JP2535724B2 - 多所帯型住宅 - Google Patents

多所帯型住宅

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JP2535724B2 JP5202290A JP20229093A JP2535724B2 JP 2535724 B2 JP2535724 B2 JP 2535724B2 JP 5202290 A JP5202290 A JP 5202290A JP 20229093 A JP20229093 A JP 20229093A JP 2535724 B2 JP2535724 B2 JP 2535724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三世代住宅と呼ばれるよ
うな多所帯型住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、核家族化が進み、夫婦のみ、ある
いはその子供までが同居する家族構成が多く見られ、住
宅においても基本的に一所帯のみが生活できるような設
計がなされていた。しかし、地価の高騰により資金的に
住宅建設が困難になっている点、若夫婦が共働きする傾
向にある点、老夫婦の高齢化がますます進む点などか
ら、老夫婦と若夫婦、さらにはその子供というような二
所帯が同居するいわゆる多所帯型に戻りつつあり、当然
住宅においても三世代住宅と呼ばれるような多所帯型の
設計が採用される傾向になりつつある。
【0003】従来、このような三世代住宅においては、
上述のように地下の高騰により大きな敷地を確保するこ
とが困難なことから、住居の床面積(部屋数)を確保す
るために、今まで一般的であった二階建ての家に代えて
三階建ての家を建てる場合が増えている。特に、限られ
た敷地内に、住宅とともに例えば駐車場等の住宅以外の
施設を設けようとした場合には、図5に示すように、住
宅Aを三階建てとすることで、敷地内に自動車1を駐車
するための駐車場2を確保するとともに、住宅Aの三つ
のフロア3a、3b、3cにより二所帯が居住するため
の床面積を確保することが行なわれている。
【0004】また、敷地内に駐車スペースを有する三階
建ての多所帯型住宅において、さらに敷地に対する住宅
の床面積の割合を高くしようとした場合には、住宅をな
るべく敷地いっぱいに建て、この住宅の一階部分に、駐
車スペースを設け、駐車スペースの上方にも居室を設け
る構成とすることが考えられる。しかし、地域や地区に
よって、建物の建蔽率や容積率には、法的規制が設けら
れており、敷地の面積に対する敷地内の建物が占める面
積の割合と、建物内の床面積の総和の割合とが制限され
ている。
【0005】したがって、建物は、敷地に対して建蔽率
の範囲内で建てられるとともに、容積率の範囲内で各階
の床面積と階数とが決められることになる。例えば、図
6に示す従来の一階部分に駐車スペース4aが設けられ
た3階建ての住宅Bにおいては、二階部分5の駐車スペ
ース4a上方の延出部分5aが居室となっているので、
住宅Bの一階部分4bと駐車スペース4aとが占める面
積が建蔽率の範囲内であることが要求される。
【0006】また、一階部分4b及び二階部分5を上述
のような構成とした場合に、容積率の規制によっては、
三階部分6の床面積を制限されることもあり、図6に示
す建物の三階部分6のように、三階部分6の面積が二階
部分5の面積より小さいものとされる場合がある。した
がって、容積率の制限がきつい住宅地区における三階建
ての住宅においては、図6に示すように二階の屋根部分
にバルコニー7が設けられることが多かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記三階建
て住宅Bに、老夫婦と若夫婦と、さらにその子供という
ような二所帯が同居した場合に、一般的に階段の上り下
りが負担とならないように一階部分4bを老夫婦の居室
とし、三階部分6を若夫婦とその子供達の居室とし、二
階部分5をリビング・ダイニング・キッチン(LDK)
やバス・トイレなどの上記二所帯の共通使用部分とする
ことが多い。
【0008】しかし、例えば、老夫婦二人、若夫婦二
人、子供二人というような家族が、図6に示したような
3階部分6が2階部分5より小さな住宅Bに住む場合
に、一階部分4bは、老夫婦だけなので、充分な居住空
間を確保することができるが、3階部分6は、一階部分
4bとほぼ同じ床面積しかなく、若夫婦と子供との4人
が住むには狭く、若夫婦もしくは子供の居室を、2階部
分5の共通使用部分にも設ける必要がでる可能性が高
い。したがって、共通使用部分のLDKが狭くなってし
まうとともに、共通使用部分に居室ができることによ
り、居室のプライバシー性が低下してしまうという問題
点があった。
【0009】さらに、限られた敷地内に建てられた上記
三階建ての住宅においては、バルコニー7が庭に代わる
ものとして重要な施設となるが、上記バルコニー7は、
三階部分6の居室から出入りするものとなり、三階部分
6の若夫婦の所帯の領域となってしまうとともに、階段
を最上階まで昇る必要があることから、老夫婦にとって
縁遠い領域となってしまう。したがって、バルコニー7
は、老夫婦所帯及び若夫婦所帯の共通使用部分とはなら
ず、バルコニー7を老夫婦が使用しずらい環境となって
しまう。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、各所帯に床面積を効率良く配分できるととも
に、バルコニーを共通エリアとして効率良く使用するこ
とができる多所帯型住宅を提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の多所帯型住宅
は、少なくとも三階建てに形成された多所帯型住宅であ
って、三階部分に、一階部分及び二階部分より水平な方
向に延出して形成された部屋からなる延出部が設けら
れ、該延出部は、その一方の端部側が上記一階部分及び
二階部分に支持されるとともに他方の端部が支柱部に支
持され、上記延出部の下方の二階部分に対応する位置に
一方の測縁部が二階部分に接合されるとともに他方の測
縁部が上記支柱部に支持されたバルコニーが形成され、
上記延出部の下方の一階部分に対応する位置に駐車スペ
ースが形成されていることを上記課題の解決手段とし
た。
【0012】また、本発明の多所帯型住宅は、上記一階
部分が第一の所帯の使用部分とされ、上記三階部分が第
二の所帯の使用部分とされ、上記二階部分がリビングル
ームを備えた上記第一の所帯及び第二の所帯の共通使用
部分とされ、上記バルコニーが上記共通使用部分から延
出するように設けられていることを上記課題の解決手段
とした。
【0013】
【作用】上記構成によれば、三階部分に延出部を設ける
ことにより三階部分の床面積を一階部分及び二階部分よ
り広くすることができるとともに、二階部分にバルコニ
ーが接続されることにより、二階部分の床面積が三階部
分より狭くとも、バルコニーを利用することにより、三
階部分と同様の大きさの空間として用いることができ
る。したがって、一階部分を第一の所帯の居室空間と
し、三階部分を第二の所帯の居室空間とした場合に、三
階部分を一階部分より広くできることから、人数の少な
い老夫婦の所帯を第一の所帯として一階部分に居住さ
せ、子供を含む人数の多い若夫婦の所帯を三階部分に居
住させれば、従来のように二階の共通使用部分にまで若
夫婦の居住空間を延出させる必要がなくなる。
【0014】また、共通使用部分である二階部分にバル
コニーが接続されるので、このバルコニーを例えば庭と
同様にアウトドアリビングとして活用するようにすれ
ば、一階部分と三階部分との床面積に対して共通使用部
分となる二階部分の床面積の割合が低くなる構成として
も、共通使用部分を広くすることができる。また、バル
コニーが共通使用部分である二階部分接続されることに
より、従来の三階部分にバルコニーが形成された場合に
比較して、バルコニーを一階部分に居住する老夫婦が使
用しやすくなり、バルコニーを有効に利用することが可
能となる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の多所帯型住宅の一実施例を
図面を参照して説明する。図1はこの実施例の多所帯型
住宅Cの基本構成を説明するための概略図であり、図2
ないし図4は、それぞれ上記多所帯型住宅Cの各階の間
取りの一例を示すものである。図1に示すように、この
実施例の多所帯型住宅Cは、三階建ての建物であり、一
階部分10と二階部分11とが略同様の床面積に形成さ
れ、三階部分12に一階部分10及び二階部分11に対
して水平に延出する延出部12aが設けられ、三階部分
12の床面積が一階部分10の床面積及び二階部分11
の床面積より広くされている。
【0016】そして、上記三階部分12の延出部12a
の下方は、多所帯型住宅Cの一階部分10に隣接した所
が駐車スペース10aとされ、二階部分11に隣接した
所がバルコニー11aとされている。また、上記延出部
12aは、一階部分10及び二階部分11から延出した
先端側が、パネル状の支柱13、13により支持されて
いる。そして、延出部12aの下方のバルコニー11a
及び駐車スペース10aは、その一つの側面が多所帯型
住宅Cの一階部分11もしくは二階部分12によって塞
がれた状態となっているが、残りの3つの側面は、上記
支柱13の部分を除いて開放された状態となっている。
したがって、上記バルコニー11a及び駐車スペース1
0aは、上記三階部分12の延出部12aが屋根の役目
をする以外は、完全に屋外となっている。
【0017】また、バルコニー11aの床11bは、ス
トライプ状に配置された複数の細板11c…により簀の
子状に形成されている。(なお、図1の床11bは、上
記ストライプ状に配置された細板11c…同士の間隔を
わかりやすいように、実際より広く描いている)。ま
た、床11bは、その両側縁を二階部分11と支柱1
3、13とにより支持されている。そして、多所帯型住
宅Cは、例えば、老夫婦の所帯と若夫婦及びその子供達
の所帯とからなる家族が住むものとした場合に、後述す
る間取りに示すように、一階部分10は老夫婦の所帯が
住むのに好適に形成され、三階部分12は若夫婦及びそ
の子供達の所帯が住むのに好適に形成され、二階部分1
1は上記二つの所帯が共通して使用するものとして好適
に形成されている。
【0018】そして、このような構成の多所帯型住宅C
は、二階部分11をリビング・ダイニング・キッチン
(LDK)を有する構成とした場合に、LDKに連続し
てバルコニー11aが設けられた構成とすることがで
き、二階部分11の床面積が狭いものとされても、バル
コニー11aをアウトドアリビングとして活用すること
により、共通使用部分とされた二階部分を広くてゆとり
のある空間として用いることができる。すなわち、バル
コニー11aを二階部分11に設けられたリビングの延
長として用いることにより、限られた床面積の建物にお
いて、ゆとりのあるリビングを設けることができる。
【0019】また、従来のように三階部分12にバルコ
ニーを設けた場合に比較して、一階部分10に住む老夫
婦がバルコニー11aを使いやすくすることができる。
すなわち、従来のように、若夫婦のプライベートエリア
とされている三階にバルコニーを設けた場合には、一階
に住む老夫婦が三階の若夫婦のプライベートエリアを通
って、バルコニーにでるのに心理的に問題があったが、
この実施例においては共通使用部分とされた二階部分1
1にバルコニー11aが設けられているので、一階部分
10に住む老夫婦が気兼ねなく一階から二階に上がるこ
とができ、そのままバルコニー11aを利用できる。ま
た、当然、若夫婦の所帯も自由にバルコニー11aを使
用することができるので、バルコニー11aを、リビン
グと同様に家族の交流の場として有効に活用できる。
【0020】また、三階部分12に、延出部12aを設
けたことにより、三階部分12を一階部分10及び二階
部分11より広い床面積のフロアとすることができ、こ
の三階部分12を若夫婦所帯のエリアとすることによ
り、老夫婦所帯に比較して子供の分だけ人数の多い若夫
婦所帯に、老夫婦所帯より多くの床面積を配分すること
ができる。したがって、従来のように二階部分11の共
通使用部分に若夫婦所帯用の居室を設ける必要がなくな
り、二階部分11を完全に共通使用部分とすることがで
き、一階部分10の老夫婦所帯と三階部分12の若夫婦
所帯間のプライバシーを守ことができる。
【0021】以上のことから、この実施例の多所帯型住
宅Cによれば、建蔽率や容積率により床面積を制限され
た建物において、上述のように床面積を各所帯に有効に
配分することができるとともに、容積率を減らすために
形成されるバルコニー11aを従来のように三階部分1
2にではなく二階部分11に配置したことにより、バル
コニー11aを二階部分11に設けられたLDKの延長
として有効に利用できるとともに、バルコニー11aを
共通使用部分として一階部分に住む老夫婦にも容易に利
用できるようにすることができる。なお、上記多所帯型
住宅Cにおいては、延出部12a、バルコニー11a、
駐車スペース10aが重なって配置されているので、敷
地に占める住宅の建築面積は、一階部分10の床面積と
駐車スペース10aとを合わせた面積となる。
【0022】ここで、上記多所帯型住宅Cの各階の間取
りの一例を図2ないし図4に示す間取り図を参照して説
明する。図2に示すように多所帯型住宅Cの一階部分1
0は、2つの和室10b、10cからなる老夫婦の居室
部分14と、セカンドキッチン10d、バス10e、洗
面室10f、トイレ10gなどの水回り部15と、階段
10h、収納部10i、10i、玄関10jなどの一階
共通使用部分16とからなる。
【0023】また、一階部分10の玄関先は、ポーチ状
の駐車スペース10aとなっており、駐車スペース10
aの上方にある三階部分12の延出部12aが屋根とし
て機能するようになっている。そして、この一階部分1
0は、2つの和室10b、10cからなる居室部分14
を老夫婦が居間もしくは寝室として使用することができ
るようになっているとともに、共通使用部分となってい
る二階部分11や上記若夫婦とその子供達が住む三階部
分12に行かなくとも、老夫婦だけで生活することが可
能なように、上記水回り部15の施設が設けられてい
る。したがって、多所帯型住宅C内において、老夫婦の
プライバシーを完全に守ることができるようになってい
る。
【0024】図3に示すように、多所帯型住宅Cの二階
部分11は、階段11dにより一階部分10及び二階部
分11から出入可能なリビングルーム11e、該リビン
グルーム11eと連通したダイニングルーム11f、該
ダイニングルーム11fと連通したメインキッチンルー
ム11gからなるLDK16と、バス11h、トイレ1
1i、洗面室11jなどからなるメイン水回り部17と
からなっている。すなわち、二階部分11は、家族が共
通して用いるLDK16及びメイン水回り部17をメイ
ンとして配置したものである。また、リビングルーム1
1eの外部には、上記三階部分12の延出部12aの下
方に当たる部分に、バルコニー11aが設けられている
ので、上記バルコニー11aをアウトドアリビング、す
なわちリビングルーム11eの延長として使用すること
ができ、LDK16を比較的手狭なものとしても、バル
コニー11aを活用することにより、LDK16を広く
用いることができる。
【0025】図4に示すように、上記多所帯型住宅Cの
三階部分12は、上記二階部分11の上方にクローゼッ
ト12bと二つの洋間12c、12dとこれら洋間にそ
れぞれ隣接したサブバルコニー12e、12fとが配置
され、上記バルコニー11a及び駐車スペース10aの
上方の延出部12aに一つの洋間12gが設けられた構
成となっている。そして、三階部分12の各洋間2d、
12c、12gは、若夫婦所帯の若夫婦用の寝室もしく
は子供用の寝室として用いられるようになっている。
【0026】なお、上記サブバルコニー12e、12g
は、三階部分12において、上記3つの洋間12c、1
2d、12gにより若夫婦とその子供達とが生活するの
に充分な床面積が確保されたので、サブバルコニー12
e、12gとしたものであり、必要に応じてサブバルコ
ニー12e、12gの部分に一階部分10と同様に若夫
婦所帯専用のサブキッチンやバス・トイレを配置した
り、子供の数に応じて部屋を配置したりするようにして
も良い。
【0027】すなわち、上記図2ないし図4に示す各階
の間取りは、比較的広い床面積を有するものであり、三
階部分12にバルコニーを設けても充分に居住用のスペ
ースを確保することができるようになっている。したが
って、上述の多所帯型住宅Cは、図2ないし図4に示す
各階のように比較的広い面積を有する住宅に用いても、
バルコニー11aを共通使用部分である二階部分12a
に配置したことにより、上述のようにLDK16を広く
てゆとりのある空間とすることができるとともに、バル
コニー11aを一階部分10に住む老夫婦が使用しやす
いものとすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の多
所帯型住宅によれば、敷地内の限られた面積に建てれる
とともに総床面積が限られた場合に、三階部分に延出部
を設けることにより三階部分の床面積を一階部分及び二
階部分より広くすることができ、二階部分にバルコニー
を接続することにより、二階部分の床面積が三階部分よ
り狭くとも、バルコニーを利用することで、三階部分と
同様の大きさの空間として用いることができることにな
り、従来のように三階部分の床面積を減らして三階部分
にバルコニーを建てた住宅よりも、同じ総床面積で、各
所帯及び共通使用部分への床面積の配分を効率的に行な
うことができる。すなわち、二所帯が三階建ての住宅を
上下に住み分けた場合には、上下からアクセス可能な二
階部分が二所帯の共通使用部分となり、共通使用部分で
ある二階部分にバルコニーを設けることにより、多所帯
型住宅の総床面積に対する共通使用部分となる二階部分
の床面積の割合を低くしても、バルコニーを活用するこ
とで、共通使用部分を広く使うことができる。したがっ
て、共通使用部分となる二階部分の床面積の割合を下げ
て、その代わりに、三階部分に延出部を設けて、一方の
所帯が使用する床面積を広くすることができる。
【0029】さらに、詳細に言えば、一階部分を第一の
所帯の居室空間とし、三階部分を第二の所帯の居室空間
とした場合に、三階部分を一階部分より広くできること
から、人数の少ない老夫婦の所帯を第一の所帯として一
階部分に居住させ、子供を含む人数の多い若夫婦の所帯
を三階部分に居住させれば、従来のように二階の共通使
用部分にまで若夫婦の居住空間を設ける必要がなくな
る。また、共通使用部分である二階部分にバルコニーが
接続されるので、このバルコニーを例えば庭と同様にア
ウトドアリビングとして活用するようにすれば、一階部
分と三階部分との床面積に対して共通使用部分となる二
階部分の床面積の割合が低くなる構成としても、バルコ
ニーを利用して共通使用部分を広く用いることができ
る。また、バルコニーが共通使用部分である二階部分に
接続されることにより、従来の三階部分にバルコニーが
形成された場合に比較して、バルコニーを一階部分に居
住する老夫婦が使用しやすくなり、バルコニーを有効に
利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多所帯型住宅の基本構成を
示す側断面図である。
【図2】上記実施例の多所帯型住宅の一階の間取りを示
す間取り図である。
【図3】上記実施例の多所帯型住宅の二階の間取りを示
す間取り図である。
【図4】上記実施例の多所帯型住宅の三階の間取りを示
す間取り図である。
【図5】従来の多所帯型住宅の基本構成を示す側断面図
である。
【図6】従来の多所帯型住宅の基本構成を示す側断面図
である。
【符号の説明】
C 多所帯型住宅 10 一階部分 10a 駐車スペース 11 二階部分 11a バルコニー 11e リビングルーム 12 三階部分 12a 延出部 13 支柱

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも三階建てに形成された多所帯
    型住宅であって、三階部分に、一階部分及び二階部分よ
    り略水平な方向に延出して形成された部屋からなる延出
    部が設けられ、該延出部は、その一方の端部側が上記一
    階部分及び二階部分に支持されるとともに他方の端部が
    支柱部に支持され、上記延出部の下方の二階部分に対応
    する位置に一方の測縁部が二階部分に接合されるととも
    に他方の測縁部が上記支柱部に支持されたバルコニーが
    形成され、上記延出部の下方の一階部分に対応する位置
    に駐車スペースが形成されていることを特徴とする多所
    帯型住宅。
  2. 【請求項2】 上記一階部分が第一の所帯の使用部分と
    され、上記三階部分が第二の所帯の使用部分とされ、上
    記二階部分がリビングルームを備えた上記第一の所帯及
    び第二の所帯の共通使用部分とされ、上記バルコニーが
    上記共通使用部分から延出するように設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の多所帯型住宅。
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