JP2001317219A - タウンハウス - Google Patents
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- JP2001317219A JP2001317219A JP2000138423A JP2000138423A JP2001317219A JP 2001317219 A JP2001317219 A JP 2001317219A JP 2000138423 A JP2000138423 A JP 2000138423A JP 2000138423 A JP2000138423 A JP 2000138423A JP 2001317219 A JP2001317219 A JP 2001317219A
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- Japan
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- dwelling unit
- floor
- dwelling
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- town house
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未利用のまま放置されている土地を有効利用
することで、各住戸の容積率を大幅に向上するととも
に、各住戸の玄関に通ずる共有の集合広場を十分に確保
できるタウンハウスを提供する。 【解決手段】 敷地2内に互いに独立する複数の住戸4
が隣接する壁の一部が共通になるように横に連続して建
設されるタウンハウスにおいて、各住戸4を地下1階、
地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造に構築する。
敷地2内の道路側に対向して確保された共有の集合広場
8に通じる玄関421が各住戸4の地上階42に設けら
れる。また、各住戸4の地下階41の壁に設けられた窓
418と対向する箇所に地下外壁に沿って採光・換気用
のドライエリア6が設けられている。
することで、各住戸の容積率を大幅に向上するととも
に、各住戸の玄関に通ずる共有の集合広場を十分に確保
できるタウンハウスを提供する。 【解決手段】 敷地2内に互いに独立する複数の住戸4
が隣接する壁の一部が共通になるように横に連続して建
設されるタウンハウスにおいて、各住戸4を地下1階、
地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造に構築する。
敷地2内の道路側に対向して確保された共有の集合広場
8に通じる玄関421が各住戸4の地上階42に設けら
れる。また、各住戸4の地下階41の壁に設けられた窓
418と対向する箇所に地下外壁に沿って採光・換気用
のドライエリア6が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的狭い空地を
利用して建設された、連棟式の接地型集合住宅、すなわ
ちタウンハウスに関するものである。
利用して建設された、連棟式の接地型集合住宅、すなわ
ちタウンハウスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、タウンハウスと称して、比較的狭
い敷地を利用して建設された連棟式の集合住宅が注目さ
れている。このような住宅によれば、家屋が独立した通
常の戸建て住宅の独立性と、集合住宅の屋外環境の良さ
を併せ持つという利点を有している。また、連棟式であ
るため、家屋が独立した通常の戸建て住宅に比べて比較
的安価であり、戸建て住宅の願望を適える上で有利とな
っている。一方、都市部には、バブル期の地上げなどに
よる都市開発の失敗に伴い虫食い状態となった土地が各
所に残っている。これらの土地は形が整っていなかつた
り広さが中途半端なため、建ぺい率や容積率の関係か
ら、家屋が独立した戸建て住宅は無論のこと上記のタウ
ンハウスとしても採算が合わない。
い敷地を利用して建設された連棟式の集合住宅が注目さ
れている。このような住宅によれば、家屋が独立した通
常の戸建て住宅の独立性と、集合住宅の屋外環境の良さ
を併せ持つという利点を有している。また、連棟式であ
るため、家屋が独立した通常の戸建て住宅に比べて比較
的安価であり、戸建て住宅の願望を適える上で有利とな
っている。一方、都市部には、バブル期の地上げなどに
よる都市開発の失敗に伴い虫食い状態となった土地が各
所に残っている。これらの土地は形が整っていなかつた
り広さが中途半端なため、建ぺい率や容積率の関係か
ら、家屋が独立した戸建て住宅は無論のこと上記のタウ
ンハウスとしても採算が合わない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】より詳細に説明する
と、タウンハウスにおいても、建築基準法に準拠する都
市計画の指定に応じて、建ぺい率や容積率に制限がある
ため、地上2階建てが限度であり、しかも戸建て住宅と
して望まれる床面積を確保しようとすると、各住戸の建
設に要する専用敷地面積が大きくなる。その結果、上述
するような敷地内に建設できる連棟式集合住宅の住戸数
も少なくなり、各住戸の価格が上昇してしまうほか、住
環境を良くするための各住戸共有の集合広場も確保する
ことがでなきなくなり、上述した連棟式集合住宅の利点
が損なわれてしまう問題がある。そのため、形が整って
おらず広さが中途半端な土地は、売買が成立せず、価格
が下がっているにもかかわらず未利用のまま放置されて
いるのが現状である。
と、タウンハウスにおいても、建築基準法に準拠する都
市計画の指定に応じて、建ぺい率や容積率に制限がある
ため、地上2階建てが限度であり、しかも戸建て住宅と
して望まれる床面積を確保しようとすると、各住戸の建
設に要する専用敷地面積が大きくなる。その結果、上述
するような敷地内に建設できる連棟式集合住宅の住戸数
も少なくなり、各住戸の価格が上昇してしまうほか、住
環境を良くするための各住戸共有の集合広場も確保する
ことがでなきなくなり、上述した連棟式集合住宅の利点
が損なわれてしまう問題がある。そのため、形が整って
おらず広さが中途半端な土地は、売買が成立せず、価格
が下がっているにもかかわらず未利用のまま放置されて
いるのが現状である。
【0004】本発明は上記のような従来の課題を解決す
るためになされたのもで、その目的は、上記のように未
利用のまま放置されている土地を有効に利用すること
で、各住戸の容積率が大幅に向上され、各住戸の玄関に
通ずる共有の集合広場が必要十分に確保され、住環境の
快適性が向上されたタウンハウスを提供することにあ
る。
るためになされたのもで、その目的は、上記のように未
利用のまま放置されている土地を有効に利用すること
で、各住戸の容積率が大幅に向上され、各住戸の玄関に
通ずる共有の集合広場が必要十分に確保され、住環境の
快適性が向上されたタウンハウスを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、敷地内に互いに独立する複数の住戸が隣接
する壁の一部が共通になるように横に連続して建設され
るタウンハウスであって、前記各住戸は地下1階、地上
2階の鉄筋コンクリート3層に構成され、前記敷地内の
道路側に対向して確保された共有の集合広場に通じる玄
関が前記各住戸の地上階に設けられ、前記各住戸の地下
階の壁に設けられた窓と対向する箇所に地下外壁に沿っ
て採光・換気用のドライエリアが設けられていることを
特徴とする。
に本発明は、敷地内に互いに独立する複数の住戸が隣接
する壁の一部が共通になるように横に連続して建設され
るタウンハウスであって、前記各住戸は地下1階、地上
2階の鉄筋コンクリート3層に構成され、前記敷地内の
道路側に対向して確保された共有の集合広場に通じる玄
関が前記各住戸の地上階に設けられ、前記各住戸の地下
階の壁に設けられた窓と対向する箇所に地下外壁に沿っ
て採光・換気用のドライエリアが設けられていることを
特徴とする。
【0006】本発明においては、各住戸を地下1階、地
上2階の鉄筋コンクリート3層構造にすることにより、
建築基準法に定めた都市計画による制限を受けることな
く各住戸の容積率を大幅に増加できるとともに、各住戸
の玄関に通じる共有の集合広場を必要十分に確保するこ
とができる。したがって、形が整っていなかったり広さ
が中途半端なため未利用のまま放置されているな土地を
有効に利用することで、住環境の快適性に優れるタウン
ハウスを提供できる。
上2階の鉄筋コンクリート3層構造にすることにより、
建築基準法に定めた都市計画による制限を受けることな
く各住戸の容積率を大幅に増加できるとともに、各住戸
の玄関に通じる共有の集合広場を必要十分に確保するこ
とができる。したがって、形が整っていなかったり広さ
が中途半端なため未利用のまま放置されているな土地を
有効に利用することで、住環境の快適性に優れるタウン
ハウスを提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図6を参照して説明する。図1は本発明
の実施の形態におけるタウンハウスの全体構成を示す外
観図、図2は本発明の実施の形態におけるタウンハウス
の敷地配置図、図3は本発明の実施の形態におけるタウ
ンハウスの一住戸の縦断面図、図4は本発明の実施の形
態におけるタウンハウスの一住戸の地下階の平面図、図
5は本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一住戸
の地上階の平面図、図6は本発明の実施の形態における
タウンハウスの一住戸の2階の平面図、図7は本発明の
実施の形態におけるタウンハウスの一住戸の屋上の平面
図である。
て、図1ないし図6を参照して説明する。図1は本発明
の実施の形態におけるタウンハウスの全体構成を示す外
観図、図2は本発明の実施の形態におけるタウンハウス
の敷地配置図、図3は本発明の実施の形態におけるタウ
ンハウスの一住戸の縦断面図、図4は本発明の実施の形
態におけるタウンハウスの一住戸の地下階の平面図、図
5は本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一住戸
の地上階の平面図、図6は本発明の実施の形態における
タウンハウスの一住戸の2階の平面図、図7は本発明の
実施の形態におけるタウンハウスの一住戸の屋上の平面
図である。
【0008】図1及び図2において、2はタウンハウス
が建設される敷地であり、この敷地2内には、隣接する
壁4Aの一部が共通になるようにした複数(7戸)の住
戸4が横に連結して建設されている。この場合の住戸4
の総建築面積の敷地面積に対する割合、すなわち建ぺい
率は、建築基準法に準拠する都市計画の指定に応じた限
度、例えば40%をクリアーするものである。前記各住
戸4は、図1及び図3に示すように、地下1階、地上2
階の鉄筋コンクリートから総3階建ての3層構造に構築
され、さらに、各住戸4は屋上44を備えている。この
場合、土地の高度利用を図る観点から、地下部分の容積
が建物の3分の1以下であれば地下部分が容積にカウン
トされないという、地下利用条件の規制が緩和されてき
ている。このため、本実施の形態における各住戸4の地
下階41は容積にカウントされないことになる。したが
って、建築確認申請に際しての各住戸4の容積率は、地
上階42と2階43の床面積を加算したものとなる。
が建設される敷地であり、この敷地2内には、隣接する
壁4Aの一部が共通になるようにした複数(7戸)の住
戸4が横に連結して建設されている。この場合の住戸4
の総建築面積の敷地面積に対する割合、すなわち建ぺい
率は、建築基準法に準拠する都市計画の指定に応じた限
度、例えば40%をクリアーするものである。前記各住
戸4は、図1及び図3に示すように、地下1階、地上2
階の鉄筋コンクリートから総3階建ての3層構造に構築
され、さらに、各住戸4は屋上44を備えている。この
場合、土地の高度利用を図る観点から、地下部分の容積
が建物の3分の1以下であれば地下部分が容積にカウン
トされないという、地下利用条件の規制が緩和されてき
ている。このため、本実施の形態における各住戸4の地
下階41は容積にカウントされないことになる。したが
って、建築確認申請に際しての各住戸4の容積率は、地
上階42と2階43の床面積を加算したものとなる。
【0009】前記各住戸4の地下階41は、例えば図3
及び図4に示すように、サービスルーム411、洋室4
12、クローゼット413及びトイレ414等の各部分
に区画され、そして、地上階42に通じる階段415が
設けられており、さらに、地下階42の床下には、図3
に示すように収納用のピット416が設けられている。
また、各住戸4の地上階42は、例えば図3及び図5に
示すように、玄関421、洋室422、洗面所423、
トイレ424、浴室425及びクローゼット426等の
各部分に区画され、さらに、2階43に通じる階段42
6が設けられている。また、各住戸4の2階43は、例
えば図3及び図6に示すように、階全体がリビニング・
ダイニング・キッチン431として構成され、さらに、
屋上44に通じる階段432が設けられている。また、
各住戸4の屋上44には、例えば図3及び図7に示すよ
うに、2階43の階段432を通して屋上44へ出入り
できる屋根付きの出入り口442が設けられている。そ
して、この屋上44はルーフテラス443およびガーデ
ニンクスペース444として使用できる構成になってい
る。
及び図4に示すように、サービスルーム411、洋室4
12、クローゼット413及びトイレ414等の各部分
に区画され、そして、地上階42に通じる階段415が
設けられており、さらに、地下階42の床下には、図3
に示すように収納用のピット416が設けられている。
また、各住戸4の地上階42は、例えば図3及び図5に
示すように、玄関421、洋室422、洗面所423、
トイレ424、浴室425及びクローゼット426等の
各部分に区画され、さらに、2階43に通じる階段42
6が設けられている。また、各住戸4の2階43は、例
えば図3及び図6に示すように、階全体がリビニング・
ダイニング・キッチン431として構成され、さらに、
屋上44に通じる階段432が設けられている。また、
各住戸4の屋上44には、例えば図3及び図7に示すよ
うに、2階43の階段432を通して屋上44へ出入り
できる屋根付きの出入り口442が設けられている。そ
して、この屋上44はルーフテラス443およびガーデ
ニンクスペース444として使用できる構成になってい
る。
【0010】各住戸4の地下階41の地下外壁417に
設けられた窓418と対応する箇所には、図1ないし図
4に示すように地下外壁417に沿って採光・換気用の
ドライエリア6が設けられ、このドライエリア6はガー
デニンクスペースとして使用できる構成になっている。
また、敷地2内には、この敷地2の道路側に対向して、
各住戸4が共有できる所望敷地面積の集合広場8が確保
されており、この集合広場8を囲むように各住戸4が配
置される。そして、各住戸4の地上階42に設けられた
玄関421はポーチ428を介して集合広場8に通じて
いる。なお、集合広場8には常録樹等の木10が植えら
れている。また、敷地2と道路28との境界線より内側
に位置する敷地2内には、各住戸4、集合広場8外側周
囲に人の出入りを禁止する塀24が設けられ、この塀2
4は金属製の格子やコンクリートブロック等により、所
定の高さに形成されている。上記各住戸4の集合広場8
に対向する塀24の箇所には、敷地2外と集合広場8と
の間で人が出入りできる出入り口12が設けられてい
る。さらに、敷地2外と集合広場8の間で人が出入りで
きる、上記出入り口12と別の出入り口16が集合広場
8に通路14を介して通じるように設けられている。ま
た、図1及び図2に示すように、敷地2の右上隅部に
は、機械式駐車場18及び一般の地上駐車場20が前記
出入り口16に隣接して設けられ、この両駐車場18、
20の駐車台数は住戸4の戸数に対応している。
設けられた窓418と対応する箇所には、図1ないし図
4に示すように地下外壁417に沿って採光・換気用の
ドライエリア6が設けられ、このドライエリア6はガー
デニンクスペースとして使用できる構成になっている。
また、敷地2内には、この敷地2の道路側に対向して、
各住戸4が共有できる所望敷地面積の集合広場8が確保
されており、この集合広場8を囲むように各住戸4が配
置される。そして、各住戸4の地上階42に設けられた
玄関421はポーチ428を介して集合広場8に通じて
いる。なお、集合広場8には常録樹等の木10が植えら
れている。また、敷地2と道路28との境界線より内側
に位置する敷地2内には、各住戸4、集合広場8外側周
囲に人の出入りを禁止する塀24が設けられ、この塀2
4は金属製の格子やコンクリートブロック等により、所
定の高さに形成されている。上記各住戸4の集合広場8
に対向する塀24の箇所には、敷地2外と集合広場8と
の間で人が出入りできる出入り口12が設けられてい
る。さらに、敷地2外と集合広場8の間で人が出入りで
きる、上記出入り口12と別の出入り口16が集合広場
8に通路14を介して通じるように設けられている。ま
た、図1及び図2に示すように、敷地2の右上隅部に
は、機械式駐車場18及び一般の地上駐車場20が前記
出入り口16に隣接して設けられ、この両駐車場18、
20の駐車台数は住戸4の戸数に対応している。
【0011】前記屋上44には、図3に示すように、隣
接する住戸4の屋上44に通じる避難口22が設けられ
ている。この避難口22が設けられる箇所は、図1及び
図2に示すように、隣接する住戸4の共通壁4Aであ
り、この避難口22は通常閉じられた状態にあり、1つ
の住戸4に火災等の緊急事態が生じたときに開かれる構
成になっている。また、敷地2の境界線上には塀24が
設置され、さらに、集合広場8、出入り口12、16及
び駐車場18、20に対応する部分を除く他の塀24の
内側には灌木類等を植え込む緑地26が設けられてい
る。
接する住戸4の屋上44に通じる避難口22が設けられ
ている。この避難口22が設けられる箇所は、図1及び
図2に示すように、隣接する住戸4の共通壁4Aであ
り、この避難口22は通常閉じられた状態にあり、1つ
の住戸4に火災等の緊急事態が生じたときに開かれる構
成になっている。また、敷地2の境界線上には塀24が
設置され、さらに、集合広場8、出入り口12、16及
び駐車場18、20に対応する部分を除く他の塀24の
内側には灌木類等を植え込む緑地26が設けられてい
る。
【0012】上記のような本発明の実施の形態における
タウンハウスにおいては、地下部分が建物の3分の1以
下であれば、地下部分は容積にカウントされないという
地下利用の規制緩和に伴い、敷地2内に横に連続して建
設される各住戸4を地下1階、地上2階の鉄筋コンクリ
ートから総3階建ての3層構造にすることができる。こ
のため、各住戸4の容積率を従来の連棟式集合住宅にお
ける2階建て住戸の1.5倍にすることができる。例え
ば、タウンハウスが建設される地区の建ぺい率が40
%、容積率が80%である場合、本発明の実施の形態に
おける各住戸4の実質的な容積率は120%となる。こ
れにより、各住戸4の容積率を大幅に増加できるととも
に、狭い専用敷地面積で戸建て住宅として望まれる床面
積を確保することができるほか、各住戸4を地下1階、
地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造にすることに
より、各住戸4の建設に要する専用敷地面積が小さくな
り、限られた敷地内に建設されるタウンハウスの住戸数
も増加し、各住戸の価格を低減できるほか、形が整って
いなかったり広さが中途半端なため未利用のまま放置さ
れているな土地を有効に利用することで、住環境の快適
性に優れるタウンハウスを提供できる。
タウンハウスにおいては、地下部分が建物の3分の1以
下であれば、地下部分は容積にカウントされないという
地下利用の規制緩和に伴い、敷地2内に横に連続して建
設される各住戸4を地下1階、地上2階の鉄筋コンクリ
ートから総3階建ての3層構造にすることができる。こ
のため、各住戸4の容積率を従来の連棟式集合住宅にお
ける2階建て住戸の1.5倍にすることができる。例え
ば、タウンハウスが建設される地区の建ぺい率が40
%、容積率が80%である場合、本発明の実施の形態に
おける各住戸4の実質的な容積率は120%となる。こ
れにより、各住戸4の容積率を大幅に増加できるととも
に、狭い専用敷地面積で戸建て住宅として望まれる床面
積を確保することができるほか、各住戸4を地下1階、
地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造にすることに
より、各住戸4の建設に要する専用敷地面積が小さくな
り、限られた敷地内に建設されるタウンハウスの住戸数
も増加し、各住戸の価格を低減できるほか、形が整って
いなかったり広さが中途半端なため未利用のまま放置さ
れているな土地を有効に利用することで、住環境の快適
性に優れるタウンハウスを提供できる。
【0013】また、タウンハウスの各住戸4を地下1
階、地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造とし、か
つ各住戸4の床面積を大きく確保しつつ専用敷地面積を
小さくでき、各住戸4の共有の集合広場8を必要十分に
確保することができる。その結果、集合広場8が井戸端
会議的なコミニュケーションの場や簡単なイベント会場
として有効に利用でき、タウンハウスとしての住環境の
快適性を向上できる。しかも、各住戸4の玄関421が
共有の集合広場8に通じていることにより、同じ所に住
む仲間という意識が生じ、互いの連帯意識も向上でき
る。
階、地上2階の鉄筋コンクリートから3層構造とし、か
つ各住戸4の床面積を大きく確保しつつ専用敷地面積を
小さくでき、各住戸4の共有の集合広場8を必要十分に
確保することができる。その結果、集合広場8が井戸端
会議的なコミニュケーションの場や簡単なイベント会場
として有効に利用でき、タウンハウスとしての住環境の
快適性を向上できる。しかも、各住戸4の玄関421が
共有の集合広場8に通じていることにより、同じ所に住
む仲間という意識が生じ、互いの連帯意識も向上でき
る。
【0014】また、各住戸4の地下階41の地下外壁4
17に設けられた窓418と対応する箇所に、地下外壁
417に沿って採光・換気用のドライエリア6が設けら
れているため、住環境の良い地下階41とすることがで
きるとともに、地下階41は防音効果が優れているた
め、周囲への音漏れの心配が少なく、オーディオルーム
やホームシアターを楽しむ部屋として活用できる。ま
た、地下階41においても地上階42と同様にドライエ
リア6でルーフバルコニーと異なるガーデニングを楽し
むこともできる。さらに、各住戸4に屋上44を設ける
ので、この屋上44をスカイルームガーデンとして利用
することができる。また、各住戸4の屋上44における
住戸4の共通壁4Aに隣接する住戸4の屋上44に通じ
る避難口22を設けるので、この避難口22を火災等の
緊急事態発生時に避難経路として利用することができ
る。また、地下階42の床下に収納用のピット416を
設けるので、大きな収納スペースを確保でき、種々の物
品の収納が可能になる。
17に設けられた窓418と対応する箇所に、地下外壁
417に沿って採光・換気用のドライエリア6が設けら
れているため、住環境の良い地下階41とすることがで
きるとともに、地下階41は防音効果が優れているた
め、周囲への音漏れの心配が少なく、オーディオルーム
やホームシアターを楽しむ部屋として活用できる。ま
た、地下階41においても地上階42と同様にドライエ
リア6でルーフバルコニーと異なるガーデニングを楽し
むこともできる。さらに、各住戸4に屋上44を設ける
ので、この屋上44をスカイルームガーデンとして利用
することができる。また、各住戸4の屋上44における
住戸4の共通壁4Aに隣接する住戸4の屋上44に通じ
る避難口22を設けるので、この避難口22を火災等の
緊急事態発生時に避難経路として利用することができ
る。また、地下階42の床下に収納用のピット416を
設けるので、大きな収納スペースを確保でき、種々の物
品の収納が可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のタウンハウ
スによれば、各住戸を地下1階、地上2階の鉄筋コンク
リート3層構造にすることにより、各住戸の容積率を従
来の連棟式集合住宅における住戸の1.5倍となり、こ
れにより、建築基準法に定めた都市計画による制限を受
けることなく各住戸の容積率を大幅に増加できるととも
に、限られた敷地内に建設されるタウンハウスの住戸数
も増加可能になり、各住戸の価格を低減でき、しかも、
各住戸の共有の集合広場を容易に確保することができる
ほか、形が整っていなかったり広さが中途半端なため未
利用のまま放置されているな土地を有効に利用すること
で、住環境の快適性に優れるタウンハウスを提供でき
る。また、本発明によれば、各住戸の地下階の地下外壁
に設けられた窓と対応する箇所に、地下外壁に沿って採
光・換気用のドライエリアを設けることにより、住環境
の良い地下階を提供できる。さらに、本発明によれば、
各住戸に屋上を設けることにより、この屋上をスカイル
ームガーデンとして利用することができ、また、各住戸
の屋上における住戸の共通壁に隣接する住戸の屋上に通
じる避難口を設けることにより、この避難口を火災等の
緊急事態発生時に避難経路として利用することができ
る。また、本発明によれば、地下階の床下に収納用のピ
ットを設けることにより、大きな収納スペースを確保で
き種々の物品の収納が可能になる。
スによれば、各住戸を地下1階、地上2階の鉄筋コンク
リート3層構造にすることにより、各住戸の容積率を従
来の連棟式集合住宅における住戸の1.5倍となり、こ
れにより、建築基準法に定めた都市計画による制限を受
けることなく各住戸の容積率を大幅に増加できるととも
に、限られた敷地内に建設されるタウンハウスの住戸数
も増加可能になり、各住戸の価格を低減でき、しかも、
各住戸の共有の集合広場を容易に確保することができる
ほか、形が整っていなかったり広さが中途半端なため未
利用のまま放置されているな土地を有効に利用すること
で、住環境の快適性に優れるタウンハウスを提供でき
る。また、本発明によれば、各住戸の地下階の地下外壁
に設けられた窓と対応する箇所に、地下外壁に沿って採
光・換気用のドライエリアを設けることにより、住環境
の良い地下階を提供できる。さらに、本発明によれば、
各住戸に屋上を設けることにより、この屋上をスカイル
ームガーデンとして利用することができ、また、各住戸
の屋上における住戸の共通壁に隣接する住戸の屋上に通
じる避難口を設けることにより、この避難口を火災等の
緊急事態発生時に避難経路として利用することができ
る。また、本発明によれば、地下階の床下に収納用のピ
ットを設けることにより、大きな収納スペースを確保で
き種々の物品の収納が可能になる。
【図1】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの全
体構成を示す外観図である。
体構成を示す外観図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの敷
地配置図である。
地配置図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一
住戸の縦断面図である。
住戸の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一
住戸の地下階の平面図である。
住戸の地下階の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一
住戸の地上階の平面図である。
住戸の地上階の平面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一
住戸の2階の平面図である。
住戸の2階の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるタウンハウスの一
住戸の屋上の平面図である。
住戸の屋上の平面図である。
2……敷地、4……住戸、6……ドライエリア、8……
集合広場、12、16……出入り口、41……地下階、
42……地上階、43……2階、44……屋上、416
……ビット、417……地下外壁、418……窓、42
1……玄関、22……避難口、443……ルーフテラ
ス、444……ガーデニンクスペース。
集合広場、12、16……出入り口、41……地下階、
42……地上階、43……2階、44……屋上、416
……ビット、417……地下外壁、418……窓、42
1……玄関、22……避難口、443……ルーフテラ
ス、444……ガーデニンクスペース。
Claims (5)
- 【請求項1】 敷地内に互いに独立する複数の住戸が隣
接する壁の一部が共通になるように横に連続して建設さ
れるタウンハウスであって、 前記各住戸は地下1階、地上2階の鉄筋コンクリート3
層に構成され、 前記敷地内の道路側に対向して確保された共有の集合広
場に通じる玄関が前記各住戸の地上階に設けられ、 前記各住戸の地下階の壁に設けられた窓と対向する箇所
に地下外壁に沿って採光・換気用のドライエリアが設け
られている、 ことを特徴とするタウンハウス。 - 【請求項2】 前記各住戸は2階に通じる階段を介して
連通される屋上が設けられ、この屋上をルーフテラス、
ガーデニンクスペースとすることを特徴とする請求項1
記載のタウンハウス。 - 【請求項3】 前記各住戸の屋上は前記共通の壁により
仕切られ、前記共通の壁に隣接する住戸の屋上に通じる
避難口が設けられていることを特徴とする請求項2記載
のタウンハウス。 - 【請求項4】 前記ドライエリアはガーデニンクスペー
スとして使用できるように構成されていることを特徴と
する請求項1記載のタウンハウス。 - 【請求項5】 前記各住戸の地下階の床下にピットが設
けられていることを特徴とする請求項1乃至4に何れか
1項記載のタウンハウス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138423A JP2001317219A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | タウンハウス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138423A JP2001317219A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | タウンハウス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001317219A true JP2001317219A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18646027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000138423A Pending JP2001317219A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | タウンハウス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001317219A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158848A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Sumitomo Fudosan Kk | 連棟式住宅情報管理システムおよび連棟式住宅情報管理方法 |
CN104631859A (zh) * | 2015-03-03 | 2015-05-20 | 上海天华建筑设计有限公司 | 山地住宅 |
-
2000
- 2000-05-11 JP JP2000138423A patent/JP2001317219A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158848A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Sumitomo Fudosan Kk | 連棟式住宅情報管理システムおよび連棟式住宅情報管理方法 |
CN104631859A (zh) * | 2015-03-03 | 2015-05-20 | 上海天华建筑设计有限公司 | 山地住宅 |
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