第2階段27は、踊り場271がL字型に東へ延びた後、南へ延び、階段部272が続いて南に延びている。
第3階段35は、踊り場351が階段部272の南端に接続し、L字型に西へ延びた後、北へ延び、階段部352が続いて北に延びている。
つまり、1階部分1Fから最上階部分4Fまで上がる居住者の動線は、同心円状でなく、渦状でもないものとなっているが、上階へと上がるに連れて階段室SHの中心から離れる構成となっている(第3階段35の階段部352を除く)。
以上のように、第2実施形態では、例えば、図8−10のように、階段室SHの踊り場271,351と階段部19,272,352との構成、つまり、居住者の昇降の動線が、同心円状ではなく、渦状でもないものとした。
こうしたとしても、踊り場271,351と階段部19,272,352とが階段室SH内に収容されているので、踊り場271,351と階段部19,272,352とを連通した1つの空間内に設けることができる。
このため、階段室SHの上方には、吹き抜け空間が形成されることとなり、第1階段19、第2階段27および第3階段35の採光や通風などを良好に行うことができる。
特に、吹き抜け空間の上部(最上階部分4Fの天井部)に天窓TLを設けるような場合には、吹き抜け空間に上方から光を取り入れることができるため、第1階段19から第3階段35までの採光の効果を顕著なものとすることができる。また、天窓TLを開放することにより吹き抜け空間の通風を顕著なものにすることができ、これと同時に天窓TLから建物1内の排熱も効率的に行うことができる。
また、第2実施形態では、階段室SHにおいて、1階部分1Fから最上階部分4Fまで上がる居住者の動線が、同心円状でなく、渦状でもないものとなっているが、上階へと上がるに連れて階段室SHの中心から離れる構成となっている(第3階段35の階段部352を除く)ものとした。
こうすることで、階段室SHの上方の吹き抜け空間を第1実施形態と略同様のすり鉢状にすることができる。
このため、採光や通風などを回り階段や折り返し階段のように単に螺旋状に形成された階段と比較してより良好に行うことができる。
また、一部の階段部(第1階段の南へ半階上がる階段部と第3階段の階段部352)が上下に重なる箇所が設けられているため、第1実施形態の階段室SHよりもコンパクトにすることができ、例えば、建物1の敷地面積が限られる狭小な住宅においても実施することができる。
以上、本発明を第1,2実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
第1,2実施形態では、建物1は、玄関11の玄関扉111が南に向いている、いわゆる南向きの建物1としたが、これに限らず、北向きでも東向きでも西向きでも構わない。
建物1が南向きであれば陽当たりがよくなるが、第1,2実施形態の建物1は、前述したように、採光効果の高い建物であるので、建物1がいずれの方角に向いていても採光の問題は生じない。よって、建物1がいずれの方角に向いていようと構わない。ただし、建物1が北向きの場合は、北側斜線規制による影響に留意する必要がある。
また、第1,2実施形態では、第1階段19、第2階段27および第3階段35に手摺壁193,273,353を設けるとしたが、これに限らず、例えば、手摺壁193,273,353ではなく、透視性を有するガラス手摺としてもよい。
この場合、階段室SHは、連通する吹き抜け空間を介するだけでなく、ガラス手摺を介しても各所を目視することができ、より一層階段室SHにおける視認性を向上させることができる。
また、第1,2実施形態では、書斎42の西側の壁425に階段室SHへの開口を設けない構成としたが、これに限らず、開口を設ける構成としてもよい。
こうすることで、書斎42と階段室SHとが開口を介して空間を連通させることができるため、書斎42からも下階(1階部分1Fから2.5階部分3Fまで)とのコミュニケーションや様子を窺うことができる。
また、階段室SH側に設けられた開口は、デスク422と対向する位置となるので、居住者がデスク422に向かって作業をする際、居住者の背後に開口が位置することとなり、居住者が開口を意識せずに集中して作業を行うことができる。
さらに、開口が設けられる位置の天井高さがデスク422の天井高さよりも高くなるため、居住者が屈まずに開口から階段室SHの様子を窺うことができる。
1 建物
1F 1階部分(第1層)
2F 2階部分(第2層)
3F 2.5階部分(第3層)
4F 最上階部分(第4層)
11 玄関
12 ホール
13 リビング&ダイニング
14 キッチン
15 風呂
16 洗面所
17 トイレ
18 多目的区画
19 第1階段
21 第1居室
22 第2居室
23 共有クローゼット
24 第1蔵
25 第2蔵
26 第3蔵
27 第2階段
31 主寝室
32 家事室
33 バルコニー
34 収納庫
35 第3階段
41 トイレ
42 書斎
111 玄関扉
112 シューズクローゼット
121 窓
122 明り窓
131 掃出引違窓
132 突出部
133 設置台
134 収納棚
135 高窓
136 高窓
141 キッチンカウンター
142 キッチンユニット
143 勝手口
144 ゲート
151 浴槽
152 換気窓
161 洗面台
162 収納庫
181 引き戸
191 階段下収納庫
192 階段下収納庫
193 手摺壁
211 勾配天井
221 勾配天井
231 引き戸
232 引き戸
233 引き戸
234 勾配屋根
235 ハンガーパイプ
236 棚
241 引き戸
251 引き戸
261 引き戸
262 間仕切り材
271 踊り場
272 階段部
273 手摺壁
311 掃出引違窓
312 クローゼット
313 勾配天井
321 引き戸
322 畳
323 ワイヤーフック
331 立ち上がり
341 引き戸
351 踊り場
352 階段部
353 手摺壁
411 踊り場
412 壁
413 開口部
421 階段
422 デスク
423 開口
424 勾配天井
A アプローチ
SH 階段室
AS 小屋裏空間
SR 勾配屋根
TL 天窓

Claims (8)

  1. 2階建てであり、かつ軒高が7m以下に設定された建物であって、
    下階の一部に設けられるとともに天井高が最低居室天井高である2.1mよりも高く設定された下階通常天井部と、
    下階の他の一部に設けられるとともに前記下階通常天井部よりも天井高が高く設定された高天井部と、
    上階の一部に設けられるとともに前記最低居室天井高よりも高く、かつ、前記高天井部よりも低い天井高さに設定された第1及び第2上階通常天井部と、
    前記下階通常天井部の上方において前記下階通常天井部と前記高天井部との境界に沿って設けられるとともに、前記最低居室天井高よりも低い天井高に設定された低天井部と、
    前記低天井部の上方に設けられるとともに前記第2上階通常天井部に隣接して空間が連通し、少なくとも一部の天井高が前記最低居室天井高よりも高く設定された最上階部と、を備えており、
    前記高天井部および前記下階通常天井部の床高さが第1層とされ、前記第1上階通常天井部および前記低天井部の床高さが第2層とされ、前記第2上階通常天井部の床高さが第3層とされ、前記最上階部の床高さが第4層とされ、
    前記低天井部及び当該低天井部の上方に設けられた前記最上階部と、前記第1上階通常天井部との間には壁が介在し、前記第1上階通常天井部と前記低天井部は、前記壁を介して隣接して配置され、前記第1上階通常天井部と前記最上階部は、前記壁を介して隣接して配置され、
    前記高天井部と前記第2上階通常天井部は、前記第3層の床を介して上下に隣接し、前記高天井部の天井の高さ位置及び前記第3層の床における上面の高さ位置は、前記低天井部の天井の高さ位置よりも下方に設定されており、
    前記高天井部と前記低天井部は、水平方向に隣り合い、
    前記低天井部と前記第2上階通常天井部は、水平方向に隣り合っていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    建物の屋根は、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根であり、
    前記第2上階通常天井部および前記最上階部の上端部は、前記屋根の小屋裏空間側に突出して設けられていることを特徴とする建物。
  3. 請求項2に記載の建物において、
    前記第2上階通常天井部ないし前記最上階部の天井は、前記傾斜面に対応して傾斜する勾配天井部を備えることを特徴とする建物。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の建物において、
    記第1層と前記第2層とを接続する第1階段と、
    前記第2層と前記第3層とを接続する第2階段と、
    前記第3層と前記第4層とを接続する第3階段と、を備え、
    前記第1階段から前記第3階段までが踊り場を含めて前記第1層から前記第4層まで連通した同一空間である階段室内に設けられていることを特徴とする建物。
  5. 請求項4に記載の建物において、
    前記高天井部と、前記低天井部と、は南北方向に隣り合っており、
    前記低天井部と、前記第2上階通常天井部と、は南北方向に隣り合っており、
    前記低天井部と、前記第2層の床高さに設けられた前記第2階段と、は東西方向に隣り合っており、
    前記最上階部と、前記第3層の床高さに設けられた前記第3階段と、は東西方向に隣り合っており、
    前記第2上階通常天井部と前記最上階部とを接続する第4階段と、前記第3階段と、は東西方向に隣り合っていることを特徴とする建物。
  6. 請求項4または5に記載の建物において、
    記第1階段から前記第3階段までが前記踊り場を含めて同心状に、かつ渦状に連続して形成されていることを特徴とする建物。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の建物において、
    前記踊り場を含めて前記第1階段から前記第3階段までには、それぞれ側壁が設けられ、
    前記側壁は、前記階段室の空間の連通を遮らないように設けられることを特徴とする建物。
  8. 請求項2から7のいずれか一項に記載の建物において、
    前記屋根は、棟から南側に向かう下り勾配とされた南側傾斜面と、棟から北側に向かう下り勾配とされた北側傾斜面と、を有しており、
    前記建物における南側に前記高天井部と前記第2上階通常天井部とが配置され、
    前記建物における北側に前記下階通常天井部と前記第1上階通常天井部とが配置され、
    前記建物における北側の軒高は、前記建物における南側の軒高よりも低く設定されていることを特徴とする建物。
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