JP6436130B2 - 住宅 - Google Patents
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Description
図1および図2は、本発明の基本的構成を説明するための概念図である。本発明に係る住宅とは、少なくとも一つの居室Rが以下の構成を具備するものとして特定される。図1の概念図では、当該構成を具備する居室Rが1階および2階に重なって配置されている。
(1)居室Rを囲む二つの壁面に、採光および通風を可能とする窓W1、W2が設けられる。ここで、「通風を可能とする」とは、少なくとも窓W1、W2の一部分が開閉できることを意味する。
(2)二つの窓W1、W2は、図2(a)のように互いに正対するか、または図2(b)のように出隅にそって平面視L字形に連続するように配置される。
(3)正対、L字いずれの配置形態においても、二つの窓W1、W2は、それぞれが配置される壁面の壁長の1/2以上にわたる開口幅を有する。正対の場合は、互いに正対する窓W1、W2の幅が、各壁面の壁長の1/2以上になることとする。
(4)二つの窓W1、W2のうち少なくとも一方の窓(より好ましくは、壁長の大きいほうの壁面に設けられる窓。以下、「第1の窓(W1)」)は、居室Rの床面Fから天井面Cまでの高さ一杯にわたって開口し、その開口面には少なくとも1か所の開閉可能な出入口Dが設けられる。
(5)第1の窓W1全体の開口幅は、他方の窓(以下、「第2の窓W2」)と正対する場合は、第2の窓W2との対向間隔la以上であり、第2の窓W2とL字形に連続する場合は、第2の窓W2が配される壁面の壁長lb以上である。
(6)第1の窓W1および第2の窓W2の屋外側には、居室Rの床面Fと同じ高さで連続する外部床Tと、居室Rの天井面Cと同じ高さで連続する軒天井Eと、によって構成される半屋外空間Sが、少なくとも第1の窓W1および第2の窓W2の開口幅全体にわたって延設される。
(7)外部床Tの、第1の窓W1の開口面に直交する方向の張出寸法lTは、居室Rの天井高chの0.8倍以上であり、軒天井Eの同方向の張出寸法lEは、居室Rの天井高chの0.6倍以上である。
(8)第2の窓W2は、少なくともその下縁が居室Rの床面Fと揃う地窓か、その上縁が居室Rの天井面Cと揃う高窓か、あるいは居室Rの天井高ch一杯にわたって開口する窓か、あるいはそれらを複合的に組み合わせた形態の窓のいずれである。
図3〜図7は、本発明の第1実施形態に係る住宅を示す。例示の住宅1Aは、主たる架構が木造軸組構法によって構築される2階建ての木造住宅である。この住宅1Aは、都市部郊外に位置する敷地面積500〜800m2 程度の敷地に建てられることを想定して構成されている。図3の配置図兼1階平面図において、敷地の図中下辺が前面道路に接しており、その他の三辺が隣地に接している。以下、説明の便宜上、図3における図中上方を北と定め、住宅1A内の各部の位置関係を東西南北の方角によって示す。
1階には、道路側に設けられた玄関から北側に向けて、玄関ホール21、上部が吹抜けになったギャラリーホール22および階段23、短い廊下24、その廊下24と一体化された家事コーナー25、トイレ26、北向きの窓開口を有するダイニングルーム27、東向きの窓開口を有するキッチン28等が配置されている。玄関ホール21の東側には玄関クローゼット29が併設され、さらにその東側に、床の間付きの和室31が配置されている。この和室31は、玄関ホール21から叩き風の土間32を介して連通するとともに、ギャラリーホール22からも前室33を介して連通している。和室31の東面には、大きく開口する窓34が設けられている。さらに、土間の横の板間には南向きに開口する窓35が設けられ、床の間の背面にも北向きに開口する窓36が設けられている。
階段23から2階に上がると、図4に示すように、吹抜けを廻るように設けられたギャラリーホール51から廊下52を経由して、東側の子供室53、北側のSPAルーム54、西側の主寝室55へとそれぞれ通じている。子供室にはウォーク・イン・クローゼット56が併設され、窓開口は南向きに設けられている。SPAルームには、浴室57、トイレ58、洗面・洗濯コーナー59等が配置され、窓開口は北向きおよび東向きに設けられている。
図8〜図10は、本発明の第2実施形態に係る住宅1Bを示す。例示の住宅1Bも、主たる架構が木造軸組構法によって構築される2階建ての木造住宅であるが、敷地面積および建物の延床面積は、第1実施形態に係る住宅1Aよりもやや小さめに設定されている。図8の配置図兼1階平面図において、敷地の図中下辺が前面道路に接しており、その他の三辺が隣地に接している。この実施形態についても、図8の図中上方を北と定め、住宅1B内の各部の位置関係を東西南北の方角によって示す。
1階は、ガレージ71の脇から南北方向に通り抜け可能に設けられた通り庭72を挟んで、東側部分と西側部分とに分かれている。東側部分は、通り庭72に沿って設けられた南北方向に細長い玄関ホール73、玄関ホール73の中央部分および南端部分に連通するリビングルーム74、玄関ホール73の北端に併設された玄関クローゼット75、玄関ホール73の北端部分から短い廊下76を介して連通する廊下収納77、ダイニングキッチン78、洗面・トイレ79、ダイニングキッチン78とリビングルーム74との間に配置された階段室81等によって構成されている。
この住宅1Bの2階は、図9に示すように、階段ホール101およびその西側に連続する廊下ラウンジ102を中心にして、南側に配置された2つの個寝室103、104、西側に配置された主寝室105、北側に配置された洗面・洗濯室106、浴室107、トイレ108、子供室109等によって構成されている。南側2つの個寝室103、104、西側の主寝室105および北側の子供室109には、それぞれウォーク・イン・クローゼット111、112、113が併設されている。
37 リビングルーム(居室)
38 箱状構造体
42、43 窓
44、45 テラス(半屋外空間)
46 外部床
47 軒天井
55 主寝室(居室)
61、62 窓
66 バルコニー(半屋外空間)
67 外部床
68 軒天井
69 腰壁
74 リビングルーム(居室)
86、93 窓
87 テラス(半屋外空間)
88 外部床
89 軒天井
93 窓
103 個寝室(居室)
114、115 窓
116 バルコニー(半屋外空間)
123 外部床
124 軒天井
C 天井面
E 軒天井
F 床面
R 居室
S 半屋外空間
T 外部床
W1 第1の窓
W2 第2の窓
Claims (3)
- 少なくとも一の居室の屋外側に、外部床と軒天井とを備えた半屋外空間が設けられ、前記居室内空間と前記半屋外空間とが窓を介して連通される住宅において、
前記居室における最も壁長の大きい壁面に、採光および通風を可能とする第1の窓が設けられ、
前記壁面に相対する壁面に、採光および通風を可能とする第2の窓が設けられ、
前記第1の窓は、前記第2の窓との対向間隔以上の開口幅を有し、
前記第1の窓と前記第2の窓とが、各壁面の壁長の1/2以上にわたる開口幅をもって互いに正対するように配置され、
前記第1の窓は、該居室の天井高一杯にわたって開口し、その開口面には少なくとも1か所の開閉可能な出入口が設けられるとともに、
前記第2の窓は、少なくともその下縁が該居室の床面と揃う地窓か、またはその上縁が該居室の天井面と揃う高窓か、または該居室の天井高一杯にわたって開口する窓か、あるいはそれらを組み合わせた形態の窓のいずれかとなされ、
前記第1の窓および第2の窓の屋外側には、該居室の床面と同じ高さで連続する外部床と、該居室の天井面と同じ高さで連続する軒天井とが、少なくとも前記各窓の開口幅全体にわたって延設され、
前記外部床の、前記各窓の開口面に直交する方向の張出寸法が、該居室の天井高の0.8倍以上であり、
前記軒天井の、前記各窓の開口面に直交する方向の張出寸法が、該居室の天井高の0.6倍以上であり、
前記居室が、上下2階層に重なるように設けられ、
前記上下それぞれの居室における前記第1の窓の開口面が、同じ向きに配置され、
前記上下に重なる居室の、前記第1の窓および前記第2の窓が設けられていない壁面の中間部分に、平面視略矩形をなす箱状構造体が、前記上下に重なる居室の室内外にまたがって、両居室を上下方向に貫通するように設置された
ことを特徴とする住宅。 - 少なくとも一の居室の屋外側に、外部床と軒天井とを備えた半屋外空間が設けられ、前記居室内空間と前記半屋外空間とが窓を介して連通される住宅において、
前記居室の出隅を形成する二つの壁面のうち壁長の大きい一方の壁面に、採光および通風を可能とする第1の窓が設けられ、
前記一方の壁面に直交する他方の壁面に、採光および通風を可能とする第2の窓が設けられ、
前記第1の窓は、前記他方の壁面の壁長以上の開口幅を有し、
前記第1の窓と前記第2の窓とが、各壁面の壁長の1/2以上にわたる開口幅をもって平面視L字形に連続するように配置され、
前記第1の窓は、該居室の天井高一杯にわたって開口し、その開口面には少なくとも1か所の開閉可能な出入口が設けられるとともに、
前記第2の窓は、少なくともその下縁が該居室の床面と揃う地窓か、またはその上縁が該居室の天井面と揃う高窓か、または該居室の天井高一杯にわたって開口する窓か、あるいはそれらを組み合わせた形態の窓のいずれかとなされ、
前記第1の窓および第2の窓の屋外側には、該居室の床面と同じ高さで連続する外部床と、該居室の天井面と同じ高さで連続する軒天井とが、少なくとも前記各窓の開口幅全体にわたって延設され、
前記外部床の、前記各窓の開口面に直交する方向の張出寸法が、該居室の天井高の0.8倍以上であり、
前記軒天井の、前記各窓の開口面に直交する方向の張出寸法が、該居室の天井高の0.6倍以上であり、
前記居室が、上下2階層に重なるように設けられ、
前記上下それぞれの居室における前記第1の窓の開口面が、同じ向きに配置され、
前記上下に重なる居室の、前記第1の窓および前記第2の窓が設けられていない壁面の中間部分に、平面視略矩形をなす箱状構造体が、前記上下に重なる居室の室内外にまたがって、両居室を上下方向に貫通するように設置された
ことを特徴とする住宅。 - 請求項1または2に記載された住宅において、
前記箱状構造体の外周面に、互いに直交する二方向の耐力壁が配置された
ことを特徴とする住宅。
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