JP2021055430A - 建物 - Google Patents
建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021055430A JP2021055430A JP2019180303A JP2019180303A JP2021055430A JP 2021055430 A JP2021055430 A JP 2021055430A JP 2019180303 A JP2019180303 A JP 2019180303A JP 2019180303 A JP2019180303 A JP 2019180303A JP 2021055430 A JP2021055430 A JP 2021055430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room
- wall
- floor
- window
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 101
- 238000005286 illumination Methods 0.000 abstract 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 210000002837 heart atrium Anatomy 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に記載の住宅は、外壁の一部が下階から上階に亘って外側に張り出した位置に設けられた張り出し外壁を備えており、当該張り出し外壁の内側の領域に室内階段が配置され、張り出し外壁と非張り出し外壁との間に採光部(採光用の大型の窓)が設けられた状態となっている。
さらに、階段室に採光用の大型の窓が形成されることで階段室自体の開放感を高めることはできるが、階段室と当該階段室に隣接する部屋との間には窓が設けられていないため、階段室に隣接する部屋に対して開放感を付与しにくい場合がある。
前記下階の部屋22は、前記第一仕切壁23と対向するとともに当該第一仕切壁23と平行に配置された第一外壁9(一階正面外壁9)に面しており、
前記階段室27は、下階の床よりも半階上がった位置に設けられた踊り場29を有しており、
前記第一外壁9には第一高窓11が設けられ、
前記第一仕切壁23のうち前記踊り場29と前記下階の部屋22との間に位置する部分には第一室内窓30が設けられ、当該第一室内窓30の正面に前記第一高窓11が配置されており、
前記第一高窓11及び前記第一室内窓30における上端部の高さ位置は、前記下階の部屋22における天井22aの高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする。
さらに、下階の部屋22から第一高窓11を見れば屋外側に視線が抜け、第一室内窓30を見れば踊り場29側に視線が抜けるため、下階の部屋22は、当該部屋22にいる人に対し、天井22aから外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、下階の部屋22に対して開放感を付与することができる。
前記下階の部屋22は、平面視において前記第一仕切壁23及び前記第一外壁9と直交して設けられた第二外壁13Lに面しており、
前記第二外壁13Lには第二高窓14が設けられ、
前記第二高窓14における上端部の高さ位置は、前記下階の部屋22における天井22aの高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする。
さらに、下階の部屋22から第二高窓14を見れば、第一高窓11及び第一室内窓30とは異なる方向の屋外側に視線が抜けるため、下階の部屋22は、当該部屋22にいる人に対し、天井22aから外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、下階の部屋22に対して付与される開放感が更に高まることになる。
前記下階の部屋22は、平面視において前記第一外壁9と連続するとともに当該第一外壁9と同一直線上に配置された第二仕切壁21に面しており、
前記第二仕切壁21は、前記下階の部屋22と、下階の他の部屋(玄関20)とを仕切っており、
前記第二仕切壁21には第三高窓21bが設けられ、
前記第三高窓21bにおける上端部の高さ位置は、前記下階の部屋22及び前記下階の他の部屋20における天井22aの高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする。
前記階段室27は、下階から上階に吹き抜ける吹抜け空間とされており、
前記下階の部屋22の上方に位置する上階の部屋(第一上階部屋39)と、吹抜け空間とされた前記階段室27と、が上階の仕切壁(上階仕切壁40)を介在させた状態で隣り合って配置されており、
前記上階の仕切壁40は、側断面視において前記第一仕切壁23と上下に連続するとともに当該第一仕切壁23と同一直線上に配置され、前記上階の仕切壁40には第二室内窓41が設けられていることを特徴とする。
前記階段室27における前記踊り場29は、前記第一仕切壁23と対向するとともに当該第一仕切壁23と平行に配置された第三外壁(背面外壁18)に面しており、
前記第三外壁18には、前記第一室内窓30よりも上方に位置する採光窓19が設けられていることを特徴とする。
さらに、下階の部屋22から第一室内窓30を見れば踊り場29側に視線が抜け、しかも、その先にある採光窓19も視界に入ることになり、屋外側にも視線が抜けることになる。そのため、下階の部屋22は、当該部屋22にいる人に対し、外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、下階の部屋22に対して付与される開放感が更に高まることになる。
前記下階の部屋22と、前記階段室27と、を少なくとも含む建物本体と、
前記建物本体の上端部に設けられた招き屋根形状の屋根2と、を備えており、
前記下階の部屋22は、前記建物本体の一面側(正面側:一階正面外壁9側)に配置され、前記階段室27は、前記建物本体の前記一面とは反対側の他面側(背面側:背面外壁18側)に配置されており、
前記屋根2は、
前記建物本体の一面側よりも他面側に寄って配置された棟部2cと、
前記棟部2cから前記建物本体の一面側に向かう下り勾配とされた第一屋根部2aと、
前記棟部2cから前記建物本体の他面側に向かう下り勾配とされた第二屋根部2bと、を有し、前記第二屋根部2bは、前記第一屋根部2aよりも軒先端部までの長さが短く、かつ前記第一屋根部2aよりも急勾配に設定されており、
前記建物本体は、当該建物本体の他面側における軒高が、一面側における軒高よりも低く設定されており、
前記下階の部屋22は、前記棟部2cよりも前記建物本体の一面側であって、かつ前記第一屋根部2aの下方に位置し、前記階段室27は、前記棟部2cよりも前記建物本体の他面側であって、かつ前記第二屋根部2bの下方に位置していることを特徴とする。
また、建物本体は、当該建物本体の他面側における軒高が、一面側における軒高よりも低く設定されているので、例えば棟部2cが、建物本体の上記の中心線CL上に位置する場合又は当該中心線CLよりも他面側に寄った位置にある場合に比して、建物本体における外皮面積を小さくしやすくすることができ、建物本体における断熱性能の向上を図ることができる。
さらに、下階の部屋22は、棟部2cよりも建物本体の正面側であって、かつ第一屋根部2aの下方に位置し、階段室27は、棟部2cよりも建物本体の背面側であって、かつ第二屋根部2bの下方に位置しているので、例えば棟部2cが、建物本体の上記の中心線CL上に位置する場合又は当該中心線CLよりも他面側に寄った位置にある場合に比して、階段室27の上方に設けられる空間(吹抜け空間の上部空間、ロフト50)の容積を大きくすることが可能となる。
なお、以下の実施形態及び図示例における方角は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。本実施形態における建物の正面は南(図中の「S」)を向き、背面は北(図中の「N」)を向き、右側面は東を向き、左側面は西を向く。
建物本体正面には、図1に示すように、建物本体の右側において他の正面外壁よりも前方に位置するタイル外壁3が設けられている。また、タイル外壁3の高さ方向中央部には、当該タイル外壁3の幅方向中央から右側にかけて水平に延びる庇3aが設けられている。
タイル外壁3のうち庇3aの下方に位置する外壁4は、タイル外壁3における他の部分よりも奥まった状態(室内側に後退した状態)に設けられた玄関外壁4とされており、玄関ドア4aが設けられた玄関開口部が形成されている。また、玄関外壁4が奥まって配置されている分の屋外側スペースは、玄関ポーチ5とされている。
また、タイル外壁3の左側端部には、後述する二階正面外壁6及び一階正面外壁9に接続される左側壁3Lが設けられ、タイル外壁3の右側端部には、建物本体の右側面に接続される右側壁3Rが設けられている。そして、タイル外壁3と左右の側壁3L,3Rは、建物本体の一階から2階における高さ方向中央付近までの高さに設定されている。さらに、2階部分においてタイル外壁3と左右の側壁3L,3Rによって囲まれた箇所は、バルコニー8とされている。
また、二階正面外壁6の下端部には、タイル外壁3における左側壁3Lから建物1における左側面よりも側方に突出する庇6aが設けられている。
一階正面外壁9に形成された開口部10には、中央において上下方向に設けられた縦サッシ枠9aと、縦サッシ枠9aの上部から左右に伸びる横サッシ枠9bと、が設けられており、4つの開口部10a,10b,10c,10dに仕切られた状態となっている。なお、これら縦横のサッシ枠9a,9bは、目板とも呼称される。
本実施形態における第一高窓11は嵌め殺しの窓であり、上側左右の開口部10a,10bに嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
4つの開口部10a,10b,10c,10dのうち、下側左右の開口部10c,10dには、人の出入りが可能な掃き出し窓12がそれぞれ設けられている。
本実施形態における掃き出し窓12は、下側左右の開口部10c,10dを開放又は閉塞する引き違い式の窓であり、矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
また、下側左右の開口部10c,10dに設けられた掃き出し窓12を引き違い式の窓としたが、これに限られるものではなく、その他の開閉方式を採用した窓でもよい。
左側外壁13Lには、建物本体の1階部分に相当する位置に、上下二連の窓14,15が設けられている。上側に位置する窓14は、一階正面外壁9における第一高窓11と等しい高さ位置に配置された第二高窓14とされている。下側に位置する窓15は、一階正面外壁9における掃き出し窓12と等しい高さ位置に配置されている。
これらの窓14,15は、嵌め殺しの窓であり、左側外壁13Lに形成された開口部に嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
上側の二階採光窓16は、縦すべり出し窓とされており、開閉式のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
下側の二階採光窓17は、嵌め殺しの窓であり、左側外壁13Lに形成された開口部に嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
また、右側外壁13Rにおける正面側端部は、上記のタイル外壁3における右側壁3Rと一体的に設けられている。より詳細には、右側外壁13Rよりも右側壁3Rの方が右側に突出して設けられている。
背面外壁18には、建物本体の1.5階部分に相当する位置に、左右二連の採光窓19が設けられている。これら採光窓19は、嵌め殺しの窓であり、背面外壁18に形成された開口部に嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
なお、本実施形態においては、採光窓19を嵌め殺しの窓としたが、これに限られるものではなく、開閉式の窓でもよい。
図4は、建物1の1階を示しており、上記の玄関ポーチ5が建物本体における東南のコーナー部付近に位置している。玄関外壁4を挟んで玄関ポーチ5の室内側には玄関20が設けられている。
玄関20は、玄関ポーチ5と床面が連続する玄関土間部20aと、玄関土間部20aの北側に位置し、かつ玄関土間部20aと床面が連続するシューズクローゼット20bと、玄関土間部20aの西側に位置し、かつ玄関土間部20aよりも一段高い床面(1階の床レベル)の玄関ホール部20cと、からなる。なお、この玄関20の天井高は、後述する主居室22と等しく設定されている。
第二仕切壁21は、玄関20(すなわち、下階の他の部屋20)と、玄関20の北側に位置する主居室22(すなわち、下階の部屋22)とを仕切っており、この第二仕切壁21には出入り用の開口部が形成されるとともに、当該開口部を開閉するドア21aが設けられている。
また、図8に示すように、ドア21aの上方には、一階正面外壁9における第一高窓11と等しい高さ位置に配置された第三高窓21bが設けられている。当該第三高窓21bは、嵌め殺しの窓であり、第二仕切壁21に形成された開口部に嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。
また、主居室22は、建物本体の左側外壁13Lから右側外壁13Rにかけて設けられている。つまり、建物本体の左右(東西)方向の幅いっぱい(幅広)に設けられている。奥行き方向(南北方向)の寸法も、建物本体の1階部分における奥行き方向の寸法の半分以上を占めている。さらに、この主居室22は、天井22aを備え、建築基準法において居室として認められ得る天井高2.1mよりも高い天井高(具体的には、3040mm)に設定された高天井室とされている。すなわち、主居室22は、建物1において最も大きく形成された大空間居室でとなっている。
この第一仕切壁23と、一階正面外壁9及び第二仕切壁21は、互いに対向するとともに平行に配置されている。また、建物本体の左側面を構成する左側外壁13Lは、平面視において第一仕切壁23及び一階正面外壁9と直交して設けられている。さらに、建物本体の右側面を構成する右側外壁13Rは、平面視において第一仕切壁23と直交して設けられている。
なお、低天井収納空間24には、主居室22で使用される物品の他、建物1内で使用される物品やその他の物品が収納される。換言すれば、主居室22は、建物1の居住者が共用する部屋であるため、低天井収納空間24には、居住者が共用する物品や、例えば掃除機などのように日常生活を送る上で必要な物品が収納される。
より詳細に説明すると、北側エリアのうち中央から東側には、平面視において第一仕切壁23及び背面外壁18と対向するとともに平行に配置された第三仕切壁25が設けられている。そして、この第三仕切壁25と第一仕切壁23との間に、水廻りスペース26におけるトイレ26cと、階段室27における第一階段28と、が配置されている。さらに、第三仕切壁25と背面外壁18との間に、浴室26aと、洗面所26bと、が配置されている。第一仕切壁23のうち主居室22と第一階段28の上り口との間には、引き戸23a付きの出入口が形成されている。また、第三仕切壁25のうち洗面所26bと第一階段28の上り口との間には、引き戸25a付きの出入口が形成されている。
なお、第三仕切壁25は、図5,図6,図9に示すように、上階に向かって伸び、階段室27における手摺壁として機能している。
洗面所26bの西側の一画には、壁が桝形に配置されて形成された洗濯機置き場が設けられており、その西側が上記の低天井収納空間24とされている。なお、洗面所26bと低天井収納空間24との間の壁には、引き戸24b付きの出入口が形成されている。
踊り場29における床面には、背面外壁18に沿ってベンチ29aが設置され、左側外壁13L側の壁面には、図7に示すように、縦横に複数の収納部を有する飾り棚29bが取り付けられている。すなわち、踊り場29は、ベンチ29aに座って過ごしたり、テーブルを置いて勉強や仕事をしたりすることが可能な、居住者のための共有スペースとして機能する。
また、踊り場29を含む階段室27は、下階から上階に吹き抜ける吹抜け空間とされており、踊り場29における勾配天井である天井29cの高さ位置(最高点)は、図7に示すように、上階の部屋である第一上階部屋39(後述する)における天井39cの高さ位置付近にまで達する。
また、棟部2cは、建物本体における南北方向の中心線CL(図2,図4,図5,図7参照)上に位置してはおらず、北側に寄った位置に配置されている。このような棟部2cの南側に上記の第一屋根部2aが設けられ、北側に上記の第二屋根部2bが設けられている。本実施形態において、主居室22は、第一屋根部2aの下方に位置し、かつ第二屋根部2bの下方には位置しておらず、階段室27は、第二屋根部2bの下方に位置し、かつ第一屋根部2aの下方には位置していない。
さらに、第一屋根部2aと第二屋根部2bは、互いに角度が異なるように設定されている。つまり、屋根2は、異種勾配屋根とされている。第一屋根部2aは、第二屋根部2bに比して角度の緩い緩勾配の屋根とされている。第二屋根部2bは、第一屋根部2aに比して角度の急な急勾配とされている。また、第二屋根部2bにおける勾配(角度)は、北側斜線制限や道路斜線制限、隣地斜線制限に対応している。また、東京都や神奈川県横浜市のような狭小地の多い地域では、「高度地区」と呼ばれる建築物の高さに関する規定があり、本実施形態における建物1は、当該規定を満たすように建築されている。より具体的には、本実施形態における建物1は、「東京2種高度」、「横浜3種高度」の規定を満たしている。そして、本実施形態における第二屋根部2bは、1分の1傾斜、すなわち、45度の角度で傾斜している(10寸勾配、矩勾配ともいう。)。
そして、第二屋根部2bの軒先端部は、第一屋根部2aの軒先端部よりも下方に位置しており、これにより、建物本体は、北側における軒高が、南側における軒高よりも低く設定されている。このような構成とすることで、例えば建物本体における上記の中心線CL上に棟部2cが設けられる場合又は棟部2cが中心線CLよりも南側に寄った位置にある場合に比して、建物本体における外皮面積(外気に直接接している部位の面積を指し、界壁及び界床を含む場合もある。)を小さくしやすくすることができ、建物本体における断熱性能の向上を図ることができる。なお、本実施形態における建物本体の場合、北側における軒高も、南側における軒高も7mを超えない(第1種低層居住専用地域および第2種低層居住専用地域に対応)。
また、以上のような構成を踏まえれば、第一屋根部2aにおける上面の面積は、第二屋根部2bにおける上面の面積よりも広く設定されることになるので、例えば建物本体における上記の中心線CL上に棟部2cが設けられる場合又は棟部2cが中心線CLよりも南側に寄った位置にある場合に比して、太陽電池モジュールの搭載量を増加させることができる。
吹抜け空間とされた本実施形態の踊り場29は、図7に示すように、北側エリアに位置する第二屋根部2bの下方に設けられている。吹抜け空間とされた踊り場29における上端部(上部空間)は、第二屋根部2bの小屋裏空間側に突出している。このような構成とすることで、例えば建物本体における上記の中心線CL上に棟部2cが設けられる場合又は棟部2cが中心線CLよりも南側に寄った位置にある場合に比して、踊り場29における上端部(上部空間)の容積を大きくすることができる。
第一室内窓30は、左右に並ぶ三連の嵌め殺しの窓であり、第一仕切壁23に形成された開口部に嵌め込まれて設けられる矩形状のサッシ枠と、サッシ枠に保持される透明なガラス板と、を有する。より詳細に説明すると、第一室内窓30は、第一仕切壁23に形成された開口部が、2本の柱状縦枠材30aによって左右に三つの開口部に仕切られ、これら三つの開口部に、上記のサッシ枠及びガラス板が設けられることで構成されている。
また、第一仕切壁23と背面外壁18は、互いに対向するとともに平行に配置され、背面外壁18には、上記のように、建物本体の1.5階部分に相当する位置に左右二連の採光窓19が設けられている。これらの採光窓19は、踊り場29に面しており、平面視においては、第一室内窓30と対向するとともに平行に配置され、側断面視においては、下端部の高さ位置が、第一室内窓30における上端部の高さ位置と略等しくなるように設定されている。
さらに、第一室内窓30における下端部の高さ位置と、各高窓11,14,21bにおける下端部の高さ位置と略等しく設定されている。
図5,図11,図12に示すように、第一室内窓30は、左側外壁13L側に寄って配置され、第二高窓14は、第一仕切壁23側に寄って配置されている。そのため、第一室内窓30と第二高窓14は、互いに隣り合った状態で、かつ斜めに対向する状態で配置されている。
より詳細に説明すると、これらの各仕上げ材は、板張り天井仕上げ材であり、隣り合う板の間には目地が形成される。すなわち、図5において南北方向に伸びる無数の線は、当該目地である。主居室22に相当する位置と、庇6aに相当する位置と、玄関ホール部20cに相当する位置における各線は、ずれ無く揃った状態になっている。
そのため、主居室22又は踊り場29側から、主居室22の天井22aに視線を向けると、天井仕上げ材の無数の線が、庇6a側と、玄関ホール部20c側に延長しているかのように見せることができる。これにより、主居室22を実際よりも広い部屋であるかのような印象を与えることが可能となっている。
なお、踊り場29に設置されたベンチ29aは、それほど高さ寸法が高く設定されていない(階段の一段分程度)ので、腰掛けた人の目線は低くなる。目線が低い状態で主居室22に視線を向けると、第一高窓11の屋外側まで抜けやすくなるので、踊り場29側から主居室22の天井22aに視線を向けたときの開放感が高くなる。
第二階段31を上った先には、踊り場としてのホール32が設けられている。ホール32の北側にはトイレ33及び手洗い部33aが設けられ、ホール32の東側には、分電盤やその他の設備機器が設けられたバックヤード34となっている。
なお、ホール32は、1階の床よりも半階上がり、2階の床よりも半階下がった位置の踊り場29よりも上方に位置するが、2階の床よりも下方に位置するため、踊り場29と共に、建物本体の1.5階に含まれているものとする。
ホール32の南側には、第一階段28よりも段数の少ない(半分程度の段数の)廻り階段状の第三階段35が設けられている。
二階踊り場36における西側端部には、ガラス板を用いたガラス手摺壁37が設けられている。そして、このガラス手摺壁37側からは、階段室27における主要部が見下ろせるようになっている。すなわち、図10に示すように、踊り場29の様子と第一室内窓30とを視界に入れることができる。視線の角度(見る向き)を変えれば、第一階段28や第二階段31、踊り場29の天井29c、上階の部屋である第一上階部屋39も視界に入れることができる。
なお、階段室27は、1階の第一階段28から2階のガラス手摺壁37までの各部と、手摺壁としての第三仕切壁25を含んで構成されている。
また、第二室内窓41は、左側外壁13L側に寄って配置され、二階採光窓16,17は、上階仕切壁40側に寄って配置されている。そのため、第二室内窓41と二階採光窓16,17は、互いに隣り合った状態で、かつ斜めに対向する状態で配置されている。これにより、二階採光窓16,17から第一上階部屋39に入った光を、第二室内窓41を通過して階段室27(踊り場29)に差し込ませることが可能となっている。
なお、第二室内窓41における上端部の高さ位置は、上側の二階採光窓16における上端部の高さ位置と略等しく設定されている。
そして、図13に示すように、第一室内窓30における2本の柱状縦枠材30aと、第二室内窓41における2本の柱状縦枠材41aと、が上下方向に伸びる同一直線上に位置している状態となっている。
これにより、踊り場29から見た場合に、上下方向に隣り合う第一室内窓30と第二室内窓41との上下方向への連続性を高めることができるので、踊り場29が吹抜け空間であることも相まって、踊り場29にいる人に対して開放感を与えることができる。
また、主寝室43の東側であって、かつクローゼット43bの南側には、バルコニー8前の憩いの場として利用したり、クローゼット43bの前で衣装合わせを行ったり、洗濯物を室内干しする等、多目的に利用することが可能な多目的スペース44が設けられている。
さらに、第一室内窓30の正面には、主居室22の空間によって隔てられた状態で、第一高窓11が設けられており、これによって主居室22が、天井22aの高さ位置にある窓11,30によって挟まれた状態となっている。そのため、主居室22が、双方の窓11,30からの採光が可能となるだけでなく、建物1内に第一高窓11の屋外側も含めた空間的な繋がりが形成された状態となっている。
また、踊り場29を含む階段室27は吹抜け空間となっているので、上階の部屋である第二室内窓41(すなわち、開口部)によって、第一上階部屋39も含む空間的な繋がりが建物1内に形成された状態となっている。
ここで、同一直線とは、あくまでも仮想的な直線を指すものであり、同一直線上に配置された一方と他方とが同一方向に揃った状態になっていることを意味している。
さらに、主居室22から第一高窓11を見れば屋外側に視線が抜け、第一室内窓30を見れば踊り場29側に視線が抜けるため、主居室22は、当該主居室22にいる人に対し、天井22aから外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、主居室22に対して開放感を付与することができる。
さらに、主居室22から第二高窓14を見れば、第一高窓11及び第一室内窓30とは異なる方向の屋外側に視線が抜けるため、主居室22は、当該主居室22にいる人に対し、天井22aから外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、主居室22に対して付与される開放感が更に高まることになる。
さらに、主居室22から第一室内窓30を見れば踊り場29側に視線が抜け、しかも、その先にある採光窓19も視界に入ることになり、屋外側にも視線が抜けることになる。そのため、主居室22は、当該主居室22にいる人に対し、外部に光景が広がるような印象を与えることができるので、主居室22に対して付与される開放感が更に高まることになる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
そして、招き屋根形状の屋根2が、建物本体における南北方向の中心線CLの上方よりも北側に寄って棟部2cが配置され、第二屋根部2bが、第一屋根部2aよりも急勾配とされ、かつ棟部2cから軒先端部までの長さも第一屋根部2aよりも短くなっており、このような屋根2における第二屋根部2bの下方にロフト50が配置されている。
9 一階正面外壁
10 開口部
10a 開口部
10b 開口部
11 第一高窓
13L 左側外壁
14 第二高窓
16 二階採光窓
18 背面外壁
19 採光窓
20 玄関
21 第二仕切壁
21b 第三高窓
22 主居室
22a 天井
23 第一仕切壁
24 低天井収納空間
25 第三仕切壁
26 水廻りスペース
27 階段室
28 第一階段
29 踊り場
30 第一室内窓
30a 柱状縦枠材
31 第二階段
39 第一上階部屋
40 上階仕切壁
41 第二室内窓
41a 柱状縦枠材
Claims (6)
- 下階の部屋と、上下階を接続する階段室と、が下階の第一仕切壁を介在させた状態で隣り合って配置されており、
前記下階の部屋は、前記第一仕切壁と対向するとともに当該第一仕切壁と平行に配置された第一外壁に面しており、
前記階段室は、下階の床よりも半階上がった位置に設けられた踊り場を有しており、
前記第一外壁には第一高窓が設けられ、
前記第一仕切壁のうち前記踊り場と前記下階の部屋との間に位置する部分には第一室内窓が設けられ、当該第一室内窓の正面に前記第一高窓が配置されており、
前記第一高窓及び前記第一室内窓における上端部の高さ位置は、前記下階の部屋における天井の高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記下階の部屋は、平面視において前記第一仕切壁及び前記第一外壁と直交して設けられた第二外壁に面しており、
前記第二外壁には第二高窓が設けられ、
前記第二高窓における上端部の高さ位置は、前記下階の部屋における天井の高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする建物。 - 請求項1又は2に記載の建物において、
前記下階の部屋は、平面視において前記第一外壁と連続するとともに当該第一外壁と同一直線上に配置された第二仕切壁に面しており、
前記第二仕切壁は、前記下階の部屋と、下階の他の部屋とを仕切っており、
前記第二仕切壁には第三高窓が設けられ、
前記第三高窓における上端部の高さ位置は、前記下階の部屋及び前記下階の他の部屋における天井の高さ位置と略等しく設定されていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
前記階段室は、下階から上階に吹き抜ける吹抜け空間とされており、
前記下階の部屋の上方に位置する上階の部屋と、吹抜け空間とされた前記階段室と、が上階の仕切壁を介在させた状態で隣り合って配置されており、
前記上階の仕切壁は、側断面視において前記第一仕切壁と上下に連続するとともに当該第一仕切壁と同一直線上に配置され、前記上階の仕切壁には第二室内窓が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記階段室における前記踊り場は、前記第一仕切壁と対向するとともに当該第一仕切壁と平行に配置された第三外壁に面しており、
前記第三外壁には、前記第一室内窓よりも上方に位置する採光窓が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物において、
前記下階の部屋と、前記階段室と、を少なくとも含む建物本体と、
前記建物本体の上端部に設けられた招き屋根形状の屋根と、を備えており、
前記下階の部屋は、前記建物本体の一面側に配置され、前記階段室は、前記建物本体の前記一面とは反対側の他面側に配置されており、
前記屋根は、
前記建物本体の一面側よりも他面側に寄って配置された棟部と、
前記棟部から前記建物本体の一面側に向かう下り勾配とされた第一屋根部と、
前記棟部から前記建物本体の他面側に向かう下り勾配とされた第二屋根部と、を有し、前記第二屋根部は、前記第一屋根部よりも軒先端部までの長さが短く、かつ前記第一屋根部よりも急勾配に設定されており、
前記建物本体は、当該建物本体の他面側における軒高が、一面側における軒高よりも低く設定されており、
前記下階の部屋は、前記棟部よりも前記建物本体の一面側であって、かつ前記第一屋根部の下方に位置し、前記階段室は、前記棟部よりも前記建物本体の他面側であって、かつ前記第二屋根部の下方に位置していることを特徴とする建物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019180303A JP7311379B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 建物 |
JP2023111092A JP2023123822A (ja) | 2019-09-30 | 2023-07-06 | 建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019180303A JP7311379B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 建物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023111092A Division JP2023123822A (ja) | 2019-09-30 | 2023-07-06 | 建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021055430A true JP2021055430A (ja) | 2021-04-08 |
JP7311379B2 JP7311379B2 (ja) | 2023-07-19 |
Family
ID=75270103
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019180303A Active JP7311379B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 建物 |
JP2023111092A Pending JP2023123822A (ja) | 2019-09-30 | 2023-07-06 | 建物 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023111092A Pending JP2023123822A (ja) | 2019-09-30 | 2023-07-06 | 建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7311379B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277242U (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-13 | ||
JP2002167983A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 中庭付住宅 |
JP2005350880A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2015203294A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | ミサワホーム株式会社 | 住宅 |
JP2017198024A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
JP2018172938A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 旭化成ホームズ株式会社 | 建物の室内構造及び建物 |
JP2019163595A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP1529571S (ja) * | 2014-09-02 | 2015-07-27 | ||
JP1537424S (ja) * | 2015-04-02 | 2015-11-09 | ||
JP1566830S (ja) * | 2016-04-27 | 2017-01-16 | ||
JP1582785S (ja) * | 2016-12-19 | 2017-07-31 |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019180303A patent/JP7311379B2/ja active Active
-
2023
- 2023-07-06 JP JP2023111092A patent/JP2023123822A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277242U (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-13 | ||
JP2002167983A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 中庭付住宅 |
JP2005350880A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2015203294A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | ミサワホーム株式会社 | 住宅 |
JP2017198024A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
JP2018172938A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 旭化成ホームズ株式会社 | 建物の室内構造及び建物 |
JP2019163595A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7311379B2 (ja) | 2023-07-19 |
JP2023123822A (ja) | 2023-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6436130B2 (ja) | 住宅 | |
JP2006037709A (ja) | 建物 | |
JP6910980B2 (ja) | 建物 | |
JP2021055430A (ja) | 建物 | |
JP6675148B2 (ja) | 集合住宅 | |
JP2008190203A (ja) | 建物 | |
JP6689021B2 (ja) | 建物 | |
JP2008190202A (ja) | 建物 | |
JP6638762B2 (ja) | 住宅 | |
JPH10311150A (ja) | 住 宅 | |
JP5886778B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP2022143932A (ja) | 建物 | |
JP2017115523A (ja) | 住宅 | |
JP6778000B2 (ja) | 建物 | |
JPH08209954A (ja) | 収納室を持つ建物 | |
JP7160776B2 (ja) | 住宅 | |
JP4090558B2 (ja) | 集合住宅 | |
JP2005336814A (ja) | 建物 | |
JP2017115524A (ja) | 住宅 | |
JP2008223474A (ja) | 収納室を持つ建物 | |
JPH1162277A (ja) | 多世帯住宅 | |
JPH10292646A (ja) | 土間空間付住宅 | |
JP2017066602A (ja) | 建物 | |
JP2021161834A (ja) | 建築物 | |
JP2022059190A (ja) | 戸建て住宅 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20191028 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220816 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230706 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7311379 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |