JP2000320167A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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JP2000320167A
JP2000320167A JP11133872A JP13387299A JP2000320167A JP 2000320167 A JP2000320167 A JP 2000320167A JP 11133872 A JP11133872 A JP 11133872A JP 13387299 A JP13387299 A JP 13387299A JP 2000320167 A JP2000320167 A JP 2000320167A
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dwelling
building
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Yoshinari Shibayama
良成 柴山
Ryosuke Tsubota
亮介 坪田
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DAIWA DANCHI KK
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DAIWA DANCHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニー側隣地に接して建物がある場合に
も、1階部分を持つ住戸につき、通風,採光等におい
て、一戸建て住宅と同等の居住環境が得られるものとす
る。 【解決手段】 桁行方向aおよび上下方向に複数の住戸
が並ぶ多層の集合住宅に適用される。1スパンSの2層
の建物部分を、2戸の上下層不揃いの複層住戸2A,2
Bが組合わさった複層住戸対6とする。片方の複層住戸
2Aは、下階が広く上階が狭い住戸とし、もう片方の複
層住戸2Bは、下階が狭く上階が広い住戸とする。この
複層住戸2A,2Bは1〜2階部分に適用し、3階以上
の層は、1スパンS分のフラット住戸3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メゾネット形式
を一部または全体に採用した多層の集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】集合住宅
において、バルコニー側の隣地に接して建物がある場
合、1階の住戸は、圧迫感があり、通風,採光等の居住
性も悪くなる。このため1,2階についてはメゾネット
形式とし、1戸建ての居住性(通風,採光,部屋間の独
立性等)と同等の居住環境を提供することを考えた。メ
ゾネット形式の住戸は、複層住戸と呼ばれており、集合
住宅でありながら、上下2層以上のフロアがあって、内
部階段を有し、1戸建て感覚が得られる。
【0003】しかし、集合住宅において、一部の住戸を
同一スパン内でメゾネット形式とする場合、一般階のフ
ラット住戸の床面積に比して2倍の面積となる。そのた
め、1戸の床面積が広くなり過ぎ、コスト面等から居住
者の要望に合わない場合が多い。一般階とスパンを変え
るのでは、躯体構造が複雑となって設計が難しくなるう
え、柱の配置が住戸の中間に来ることになり、柱型が部
屋の中間で突出するなどの不都合がある。また、1スパ
ン2層の建物部分を、単に縦割りに2戸のメゾネット形
式の住戸としたのでは、各階とも幅が狭くなり過ぎて、
広い部屋、あるいは広い続き部屋が得られず、快適な平
面プランの作成が難しいことがある。
【0004】一方、メゾネット形式では、上下いずれか
の階をパブリックスペースとし、他の階をプライバシー
スペースとして、両スペースの独立性が高めれらる利点
がある。しかし、パブリックスペースを広く取るか、プ
ライバシースペースを広く取るかは、居住者の家族構成
や嗜好により、様々である。そのため、このようなメゾ
ネット形式の有利さも、前記の単に縦割り2戸の狭いメ
ゾネットでは、十分に生かすことが難しい。中廊下や、
スキップフロアの集合住宅では、メゾネット形式の住戸
における上下の階の床面積を異ならせたものがあるが、
一般の片廊下の集合住宅に比べて、建物構成が複雑でコ
スト高となり、敷地条件も限られる。
【0005】この発明の目的は、メゾネット形式の居住
環境を、より一戸建て感覚に近いものにでき、かつ躯体
構造も簡素な形式で済む集合住宅を提供することであ
る。この発明の他の目的は、互いに独立した居住スペー
スとされるパブリックスペースとプライバシースペース
との広さ配分を、種々の居住者の要望に応じ易いものと
することである。この発明のさらに他の目的は、より一
層簡素な設計で、上記の各目的に応じた複層住戸を可能
とすることである。この発明のさらに他の目的は、バル
コニー側の隣地に接して建物がある場合にも、1階部分
を含む各住戸を、圧迫感の回避や,通風,採光等の居住
性につき、1戸建て住戸と同等の優れたものとできるよ
うにすることである。この発明のさらに他の目的は、共
用部分をなるべく減らし、両面バルコニーを可能とする
と共に、個々の住戸の開口面を多くすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の集合住宅は、
桁行方向および上下方向に複数の住戸が並び、各住戸
が、桁行方向に沿う建物両面に面する多層,多列の集合
住宅において、一部または全ての住戸を複層住戸とし、
これら複数住戸の全てまたは一部の住戸を、上階部分と
下階部分とで戸境が桁行方向にずれた上下層不揃いの複
層住戸としたことを特徴とする。このように、上階部分
と下階部分とで戸境が桁行方向にずれた複層住戸とした
ため、メゾネット形式の居住環境を、より一層、一戸建
て感覚に近いものにできる。また、各層における全ての
住戸が建物両面に面する多層,多列の集合住宅、いわゆ
る板状の集合住宅において、その住戸を上下層不揃いの
複層住戸としたため、例えば、中廊下やスキップフロア
式のメゾネット形式集合住宅に比べて、躯体構造も簡素
なもので済む。
【0007】この発明において、上下層不揃いの複層住
戸は、上階と下階の床面積が異なるものとしても良い。
このように、上下階の床面積を異ならせることで、上階
および下階のいずれか一方をパブリックスペースとし、
他方をプライバシースペースする場合に、種々の居住者
の要望に応じて、いずれの居住スペースを大きく採るか
の配分が自由に行える。
【0008】この発明において、桁行方向の1スパン2
層の建物部分を、下階が広く上階が狭い複層住戸と、下
階が狭く上階が広い複層住戸との2戸の上下層不揃いの
複層住戸が組合わさった複層住戸対としても良い。この
ように、1スパン2層の建物部分に複層住戸対を構成す
ることで、上下層不揃いの複層住戸を設けながら、簡素
な建物設計とすることができる。例えば、複層住戸を多
数設ける場合も、矩形にまとまった1スパン2層の建物
部分の配列を繰り返せば済む。また、建物の構造的に
も、例えば1スパン毎に柱を設けることで、柱の配置と
各住戸の配置とが整然とした関係となる。さらに、各複
層住戸対には、下階が広い住戸と上階が広い住戸との2
種類の住戸があるため、パブリックスペースとプライバ
シースペースの区分など、平面プランの基本的に異なる
2種類の住戸が得られ、種々の居住者の家族構成や嗜好
に応じた平面プランを得ることができる。
【0009】このように、1スパン2層の建物部分に複
層住戸対を構成する場合に、1階および2階となる層
に、複層住戸対を桁行方向に複数並べて設け、他の層
に、複層住戸対と同一スパンの1層部分が住戸となるフ
ラット住戸を設けても良い。ここで言う1階および2階
となる層は、地階部分を有する集合住宅である場合、例
えば、それぞれ地下1階および地上1階の層であっても
良い。1,2階を複層住戸とすると、バルコニー側の隣
地に接して建物がある場合にも、2階部分では、隣地の
建物による圧迫感や、通風、採光の影響が少なく、また
1階部分では専用庭を持つこともでき、複層住戸の1住
戸全体として、一戸建て住宅と同等の優れた居住環境が
得られる。3階以上では、フラット住戸としたため、内
部階段がなく、有効利用面積が広くて使い勝手の良い集
合住宅の利点を得ることができる。また、これら複層住
戸とフラット住戸とを混在させながら、複層住戸の床面
積が大きくなり過ぎることなく、スパン毎に住戸の区画
割りができて、構造設計も容易に行える。
【0010】この発明において、上下層不揃いの複層住
戸を桁行方向に複数並べた建物部分につき、各複層住戸
の出入口を同じ建物側面で下層または上層のみに集中さ
せ、これら出入口を設けた層の前記建物側面に共用廊下
を設け、前記出入口を設けない層における建物両面にバ
ルコニーを設けても良い。これにより、各複層住戸の上
階または下階を両面バルコニーとすることができ、また
共用廊下等の共用部分をなるべく減らして、共用廊下等
に面しない開口面を多くすることができる。なお、この
発明において、上記とは逆に、桁行方向に並ぶ各上下層
不揃いの複層住戸につき、出入口を上層に設けた複層住
戸と下層に設けた複層住戸とを混在させても良い。例え
ば、各々の上下層不揃いの複層住戸につき、桁行方向幅
の広い層に出入口を設けても良い。このように桁行方向
幅の広い層に出入口を設けた場合、平面プランの制限の
多い狭い層に出入口がないため、複層住戸の全体の平面
プランの作成が容易で、廊下等となる空間を減らすこと
ができ、また広い層をパブリックスペースとすること
で、パブリックスペースとプライバシースペースとの区
分けを明確にした平面プランが作成し易い。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図7と共に説明する。この集合住宅1は桁行方向aお
よび上下方向に複数の住戸2が並ぶ多層,多列の集合住
宅であって、3層または4層以上(図示の例では6層)
とされ、全ての住戸2A,2B,3が、桁行方向aに沿
う両側の建物屋外面4a,4bに面する板状の集合住宅
とされている。集合住宅1の躯体構造は、鉄筋コンクリ
ート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、またはこれ
らが複合化された躯体構造など、いずれの構造であって
も良い。
【0012】集合住宅1の全体は、桁行方向aに所定の
スパンSで区分され、3階以上の各層Fは、1スパンS
の建物部分が一つのフラットな住戸3とされている。1
階および2階となる層は、一部(図示の例では一端)の
1スパンS分を除き、各々2層のメゾネット形式住戸、
すなわち複層住戸2A,2Bとされている。これら複層
住戸2A,2Bは、いずれも上階部分2Au,2Bu
と、下階部分2Ad,2Bdとで戸境5u,5dが桁行
方向aにずれた上下層不揃いの複層住戸とされている。
なお、この明細書で言う「戸境」は、戸境壁と同じ意味
である。各複層住戸2A,2Bは内部階段18を有して
いる。この場合に、各1スパン2層の建物部分が、下階
部分2Adが広く上階部分2Auが狭い複層住戸2A
と、下階部分2Bdが狭く上階部分2Buが広い複層住
戸2Bとの2戸の上下層不揃いの複層住戸2A,2Bが
組合わさった複層住戸対6とされている。各複層住戸対
6は、同じもの、または桁行方向aに反転した配置のも
のが繰り返し配列されている。各複層住戸2A,2Bの
上階部分2Au,2Buと下階部分2Ad,2Bdとの
桁行方向幅の割合は、任意に設計して良いが、この例で
は、1スパンSを3等分し、各複層住戸2A,2Bは、
上階部分2Au,2Buおよび下階部分2Ad,2Bd
のいずれか一方が1/3スパン分、他方が2/3スパン
分とされて、その上階の1スパンSのフラット住戸3と
同じ床面積を持つ住戸とされている。なお、3等分に限
らず、スパンSをn等分し、m/n分を上階部分、(n
−m)/n分を下階部分としても良い。m,nはいずれ
も自然数である。mは例えば1とする。集合住宅1の1
〜2層における残り(図示の例では一端)の1スパン分
は、1階の1スパン分がエントランスホール16とさ
れ、2階の1スパン分がフラット住戸3とされている。
【0013】なお、この明細書で言う桁行方向aの1ス
パンは、集合住宅1の建物強度から考えられる構造上の
スパンに限らず、住戸2の区画設計を行う概念上のスパ
ンで良いが、この実施形態では、隣合う柱13(図4参
照)間の間隔、または隣合う耐力壁14間の間隔とされ
ている。この耐力壁14は、桁行方向aと直角方向の壁
である。耐力壁14は、躯体構造によって設けられる場
合と、設けない場合とがある。各スパンSは、この例で
は一定長さとしてあるが、それぞれ異なる長さであって
も良い。
【0014】各複層住戸2A,2Bの玄関となる出入口
7は、いずれも下階部分2Ad,2Bdに設けられ、各
複層住戸2A,2Bの上階部分2Au,2Buには、両
側の建物屋外面4a,4bにバルコニー8が設けられて
いる。各複層住戸2A,2Bのバルコニー8は、互いに
連続したものであっても、各々が単独のものであっても
良い。集合住宅1のフラット住戸3で構成される各層F
は、片方の建物屋外面4aにバルコニー8が設けられ、
もう片方の建物屋外面4bに共用廊下9が設けられてい
る。共用廊下9は開放廊下とされている。各階の共用廊
下9に対しては、階段10(図4)とエレベータシャフ
ト11とが続いている。エレベータシャフト11は、集
合住宅1の屋外面4bに突出して設けられている。集合
住宅1の両面に沿う地面部分には、出入口7側に共用廊
下9Aが、他方に専用庭15が設けられている。
【0015】図5(A),(B)は、下階側が広い複層
住戸2Aにおける下階部分2Adおよび上階部分2Au
の平面プラン例を各々示し、図6(A),(B)は上階
側が広い複層住戸2Bにおける下階部分2Bdおよび上
階部分2Buの平面プラン例を各々示す。図7は、図
5,図6で示された平面プランを持つ複層住戸2A,2
Bからなる複層住戸対6の分解斜視図である。ただし図
7では下階部分2Ad,2Bdがバルコニー8を持つも
のとして図示してある。図5に示す下階側が広い複層住
戸2Aでは、幅の広い下階部分2Adが、リビングダイ
ニング、キッチン、および和室を有するパブリックスペ
ースとされ、幅の狭い上階部分2Auが、二つの洋室か
らなるプライバシースペースとなっている。図6に示す
上階側が広い複層住戸2Bでは、階によるパブリックス
ペースとプライバシースペースとの区分けはなく、下階
部分2Bdが廊下、洗面、浴室、および洋室を有し、上
階部分2Buがリビングダイニング、キッチン、および
二つの洋室を有している。これら各複層住戸2A,2B
のうち、狭い方の階の部分2Au,2Bdは、桁行方向
aの幅が、3モジュール幅、すなわち3pとされてい
る。1モジュール幅pは、室内をモジュール設計する場
合の基準長さであり、例えば80〜110cm程度の範囲
で定められる。部屋としての使い勝手から、この実施形
態に限らず、不揃いの複層住戸のうち、最も狭い層の部
分の最低の桁行方向幅は、3モジュール以上とすること
が好ましい。
【0016】この構成の集合住宅1によると、各複層住
戸2A,2Bを、上階部分2Au,2Buと下階部分2
Ad,2Bdとで戸境5u,5dが桁行方向aにずれた
ものとしたため、メゾネット形式の居住環境が、より一
層、一戸建て感覚に近いものになる。また桁行方向aお
よび上下方向に住戸が多層,多列に並ぶ板状の集合住宅
1において、複層住戸2A,2Bを設けたため、例え
ば、中廊下やスキップフロア式のメゾネット形式集合住
宅に比べて、躯体構造も簡素なもので済む。また、矩形
にまとまった1スパン2層の建物部分を複層住戸対6と
し、この複層住戸対6の配列を、そのまま、または反転
配置として繰り返すように設けたため、上下層不揃いの
複層住戸2A,2Bを設けながら、簡素な建物設計とす
ることができる。建物の構造的にも、例えば1スパン毎
に柱13を設けることで、柱13の配置と各住戸2A,
2B,3の配置とが整然とした関係となる。各複層住戸
対6には、下階が広い住戸2Aと上階が広い住戸2Bと
の2種類の住戸があるため、パブリックスペースとプラ
イバシースペースの区分など、平面プランの基本的に異
なる2種類の住戸が得られ、種々の居住者の家族構成や
嗜好に応じた平面プランを得ることができる。
【0017】この実施形態では、1,2階を複層住戸2
A,2Bとしたため、バルコニー側の隣地に接して建物
がある場合にも、2階となる上階部分2Au,2Buで
は、隣地の建物による圧迫感や、通風、採光の影響が少
なく、また1階となる下階部分2Ad,2Bdでは専用
庭15を持つことができ、複層住戸2A,2Bの1住戸
全体として、一戸建て住戸と同等の優れた居住環境が得
られる。3階以上の層Fでは、フラット住戸3としたた
め、内部階段がなく、有効利用面積が広くて使い勝手の
良い集合住宅の利点を得ることができる。しかも、これ
ら複層住戸2A,2Bとフラット住戸3とを混在させな
がら、スパンS毎に住戸の区画割りができて、構造設計
も容易に行える。さらに、各複層住戸2A,2Bの下階
部分2Ad,2Bdに出入口7を集中させたため、上階
部分2Au,2Buでは両面にバルコニー8を有するも
のとでき、また共用廊下9等の共用部分をなるべく減ら
して、共用廊下9等に面しない開口面を多くすることが
できる。例えば、フラット住戸3では、各住戸の片面が
全て共用廊下9となるため、共用部分に面しない開口面
は、1スパン分だけであるが、下階の広い複層住戸2A
では、下階部分2Adの片面(2/3スパン)と、上階
部分2Auの両面(1/3スパン×2)とを合わせた4
/3スパン分が、バルコニー8や専用庭15に面する開
口面とできる。上階の広い複層住戸2Bでは、下階部分
2Bdの片面(1/3スパン)と、上階部分2Buの両
面(2/3スパン×2)とを合わせた5/3スパン分が
開口面とできる。
【0018】なお、前記実施形態では、各複層住戸2
A,2Bの出入口7をいずれも下層に設けたが、各複層
住戸2A,2Bにつき、桁行方向幅の広い層の部分に出
入口7を設けても良い。例えば、図1に示す上階部分2
Buの桁行方向幅の広い複層住戸2Bの場合に、上階部
分2Buを図5(A)の平面プランとし、下階部分2B
dを図5(B)の平面プランとしても良い。桁行方向幅
の狭い層に出入口7を設けた場合、図6(A)の例のよ
うに桁行方向の絶対幅が3モジュール程度と狭い場合
に、出入口7に続く廊下の隣は、幅が狭くて一般の居室
とできず、浴室,洗面所、あるいは納戸とするなど、平
面プラン上の制限を受けるが、広い方の層に出入口7を
設けると、出入口7による平面プランの制約が比較的少
なく、図5に示すような効率的な平面プランが作成で
き、またパブリックスペースとプライバシースペースと
の区分けも確実に行える。
【0019】また、前記実施形態では、1〜2階となる
層だけを複層住戸2A,2Bとしたが、例えば図8,図
9に示すように、集合住宅1の全体を複層住戸2A,2
Bとしても良い。この場合に、各複層住戸2A,2Bの
玄関となる出入口7を下階部分2Ad,2Bdまたは上
階部分2Au,2Buに集中させることで、共用廊下9
は1階おきに設けるだけで済み、共用廊下9等の共用部
分をなるべく減らして屋外開口面を広く得ることができ
る。また、図10の例に示すように、集合住宅1が地下
1階部分B1を有するものである場合に、地下1階部分
B1と地上1階部分F1との2層を、図1の例のような
上下層不揃いの複層住戸2A,2Bの対6が、桁行方向
に並ぶ建物部分としても良い。集合住宅1の桁行方向に
沿ってドライエリア等となる空堀20を設けることで、
地下1階部分B1にも居住性の良い部屋を設けることが
できる。地下1階部分B1は、通風や採光が地上階に比
べて悪く、一つの住戸の全体が地階であると居住環境が
悪くなり過ぎるが、複層住戸2A,2Bとすることで、
地階部分を持つ各住戸2A,2Bも、地上階となる上階
部分2Au,2Buを持つことになり、1戸建のような
居住環境を得ることができる。
【0020】図11は、さらに他の実施形態を示す。こ
の実施形態では、桁行方向aの両端を除く各複層住戸2
Dにつき、上階部分2Duと下階部分2Ddとが同じ床
面積で、互いに桁行方向aにずれた上下層不揃いの複層
住戸とされている。両端の複層住戸2A,2Bは、図1
の例と同様に、上階部分2Au,2Buと下階部分2A
d,2Bdの幅が異なる上下層不揃いの複層住戸とされ
ているこのように、上階部分2Duと下階部分2Ddと
が同じ床面積であっても、互いに桁行方向aにずれるこ
とによって、より一層、1戸建てに近い居住環境が得ら
れる。
【0021】上記各実施形態は、いずれも複層住戸が2
層である場合につき説明したが、この発明は、複層住戸
が3層以上である場合にも適用することができる。例え
ば、図12(A)に示すように、1スパン3層の建物部
分が、1スパンSの下層部分およびスパン一部の中層部
分を有する複層住戸2Eと、スパン一部の中層部分およ
び1スパンの上層部分を有する複層住戸2Fとが対とな
って構成されるものとしても良い。また、図12(B)
に示すように、1スパン4層の建物部分が、1スパンの
第1層部分およびスパン一部の第2,第3層部分を有す
る複層住戸2Gと、スパン一部の第2,第3層部分およ
び1スパンの第4層部分を有する複層住戸2Hとが対と
なって構成されるものとしても良い。さらに、図12
(C),(D)に示すように、1スパン3層または4層
の建物部分が、いずれの層の部分も1スパン分の幅を持
たない2つの複層住戸2I,2Kが対となって形成され
て、層によって戸境5の位置が桁行方向aにずれている
集合住宅であっても良い。さらに、例えば図12(A)
〜(D)の各例のように、3層以上の複層住戸とした場
合に、最下層を地階とし、あるいは4層以上の複層住戸
として第1,第2層を地階とするなど、一部の層を地階
としても良い。例えば図12(E)に示すように、一部
の層を地階とした複層住戸2Gを持つ場合に、対となる
複層住戸2G,2Hのうち、地階部分を持つ複層住戸2
Gについては地階部分の空堀20に対する面に玄関とな
る出入口7を設け、残りの複層住戸2Hについては通常
の地盤面GLに対応して玄関となる出入口7を設けても
良い。
【0022】さらに、前記各実施形態は、各複層住戸2
A〜2Hを、上階部分と下階部分とで戸境が桁行方向a
にずれていても、各階の部分では戸境の全体が同じ桁行
方向aの位置になるものとしたが、例えば図13,図1
4に示すように、各複層住戸2L,2Mにつき、集合住
宅1の奥行き方向(桁行方向aと直交する方向)の住戸
部分によって、互いに戸境5が桁行方向aにずれるよう
にしても良い。その場合、桁行方向aに沿った戸境5A
を持つことになる。図13,図14の例も、1スパン2
層の建物部分を、複層住戸2L,2Mの対6としてあ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明の集合住宅は、上階部分と下階
部分とで戸境が桁行方向にずれた上下層不揃いの複層住
戸を設けたため、メゾネット形式の居住環境を、より一
層戸建て感覚に近いものにでき、かつ躯体構造も簡素な
形式で済む。複層住戸を上階と下階の床面積が異なるも
のとした場合は、パブリックスペースとプライバシース
ペース等の広さ配分を、様々な居住者の要望に応じ易い
ものとできる。桁行方向の1スパン2層の建物部分を、
2戸の複層住戸が組合わさった複層住戸対とした場合
は、簡素な設計で上下層不揃いの複層住戸が得られる。
1階および2階となる層に複層住戸対を設け、他の層に
複層住戸対と同一スパンのフラット住戸を設けた場合
は、バルコニー側の隣地に接して建物がある場合にも、
1階部分を含む各住戸を圧迫感の回避や,通風,採光等
の居住性につき、1戸建て住戸と同等の優れたものとで
き、3階以上については、フラット住戸の集合住宅の利
点が得られ、しかも複層住戸とフラット住戸とを混在さ
せながら、柱配置等の躯体構造も簡素なもので済む。各
複層住戸の出入口を下層または上層のみに集中させた場
合は、入口を設けない層に両面バルコニーを設けること
ができ、また共用部分をなるべく減らし、個々の住戸の
開口面を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる集合住
宅の正面図、(B)は側面図、(C)はその複層住戸の
下階部分の水平断面図、(D)はその複層住戸の上階部
分の水平断面図である。
【図2】同集合住宅における複層住戸の外形を示す複層
住戸対の分解斜視図である。
【図3】同集合住宅における複層住戸対のベランダを含
む斜視図である。
【図4】(A)は同集合住宅の1階部分の平面図、
(B)は2階部分の平面図、(C)は3階部分の平面図
である。
【図5】(A)は同集合住宅において対となる片方の複
層住戸の下階部分の平面プラン図、(B)はその上階部
分の平面プラン図である。
【図6】(A)は対となるもう片方の複層住戸の下階部
分の平面プラン図、(B)はその上階部分の平面プラン
図である。
【図7】同複層住戸対の分解斜視図である。
【図8】この発明の他の実施形態にかかる集合住宅の正
面図である。
【図9】同集合住宅の側面図である。
【図10】この発明のさらに他の実施形態にかかる集合
住宅の側面図である。
【図11】この発明のさらに他の実施形態にかかる集合
住宅の正面図である。
【図12】(A)〜(E)は、複層住戸対の各種の変形
例を示す正面図である。
【図13】複層住戸対のさらに他の変形例を示す分解斜
視図である。
【図14】(A)は同複層住戸対における片方の複層住
戸の上階部分を示す平面図、(B)は同複層住戸の下階
部分を示す平面図、(C)は同複層住戸対における他の
片方の複層住戸の上階部分を示す平面図、(D)は同複
層住戸の下階部分を示す平面図である。
【符号の説明】
1…集合住宅 2…複層住戸 2A,2B…複層住戸 2D〜2M…複層住戸 2Au,2Bu…上階部分 2Bd,2Bd…下階部分 3…フラット形の住戸 4a,4b…屋外面 5u,5d…戸境 6…複層住戸対 7…出入口 8…バルコニー 9…共用廊下 10…階段 11…エレベータシャフト a…桁行方向 S…スパン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁行方向および上下方向に複数の住戸が
    並び、各住戸が、桁行方向に沿う建物両面に面する多
    層,多列の集合住宅において、一部または全ての住戸を
    複層住戸とし、これら複数住戸の全てまたは一部の住戸
    を、上階部分と下階部分とで戸境が桁行方向にずれた上
    下層不揃いの複層住戸としたことを特徴とする集合住
    宅。
  2. 【請求項2】 上下層不揃いの複層住戸は、上階と下階
    の床面積が異なるものとした請求項1記載の集合住宅。
  3. 【請求項3】 桁行方向の1スパン2層の建物部分を、
    下階が広く上階が狭い複層住戸と、下階が狭く上階が広
    い複層住戸との2戸の上下層不揃いの複層住戸が組合わ
    さった複層住戸対とした請求項2記載の集合住宅。
  4. 【請求項4】 1階および2階となる層に、複層住戸対
    を桁行方向に複数並べて設け、他の層に、複層住戸対と
    同一スパンの1層部分が住戸となるフラット住戸を設け
    た請求項3記載の集合住宅。
  5. 【請求項5】 上下層不揃いの複層住戸を桁行方向に複
    数並べた建物部分において、各複層住戸の出入口を同じ
    建物側面で下層または上層のみに集中させ、これら出入
    口を設けた層の前記建物側面に共用廊下を設け、前記出
    入口を設けない層における建物両面にバルコニーを設け
    た請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の集合住
    宅。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003147978A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Yamaman Co Ltd 住宅構造
JP2011132663A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Open House Development:Kk 集合住宅および集合住宅群
JP2016094811A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 雄二 磯辺 全住戸庭付き高層マンション
JP2016118093A (ja) * 2016-02-25 2016-06-30 旭化成ホームズ株式会社 集合住宅ユニット
JP2016125278A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 住友不動産株式会社 メゾネット住戸を有する集合住宅

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