JP2000027465A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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Publication number
JP2000027465A
JP2000027465A JP10191832A JP19183298A JP2000027465A JP 2000027465 A JP2000027465 A JP 2000027465A JP 10191832 A JP10191832 A JP 10191832A JP 19183298 A JP19183298 A JP 19183298A JP 2000027465 A JP2000027465 A JP 2000027465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corridor
alcove
balcony
outside
central corridor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10191832A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kamata
和彦 鎌田
Nakaichi Matsumoto
中一 松本
Hideo Saito
秀雄 斉藤
Yoji Hosokawa
洋治 細川
Yuzo Ichijo
祐三 一條
Shinji Kato
慎司 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の中廊下において、屋外の自然光に
よる採光及び屋外空気による通風を十分なものとし、緊
急時の避難上の面でも有利となるようにする。 【解決手段】 両側に配設した複数の住戸1,1,…の
間に挟まれた中廊下2を有する集合住宅において、各側
の住戸1,1,…の間に、中廊下2と屋外とを連通する
共用空間6を形成する。そして、この共用空間6は、中
廊下2とほぼ直交する方向に形成され、各住戸1,1,
…への出入り用通路となるアルコーブである。さらに、
このアルコーブ6は、屋外に面するバルコニー13と連
続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中廊下形式の集合
住宅に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅において、廊下を挟んで両側に
複数の住戸が配設された中廊下形式のものがあり、従来
は、中廊下の両側の壁面に沿って各住戸への出入口が設
けられているだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の集
合住宅の中廊下は、その両側の壁面に沿って各住戸への
出入口が設けられているだけのため、屋外の自然光によ
る採光が十分に得られず、屋外空気による通風も十分に
得られず、従って、採光や通風等、中廊下の環境コント
ロールを電気・機械に頼らざるを得ず、また、緊急時の
避難上の面でも改善が望まれる。
【0004】そこで、本発明の目的は、中廊下におい
て、屋外の自然光による採光及び屋外空気による通風を
十分なものとし、緊急時の避難上の面でも有利となるよ
うにした集合住宅を提供することにある。そのような集
合住宅において、本発明は、さらに、設備的な有利さが
得られるようにすることも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、両側に配設した複数の住戸の間
に挟まれた中廊下を有する集合住宅において、各側の住
戸の間に、前記中廊下と屋外とを連通する共用空間を形
成した構成、を特徴としている。
【0006】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、中廊下を挟んで両側に配設される複数の各側の住戸
の間に、中廊下と屋外とを連通する共用空間を形成した
集合住宅なので、中廊下において、各側の住戸間で屋外
との間を連通する共用空間を介して、屋外からの採光が
得られるとともに、屋外との通風も得られる。また、各
側の住戸間で中廊下と屋外とを連通する共用空間を通る
ことにより、緊急時における多方向への避難が可能とな
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の集
合住宅であって、前記共用空間は、前記中廊下とほぼ直
交する方向に形成され、各住戸への出入り用通路となる
アルコーブであって、このアルコーブは、屋外に面する
バルコニーと連続している構成、を特徴としている。
【0008】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の共用空間が、中廊下とほぼ直交する
方向に形成されたアルコーブなので、中廊下において、
各側の住戸間で中廊下とほぼ直交する方向のアルコーブ
によって、屋外からの採光が得られるとともに、屋外と
の通風も得られて、緊急時における多方向への避難も可
能となる。そして、このアルコーブが、屋外に面するバ
ルコニーと連続しているので、各側の住戸のバルコニー
からアルコーブを通って中廊下に採光及び通風が十分に
得られ、また、緊急時には、中廊下から各側の住戸のア
ルコーブを通ってバルコニーに避難できる。なお、バル
コニーとアルコーブの間に開閉できる建具を設けて、通
風機能を調整可能なものとしても良い。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の集
合住宅であって、前記アルコーブと前記バルコニーとに
挟まれる部分に吹き抜けを形成した構成、を特徴として
いる。
【0010】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項2記載のアルコーブとバルコニーとに挟まれ
る部分に吹き抜けを形成したので、この吹き抜けを利用
して設備配管等の設備スペースが得られ、また、緊急時
には下階への避難も可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る集合住宅の
実施の形態例を図1及び図2に基づいて説明する。図1
は本発明を適用した一例としての中廊下形式の集合住宅
のプラン例を示す平面図で、1は住戸、11は玄関、1
2は内階段、13はバルコニー、2は中廊下、3はエレ
ベーターホール、4,5は外階段、6はアルコーブ(共
用空間)である。この実施の形態例において、集合住宅
は、図示のように、5戸並びの住戸1,1,1,…が共
用廊下である一直線状をなす中廊下2の両側に配設され
ていて、この一直線状の中廊下2の一端側にエレベータ
ーホール3及び外階段4が設けられて、中廊下2の他方
にも外階段5が設けられている。
【0012】そして、中廊下2の両側に並ぶ各住戸1,
1,…の間には、中廊下2と直交して屋外と連通する共
用空間となるアルコーブ6,6,…を形成している。こ
のアルコーブ6は、住戸1の屋外に面するバルコニー1
3と連続している。即ち、住戸1は、アルコーブ6に面
する玄関11を有して、図示しない上階との間の内階段
12を有する2層1単位のメゾネット形式のもので、屋
外に面するバルコニー13を有している。このバルコニ
ー13の一端側に、図示のように、アルコーブ6が連続
している。このアルコーブ6とバルコニー13との境界
部には、上部を除いて金属製格子や不燃性ボード等によ
る仕切りが設けられている。または、この境界部分に開
閉可能な建具を設けても良い。
【0013】なお、図示例は、例えば、3階以上のメゾ
ネット住戸の下階のプラン例を示したもので、2階以上
のメゾネット住戸の上階部分には中廊下は無い。図2は
図1の矢印A−A線に沿って複数階層部分を示した断面
図であり、図中、7は門扉、8は吹き抜けである。図2
では、図1には示されていない吹き抜け8を設けた例を
示している。即ち、図示のように、住戸1は、上階の居
室15及びバルコニー16を有するメゾネット形式のも
のであり、この図示例のものでは、中廊下2の片側の門
扉7を有するアルコーブ6において、バルコニー13と
の間に吹き抜け8が形成されている。この吹き抜け8
は、メゾネット住戸1の上階居室15は勿論のこと、全
階を通して設けられている。このような吹き抜け8は、
中廊下2の両側のアルコーブ6,6に設けても良い。
【0014】以上の通り、中廊下形式の集合住宅におい
て、中廊下2の両側に並ぶ各住戸1,1,…間で各々の
バルコニー13,13,…とそれぞれ連続するアルコー
ブ6,6,…を設けて、開放性に優れる中廊下2とした
ため、次に列挙する効果を発揮できる。 (1)各住戸1,1,…のバルコニー13,13,…及
びアルコーブ6,6,…を介して共用の中廊下2に屋外
からの採光を得ることができる。 (2)各住戸1,1,…のバルコニー13,13,…及
びアルコーブ6,6,…を介して共用の中廊下2に屋外
からの通風を得ることができる。 (3)共用の中廊下2において、採光・通風に関し電気
・機械に頼らない環境コントロールが可能となり、ま
た、各住戸1,1,…のアルコーブ6,6,…及びバル
コニー13,13,…に緑・水等を配しての環境コント
ロールも可能となる。 (4)例えば、緊急時において、共用の中廊下から各住
戸1,1,…のアルコーブ6,6,…を通ってバルコニ
ー13,13,…に避難する等、多方向への避難が可能
となる。
【0015】(5)バルコニー13とアルコーブ6の境
界部に建具を設けた場合は、夏冬の冷暖房時に建具を閉
鎖することによって、負荷を減らすことが可能となる。 (6)アルコーブ6とバルコニー13とに挟まれた吹き
抜け8を利用して設備配管等の設備スペースが得られ、
また、緊急時には下階への避難も可能となる。
【0016】なお、以上の実施の形態例においては、メ
ゾネット形式の住戸としたが、本発明はこれに限定され
るものではなく、フラットタイプの住戸であっても良
い。また、住戸の数や中廊下の形状等も任意であり、そ
の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る集合住宅によれば、中廊下において、各側の住戸間で
屋外との間を連通する共用空間を介して、屋外からの採
光を得ることができるとともに、屋外との通風も得るこ
とができ、また、緊急時には、各側の住戸間で中廊下と
屋外とを連通する共用空間を通って多方向へ避難するこ
とができる。
【0018】請求項2記載の発明に係る集合住宅によれ
ば、中廊下において、ほぼ直交して各側の住戸間に設け
たアルコーブによって、請求項1記載の発明のように、
屋外からの採光を得ることができるとともに、屋外との
通風も得ることができて、緊急時に多方向へ避難するこ
とができる。さらに、各側の住戸のバルコニーからアル
コーブを通って中廊下に採光及び通風を十分に得ること
ができ、また、緊急時には、中廊下から各側の住戸のア
ルコーブを通ってバルコニーに避難することができる。
また、アルコーブとバルコニーの境界に建具を入れても
良く、その場合は、夏冬は冷暖房の負荷を減少し、中間
期は前記のように自然の通風を得るといった使い分けが
可能となる。なお、建具は、透光性のものとすれば、採
光を得る妨げとはならない。
【0019】請求項3記載の発明に係る集合住宅によれ
ば、請求項2記載の発明により得られる効果に加えて、
アルコーブとバルコニーとに挟まれた吹き抜け部分を利
用して設備配管等の設備スペースとすることができ、ま
た、緊急時にはその吹き抜け部分を介して下階へ避難す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての中廊下形式の集
合住宅のプラン例を示す平面図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿って複数階層部分を示
した断面図である。
【符号の説明】
1 住戸 11 玄関 13 バルコニー 2 中廊下 3 エレベーターホール 4,5 外階段 6 アルコーブ(共用空間) 7 門扉 8 吹き抜け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 秀雄 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 細川 洋治 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 一條 祐三 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 加藤 慎司 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に配設した複数の住戸の間に挟まれた
    中廊下を有する集合住宅において、各側の住戸の間に、
    前記中廊下と屋外とを連通する共用空間を形成したこ
    と、を特徴とする集合住宅。
  2. 【請求項2】前記共用空間は、前記中廊下とほぼ直交す
    る方向に形成され、各住戸への出入り用通路となるアル
    コーブであって、 このアルコーブは、屋外に面するバルコニーと連続して
    いること、を特徴とする請求項1記載の集合住宅。
  3. 【請求項3】前記アルコーブと前記バルコニーとに挟ま
    れる部分に吹き抜けを形成したこと、を特徴とする請求
    項2記載の集合住宅。
JP10191832A 1998-07-07 1998-07-07 集合住宅 Pending JP2000027465A (ja)

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JP10191832A JP2000027465A (ja) 1998-07-07 1998-07-07 集合住宅

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002266509A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Wada Kosan Kk 集合住宅
JP2003129679A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Sumitomo Forestry Co Ltd 土間付き住宅
JP2007100368A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 集合住宅
JP2013059399A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Ohbayashi Corp 災害時要援護者のための施設を備えた建物

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JP2003129679A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Sumitomo Forestry Co Ltd 土間付き住宅
JP2007100368A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 集合住宅
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