JP5756069B2 - 庇構造 - Google Patents
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Description
ところが、凹部を形成する二つの外壁のそれぞれと直交して配置される他の外壁にも他の庇が設けられる場合には、該他の庇と、延長した凹部の庇とがそれぞれ独立して張り出すため、凹部が見える位置における建物の外観の統一性に乏しい状態となる。
そこで、凹部の庇を、凹部よりも外側に延長して張り出させた場合であっても、凹部が見える位置における建物の外観意匠を向上させることが可能な技術の開発が望まれていた。
前記凹部1b内に配置され、該凹部1bを形成する複数の外壁2a,2bに固定される枠部41と、
前記枠部41の上面に設置されるとともに、上面が前記複数の外壁2a,2b側から外部に向かって傾斜する下り勾配面とされた凹部庇部42と、
前記枠部41および前記凹部庇部42を支持する支柱43と、
前記凹部庇部42の少なくとも一辺に設けられる長庇部44と、を備えており、
前記凹部1bに隣り合う二つの他のコーナー部1a,1aのうち少なくとも一方の他のコーナー部1aは出隅部1cとされており、
前記長庇部44の少なくとも一辺は、前記凹部1bと前記出隅部1cとされた他のコーナー部1aとの間に配置されている庇構造であって、
前記長庇部44は、前記枠部41と前記外壁2に固定される長庇パネル45と、
前記長庇パネル45の上面に、該長庇パネル45上面をカバーし、前記枠部41および前記外壁2から外部側に向かって傾斜するようにして設けられる長庇カバー材46と、
前記長庇パネル45の外部側端面に沿って取り付けられる樋47と、を有しており、
前記長庇部44は、略直線状に形成された直線部44aと、
該長庇部44の長さ方向一端部に位置し、前記出隅部1cに取り付けられる平面視略L字状の出隅エンド部44bと、を含んで構成されており、
前記出隅エンド部44bに取り付けられる前記樋47のうち、前記出隅部1cを回り込むようにして配置される樋47の末端部の付近には竪樋48が設けられていることを特徴とする。
また、前記凹部庇部42によって、該凹部庇部42の下方の雨除け効果を得ることができる。
また、前記長庇部44の前記少なくとも一辺は、前記凹部1bと前記出隅部1cとされた他のコーナー部1aとの間に配置されているので、例えば該長庇部44の一辺を前記出隅部1cまで延ばさずに他の庇を設けるような場合に比して連続性があり、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観に統一感を持たせることができ、外観意匠を向上させることが可能となる。さらに、前記凹部庇部42を外側に延長して張り出せたような状態とすることができる。これによって、雨の日に例えば前記凹部1bに設けられる窓や玄関ドアを開けても雨水が建物1内に入りにくくなったり、地面からの泥の跳ね返りに起因する前記外壁2の汚れの範囲を狭くしたりすることができるので、前記凹部1bにおける雨除け効果を向上させることができる。
さらに、前記凹部庇部42と前記長庇部44とを個別に施工できるので、前記凹部1bの広さが建物1のプランごとに変更されたとしても、前記凹部庇部42上面の前記下り勾配面を前記長庇部44に関係なく調整できる。さらに、建物1のプランごとに同じ仕様の前記長庇部44を採用できる。これによって、部品の共通化によるコストの低減や施工性の向上を図ることができる。
また、前記長庇部44を、前記凹部庇部42が設けられる前記二つの外壁2a,2bとは異なる他の外壁(例えば外壁2c)の窓の庇としても利用することができる。
加えて、前記枠部41と前記外壁2に前記長庇部44を取り付けるにあたって、例えば前記長庇パネル45を傾斜させた状態で取り付ける必要がないので、前記長庇カバー材46によって、前記長庇パネル45の上方に下り勾配面を容易に形成できる。
また、前記長庇パネル45の外部側端面に前記樋47が取り付けられるので、前記凹部庇部42から前記長庇カバー材46へと流れる雨水を確実に集水できる。さらに、前記凹部庇部42に対して前記樋47やドレーンを設けないで済む。
それに加えて、前記直線部44aによって前記長庇部44の直線部分を形成することができる。また、前記出隅エンド部44bによって前記長庇部44の長さ方向一端部の前記出隅部1cに対応する部分を形成することができる。また、前記出隅エンド部44bの前記樋47のうち、前記出隅部1cを回り込むようにして配置される樋47の末端部に前記竪樋48が設けられるので、前記凹部1bが見える位置から該竪樋48を見えにくくすることができ、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観意匠をより向上できる。
前記凹部1bと前記隣り合う二つの他のコーナー部1a,1aとの間には、前記凹部1bを介して互いに直交する方向に配置される二つの他の外壁2c,2dが設けられており、
前記枠部41は、前記二つの他の外壁2c,2dのそれぞれの延長線に沿って配置されるとともに、互いに直交する複数の枠材41b,41bを有しており、
前記凹部庇部42の外部側端部は、前記複数の枠材41b,41bの上面に設置されていることを特徴とする。
これによって、前記凹部庇部42を、前記二つの他の外壁2c,2dよりも外側に張り出させないようにすることができるので、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観性の低下を防ぐことができる。
前記長庇部44は平面視略L字状に形成されており、
該長庇部44は、前記凹部庇部42を取り囲むようにして設けられていることを特徴とする。
これによって、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観性をより向上できる。また、平面視L字状に形成した分、前記長庇部44による雨除け範囲を広げることができるので、前記凹部1bにおける雨除け効果をより向上させることができる。
さらに、前記凹部庇部42の上面を多方向に流れる雨水を前記長庇部44で受けやすくなる。これによって、例えば前記長庇部44を前記一辺のみとする場合とは異なり、前記凹部庇部42の勾配を大きくして雨水が流れる向きを前記長庇部44の前記一辺に向かう方向に調整する必要がないため、前記凹部庇部42の勾配を抑えることができる。
前記凹部庇部42は、前記枠部41の上面に載置固定される凹部パネル42aと、
前記凹部パネル42aの上面に取り付けられるとともに、上面に、外部側に向かって傾斜する傾斜面が形成された複数の勾配材42b…と、
前記複数の勾配材42b…の上面に、該複数の勾配材42b…と前記凹部パネル42a上面とをカバーするようにして取り付けられる凹部カバー材42cと、を有することを特徴とする。
また、前記凹部パネル42aは前記枠部41の上面に載置固定される単純なパネルであり、前記複数の勾配材42b…は上面に傾斜面が形成された単純な部材であるため、それぞれ生産しやすい。
また、本実施の形態の建物1は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
また、このパネルとは、縦横の框材(芯材)が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材(芯材)が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填されるものである。また、外壁として用いる場合、外側表面には胴縁を介して外装材が取り付けられる。
まず、図1〜図5に示す建物1について説明する。
前記建物1は住宅であり、1階と2階と2.5階とからなる。また、前記建物1は、断面視において略逆L型の雁行形状とされており、上部に設けられる屋根5も、前記建物1の雁行形状に対応した形状となっている。
また、前記建物1は、複数層の建物本体6と、前記建物本体6の前側部7に一体的に設けられるとともに該建物本体6の前側部7と同層かつ略同幅に設定された建物正面部8と、を備える。
前記建物正面部8は、図5に示すように、該建物正面部8を幅方向に仮想的に三つに区分けしてなる第一領域8aと第二領域8bと第三領域8cとを有する。
なお、本実施の形態においては、前記建物正面部8は仮想的に略三等分に区分けされているが、これに限られるものではない。つまり、敷地の広さやこれに応じた建物の広さを考慮し、極端に寸法差が生じない範囲で三つに区分けされていればよいものとする。
また、前記第二領域8bおよび前記第三領域8cの最下層は前記部屋領域7bに隣接している。
また、前記第一領域8aと前記第二領域8bと前記第三領域8cのうち少なくとも二つの領域は建物内空間とされている。
なお、本実施の形態においては、前記第一領域8aと前記第二領域8bの二つの領域が建物内空間とされ、前記第三領域8cが建物外部とされている。
そして、該第三領域8cは、建物1の複数のコーナー部1a…のうちの一つのコーナー部1aに入隅状に形成される凹部1bに配置されており、その最下層は玄関ポーチ10とされている。
一方、前記建物正面部8の中間層は、図3に示すように、前記収納室21に対して隔絶されるとともに、前記建物正面部8の最下層と最上層とを離間させるデッドスペース9とされている。
前記外壁2a,2bは、入隅部である前記凹部1bを構成するものである。
前記外壁2cは、前記外壁2aと直交して連続的に配置されるものである。なお、該外壁2cのうち前記建物1の1階部分には窓3が設けられている。
前記外壁2dは、前記外壁2bと直交して連続的に配置されるものである。さらに、該外壁2dは後述する入隅部1dを構成している。
前記外壁2eは、前記外壁2cと直交して連続的に、かつ前記外壁2a,2dと平行に配置されるものである。
前記外壁2fは、前記外壁2dとともに後述する入隅部1dを構成するものである。
なお、前記外壁2c,2dは、前記凹部1bを介して互いに直交する方向に配置されており、前記凹部1bと前記隣り合う二つの他のコーナー部1a,1aとの間に設けられている。
なお、本実施の形態においては、前記窓3の幅寸法が前記外壁2cに対して4分の3程度の幅寸法に設定されている。前記面格子50の幅寸法は前記窓3の幅寸法よりも広く、前記外壁2cに対して4分の3以上に設定されている。さらに、前記面格子50の高さ寸法は、前記外壁2cの高さ方向両端部間にわたる長さに設定されている。より詳細には、前記面格子50は、図1に示すように、上端部が前記庇40の下面に達し、下端部が前記外壁2cよりも下方に位置する建物基礎に達する長さに設定されている。
まず、前記建物1は矩形状の敷地に建築されている。そして、前記建物1の複数のコーナー部1a…のうち、該建物1の雁行形状を規定する入隅部1dには中庭14が配置されている。このように前記中庭14は前記建物1の入隅部1dに配置されているので、該中庭14にいる人に対して、程よく囲まれた印象やプライベートな雰囲気の中で自然と触れ合える環境を提供することができ、居住者にとって居心地の良い環境を形成することができる。
なお、前記入隅部1dは、互いに直交する前記外壁2d,2fによって形成されている。
前記駐車スペース12内には、電気自動車(EV)あるいはプラグインハイブリッドカー(PHV)等のように電気エネルギーで走行する自動車のための充電スタンド12aが設置されている。
また、敷地内には、コストの低い夜間電力や太陽光発電等により自家発電した電力を蓄電するための蓄電池12bが設置されている。
前記玄関は前記第一領域8aおよび前記第二領域8bの最下層に該当する建物内空間である。そして、前記玄関のうち前記第一領域8a側は前記前側部7の前記通路領域7aに隣接しており、前記第二領域8b側は前記前側部7の前記部屋領域7bに隣接している。
なお、本実施の形態の玄関は、二つの領域分の広さに設定されているので、比較的広い空間となっている。このため、この玄関を近隣住民とのコミュニケーションスポットとして活用しやすい。
また、玄関である前記第二領域8bに隣接する前記部屋領域7bには、リビング13aを含む部屋13が配置されている。なお、前記第二領域8bと前記部屋13の前記リビング13aとの間に式台7dが設けられている。
すなわち、本実施の形態においては前記玄関から建物1内の部屋へのルートが2通り用意されている。これにより、将来的に二世帯同居する際に、2つの動線を確保できるので好ましい。
前記部屋13は、前記リビング13aのみが前記前側部7に位置しているため、該リビング13a側のエリアと、前記ダイニング13bおよび前記キッチン13c側のエリアとに分けやすい構造となっている。これによって、将来的には、前記リビング13aと前記ダイニング13bとの間に間仕切壁を設置して、前記リビング13aを親世帯居室等として利用することもできる。
また、前記外壁2d,2fには、前記中庭14に向かって開口する開口部14a,14b,14cが形成されている。これら開口部14a,14b,14cには所謂掃出し窓が設けられており、前記部屋13と前記中庭14との間に比較的大きな開口を形成することができる。これによって、前記部屋13と前記中庭14との一体感を向上させることができるので、前記部屋13における開放感の向上を図ることができる。さらに、前記部屋13の採光性や通風性も向上させることができる。
なお、前記開口部14cは南側に向かって開口する所謂南面開口であり、特に採光性に優れる。
前記階段室15は、平面視矩形状に形成されており、前記建物1の1階から2階にわたって設けられている。
また、上端部には前記屋根5に形成される複数のトップライト16,16が設けられている。前記階段室15に複数のトップライト16,16が設けられているので、暗くなりがちな建物1の北側も自然光を確保することができる。これに応じて、前記階段室15に設けられる手摺やパーテーションを透明部材や透光性を有する部材で構成することが好ましい。
また、前記前側部7には、図3および図4に示すように、前記階段室15に隣接するとともに前記踊り場15bを介して2階と2.5階とを接続する半階分の室内階段15cと、2.5階の踊り場15dとが設けられている。
なお、本実施の形態において、前記室内階段15cおよび前記踊り場15dは、前記前側部7内に設けられるものとしたが、前記階段室15の一部として該階段室15に備えられるものとしてもよい。
このような部屋19が前記踊り場15bに延長して設けられることによって、家族同士が互いに顔を見合わせることが可能な場所を前記部屋13以外にも用意できるので、家族同士のコミュニケーションの機会を増やすことができる。
なお、前記キッチン13c側の開口部14cと前記南面開口部20aとは、前記建物1が雁行形状であることにより、敷地内の比較的奥まった位置に設けられることになる。これによって、プライバシーを確保しながら採光性の向上を図ることができるので、前記部屋20および前記キッチン13cの開放感を向上させることができる。
さらに、前記部屋19の南側には、前記前側部7の中間層である前記収納室21が配置されており、この収納室21の南側には前記建物正面部8の中間層である前記デッドスペース9が配置されている。
前記部屋34は、該部屋34を前記前側部7の幅方向に二分割する間仕切壁35が取り外し可能に設けられることによって形成された第一部屋34aと第二部屋34bとを備える。なお、本実施の形態においては、前記部屋34は前記間仕切壁35によって二等分されている。
前記固定壁35aは前記間仕切壁35とは異なり、取り外し可能とはされておらず、前記部屋34の床(中間床18)や前記第一出入口37aおよび第二出入口37bが形成される壁等に固定されている。すなわち、前記間仕切壁35は、前記固定壁35aと、前記バルコニー11側の前記第一開口部36aおよび前記第二開口部36bが形成される壁との間に設けられて固定された状態となっている。
前記手摺壁11aは、前記デッドスペース9を囲む外壁2a,2c,2eと一体的に設けられている。つまり、前記建物正面部8において前記第一領域8aと前記第二領域8bを取り囲むようにして配置される外壁は、前記手摺壁11aを含めて最下層から最上層にわたって一体的となっている。
また、前記屋根5のうち前記バルコニー11の上方に位置する軒先部5aは、他の軒先部5bと比較して軒の出が大きく設定されている。つまり、前記軒先部5aは前記バルコニー11側に大きく張り出した状態となっている。
これによって、前記バルコニー11を、深い軒と高めの手摺とで囲まれることにより、夏の高い直射日光や下からの見上げ視線を遮ることのできる居心地の良い軒下空間とすることができる。特に近隣住宅との距離が近くなりがちな都市部においては、近隣住宅からの視線を効果的に遮ることができ好ましい。
また、前記第一領域8aの最下層を前記通路領域7aに隣接させ、前記第二領域8bおよび前記第三領域8cの最下層を前記部屋領域7bに隣接させ、前記第一領域8aと前記第二領域8bと前記第三領域8cのうち少なくとも二つの領域を建物内空間とする範囲内で、前記建物正面部8のプラン変更を行うことができる。
また、前記建物正面部8を、前記建物本体6の前記通路領域7aと前記部屋領域7bとを基準にしてプラン変更できるので、前記建物正面部8のプラン変更が前記建物本体6の前記前側部7の最下層のプランに影響を与えることを防ぐことができる。
これによって、前記建物本体6の前記前側部7の最下層と、前記建物正面部8とを、施工主のライフスタイルに合わせて適宜プラン変更できるので、近年におけるライフスタイルの多様化に対応することができ、施工主の要望により一層合った設計プランを提供することが可能となる。
次に、前記収納室21について説明する。
図3に示すように、前記建物1の2階の床17の一部の上方に該床17より0.8〜1.4m高い中間床18が設けられ、これら床17と中間床18との間の空間が前記収納室21とされている。また、前記収納室21は前記部屋19に隣接している。
なお、図3および図4に示すように、前記床17の上方には前記収納室21の他に、前記部屋19,20、前記踊り場15b等が設けられ、前記中間床18の上方には前記部屋34と前記踊り場15dが設けられる。
本実施の形態においては、前記第二収納室21bは、前記第一収納室21aの西側に配置されている。
そして、前記第二出入口23aには、該第二出入口23aが形成される壁23に沿ってスライドするスライド手段33を有することによって該第二出入口23aを開閉する扉としての機能を持つ可動収納家具26が設けられている。また、前記可動収納家具26は、前記第一収納室21a内に設置されている。
より詳細には、前記第二収納室21bの幅(東西の長さ)は前記第一領域8aの幅と同等に設定されており、前記第一収納室21aの幅は、前記第二領域8bおよび前記第三領域8cの幅と同等に設定されている。さらに、前記第二収納室21bの南北の長さは、前記前側部7の南北の長さよりも前記室内階段15cがある分短く設定されており、前記第一収納室21aは前記前側部7と同等に設定されている。
なお、本実施の形態においては、前記第二収納室21bの床面積は以上のように設定されているが、これに限られるものではない。
また、前記可動収納家具26と前記固定収納家具27を並べて設置するだけでなく、図3に示すように、その他の家具も効果的に配置することによって、前記可動収納家具26の存在をカムフラージュできるので好ましい。
そして、前記固定収納家具27は、前記可動収納家具26よりも前記第一出入口22a側に配置されている。
なお、本実施の形態においては、前記壁22と前記壁23とが直交する方向に配置されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば前記壁22と前記壁23とが対向して配置され、さらに前記第一出入口22aと前記第二出入口23aとが対向されて配置されるようにしてもよい。
また、前記固定収納家具27は、前記可動収納家具26よりも前記第一出入口22a側に配置されているとしたが、これに限られるものではない。
すなわち、前記壁23は前記第二収納室21bの東側部分に位置し、前記外壁2eは西側部分に位置し、前記壁24は南側に位置し、前記室内階段15cは北側に位置する。
また、本実施の形態の可動収納家具26および固定収納家具27は、少なくとも側板、天板、底板、棚板を備えた収納棚である。また、前記スライド手段33は、例えばキャスター等が採用される。
しかも、前記可動収納家具26は、前記第一収納室21a内に配置されているので、前記第一収納室21aのさらに奥に配置された前記第二収納室21bの存在を、該可動収納家具26によってより効果的にカムフラージュすることができる。
次に、前記庇40について詳細に説明する。
本実施の形態の庇40の構造は、図1,図3,図6〜図21に示すように、入隅部である前記凹部1bを含む外壁2に取り付けられるものである。また、前記建物1に対する前記庇40の高さ位置は、上述のように、前記建物正面部8の最下層とその直上層との境界部分とされている。すなわち、本実施の形態において前記庇40は、最下層である前記建物正面部8の玄関および玄関ポーチ10と、中間層である前記デッドスペース9との境界部分に設けられている。
また、前記庇40は、図1,図3,図6〜図21に示すように、前記凹部1b内に配置され、該凹部1bを形成する複数の外壁2a,2bに固定される枠部41と、前記枠部41の上面に設置されるとともに、上面が前記複数の外壁2a,2b側から外部に向かって傾斜する下り勾配面とされた凹部庇部42と、前記枠部41および前記凹部庇部42を支持する支柱43と、前記凹部庇部42の少なくとも一辺に設けられる長庇部44と、を備える。
また、前記凹部1bに隣り合う二つの他のコーナー部1a,1aのうち少なくとも一方の他のコーナー部1aは出隅部1cとされており、前記長庇部44の少なくとも一辺は、前記凹部1bと前記出隅部1cとされた他のコーナー部1aとの間に配置されている。
なお、この庇40の下面には、野縁40a(49b)を介して軒天井材40bが設けられている。
そして、この枠部41は、前記二つの外壁2a,2bに固定される2本の壁側枠材41a,41aと、外側に位置する外側枠材41b,41bと、を有する。
前記壁側枠材41a,41aは、前記外壁2a,2bに対して、該外壁2a,2bの壁厚の半分程度まで埋まるようにして設けられている。
また、前記外側枠材41b,41b同士は、前記枠部41の外側角部41cに該当する部分でボルト固定されている。
また、前記枠部41は水平に配置されている。
すなわち、前記外壁2cの延長線と前記外壁2dの延長線は、前記建物1の複数のコーナー部1a…のうち前記凹部1bのある一つのコーナー部1aにおいて互いに交差するものである。前記外側枠材41b,41bは、このような外壁2c,2dの延長線に沿って配置されるため、互いに直交するように設けられている。そして、このような複数の枠材41b,41bの上面に前記凹部庇部42の外部側端部が設置される。
この凹部庇部42は、凹部パネル42aと、複数の勾配材42b…と、凹部カバー材42cと、を有する。
なお、この凹部パネル42aは上述のパネルと同様の構成とされているものとする。また、前記凹部パネル42aは水平に配置されている。
また、前記凹部パネル42aの上面には、図示しない下地合板が敷設される。その上から前記凹部カバー材42cが設けられる。
なお、本実施の形態においては図10に示すような形状の前記各勾配材42b1〜42b5を使用し、図10に示すような組み方が採用されているが、これに限られるものではない。すなわち、図10に示すような形状に限られない複数の勾配材を、前記凹部1bの最も深い箇所から外部に向かって徐々に低くなるように組めれば良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態においては、4枚の凹部カバー材42cが用いられている。また、4枚のうち、前記凹部1bの最も内側に位置する第一の前記凹部カバー材42c1は、平面視正方形状に形成されている。
前記外側角部41cの上方に位置する第二の前記凹部カバー材42c2は、前記第一の凹部カバー材42c1の先端部の形状に対応する形状となるように切欠形成されている。第三、第四の前記凹部カバー材42c3,42c4は、前記第一の凹部カバー材42c1よりも小さい平面視正方形状に形成されている。
また、下側の硬質発泡材70と前記凹部パネル42aとの間には、耐水シート73やルーフィング74等の防水処理が適宜施されている。
また、前記外壁2の表面に取り付けられる外装材60と前記塩ビ鋼板71との間にもシーリング75が施されている。
なお、本実施の形態においては前記硬質発泡材70,70を採用したが、これに限られるものではなく、例えばパーティクルボード等でも良い。すなわち、前記硬質発泡材70,70やパーティクルボードのように、吸音性能および消音性能を有するものが好適である。
また、本実施の形態においては前記塩ビ鋼板71を採用したが、これに限られるものではなく、他の鋼板を採用してもよいものとする。
この第三の凹部カバー材42c2(または前記第四の凹部カバー材42c3)と前記第二の凹部カバー材42c2との間には、互いの塩ビ鋼板71,71を折曲形成してなる溝部76が形成されている。そして、この溝部76の底部にビスが設けられることによって前記互いの塩ビ鋼板71,71が固定されている。また、前記溝部76にはシーリング76aが充填され、その上から平型ジョイナー77が固定されている。
なお、前記第一の凹部カバー材42c1と、前記第二〜第四の凹部カバー材42c2,42c3,42c4との間には、前記硬質発泡材70の使用枚数に応じて段差が形成されている。
前記目地用ジョイナー79は、前記第二の凹部カバー材42c2と、前記第三の凹部カバー材42c3(または前記第四の凹部カバー材42c4)との間に形成される目地に沿って設けられるものである。目地にはシーリング76aが施されている。
また、この目地用ジョイナー79は、該目地用ジョイナー79と前記L型ジョイナー78の下方に設けられる固定ブラケット79aを下地としてビス止めされている。
なお、前記固定ブラケット79aは、前記第一の凹部カバー材42c1の塩ビ鋼板71との間に溝部76を形成できる構成となっている。この溝部76にはシーリング76aが充填され、その上から、前記L型ジョイナー78が固定されている。
また、前記第一の凹部カバー材42c1と、前記第二の凹部カバー材42c2は、中央に前記稜線42dが設けられ、この稜線42dを境にして略山型に形成されている。
また、この支柱43の上端部は、図7に示すように、前記枠部41の外側角部41cとともにボルト固定されている。
この長庇部44は、長庇パネル45と、長庇カバー材46と、樋47と、を有する。
なお、本実施の形態においては、前記外壁2cに対しては該外壁2cの幅方向にわたって固定され、前記外壁2dに対しては端部のみが僅かに固定されている。また、この長庇パネル45は上述のパネルと同様の構成とされているものとする。
すなわち、前記凹部1bがあるコーナー部1aに隣り合う二つのコーナー部1a,1aのうち前記外壁2c側のコーナー部1aは出隅部1cとされている。前記長庇部44のL字状の一辺は、前記凹部1b側のコーナー部1aと前記出隅部1c側のコーナー部1aとの間に配置され、他辺は、前記凹部1b側のコーナー部1aと前記外壁2dの凹部1b側端部との間に配置されている。
なお、前記凹部1bと同時に形成される出隅については、前記建物1のコーナー部1aに含まないものとする。つまり、前記凹部1bと同時に形成される出隅とは、前記外壁2aと前記外壁2cとで形成される出隅と、前記外壁2bと前記外壁2dとで形成される出隅を指すものとする。
また、前記出隅部1cは、前記外壁2cと前記外壁2eとで形成されている。
なお、前記長庇部44の末端(エンド部)に位置する長庇カバー材46やコーナー部に位置する長庇カバー材46は、稜線46bを介して二つの下り勾配面が形成されたものを用いる。
また、前記長庇カバー材46は、前記凹部カバー材42cと同様に、前記硬質発泡材70と、前記塩ビ鋼板71とを主体として構成されている。
また、この樋47は、前記長庇パネル45の外部側端面に固定された複数のブラケット47aを介して前記長庇パネル45の外部側端面に取り付けられている。
なお、前記樋47の上面には、この樋47の上面開口部を覆うとともに、多数の孔部が形成された落ち葉除けの樋カバー材47bが設けられている。
つまり、前記長庇部44は、出隅や入隅に位置する該長庇部44の末端(エンド部)を除く部分が前記直線部44aであり、出隅や入隅に位置する該長庇部44の末端(エンド部)には、専用の役物を用いる。本実施の形態では、前記長庇部44の長さ方向一端部は前記出隅部1cに位置するため、専用の役物としての前記出隅エンド部44bが用いられている。
前記下地部49は、前記樋47を固定するための固定部材49aと、前記軒天井材40bが下面に固定される野縁49bとを備える。
前記固定部材49aおよび前記野縁49bは、図19に示すように、前記外壁2cよりも前方に突出している。前記固定部材49aの突出部分には前記出隅エンド部44bの長庇パネル45の側面が固定されており、前記野縁49bの突出部分には他の野縁40aが固定されている。
また、前記出隅エンド部44bに取り付けられる前記樋47のうち、前記出隅部1cを回り込むようにして配置される樋47の末端部の付近には竪樋48が設けられている。
すなわち、前記凹部1bは、前記二つの外壁2a,2bと前記外側枠材41b,41bとによって、平面視において前記建物1のコーナー部1aを矩形状に切り欠いたような形状となっている。しかし、これに限られるものではなく、平面視において前記建物1のコーナー部1aをL字状(段状)に切り欠いたような形状としてもよいし、平面視三角形状でもよいし、平面視扇型でもよい。つまり、いずれの形状にしても、平面視における前記凹部1bの外縁は前記外側枠材41b,41bによって規定されており、前記凹部1bの壁側縁を規定する外壁2a,2bの数は二つに限られないこととなる。
また、前記凹部庇部42によって、該凹部庇部42の下方の雨除け効果を得ることができる。
また、前記長庇部44の前記少なくとも一辺は、前記凹部1bと前記出隅部1cとされた他のコーナー部1aとの間に配置されているので、例えば該長庇部44の一辺を前記出隅部1cまで延ばさずに他の庇を設けるような場合に比して連続性があり、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観に統一感を持たせることができ、外観意匠を向上させることが可能となる。さらに、前記凹部庇部42を外側に延長して張り出せたような状態とすることができる。これによって、雨の日に例えば前記凹部1bに設けられる窓や玄関ドアを開けても雨水が建物1内に入りにくくなったり、地面からの泥の跳ね返りに起因する前記外壁2の汚れの範囲を狭くしたりすることができるので、前記凹部1bにおける雨除け効果を向上させることができる。
さらに、前記凹部庇部42と前記長庇部44とを個別に施工できるので、前記凹部1bの広さが建物1のプランごとに変更されたとしても、前記凹部庇部42上面の前記下り勾配面を前記長庇部44に関係なく調整できる。さらに、建物1のプランごとに同じ仕様の前記長庇部44を採用できる。これによって、部品の共通化によるコストの低減や施工性の向上を図ることができる。
また、前記長庇部44を、前記凹部庇部42が設けられる前記二つの外壁2a,2bとは異なる他の外壁(例えば前記外壁2c)の窓の庇としても利用することができる。
これによって、前記凹部庇部42を、前記二つの他の外壁2c,2dよりも外側に張り出させないようにすることができるので、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観性の低下を防ぐことができる。
これによって、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観性をより向上できる。また、平面視L字状に形成した分、前記長庇部44による雨除け範囲を広げることができるので、前記凹部1bにおける雨除け効果をより向上させることができる。
さらに、前記凹部庇部42の上面を多方向に流れる雨水を前記長庇部44で受けやすくなる。これによって、例えば前記長庇部44を前記一辺のみとする場合とは異なり、前記凹部庇部42の勾配を大きくして雨水が流れる向きを前記長庇部44の前記一辺に向かう方向に調整する必要がないため、前記凹部庇部42の勾配を抑えることができる。
また、前記凹部パネル42aは前記枠部41の上面に載置固定される単純なパネルであり、前記複数の勾配材42b…は上面に傾斜面が形成された単純な部材であるため、それぞれ生産しやすい。
また、前記長庇パネル45の外部側端面に前記樋47が取り付けられるので、前記凹部庇部42から前記長庇カバー材46へと流れる雨水を確実に集水できる。さらに、前記凹部庇部42に対して前記樋47やドレーンを設けないで済む。
本実施の形態の庇40の施工方法は、まず、前記玄関ポーチ10の、前記凹部1b内の前記枠部41に対応する位置に前記支柱43を立設配置する。
続いて、図7に示すように、前記枠部41を前記支柱43の上端部に連結するとともに、該枠部41を前記凹部1bを形成する複数の外壁2a,2bに固定する。すなわち、前記枠部41の外側角部41cを前記支柱43の上端部に連結するとともに、該枠部41の一辺の壁側枠材41aを前記凹部1bの前記一方の外壁2a表面に、かつ他辺の壁側枠材41aを前記他方の外壁2b表面にそれぞれ固定する。
すなわち、まず、前記長庇部44の前記長庇パネル45を、前記外壁2と前記枠部41の外部側端面とにわたって取り付ける。
続いて、図10に示すように、前記複数の勾配材42b…を前記凹部パネル42aの上面に取り付ける。そして、前記凹部カバー材42cを前記複数の勾配材42b…の上面に取り付ける。
その後、図16に示すように、前記長庇カバー材46を前記長庇パネル45の上面に取り付ける。
以上のような手順で前記庇40を施工する。
なお、前記第一〜第四の凹部カバー材42c1,42c2,42c3,42c4の施工手順は、各部の重なり状態を考慮して適宜行うものとする。
また、前記長庇部44の前記少なくとも一辺を、前記凹部1bから前記出隅部1cとされた他のコーナー部1aにわたって取り付けるので連続性があり、前記凹部1bが見える位置における建物1の外観意匠を向上できる。
しかも、前記凹部庇部42と前記長庇部44とを個別に施工できるので、建物1のプランごとに各部の大きさが変更されたとしても確実に対応できる。すなわち、建物1のプランごとに施工の難易度が変わることがないので、どのようなプランの建物1であっても前記庇40を前記凹部1bを含む外壁2に容易に取り付けることができる。
以下、前記庇40の変形例について説明する。
前記凹部庇部42は、前記凹部パネル42aと、前記複数の勾配材42b…と、前記凹部カバー材42cとを有する。そして、前記複数の勾配材42b…によって前記凹部庇部42の上面を傾斜させるものとしたが、図示はしないが、前記複数の勾配材42b…を用いずに前記凹部庇部42の上面を傾斜させてもよいものとする。
この場合、前記凹部パネル42a自体を傾斜させれば前記凹部庇部42の上面を傾斜させることができる。なお、前記枠部41のうち前記壁側枠材41aと前記外側枠材41bの上面には前記凹部パネル42aを傾斜させた状態で保持するための調整材が適宜設けられる。
このように前記凹部パネル42a自体を傾斜させることによって前記複数の勾配材42b…の分の部品点数削減を図ることができるだけでなく、高所作業を減らすことができるので好ましい。
図21に示すように、前記外装材60と前記塩ビ鋼板71との間に施されたシーリング75を無くし、その代わりに、前記塩ビ鋼板71の外壁側端部を延長し、外壁2に沿って上方に立ち上げても良いものとする。
この場合、前記外装材60を受ける胴縁63と前記外壁2との間に介在する防水透湿シート64と、前記塩ビ鋼板71の立ち上がり部分とを重ね合わせて防水を確保する。なお、前記防水透湿シート64と前記塩ビ鋼板71の立ち上がり部分はビス止めされている。
このように前記シーリング75の代わりに、前記塩ビ鋼板71を立ち上げる構成とすることによって、寒冷地または多雪地等での前記シーリング75の劣化による防水性の低下を防ぐことができる。
図示はしないが、多雪地では前記凹部庇部42に対して大量の雪が乗る場合がある。これに対応するために前記枠部41の梁成を、本実施の形態における前記枠部41の梁成よりも大きくしてよいものとする。
また、前記枠部41の梁成を大きくすると、該枠部41の上に設けられる前記凹部庇部42と前記長庇部44との間の高低差が大きくなる。このため、大きくなった分の前記枠部41の外側面に幕板等の外装材を設けて、大きくなった分の外側面を覆うようにしてもよい。
このように多雪地において前記枠部41の梁成を大きくすることによって、大量の雪が前記凹部庇部42に乗ったとしても十分に雪の重みに耐えられるようになるので、好ましい。すなわち、前記枠部41の梁成は、前記凹部庇部42に乗った雪の重みに耐え得る程度に設定されているものとする。
次に、前記面格子50について説明する。
前記面格子50は、上述のように、前記窓3が形成された前記外壁2cの前方に、前記窓3を覆うようにして設けられるものである。また、前記面格子50の幅寸法は前記窓3の幅寸法よりも広く、前記外壁2cに対して4分の3以上に設定されている。さらに、前記面格子50の高さ寸法は、前記外壁2cの高さ方向両端部間にわたる長さに設定されている。
そして、前記面格子50は、図1,図2,図22に示すように、複数の壁付ブラケット51…と、複数のパネルブラケット52…と、上下の水平フレーム53,53と、格子パネル54と、を備える。
なお、前記複数の壁付ブラケット51…は、壁パネルである前記外壁2cの芯材、もしくは、隣り合う壁パネル同士を結合する結合材に対してビス止めされている。
なお、横方向に離間する前記パネルブラケット52,52間の間隔が大きい場合には、新しい前記水平フレーム53を継ぎ足すようにして対処できる。その場合、隣り合う水平フレーム53,53同士の当接部を支持するために、前記四隅以外の新しい壁付ブラケット51と前記パネルブラケット52とが用いられる。
また、前記格子パネル54は、横方向に間隔をあけて配置される複数の縦格子54a…と、前記複数の縦格子54a…の上端部間および下端部間を連結するとともに前記水平フレーム53,53に取り付けられる上下の枠部54b,54bと、を有する。
また、図示はしないが、前記縦格子54aは、金属製の芯材と、前記芯材の表面を被覆するとともに、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合し溶融させて押出成形してなる表皮材と、を有する。
また、例えば窓3のみを覆う程度の大きさの面格子よりも比較的大きい前記面格子50を前記外壁2cに取り付けるにあたって、前記格子パネル54を、前記壁付ブラケット51…および前記パネルブラケット52…の双方のブラケットと、前記パネルブラケット52,52間に架設される前記水平フレーム53等の各パーツを介して前記外壁2cに取り付けることにより、前記面格子50を前記外壁2cの前方に確実かつ容易に設けることができる。すなわち、前記面格子50が比較的大きいために重量があったとしても、前記各パーツ51,52,53を順々に取り付けるだけで前記格子パネル54を前記外壁2cの前方に設けることができるので、前記面格子50の施工性の向上を図ることができる。
さらに、例えば窓3の上下方向の長さに対応するなどして、前記面格子50の上下方向の長さを変更する場合があったとしても、前記格子パネル54は上下方向の長さが変更されたものを用いる必要があるが、該格子パネル54以外の部材はサイズを変更する必要がない。つまり、部材の共通化を図ることができるので汎用性が高く、しかも前記面格子50の製造に係るコストの削減を図ることが可能となる。
2(2a〜2f) 外壁
3 窓
6 建物本体
7 前側部
7a 通路領域
7b 部屋領域
8 建物正面部
8a 第一領域
8b 第二領域
8c 第三領域
17 床
18 中間床
19 部屋
21 収納室
21a 第一収納室
21b 第二収納室
22 壁
22a 第一出入口
23 壁
23b 第二出入口
26 可動収納家具
40 庇
41 枠部
42 凹部庇部
43 支柱
44 長庇部
50 面格子
51 壁付ブラケット
52 パネルブラケット
53 水平フレーム
54 格子パネル
54a 縦格子
Claims (4)
- 建物の複数のコーナー部のうち一つが平面視において室内側に凹む凹部とされており、該凹部を含む外壁に取り付けられる庇の構造において、
前記凹部内に配置され、該凹部を形成する複数の外壁に固定される枠部と、
前記枠部の上面に設置されるとともに、上面が前記複数の外壁側から外部に向かって傾斜する下り勾配面とされた凹部庇部と、
前記枠部および前記凹部庇部を支持する支柱と、
前記凹部庇部の少なくとも一辺に設けられる長庇部と、を備えており、
前記凹部に隣り合う二つの他のコーナー部のうち少なくとも一方の他のコーナー部は出隅部とされており、
前記長庇部の少なくとも一辺は、前記凹部と前記出隅部とされた他のコーナー部との間に配置されている庇構造であって、
前記長庇部は、前記枠部と前記外壁に固定される長庇パネルと、
前記長庇パネルの上面に、該長庇パネル上面をカバーし、前記枠部および前記外壁から外部側に向かって傾斜するようにして設けられる長庇カバー材と、
前記長庇パネルの外部側端面に沿って取り付けられる樋と、を有しており、
前記長庇部は、略直線状に形成された直線部と、
該長庇部の長さ方向一端部に位置し、前記出隅部に取り付けられる平面視略L字状の出隅エンド部と、を含んで構成されており、
前記出隅エンド部に取り付けられる前記樋のうち、前記出隅部を回り込むようにして配置される樋の末端部の付近には竪樋が設けられていることを特徴とする庇構造。 - 請求項1に記載の庇構造において、
前記凹部と前記隣り合う二つの他のコーナー部との間には、前記凹部を介して互いに直交する方向に配置される二つの他の外壁が設けられており、
前記枠部は、前記二つの他の外壁のそれぞれの延長線に沿って配置されるとともに、互いに直交する複数の枠材を有しており、
前記凹部庇部の外部側端部は、前記複数の枠材の上面に設置されていることを特徴とする庇構造。 - 請求項1または2に記載の庇構造において、
前記長庇部は平面視略L字状に形成されており、
該長庇部は、前記凹部庇部を取り囲むようにして設けられていることを特徴とする庇構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の庇構造において、
前記凹部庇部は、前記枠部の上面に載置固定される凹部パネルと、
前記凹部パネルの上面に取り付けられるとともに、上面に、外部側に向かって傾斜する傾斜面が形成された複数の勾配材と、
前記複数の勾配材の上面に、該複数の勾配材と前記凹部パネル上面とをカバーするようにして取り付けられる凹部カバー材と、を有することを特徴とする庇構造。
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