JP2002256047A - 湿気硬化性組成物 - Google Patents

湿気硬化性組成物

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JP2002256047A JP2001052866A JP2001052866A JP2002256047A JP 2002256047 A JP2002256047 A JP 2002256047A JP 2001052866 A JP2001052866 A JP 2001052866A JP 2001052866 A JP2001052866 A JP 2001052866A JP 2002256047 A JP2002256047 A JP 2002256047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全無溶剤でも低粘度で塗布作業性に優れ、
湿分硬化時に良好な硬化性を有し、かつ発泡現象のない
新規な湿気硬化性組成物を提供すること。 【解決手段】 ポリウレタンプレポリマー(A)および
分子中に加水分解性シリル基とイソシアネート基を有す
るオキシアルキレン重合体(B)を含有することを特徴
とする湿気硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿分存在下で硬化
する新規な湿気硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、変性シリコーン系樹脂と
して知られているような末端に加水分解性ケイ素基を有
する各種の化合物の硬化反応を利用して、シーリング
材、接着剤等に使用する方法は良く知られており、工業
的に有用な方法である。
【0003】一方、末端にイソシアネート基を有するポ
リウレタンプレポリマーも硬化速度が速く、優れた接着
強度や弾性等を有するので、変性シリコーン系樹脂同
様、シーリング材、接着剤等に使用する方法は良く知ら
れており、工業的に有用な方法である。
【0004】ところで、湿気硬化型ウレタン系組成物を
現場施工用の接着剤等として使用する場合には、現場の
条件に適合した作業性を付与するために、有機溶剤や希
釈剤のような低粘度化剤を含有させて粘度を調整するこ
とが一般的に行われている。
【0005】例えば、特開平3−111448号公報で
は、適度な揺変性と粘度を示し、貯蔵安定性に優れる1
液型ポリウレタン組成物として、「末端にイソシアネー
ト基を有するポリウレタンプレポリマー100重量部
と、これに対して、コロイド状シリカ0.1〜20重量
部と、工業ガソリン4号及び/又は5号1〜200重量
部とを含有することを特徴とする1液型ポリウレタン組
成物」が提案されている。
【0006】しかし、上記提案によるポリウレタン組成
物は、コロイド状シリカと工業ガソリンの効果で適度な
揺変性と粘度を示すものの、比較的多量の有機溶剤が含
有されているため、火災や溶剤中毒等が発生する危険性
があり、又、残留溶剤による接着対象材料(被着体)の
汚染や接着接合体の耐久性の低下等が起き易いという問
題点がある。
【0007】上記有機溶剤による問題点に対応するた
め、有機溶剤を用いることなく、低分子イソシアネート
化合物のような反応性希釈剤を添加して適度な粘度を付
与することも行われているが、低分子イソシアネート化
合物のような反応性希釈剤を用いると、硬化物が硬く脆
くなり過ぎたり、硬化時に発泡現象が起こって硬化物の
凝集力が低下する等の問題点があり、又、可塑剤のよう
な非反応性希釈剤を用いると、非反応性希釈剤の移行に
より被着体が汚染される等の問題がある。
【0008】一方、特開平11−61084号公報に
は、活性水素化合物と、イソシアネート化合物と、分子
中にイソシアネート基とアルコキシシリル基とを有する
シラン化合物とから得られる組成物が粘度の温度変化の
少ない接着剤として提案されているが、ここで用いてい
るシラン化合物はは高価な為に経済性に劣り、又有機溶
剤、可塑剤のような非反応性希釈剤、或いは低分子イソ
シアネート化合物のような反応性希釈剤をまったく含有
せずに実用的な低粘度、作業性を確保し、かつ良好な硬
化性を持たせることは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境面、特にシ
ックハウス問題等で使用する接着剤において、少量の有
機溶剤、可塑剤、低分子イソシアネート化合物の存在が
問題となり、完全無溶剤化の要請がある。またポリウレ
タン組成物の場合、イソシアネート基が湿分と反応する
際炭酸ガスが発生し、発泡するという問題があり、完全
無溶剤でも低粘度で湿分硬化時に良好な硬化性を有し、
かつ発泡現象のない組成物が要望されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するべく鋭意検討を行った結果、ポリウレタンプレ
ポリマーに特定のオキシアルキレン重合体を添加した組
成物が、完全無溶剤でも低粘度で湿分硬化時に良好な硬
化性を有し、かつ発泡現象が抑制されることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、次の湿気硬化性組成物に
関する。 (1)ポリウレタンプレポリマー(A)および分子中に
加水分解性シリル基とイソシアネート基を有するオキシ
アルキレン重合体(B)を含有することを特徴とする湿
気硬化性組成物(請求項1)。 (2)ポリイソシアネート化合物と、ポリヒドロキシ化
合物と、分子中に加水分解性シリル基と水酸基を有する
数平均分子量が500〜50,000のポリオキシプロ
ピレンとを反応させることを特徴とする請求項1記載の
湿気硬化性組成物の製造方法。(請求項2)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する
と、本発明の湿気硬化性組成物に用いられるポリウレタ
ンプレポリマーは、イソシアネート基が水と反応するこ
とにより、ウレア結合を形成しながら硬化し高分子化す
る化合物であり、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシア
ネート化合物との反応により得られる反応生成物であ
る。イソシアネート基は分子末端に存在することが好ま
しい。ウレタンプレポリマーの製造に用いられるポリヒ
ドロキシ化合物としては、特に限定されるものではない
が、ウレタン系化合物の製造に一般的に用いられるポリ
エーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポ
リマーポリオール、ポリブタジエン系ポリオール等が挙
げられ、好適に用いられる。上記ポリヒドロキシ化合物
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
【0013】ポリエーテル系ポリオールとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、活性水素を2個以
上有する低分子量活性水素化合物の存在下でアルキレン
オキサイドを開環重合させて得られる重合体が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0014】上記活性水素を2個以上有する低分子量活
性水素化合物の具体例としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール等のジオール類;グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等のトリオール類;エチレ
ンジアミン、ブチレンジアミン等のアミン類等が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0015】上記活性水素を2個以上有する低分子量活
性水素化合物は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0016】又、上記アルキレンオキサイドの具体例と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、アミレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド、
テトラヒドロフラン等が挙げられ、好適に用いられる。
【0017】上記アルキレンオキサイドは、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0018】ポリエステル系ポリオールとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
琥珀酸等の多塩基酸とビスフェノールA、エチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサン
グリコール、ネオペンチルグリコール等の多価アルコー
ルとを脱水縮合して得られる重合体;ε−カプロラクト
ン、α−メチル−ε−カプロラクトン等のラクトンの重
合体;ひまし油、ひまし油とエチレングリコールとの反
応生成物のようなヒドロキシカルボン酸等と上記多価ア
ルコール等との縮合物等が挙げられ、好適に用いられ
る。上記ポリエステル系ポリオールは、単独で用いられ
ても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0019】ポリマーポリオールとしては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ポリエーテル系ポリ
オールやポリエステル系ポリオールにアクリロニトリ
ル、スチレン、メチル(メタ)アクリレート等のエチレ
ン性不飽和化合物をグラフト重合して得られるグラフト
重合体が挙げられ、好適に用いられる。上記ポリマーポ
リオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。
【0020】ポリブタジエン系ポリオールとしては、、
特に限定されるものではないが、例えば、1,2−ポリ
ブタジエンポリオール、1,4−ポリブタジエンポリオ
ール並びにこれらの水素添加物等が挙げられ、好適に用
いられる。上記ポリブタジエン系ポリオールは、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0021】ウレタンプレポリマーの製造に用いられる
ポリイソシアネート化合物としては、特に限定されるも
のではないが、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ノルボルナンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、メチ
レンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、
テトラメチレンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート並びにこれらの水素添加物等が挙げ
られ、好適に用いられる。上記ポリイソシアネート化合
物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0022】ウレタンプレポリマーとしては、ポリイソ
シアネート化合物とポリオキシアルキレンポリオールと
の反応により得られる、数平均分子量が4,000〜3
0,000であり、かつ分子量分布(Mw/Mn)が
1.6以下である分子末端にイソシアネート基を有する
ポリウレタンプレポリマーが低粘度であるため好まし
い。
【0023】このようなポリウレタンプレポリマーに使
用できる高分子量で分子量分布(Mw/Mn)が小さい
ポリオキシアルキレンポリオールは複合金属シアン化物
錯体や水酸化セシウムの存在下に、アルキレンオキシド
を反応させて製造することができる。ウレタンプレポリ
マーの製造は、公知の方法で行う事ができ、例えば、前
記ポリヒドロキシ化合物と上記ポリイソシアネート化合
物とをポリヒドロキシ化合物の有する水酸基数に対する
ポリイソシアネート化合物の有するイソシアネート基数
の比率が1より大きくなるような割合で混合し、60〜
110℃程度の温度で1〜20時間反応させれば良い。
【0024】本発明では分子中に加水分解性シリル基と
イソシアネート基を有するオキシアルキレン重合体を用
いる。
【0025】本発明にいう加水分解性シリル基とは珪素
原子に結合した加水分解性基を有する珪素原子含有基で
ある。加水分解性シリル基の例としては下記一般式で表
される基をあげることができる。 R3-aSiXa(OSiXb2-bm− 式中、RおよびQは、いずれも炭素数1〜20の1価の
炭化水素基または(R’3)SiO−(R’は炭素数1
〜20の1価の炭化水素基であり、3個のR’は同じで
あってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオ
ルガノシロキシ基である。Xは加水分解性基を、aは
0,1,2または3を、bは0,1または2をそれぞれ
示す。R、QまたはXがそれぞれ2個以上存在すると
き、それらは同一であってもよく、異なっていてもよ
い。またm個の繰り返し単位を構成する−OSiXb
2-b−におけるbは同一である必要はない。mは0また
は1〜19の整数を示す。但し、a+(bの和)≧1を
満足するものとする。
【0026】特に下記一般式で表される加水分解性シリ
ル基が、入手容易の点から好ましい。 R3-aSiXa− 式中、R、X、aは前記と同じである。
【0027】上記Xで示される加水分解性基としては、
特に限定されず、従来公知の加水分解性基が例示され、
具体的には、例えば水素原子、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、
アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト
基、アルケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内で
は、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート
基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト
基およびアルケニルオキシ基が好ましく、加水分解性が
温和で取扱やすいという観点からアルコキシ基が特に好
ましい。該加水分解性基は1個のケイ素原子に1〜3個
の範囲で結合することができ、a+(bの和)は1〜5
個の範囲が好ましい。
【0028】Rである炭素数1〜20の1価の炭化水素
基や(R’3)SiO−のR’である炭素数1〜20の
1価の炭化水素基の具体例としては、例えばメチル基、
エチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基、フェニル基等のアリ−ル基、ベンジル基等
のアラルキル基等が挙げられる。これらのうちではメチ
ル基が特に好ましい。
【0029】加水分解性シリル基はオキシアルキレン重
合体の分子鎖末端に存在するのが好ましい。
【0030】加水分解性シリル基はオキシアルキレン重
合体主鎖とウレタン結合やウレア結合などのイソシアネ
ート基に起因する基を介さずに結合していることが好ま
しい。加水分解性シリル基は、特に、2価以上の炭化水
素鎖、エーテル結合、エステル結合などの基あるいはこ
れらの組み合わせてできる基を介して結合していること
が好ましい。
【0031】オキシアルキレン重合体1分子中の加水分
解性シリル基やイソシアネート基の平均個数は、合計で
1個以上5個以下、更には1.1個以上3個以下、特に
1.5個以上2.5個以下であるのが好ましい。また、
加水分解性シリル基とイソシアネート基の個数の比は平
均で1/0.3〜0.3/1、好ましくは1/0.5〜
0.5/1、さらに好ましくは1/0.7〜0.7/1
の範囲である。
【0032】オキシアルキレン重合体の分子鎖は、本質
的に、下記一般式で示される繰返し単位を有するものが
好ましい。 −R1−O− 式中、R1は2価の有機基であるが、その大部分が炭素
数3又は4の炭化水素基であるときが最も好ましい。R
1の具体例としては、−CH(CH3)CH2−、−CH
(C25)CH2−、−C(CH32CH2−、−CH2
CH2CH2CH2−等が挙げられるが、特に−CH(C
3)CH2−であるのが好ましい。前記オキシアルキレ
ン系重合体の分子鎖は1種だけの繰返し単位からなって
いても良いし、2種以上の繰返し単位からなっていても
良い。少量の他の繰返し単位が含まれていてもよい。
【0033】オキシアルキレン重合体の数平均分子量
は、500〜50,000のものが好ましく、500〜
30 ,000のものが更に好ましい。オキシアルキレ
ン重合体は単独で使用しても良く、2 種以上併用して
も良い。オキシアルキレン重合体の分子量分布(Mw/
Mn)は2.0以下であることが好ましく、さらには
1.8以下であることが好ましく、特には1.6以下で
あることが組成物の粘度が小さくなるため好ましい。分
子量分布はゲルパーミュエーションクロマトグラフィー
(ポリスチレン換算)によって測定することができる。
【0034】本発明の湿気硬化性組成物に用いられる分
子中に加水分解性シリル基とイソシアネート基を有する
オキシアルキレン重合体は、分子中に加水分解性シリル
基及び水酸基を有するポリオキシプロピレンなどのポリ
オキシアルキレンと前記のイソシアネート化合物とを用
いて製造できる。
【0035】加水分解性シリル基及び水酸基を有するポ
リオキシプロピレンは公知の製造法を用いて製造でき
る。例えば公知の製造法によって製造した炭素−炭素二
重結合などの不飽和基と水酸基を有するポリオキシアル
キレンに、下記一般式で示される有機珪素化合物を反応
させて製造する。 R3-aSiXa(OSiXb2-bmH 式中、X、R,Q、a、b、mは前記とおなじである。
【0036】炭素−炭素二重結合などの不飽和基と水酸
基を有するポリオキシアルキレンとしてはたとえば触媒
存在下で不飽和基含有活性水素化合物に炭素数2以上の
モノエポキシドを開環重合反応させることによって製造
することができる、不飽和基含有活性水素化合物を開始
剤としたポリオキシアルキレンが挙げられる。
【0037】この際使用される触媒としては水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ性触媒、トリフル
オロボラン・エーテラート等の酸性触媒、アルミノポル
フィリン金属錯体や米国特許第34278457、同3
278458、同3278459明細書などに記載され
ている複合金属シアン化物錯体などの金属錯体触媒があ
る。
【0038】特に分子量6000以上のポリオキシアル
キレンを製造する際には副反応生成物が少ない複合金属
シアン化物錯体が好ましい。この触媒を用いると、高分
子量で分子量分布が小さく、低粘度のポリオキシアルキ
レン類を製造することが可能である。
【0039】炭素−炭素二重結合などの不飽和基と水酸
基を有するポリオキシアルキレンの数平均分子量は50
0〜50,000が好ましく、500〜30,000が
より好ましい。500以下であるとヒドロシリル化の際
に末端水酸基と有機シリル基中のアルコキシ基などの加
水分解性基とのアルコール交換反応等の副反応を生じや
すい。50,000以上であると粘度が高くなり過ぎて
無溶剤とする事が困難になる場合がある。
【0040】開始剤として用いられる不飽和基含有活性
水素化合物としては不飽和アルコール、不飽和フェノー
ル、不飽和カルボン酸などが挙げられる。
【0041】具体的な化合物を示すと、アリルアルコー
ル、メタリルアルコール、3−ブテニルアルコール、ビ
ニルフェノール、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
アリロキシフェノール、アクリル酸、メタアクリル酸、
トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、トリメチ
ロールプロパンジアリルエーテル、グリセリンモノアリ
ルエーテル、グリセリンジアリルエーテルあるいはエチ
レングリコールモノアリルエーテル等のこれらのエチレ
ンオキシドおよび/あるいはプロピレンオキシドの付加
体等があげられる。エチレンオキシドおよび/あるいは
プロピレンオキシドの付加体は目的とする一分子中に不
飽和基と水酸基を有するポリオキシアルキレン系重合体
よりも低分子量であれば分子量は特に限定されない。ア
リルアルコール、アリルアルコールのプロピレンオキシ
ド付加体、メタリルアルコールおよびメタリルアリルア
ルコールのプロピレンオキシド付加体が好ましく、アリ
ルアルコールおよびアリルアルコールのプロピレンオキ
シド付加体が更に好ましい。
【0042】炭素数2以上のモノエポキシドとしては、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチ
レンオキシド、イソブチレンオキシド、エピクロルヒド
リンなどの脂肪族アルキレンオキシド、スチレンオキシ
ドのような芳香族アルキレンオキシドなどを挙げること
ができるが、脂肪族アルキレンオキシドが好ましく、特
にプロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、イ
ソブチレンオキシドが好ましい。
【0043】不飽和基と水酸基を有するポリオキシアル
キレンへの加水分解性シリル基の導入法としては、例え
ばヒドロシリル化触媒の存在下で、前記一般式で示され
る有機珪素化合物を反応させて、片末端に加水分解性シ
リル基を有し別の末端に水酸基を有するポリオキシアル
キレンとする方法がある。この場合、反応温度は30℃
〜120℃、特に50℃〜80℃が好ましい。また、用
いることのできるヒドロシリル化触媒としては、特に限
定されないが、白金、ロジウム、コバルト、パラジウ
ム、及びニッケル等のVIII族遷移金属元素から選ば
れた金属錯体等が使用できる。中でもH2PtCl6・6
2O、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−オレフィ
ン錯体、Ptメタル、RhCl(PPh33、RhCl
3、Rh/Al23、RuCl3、IrCl3、FeC
3、AlCl3、PdCl2・2H2O、NiCl2、T
iCl4等が好ましく、ヒドロシリル化の反応性の点か
ら、H2PtCl6・6H2O、白金−ビニルシロキサン
錯体、白金−オレフィン錯体等の白金金属含有錯体が好
ましく、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−オレフィ
ン錯体が特に好ましい。ここでいう白金−ビニルシロキ
サン錯体とは、白金原子に対し、配位子として分子内に
ビニル基を含有する、シロキサン、ポリシロキサン、環
状シロキサンが配位している化合物の総称であり、上記
配位子の具体例としては、1,1,3,3−テトラメチ
ル1,3−ジビニルジシロキサン等が挙げられる。白金
−オレフィン錯体のオレフィン配位子の具体例としては
1,5−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、1,9
−デカジエン、1,11−ドデカジエン、1,5−シク
ロオクタジエン等が挙げられる。上記配位子の中でも
1,9−デカジエンが特に好ましい。
【0044】なお白金−ビニルシロキサン錯体、白金−
オレフィン錯体については特公平8−9006号公報等
に開示されている。
【0045】前記一般式で表される加水分解性基を有す
る有機珪素化合物としてはたとえばメチルジメトキシシ
ラン、メチルジエトキシシランのようなアルキルジアル
コキシシラン類、トリメトキシシラン、トリエトキシシ
ランのようなトリアルコキシシラン類、ジメチルエトキ
シシランのようなジアルキルアルコキシシラン類が使用
できる。
【0046】炭素−炭素二重結合などの不飽和基と水酸
基を有するポリオキシアルキレンに対する有機珪素化合
物の使用割合は目的とする製品の物性に応じて決定され
るが、炭素−炭素二重結合などの不飽和結合1当量に対
して通常1.5当量以下、特に0.5〜1当量が好まし
い。1.5当量以上加えると副反応による増粘が起こり
やすい。
【0047】ポリオキシアルキレン中の水酸基に対する
ポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基数は、
1より大きく5以下であるように、反応させることが好
ましく、更に、好ましくは1.5〜4である。
【0048】加水分解性シリル基及び水酸基を有するポ
リオキシアルキレンとポリイソシアネート化合物とを反
応させる際には必要に応じて公知の触媒を用いてもよ
い。このような触媒としてはジブチル錫ジアセテート、
ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸錫、オクテン酸鉛
等の金属触媒、トリエチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン等のアミン
系触媒、およびこれらを組み合わせた触媒がある。
【0049】ポリウレタンプレポリマー(A)と分子中
に加水分解性シリル基とイソシアネート基を有する有機
重合体(B)の使用比率は、(A)/(B)重量比で1
/99〜99/1の任意の比率の中から選択されるが、
発明の効果発現の観点から、5/95〜95/5の比率
が好ましく、10/90〜90/10の比率がより好ま
しく、20/80〜80/20の比率が粘度、硬化性、
硬化物の機械特性の点からさらに好ましい。
【0050】又、本発明の湿気硬化性組成物を得る方法
として(A)成分、(B)成分を同時に製造しても良
く、其の場合には、例えば所定量のポリイソシアネート
化合物と、ポリヒドロキシ化合物と、分子中に加水分解
性シリル基と水酸基を有する数平均分子量が500〜5
0,000のポリオキシアルキレンとを、ポリヒドロキ
シ化合物及び分子中に加水分解性シリル基と水酸基を有
するポリオキシアルキレンの有する水酸基数に対するポ
リイソシアネート化合物の有するイソシアネート基数の
比率が1より大きくなるような割合で混合し、60〜1
10℃程度の温度で1〜20時間反応させれば良い。
【0051】本発明の湿気硬化性組成物には必要に応じ
て硬化触媒、充填剤、チクソ性付与剤、可塑剤、接着性
付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添
加剤の1種もしくは2種以上が含有されていても良い。
【0052】硬化触媒としては、特に限定されるもので
はないが、例えば従来公知のものを広く使用することが
できる。その具体例としては、加水分解性シリル基に対
してはテトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネ
ートなどのチタン酸エステル類;ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫ジアセテート、
オクチル酸錫、ナフテン酸錫などのスズカルボン酸塩
類;ジブチル錫ビスイソノニル3−メルカプトプロピオ
ネート、ジブチル錫ビスイソオクチルチオグリコレート
等のチオ系錫化合物;ジブチル錫オキサイドとフタル酸
エステルとの反応物;ジブチル錫ジアセチルアセトナー
ト;アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミ
ニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイソプロポキ
シアルミニウムエチルアセトアセテートなどの有機アル
ミニウム化合物類;ジルコニウムテトラアセチルアセト
ナート、チタンテトラアセチルアセトナートなどのキレ
ート化合物類;オクチル酸鉛等の公知のシラノール縮合
触媒が挙げられる。上記触媒は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。イソシアネート
基に対しては、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ
ラウレート、オクチル酸錫、オクチル酸鉛等の金属触
媒、トリエチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシ
ルアミン、N−メチルモルホリン、ビス(2−ジメチル
アミノエチル)エーテル、N,N,N’,N”,N”−
ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’−ト
リメチルアミノエチル−エタノールアミン、N−メチル
−N’−ジメチルアミノエチルピペラジン、N、N、
N’、N’−テトラメチルプロパンジアミン、イミダゾ
ール環中の第2級アミン官能基をシアノエチル基で置換
したイミダゾール化合物等のアミン系触媒が挙げられ
る。上記触媒は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0053】充填剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、雲母粉末、炭酸カルシウム、表面疎水
化処理炭酸カルシウム、カーボンブラック、タルク、酸
化チタン、ゴム粉末、有機バルーン、無機バルーン、ウ
ォラストナイト等が挙げられ、好適に用いられる。上記
充填剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
【0054】又、上記充填剤の形状は、特に限定される
ものではなく、粉末状、鱗片状、球状、塊状、針状等の
いずれの形状であっても良い。
【0055】チクソ性付与剤としては、特に限定される
ものではないが、例えば、コロイド状シリカ、水素添加
ヒマシ油、有機ベントナイト等が挙げられ、好適に用い
られる。チクソ性付与剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0056】可塑剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レート、ジラウリルフタレート、ジオクチルアジペー
ト、ジイソデシルアジペート、トリブチルホスフェー
ト、トリオクチルホスフェート、アジピン酸プロピレン
グリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコー
ルポリエステル、エポキシ化大豆油、塩素化パラフィ
ン、流動パラフィン等が挙げられ、好適に用いられる。
可塑剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
【0057】接着性付与剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、チタネート系カップリング剤、
シラン系カップリング剤、チタネート系もしくはシラン
系カップリング剤とポリイソシアート化合物との反応生
成物等が挙げられ、好適に用いられる。上記接着性付与
剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0058】本発明の湿気硬化性組成物は、室温で湿分
存在下で硬化し、特にシーラント用、接着剤用、塗料用
として使用できる。
【0059】
【実施例】本発明をより一層明らかにするために、以下
具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。尚、以下に於いて、「部」と
は「重量部」を示す。
【0060】(実施例1)オートクレーブ中にて数平均
分子量1,500の分子中にアリル基と水酸基とを有す
るポリオキシプロピレン(日本油脂株式会社製ユニセー
フPKA−5014)に亜鉛ヘキサシアノコバルテート
・ジグライム錯体を用いてプロピレンオキシドを反応さ
せ水酸基価5.6mgKOH/gのポリオキシプロピレ
ン重合体を得た。得られた重合体を精製後、この重合体
100部をオートクレーブに仕込み、窒素置換した後、
メチルジメトキシシラン1.1部を加え、白金ジビニル
テトラメチルジシロキサンのキシレン溶液(金属含量3
重量%)を触媒とし、60℃で5時間反応させて、分子
中に加水分解性シリル基及び水酸基を有する重合体を得
た。反応物のヒドロシリル化率とアリル基残存率を1H
−NMRで分析した所ヒドロシリル化率は74%であっ
た。
【0061】この重合体100部に対し2.5部の4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを加え80℃
で3時間反応させて、分子中に加水分解性シリル基とイ
ソシアネート基を有するポリオキシプロピレン重合体
(P1)を得た。このもののイソシアネート基含有量は
0.4重量%であった。一方、分子量5000のポリオ
キシプロピレントリオール287部と分子量3000の
ポリオキシプロピレンジオール603部と4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート110部とを80℃で
3時間反応させてイソシアネート基含有量1.3重量%
のウレタンプレポリマー(P2)を得た。次に(P1)
60部と、(P2)40部と、120℃で12時間加熱
乾燥した表面処理炭酸カルシウム(カルファイン50
0)80部と、シラノール縮合触媒(ネオスタンU−3
70;日東化成株式会社製)1部とを窒素気流中で攪拌
混合し硬化性組成物を得た。得られた組成物をスレート
板上に櫛目ゴテを用いて塗布した所、作業性は良好であ
った。又、1mm厚に塗布して23℃、50%RH下に
7日間放置し硬化後の組成物表面を観察した所、発泡は
殆ど見られなかった。
【0062】(実施例2)オートクレーブ中にて数平均
分子量1,500の分子中にアリル基と水酸基とを有す
るポリオキシプロピレン(日本油脂株式会社製ユニセー
フPKA−5014)に亜鉛ヘキサシアノコバルテート
・ジグライム錯体を用いてプロピレンオキシドを反応さ
せ水酸基価18.7mgKOH/gの重合体を得た。得
られた重合体を精製後、この重合体100部をオートク
レーブに仕込み、窒素置換した後、メチルジメトキシシ
ラン3.5部を加え、白金ジビニルテトラメチルジシロ
キサンのキシレン溶液(金属含量3重量%)を触媒と
し、60℃で5時間反応させて、分子中に加水分解性シ
リル基及び水酸基を有する重合体を得た。反応物のヒド
ロシリル化率とアリル基残存率を1H−NMRで分析し
た所ヒドロシリル化率は76%であった。
【0063】該重合体277部と、分子量5000のポ
リオキシプロピレントリオール201部と、分子量30
00のポリオキシプロピレンジオール422部と4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート100部とを
80℃で3時間反応させて分子中に加水分解性シリル基
とイソシアネート基を有するポリオキシプロピレン重合
体、及び分子末端にイソシアネート基を有するポリウレ
タンプレポリマーを含有する組成物(P3)を得た。該
組成物のイソシアネート基含有量は1.3重量%であっ
た。次に得られた組成物(P3)100部と、120℃
で12時間加熱乾燥した表面処理炭酸カルシウム(カル
ファイン500)80部と、シラノール縮合触媒(ネオ
スタンU−370;日東化成株式会社製)1部とを窒素
気流中で攪拌混合し硬化性組成物を得た。得られた組成
物をスレート板上に櫛目ゴテを用いて塗布した所作業性
は良好であった。又、1mm厚に塗布して23℃、50
%RH下7日間放置し硬化後の組成物表面を観察した
所、発泡は殆ど見られなかった。
【0064】(比較例1)実施例1で製造したウレタン
プレポリマー(P2)100部と、120℃で12時間
加熱乾燥した表面処理炭酸カルシウム(カルファイン5
00)80部とを窒素気流中で攪拌混合し硬化性組成物
を得た。得られた組成物をスレート板上に櫛目ゴテを用
いて塗布した所、高粘度の為塗布作業が困難であり実用
性に乏しいものであった。
【0065】(比較例2)分子量5000のポリオキシ
プロピレントリオール244部と分子量3000のポリ
オキシプロピレンジオール513部と4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート242部とを80℃で3時
間反応させてイソシアネート基含有量6.1%のウレタ
ンプレポリマー(P4)を得た。次に(P4)100部
と、120℃で12時間加熱乾燥した表面処理炭酸カル
シウム(カルファイン500)80部とを窒素気流中で
攪拌混合し硬化性組成物を得た。得られた組成物をスレ
ート板上に櫛目ゴテを用いて塗布した所作業性は良好で
あったが、1mm厚に塗布して23℃、50%RH下に
7日間放置し硬化後の組成物表面を観察した所、激しく
発泡していた。
【0066】
【発明の効果】本発明の湿気硬化性組成物により、完全
無溶剤でも低粘度で塗布作業性に優れ、湿分硬化時に良
好な硬化性を有し、かつ発泡現象のない接着剤等が得ら
れる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H017 AA04 AB03 AB15 AC01 AC05 4J034 BA07 DB03 DB07 DF01 DF12 DF16 DF17 DF20 DF22 DG02 DG03 DG04 DG05 DG08 DG09 DG14 DG16 DG23 DG32 DQ04 DQ05 DQ09 HA01 HA06 HA07 HA08 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC53 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 JA42 KA01 KC13 KC16 KC17 KC18 KD02 KD04 KD08 KD12 RA07 RA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタンプレポリマー(A)および
    分子中に加水分解性シリル基とイソシアネート基を有す
    るオキシアルキレン重合体(B)を含有することを特徴
    とする湿気硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート化合物と、ポリヒド
    ロキシ化合物と、分子中に加水分解性シリル基と水酸基
    を有する数平均分子量が500〜50,000のポリオ
    キシプロピレンとを反応させることを特徴とする請求項
    1記載の湿気硬化性組成物の製造方法。
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