JP3071895U - 屋上階付き鉄骨二階建住宅 - Google Patents

屋上階付き鉄骨二階建住宅

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JP3071895U
JP3071895U JP2000001682U JP2000001682U JP3071895U JP 3071895 U JP3071895 U JP 3071895U JP 2000001682 U JP2000001682 U JP 2000001682U JP 2000001682 U JP2000001682 U JP 2000001682U JP 3071895 U JP3071895 U JP 3071895U
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川 淨 教 北
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有限会社エー・シー・エー企画
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極力専有空間を広く確保でき、また緊急時や
平常時においても移動時のアクセスを迅速にできる住宅
を提供すること。また、野外行動が可能な自由度のある
住宅を提供すること。 【解決手段】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、一階部
分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段17
が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階
段31が設けられ、屋上階Cの屋上床面41が傾斜して
最も低い位置に排水口42が設けられ、屋上階Cの外周
囲には所定の高さを有する外壁45が設けてある屋上階
付き鉄骨二階建住宅。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一戸建住宅に関し、より詳細には屋上階付き鉄骨二階建の一戸建住宅 に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的湿気の多い我国においては、一般的に、木材を利用した住宅が発達して きた。 木造住宅としては、通気性や独特の風合いがあるためそれを武器とした根強い 人気があり、依然として今日でも主流となっている。 しかし、昨今では、地震等の自然災害に対する認識がより高まっており、この ような災害にも十分耐え得るような住宅が求められいる。 そのため、高い耐震性を持つと意味から鉄骨を使った住宅が注目され始めてい る。 この鉄骨住宅を設計する場合、その間取りは基本的にはこれまでの木造住宅の 間取りの延長上として考える場合が多い。 例えば、中央に配置した廊下の両側に部屋を配置し、階段は一階の片隅に配置 し、また二階の一部に物干し用のベランダを作ることはあっても、屋根は従来の ままである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、今日の敷地面積が限定されている住宅事情では、単に住人が通過する だけの機能を有する廊下を設けるよりも、個人の占有できる空間を可能な限り広 くしてほしいという要求が強く、かかる要求を満足させるような住宅の提供が要 請されている。 更には階段の下側空間をより一層有効に利用したいが、階段が一階の片隅にあ るため、その用途が制限されるという問題がある。 また庭における家族野外料理の場や子供のプール遊び場を確保して楽しみたい という要望は強い。 ところが、敷地面積が小さく互いに接近して建築されている今日の住宅事情に おいては、これらの野外での行動は、煙、匂い、騒音等の影響から隣人への迷惑 となり、しばしば自重せざるを得ない。 このため、かかる野外行動を隣近所へ迷惑をかけることなく、必要な時に十分 にそれが楽しめる家屋が望まれている。
【0004】 更に布団やシーツ等の大型寝具類その他の衣料品を同時に干すことができるよ うな広いベランダを提供したいという要求もあるが必ずしも従来の木造住宅では 叶えられない。 更に、重要なことには、昨今、地震等の緊急時に各階の位置から速やかに非難 できることが望まれている。 本考案は、以上のような諸問題点(課題)を解決するために開発されたもので ある。 すなわち、本考案の目的は、極力専有空間を広く確保でき、また緊急時や平常 時においても移動時のアクセスを迅速にできる住宅を提供することである。 更には、野外行動が可能な自由度のある住宅を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして、本考案者は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、部 屋からアクセスするための階段の配置を選択することにより、上記の問題点が解 決できることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成したものである。
【0006】 すなわち、本考案は、(1)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと 、を有している一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分B へ至る第1の階段17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段 31が設けられ、屋上階Cの屋上床面41が傾斜して最も低い位置に排水口42 が設けられ、屋上階Cの外周囲には所定の高さを有する外壁45が設けてある屋 上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0007】 そして、(2)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと、を有してい る一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の 階段17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段31が設けら れ、該第1の階段17の最上部に連接して二階ホール30が設けられ、第2の階 段31は二階ホール30から更に上方に向かって、あたかも該ホール30を介し て折り返し階段のように形成されている屋上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0008】 そしてまた、(3)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと、を有し ている一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第 1の階段17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段31 が設けられ、一階部分Aの第1の階段17の両側には共有空間が設けられ、二階 部分Bの第2の階段31の両側には専用スペースが設けられ、更に屋上階Cの中 央部分には塔屋43が設けられ、該塔屋43の両側には屋上階床面が設けられ、 屋上階Cの外周囲には所定の高さを有する外壁45が設けている屋上階付き鉄骨 二階建住宅に存する。
【0009】 そしてまた、(4)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと、を有し ている一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第 1の階段17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段31 が設けられ、屋上階Cの屋上床面41が傾斜し且つ最も低い位置に排水口42が 設けられ、屋上床面から1.1〜1.5mの高さの外壁45が形成されている屋 上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0010】 そしてまた、(5)、二階部分Bの第2の階段31の両側に設けてある専用ス ペースが、第2の階段31の上部に配置されている二階ホール30から直接出入 り可能な空域35、36である屋上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0011】 そしてまた、(6)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと、を有し ている一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第 1の階段17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段31が設 けられ、該第1の階段17の最上部に連接して二階ホール30が設けられ、第2 の階段31は二階ホール30から更に上方に向かって、あたかも該ホール30を 介して折り返し階段のように形成され、屋上階Cの屋上床面41が傾斜し、その 傾斜角は3〜5°である屋上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0012】 そしてまた、(7)、一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部分Cと、を有し ている一戸建鉄骨住宅であって、一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第 1の階段17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2の階段31 が設けられ、一階部分Aの第1の階段17の両側には共有空間が設けられ、二階 部分Bの第2の階段31の両側には専用スペースが設けられ、更に屋上階Cの中 央部分には塔屋43が設けられ、該塔屋43の両側には屋上階床面が設けられ、 屋上階Cの外周囲には所定の高さを有する外壁45が設けられ、屋上床面から1 .1〜1.5mの高さの外壁45が形成され、屋上床面41が傾斜し、その傾斜 角は3〜5°である屋上階付き鉄骨二階建住宅に存する。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の屋上付き2階建て住宅は、図9(太線は、4隅にある鉄骨柱を示す) に概念的に示すように、階段にアクセスできる4つの部屋空間(a1,a2,b 1,b2)が、ほぼ中央部にある階段を基準に両側に振り分けるように形成され ている。 そのために、1階から2階へ或いは2階から1階へのアクセス移動が全部屋ほ ぼ均等となり偏りがない。 屋上においても、階段(塔屋)の位置を基準に両側に屋上の場(c1,c2) が振り分け配置されているため同様なことがいえる。 そのため、緊急非難時にも、階段へのアクセスが速やかに行え住宅としては、 極めて安全な構造となっている。
【0014】 図1は、本件考5の屋上階付き鉄骨二階建における一戸建住宅の一階部分Aの 平面図である。 一階部分Aには、図1及び図4に示すようにポーチ10に隣接して玄関扉11 が配置されている。 図示の例では玄関扉11は片開きドアとなっているが、両開きドア又は引き戸 であってもよい。 玄関扉11の内側には玄関12が設けてある。 玄関12を入ると床面がフローリングによって構成されているホール13が配 置してある。 ホール13には明かり取り窓13a(図1及び図5参照)が設けてあり、これ から更に側方へ移動すると、そこには洗濯機パン、洗面化粧台等が配置されてい る洗面所14、防水ドアで仕切られているユニットバス15、更には扉で仕切ら れているトイレット16等の住人の必要とする共有空間が設けてある。 そしてこれらの各部屋には、それぞれ窓14a、15a、16a(図1、図4 及び図7参照)が形成されている。 勿論これらの各部屋の配置、扉、窓その他の詳細は適宜変更することが可能で ある。
【0015】 一方、ホール13を前進し一階部分の中央位置に至ると、そこには、後述する 二階部分B(図2参照)へ至る第1の階段17が設けてある。 階段17の下方を更に前進すると、扉18があり、その奥には広い居間即ち床 面がフローリング加工されており、且つ住人全員が団欒できるための共有空間と してのリビングルーム19が配置されている。 扉18を例えば片開きドアとすることにより、ホール13とリビングルーム1 9とは、バリアフリーの床面を形成することができる。 リビングルーム19の一隅には腰壁20によって仕切られているキッチン21 が設けてある。 キッチン21のリビングルーム19側には、例えば流し台22及びガス台23 を配置することができる。 いわゆる水廻りを接近して配置することにより、設置や設置後の補修点検等が 容易となっている。
【0016】 勿論、流し台22及びガス台23はトイレット16側に近接するように、キッチ ン21の奥側に配置することもできる。 またこのキッチン21には裏口扉24(図7参照)が設けてあり、調理ゴミ等 を室外部へ搬出することを容易にしている。 更にリビングルーム19の少なくとも1壁面には採光通風のための窓25(2 5a、25b)が設けてある。 図示の例では、窓25a、25bは二方の壁面(図6及び図7参照)に設けて いる。 もっとも本件考案の家屋は、木造家屋と異なり、鉄骨住宅(4隅に鉄骨柱があ る)なので、強度上の問題を考慮する必要がなく、三方の壁面に窓25を配置し 、採光通風面において、より一層心地よい居住性を楽しむことができるようにす ることも可能である。 一階部分Aの中央部分に配置してあり、かつ二階へ連なっている第1の階段1 7の下部空間部分は、ほぼ三角柱形状を有するかなり広い空間D(図8参照)を 提供している。
【0017】 本件考案によれば、この広い空間が一階部分Aのほぼ中央部分に設けてあり、 かつ、図示の例では、この空間のリビングルーム19側はパネル17aによって 遮断されている。 この空間はオプションにより階段17の両側、即ち、ホール13側からも、リ ビングルーム19側からも、アクセスすることができるように設定することが可 能である。 そのため、適宜、家具類、掃除用具類、食品類、衣類類、書類、その他の多目 的収納空間として使用することができ、また猫、室内犬等のペットのためのベッ ド及びトイレットを配置するための空間としても有効に利用することができる。 更にこの空間には、目隠しのための手段として扉、カーテン、ブラインド等が 設けてある。 この階段下の空間は、室内の中央部にあること、両側方からアクセス可能なこ とにより、その多目的収納空間として極めて有効な利用が可能である。
【0018】 図2は、本件考案の屋上階付き鉄骨二階建における一戸建住宅の二階部分Bの 平面図を示している。 二階部分Bを左右に二分する中央部には、前記第1の階段17と、該第1の階 段17の最上部に連接して設けられている二階ホール30と、該二階ホール30 から更に上方に向かって、あたかも該ホール30を介して折り返し階段のように 上方へ向かって形成されている第2の階段31が設けてある。 この第2の階段31は二階部分Bから後述する屋上階C(図3参照)へ連なっ ている。
【0019】 第1の階段17と第2の階段30との間には落下防止のための階段室32が設 けてあり歩行者の安全を図っている。 この階段室32は、二階の天井から第1の階段17及び第2の階段31の手摺 り部分又はステップ部分(いずれも図示無し)まで複数の棒状部材(図示無し) を垂直に配置することにより代替えすることもできる。 明かり取り窓39(図2及び図7参照)が形成されている二階ホール30の左 右両側には、それぞれ扉33、34が設けてある。 これらの扉33、34を開けると、そこにはほぼ同様の広さを有する洋室35 、36が設けてある。 この洋室35、36においては、床面がフローリング加工をされている専用ス ペースとなっており、勿論、畳間とすることも可能である。
【0020】 洋室35の奥側壁面には、押し入れ37が形成されている。 この押し入れ37は、図示の例においては、大小2つの独立した形態を有して いるが、勿論、広い単一の形態とすることもできる。 また、この押し入れの扉は蛇腹式の折り畳み形式の扉として図示しているが、 これに限定されるものではないことは当然である。 更にこの押し入れの上方に天袋を設けることも自由である。 また、この洋室35の2つの側壁面には窓35a、35b(図4及び図7参照 )が形成されており、十分な採光通風が保証されている。
【0021】 同様に他方の洋室36の奥側であって、第1の階段17の上方部及び第2の階 段31の下方部が提供する空域E(図8参照)には、奥身のある収納空間即ちク ローゼット38が形成されている。 このクローゼット38は、実質的に二階ホール30と同様又はそれ以上の床面 積を有しているため、ウオーキングクローゼットとして最適な収納空間を提供す るものである。 このウオーキングクローゼットの扉は蛇腹式の折り畳み形式の扉として図示し ているが、これに限定されるものではないことは当然である。 更にこのクローゼットの上方に天袋を設けることも自由である。
【0022】 また、この洋室36の側壁面(図示の例では二側壁面)には窓36a、36b (図2、図6及び図7参照)が形成されており、洋室35と同様に十分な採光通 風が保証されている。 勿論、残りの側壁面側(図5参照)にも必要に応じて窓を形成することができ る。 この二階部分Bには廊下に該当する空域が無く、二階ホール30が、直ちに、 洋室35、36へ接続している。 このため両洋室35、36の占有空間がその分だけ広げられている。 また、更に、二階への階段が二階のほぼ中央部に位置しているので、緊急時に はその両側の部屋からほとんど同時に階段へ走り込むことができる。 そのため、従来のような廊下の奥の部屋の人が階段へたどり着くタイミングを 失うといったような危険がない。
【0023】 図3は、本件考案の屋上階付き鉄骨二階建における一戸建住宅の屋上階部分C の平面図を示している。 本件考案の住宅の屋根部分を提供している屋上階部分Cには、二階部分Bから 伸びている第2の階段31の最上部に連接して設けられている三階ホール40と 、該三階ホール40に連接している完全に防水加工された屋上階床面41と、該 屋上階床面41への降水を排水するための排水口42と、が設けてある。 この防水した床面41は、排水を容易にするために、屋上階全体が所定の僅か な傾斜状態となっている。 この傾斜は、他に屋上階床面41を溝46の方へのみ傾斜させる方法、更に加 えて排水口側へ傾斜させる方法、雨水が一点に収束するように屋上階床面を全体 的に排水口42へ傾斜させる方法、或いは屋上階床面41を溝46の方へ傾斜さ せ且つ溝46のみ排水口42へ傾斜させる方法等が自由に採用される。
【0024】 例えば、具体的な傾斜態様として、図3において、排水口42の方へ向かって 矢印47の方向へ傾斜している溝46を屋上階Cの一側縁に沿って設け、かつ該 屋上階床面41を当該溝46の方へ傾斜させる方法が採用される。 以上のような排水容易のための傾斜角は、屋上床面における歩行性や水のはけ 具合からみて、概ね3〜5°程度が好ましい。 更に、この防水床面41には、第2の階段31及び三階ホール40を上から被 うペントハウス即ち塔屋43が建設されている。 すなわち、この塔屋43は、三階ホール40及び第2の階段31を風雨等から 保護する。 塔屋43の少なくとも一側には三階ホール40から屋上階床面41へ出入りす るための防水処理を施したドア44が設けてある。
【0025】 また、この塔屋43の胴縁の少なくとも一部には好ましくは半透明素材からな る防水板又はガラスが取り付けてあり、これにより、三階ホール40及び第2の 階段31を利用する者のための明かり取りとすることが望ましい。 また、該塔屋43の屋根は屋上階床面41へ向かって傾斜し、塔屋43の屋根 へ落ちた雨は屋上階床面41へ落ちた雨と一緒に排水口42から排水することが できるようしている。 当然、塔屋43の屋根は雨樋が不要である。 屋上階部分Cの四方の周縁には、図8に示すように、屋上階部分Cからの眺め を阻止しない点、椅子に座った状態で極端な風当たりを防止できる点、且つ安全 性(転落防止等))を保証できる点を考慮して、床面から1.1〜1.5mの高 さの外壁45を形成することが好ましい。 これにより、屋上階部分Cにおける安全性及び居住性が十分確保されるものと なる。
【0026】 図3に示す如く、塔屋43の両側にはほぼ同様の広さを有する第1の屋上階部 分C1及び第2の屋上階部分C2が振り分けられ形成されている。 そのため屋上階から2階へのアクセス移動が両屋上階部分でほぼ均等となる。 また、塔屋43と外壁45との間には、一定の距離Wを確保されているため、 その位置に立つことで、この屋上階部分Cからはほぼ360度の展望が可能とな っている。 この屋上階部分Cは、その四方の周縁が外壁45によって包囲されており、か つ天井が無いことから、いつでも好きなときに、煙、香り、騒音等により隣近所 へ迷惑をかけることなく、自由に家族野外料理、子供のプール遊び等を楽しむこ とができる。 更にこの屋上階には布団やシーツ等の大型寝具類その他の衣料品を自由に同時 に大量に干すための物干しを配置しておくことができる。 この屋上階部分Cは、上記遊び場及び物干し場として以外に、近隣への騒音防 止上、空調機等の室外機取付場所としても、或いは防災用の貯水槽を設置する場 所としても最適である。
【0027】 なお、外壁45は、四方の周縁をいずれも同一の高さとすることもできる、図 4及び図6に示すように、一対の側方側壁45a、45bの中央部を高く三角形 状に形成することもできる。 後者の場合は、これにより当該側方外部からみる者に対して、切妻家屋のよう な形態を楽しませることもできるのである。
【0028】
【考案の効果】
本件考案による屋上階付き鉄骨二階建の一戸建住宅によれば、、階段が各階の 中央部に位置しているので、両側からのアクセスが均等となり地震や火事等の緊 急時にはその両側の位置からほとんど同時に階段へ走り込むことができる。 そのため、これまでのように、廊下の奥の部屋の人が階段へたどり着くタイミ ングを失うという事故が防止される。 また階段を各階の中央部に配置することにより 階段の下側空間をオプション によりいずれの側からもアクセス可能となり、下側空間のなお一層の有効利用が 可能となった。
【0029】 住宅内に単に住人が通過するだけの機能を有する廊下がなくなり、その分、居 住者個人の占有空間を広くすることができ、室内での居住生活を一層楽しめる。 二階の上に屋上階を設置し、該屋上階に周囲を外壁にて包囲したので、音が隣 家に伝播しにくくいつでも好きなときに、煙、香り、騒音等により隣近所へ迷惑 をかけることなく、自由に家庭野外料理、子供のプール遊び等を楽しむことがで きる。 この場合、外壁45の高さを床面から1.1〜1.5mの高さとすることによ り、屋上階部分Cからの眺めが阻止されなく、椅子に座った状態で極端な風当た りを防止でき、また転落が防止され安全性が確保できる。 また、屋上で焼き料理等により発生した煙は、塔屋43のドア44を開放する ことにより、第2の階段31を介して通気が行われるため、スムースに上方に発 散される(煙突効果)。
【0030】 更にこの屋上階には布団やシーツ等の大型寝具類その他の衣料品を自由に同時 に大量に干すことができる。 その場合、塔屋43の両側に第1の屋上部分C1と第2の屋上部分C2とが振 り分けられているので、一方を干し場として使用しても、他方を野外料理の場と して利用する等の区別した使い方が可能であり極めて便利である。 屋上階床面41の傾斜角を3〜5°の範囲であると屋上床面における歩行性屋 排水性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅の一階部分Aの平面図である。
【図2】図2は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅の二階部分Bの平面図を示してい
る。
【図3】図3は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅の屋上階部分Cの平面図を示して
いる。
【図4】図4は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅を玄関側から見た表面図である。
【図5】図5は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅を一方側方から見た側面図であ
る。
【図6】図6は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅を玄関の反対側から見た裏面図で
ある。
【図7】図7は、本件考案により構成した屋上階付き鉄
骨二階建の一戸建住宅を他方側方から見た別の側面図で
ある。
【図8】図8は、図5の線8−8に沿って見た基本構造
を示す断面図である。
【図9】図9は、 本考案の屋上階付き鉄骨2建住宅の
概念図を示す。
【符号の説明】
A:一階部分 B:二階部分 C:屋上階部分 D、E:空間 10:ポーチ 11:玄関扉 12:玄関 13:ホール 13a:窓 14:洗面所 14a:窓 15:ユニットバス 15a:窓 16a:窓 16:トイレット 17:第1の階段 17a:パネル 18:扉 19:リビングルーム 20:腰壁 21:キッチン 22:流し台 23:ガス台 24:裏口扉 25:窓 25a、25b:窓 30:二階ホール 31:第2の階段 32:階段室 33、34:扉 35:洋室 35a、35b:窓 36:洋室 36a、36b:窓 37:押し入れ 38:クローゼット 39:窓 40:三階ホール 41:屋上階床面 42:排水口 43:塔屋 44:ドア 45、45a、45b:外壁 46:溝 47:矢印

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2
    の階段31が設けられ、屋上階Cの屋上床面41が傾斜
    して最も低い位置に排水口42が設けられ、屋上階Cの
    外周囲には所定の高さを有する外壁45が設けてあるこ
    とを特徴とする屋上階付き鉄骨二階建住宅。
  2. 【請求項2】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2
    の階段31が設けられ、該第1の階段17の最上部に連
    接して二階ホール30が設けられ、第2の階段31は二
    階ホール30から更に上方に向かって、あたかも該ホー
    ル30を介して折り返し階段のように形成されているこ
    とを特徴とする屋上階付き鉄骨二階建住宅。
  3. 【請求項3】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る
    第2の階段31が設けられ、一階部分Aの第1の階段1
    7の両側には共有空間が設けられ、二階部分Bの第2の
    階段31の両側には専用スペースが設けられ、更に屋上
    階Cの中央部分には塔屋43が設けられ、該塔屋43の
    両側には屋上階床面が設けられ、屋上階Cの外周囲には
    所定の高さを有する外壁45が設けていることを特徴と
    する屋上階付き鉄骨二階建住宅。
  4. 【請求項4】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る
    第2の階段31が設けられ、屋上階Cの屋上床面41が
    傾斜し且つ最も低い位置に排水口42が設けられ、屋上
    床面から1.1〜1.5mの高さの外壁45が形成され
    ていることを特徴とする屋上階付き鉄骨二階建住宅。
  5. 【請求項5】 二階部分Bの第2の階段31の両側に設
    けてある専用スペースが、第2の階段31の上部に配置
    されている二階ホール30から直接出入り可能な空域3
    5、36であることを特徴とする請求項5に記載の屋上
    階付き鉄骨二階建住宅。
  6. 【請求項6】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る第2
    の階段31が設けられ、該第1の階段17の最上部に連
    接して二階ホール30が設けられ、第2の階段31は二
    階ホール30から更に上方に向かって、あたかも該ホー
    ル30を介して折り返し階段のように形成され、屋上階
    Cの屋上床面41が傾斜し、その傾斜角は3〜5°であ
    ることを特徴とする屋上階付き鉄骨二階建住宅。
  7. 【請求項7】 一階部分Aと、二階部分Bと、屋上階部
    分Cと、を有している一戸建鉄骨住宅であって、 一階部分Aの中央部分には二階部分Bへ至る第1の階段
    17が、且つ二階部分Bの中央部分には屋上階Cへ至る
    第2の階段31が設けられ、一階部分Aの第1の階段1
    7の両側には共有空間が設けられ、二階部分Bの第2の
    階段31の両側には専用スペースが設けられ、更に屋上
    階Cの中央部分には塔屋43が設けられ、該塔屋43の
    両側には屋上階床面が設けられ、屋上階Cの外周囲には
    所定の高さを有する外壁45が設けられ、屋上床面から
    1.1〜1.5mの高さの外壁45が形成され、屋上床
    面41が傾斜し、その傾斜角は3〜5°であることを特
    徴とする屋上階付き鉄骨二階建住宅。
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