JP2023008535A - 建物 - Google Patents

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JP2023008535A
JP2023008535A JP2021112176A JP2021112176A JP2023008535A JP 2023008535 A JP2023008535 A JP 2023008535A JP 2021112176 A JP2021112176 A JP 2021112176A JP 2021112176 A JP2021112176 A JP 2021112176A JP 2023008535 A JP2023008535 A JP 2023008535A
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潤平 中原
Jumpei Nakahara
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Sekisui House Ltd
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Abstract

【課題】建物100の様々な場所で異なる方向からコート31の緑の楽しむこと。【解決手段】建物100は、植樹がなされたコート31に面している。建物100において、2階には、コート31に東側を除く三方から臨むバルコニー204が設けられている。バルコニー204において、部分203A,203Cは、部分203Bを介して互いに繋がる。DK202は、隔壁に、部分203C,203Bに面する開口部20C,20Bを有する。リビング201は、部分203Aに面する開口部20Aを有する。また、BR35,36は、部分203Aに面する開口部35A,36Aを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、建物に関する。
特許文献1には、二棟からなる建物の間に半屋外のウッドデッキと、このウッドデッキの上方に屋外バルコニーと、を設けることが記載されている。ウッドデッキおよび屋外バルコニーにより、状況に応じて、半屋外のアウトドアリビングと、屋外のアウトドアリビングとを使い分けながら、バーベキュー等を行うことができる。
特開2002-167982号公報
特許文献1では、庭は建物に沿ってレイアウトされているため、建物内で人が見る位置を変えても、庭の景色がさほど変わらない。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、庭の景色の変化を楽しめる住宅を提供することにある。
(1) 本発明に係る建物は、植樹可能な第1コートに面する。上記建物は、上記第1コートに三方から臨む第1部分、第2部分、および第3部分を有するバルコニーを備える。上記第1部分と上記第3部分とが、上記第2部分を介して連続する。上記建物はさらに、上記第1部分に面する第1開口部と、上記第2部分に面する第2開口部と、を有するダイニングキッチンと、上記第3部分に面する第3開口部を有する居室と、を備える。
第1コートにより、植樹による緑を、バルコニー、ダイニングキッチンおよび居室等、建物の様々な場所で異なる方向から楽しむことができる。
(2) 上記建物は、2階以上の複数階の各々に、上記バルコニー、上記ダイニングキッチンおよび上記居室を備える。
植樹による緑を2階や3階の各階層における様々な場所で異なる方向から楽しむことができる。
(3) 上記第1コートの上方空間は、上記建物の最上階まで天井が無く連続する吹き抜け空間になっている。
第1居室および第2居室の日当たりや風通しが良くなる。
(4) 第1部分の面積は、第2部分および第3部分の各々より大きい。
第1部分がダイニングキッチンに近いため、居住者が第1部分(屋外)で食事を持ち運びやすい。第1部分は、相対的に広いため、複数の居住者が屋外で食事を楽しめる。
(5) 上記第3開口部は南向きである。
第2居室の日当たりがさらに良くなる。
(6) 上記建物は、上記第2居室を挟んで上記第1コートから離れ、植樹可能な第2コートに面している。上記第2居室は、上記第2コートに臨む第4開口部を有する。
第2コートにおける植樹による緑を第2居室で楽しめる。第3開口部および第4開口部により第2居室の風通しがよい。
(7) 上記第2居室において、上記第1コートおよび上記第2コートの間で拡がる外壁には開口部が無い、請求項6に記載の建物。
第2居室内の様子が建物外から見えにくい。
(8) 上記建物は、和室と、上記和室よりも上記第1コートの近くに位置し、上記第1コートに臨む第5開口部を有する広縁と、を備える。
日当たりの良い広縁で心地よい時間を過ごすことができる。
本発明によれば、庭の景色の変化を楽しめる。
共同住宅500の地下1階の間取りを示す模式図。 共同住宅500の1階の間取りを示す模式図。 共同住宅500の2階の間取りを示す模式図。 共同住宅500の3階の間取りを示す模式図。 共同住宅500の屋上の間取りを示す模式図。
以下、本発明の一実施形態に係る共同住宅500を詳説する。以下の実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
各図には、互いに直交する矢印X,Y,Zが示される。矢印Xは、南北を示す。矢印Yは、東西を示す。矢印Zは、鉛直方向を示す。図1~図5では、紙面の概ね右方が北であり、紙面の概ね奥方向が西であり、紙面の上方が鉛直上向きである。
[共同住宅500の全体構成]
図1~図5において、共同住宅500は、東西に延びる道路200に北側から面する敷地300に建てられた建物100を備える。建物100は、南北に細長い略直方体形状であり、地下1階、地上3階建てである。共同住宅500は、例えば、子世帯、親世帯および祖父母世帯からなる3世帯が別階層に住む3世帯住宅である。
[地下1階]
図1において、地下1階は、3世帯の共用部分であり、大略的に、車寄せ10、ガレージ11、エントランスロビー(以下、「EL」とも称す)12、エレベータホール(以下、「EH」とも称す)13、および階段室14を備える。
車寄せ10は、自動車の乗降スペースであり、敷地300の南西隅に位置し、道路200に面する。ガレージ11は、ビルトインガレージであり、車寄せ10の東側に沿って南北に延びるスロープ111を介して道路200と繋がる。ガレージ11は、例えば8台分の駐車スペースを有する。詳細には、3台分の駐車スペースがEL12およびEH13の間に、別の3台分が階段室14の北隣りに設けられる。残る2台分は、東側の外壁に沿って設けられる。
EL12は、出入口およびこれに隣接する広間からなる。EL12は、車寄せ10に北側から自動ドアを介して面し、ガレージ11の南端付近に西側から別の自動ドアを介して面する。EH13は、エレベータ(以下、「EV」とも称す)131の乗降スペースである。EH13は、EL12から北に離れて位置し、ガレージ11に西側から自動ドアを介して繋がる。EV131は、地下1階および屋上の間で昇降する。階段室14は、EH13の北側に隔壁を介して隣接し、ガレージ11に西側から扉を介して繋がる。階段室14には、1階への階段141が設けられている。
地下1階には、上記以外にも、宅配ボックス、新聞受け、メーターボックス、ゴミ置き場、および駐輪スペース等が設けられる。
[1階]
図2において、1階は、EH15および階段室16を備える。EH15は、EH13(図1参照)の略真上に位置し、EV131の乗降スペースである。階段室16は、EH15の北西に位置し、EH15と扉を介して繋がる。階段室16はさらに、EV131の昇降路の西側に隔壁を介して隣接する。階段室16には、地下1階からの階段141と、2階への階段161とが繋がる。
1階は、例えば祖父母世帯の専用部分を含む。この専用部分には、シューズクローク(以下、「SC」とも称す)17、ホール18,21、トイレ19,24、リビングダイニングキッチン(以下、「LDK」とも称す)20、広縁22、和室23、主寝室(以下、「MBR」とも称す)25、洗面所26、浴室27、ユーティリティルーム(以下、「UR」とも称す)28、納戸29,30が位置する。
SC17は、階段室16の南側且つEH15の西側に隔壁を介して隣接し、EH15と扉を介して繋がる。SC17には、靴だけでなく傘やオーバーコート等を収納可能な収納家具が設置される。居住者や来客(以下、「居住者等」とも称す)は、EH15およびSC17の間を靴を履いたまま行き来する。
ホール18は、EH15から見て南西の位置でEH15と繋がり、SC17の南側でSC17と繋がる。この位置からホール18は南へ延び、トイレ19に突き当たる。居住者等は、靴を脱いでEH15やSC17からホール18に上がる。
LDK20は、リビング201、およびダイニングキッチン(以下、「DK」とも称す)202を含む。リビング201は、EH15の南側、且つホール18やトイレ19の東側に隔壁を介して隣接し、扉を通じてホール18と繋がる。リビング201には、ソファやローテーブルが設置される。DK202は、1階の南西隅に位置し、リビング201の南側でリビング201と空間的に連続する。即ち、リビング201と、DK202との間には、間仕切り壁や扉が無い。DK202の西側にはキッチンセットが配置され、その東側にはダイニングセットが配置される。リビング201は、居室の一例である。
リビング201およびDK202の東端には、開口部20A~20Cが形成された隔壁が設けられる。開口部20A~20Cの各々には、人が通り抜け可能なサイズの引き違いサッシ窓(以下、「大型サッシ窓」とも称す)が取り付けられる。
1階の南東部分には、デッキ203およびコート31が位置する。デッキ203は、開口部20A~20Cの概ね下端から、LDK20から離れる向き(詳細には、東)へと張り出している。デッキ203は、それぞれが略矩形形状の部分203A~203Cを有する。各部分203A,203B,203Cは、この記載順で北から南へに連なっている。部分203Aは、開口部20Aを通じてリビング201と繋がる。部分203Bは、開口部20Aを通じてリビング201と繋がり、開口部20Bを通じてDK202と繋がる。部分203Cは、開口部20Cを通じてDK202と繋がる。
部分203A~203Cの面積に関しては、部分203Cが最大で、部分203Bが最小である。また、部分203Bの張り出し端部(即ち、東端)は、部分203A,203CよりLDK20に近く、部分203Aの張り出し端部は、部分203B,203CよりLDK20から離れている。部分203Aには、2つの椅子と小型のテーブルが配置される。部分203Cには、8人掛けのダイニングテーブルおよび8つの椅子が配置される。即ち、1階は、南東隅にアウトドアダイニングを備える。
ホール21は、リビング201の北東隅と開口部を介して繋がる。ホール21は、EH15、トイレ24、UR28および洗面所26等の東側で隔壁に沿って南北に延びる。
広縁22は、ホール21の南端付近に東側から開口部を介して繋がり、部分203Aの北側に沿って東へ延びて、外壁に突き当たる。広縁22および部分203Aは、開口部22Aが形成された隔壁により区画される。開口部22Aには、大型サッシ窓が取り付けられている。
和室23は、ホール21の東側に隔壁を介して位置し、広縁22の北側に障子等を介して繋がる。和室23の東側および北側は、外壁23A,23Bによりそれぞれ区画される。外壁23Aは、敷地300の外部と向かい合っており、プライバシー確保のために、外壁23Aには開口部は形成されない。一方、外壁23Bは、敷地300の外部と向かい合っておらず、外壁23Bには、開口部23Cが形成されている。開口部23Cには、引き違い窓が取り付けられている。
MBR25は、和室23から北に離れた位置で、ホール21の北端付近に東側から隔壁を介して隣接する。MBR25の東側および南側は、外壁25A,25Bによりそれぞれ区画される。プライバシー確保のために、外壁25Aには開口部は形成されず、外壁25Bには、引き違い窓が取り付けられた開口部25Cが設けられる。MBR25には、2つのベッドが配置される。
MBR25の北隣りには、納戸30、ウォークインクローゼット(以下、「WIC」とも称す)251,252が、この記載順に西から東へと隔壁を介して並んでいる。納戸30は、ホール21と開口部を通じて繋がっている。WIC251,252は、MBR25と開口部を通じて繋がっている。洗面所26は、ホール21の北端付近に西側から扉を介して繋がり、浴室27には東側から扉を介して繋がる。洗面所26は、UR28には北側から扉を介して繋がる。ホール21、洗面所26および浴室27の北端の各々は、大型サッシ窓が取り付けられた隔壁により区画される。各大型サッシ窓の下端付近からデッキ261が北に張り出している。納戸29は、洗面所26、浴室27、UR28および階段室16により包囲され、開口部を介してホール21と繋がる。
1階には、植樹がなされた中庭である3つのコート31~33が設けられている。コート31~33の鉛直上方には、基本的に、建物100の構造物(天井、床および庇等)が設けられておらず、コート31~33の鉛直上方は、地上から最上階の3階まで連続し且つ上方に向かって開放された吹き抜け空間SW1~SW3(図3~図5等を参照)になっている。但し、コート31~33から上空が十分に見通せるという条件を満たす範囲で吹き抜け空間SW1~SW3へと建物100から構造物が突出することは許容される。コート31は、第1コートの一例であり、コート32は、第2コートの一例である。吹き抜け空間SW1は、吹き抜け空間の一例である。
コート31は、東側を除く三方をデッキ203により包囲されている。詳細には、部分203A,203B,203Cは、コート31に南側、西側および北側から面する。コート32は、和室23に南側から隣接し、ホール21に西側から隣接し、MBR25に南側から隣接する。コート32は、東に向かって開放されている。コート33は、デッキ261の北東隅に設けられる。
[2階]
2階以上において、1階と同様の区画(間取り)には、同一参照符号を付け、それぞれの説明を簡素化または省略する。
図3において、2階は、EH15および階段室34を備える。階段室34には、1階からの階段161と、3階への階段341とが繋がる。2階は、例えば親世帯の専用部分を含む。この専用部分は、1階の専用部分と比較すると、下記の点で相違する。
1階における広縁22および和室23(図2参照)の組み合わせが、図3に示すBR35,36に代わる。BR35は、ホール21の南寄りの部分に東側から隔壁を介して隣接する。BR36は、BR35の東隣りに隔壁を介して位置する。ホール21の中央付近からは廊下211が分岐し東へと延びている。BR35,36は、廊下211の東側に隣接し、扉を介して廊下211と繋がる。BR35,36は、2階のバルコニー204(後述)の部分203Aの北側に位置する。BR35,36と、部分203Aとは、開口部35A,36Aが形成された隔壁により区画される。開口部35A,36Aには、大型サッシ窓が取り付けられている。BR35,36には、ベッドが1つずつ設置される。
BR36の東側および廊下211の北側は、2階の外壁36B,36Cによりそれぞれ区画される。1階と同様、プライバシー確保のため、外壁36Bには開口部は無く、外壁36Cには、引き違い窓が取り付けられた開口部36Dが設けられている。
1階におけるデッキ203,261(図2参照)が、バルコニー204,262(図3参照)にそれぞれ代わる。バルコニー204,262は、デッキ203,261と比較すると、安全面の仕様と、デッキ203,261と直上に設けられる点とにおいて相違するだけであり、デッキ203,261と同様の平面形状を有する。そのため、バルコニー204において、デッキ203の構成に相当するものには同一参照符号を付す。し、それぞれの説明を省略する。
1階におけるMBR25、納戸30およびWIC251,252(図2参照)の組み合わせが、MBR37、WIC371,372(図3参照)の組み合わせに代わる。図3において、MBR37は、BR35,36から北に離れ、且つホール21の東隣りに隔壁を介して位置する。MBR37の東側および南側は、2階の外壁37A,37Bによりそれぞれ区画される。プライバシー確保のため、外壁37Aには、開口部は無く、外壁37Bに、引き違い窓が取り付けられた開口部37Cが設けられている。MBR37には、2つのベッドが配置される。MBR37の北隣りには、WIC371,372が、この記載順に西から東へと隔壁を介して並んでいる。WIC371,372は、MBR37と開口部を通じて繋がっている。
他にも、1階における納戸29(図2参照)が和室38(図3参照)に代わる。
[3階]
図4において、3階は、EH15および階段室39を備える。階段室39には、2階からの階段341と、屋上への階段391とが繋がる。3階は、子世帯の専用部分を含む。この専用部分は、2階の専用部分と比較すると、下記の点で異なる。
2階におけるMBR37およびWIC371,372(図3参照)の組み合わせがMBR40、WIC401およびバルコニー402(図4参照)に代わる。WIC401は、ホール21の北寄りの部分に東側から隔壁を介して隣接する。MBR40は、WIC401に東側から隔壁を介して隣接し、WIC401に沿って延びる通路を介してホール21と繋がる。WIC401は、開口部および通路を通じて、ホール21およびMBR40と繋がる。MBR40の東側および南側は、2階の外壁40A,40Bによりそれぞれ区画される。外壁40Aには、開口部は無く、外壁40Bに、引き違い窓が取り付けられた開口部40Cが設けられている。MBR40には、2つのベッドが配置される。バルコニー402は、MBR40およびWIC401の北側に隔壁および引き違い窓が取り付けられた開口部を介して隣接する。バルコニー402は、吹き抜け空間SW3の東側に隔壁を介して隣接する。
[屋上]
図5において、屋上は、来客のためのスペースであり、階段室42およびEH43を備える。階段室42は、3階の階段室39の真上に位置し、EH43から見て北西の位置でEH43と扉を介して繋がる。階段室42には、3階からの階段391が繋がる。
屋上には、ゲストルーム44、洗面所45、浴室46、トイレ48、キッチン49、納戸50およびルーフバルコニー51が位置する。ゲストルーム44は、階段室42およびEH43の南側に位置する。ゲストルーム44には、ソファ、ローテーブルおよび2つのベッドが設置される。洗面所45、浴室46、トイレ48、キッチン49および納戸50は、ゲストルーム44の周囲に設けられる。ルーフバルコニー51は、部分203AおよびBR35,36の真上に位置し、平面視で南北方向において吹き抜け空間SW1,SW2の間に位置する。ルーフバルコニー51には、複数の椅子やテーブルが設置される。
[建物100の主要な作用効果]
実施形態では、建物100は、図2に示すように、植樹がなされたコート31に面している。建物100において、1階から3階の各階には、図2~図4に示すように、コート31に東側を除く三方から臨むデッキ203やバルコニー204が設けられている。デッキ203やバルコニー204において、部分203A,203Cは、部分203Bを介して互いに繋がる。各階において、DK202は、隔壁に、部分203C,203Bに面する開口部20C,20Bを有する。リビング201は、部分203Aに面する開口部20Aを有する。また、BR35,36は、部分203Aに面する開口部35A,36Aを有する。よって、コート31の植樹による緑を、デッキ203、バルコニー204、DK202、リビング201およびBR35,36等、建物100の様々な場所で異なる方向から楽しむことができる。
各階のDK202は、ダイニングキッチンの一例であり、開口部20A,20B,20Cは、第3開口部、第2開口部および第1開口部の一例である。各階におけるリビング201およびBR35,36は、居室の一例である。デッキ203は、デッキの一例であり、バルコニー204は、バルコニーの一例であり、部分203A,203B,203Cは、第3部分、第2部分および第1部分の一例である。
実施形態では、コート31の上方空間が吹き抜け空間SW1になっているため、LDK20およびバルコニー204の各々の日当たりや風通しが良い。
実施形態では、部分203Cが、部分203A,203Bより広く、且つDK202に近い。そのため、DK202から部分203Cへと食事を運びやすくなり、大人数が屋外で食事を手軽に楽しめる。
実施形態では、2階および3階の各階において、BR35,36は、南向きの開口部35A,35B(第3開口部の他の一例)を有するため、BR35,36の日当たりがよい。
実施形態では、建物100は、平面視で、BR35,36を挟んでコート31から北に離れて位置し、植樹がなされたコート32(第2コートの一例)にも面している。BR35,36の各々は、北向きの開口部36D(第4開口部の一例)から、コート32に臨む。よって、コート32の植樹による緑を、BR35,36でも楽しめる。また、開口部36Dは、開口部35A,36Aと南北方向において対向するため、BR35,36の風通しもよい。
実施形態では、プライバシー確保のため、外壁36Bには開口部がないため、BR35,36の内部が建物100(即ち、敷地300)の外部から見えにくい。
実施形態では、1階に、広縁22および和室23(広縁および和室の一例)がデッキ203の部分203Aに隣接しているため、日当たりの良い広縁22および和室23で心地よい時間を過ごせる。
[その他の作用効果]
共同住宅500には、同一家族の3世帯が入居するとはいえ、同一家族の中でもプライバシー確保が求められる。共同住宅500では、コート31の植樹により、部分203Aやリビング201等と、部分203Cとの間では相互に視線を遮断でき、これらにおけるプライバシーを確保できる。
デッキ203やバルコニー204でアウトドア空間を楽しむには、適度な開放感が求められる。共同住宅500では、コート31に植樹がなされているものの、部分203A,203Cでは、吹き抜け空間SW1との空間的な連続性により、人は開放感を得ることができる。
一般的な住宅の間取りの計画では、スムーズな動線は非常に重要である。共同住宅500では、各階において部分203Aおよび部分203Cを部分203Bを通って行き来できる。したがって、部分203Aおよび部分203Cの一方から他方へ移動する際に、人は、LDK20を通る必要がない。そのため、LDK20で過ごす人の邪魔をすることなく、部分203A,203Bの間で移動を行うことができる。このように、デッキ203やバルコニー204では、部分203Bによりスムーズな動線が提供される。
一般的な住宅の間取りの計画では、日当たりは非常に重要である。共同住宅500において、デッキ203やバルコニー204は、コート31を南北から挟む部分203A,203Cを有するため、大量の光がLDK20、広縁22、BR35,36に差し込む。
[変形例]
実施形態では、2階および3階の各階に、開口部20A~20Cを介して人が出入り可能なLDK20およびバルコニー204が設けられていた。しかし、これに限らず、建物100は、2階および3階の少なくとも一方に、開口部20A~20Cを介して人が出入り可能なLDK20およびバルコニー204を備えていればよい。
500・・・共同住宅
100・・・建物
20・・・リビングダイニングキッチン
201・・・リビング
202・・・ダイニングキッチン(DK)
20A,20B,20C・・・開口部
203・・・デッキ
203A,203B,203C・・・部分
204・・・バルコニー
22・・・広縁
23・・・和室
31,32,33・・・コート
35,36・・・寝室(BR)
35A,35B,36A,36D,37C,40C・・・開口部
36B,36C,37A,37B,40A,40B・・・外壁
SW1,SW2,SW3・・・吹き抜け空間

Claims (8)

  1. 植樹可能な第1コートに面する建物であって、
    上記第1コートに三方から臨む第1部分、第2部分および第3部分を有しており、上記第1部分と上記第3部分とが、上記第2部分を介して連続するバルコニーまたはデッキと、
    上記第1部分に面する第1開口部と、上記第2部分に面する第2開口部と、を有するダイニングキッチンと、
    上記第3部分に面する第3開口部を有する居室と、を備える建物。
  2. 上記バルコニーまたはデッキは、バルコニーであり、
    2階以上の複数階の各々に、上記バルコニー、上記ダイニングキッチンおよび上記居室を備える請求項1に記載の建物。
  3. 上記第1コートの上方空間は、上記建物の最上階まで天井が無く連続する吹き抜け空間になっている請求項1または2に記載の建物。
  4. 上記第1部分の面積は、上記第2部分および上記第3部分の各々より大きい請求項1から3のいずれかに記載の建物。
  5. 上記第3開口部は南向きである請求項1から4のいずれかに記載の建物。
  6. 上記居室を挟んで上記第1コートから離れ、植樹可能な第2コートに面しており、
    上記居室は、上記第2コートに臨む第4開口部を有する請求項1から5のいずれかに記載の建物。
  7. 上記居室において、上記第1コートおよび上記第2コートの間で拡がる外壁には開口部が無い、請求項6に記載の建物。
  8. 和室と、
    上記和室よりも上記第1コートの近くに位置し、上記第1コートに臨む第5開口部を有する広縁と、を備える請求項1から7のいずれかに記載の建物。
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