JP2018145743A - 建物 - Google Patents

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JP2018145743A JP2017044110A JP2017044110A JP2018145743A JP 2018145743 A JP2018145743 A JP 2018145743A JP 2017044110 A JP2017044110 A JP 2017044110A JP 2017044110 A JP2017044110 A JP 2017044110A JP 2018145743 A JP2018145743 A JP 2018145743A
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藤田 耕一郎
Koichiro Fujita
耕一郎 藤田
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Abstract

【課題】利便性や居住性、メンテナンス性に優れた建物を提供する。【解決手段】2階に設けられた少なくとも2つの居室部62,63と、外周壁10に面するとともに、2つの居室部62,63とそれぞれ出入口65,71を介して行き来可能な状態で隣接するホール61と、を備え、外周壁10のうちホール61が面するホール南側壁部81には開閉可能な窓84が設けられ、ホール南側壁部81の表面から外方向へ向かう法線が示す方位と、南方位と、のなす角度が45度以内となるように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、建物に関するものである。
複数階建ての建物において、接地階である1階よりも上に位置する上階には、バルコニーが設置されることが多い(例えば、下記特許文献1参照)。バルコニーは、建物から床面を張り出して、あるいは直下階の屋根面を利用して形成され、外周壁に形成された開口部を通して居室部等に行き来可能に構成される。バルコニーを設置することで、物干しや日光浴等に用いる屋外空間を居住者に提供することができる。
特開2014−74276号公報
しかしながら、バルコニーは、気温や天気等の屋外の環境条件によって利用される期間が限定されたり、バルコニーのレイアウト等により利用に偏りが生じたりするおそれがある。例えば、夏季や冬季は、中間季(春季や秋季)に比べて環境条件が悪いため利用されにくく、居住者が花粉アレルギーを有する場合には、花粉飛散時期に利用されにくくなる。また、バルコニーが一部の居室部のみから行き来可能に構成されている場合には、他の居室部の使用者が利用しにくく、一部の居室部の使用者のみが利用する空間となるおそれがある。このように、建物の建築工事において、バルコニーの設置は無駄な投資となる可能性がある。
さらに、バルコニーは、砂塵や落葉等が堆積しやすく、屋内に比べて清掃にかかる労力が大きいという課題もある。
そこで、本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、バルコニーの機能を屋内空間に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物の建築工事における無駄な投資を抑制することができる建物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る建物は、上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、を備え、前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には開閉可能な採光窓が設けられ、前記採光窓が設けられた外周壁の外側面から外方向へ向かう法線が示す方位と、南方位と、のなす角度が45度以内となるように配置されている。
本態様によれば、外周壁のうち共用部が面する部位に開閉可能な採光窓が設けられているため、共用部に隣接する2つの居室部間を連絡する廊下としての機能に加え、バルコニーとしての機能を持たせることができる。
特に、本態様では、採光窓が設けられた外周壁の外側面から外方向へ向かう法線が示す方位と、南方位と、のなす角度が45度以内となるように配置されているので、共用部への採光性が向上し、バルコニーとしての機能を効果的に発揮させることができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、屋外の環境条件に関わらず、一年を通じて快適に利用することができる。
また、共用部が隣接する2つの居室部に行き来可能に構成されているので、共用部の利用者が制限されにくい。
このように、バルコニーの機能を屋内の共用部に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物の建築工事における無駄な投資を抑制することができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、屋外のバルコニーに比べて砂塵や落葉等が堆積しにくく、清掃等にかかる労力を軽減できる。
本発明の一態様に係る建物は、上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、下階と前記共用部とを連絡する階段室と、を備え、前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には開閉可能な採光窓が設けられている。
本態様によれば、外周壁のうち共用部が面する部位に開閉可能な採光窓が設けられているため、共用部に隣接する2つの居室部や階段室間を連絡する廊下としての機能に加え、バルコニーとしての機能を持たせることができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、共用部をバルコニーとして利用する際に、屋外の環境に関わらず、一年を通じて快適に利用することができる。
また、共用部が隣接する2つの居室部及び階段室に行き来可能に構成されているため、共用部が2つの居室部から上階あるいは下階への移動の際にも利用され、共用部の利用頻度を向上させることができる。
このように、バルコニーの機能を屋内の共用部に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物の建築工事における無駄な投資を抑制することができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、屋外のバルコニーに比べて汚れにくく、清掃等にかかる労力を軽減できる。
本発明の一態様に係る建物は、上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、を備え、前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には折れ戸形式で略全開可能な採光窓が設けられている。
本態様によれば、外周壁のうち共用部が面する部位に開閉可能な採光窓が設けられているため、共用部に隣接する2つの居室部間を連絡する廊下としての機能に加え、バルコニーとしての機能を持たせることができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、共用部をバルコニーとして利用する際に、屋外の環境に関わらず、一年を通じて快適に利用することができる。
また、共用部が隣接する2つの居室部に行き来可能に構成されているので、共用部の利用者が制限されにくい。
このように、バルコニーの機能を屋内の共用部に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物の建築工事における無駄な投資を抑制することができる。
特に、本態様では、折り戸形式の採光窓を用いることで、例えば採光窓に引き戸形式等を用いる構成に比べて、採光窓の開状態における共用部の屋外への開放面積を大きくすることができる。これにより、屋内に居ながら開放的な半屋外的空間を居住者に提供でき、居住性の向上を図ることができる。また、共用部への通風性を確保できるので、例えば室内干しスペースとして共用部を用いる場合に洗濯物が乾きやすくなる等、利便性の更なる向上を図ることができる。
また、共用部は屋内に配置されているので、屋外のバルコニーに比べて汚れにくく、清掃等にかかる労力を軽減できる。
上記態様において、前記採光窓の幅は、前記共用部が面する当該採光窓を備えた外周壁の長さの1/2以上であってもよい。
本態様によれば、採光窓を通した共用部内への採光量を充分確保でき、更には、共用部に隣接する居室部内への採光量も確保することができる。これにより、居室部の採光量確保のために、居室部に面する外周壁に設ける窓の面積を大きくする場合に比べて温熱性能を向上させることができ、居室部の居住性を向上させることができる。
上記態様において、前記出入口の少なくとも一方には、透光性を有する建具が設けられていてもよい。
本態様によれば、建具が透光性を有しているため、共用部と居室部と間の断熱性能を確保した上で、居室部内に共用部を通じて多くの光を取り込むことが可能になる。これにより、居室部への採光を確保するのに居室部に大きな窓開口部を設ける場合に比べて居室部での温熱性能を向上させることができる。
上記態様において、前記採光窓の上方には庇が設けられていてもよい。
本態様によれば、太陽光の入射角が大きい夏季において採光窓からの太陽光の進入を抑制することができるとともに、採光窓の開状態において雨水が吹き込むことを抑制することができる。
上記態様において、前記上階の室内空間を覆う屋根は平面視で矩形状に形成されていてもよい。
本態様によれば、構成の簡素化や低コスト化を確実に図ることができる。
本発明の一態様によれば、バルコニーの機能を屋内空間に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物の建築工事における無駄な投資を抑制することができる建物を提供できる。
実施形態に係る建物の南立面図である。 実施形態に係る建物の東立面図である。 実施形態に係る建物の1階平面図である。 実施形態に係る建物の2階平面図である。 第1変形例に係る建物の部分的な2階平面図である。 第2変形例に係る建物の部分的な2階平面図である。 第3変形例に係る建物の部分的な2階平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の建物1は、2階建ての専用住宅である。屋根形式は陸屋根であり、平面視で、東西方向に長い矩形状に形成されている。
建物1は、鉄骨の柱、梁等を用いて架構が形成されるとともに、ALC(軽量気泡コンクリート)パネル等を用いて外周壁10が形成されている。建物1の1階であって南東の角部には、外周壁10を内部側に入り組ませて凹部15が形成され、凹部15内の領域は玄関ポーチ3を構成している。建物1は凹部15を有するものの全体として突出部のない略直方体状に形成されている。
<1階>
図3に示すように、建物1の1階は、居住者の共用の空間であり、玄関土間21、玄関ホール31、居間22、食堂23、台所24、トイレ25、洗面室26、浴室27、階段室28、納戸34等で構成されている。
玄関土間21は、外部の玄関ポーチ3に隣接して配置されており、凹部外周壁15aの開口部16に設けられた玄関ドア17を通じて玄関ポーチ3と行き来可能に構成されている。玄関土間21は、室内側においては玄関ホール31に隣接している。玄関土間21と玄関ホール31とは一体的な空間であり、両空間は上がり框によって区画されている。
居間22、食堂23及び台所24は、間仕切壁等で仕切られることのない一体的な空間であり、玄関ホール31との間の間仕切り壁に設けられた出入口32を通じて玄関ホール31と行き来可能に構成されている。
トイレ25、洗面室26、納戸34は、居間22に隣接して配置されており、それぞれ居間22から出入り可能に構成されている。
浴室27は、洗面室26に隣接して配置されており、洗面室26から出入り可能に構成されている。
階段室28は、南西の角部に配置されており、1階と2階とを連絡する折り返し階段41が設けられている。なお、階段41の下方の空間には階段下収納44が設けられている。
<2階>
図4に示すように、建物1の2階は、上述した階段室28を通じて1階に連通している。外周壁10のうち西側を向く西側外周壁10Wであって、階段室28に面する部分には、開口部52が形成されている。開口部52には、下端の高さが2階床面近傍に位置し、開閉及び採光が可能な窓53が設けられている。
2階には、共用部であるホール61、寝室や子供室等の個室としての使用を想定した複数の居室部(第一居室部62及び第二居室部63)等が配置されている。
ホール61は、平面視で東西方向に長い矩形状であり、階段室28に隣接するとともに、外周壁10の南側外周壁10Sに面している。南側外周壁10Sの表面から外方向へ向かう法線が示す方位は、南方位に一致している(すなわち、法線が示す方位と南方位とのなす角度が0°である)。ホール61の長手(東西)方向の長さは、2間(内法寸法で3.5m程度)、短手(南北)方向の長さは1間(内法寸法で1.7m程度)である。
ホール61と階段室28の境界における、階段41の接続部を除く部位には、転落防止の為の手摺60が設けられている。手摺60以外にホール61と階段室28とを仕切る壁等は存在せず、両空間は連通している。
南側外周壁10Sのうち、ホール61に面する部分(以下、ホール南側壁部81とする)には、開口部82が形成されている。開口部82には、窓(採光窓)84が設けられている。窓84は、腰高タイプ(下端の高さが床面から概ね0.9〜1m)で、上端が天井面近傍まで達し、折れ戸形式で略全開可能な窓である。また、窓84は、ホール南側壁部81の幅W2に対して2/3以上の幅W1を有する。
ホール61における、ホール南側壁部81の室内側の面、もしくは、窓84の近傍の天井面には、固定式あるいは着脱、伸縮、折り畳み等が可能な物干し金物が取り付けられている。物干し金物は、衣類等を干した状態であっても、0.8m程度の通路幅が確保され、通行に支障がないように配置されている。
ホール南側壁部81における窓84の上方の位置には、窓84を上方から覆う庇87が設けられている。庇87は略矩形の板状部材であり、ホール南側壁部81から南側に片持ち状に張り出している。
第一居室部62は、ホール61に隣接するとともに、南側外周壁10S及び東側外周壁10Eに面する位置するように配置されている。第一居室部62とホール61とは、第一出入口(出入口)65を介して行き来可能に連通している。第一出入口65には、第一屋内建具(建具)66が設けられている。第一屋内建具66は、上端が天井面に達する2枚の引き違い戸であって、面材の少なくとも一部(例えば、第一屋内建具66全体の面積に対して1/3以上)には、例えばアクリル板等の透光性を有する材料により構成された採光部66aを備えている。これにより、第一居室部62は、第一屋内建具66が閉じられた状態においても、採光部66aを通してホール61から採光可能に構成されている。
建物1(外周壁10)の東側外周壁10Eのうち、第一居室部62に面する部分には、第一開口部67が形成されており、第一開口部67には、採光及び開閉が可能な第一居室窓68(例えば、腰高窓)が設けられている。第一開口部67(第一居室窓68)は、良好な通風を得るべく、第一出入口65(第一屋内建具66)に対向する壁面に設けられている。なお、第一居室部62に隣接して、WIC(ウォークインクローゼット)69が、第一居室部62から出入り可能となるように配置されている。
第二居室部63は、ホール61に隣接するとともに、北側外周壁10N及び西側外周壁10Wに面する位置するように配置されている。第二居室部63とホール61とは、第二出入口(出入口)71を介して行き来可能に連通している。第二出入口71には、第二屋内建具(建具)72が設けられている。第二屋内建具72は、上端が天井面に達する引き違い戸(例えば4本のレールを備えそれぞれの戸が異なるレールに沿ってスライドする4枚引き違い戸)であって、第一屋内建具66と同様に、面材の少なくとも一部(例えば、第二屋内建具72全体の面積に対して1/3以上)には、例えばアクリル板等の透光性を有する材料により構成された採光部72aを備えている。
建物1(外周壁10)の北側外周壁10Nのうち、第二居室部63に面する部分には、第二開口部74が東西方向に間隔をあけて2箇所形成されており、各第二開口部74には、第二居室窓75(例えば、腰高窓)が設けられている。第二開口部74(第二居室窓75)は、良好な通風を得るべく、第二出入口71(第二屋内建具72)に対向する壁面に設けられている。
本実施形態では、建物1の2階において、階段室28や各居室部62,63間を連絡するとともに、窓84を通じて屋外から採光可能なホール61を有する構成とした。
この構成によれば、ホール61が上述したように階段室28と各居室部62,63との間を連絡する廊下としての機能を有することに加え、バルコニーとしての機能を持たせることができる。
特に、ホール南側壁部81の表面から外方向へ向かう法線が示す方位が南方位に一致するようにホール61を配置することで、ホール61への採光性が向上し、バルコニーとしての機能を効果的に発揮させることができる。
また、ホール61は屋内に配置されているので、屋外の環境条件に関わらず、一年を通じて快適に利用することができる。
また、本実施形態では、ホール61が各居室部62,63や階段室28に行き来可能に構成されているので、ホール61の利用者が制限されにくい。
このように、バルコニーの機能を屋内のホール61に持たせることで、利用頻度が低くなりかねないバルコニーを排除でき、建物1の建築工事における無駄な投資を抑制することができる。
また、ホール61は屋内に配置されているので、屋外のバルコニーに比べて砂塵や落葉等が堆積しにくく、清掃等にかかる労力を軽減できる。
本実施形態では、窓84に折れ戸形式の採光窓を用いることで、例えば窓84に引き戸形式の採光窓等を用いる構成に比べて、窓84の開状態での開口部82の開口面積(ホール61の屋外への開放面積)を大きくすることができる。これにより、屋内に居ながら開放的な半屋外的空間を居住者に提供でき、居住性の向上を図ることができる。また、ホール61への通風性を確保できるので、例えば室内干しスペースとしてホール61を用いる場合に洗濯物が乾きやすくなる等、利便性の更なる向上を図ることができる。
特に、本実施形態では、開口部82の開口幅をホール南側壁部81の幅に対して1/2以上とする構成とすることで、開口部82を通したホール61内への採光量を確保でき、更には、ホール61に隣接する居室部62,63への採光量も確保することができる。これにより、居室部62,63の採光量確保のために、居室部62,63に面する窓の面積を大きくする場合に比べて温熱性能を向上させることができ、居室部62,63での居住性を向上させることができる。
本実施形態では、ホール61と各居室部62,63との連通及び遮断を切り替える屋内建具66,72が、ホール61から各居室部62,63内に採光可能な採光部66a,72aを有している構成とした。
この構成によれば、ホール61と各居室部62,63と間の断熱性能を確保した上で、各居室部62,63内にホール61を通じて多くの光を取り込むことが可能になる。これにより、居室部62,63への採光を確保するのに居室部62,63に大きな窓開口部を設ける場合に比べて居室部62,63での温熱性能を向上させることができる。
本実施形態では、ホール南側壁部81のうち、窓84の上方に庇87が設けられているため、太陽光の入射角が大きい夏季において開口部82からの太陽光の進入を抑制することができるとともに、窓84の開状態において雨水が吹き込むことを抑制することができる。
しかも、本実施形態では、西側外周壁10Wのうち階段室28に面する部分に窓53(開口部52)が設けられているため、ホール61内が階段室28及び開口部52を通して屋外に連通することになる。これにより、開口部52を通したホール61への採光量や通風量を確保できる。
本実施形態では、建物1における2階の室内空間を覆う屋根が、平面視で矩形状に形成されているため、構成の簡素化や低コスト化を確実に図ることができる。
(変形例)
次に、図5〜図7に基づいて、上述した実施形態の変形例について説明する。なお、以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示す第1変形例では、階段室(不図示)が例えば北側中央に配置され、ホール61には隣接していない。ホール61は、第一居室部62及び第二居室部63に隣接して配置され、これら居室部62,63と行き来可能に構成されている。
図6に示す第2変形例では、建物1は3階建てであり、ホール61は、2階に設けられている。3階(不図示)には居室部等が設けられている。建物1は2つの階段室(第一階段室100,第二階段室101)を備え、第一階段室100には1階と2階とを連絡する下階段110が設けられ、第二階段室101には2階と3階とを連絡する上階段111が設けられている。
図7に示す第3変形例では、ホール61は、建物1の南西の角部において、外周壁10(西側外周壁10W及び南側外周壁10S)に面するように配置されている。西側外周壁10W及び南側外周壁10Sのホール61に面する部分には、それぞれ開口部120,121が形成されるとともに、窓(採光窓)125,126が設けられている。
本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
建物1の屋根形式は、陸屋根に限らず、寄棟屋根、切妻屋根、片流れ屋根等の勾配を有するものでもよい。
階段41は、時計方向に昇るものでもよい、その場合、ホールとの接続位置が北側に移動し、窓84に寄せて干した衣類等と動線とが交錯しにくい。
階段41は、1階と2階とを連絡する構成であればよく、いわゆる直階段やかね折れ階段等であってもよい。
ホール61は、建物1の外周壁10のうち、ホール61に面する部分から外方向へ向かう法線が示す方位と、南方位と、のなす角度が45°以内であればよい。
ホール61の長手方向や短手方向の長さは、適宜変更が可能であるが、短手方向については、衣類等を干した状態でも通路幅が確保されるように、尺モジュールの建物にあっては1間(約1.8m)以上、メーターモジュールの建物にあっては2m以上確保されていることが好ましい。
窓84の幅W1は、ホール南側壁部81の幅W2に対して1/2以上であればよい。
窓84は、東西方向に間隔をあけて複数形成してもよい。この場合において、窓84の幅W1は、各窓84の幅の合計値である。
窓84は、掃き出しタイプ(下端が床面近傍に位置するもの)でもよい。その際、転落防止の為に、通風や採光を妨げにくい棒状あるいは桟状の手摺を設けるのが好ましい。
窓84の開閉形式も、折れ戸形式に限らず、引き戸(スライド)形式やすべり出し(回動)形式であってもよい。
窓84は、下部に嵌め殺し部、上部に開閉部を備えた形式でもよい。
窓84は、採光性のみを有する嵌め殺し形式であってもよい。
その他の窓の、大きさ、位置、開閉形式、数も適宜変更してよい。
庇87として、シャッターボックス等を用いてもよい。
建物1の屋根のうち、ホール61の上方に位置する部分に、天窓等を設けてもよい。
屋内建具66,72の幅は適宜変更が可能で、開閉形式も、引き違い形式に限らず、開き戸形式や折れ戸形式であってもよい。
上述した実施形態では、建物1の1階の外周壁の位置と2階の外周壁の位置とが部分的に異なる構成について説明したが、この構成に限らず、1階の外周壁の位置と2階の外周壁の位置とが完全に一致する構成(いわゆる総2階)であってもよい。
また、建物1の階層数は、3以上であってもよく、その場合、連続する2つの階層に本発明の構成を適用することができる。
上述した実施形態では、建物1がバルコニーを有さない構成について説明したが、この構成に限らず、例えば、ホールあるいは居室部から出入り可能なバルコニーを有するものでもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…建物、3…玄関ポーチ、10…外周壁、10E…東側外周壁、10W…西側外周壁、10S…南側外周壁、10N…北側外周壁、15…凹部、15a…凹部外周壁、16…開口部、17…玄関ドア、21…玄関土間、22…居間、23…食堂、24…台所、25…トイレ、26…洗面室、27…浴室、28…階段室、31…玄関ホール、32…出入口、34…納戸、41…階段、44…階段下収納、52…開口部、53…窓、61…ホール(共用部)、62…第一居室部(居室部)、63…第二居室部(居室部)、65…第一出入口(出入口)、66…第一屋内建具(建具)、66a…採光部、67…第一開口部、68…第一居室窓、69…WIC、71…第二出入口(出入口)、72…第二屋内建具(建具)、72a…採光部、74…第二開口部、75…第二居室窓、81…ホール南側壁部、82…開口部、84…窓(採光窓)、87…庇、100…第一階段室(階段室)、101…第二階段室、110…下階段、111…上階段、120…開口部、121…開口部、125…窓(採光窓)、126…窓(採光窓)

Claims (7)

  1. 上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、
    外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、を備え、
    前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には開閉可能な採光窓が設けられ、
    前記採光窓が設けられた外周壁の外側面から外方向へ向かう法線が示す方位と、南方位と、のなす角度が45度以内となるように配置されていることを特徴とする建物。
  2. 上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、
    外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、
    下階と前記共用部とを連絡する階段室と、を備え、
    前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には開閉可能な採光窓が設けられていることを特徴とする建物。
  3. 上階に設けられた少なくとも2つの居室部と、
    外周壁に面するとともに、前記2つの居室部とそれぞれ出入口を介して行き来可能な状態で隣接する共用部と、を備え、
    前記外周壁のうち前記共用部が面する部位には折れ戸形式で略全開可能な採光窓が設けられていることを特徴とする建物。
  4. 前記採光窓の幅は、前記共用部が面する当該採光窓を備えた外周壁の長さの1/2以上であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の建物。
  5. 前記出入口の少なくとも一方には、透光性を有する建具が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の建物。
  6. 前記採光窓の上方には庇が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の建物。
  7. 前記上階の室内空間を覆う屋根は平面視で矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の建物。
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八戸市・35坪|2階に4部屋ある5LDK、ゆったり快適な家, JPN6022007602, 15 February 2022 (2022-02-15), ISSN: 0004715202 *

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