JPH10292650A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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Publication number
JPH10292650A
JPH10292650A JP9615097A JP9615097A JPH10292650A JP H10292650 A JPH10292650 A JP H10292650A JP 9615097 A JP9615097 A JP 9615097A JP 9615097 A JP9615097 A JP 9615097A JP H10292650 A JPH10292650 A JP H10292650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dwelling unit
corridor
stairs
dwelling
emergency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9615097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Yumura
知之 湯村
Makoto Ebara
誠 荏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP9615097A priority Critical patent/JPH10292650A/ja
Publication of JPH10292650A publication Critical patent/JPH10292650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効率の低下を招くことなくグレード感を高
めることのできる集合住宅を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 マンション1の各フロアにおいて、複数
戸の住戸2からなる住戸ブロック3を2ブロックずつ相
対向して配置し、かつ各住戸ブロック3に、エレベータ
4と階段5と廊下6とからなるコア部7を備えて、住戸
2,2,…はコア部7を囲むように配置し、双方の住戸
ブロック3,3間には、非常用の屋外廊下10を設ける
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイグレードなマ
ンション等に用いて好適な集合住宅に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、各フロアーに複数戸の住
戸を有するマンション等の集合住宅においては、階段や
エレベータ等と、各住戸の玄関とをつなぐ廊下が屋外や
屋内に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の集合住宅には、以下のような問題が存在
する。すなわち、廊下を屋内に設置した場合、建物のグ
レード感を高めることができるものの、廊下が建物の容
積率に含まれてしまうために建物の有効率が低くなり、
これによって各住戸の床面積が圧迫されて事業面でのマ
イナス要素となるという問題がある。さらに、一定規模
以上の集合住宅においては非常用の階段を別途設ける必
要があり、これによっても前記問題に影響が及んでい
る。
【0004】これに対して、廊下を屋外に配置した場合
には、建物の有効率は高まるものの、建物のグレード感
は乏しくなり、特に、ハイグレードなマンション等には
採用しにくいという問題がある。
【0005】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、有効率の低下を招くことなくグレード感を
高めることのできる集合住宅を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数戸からなる住戸ブロックが、各フロアーに2ブロッ
クずつ相対向して配置され、かつ前記各住戸ブロックに
は、エレベータと階段と廊下とが屋内に備えられるとと
もに、双方の前記住戸ブロック間には、非常用の屋外廊
下が設けられた構成となっていることを特徴としてい
る。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の集
合住宅において、前記住戸ブロックを構成する各住戸
が、前記エレベータと階段と廊下とを囲むように配置さ
れていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る集合住宅の実
施の形態の一例を、図1ないし図7を参照して説明す
る。
【0009】図1に示すものは、本発明に係る集合住宅
を適用したマンションのレイアウトの概要を示し、また
図2は前記レイアウトの概要に基づいた実際の設計例を
示すものである。
【0010】これらの図に示すように、マンション(集
合住宅)1は、玄関のあるエントランスフロアを除いた
各フロアにおいて、例えば6戸の住戸2,2,…から構
成される住戸ブロック3が2ブロック配置されて、計1
2戸の住戸2が配置された構成となっている。
【0011】各住戸ブロック3は、住戸2,2,…が、
エレベータ4と階段5と廊下6とからなる屋内型のコア
部7を囲んで略C字状に配置された構成となっている。
そしてこれら2ブロックの住戸ブロック3,3は、中央
部に形成された吹き抜け部8を挟んで、それぞれのコア
部7どうしを向かい合わせて相対向し、かつ各住戸ブロ
ック3の両端部に位置する住戸2A,2Aどうしが互い
に接するよう配置されている。
【0012】図2に示したように、双方の住戸ブロック
3,3間には、双方の廊下6,6をつなぐ屋外廊下1
0,10が設けられている。この屋外廊下10は、その
両端部にそれぞれ廊下6に通じる非常用扉11が設けら
れている。
【0013】そして、屋外廊下10は通常時には使用せ
ずに、非常時の避難用にのみ使用するようになってい
る。例えば一方の住戸ブロック3側で火災等が発生した
場合、非常用扉11を開いて屋外廊下10を通って他方
の住戸ブロック3に移動し、こちら側の住戸ブロック3
の階段5を非常用階段として使用し、避難するようにな
っている。
【0014】なお、上記したものは、エントランスフロ
アを除いた各フロアの基本的なレイアウト構成であり、
このマンション1におけるエントランスフロアのレイア
ウトは、図3に示すように、玄関15を有するエントラ
ンスフロアには、エントランスホール16から連続し
て、各住戸ブロック3(図2参照)に通じるエレベータ
4,階段5が配置された構成となっている。なお、この
図3において符号17に示すものは中庭である。このよ
うにエントランスフロアにおいては、図1または図2に
示した他のフロアのように、住戸2のブロック化は図ら
れていない。
【0015】また、このようなマンション1の内部に駐
車場を設ける場合には、図4ないし図7に示すようにな
っている。例えば図4に示すものは、マンション1の内
部の片側にのみ駐車スペースPを設ける場合、図5に示
すものは、マンション1の内部の全体に駐車スペースP
を設ける場合、図6に示すものは、マンション1の略半
分に、マンション1の外部にまで張り出して駐車スペー
スPを設ける場合、図7に示すものは、マンション1の
略全体に、マンション1の外部にまで張り出して駐車ス
ペースPを設ける場合をそれぞれ示している。
【0016】上述したマンション1においては、複数戸
の住戸2からなる住戸ブロック3が、各フロアーに2ブ
ロックずつ相対向して配置され、かつ各住戸ブロック3
には、エレベータ4と階段5と廊下6とからなるコア部
7が備えられるとともに、双方の住戸ブロック3,3間
には、非常用の屋外廊下10が設けられた構成となって
いる。このようにして、マンション1は、外観が一つの
建物でありながら、内部が2つの独立した住戸ブロック
3から構成され、各住戸ブロック3毎に屋内型のコア部
7を備えた構成となっている。これにより、居住者は、
玄関15を入った後は一切外部に出ることなく住戸2に
到達可能であり、高いグレード感を醸し出すことができ
る。また、マンション1の中央部には吹き抜け部8が設
けられているため、採光・通風が可能で、これによって
もグレード感を高めることができるとともに、居住環境
をも高めることができる。
【0017】また、各住戸ブロック3においては、コア
部7を囲むようにして住戸2が配置されているので、廊
下6の長さを最小限とすることができる。しかも、屋外
廊下10によって通じた他方の住戸ブロック3の階段5
を非常用階段として用いる構成となっており、屋外廊下
10が容積率への寄与率の低いものとなっている。この
ようにして、コア部7の面積を小さく抑えることがで
き、有効率を屋外廊下型並に高めて各住戸2の床面積を
最大限に確保することができる。このようにして、マン
ション1においては、特に都心部等の狭隘な敷地におい
ても、敷地を最大限に有効利用してハイグレードなマン
ション1を実現することが可能となる。
【0018】なお、上記実施の形態において、マンショ
ン1の各構成については、本発明に係る集合住宅の主旨
を逸脱しない範囲内であればいかなる構成を採用しても
良い。例えば、各住戸ブロック3を構成する住戸2の数
については上記の6戸に限定するものではなく、廊下6
の長さを最小限に抑えることができるのであれば住戸2
の数を増減しても良い。また、避難用の屋外廊下10に
ついても、住戸2の数や階段5の位置等に応じて、例え
ば1カ所のみとしても良い。
【0019】さらに言うまでもないが、各フロアの形状
や住戸2の配置や形状等については、上記に挙げたもの
に何ら限定する意図はない。例えば、2つの住戸ブロッ
ク3を互いに離し、ツインビルのようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る集
合住宅によれば、複数戸からなる住戸ブロックが各フロ
アーに2ブロックずつ相対向して配置され、かつ各住戸
ブロックにはエレベータと階段と廊下とが屋内に備えら
れるとともに、双方の住戸ブロック間には非常用の屋外
廊下が設けられた構成となっている。このような集合住
宅は、内部が2つの独立した住戸ブロックから構成され
て、各住戸ブロック毎に屋内型のエレベータ,階段,廊
下等を備えているため、居住者は玄関を入った後は一切
外部に出ることなく住戸に到達可能であり、高いグレー
ド感を醸し出すことができる。そして、屋外廊下によっ
て通じた他方の住戸ブロックの階段を非常用階段として
用いることにより、有効率を屋外廊下型並に高めること
ができる。したがって、特に都心部等の狭隘な敷地にお
いても、敷地を最大限に有効利用してハイグレードな集
合住宅を実現することが可能となる。
【0021】また、請求項2に係る集合住宅によれば、
住戸ブロックを構成する各住戸がエレベータと階段と廊
下とを囲むように配置された構成となっている。これに
より、廊下の長さを最小限とすることができ、したがっ
て有効率の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る集合住宅の一例を示す図であっ
て、前記集合住宅のレイアウトの概念図である。
【図2】 同、前記集合住宅の一例を示す平断面図であ
る。
【図3】 前記集合住宅のエントランスフロアを示す平
断面図である。
【図4】 同集合住宅における駐車場の配置の一例を示
す平断面図である。
【図5】 前記駐車場の配置の他の一例を示す平断面図
である。
【図6】 同駐車場の配置のさらに他の一例を示す平断
面図である。
【図7】 同駐車場の配置のさらに他の一例を示す平断
面図である。
【符号の説明】
1 マンション(集合住宅) 2 住戸 3 住戸ブロック 4 エレベータ 5 階段 6 廊下 10 屋外廊下

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数戸からなる住戸ブロックが、各フロ
    アーに2ブロックずつ相対向して配置され、かつ前記各
    住戸ブロックには、エレベータと階段と廊下とが屋内に
    備えられるとともに、双方の前記住戸ブロック間には、
    非常用の屋外廊下が設けられた構成となっていることを
    特徴とする集合住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集合住宅において、前記
    住戸ブロックを構成する各住戸が、前記エレベータと階
    段と廊下とを囲むように配置されていることを特徴とす
    る集合住宅。
JP9615097A 1997-04-14 1997-04-14 集合住宅 Pending JPH10292650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9615097A JPH10292650A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 集合住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9615097A JPH10292650A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 集合住宅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10292650A true JPH10292650A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14157358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9615097A Pending JPH10292650A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 集合住宅

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JP (1) JPH10292650A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095793A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 ミサワホーム株式会社 集合住宅用敷地

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021095793A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 ミサワホーム株式会社 集合住宅用敷地

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Effective date: 20051220

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