JP2023008534A - 共同住宅およびリフォーム方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】共同住宅の用途変更を簡単にすること。【解決手段】共同住宅500は、地上階が複数階層からなり、各階層に一戸分の居住空間を有しており、上記複数階層の少なくとも一階層の居住空間内に、上記居住空間外に設けられたエレベータホール(EH)15に繋がる玄関20と、玄関20から延びるホール21と、ホール21に面するリビング22等と、EH15に繋がるシューズクローク(SC)27と、SC27から延びるホール28であって、ホール21と隣接する隣接部を有するホール28と、ホール28に面する和室30等と、隣接部に開口部283と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、共同住宅、および共同住宅のリフォーム方法に関する。
下記の特許文献1には、共同住宅の一例として、各世帯の生活空間の割合を変更させることができる二世帯住宅が記載されている。二世帯住宅は、新築時には、親世帯および子世帯の居住に好適である。但し、二世帯住宅における特定の居室は、将来的な生活空間の割合変更を想定して、玄関に改築(即ち、間取り変更)し易いように設計される。そして、経年により、親世帯が死去した後には、二世帯住宅は、子世帯および第三者の居住に好適なように改築される。改築工事により、第三者用の居住空間は、隔壁により、子世帯の居住空間から完全に分離され、二世帯住宅時の特定居室が、第三者の居住空間用の玄関に変更される。
特開2006-299616号公報(図1,図2参照)
特許文献1の二世帯住宅では、特定居室を玄関に改築し、居室ゾーンを隔壁で仕切る必要があるため、改築工事が大がかりになるという問題点があった。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、共同住宅の用途変更が簡単な技術を提供することにある。
(1) 本発明は、地上階が複数階層からなり、各階層に一戸分の居住空間を有する共同住宅であって、上記複数階層の少なくとも一階層の居住空間内に、上記居住空間外に設けられた外部廊下に繋がる玄関と、上記玄関から延びる第1廊下と、上記第1廊下に面する第1部屋と、上記外部廊下に繋がるクロークルームと、上記クロークルームから延びる第2廊下であって、上記第1廊下と隣接する隣接部を有する第2廊下と、上記第2廊下に面する第2部屋と、上記隣接部に設けられ、上記第1廊下および上記第2廊下を連通する開口部と、を備える。
上記構成によれば、開口部を塞ぐことで、共同住宅の利用形態を、第1部屋および第2部屋を単一世帯が利用する形態から、第1部屋および第2部屋を相異なる複数世帯が利用する形態へと変更できる。
(2) 上記共同住宅は、上記地上階の最上階まで天井が無く連続する吹き抜け空間になっているコートを備え、上記第1部屋と上記第2部屋とは、上記吹き抜け空間を挟んで対向する。
第1部屋および第2部屋の各々の日当たりが良くなる。
(3) 本発明は、地上階が複数階層からなり、各階層に一戸分の居住空間を有する共同住宅のリフォーム方法である。上記共同住宅は、上記複数階層の少なくとも一階層の居住空間内に、上記居住空間外に設けられた外部廊下に繋がる玄関と、上記玄関から延びる第1廊下と、上記第1廊下に面する第1部屋と、上記外部廊下に繋がるクロークルームと、上記クロークルームから延びる第2廊下であって、上記第1廊下と隣接する隣接部を有する第2廊下と、上記第2廊下に面する第2部屋と、上記隣接部に設けられ、上記第1廊下および上記第2廊下を連通する開口部と、を備える。上記リフォーム方法は、上記開口部を塞ぎ、上記クロークルームを上記玄関とは別の玄関に変える。
上記発明によれば、共同住宅の用途変更が簡単になる。
共同住宅500の建物100の地下1階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(3世帯住宅時)の1階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(3世帯住宅時)の2階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(3世帯住宅時)の3階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(賃貸住宅時)の1階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(賃貸住宅時)の2階の間取りを示す模式図。 共同住宅500(賃貸住宅時)の3階の間取りを示す模式図。 各図の線A-A’に沿う共同住宅500の縦断面を東から見た時の模式図。
以下、本発明の一実施形態に係る共同住宅500およびリフォーム方法を詳説する。以下の実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
各図には、互いに直交する矢印X,Y,Zが示される。矢印Xは、南北を示す。矢印Yは、東西を示す。矢印Zは、鉛直方向を示す。図1~図7では、紙面の概ね右方が北であり、紙面の概ね奥方向が西であり、紙面の上方が鉛直上向きである。
[共同住宅500の全体構成]
図1~図8において、共同住宅500は、東西に延びる道路200に北側から面する敷地300に建てられた建物100を備える。建物100は、南北に細長い略直方体形状であり、地下1階、地上3階建てである。即ち、建物100の地上階は、複数階層からなる。
共同住宅500は、建築当初、例えば、子世帯、親世帯および祖父母世帯からなる3世帯が別階層に住む3世帯住宅として建築される。即ち、建物100は、地上階の各階層に一戸分(一世帯分)の居住空間を有している。しかし、経年により、共同住宅500で暮らす世帯数が建築当初の3世帯から減少すると、残った世帯は、各階を2分割して合計6世帯に賃貸したいと考えることがある。この需要に応えるべく、共同住宅500は、下記のような構成により、3世帯住宅から、簡単な改築工事により6世帯が住むことができる賃貸住宅へと用途変更が可能である。
[地下1階(3世帯住宅用途および賃貸住宅用途)]
図1において、地下1階は、基本的な構造面に関しては、改築工事前後で同じでよい。地下1階は、大略的に、ビルトインガレージ(以下、単に「ガレージ」とも称す)11、エントランスロビー(以下、「EL」とも称す)12、エレベータホール(以下、「EH」とも称す)13、および階段室14を備える。
ガレージ11は、地下1階における北側の大部分を占め、8台分の駐車スペースを有する。8台分の駐車スペースにより、賃貸住宅時に6世帯の各々に駐車スペースを割り当てることができる。ガレージ11は、共同住宅500外の道路200と、南北に延びるスロープ111を介して繋がる。
EL12は、自動ドア等を介してスロープ111に西側から面する。EL12には、ソファやローテーブルが設置されている。EH13は、EL12の北隣りに位置し、EL12と自動ドア等を介して繋がる。EH13は、エレベータ(以下、「EV」とも称す)131の乗降スペースである。EV131は、地下1階および地上3階の間で昇降する。階段室14は、EH13の東隣りに位置し、EH13と扉を介して繋がる。階段室14には、1階に至る階段141が設けられている。
地下1階には、上記以外にも、宅配ボックス、新聞受け、メーターボックス、ゴミ置き場等が設けられる。
[1階(3世帯住宅時)]
図2において、1階は、EH15および階段室16を備える。EH15は、EV131の乗降スペースであって、EL12の真上に位置する。EH15は、玄関20およびシューズクローク(以下、「SC」とも称す)27に繋がり、1階の居住空間の外部に設けられた外部廊下でもある。階段室16は、EH15の東隣りに位置し、EH15と扉を介して繋がる。階段室16には、地下1階からの階段141と、2階への階段161とが繋がる。1階においてEH15および階段室16を除く居住空間は、南北方向における中央付近で東西および上下の両方向に拡がる隔壁17により、北部分18および南部分19に区画される。北部分18および南部分19には例えば祖父母世帯が居住する。
3世帯住宅時、北部分18は、玄関20、ホール21、リビング22、トイレ23、洗面所24、ユーティリティルーム(以下、「UR」とも称す)25、ダイニングキッチン(以下、「DK」とも称す)26に区画される。南部分19は、SC27、ホール28、トイレ29、和室30、洗面所31、浴室32、寝室(以下、「BR」とも称す)33、およびウォークインクローゼット(以下、「WIC」とも称す)34に区画される。
玄関20は、北部分18の南西隅且つEH15の北隣りに隔壁17を介して位置し、EH15と玄関ドアを介して繋がる。玄関20は、ホール21に西側から面している。ホール21は、第1廊下の一例であり、第1部分211と、第2部分212と、を有する。第1部分211は、玄関20の東側から、北部分18内で南北に延びる廊下を含む。第2部分212は、第1部分211の北端から東西のそれぞれに延びる廊下を含む。
リビング22は、トイレ23、洗面所24およびDK26の各々は、第1部屋の一例である。リビング22は、玄関20の北隣りに隔壁を介して位置し、第1部分211に西側から面している。リビング22には、ソファ、ローテーブル、ローボードおよびテレビが設置されている。トイレ23および洗面所24は、第1部分211より西側で第2部分212に扉を介して繋がる。洗面所24の北側、即ち北部分18の北西隅には、窓を介してバルコニー241が設けられている。UR25は、トイレ23よりも西側で洗面所24に扉を介して繋がる。UR25には、洗濯機やアイロン台が設置される。DK26は、北部分18の北東隅の位置で第2部分212の東端に繋がる。DK26には、キッチンセットやダイニングセットが設置されている。
1階には、コート35,36が設けられている。コート35,36は、植樹がなされた中庭である。コート35は、DK26、第2部分212およびバルコニー241に包囲される。より詳細には、コート35は、DK26の西隣りに窓を介して位置し、第2部分212の北隣りに窓を介して位置し、バルコニー241の東隣りに位置する。コート36は、コートの一例であり、第1部分211より東に窓を介して位置し、DK26より南に窓を介して位置する。コート36には、建物100の外壁や窓に沿って、椅子やテーブルが設置されたデッキ361が設けられている。
コート35,36の鉛直上方には、基本的に、建物100の構造物(天井、床および庇等)が設けられておらず、地上から最上階の3階まで連続し且つ上方に向かって開放された吹き抜け空間SW1,SW2(図3,図4等を参照)になっている。但し、コート35,36から上空が十分に見通せるという条件を満たす範囲でコート35,36の鉛直上方へと建物100から構造物が突出することは許容される。この点は、後述のコート37にも同様に当てはまる。コート37の直上の空間については、吹き抜け空間SW3(図3,図4等を参照)とも称する。
SC27は、クロークルームの一例であり、EH15の東隣り且つ階段室16の北隣りに隔壁を介して位置し、EH15と扉により繋がる。SC27は、隔壁17および玄関20の各々から南に離れ、且つ玄関20よりも若干東に位置し、ホール28の第1部分281に南側から面している。SC27には、靴だけでなく傘やオーバーコート等を収納可能な収納家具が設置されている。居住者は、SC27に靴を履いたままEH15から入ることが可能である。
ホール28は、第2廊下の一例であって、第1部分281と、第2部分282と、を有する。第1部分281は、南部分19内において、SC27の北側且つトイレ29の東側の位置から、和室30の扉まで東西に延びる廊下である。第1部分281は、ホール21における第1部分211の南側で、第1部分211と隔壁17を介して隣接する隣接部でもある。隔壁17における隣接部には、これらを連通する開口部283が形成されており、第1部分281は、開口部283に設けられた扉を介して第1部分211と繋がる。第2部分282は、階段室16の東隣りに隔壁を介して位置し、この隔壁に沿って第1部分211の東端から南へと延びてBR33の扉に至る。
トイレ29、和室30、洗面所31、浴室32およびBR33は、第2部屋の一例である。トイレ29は、隔壁17より南側で、玄関20、EH15、SC27および第1部分281に包囲されている。和室30は、南部分19の北東隅で第2部分282の東隣りに隔壁を介して位置する。和室30は、コート36の南側に窓を介して位置する。洗面所31は、和室30の南隣りに隔壁を介して位置し、扉を介して第2部分282に面する。浴室32は、洗面所31の東隣りに位置し、扉を介して洗面所31と繋がる。BR33は、階段141,161の南側に隔壁を介して位置し、第2部分282の南端と扉を介して繋がる。BR33には、ベッドが設置されている。WIC34は、南部分19の南西隅且つBR33の西隣りに隔壁を介して位置し、扉を介してBR33と繋がる。バルコニー341は、WIC34の北隣りに扉を介してWIC34と繋がる。
1階にはさらに、植樹がなされたコート37が設けられている。コート37は、洗面所31および浴室32の南隣りに、各々の窓を介して位置する。コート37は、BR33の東隣りに窓を介して位置する。
[2階(3世帯住宅時)]
2階以上において、1階と同様の区画(間取り)には、同一参照符号を付け、それぞれの説明を簡素化または省略する。
図3において、2階は、EH15および階段室42を備える。階段室42には、1階からの階段161と、3階への階段421とが繋がる。2階においてEH15および階段室42を除く居住空間は、隔壁17により、北部分18および南部分19に区画される。北部分18および南部分19には、親世帯が居住する。
3世帯住宅時、2階の北部分18は、1階の北部分18と同様の区画(間取り)を有する。3世帯住宅時、2階の南部分19は、1階の南部分19と比較すると、和室30がBR46,47(第2部屋の一例)に代わる点を除き、1階の南部分19と同様の区画(間取り)を有する。BR46,47は、略南北において間仕切(パーティション)等を介して互いに隣り合っており、第2部分282に扉を介して繋がる。各BR46,47にはベッドが設置される。
[3階(3世帯住宅時)]
図4において、3階は、EH15および階段室49を備える。階段室49には、2階からの階段421と、屋上(図示せず)への階段491とが繋がる。3階においてEH15および階段室49を除く居住空間は、東西および上下に拡がる隔壁17により、北部分18および南部分19に区画される。3階の北部分18および南部分19には、子世帯が居住する。
3世帯住宅時、3階の北部分18は、玄関20およびホール21に加え、ホール21、リビングダイニングキッチン(以下、「LDK」とも称す)55、およびトイレ56に区画される。3世帯住宅時、3階の南部分19は、2階の南部分19(図3参照)と同様の区画(間取り)を有する。
LDK55、およびトイレ56は、第1部屋の一例である。LDK55は、玄関20の北隣りに隔壁を介して位置し、ホール21に西側から面している。LDK55は、南北に長い略矩形形状を有する。LDK55の南部分には、ソファ、ローテーブル、ローボードおよびテレビが設置されている。LDK55の北部分には、ダイニングセットが設置されている。LDK55の西側部分には、建物100の西側の外壁に沿ってキッチンセットが設置されている。LDK55の北西隅(即ち、北部分18の北西隅)には、窓を介してバルコニー551が設けられている。トイレ56は、LDK55の北隣りで隔壁により包囲され、扉を介してホール21と繋がる。
吹き抜け空間SW1は、平面視で、LDK55の北東隅であって、且つバルコニー551の東側に位置する。吹き抜け空間SW1の東端は、東西位置に関して、概ねホール21の東端と同じである。
バルコニー552は、ホール21および吹き抜け空間SW1の東隣りに位置する。バルコニー552およびホール21は窓により区画されている。バルコニー552は、平面視で、吹き抜け空間SW2の西端および北端を区画する。バルコニー552には、椅子やテーブル等が設置される。
[改築工事(リフォーム方法の一例)]
改築工事では、3世帯住宅(図2~図4参照)は、図5~図7に示すような賃貸住宅にリフォームされる。
1階において、ホール21,28(図2参照)を繋いでいた開口部283が、図5に示すように壁61により閉塞される。SC27は、玄関59に改築される。詳細には、SC27の扉は、玄関59用の玄関ドアに取り換えられる。1階の南部分19の外表面において玄関59の周辺には、表札が取り付けられる。リビング22(図2参照)は、2つのBR62,63(図5参照)に改築される。各BR62,63は、南北において隔壁を介して隣り合っており、扉を介して第1部分211に繋がる。UR25(図2参照)は浴室64(図5参照)に、DK26(図2参照)はLDK65に改築される。和室30(図2参照)は、2つのBR66,67(図5参照)に改築される。各BR66,67は、南北において隔壁を介して隣り合い、扉を介してホール28に繋がる。BR33およびWIC34は、LDK68に改築される。BR62,63,66,67の各々には、ベッドが設置されている。LDK65,68の各々には、キッチンセット、ダイニングセット、ソファー、ローテーブルおよびテレビが設置されている。
2階においても、開口部283(図3参照)が壁61(図6参照)により閉塞される。2階の北部分18(図6参照)は、1階の北部分18(図5参照)と同様の間取りを有するように改築される。2階の南部分19では、BR33およびWIC34(図3参照)がLDK68(図6参照)に改築される。
3階においても、開口部283(図4参照)が壁61(図7参照)により閉塞される。LDK55(図4参照)は、LDK69、BR70、脱衣室71および浴室72(図7参照)に改築される。LDK69は、LDK55の半分以下の広さであり、東西に長い略矩形形状を有する。LDK69は、玄関20の北隣りに隔壁を介して位置し、ホール21に西側から面している。LDK69には、キッチンセット、ダイニングセット、ソファ、ローテーブル、ローボードおよびテレビが設置されている。BR70は、LDK69の北隣りに隔壁を介して位置し、ホール21に西側から面している。BR70には、2つのベッドが設置されている。脱衣室71および浴室72は、3階の北部分18の北西隅に位置する。3階の南部分19では、BR33およびWIC34(図4参照)がLDK68(図7参照)に改築される。
上記リフォームにより、各階の北部分18および南部分19を互いに異なる2世帯に賃貸することが可能となる。
[共同住宅500の作用効果]
共同住宅500によれば、3世帯住宅時、各階層において玄関20およびSC27のいずれかを介して居住空間からEH15へ出ることができる。SC27は、改築工事において玄関59へと改築される。SC27および玄関59は、扉を有する点や靴を履いたまま出入りする点において互いに類似する。よって、SC27から玄関59への改築の方が、特許文献1のように居室から玄関へと改築するよりも簡単である。また、改築工事において、開口部283(図3参照)を壁61(図6参照)で閉塞するという簡単な工事により、各階の北部分18および南部分19を個別的な居住空間にできる。即ち、共同住宅500の北部分18および南部分19を、単一世帯が利用する形態から複数世帯が利用する形態へと簡単に変更できる。
共同住宅500では、1階の隔壁17の北側にコート36(図2や図5参照)が隣接し、吹き抜け空間SW2(図3や図6等を参照)が形成される。その結果、図8において矢印に示すように、南部分19の各部屋だけでなく、北部分18において吹き抜け空間SW2に面する各部屋(リビング22やDK26等)の日当たりが良くなる。特に、賃貸住宅時に北部分18の日当たりが良くなることで、北部分18の賃貸に有利になる。また、吹き抜け空間SW2により、南部分19への風通しも良くなる。
[変形例]
実施形態では、各階層に、玄関20およびホール21と、SC27およびホール28とが設けられていた。しかし、これに限らず、全階層のうち少なくとも一階層に、玄関20およびホール21と、SC27およびホール28とが設けられていればよい。即ち、例えば、ある階層がSC27を備えていなくともよい。
実施形態では、EH15が玄関20およびSC27に繋がっていた。しかし、これに限らず、共同住宅500がEH15を備えず、外部廊下の他の例としての廊下が、玄関20およびSC27に繋がっていてもよい。
実施形態では、1階から3階の各階が改築される例を説明した。しかし、これに限らず、1階から3階の少なくとも1階層が改築されればよい。
500・・・共同住宅
100・・・建物
15・・・エレベータホール(EH)
18・・・北部分
19・・・南部分
20・・・玄関
21・・・ホール
22・・・リビング
26・・・ダイニングキッチン(DK)
27・・・シューズクローク(SC)
28・・・ホール
283・・・開口部
30・・・和室
33・・・寝室(BR)
36・・・コート
SW2・・・吹き抜け空間




Claims (3)

  1. 地上階が複数階層からなり、各階層に一戸分の居住空間を有する共同住宅であって、
    上記複数階層の少なくとも一階層の居住空間内に、
    上記居住空間外に設けられた外部廊下に繋がる玄関と、
    上記玄関から延びる第1廊下と、
    上記第1廊下に面する第1部屋と、
    上記外部廊下に繋がるクロークルームと、
    上記クロークルームから延びる第2廊下であって、上記第1廊下と隣接する隣接部を有する第2廊下と、
    上記第2廊下に面する第2部屋と、
    上記隣接部に設けられ、上記第1廊下および上記第2廊下を連通する開口部と、を備える共同住宅。
  2. 上記地上階の最上階まで天井が無く連続する吹き抜け空間になっているコートを備え、
    上記第1部屋と上記第2部屋とは、上記吹き抜け空間を挟んで対向する請求項1に記載の共同住宅。
  3. 地上階が複数階層からなり、各階層に一戸分の居住空間を有する共同住宅のリフォーム方法であって、
    上記共同住宅は、上記複数階層の少なくとも一階層の居住空間内に、
    上記居住空間外に設けられた外部廊下に繋がる玄関と、
    上記玄関から延びる第1廊下と、
    上記第1廊下に面する第1部屋と、
    上記外部廊下に繋がるクロークルームと、
    上記クロークルームから延びる第2廊下であって、上記第1廊下と隣接する隣接部を有する第2廊下と、
    上記第2廊下に面する第2部屋と、
    上記隣接部に設けられ、上記第1廊下および上記第2廊下を連通する開口部と、を備え、
    上記リフォーム方法は、
    上記開口部を塞ぎ、
    上記クロークルームを上記玄関とは別の玄関に変えるリフォーム方法。
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