JPH11210244A - 中・高層の共同住宅 - Google Patents

中・高層の共同住宅

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JPH11210244A
JPH11210244A JP1895798A JP1895798A JPH11210244A JP H11210244 A JPH11210244 A JP H11210244A JP 1895798 A JP1895798 A JP 1895798A JP 1895798 A JP1895798 A JP 1895798A JP H11210244 A JPH11210244 A JP H11210244A
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courtyard
floor
corridor
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rise apartment
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JP1895798A
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JP2907201B1 (ja
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Mamoru Shimazu
護 島津
Mikio Kobayashi
幹生 小林
Takashi Arashiro
隆 荒城
Kiminori Saito
公軌 齊藤
義文 ▲高▼橋
Yoshibumi Takahashi
Toshihiro Tanigawa
敏弘 谷川
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に居住性と防火性に優れた中・高層の共同
住宅を提供する。 【解決手段】 中央に中庭1を、その周囲に複数の住戸
2を回廊状にそれぞれ配置し、かつ中庭1を矩形状に配
置するとともに、その上側を屋上階まで連続する吹き抜
け8とする。また、中庭1を有する階に中庭1と外部に
連通する通路7を配置し、かつ各住戸2の中庭1に面す
る外周とその反対側の外周の各階に外廊下5とバルコニ
ー6をそれぞれ回廊状に配置するとともに、各住戸2の
中庭1側に外廊下5に通じる、防火扉を備えた出入口10
をそれぞれ設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は中央に中庭を、そ
の周囲に複数の住戸を回廊状にそれぞれ配置して構築さ
れる中庭タイプの中・高層の共同住宅に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】これ
まで、この種の共同住宅は多数建設されているが、これ
までのものはいずれも、中庭内の空気の流れが悪いため
に中庭に空気がこもりがちになり、また中庭と外部との
温度差が大きい等の理由により居住性が悪い等の課題が
あった。
【0003】また、各住戸の玄関以外の開口部が、中庭
側に廊下に面して設置されているため、防災上、防犯上
およびプライバシーを保持する上で課題があった。
【0004】さらに、床面積や階数などの点で所定規模
を越える共同住宅には、各住戸ごとにスプリンクラーの
設置が義務づけられているため、その設置に多大な設備
費を必要とするだけでなく、管理とメンテナンスにも多
大な維持費を必要とする等してコスト面でも大きな課題
があった。
【0005】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、特に居住性と防火性に優れた中・高層
の共同住宅を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、この発明に係る請求項1記載の中・高層の共同住
宅は、中央に中庭を、その周囲に複数の住戸を回廊状に
それぞれ配置し、前記中庭を矩形状に配置するととも
に、その上側を屋上階まで連続する吹き抜けとし、前記
中庭を有する階に中庭と外部とに連通する通路を配置
し、かつ各階の中庭に面する外周とその反対側の外周に
外廊下とバルコニーをそれぞれ回廊状に配置するととも
に、各住戸の中庭側に前記外廊下に通じる、防火扉を備
えた出入口をそれぞれ設ける。
【0007】請求項2記載の中・高層の共同住宅は、請
求項1の記載において、中庭側に水回りスペースを、中
庭側の反対側に居住スペースをそれぞれ配置する。
【0008】請求項3記載の中・高層の共同住宅は、請
求項1又は2の記載において、地上階に中庭を配置し、
その上側を屋上階まで連続する吹き抜けとする。
【0009】そして、請求項4記載の中・高層の共同住
宅は、請求項1又は2の記載において、中間階に中庭を
配置し、その上側を屋上階まで連続する吹き抜けとす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、この発明の実施の
一形態を示し、図において、中央に中庭1が配置され、
この中庭1の周囲に複数の住戸2が平面視して矩形状を
なす回廊状に配置されている。また、一角に各階および
地上に通じる階段3とエレベーター4がそれぞれ配置さ
れている。
【0011】さらに、各階の中庭1に面する外周とその
反対側の外周に、各住戸2から階段3またはエレベータ
ー4を介して地上または避難階へ、各住戸2から直接屋
外へと、二方向への非難が可能なように階段3及びエレ
ベーター4のホールに通じる外廊下5とバルコニー6が
住戸2に沿って回廊状にそれぞれ配置されている。ま
た、地上階には中庭1と外部に連通する通路7が配置さ
れている。
【0012】中庭1は、中庭1内の採光、気温、湿度、
風量などの点で外部と同じ自然環境をなすように可能な
限り広く構築され、少なくとも一辺が12m以上の矩形状
をなし、かつその上側が屋上階まで連続する吹き抜け8
になっている。なお、図3(b) に図示するように、中間
階に中庭1を有し、その上側が屋上階まで連続する吹き
抜け8になっていてもよい。
【0013】各住戸2はリビング、個室、キッチン、ト
イレ、浴室などを有し、かつ間口を広く、奥行きを浅く
する等して自然採光をよくし、また中庭1側にキッチ
ン、トイレ、浴室などの水回りスペースを、その反対側
にリビング、個室などの居住スペースをそれぞれ配置
し、さらに柱9を中庭1に面する外周とその反対側の外
周にのみ配置し、かつ外回りの柱9を屋外に突出させる
等して柱9によるデットスペースを可能な限り無くする
ことにより、居住空間を可能な限り広くして高い居住性
を有するように構築されている。
【0014】また、各住戸2の中庭1側には外廊下6に
通じる出入り口10のみがそれぞれ設けられ、それ以外は
耐火壁で区画されている。
【0015】各出入り口10には耐火性を有する防火扉が
それぞれ取り付けられている。なお、外廊下5は図4に
図示するように手すりを兼ねた腰壁11を有し、かつこの
腰壁11と天井との間に吹き抜け8と連通する吹きさらし
部分12を有して開放型廊下になっていて、避難通路とし
ての安全性が図られている。
【0016】通路7は中庭1内に充分な量の外気を導入
して中庭1内の環境を外部と常に同じ状態に維持できる
ような大きさの開口面積を有して構築されている。
【0017】なお、中間階に中庭1を有する場合、図3
(b),(c) に図示するように通路7はその階およびトレン
チ階(図3(c) に図示するように、特に通気を目的に横
に貫通する通路7を有する階をいう)に構築され、その
上側が屋上階まで連続する吹き抜け8になっている。
【0018】このような構成において、さらに10階以下
の各階の各住戸2の床面積を200 m2 以下とするととも
に耐火壁で区画し、かつ各住戸2の壁および天井の室内
に面する部分の仕上げを不燃材または不燃材に準ずる材
料で仕上げ、また11階以上の階にあっては、さらに住戸
2を有する階に地上または避難階に通じる所定構造の直
通階段を設置する等の建築基準法および消防法上の規定
を具備すれば、スプリンクラーの設置を緩和することが
でき、これによりスプリンクラーの設置、管理、メンテ
ナンスを大幅に軽減できて大幅なコスト低減が可能にな
る。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る中・高層の共同住宅は、
以上説明した構成からなり、特に中庭を矩形状に配置す
るとともに、その上側を屋上階まで連続する吹き抜けと
し、前記中庭を有する階に中庭と外部とに連通する通路
を配置し、かつ各住戸の中庭側に前記外廊下に通じる出
入口のみを配置してなるので、中庭の通風がきわめてよ
くなり、また中庭側に水回りスペースを、中庭側の反対
側に居住スペースをそれぞれ配置してなるので、居住部
分の採光もきわめてよくなり、これにより居住性が大幅
に高められる効果がある。
【0020】各階の住戸の中庭に面する外周とその反対
側の外周に外廊下とバルコニーをそれぞれ回廊状に配置
すると共に、各住戸の中庭側に前記外廊下に通じる出入
口をそれぞれ設けてあるので、外廊下側とバルコニー側
の二方向に避難でき、しかもスプリンクラー設備の緩和
に関する法規制もクリアできるので、防火上も、避難安
全上もきわめて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】基準階の平面図である。
【図2】縦断面図である。
【図3】(a),(b),(c) は縦断面図である。
【図4】外廊下の縦断面図である。
【符号の説明】
1 中庭 2 住戸 3 階段 4 エレベーター 5 外廊下 6 バルコニー 7 通路 8 吹き抜け 9 柱 10 出入り口 11 腰壁 12 吹きさらし部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、この発明に係る請求項1記載の中・高層の共同住
宅は、中央に中庭を、その周囲に複数の住戸を回廊状に
それぞれ配置し、前記中庭を矩形状に配置し、その上側
を屋上階まで連続する吹き抜けとし、前記中庭を有する
階に外気を中庭に導入して中庭内の環境を外部と同じ状
態に維持する通路を中庭と外部に連通して配置し、各階
の中庭に面する外周とその反対側の外周に外廊下とバル
コニーを住戸に沿って回廊状にそれぞれ配置するととも
に、各住戸の中庭側に前記外廊下に通じる、防火扉を備
えた出入口のみを設ける
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項2記載の中・高層の共同住宅は、請
求項1の記載において、各住戸の中庭側に水回りスペー
スを、中庭側の反対側に居住スペースをそれぞれ配置す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、各住戸2の中庭1側には外廊下
通じる出入り口10のみがそれぞれ設けられ、それ以外は
耐火壁で区画されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 公軌 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 義文 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 谷川 敏弘 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に中庭を、その周囲に複数の住戸を
    回廊状にそれぞれ配置して構築される中・高層の共同住
    宅において、前記中庭を矩形状に配置するとともに、そ
    の上側を屋上階まで連続する吹き抜けとし、前記中庭を
    有する階に中庭と外部に連通する通路を配置し、かつ各
    階の中庭に面する外周とその反対側の外周に外廊下とバ
    ルコニーをそれぞれ回廊状に配置するとともに、各住戸
    の中庭側に前記外廊下に通じる出入口をそれぞれ設けて
    なることを特徴とする中・高層の共同住宅。
  2. 【請求項2】 中庭側に水回りスペースを、中庭側の反
    対側に居住スペースをそれぞれ配置してなることを特徴
    とする請求項1記載の中・高層の共同住宅。
  3. 【請求項3】 地上階に中庭を配置し、その上側を屋上
    階まで連続する吹き抜けとしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の中・高層の共同住宅。
  4. 【請求項4】 中間階に中庭を配置し、その上側を屋上
    階まで連続する吹き抜けとしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の中・高層の共同住宅。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004156210A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Takenaka Komuten Co Ltd 駐車場建物
JP2005220649A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Misawa Homes Co Ltd 集合住宅
CN110952800A (zh) * 2019-12-10 2020-04-03 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种有空中合院的高层住宅楼房结构

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CN110952800A (zh) * 2019-12-10 2020-04-03 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种有空中合院的高层住宅楼房结构

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