JP2006077455A - 建物 - Google Patents

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JP2006077455A
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Nariyasu Murata
成康 村田
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Abstract

【課題】建物の高さを抑えつつ、上階と下階との双方に収納空間を設けることができる建物を提供する。
【解決手段】 上階中間床24と上階床22との間にある上階収納空間25の天井高と、下階中間床4と下階床2との間にある下階収納空間5の天井高とが異なっており、下階中間床4上に設けられた部屋15の天井床15aと、前記上階中間床24とが段差なく連続しているので、上階収納空間25と下階収納空間5とのうちの一方の収納空間5の天井高を高く設定し、他方の収納空間25の天井高を低く設定することができるとともに、天井床15aと上階中間床24の位置を低く抑えることができる。したがって、その分建物の高さを抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、上階と下階の双方に収納空間を備えた建物に関する。
1階と2階との双方に収納空間を備えた建物の一例として、特許文献1に記載の建物が知られている。この建物は、特定フロア(1階)と、この特定フロアの直上に位置する直上フロア(2階)を有しており、特定フロアおよび直上フロアは、それらの一部に設けられた中間床と、この中間床の下側に形成された中間床下側空間と、当該中間床の上側に形成された中間床上側空間とを備え、特定フロアの中間床上側空間の少なくとも一部と、直上フロアの中間床下側空間の少なくとも一部が連通された吹抜け空間が構成されているものである。そして、特定フロアの中間床下側空間と、直上フロアの中間床下側空間のうち、前記吹抜け空間を構成しない中間床下側空間とは、それぞれ収納空間とされている。
つまり、特定フロアである1階と、直上フロアである2階との双方にそれぞれ収納空間が設けられている。
特開2004−44210号公報
ところが、上記のような建物では、1、2階の収納空間の天井高が等しいので、この天井高を比較的高くすると、これに伴って中間床の位置も高くなる。そして、この中間床上に設ける部屋の天井高を十分に確保するために、建物自体の高さが高くなり、隣地への日照や通風を確保し難くなるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、建物の高さを抑えつつ、上階と下階との双方に収納空間を設けることができる建物を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、上階21に上階中間床24が設けられるとともに下階1に下階中間床4が設けられ、前記上階中間床24と上階床22との間が上階収納空間25とされ、前記下階中間床4と下階床2との間が下階収納空間5とされた建物であって、
前記上階収納空間25の天井高hと、前記下階収納空間5の天井高Hとが異なっており、
前記下階中間床4上に設けられた部屋15の天井床15aと、前記上階中間床24とが段差なく連続していることを特徴とする。
ここで、前記下階中間床上に設けられた部屋の天井床と、前記上階中間床とが段差なく連続する場合、天井床と上階中間床とが隣接配置されており、直接連続することは勿論のこと、天井床と上階中間床とが、廊下、ホール、踊り場等を介して間接的に連続することも含む。
請求項1に記載の発明によれば、上階収納空間25の天井高hと、下階収納空間5の天井高Hとが異なっており、下階中間床4上に設けられた部屋15の天井床15aと、上階中間床24とが段差なく連続しているので、上階収納空間25と下階収納空間5とのうちの一方の収納空間5の天井高Hを高く設定し、他方の収納空間25の天井高hを低く設定することができるとともに、天井床15aと上階中間床24の位置を低く抑えることができる。したがって、その分建物の高さを抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建物において、
前記上階収納空間25と下階収納空間5とが平面視において隣接して配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、上階収納空間25と下階収納空間5とが平面視において隣接して配置されているので、下階中間床4上に設けられた部屋15の天井床15aと、上階中間床24とが連続することになり、よって、天井床15aと上階中間床24との上に連続した大きな部屋を設けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の建物において、
前記上階収納空間25と下階収納空間5とのうち、一方の収納空間の天井高が1.0〜1.4mに設定されており、他方の収納空間の天井高が0.8〜1.1mに設定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、両収納空間25,5の最も低い天井高は0.8mであるので、大人が屈んで出入りできる高さを確保できる。また、両収納空間25,5の最も高い天井高は1.4mであるので、収納容量を大きくしながら、収納空間25,5の上方の空間を圧迫しない。したがって、両収納空間25,5の天井高を適宜設定しながら、建物の高さを抑えることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1および図5に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、前記下階中間床4上に設けられた部屋15は、水回り系の部屋15であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、下階中間床4上に設けられた水回り系の部屋15は天井高が低くてもよいので、その天井床15aを低くすることができる。そして、天井床15aと上階中間床24とは段差なく連続しているので、その上に設ける部屋の天井高を確保しつつ建物の高さを抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図8および図9に示すように、請求項4に記載の建物において、
前記下階中間床4に、前記下階収納空間5に開口する開口部46が形成されており、この開口部46に支持フレーム47が前記下階中間床4の床面より低い位置に取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、下階中間床4の開口部46に取付けられた支持フレーム47によって浴室ユニット40を支持できる。そして、この浴室ユニット40の下方は下階収納空間5であり、浴室ユニット40の底部は支持フレーム47を通して下階収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを下階収納空間5側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。また、支持フレーム47が下階中間床4の床面より低い位置に取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されているので、浴室ユニット40を下げることができ、その分上部にダクトスペースSを確保できる。
本発明によれば、上階中間床と上階床との間に設けられたが上階収納空間とされ、前記下階中間床と下階床との間が下階収納空間とされた建物であって、
上階中間床と上階床との間に設けられた上階収納空間の天井高と、下階中間床と下階床との間に設けられた下階収納空間の天井高とが異なっており、下階中間床上に設けられた部屋の天井床と、上階中間床とが段差なく連続しているので、上階収納空間と下階収納空間とのうちの一方の収納空間の天井高を高く設定し、他方の収納空間の天井高を低く設定することができるとともに、天井床と上階中間床の位置を低く抑えることができる。したがって、その分建物の高さを抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る建物の概略構成を示す断面図である。この図に示す建物は、2階建ての建物であり、1階が下階1、2階が上階21とされている。上階21には上階中間床24,24が設けられており、下階1には下階中間床4が設けられている。上階中間床24と上階床22との間は上階収納空間25とされており、下階中間床4と下階床2との間は下階収納空間5とされている。
また、上階収納空間25の天井高hと、下階収納空間5の天井高Hとは異なっており、下階収納空間5の天井高Hの方が、上階収納空間25の天井高hより高くなっている。例えば、下階収納空間5の天井高Hは、1.0〜1.4m程度に設定されており、上階収納空間25の天井高hは0.8〜1.1m程度に設定されている。
また、下階中間床5上に設けられた部屋15の天井床15aと、上階中間床22とは段差なく連続している。
なお、図1では、下階収納空間5の天井高Hの方が、上階収納空間25の天井高hより高くなっているが、これとは逆に、上階収納空間25の天井高hの方が、下階収納空間5の天井高Hより高くなるように構成してもよい。このようにすれば、天井床15aの位置を図1に示すものより、低くできるとともに、これに伴って上階中間床24の位置も低くできる。したがって、その上の部屋の天井も低くできるので、建物の高さを低く抑えることができる。
次に、前記建物の詳細について、図2〜図11を参照して説明する。
建物は、図2および図3に示すように、1階を下階1としており、この下階1を構成する下階の床を下階床2としている。下階1には、南側(図2および図3において左側)に居間3aと食堂3bとが東西に隣接配置されている。
居間3aの北側(図3において右側)には下階中間床4が設けられている。下階中間床4は、建物の北側の外壁に沿って下階床1の上側に設けられている。下階中間床4は図5に示すように、平面視において矩形状に形成に形成されており、建物の東側に若干寄せて配置されている。この下階中間床4と下階床2との間は、図3および図4に示すように、下階収納空間5とされている。この下階収納空間5の天井高は1.0m〜1.4m程度とされている。
また、下階1には、図4に示すように、下階収納空間5を挟んで玄関6と階段室7とが東西に離間して配置されており、階段室7の西側には台所8が配置されている。下階収納空間5と玄関6とを仕切る仕切壁5aは、収納空間6側に奥まって設けられており、この仕切壁5aの前方にある凹所には移動式の収納家具9,10が設けられている。
また、下階収納空間5と居間3aとを仕切る仕切壁5bは収納空間6側に奥まって設けられており、この仕切壁5bの前方にある凹所には横移動式の収納家具が複数設けられている。仕切壁5bには開口部が形成されており、前記収納家具はこの開口部を開閉するように横方向に仕切壁5bに沿って移動可能となっている。そして、この開口部から下階収納空間5内に出入りできるようになっている。
また、前記階段室7と下階収納空間5とは隣接配置されており、前記居間3aは階段室7および下階収納空間5に接するように配置されている。したがって、下階床2上の居間3aから下階収納空間5および階段室7に容易に出入りできる。
また、階段室7と台所8とを仕切る仕切壁8aには開口部が形成され、この開口部を開閉する扉12が取り付けられている。したがって、この扉12を開けることによって、台所8から階段下の階段下空間7aに出入りできるようになっている。また、前記階段下空間7aと前記下階収納空間5とは連通しており、これによって、階段下空間7aを下階収納空間5と連続した収納として有効利用できる。また、前記扉12を開けることによって、台所8から階段下空間7aを通して下階収納空間5に出入りできるようになっている。さらに、階段下空間7aと前記食堂3bとを仕切る仕切壁にも開口部とこの開口部を開閉する扉13が設けられており、この扉13を開けることによって、食堂3bから階段下空間7aに出入りできるようになっている。
また、前記階段室7と下階収納空間5とは、図4に示すように、建物の北側の外壁に接しており、下階床2上にある部屋(玄関6、居間3a、食堂3b、台所8)は、階段室7と下階収納空間5を平面視において略凹字状に囲むように配置されている。したがって、このような部屋を階段室7に面する部屋(台所8、食堂3b)、下階収納空間5に面する部屋(玄関6)、階段室7および下階収納空間5の双方に面する部屋(居間3a)に区画できる、つまり、階段室7や下階収納空間5を有効利用できるように、部屋を区画できる。
前記下階中間床4上には、図3に示すように、中間部屋15が下階1の直上にある上階(2階)21を構成する上階床22の一部を貫通して上階(2階)21に突出するようにして設けられている。この中間部屋15は、下階中間床4の全面上方に設けられており、本実施の形態では、図4に示すように、浴室16と洗面室17とトイレ18とによって構成されている。つまり、中間部屋15は、台所8を除いた水回り系の部屋15とされている。
また、上階21には、図6に示すように、南側(図2および図3において左側)に寝室23a,23bが東西に隣接配置されている。寝室23a,23bの北側(図2および図3において右側)には上階中間床24が設けられている。上階中間床24は2つあり、これら上階中間床24,24は、中間部屋15の天井床15aとほぼ高さが等しい位置に設けられている。つまり、中間部屋15の天井床15aと上階中間床24,24は段差なく連続している。
また、上階中間床24,24と上階床22との間はそれぞれ上階収納空間25,25とされている。上階収納空間25は前記下階収納空間5と平面視において隣接して配置されている。また、上階収納空間25の天井高は0.8m〜1.1m程度とされている。
また、前記上階収納空間25,25は、図6に示すように、平面視において前記階段室7および中間部屋15を挟むようにして、東西に離間して配置されている。したがって、上階床22上の部屋を、一方の上階収納空間25に面する寝室23aと他方の上階収納空間25に面する寝室23bとに区画でき、よって、各寝室23a,23bに上階収納空間25,25を確保できる。また、寝室23aと23bとを仕切る仕切壁は、略S字状に配置されており、これによって、寝室23aから利用可能な収納部26aと、寝室23bから利用可能な収納部26bとが設けられている。
前記階段室7には、図2、図3等に示すように、階段27が下階床2と上階床22との間に設けられている。階段27は折り返し階段であり、この階段27の途中にある踊り場27aは、下階中間床4とほぼ等しい高さの位置しており、かつ、該下階中間床4と隣接している。したがって、下階中間床4に至る階段を別途設けることなく、この踊り場27aから中間部屋(水回り系の部屋)15に容易に出入りできる。
また、階段室7には、階段28が上階床22と上階中間床24との間に設けられている。この階段28は直階段であり、この階段28の上側の踊り場28aと、前記上階中間床24と、中間部屋15の天井の位置に設けられた天井床15aとがほぼ等しい高さに位置している。
また、西側に位置する上階中間床24上には、図7に示すように、子供部屋30が設けられており、東側に位置する上階中間床24および天井床15a上には、子供部屋30より大きい子供部屋31が設けられている。この子供部屋30,31には、前記踊り場28aから出入りできるようになっている。
子供部屋30,31は、上階床22上の寝室23a,23bより床の位置が高くなっており、上部は小屋裏33に突出している。
さらに、小屋裏33の一部には、収納所(ロフト)34a,34bとルーフバルコニー35が設けられている。収納所34aは子供部屋31側に開口した比較的大型のものであり、子供部屋31から利用できるようになっている。また、収納所34bは子供部屋30側に開口した小型のものであり、子供部屋30から利用できるようになっている。
また、前記階段室7には、階段36が前記踊り場28aとルーフバルコニー35との間に設けられており、この階段36によってルーフバルコニー35に出入りできるようになっている。ルーフバルコニー35の床面は前記収納所34a,34bの床面と等しい高さとなっており、屋根の一部に開口を形成することによって、ルーフバルコニー35の床面に人が直立できるようになっている。また、ルーフバルコニー35と建物内部とを仕切る壁には、窓37,37や扉38が設けられており、窓37,37から子供部屋30,31に採光できるようになっている。また、階段36は扉38に接続されている。
上記のような建物では、上階収納空間25の天井高と、下階収納空間5の天井高とが異なっており、下階中間床4上に設けられた部屋(中間部屋)15の天井床15aと、上階中間床24とが段差なく連続しているので、下階収納空間5の天井高を高く設定し、上階収納空間25の天井高を低く設定することができるとともに、天井床15aと上階中間床24の位置を低く抑えることができる。したがって、その分建物の高さを抑えることができる。
また、上階収納空間25と下階収納空間5とが平面視において隣接して配置されているので、下階中間床4上に設けられた部屋15の天井床15aと、上階中間床24とが連続することになり、よって、天井床15aと上階中間床24との上に連続した大きな部屋31を設けることができる。
さらに、両収納空間5,25の最も低い天井高は0.8mであるので、大人が屈んで出入りできる高さを確保できる。また、両収納空間5,25の最も高い天井高は1.4mであるので、収納容量を大きくしながら、収納空間5,25の上方の空間を圧迫しない。したがって、両収納空間5,25の天井高を適宜設定しながら、建物の高さを抑えることができる。
また、下階中間床4上に設けられた水回り系の部屋15は天井高が低くてもよいので、その天井床15aを低くすることができる。そして、天井床15aと上階中間床24とは段差なく連続しているので、その上に設ける部屋の天井高を確保しつつ建物の高さを抑えることができる。
次に、前記水回り系の部屋15について説明する。この部屋15は、図6に示すように、浴室16と洗面室17とトイレ18とによって構成された水回り系の部屋15となっている。
浴室16は図8に示すように、浴室ユニット40と、この浴室ユニット40が設けられる部屋41とによって構成されている。浴室ユニット40は内部に洗い場43と浴槽44とを備えた略箱状に形成されており、前記洗面室17側を向く側壁には、扉45が取り付けられている。また、浴室ユニット40の底部においては、浴槽44の底部を構成する部分の方が、洗い場43の床を構成する部分より低くなっている。つまり、浴槽44は洗い場43より深くなっている。
また、前記下階中間床4には、下階収納空間5に開口する開口部46が形成されている。この開口部46は下階中間床4を貫通する平面視四角形状の孔であり、その平面的な大きさは浴室ユニット40の平面的な大きさより大きくなっている。
開口部46には支持フレーム47が取り付けられている。この支持フレーム47は浴室ユニット40が設置されるものであり、以下のように構成されている。
すなわち、図10に示すように、支持フレーム47は枠材47a,47bを矩形枠状に組み立てるとともに、この矩形枠内に、架設材47c,47dを平行に架設したものである。このような支持フレーム47の平面的な外形は、開口部46の平面形状とほぼ等しくなっている。
前記枠材47a,47bは、溝形鋼によって形成されたものであり、その溝が内側を向くよにして矩形枠状に組み立てられている。なお、図10においては枠材47a,47bは略して記載しており、溝形鋼の溝は記載していない。
また、架設材47c,47dは、帯板状の鋼材によって形成されたものであり、3本の架設材47c・・・は、その上面を枠材47a,47bの上面と面一にして、枠材47a,47a間に平行架設されている。
また、2本の架設材47d,47dは、枠材47a,47bより下方に突出しており、したがって、架設材47d,47dの上面は、枠材47a,47bの上面より下方に位置している。つまり、2本の架設材47d,47dは、その上面を枠材47a,47bの上面より下げて、枠材47a,47a間に平行に架設されている。
枠材47a,47bの上下の幅は、図9に示すように、下階中間床4の厚さより小さくなっている、つまり支持フレーム47の外形枠の上下の幅は下階中間床4の厚さより小さくなっている。そして、このような支持フレーム47は、開口部46に、その外形枠の下面が下階中間床4の下面とほぼ面一になるようにして挿入されている。したがって、支持フレーム47の上面は、下階中間床4の上面より下方に位置している。
支持フレーム47の枠材47a,47bは開口部46の内周面に当接されており、ビス48によって、この内周面に固定されている。なお、図10に示すように、開口部46は下階中間床4の中央部ではなく、角部に形成されているため、開口部46の内周面の一部は、壁の側面によって構成されている。
上記のようにして下階中間床4の開口部46に取り付けられている支持フレーム47には、図8および図9に示すように、浴室ユニット40が設置されている。浴室ユニット40のうち、洗い場43を構成する底部40aは3本の架設材47c・・・によって支持されており、浴槽44を構成する底部40bは2本の架設材47d,47dによって支持されている。
この状態において、浴室ユニット40の底部40a,40bは下階中間床4の床面4aより下方に位置している。このようにして浴室ユニット40を支持フレーム47に設置することによって、洗い場43の床面43aが、下階中間床4の床面4aとほぼ面一となっており、また、浴槽44の底面44aが下階中間床4の床面4aより下方に位置している。
また、下階収納空間5の上部には、防湿カバー50が前記開口部46を覆うようにして設けられている。すなわち、防湿カバー50は、例えば合成樹脂等を成形することによって形成されたものであり、浴室ユニット40の底部40aの下方側を覆う第1カバー部50aと、底部40bの下方側を覆う第2カバー部50bとを有している。第2カバー部50bは第1カバー部50aより下方に位置しており、このため、第1カバー部50aと第2カバー部50bとの間には、これらカバー部50a,50bを接続する接続部50cが第1カバー部50aおよび第2カバー部50bと一体的に形成されている。
このような防湿カバー50は、支持フレーム47の直下において、該支持フレーム47を同時に覆うようして設けられている。防止カバー50は平面視において略長方形状に形成されており、その一方の長辺部と短辺部には、水平フランジ部50dが形成されており、他方の長辺部と短辺部とには、垂直フランジ部50eが形成されている。
水平フランジ部50dは、前記開口部46の周囲の下階中間床4の下面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。また、垂直フランジ部50eは、前記開口部46の周囲の壁面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。
このように、防湿カバー50によって開口部46を覆っているので、浴室ユニット40から発生する湿気が下階収納空間5に侵入するのを防止でき、よって、下階収納空間5を適度な湿度に保持することが容易となる。
また、防湿カバー50には、二つの点検口53a,53bが形成されている。すなわち、第1カバー部50aには、点検口53aが形成されており、第2カバー部50bには点検口53bが形成されている。点検口53aは主に、浴室ユニット40の底部40aや配管54、点検口53bは主に、浴室ユニット40の底部40bや配管54を点検する際に使用される。また、防湿カバー50には、点検口53a,53bを開閉する開閉蓋(開閉部材)55a,55bが着脱可能に取り付けられている。
配管54は、浴室ユニット40への給水や浴室ユニット40からの排水を行うものであり、例えば、浴室ユニット40の底部40a等に一端部が接続されている。また、配管54は下階中間床4と、防湿カバー50との間に配管されており、他端部は防湿カバー50の縁部を貫通して下階収納空間5に通されている。なお、下階収納空間5に通された配管54は図示は省略するが、例えば下階収納空間5の床を貫通して基礎の内側に通されて、外部本管から枝分かれしてきた枝管に接続される。
上記のように、防湿カバー50に点検口53a,53bと開閉蓋55a,55bを設けたので、下階収納空間5側から開閉蓋55a,55bを開けて、点検口53a,53bから浴室ユニットの底部40a,40bや浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
また、前記下階収納空間5には、図4および図8に示すように、前記配管54を通すパイプスペースがその周囲を壁で囲まれて設けられている。この壁は建物の内側に設けられている内壁であり、例えば前記仕切壁5aや仕切壁60a,60bや、パイプスペース60の前面側に位置する仕切壁等によって構成されている。この仕切壁には、点検口61とこの点検口61を開閉する開閉扉(開閉部材)62,62が設けられている。
上記のように、配管54を通すパイプスペース60が壁に囲まれているので、下階収納空間5に配管54が露出することがなく、下階収納空間5内の見映えがよくなるとともに、配管54回りの湿気が下階収納空間5に侵入するのを防止できる。
また、下階収納空間5側から開閉扉62,62を開けて、点検口61から配管54を容易に点検できる。
上記のように、下階中間床4に、下階収納空間5に開口する開口部46が形成されており、この開口部46に支持フレーム47が取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されているので、この支持フレーム47によって浴室ユニット40を支持できる。そして、この浴室ユニット40の下方は下階収納空間5であり、浴室ユニット40の底部40a,40bは支持フレーム47を通して下階収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを下階収納空間5側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。
また、図8に示すように、支持フレーム47が下階中間床4の床面より低い位置に取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されているので、浴室ユニット40を下げることができ、その分上部にダクトスペースSを確保できる。
さらに、浴室ユニット40は、その底部40a,40bが下階中間床4の床面4aより下方に位置するようにして支持フレーム47に設置されているので、浴室ユニット40の床面43aを下げて、容易に下階中間床4の床面4aとほぼ面一にできる。これによって、浴室の床面43aと、それに隣接する下階中間床4上にある洗面室17等の床面との段差を解消できる。
また、浴室ユニット40の底部40a,40bが下階中間床4の床面4aにより低くなっても、浴室ユニット40の下方は下階収納空間5であるので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを下階収納空間5側に確実に広くとることができる。
なお、パイプスペース60の周囲を囲む壁は、その全てが内壁であったが、これに限ることなく、例えば、図11に示すように、パイプスペース60の周囲を囲む壁が、外壁65であってもよい。この外壁65は、下階収納空間5の内側に奥まって設けられており、これによって、下階収納空間5の一部は、外部収納空間66となっている。この外部収納空間66は、下階収納空間5の一部を構成するが、外壁65によって建物の内部と仕切られており、かつ、外部に開口している。
そして、この外部収納空間66の奥側にパイプスペース60が設けられており、このパイプスペース60の点検口は開閉扉62,62によって開閉されるようになっている。
このように、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間66に、パイプスペース60があるので、配管回りの湿気が建物内の下階収納空間5に入るのを確実に防止できる。また、外部収納空間66側から浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる、つまり、建物内に入らなくても、外部側から配管54を容易に点検できる。
なお、前記パイプスペース60に配管54が通されるが、この場合、配管54が浴室ユニット40の底部40aから下階中間床4の直下を外部に向けて延出されるので、この延出する部分を覆うように、前記防湿カバー50を延出する。
また、浴室ユニット40の設置位置を変更する場合、つまり、図5において、浴室ユニット40を外壁に沿って配置する場合は、配管54はそのまま下方に延出して前記パイプスペース60に通せばよい。
本発明に係る建物の一例を示すもので、その概略構成を示す断面図である。 同、建物の西側の縦断面図である。 同、建物の東側の縦断面図である 図3におけるA−A線視断面図である。 図3におけるB−B線視断面図である。 図3におけるC−C線視断面図である。 図3におけるD−D線視断面図である。 本発明に係る建物の一例を示すもので、浴室ユニットの設置構造の縦断面図である。 同、要部の縦断面図である。 同、浴室ユニットを支持する支持フレームを中間床とともに示す概略斜視図である。 同、浴室ユニットの設置構造の他の例を示すもので、収納空間を示す平面図である。
符号の説明
1 下階
2 下階床
4 下階中間床
5 下階収納空間
15 部屋(水回り系の部屋)
15a 天井床
21 上階
22 上階床
24 上階中間床
25 上階収納空間
40 浴室ユニット
46 開口部
47 支持フレーム

Claims (5)

  1. 上階に上階中間床が設けられるとともに下階に下階中間床が設けられ、前記上階中間床と上階床との間が上階収納空間とされ、前記下階中間床と下階床との間が下階収納空間とされた建物であって、
    前記上階収納空間の天井高と、前記下階収納空間の天井高とが異なっており、
    前記下階中間床上に設けられた部屋の天井床と、前記上階中間床とが段差なく連続していることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記上階収納空間と下階収納空間とが平面視において隣接して配置されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記上階収納空間と下階収納空間とのうち、一方の収納空間の天井高が1.0〜1.4mに設定されており、他方の収納空間の天井高が0.8〜1.1mに設定されていることを特徴とする建物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、前記下階中間床上に設けられた部屋は、水回り系の部屋であることを特徴とする建物。
  5. 請求項4に記載の建物において、
    前記下階中間床に、前記下階収納空間に開口する開口部が形成されており、この開口部に支持フレームが前記下階中間床の床面より低い位置に取付けられており、この支持フレームに浴室ユニットが設置されていることを特徴とする建物。
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