JP2008190203A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物本体1のほぼ中央部に設けられた吹抜け空間2に、1階床から2階床にかけて直階段11が設けられ、この直階段11の一方の側部に階段手摺11aが設けられ、他方の側部に透明の板材で形成された透明仕切壁10が前記直階段11に接して設けられているので、直階段11を周囲の部屋等からよく視認できる。また、直階段11の他方の側部に透明仕切壁10が直階段11に接して設けられているので、透明仕切壁11を挟んで直階段11に隣接する部屋3に直階段11を昇降する住人の足音等の騒音が直接届くことがない。さらに、透明仕切壁10や階段手摺11aは殆ど光を遮ることがないので、直階段11周囲の部屋に光が行き渡り易くなる。
【選択図】図1
Description
したがって、キッチンからは階段を昇降する住人を見ることができないため、例えば子供が2階に上るのをキッチンに立つ母親が確認できないこともある。
また、階段を昇降する住人の足音等の騒音が直接リビングルームに届くので、リビングルームに来客があった場合などはあまり好ましくない。
さらに、階段の他方の側面が壁に接しているため、この壁が光を遮断してしまい、光が階段周囲の部屋に行き渡り難い。
前記吹抜け空間2に、1階床から2階床にかけて直階段11が設けられ、この直階段11の一方の側部には階段手摺11aが設けられ、他方の側部には透明の板材で形成された透明仕切壁10が前記直階段11に接して設けられていることを特徴とする。
1階に前記透明仕切壁10に面して居室3が設けられており、この居室3の壁に設けられた窓15が前記透明仕切壁10に対向していることを特徴とする。
1階に前記吹抜け空間2に面してキッチン4が設けられており、このキッチン4と前記透明仕切壁10とが対向していることを特徴とする。
また、キッチン4で生じる音の一部は吹抜け空間2から上方に伝わるとともに、透明仕切壁10によって遮断されるので、キッチン4で生じる音が直接居室3に入ることを防止できる。
2階には、前記吹抜け空間2に面して居室20,21が設けられており、この居室20,21と前記吹抜け空間2とが透明な板材で形成された2階透明仕切壁22,23によって仕切られていることを特徴とする。
前記吹抜け空間2は外壁に面しており、この外壁には2階において前記居室20,21の高さとほぼ等しい縦長の大窓25が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態の建物は2階建てのものである。この建物の1階には図1および図2に示すように、建物本体1のほぼ中央部には1階床から2階天井まで吹き抜ける吹抜け空間2が設けられている。吹抜け空間2は平面視において東西に長尺な長方形状のものであり、南北方向において建物本体2の中央部に設けられ、東西方向において略中央部で若干西側よりに設けられている。
食堂5の東側に隣接して居室7が設けられている。この居室7と食堂5との間には3連の引戸8が設けられており、この引戸8を開けることによって、キッチン4から居室7を見渡せるようになっている。なお、引戸8は1階天井までの高さを有する大きなものである。
また、キッチン4および食堂5と、吹抜け空間2とは仕切られておらず、横方向に連続した空間となっている。
直階段11は鋼製の桁材を1階床と2階床とにかけ、この桁材に複数の段板を桁材の長手方向に所定間隔で取り付けたものであり、蹴込板は備えていない。階段手摺11は、フレームで形成されたもので、段板の端部に立設された手摺子と、手摺子の上端に取り付けられた棒状の手摺とで構成されている。したがって、キッチン4から直階段11を見ると、この直階段11、透明仕切壁10を通して居室3を見れるようになっている。
また、居室3の南側にある外壁には、掃出し窓15が設けられており、この掃出し窓15は透明仕切壁10に対向している。掃出し窓15は図3に示すように、1階の天井まで達する縦長の大きな引違い式の窓であり、居室3の南側の壁ほぼ全体に亙って設けられている。この掃出し窓15の外側には、テラス16が設けられている。
また、玄関ホール17の奥側には洗面コーナ18が設けられている。この洗面コーナ18は、ドア等がないオープンな空間であり、洗面台が設置されている。また、洗面コーナ18に対向してトイレ19が設けられており、このトイレ19には玄関ホール17から出入りできるようになっている。
居室20と吹抜け空間2とは2階透明仕切壁22によって仕切られている。この2階透明仕切壁22は厚さ10mmの透明な強化ガラス板で形成されたものであり、その上端部は2階天井まで達している。
また、居室21と吹抜け空間2とは2階透明仕切壁23によって仕切られている。この2階透明仕切壁23も厚さ10mmの透明な強化ガラス板で形成されたものであり、その上端部は2階天井まで達している。
また、前記2階透明仕切壁22,23の居室側の上端部には、ブラインドが取り付けられており、このブラインドによって2階透明仕切壁22,23を覆えるようになっている。ブラインドによって2階透明仕切壁22,23を覆うことによって、居室20,21と吹抜け空間2との間の視認性を遮断できるようになっている。
したがって、平面視長方形状の吹抜け空間2は、その2階部分において、二つの長辺と一つの短辺が透明なガラス板によって形成されている。
また、バルコニー27の北側に隣接して洗面室28が設けられており、この洗面室28の北側に浴室29がこの浴室29の西側にトイレ30が設けられている。また、洗面室28には洗濯機置場28aが設けられている。そして、バルコニー27には洗面室28から出入りできるようになっている。
さらに、キッチン4で生じる音の一部は吹抜け空間2から上方に伝わるとともに、透明仕切壁10によって遮断されるので、キッチン4で生じる音が直接居室3に入ることを防止できる。
また、透明仕切壁10の横には開口部12が設けられており、この開口部12を通して吹抜け空間2と居室3とを行き来でき、また、吹抜け空間2とキッチン4とは仕切られていないので、吹抜け空間2とキッチン4とを行き来できる。したがって、キッチン4から吹抜け空間2を通って居室3に行き来できる。
また、2階には、吹抜け空間2に面して居室20,21が設けられており、この居室20,21と吹抜け空間2とが2階透明仕切壁22,23によって仕切られているので、この透明仕切壁22,23を通して吹抜け空間2へ採光することができる。また、吹抜け空間2から第2透明仕切壁22,23を通して2階の居室20,21の様子をある程度見ることができる。特に吹抜け空間2はキッチン4と隣接しているので、キッチン4に立つ母親が吹抜け空間2に移動して、斜め上を見上げることによって、2階の居室20,21にいる子供達の様子を見ることができる。
また、吹抜け空間2は外壁に面しており、この外壁には2階において居室20,21の高さとほぼ等しい縦長の大窓25が設けられているので、この大窓25から吹抜け空間2に採光することができる。したがって、日中は吹抜け空間全体を明るくすることができる。また、この吹抜け空間2に採光した光は、1階のキッチン4や居室3にも届くので、これらキッチン4、居室3を明るくすることができる。
2 吹抜け空間
3 居室
4 キッチン
10 透明仕切壁
11 直階段
15 掃出し窓(窓)
20,21 居室
22,23 2階透明仕切壁
25 大窓
Claims (5)
- 建物本体のほぼ中央部に、1階床から2階天井まで吹き抜ける吹抜け空間が設けられた建物において、
前記吹抜け空間に、1階床から2階床にかけて直階段が設けられ、この直階段の一方の側部には階段手摺が設けられ、他方の側部には透明の板材で形成された透明仕切壁が前記直階段に接して設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
1階に前記透明仕切壁に面して居室が設けられており、この居室の壁に設けられた窓が前記透明仕切壁に対向していることを特徴とする建物。 - 請求項2に記載の建物において、
1階に前記吹抜け空間に面してキッチンが設けられており、このキッチンと前記透明仕切壁とが対向していることを特徴とする建物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
2階には、前記吹抜け空間に面して居室が設けられており、この居室と前記吹抜け空間とが透明な板材で形成された2階透明仕切壁によって仕切られていることを特徴とする建物。 - 請求項4に記載の建物において、
前記吹抜け空間は外壁に面しており、この外壁には2階において前記居室の高さとほぼ等しい縦長の大窓が設けられていることを特徴とする建物。
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Related Child Applications (1)
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2007
- 2007-02-05 JP JP2007025300A patent/JP2008190203A/ja active Pending
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