JP2599560Y2 - 複層建物 - Google Patents

複層建物

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JP2599560Y2
JP2599560Y2 JP1993074872U JP7487293U JP2599560Y2 JP 2599560 Y2 JP2599560 Y2 JP 2599560Y2 JP 1993074872 U JP1993074872 U JP 1993074872U JP 7487293 U JP7487293 U JP 7487293U JP 2599560 Y2 JP2599560 Y2 JP 2599560Y2
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JP
Japan
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house
bathroom
toilet
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JP1993074872U
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JPH0740918U (ja
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彰一 上野
雅信 細野
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は住宅を上下層に配置し
た、所謂複層建物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】上下階からなる1つの住宅を
上下層に配置した所謂メゾネットタイプの建物において
は、上下層の住宅,隣接する住宅との共有部分をいかに
少なくかつまた合理的に配置するかが問題となる。例え
ば、一定の敷地内において、斯かる建物を構築するに際
し、共有部分の配置次第では、各住宅の専有面積が大幅
に縮小される丈でなく斯かる共有部分の位置によっては
複層建物全体の外観を損なうことが起こりうる。すなわ
ち土地の有効利用を目的とした複層建物としては、居住
性,外観,コスト上などから好ましいものではなかっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題に鑑
みなされたものであって、居住部分の上階に該居住部分
と同幅でかつ奥行の小さいトイレ及び浴室部分を設けた
側面視略鉤状の住宅と、居住部分の下階に該居住部分と
同幅でかつ奥行の小さいトイレ及び浴室部分を設けた側
面視略逆鉤状の住宅とからなり、各住宅の居住部分とト
イレ及び浴室部分は階段にて接続されているとともに、
前記側面視略鉤状の住宅の上層に前記側面視略逆鉤状の
住宅を、両トイレ及び浴室部分との間に所定の空間を設
けた状態に積層配置して複層住宅となし、かつ、この
層住宅と他の一の複層住宅とを平面上の位置をずらして
連設してなる複層建物であって、各複層住宅に設けられ
た空間を建物内に連通させて廊下を形成すると共に、こ
の廊下を、複層住宅と平面上の位置がずらされた複層住
宅とを一体とした奥行の中央部に、複層住宅の幅方向に
直線状に配置したことを特徴とするものである。
【0004】
【作用】側面視略鉤状の住宅の上層に、側面視略逆鉤状
の住宅を、両トイレ及び浴室部分との間に所定の空間を
設けた状態で積層配置して複層住宅は形成される。 そし
て、これら複層住宅を他の複層住宅とを平面上の位置を
ずらして連設した複層建物の、各複層住宅に設けられた
空間を建物内に連通させて廊下が形成される。
【0005】
【実施例】図面に基づき本考案の複層建物を説明する。
図1は複層建物Aの縦断面概略図であり、図2は住宅の
構成をより詳細に説明するための一部省略分解図、図3
は上下層の住宅が形成する廊下を説明するための側面図
である。図1に示す如く、複層建物Aは下層の住宅1に
対し上層の住宅2を配置し、所謂三層構造に形成して、
最上部に屋根Rを構築したものである。下層の住宅1は
図2にも示す様に、奥行D,幅Wの居住部分11と、こ
の居住部分11と同幅でかつ奥行Dより短いトイレ及び
浴室部分12を上階に配置して、居住部分11とトイレ
及び浴室部分12とを上下階に分けて設け、側面視略鉤
状をなしている。
【0006】一方、上層の住宅2は前記同様奥行D、幅
Wの居住部分21とこの居住部分21と同幅で奥行がD
より短いトイレ及び浴室部分22を下階に配置して、居
住部分21とトイレ及び浴室部分22とを上下階に分け
て設け、側面略逆鉤状をなすものである。そして、これ
ら下層の住宅1と上層の住宅2を図3に示す如く、上下
に配置して三層構造の住宅を形成する。又、この三層構
造の住宅において、トイレ及び浴室部分12とトイレ及
び浴室部分22とを所定間隔で対向させこの間隙内を廊
下Oに形成する。同様にして、図2に示す如く、居住部
分31とトイレ及び浴室部分32が上下階に分けられた
下層の住宅3と、同居住部分41とトイレ及び浴室部分
42が上下階に分けられた上層の建物4とを上下層に配
置し、これらを前記上下層の住宅1、2に接して配置す
る。これにより所謂メゾネット形式の建物が構築され
る。
【0007】斯かる構築に際し、下層の住宅1に対して
隣の下層の住宅3をh丈平面上の位置をずらす。その結
果、上層の住宅2に対して上層の住宅4も、同様にh丈
位置がずらされる。従って、このメゾネットタイプの建
物は雁行状の配置となる。雁行状に配置されることによ
って、下層の住宅1,3と上層の住宅2,4は互いに開
口部が重なりあわず、かつまた室内が外からの視線にさ
らされないことになり、プライバシーが確保される。
【0008】図4、図5、図6は、上述した下層の住宅
1,3と上層の住宅2,4における間取を説明するもの
である。図4は、下層の住宅1の居住部分11とこの下
層の住宅1に接した下層の住宅3の居住部分31の間取
を示す図である。そして、図5は各住宅のトイレ及び浴
室部分12,22,32,42の間取を示す図である。
同様に図6は上層の住宅2,4における居住部分21,
41の間取を示す図である。すなわち下層の住宅1の居
住部分11は、リビング11aとダイニング11bさら
には寝室11c,階段11dが設けられている。同様に
して雁行状に配置された隣の下層の住宅3においても、
その居住部分31は略同様の間取となっている。
【0009】この居住部分11とトイレ及び浴室部分1
2とは、図4及び図5に示すように上下階に分けられ
る。そしてトイレ及び浴室部分12にはその廊下O側に
玄関口12aが配置され、さらにトイレ12b、浴室1
2c等の水廻部分が設けられるとともに、前記階段11
dと連通する階段12dが配置される。これによって玄
関口12aから階段12d,11dを経て下階の居住部
分11に入ることが可能となる。同様にして下層の住宅
3のトイレ及び浴室部分32も略同じ間取であって、廊
下O側の玄関口32aを経て下階の居住部分31に出入
りが可能となっている。
【0010】一方下層の住宅1の上層に配置された、上
層の住宅2はその居住部分21が図6に示す間取を示し
ており、この間取も前記居住部分11と略同じ構成であ
る。斯かる居住部分21の隅に設けられたトイレ及び浴
室部分22も、その玄関口22aが廊下Oに面してお
り、かつ内部の階段を介してトイレ及び浴室部分22か
ら居住部分21に入れる間取となっている。さらに、上
層の住宅4もその居住部分41とその下階に設けたトイ
レ及び浴室部分42は、いずれも前記上層の住宅2と反
転はしているが同様の間取となっている。すなわち、
下Oは、トイレ及び浴室部分12,22,32,42の
間において複層住宅の幅方向に直線状に配置されてお
り、その位置は、複層住宅と平面上の位置がずらされた
複層住宅とを一体とした奥行の中央部とされている。
記説明において、下層の住宅1と上層の住宅2、下層の
住宅3と上層の住宅4とは各々別個のものとして形成
し、それを上下に積み上げ、また左右に接続させたもの
でもよく、また界壁,界床を共有なものとして一体的に
形成されたものでもよい。
【0011】
【考案の効果】以上の如く、本考案の複層建物は、複層
住宅を他の一の複層住宅と平面上の位置をずらして連設
し、各複層住宅に設けられた空間を建物内に連通させて
廊下が形成されている。従って、連通した廊下を共用の
エントランスと繋げることにより、共用のエントランス
から上層の複層住宅、下層の複層住宅いずれにも出入り
することができる。また、平面上の位置をずらしたこと
所請雁行状配置し、廊下を、複層住宅と平面上の位置が
ずらされた複層住宅とを一体とした奥行の中央部に複層
住宅の幅方向に配置したことで、隣接する住宅間でのプ
ライバシーが各々確保されつつ、廊下に対向したトイレ
及び浴室部分のスペースが確保されることになる。以上
の如く、狭小面積における複層建物として極めて実用的
な間取りを呈することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る複層建物の縦断面概略図である。
【図2】本考案の構成を説明する一部省略分解図であ
る。
【図3】上下層の住宅を説明する側面図である。
【図4】下層の住宅の居住部分における間取を説明する
図である。
【図5】各トイレ及び浴室部分の間取を説明する図であ
る。
【図6】上層の住宅における居住部分の間取を説明する
図である。
【符号の説明】
1 下層の住宅 2 上層の住宅 3 下層の住宅 4 上層の住宅 11 居住部分 12 トイレ及び
浴室部分 21 居住部分 22 トイレ及び
浴室部分 31 居住部分 32 トイレ及び
浴室部分 41 居住部分 42 トイレ及び
浴室部分 A 複層建物 D 奥行 O 廊下 W 幅h ずらし

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 居住部分11の上階に該居住部分11
    同幅でかつ奥行の小さいトイレ及び浴室部分12を設け
    た側面視略鉤状の住宅と、居住部分21の下階に該居
    住部分21と同幅でかつ奥行の小さいトイレ及び浴室部
    22を設けた側面視略逆鉤状の住宅とからなり、各
    住宅の居住部分とトイレ及び浴室部分12,22は階段
    にて接続されているとともに、 前記側面視略鉤状の住宅の上層に前記側面視略逆鉤状
    の住宅を、両トイレ及び浴室部分12,22との間に
    所定の空間を設けた状態に積層配置して複層住宅とな
    し、 かつ、この複層住宅と他の一の複層住宅とを平面上の位
    置をずらして連設してなる複層建物であって、 各複層住宅に設けられた空間を建物内に連通させて廊下
    を形成すると共に、この廊下Oを、複層住宅と平面上
    の位置がずらされた複層住宅とを一体とした奥行の中央
    部に、複層住宅の幅方向に直線状に配置したことを特徴
    とする複層建物。
JP1993074872U 1993-12-28 1993-12-28 複層建物 Expired - Lifetime JP2599560Y2 (ja)

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JPH0740918U JPH0740918U (ja) 1995-07-21
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「建築設計資料集成 6 建築−生活」p.43,社団法人日本建築学会編集,丸善株式会社発行(昭和54年10月)

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JPH0740918U (ja) 1995-07-21

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