JP2021095793A - 集合住宅用敷地 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献1には、住居及び各種公共設備が設けられた複数の高層建築物からなり、総合病院が近接する高齢者等対応型集合住宅について記載されている。
また、こうした高齢者向けの集合住宅の入居者は、集合住宅と医療施設との間を、通路等を使って行き来することになる。
しかし、従来のこうした集合住宅には、暗く沈んだ入居者の気持ちを、穏やかな気持ちに効果的に切り替える手段は備わっていなかった。
また、普段からこうした景色を視認している入居者は、医療施設5と集合住宅2との往来時に緑道3を通ることで、医療施設5での暗い気持ちから、共用空間で普段感じている穏やかな気持ちへと徐々に切り替えたり、医療施設5へ向かう時間を穏やかな気持ちのまま過ごしたりすることが出来る。つまり、緑道3が集合住宅用敷地1と医療施設用敷地4との中間領域として作用するようになる。
また、共用空間28からは緑道3の景観が医療施設5との間に入ることになるので、居住空間において医療施設5を意識することが無くなり、居住空間の快適性が向上する。
このため、医療施設5が設けられた医療施設用敷地4に隣接する集合住宅に入居し、暗く沈んでいる入居者の気持ちを、穏やかな気持ちに効果的に切り替えることができる。
ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
まず、本実施形態に係る複合敷地の概略構成について説明する。
図1は複合敷地100を示す斜視図である。
また、本実施形態に係る複合敷地100(集合住宅用敷地1と医療施設用敷地4を合わせた敷地)は、矩形をしており、四本の公道7によって囲まれている。
また、集合住宅用敷地1は、医療施設が設けられた医療施設用敷地4に隣接している。
そして、集合住宅用敷地1は、緑道3を通じて医療施設用敷地4との間の往来が可能となっている。
また、本実施形態に係る集合住宅2は、鉄筋コンクリート造の複数階建てのマンションとなっている。
なお、集合住宅2は、木造のアパートであってもよいし、平屋であってもよい。
この集合住宅2の具体的構成については後述する。
本実施形態に係る緑道3は、集合住宅用敷地1に設けられた提供公園11の一部をなしており、植栽(樹木、草、芝生等)が設けられている。
この「往来」の仕方には、徒歩の他、車いす等の器具を使った移動も含まれる。
この緑道3の具体的構成についても後述する。
医療施設5及び他の建物6は、医療施設用敷地4の上に集合住宅2から離間して建てられている。
本実施形態に係る他方の他の建物6は、商業施設となっている。
なお、医療施設用敷地4に建てられるのは、医療施設5のみであってもよい。
次に、上記複合敷地100が備える集合住宅用敷地1の具体的構成について説明する。
図2は集合住宅用敷地1及びその周囲を示す一階平面図である。
本実施形態に係る提供公園11は、医療施設用敷地4との境界線の延長方向に沿って延びている。すなわち、集合住宅2を背にしたときの提供公園11は横長に広がって見える。
なお、集合住宅用敷地1における医療施設用敷地4側の端部全体が提供公園11となっていてもよい。
通路13は、公道7と駐車スペース12との間の自動車の往来が可能となっている。
また、本実施形態に係る通路13における提供公園11(緑道3)と集合住宅2との間の領域13aは、インターロッキングブロックを用いて舗装されている。
通路13におけるそれ以外の領域13bは、アスファルトで舗装されている。
また、本実施形態に係る通路13におけるインターロッキングブロックで舗装された領域13aから駐車スペース12までの領域13cは、駐車スペース12の方向に向かって上るスロープになっている。
また、集合住宅用敷地1は、通路13におけるインターロッキングブロックで舗装された領域13aと公道7との間の端部が車寄せ14になっている。
次に、上記集合住宅用敷地1が備える集合住宅2の具体的構成について説明する。
図3は集合住宅2の外観を示す斜視図、図4,5は集合住宅2の外側の一部を示す側面図、図6は図2のVI−VI断面図、図7,8は集合住宅2の外側の一部を示す斜視図、図9は図2のIX−IX断面図、図10〜12は集合住宅2の二〜四階平面図、図13〜15は集合住宅2の内側の一部を示す図である。
本実施形態に係る集合住宅2は、集合住宅用敷地1の中央部の上に建てられている。
また、本実施形態に係る集合住宅2は、図3〜5に示すように、複数の張り出し部21と、ピロティ22と、を備えている。
張り出し部21は、バルコニー21aと、庇21bと、隔壁21cと、を含んでいる。
また、上階の無い個所にあるバルコニー21aの上方には、庇21bがそれぞれ設けられている。
また、各バルコニー21aの下部が庇21bと同様の意匠になっている。
上階のバルコニー21aの下方にあるバルコニー21aにおいては、上階のバルコニー21aの下面が庇として機能する。
こうしたバルコニー21a及び庇21bにより、集合住宅2の外観は水平方向の線が強調された統一感のあるデザインとなっている。
各隔壁21cの上端は、上方にある庇21bの下面から離間している。
ピロティ22の地面は、通路13と同様のインターロッキングブロックで舗装されており、通路13と一体感のある見た目となっている。
なお、集合住宅2は、中庭16を完全にとり囲むのではなく、一方向に開放された(例えばコ字状の)ものとなっていてもよい。
また、本実施形態に係る集合住宅2は、図2、6〜12に示すように、外周壁23,23A,26,27と、中庭16と、中庭16を取り囲む複数の壁24,25と、を備えている。
より具体的には、複数の樹木によって里山のような景色が再現されている。このため、中庭16を鑑賞する入居者の気分を和ませることができる。
また、中庭16に植えられた樹木の少なくとも一部は、落葉樹となっている。このため、中庭16を鑑賞する入居者は季節の変化(新緑や紅葉等)を楽しむことができる。
第一壁23は、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向(図2における上下方向)と直交する方向に広がっている。
第一壁23の少なくとも一部には、図6,7に示すように、第一開口23aが形成されている。
本実施形態に係る第一開口23aは、各階に、柱と梁を除く略全体に亘って設けられている。
そして、複数の第一開口23aの少なくとも一部は、反対側を視認可能な部材23bで塞がれている。
この「反対側を視認可能な部材」としては、例えば、ガラス、アクリル樹脂、格子、網等が挙げられる。
すなわち、第一壁23には、第一開口23a及び反対側を視認可能な部材23bによって窓が形成されている。
第六壁23Aは、第一壁23と平行に広がっている。
第六壁23Aは、第一壁23と同様の第一開口23a及び反対側を視認可能な部材23bを備えている。
第四壁26は、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向(第一壁23や第二壁24と直交する方向)に延びている。
第四壁26の少なくとも一部には、図7に示すように、第四開口26a,26bが形成されている。
本実施形態に係る三階以下の第四開口26aは、柱と梁を除く略全体に亘って設けられている。
また、本実施形態に係る4階の第四開口26bは、三階以下のものに比べ細長く形成されている。
第四開口26a,26bは、第一開口23aと同様に、反対側を視認可能な部材26c,26dで塞がれている。
第五壁27は、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向(第一壁23や第二壁24と直交する方向)に延びている。
第四壁27の少なくとも一部には、図9に示すように、第五開口27aが形成されている。
本実施形態に係る第五開口27aは、エレベーターホール288aに接する部位に設けられている。
第五開口27aは、第一開口23aと同様に、反対側を視認可能な部材27bで塞がれている。
第二壁24は、第一壁23と平行に広がっている。
第二壁24の少なくとも一部には、図4,8に示すように、第二開口24aが形成されている。
本実施形態に係る第二開口24aは、柱を除いた、エントランスホール285に接する部分全体に亘って設けられている。このため、集合住宅2の外観にホテルのような高級感を持たせることができる。
第二開口24aは、第一開口23aと同様に、反対側を視認可能な部材24bで塞がれている。すなわち、第二壁24はガラスウォールとなっている。
第三壁25は、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向(第一壁23や第二壁24と直交する方向)に延びている。
また、第三壁25には、集合住宅2の出入口25aが設けられている。
本実施形態に係る第三壁25は、出入口25aを除いた全体が第三開口25bとなっている。
第三開口25bは、第一開口23aと同様に、反対側を視認可能な部材25cで塞がれている。すなわち、第三壁の出入口25aの周囲はガラスウォールとなっている。
また、本実施形態に係る集合住宅2は、共用空間28と、複数の居室29と、を更に備えている。
レストラン281には、図13に示すように、複数のテーブル281aや複数の椅子281bが設置されており、複数の居住者が集まって食事をとることができるようになっている。
上述したように、第四壁26の一階には、第四開口26aが形成されている。このため、レストラン281にいる居住者は、第四開口26aを介して中庭16を眺めながら食事をとることができる。
また、本実施形態に係るレストラン281は、一部が二階まで吹き抜けとなっている。このため、晴れの日には二階の第四開口26aからも日光が差し込み、より明るい環境で食事を楽しむことができる。
ホビールーム282とレストラン281との間には、図14に示すように、階段287が設けられている。
ホビールーム282には、複数の椅子282aや書籍が収納された本棚282bが設置されており、読書等の趣味を楽しむことができる。
また、本実施形態に係るホビールーム282は、第四壁26側がレストラン281の吹き抜けとなっているため、第四壁26側の端部に転落防止用の柵282cが設けられている。
上述したように、第四壁26の一,二階には、第四開口26aが形成されている。このため、ホビールーム282にいる居住者は、柵282c及び一階又は二階の第四開口26aを介して中庭16を眺めながら趣味を楽しんだり、居住者同士で談笑したりすることができる。
また、本実施形態に係る柵282cは、反対側を視認可能となっている。ホビールーム282にいる居住者は、柵282cによって中庭16の景色を眺めることが邪魔されない。
プレイルーム283には、ヨガマットや、卓球台、麻雀卓等が設置されており、居住者が運動したり、各種レクリエーションを楽しんだりすることができる。
また、大人数で集まってパーティー等を開くことも可能である。
上述したように、第四壁26の三階には、第四開口26aが形成されている。このため、プレイルーム283にいる居住者も、三階の第四開口26aを介して中庭16を見下ろすことができる。
スパ284は、第四壁26に接するテラス284aと、テラス284aの奥に位置する浴室284bと、を備えている。
本実施形態に係るテラス284aは、天井を有していない。このため、晴れの日には浴室に日光が差し込み、より明るい環境で入浴を楽しむことができる。
また、上述したように、四階の第四開口26bは、三階以下のものに比べて細長くなっている。このため、スパ284にいる居住者は、4階の廊下286等から覗かれることなく入浴を楽しむことができる。
また、上述したように、第一壁23には第一開口23aが設けられ、第二壁24には第二開口24aが設けられている。また、集合住宅2の入居者は全員、出入りする際にエントランスホール285を通ることになる。このため、ほぼ全ての入居者が、出入りの際に、緑道3及び中庭16の景色を眺め、穏やかな気持ちになる。
また、本実施形態に係る第一壁23の第一開口23a及び第二壁24の第二開口24aは、反対側を視認可能な部材23b,24bで塞がれているため、第一壁23と第二壁24とに隣接するエントランスホール285は、外気から隔絶され、冬場でも寒くならない。
また、上述したように、第一壁23の二階には、第一開口23aが形成されている。このため、エントランスホール285の開放感がより高まる上、晴れの日には日光が多く差し込み、エントランスホール285をより明るくすることができる。
なお、エントランスホール285は、一階から三階以上の階まで跨る吹き抜けとなっていてもよい。
また、第一壁23側の床285aと第二壁24側の床285bとの間には、スロープ285cが設けられている。
スロープ285cは、第一壁23と第二壁24とを結ぶ方向に、第一壁23に向かって下るように延びている。
なお、第二壁24や第三壁25の仕上げ材を、エントランスホール285内の仕上げ材と材質や色が同様のものとしてもよい、このようにすれば、エントランスホール285内とその外とで見た目に連続性が出るため、エントランスホール285がより開放感のあるものとなる。
本実施形態に係る廊下286は、図2,7,10〜12,15に示したように、平面視矩形の環状で、少なくとも一部が複数の壁の一部(第一壁23及び第六壁23A)を介して中庭16に接するように設けられている。このため、廊下286からは、第一開口23aを介して中庭16がすぐ近くに見え、中庭16の景色を楽しみながら散策することができる。
また、廊下286を何度か回り続けることで、比較的長時間、中庭16を鑑賞しながら廊下286を散歩し続けることもできる。
また、中庭16の上には屋根が設けられていないため、晴れの日には日差しを感じながら散策することもできる。
また、廊下286は、各居室29につながっているため、各居室29と共用空間28との間を往来する際、複数の居住者が集まって談笑しながら移動することもできる。
また、入居者は、居室29を出ると同時に目の前に広がる中庭16の景色を楽しむことができる。
なお、エントランスホール285が三階以上の階まで吹き抜けとなっている場合には、三階以上の階の廊下286の一部も、二階の廊下286と同様に、エントランスホール285内を通るようになっていてもよい。
上述したように、エントランスホール285からは、第一開口23a及び第二開口24aを介して中庭16と緑道3の両方を視認することが可能である。このため、このため、廊下286を往来する入居者は、エントランスホール285を通り抜ける廊下286を歩く際に、集合住宅2の外(緑道3)の景色と中庭16の景色の両方を楽しむことができる。
また、本実施形態に係る廊下286は、第二壁24側がエントランスホール285となっているため、第二壁24側の端部に転落防止用の柵286aが設けられている。
本実施形態に係る柵286aは、反対側を視認可能となっている。また、上述したように、第二壁24には、第二開口24aが形成されている。このため、エントランスホール285内の廊下286を散策する居住者は、柵286aによって外の景色を眺めることが邪魔されない。
次に、上記集合住宅用敷地1が備える緑道3の具体的構成について説明する。
このため、緑道3を往来する入居者は、樹木32に挟まれることになるが、緑道3を出ると急に視界が開け、その先に中庭16が見えたときの気分がより一層明るくなる。
なお、樹木32が植えられているのは緑道3の集合住宅2側だけでもよい。
具体的には、緑道3の少なくとも一部は、提供公園11の平面形状に合わせ、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向と交差する方向に延びている。
より具体的には、本実施形態に係る緑道3は、中間部が、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向と略直交する方向に延びている。
緑道3の集合住宅2側の出入口31は、集合住宅2(特にエントランスホール285)の方を向いている。
緑道3の医療施設用敷地4側の出入口33は、医療施設5や他の建物6の方を向いている。
このため、入居者は、緑道3を往来する際に、少なくとも一回歩く方向を変えることになり、気持ちを切り替えやすくなる。
このため、集合住宅2と医療施設用敷地4との間を最短距離で往来する場合に比べて遠回りすることになるため、気持ちの切り替えに必要な時間を長く確保したり、穏やかな気持ちでいる時間を長く継続したりすることができる。
また、緑道3を往来している入居者は、その間、集合住宅2を視認しにくくなる。しかし、集合住宅2側の出入口31に出ると、集合住宅2が急によく見えるようになる。このため、緑道3が、集合住宅2と緑道3の集合住宅2側の出入口31とを結ぶ方向に延びている場合に比べ、視界の変化がより鮮明になり、その先に中庭16が見えたときの気分がより一層明るくなる。
以上説明してきた集合住宅2は、第一壁23の第一開口23aと第二壁24の第二開口24aとがエントランスホール285を挟んで対向する。このため、以上説明してきた本実施形態に係る集合住宅用敷地1よれば、集合住宅2に入居する多くの入居者は、共用空間28から、植栽が設けられた緑道3及び中庭16を視認することにより、あたかも植栽に囲まれているような気分になり、穏やかな気持ちになる。
また、普段からこうした景色を視認している入居者は、医療施設5と集合住宅2との往来時に緑道3を通ることで、医療施設5での暗い気持ちから、共用空間で普段感じている穏やかな気持ちへと徐々に切り替えたり、医療施設5へ向かう時間を穏やかな気持ちのまま過ごしたりすることが出来る。つまり、緑道3が集合住宅用敷地1と医療施設用敷地4との中間領域として作用するようになる。
また、共用空間28からは緑道3の景観が医療施設5との間に入ることになるので、居住空間において医療施設5を意識することが無くなり、居住空間の快適性が向上する。
このため、医療施設が設けられた医療施設用敷地に隣接する集合住宅に入居し、暗く沈んでいる入居者の気持ちを、穏やかな気持ちに効果的に切り替えることができる。
また、本実施形態に係る他の建物5は、医療施設となっている。医療施設へ向かうとき、又は医療施設からの戻るときには気分が暗くなってしまう場合があるが、本実施形態に係る集合住宅用敷地1よれば、そうした入居者の暗くなった気分も明るくさせることができる。
1 集合住宅用敷地
11 提供公園
12 駐車スペース
13 通路
13a〜13c 領域
14 車寄せ
15 樹木
2 集合住宅
16 中庭
21 張り出し部
21a バルコニー
21b 庇
21c 隔壁
22 ピロティ
23 第一壁
23A 第六壁
23a 第一開口
23b 反対側を視認可能な部材
24 第二壁
24a 第二開口
24b 反対側を視認可能な部材
25 第三壁
25a 出入口
25b 第三開口
25c 反対側を視認可能な部材
26 第四壁
26a,26b 第四開口
26c,26d 反対側を視認可能な部材
27 第五壁
27b 第五開口
27c 反対側を視認可能な部材
28 共用空間
281 レストラン
281a テーブル
281b 椅子
282 ホビールーム
282a 椅子
282b 本棚
282c 柵
283 プレイルーム
284 スパ
284a テラス
284b 浴室
285 エントランスホール
285a 第一壁側の床
285b 第二壁側の床
285c スロープ
286 廊下
286a 柵
287 階段
288 エレベーター
29 居室
3 緑道
31 集合住宅側の出入口
32 樹木
33 他の建物側の出入口
4 医療施設用敷地
5 医療施設
6 他の建物
7 公道
Claims (7)
- 医療施設が設けられた医療施設用敷地に隣接する集合住宅用敷地において、
集合住宅と、植栽が設けられた緑道と、を備え、
前記緑道を通じて前記医療施設用敷地との間の往来が可能となっており、
前記集合住宅は、外周壁と、共用空間と、植栽が設けられた中庭と、当該中庭を取り囲む複数の壁と、を備え、
前記複数の壁のうち、前記緑道側に存在する第一壁の少なくとも一部には、第一開口が形成され、
外周壁のうち、前記緑道側に存在する第二壁の少なくとも一部には、第二開口が形成され、
前記第一壁と前記第二壁とに隣接して前記共用空間が設けられており、
前記共用空間から前記第一開口を通して前記中庭を視認することが可能であるとともに、前記第二開口を通して前記緑道を視認することが可能であることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項1に記載の集合住宅用敷地において、
前記第一開口と前記第二開口のうちの少なくとも一方の開口は、反対側を視認可能な部材で塞がれていることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項1又は請求項2に記載の集合住宅用敷地において、
前記共用空間は、エントランスホールであることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の集合住宅用敷地において、
平面視環状で、少なくとも一部が前記複数の壁の一部を介して前記中庭に接する廊下を備えることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項4に記載の集合住宅用敷地において、
前記集合住宅は複数階建てであり、
前記共用空間は、複数階に跨る吹き抜けになっており、
二階以上の階に設けられた前記廊下の一部が、前記共用空間の中を通り抜けていることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の集合住宅用敷地において、
前記緑道は、非一直線状に形成されていることを特徴とする集合住宅用敷地。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の集合住宅用敷地において、
前記緑道の道のりの長さは、前記外周壁と前記医療施設用敷地との間の距離よりも大きいことを特徴とする集合住宅用敷地。
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