JP5502402B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物に関する。
近年、住宅の構築については、その工業化が進み、例えば、プレハブ住宅等においては、柱、梁等をあまり使用せずに、予め工場で製造された床パネル、壁パネル、屋根パネル等の矩形板状のパネルを配列していくことにより、床、壁、天井等を形成していく施工方法(以下、パネル工法)が知られている。
工場で組み立てられた床用・壁用・屋根用等のパネルは、トラック等で施工現場に運び込まれる。建築現場では、パネルの配設とパネル間の接合作業を行うだけで、短期間で床、壁、屋根等の住宅の基本構造を構築することができる。
パネル工法で構築される住宅において、例えば家屋下のガレージ等、幅広の開口が要求される場合には、水平方向に伸びる梁部と、梁部の両端から鉛直下方に伸びる柱部とからなる門型パネルが適用される。また、所定間隔をおいて1対の門型パネルを対向させ、両者の柱部を壁パネルで結合するとともに、梁部を床パネルで結合した門型パネルユニットを用いるものもある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2565626号明細書
ところで、完成した住宅に長期間居住する場合には、家族の成長や独立のために、間取りや仕様の変更を行う必要が生じる。このため、大空間の部屋用スペースをあらかじめ設け、そこに非耐力壁の間仕切を設けることで、完成後においても容易に間取り変更を行うことができるようにした住宅が設計されている。
しかし、外壁等の耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けると、壁量が減少するため、建物の構造強度が低下する場合がある。一方、建物の構造強度を向上させるために、様々な場所に耐力壁を設けてしまうと、建物内に、大空間の部屋用スペースを設けることができないだけでなく、生活動線が複雑化または限定的になってしまい、例えば家事のための効率よい移動ができなくなる場合もある。
また、一般に、住宅等の建物では、上述のような要望だけでなく、採光・遮光等の日射調整を良くしたい、通風性を向上させたい等の要望もある。
そこで、快適な居住環境の形成について総合的に考慮しつつ、特に、必要な構造強度を保持でき、耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けることが可能な技術の開発が強く望まれていた。
本発明の課題は、快適な居住環境の形成について総合的に考慮しつつ、特に、必要な構造強度を保持でき、耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けることが可能な建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、上階および下階を有する建物本体1を、平面視矩形状を呈する第1領域1aと、この第1領域1aに隣接配置されるとともに平面視矩形状を呈する第2領域1bとによって構成してなる建物において、
前記建物本体1の四隅のコーナー部C1,C2,C3,C4には耐力壁である外壁が上下階に連続して配置され、かつ当該外壁は平面視L字状に形成されており、さらに、この建物本体1は、前記四隅のコーナー部C1,C2,C3,C4のうち一方のコーナー部C1に位置する凹部2を備えており、
この凹部2は、前記第2領域1bの主要採光面S2を、前記第1領域1aの主要採光面S1に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域1aの外壁10,20と、耐力壁である第2領域1bの外壁30,40とを互いに直交させることによって平面視L字状に形成されており、かつ、前記第1領域1aの主要採光面S1側に位置する耐力壁である外壁11,21が、前記凹部2を形成する前記第1領域1aの外壁10,20に直交して配置されており、
前記下階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と同一直線上に配置される耐力壁14が、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と、前記第1および第2領域1a,1bの主要採光面S1,S2と対向して配置される第1および第2領域1a,1bの外壁13,32とに対して所定間隔離間して立設されており、
前記下階の第1領域1aは、リビング50・キッチン51・ダイニング52等を含む共用居住空間と、前記耐力壁14に即して配置されるとともに上階と下階とを連通する階段53とを有しており、
前記下階の第2領域1bは、玄関60・トイレ61・浴室62・洗面所63等を含む共用設備空間と、この共用設備空間および前記第1領域1aの共用居住空間の双方に隣接するとともに前記凹部2に面して配置される下階部屋64とを有しており、
前記耐力壁14および階段53の周囲には、前記共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路70が配置されており、
前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁20と同一直線上に配置されるとともに前記下階の耐力壁14の上方に位置する耐力壁24が、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁20と、前記第1および第2領域1a,1bの主要採光面S1,S2と対向して配置される第1および第2領域1a,1bの外壁23,42とに対して所定間隔離間して立設されており、
この耐力壁24の第1領域1a側の上階床には、人が前記階段53を昇降して上階と下階とを行き来するための開口部26が形成されており、
これら耐力壁24および開口部26の周囲には周回通路80が配置されており、
前記上階の第1領域1aおよび第2領域1bには、この周回通路80に隣接するようにして部屋55,56,57,65,66が配置されており、
前記上階の部屋55,56,57,65,66は複数配置されており、前記上階の第1領域1a内の部屋55,56,57間の間仕切り壁および前記上階の第2領域1b内の部屋65,66間の間仕切り壁は非耐力壁とされていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記第2領域1bの主要採光面S2を、前記第1領域1aの主要採光面S1に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域1aの外壁10,20と、耐力壁である第2領域1bの外壁30,40とを互いに直交させることによって平面視L字状の凹部2が形成されており、さらに、前記下階の第1領域1aと第2領域1bとの間に、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と同一直線上に配置される耐力壁14が、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と、前記第1および第2領域1a,1bの主要採光面S1,S2と対向して配置される第1および第2領域1a,1bの外壁13,32とに対して所定間隔離間して立設されているので、前記耐力壁である外壁10,20,30,40と、耐力壁14とによって必要な構造強度を保持できるとともに、前記第1領域1aと前記下階部屋64との間で視界を遮るような壁を形成せずに、これら第1領域1aと下階部屋64とを連通させることができる。
例えば、前記凹部2を有しない平面視矩形状の建物であれば、必要な構造強度を維持するために、主要採光面側の外壁に、耐力壁を直交するようにして設け、平面視T字状の壁を形成する場合があるが、このように平面視T字状の壁を形成すると、建物内部の部屋は必ず壁によって仕切られてしまうことになり、視界が遮られることになる。さらに、この壁を基準にして間取りを考慮しなければならないという制約も生じることになる。
したがって、前記耐力壁である外壁10,20,30,40によって必要な構造強度を保持しながら、前記第1領域1aと前記下階部屋64との間で視界を遮るような壁を形成せずに、これら第1領域1aと下階部屋64とを連通させることで、前記建物本体1の下階に、大空間の部屋用スペースを形成することができる。
また、前記下階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記耐力壁14が、前記外壁10と、前記外壁13,32とに対して所定間隔離間して立設されるとともに、前記耐力壁14および階段53の周囲には、前記共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路70が配置されているので、この周回通路70を通じて前記共用居住空間と共用設備空間との間を容易に行き来できるようになり、効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
さらに、建物のいずれかの方向から取り込んだ風を、前記周回通路70を通じて流通させることができるので、前記共用居住空間と共用設備空間との間における通風性を確実に向上させることができる。
また、前記主要採光面S2は、前記主要採光面S1に対して後退して配置されているので、前記主要採光面S2は、前記主要採光面S1よりも陰になりやすい。すなわち、前記凹部2に面して配置される下階部屋64は、前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋よりも遮光性が高くなり、前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋は、前記下階部屋64よりも採光性が高くなる。したがって、例えば夏季において前記下階部屋64の居住性を向上させることができ、冬季において前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋の居住性を向上させることができる。
これによって、快適な居住環境の形成について総合的に考慮しつつ、特に、必要な構造強度を保持でき、耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けることが可能となり、将来的に、建物本体内の間取りを容易に変更させることができる。
前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記耐力壁24が、前記外壁20と、前記外壁23,42とに対して所定間隔離間して立設されるとともに、前記耐力壁24および開口部26の周囲には周回通路80が配置されているので、この周回通路80を通じて前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間を容易に行き来できるようになり、建物本体1の上階においても、効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
さらに、前記上階の第1領域1aおよび第2領域1bに、この周回通路80に隣接するようにして部屋55,56,57,65,66が配置されているので、この周回通路80を通じて、各部屋55,56,57,65,66間を容易に行き来できるようになる。
また、建物のいずれかの方向から取り込んだ風を、前記周回通路80を通じて流通させることができるので、前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間における通風性を確実に向上させることができる。さらに、前記上階床の開口部26を通じて、上下階間の通風性を向上させることも可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の建物において、
前記周回通路70上に、趣味や家事等のための多目的スペースとして利用されるユーティリティー部54が配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記周回通路70上に、趣味や家事等のための多目的スペースとして利用されるユーティリティー部54が配置されているので、例えば料理中や洗濯中に、必要以上に共用居住空間や共用設備空間から離れることなく、別の家事や趣味に関する作業を、前記ユーティリティー部54で行うことができる。さらに、前記ユーティリティー部54を含めて、前記共用居住空間と共用設備空間との間を容易に行き来できるようになるので、より効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の建物において、
前記下階の第1領域1aには、前記主要採光面S1側にリビング50が配置され、前記主要採光面S1と対向する外壁13に即してキッチン51が配置され、これらリビング50とキッチン51との間にダイニング52が配置されており、
前記下階の第2領域1bには、前記下階部屋64側に玄関60が配置され、この玄関60と前記主要採光面S2と対向する外壁32との間にトイレ61・浴室62・洗面所63が配置されており、
前記階段53の昇り口は、前記第1領域1aのダイニング52付近に位置していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記第2領域1bには、前記下階部屋64側に玄関60が配置されており、前記第1領域1aには、前記主要採光面S1側にリビング50が配置され、前記主要採光面S1と対向する外壁13に即してキッチン51が配置され、これらリビング50とキッチン51との間にダイニング52が配置されており、前記階段53の昇り口は、前記第1領域1aのダイニング52付近に位置しているので、前記玄関60から、前記階段53の昇り口に至るには、必ず第1領域1a内に入ることになる。これによって、居住者同士のコミュニケーションの機会を確実に増やすことができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
前記建物本体1の上階に位置する凹部2には、前記第2領域1bの主要採光面S2の外壁30から、前記第1領域1aの主要採光面S1の外壁11よりも前方に張り出すバルコニー床4が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記建物本体1の上階に位置する凹部2に、前記第2領域1bの主要採光面S2の外壁30から、前記第1領域1aの主要採光面S1の外壁11よりも前方に張り出すバルコニー床4が設けられているので、このバルコニー床4によって、このバルコニー床4の下方への日射を確実に遮ることができる。これによって、例えば夏季において、前記凹部2に面して配置される下階部屋64の居住性を、より向上させることができる。
また、前記バルコニー床4を、前記凹部2ではない部分に、前方に張り出すようにして設ける場合に比して、前方への張り出し寸法を抑えることができるので、例えば都市部における狭小敷地等にも対応させることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
前記建物本体1のコーナー部C1,C2,C3,C4のうち、少なくとも一つのコーナー部C4を形成する一方および他方の外壁21,22には、それぞれ開口部21a,22aが形成されており、
これら開口部21a,22aには、これら開口部21a,22aを開閉する開閉部材21b,22bが設けられており、
これら一方の外壁21側および他方の外壁22側の開閉部材21b,22bは、それぞれ、平面視において該開閉部材21b,22bのコーナー部側端部を軸にして、屋外側に開くようにして回動自在に構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記建物本体1のコーナー部C1,C2,C3,C4のうち、少なくとも一つのコーナー部C4を形成する一方および他方の外壁21,22には、それぞれ開口部21a,22aが形成されているので、前記建物本体1の一方側から内部に取り込んだ風を、直交する他方側へと流通させることができる。
さらに、前記一方の外壁21側および他方の外壁22側の開閉部材21b,22bは、それぞれ、平面視において該開閉部材21b,22bのコーナー部側端部を軸にして、屋外側に開くようにして回動自在に構成されているので、これら開閉部材21b,22bを回動させて、前記開口部21a,22aを開放させることで、一方の外壁21に平行して前記コーナー部C4に向かって吹く風を、前記開閉部材21bによって建物本体1内に誘導させて取り込んだり、他方の外壁22に平行して前記コーナー部C4に向かって吹く風を、前記開閉部材22bによって建物本体1内に誘導させて取り込んだりすることができる。
本発明によれば、第2領域の主要採光面を、第1領域の主要採光面に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域の外壁と、耐力壁である第2領域の外壁とを互いに直交させることによって平面視L字状の凹部が形成されており、さらに、下階の第1領域と第2領域との間に、凹部を形成する第1領域の外壁と同一直線上に配置される耐力壁が、凹部を形成する第1領域の外壁と、第1および第2領域の主要採光面と対向して配置される第1および第2領域の外壁とに対して所定間隔離間して立設されているので、耐力壁である外壁と、この外壁と同一直線上に配置される耐力壁とによって必要な構造強度を保持できるとともに、第1領域と下階部屋との間で視界を遮るような壁を形成せずに、これら第1領域と下階部屋とを連通させることができる。したがって、建物本体の下階に、大空間の部屋用スペースを形成することができる。
また、下階の第1領域と第2領域との間には、凹部を形成する第1領域の外壁と同一直線上に配置される耐力壁が、該凹部を形成する第1領域の外壁と、第1および第2領域の主要採光面と対向して配置される外壁とに対して所定間隔離間して立設されるとともに、耐力壁および階段の周囲には、共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路が配置されているので、この周回通路を通じて共用居住空間と共用設備空間との間を容易に行き来できるようになり、効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
さらに、建物のいずれかの方向から取り込んだ風を、周回通路を通じて流通させることができるので、共用居住空間と共用設備空間との間における通風性を確実に向上させることができる。
また、第2領域の主要採光面は、第1領域の主要採光面に対して後退して配置されているので、第2領域の主要採光面は、第1領域の主要採光面よりも陰になりやすい。すなわち、凹部に面して配置される下階部屋は、第1領域の主要採光面側に配置される部屋よりも遮光性が高くなり、第1領域の主要採光面側に配置される部屋は、下階部屋よりも採光性が高くなる。したがって、例えば夏季において下階部屋の居住性を向上させることができ、冬季において第1領域の主要採光面側に配置される部屋の居住性を向上させることができる。
これによって、快適な居住環境の形成について総合的に考慮しつつ、特に、必要な構造強度を保持でき、耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けることが可能となり、将来的に、建物本体内の間取りを容易に変更させることができる。
本発明の建物の1階部分を示す平面図である。 本発明の建物の2階部分を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2は本発明に係る建物の一例を示す平面図である。
図1および図2において符号1は、建物本体を示す。この建物本体1は上階および下階を有しており、平面視矩形状を呈する第1領域1aと、この第1領域1aに隣接配置されるとともに平面視矩形状を呈する第2領域1bとによって構成されている。
また、この建物本体1は、この建物本体1のコーナー部C1,C2,C3,C4のうちの一方のコーナー部C1に位置する凹部2を備えている。
この凹部2は、前記第2領域1bの主要採光面S2を、前記第1領域1aの主要採光面S1に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域1aの外壁10,20と、耐力壁である第2領域1bの外壁30,40とを互いに直交させることによって平面視L字状に形成されている。
なお、前記主要採光面S1,S2とは、例えば南面であり、年間を通じて最も太陽光を建物本体1内に取り込みやすい外周面を指している。通常、このような主要採光面S1,S2には、透光性を有する部材で構成された採光窓が設けられており、本実施の形態の建物本体1においても同様に採光窓が設けられている。
前記第1領域1aの外周には、前記凹部2を形成する上下階の外壁10,20と、この外壁10,20に直交するとともに前記主要採光面S1側に位置する上下階の外壁11,21と、この外壁11,21に直交するとともに建物本体1の側面となる上下階の外壁12,22と、この外壁12,22に直交するとともに前記主要採光面S1側に位置する外壁11,21に対向する上下階の外壁13,23とが配置されている。
なお、前記コーナー部C4を形成する外壁21,22には、それぞれ開口部21a,22aが形成されており、これら開口部21a,22aには、これら開口部21a,22aを開閉する開閉部材21b,22bが設けられている。
また、これら一方の外壁21側および他方の外壁22側の開閉部材21b,22bは、それぞれ、平面視において該開閉部材21b,22bのコーナー部側端部を軸にして、屋外側に開くようにして回動自在に構成されている。
これによって、前記建物本体1の一方側から内部に取り込んだ風を、直交する他方側へと流通させることができる。
さらに、これら開閉部材21b,22bを回動させて、前記開口部21a,22aを開放させることで、一方の外壁21に平行して前記コーナー部C4に向かって吹く風を、前記開閉部材21bによって建物本体1内に誘導させて取り込んだり、他方の外壁22に平行して前記コーナー部C4に向かって吹く風を、前記開閉部材22bによって建物本体1内に誘導させて取り込んだりすることができる。
なお、このような開口部21a,22a付近の構成については、前記コーナー部C4部分に限られるものではなく、他のコーナー部C1,C,Cに適用してもよいものとする。
前記第2領域1bの外周には、前記凹部2を形成するとともに前記主要採光面S2側に位置する上下階の外壁30,40と、この外壁30,40に直交するとともに建物本体1の側面となる上下階の外壁31,41と、この外壁31,41に直交するとともに前記主要採光面S2側に位置する上下階の外壁30,40に対向する外壁32,42とが配置されている。
また、前記凹部2を形成する外壁10と外壁30同士、外壁20と外壁40同士は、一体的に見えるように連結されている。
さらに、前記主要採光面S1,S2に対向する側の外壁13と外壁32同士、外壁23と外壁42同士は、一体的に見えるように連結されている。なお、これら外壁13と外壁32同士、外壁23と外壁42同士は、同一の壁構成体によって構成されていてもよいものとする。
すなわち、これら外壁10〜13,20〜23,30〜32,40〜42の屋内側面には内壁面材(図示せず)や壁紙等が施されており、屋外側面には透湿防水シートや外壁面材等が施されており、各外壁10〜13,20〜23,30〜32,40〜42の間の連結部分は隠されるようになっている。
なお、これら各外壁10〜13,20〜23,30〜32,40〜42は、耐力壁と非耐力と開口部とを含むものであり、図中においては、ハッチング(平行斜線)の間隔が大きいものが耐力壁、ハッチングの間隔が小さく、かつ方向を異にするものが非耐力壁とされている。
また、これら耐力壁と非耐力壁とは、説明の便宜上、図中においてハッチングの引き方で区別しているが、実際には、一体的に見えるように連結されているものとする。
前記下階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、図1に示すように、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と同一直線上に配置される耐力壁14が、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁10と、前記第1および第2領域1a,1bの主要採光面S1,S2と対向して配置される第1および第2領域1a,1bの外壁13,32とに対して所定間隔離間して立設されている。
また、この耐力壁14の第1領域1a側には、この耐力壁14に即して、上階と下階とを連通する階段53が設けられている。すなわち、この階段53を構成する部材(例えば段板や蹴込み板等)の一端部が前記耐力壁14に固定された状態となっている。
さらに、前記第1領域1aには、前記耐力壁4に対向する耐力壁15が立設配置されており、前記階段53を構成する部材の他端部が、この耐力壁15に固定された状態となっている。
前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、図2に示すように、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁20と同一直線上に配置されるとともに前記下階の耐力壁14の上方に位置する耐力壁24が、前記凹部2を形成する第1領域1aの外壁20と、前記第1および第2領域1a,1bの主要採光面S1,S2と対向して配置される第1および第2領域1a,1bの外壁23,42とに対して所定間隔離間して立設されている。
また、この耐力壁24の第1領域1a側の上階床には、人が前記階段53を昇降して上階と下階とを行き来するための開口部26が形成されている。
さらに、前記第1領域1aには、前記耐力壁24に対向する部分を有する平面視L字状の手摺壁25が立設配置されており、この手摺壁25と前記耐力壁24とによって、前記開口部26の降り口を除く部分が囲まれている。
一方、図1に示すように、前記下階の第1領域1aは、リビング50・キッチン51・ダイニング52等を含む共用居住空間を有している。
本実施の形態においては、前記主要採光面S1側にリビング50が配置され、前記主要採光面S1と対向する外壁13に即してキッチン51が配置され、これらリビング50とキッチン51との間にダイニング52が配置されている。
さらに、前記階段53の昇り口は、前記第1領域1aのダイニング52付近に位置している。
また、前記下階の第2領域1bは、玄関60・トイレ61・浴室62・洗面所63等を含む共用設備空間と、この共用設備空間および前記第1領域1aのリビング50の双方に隣接するとともに、前記凹部2に面して配置される下階部屋64とを有している。
本実施の形態においては、前記下階部屋64側に玄関60が配置され、この玄関60と前記主要採光面S2と対向する外壁32との間にトイレ61・浴室62・洗面所63が配置されている。
なお、前記玄関60と下階部屋64との間には、これら玄関60と下階部屋64とを仕切る耐力壁33が設けられている。また、この耐力壁33には開口部が形成されており、引き戸が設けられている。
さらに、前記浴室62は、建物本体1のコーナー部C2付近に、前記外壁31と、この外壁31に直交する耐力壁34と、前記外壁32と、この外壁32に直交する耐力壁35とによって囲まれるようにして配置されている。
そして、前記耐力壁14および階段53の周囲には、前記共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路70配置されている。
この周回通路70は、図1に示すように、時計回り、または時計回りとは反対の回りに周回できるようになっており、本実施の形態では、キッチン51と、ダイニング52と、階段53の昇り口と、玄関60のホールと、トイレ61前と、浴室62前と、洗面所63内と、後述するユーティリティー部54とを通過する構成となっている。
また、通路の途中には、適宜扉や間仕切り壁が設けられている。すなわち、トイレ61や浴室62、洗面所63等は扉によって内部を隠せるようにした方が好適であることはいうまでもない。
また、この周回通路70上には、趣味や家事等のための多目的スペースとして利用される前記ユーティリティー部54が配置されている。このユーティリティー部54は、前記キッチン51と洗面所63との間にあり、ちょうど共用居住空間と共用設備空間との間に配置されることになる。
したがって、例えば料理中や洗濯中に、必要以上に共用居住空間や共用設備空間から離れることなく、別の家事や趣味に関する作業を、前記ユーティリティー部54で行うことができるようになっている。
そして、前記建物本体1の下階には、前記第1領域1aと、前記下階部屋64とによって、大空間の部屋用スペースが形成されることになる。
この大空間の部屋用スペースは、平面視においてL字状に形成されており、本実施の形態においては、前記キッチン51のガスレンジとダイニング52との間にある油跳ね防止用の壁を除いて視界を遮る壁がなく、開放感のあるスペースとなっている。
特に、リビング50にいれば、キッチン51・ダイニング52側に視界が開けるとともに、下階部屋64側にも視界が開けるので、より開放感を得ることが可能となる。
また、図2に示すように、上階の耐力壁24および開口部26の周囲にも周回通路80が配置されている。この周回通路80は、前記周回通路70と同じく、時計回り、または時計回りとは反対の回りに周回できるようになっており、適宜扉や間仕切り壁が設けられている。
さらに、前記上階の第1領域1aおよび第2領域1bには、この周回通路80に隣接するようにして部屋等55〜57,65,66が配置されている。
すなわち、本実施の形態では、図2に示すように、前記第1領域1aの主要採光面S1側に部屋55が配置され、この部屋55に隣接して部屋56が配置されており、この部屋56と前記外壁23との間にトイレ57が配置されている。
また、前記第2領域1bの主要採光面S2側に部屋65が配置され、主要採光面S2の外壁40と対向する外壁42側にウォークインクローゼット66が配置されている。これら部屋65とウォークインクローゼット66は、扉によって隔てられていない状態となっている。
なお、前記第1領域1aの部屋55と、前記第2領域1bの部屋65との間には、前記凹部を形成する第1領域1aの外壁40および耐力壁24と同一直線上に配置される耐力壁27が、前記凹部を形成する第1領域1aの外壁40と、前記耐力壁24とに対して所定間隔離間するようにして立設されている。
また、前記建物本体1の下階に位置する凹部2には、図1に示すように、前記第2領域1bの主要採光面S2の外壁30から前方に張り出すウッドデッキ3が設けられている。
さらに、前記建物本体1の上階に位置する凹部2には、図2に示すように、前記ウッドデッキ3の上方に位置するとともに、前記第2領域1bの主要採光面S2の外壁30から、前記第1領域1aの主要採光面S1の外壁11よりも前方に張り出すバルコニー床4が設けられている。
このバルコニー床4は、下端部が、前記ウッドデッキ3を貫通するようにして敷地に埋設された支柱4aによって支持されている。
本実施の形態によれば、前記第2領域1bの主要採光面S2を、前記第1領域1aの主要採光面S1に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域1aの外壁10,20と、耐力壁である第2領域1bの外壁30,40とを互いに直交させることによって平面視L字状の凹部2が形成されているので、前記耐力壁である外壁10,20,30,40によって必要な構造強度を保持できるとともに、前記第1領域1aと前記下階部屋64との間で視界を遮るような壁を形成せずに、これら第1領域1aと下階部屋64とを連通させることができる。
例えば、前記凹部2を有しない平面視矩形状の建物であれば、必要な構造強度を維持するために、主要採光面側の外壁に、耐力壁を直交するようにして設け、平面視T字状の壁を形成する場合があるが、このように平面視T字状の壁を形成すると、建物内部の部屋は必ず壁によって仕切られてしまうことになり、視界が遮られることになる。さらに、この壁を基準にして間取りを考慮しなければならないという制約も生じることになる。
したがって、前記耐力壁である外壁10,20,30,40によって必要な構造強度を保持しながら、前記第1領域1aと前記下階部屋64との間で視界を遮るような壁を形成せずに、これら第1領域1aと下階部屋64とを連通させることで、前記建物本体1の下階に、大空間の部屋用スペースを形成することができる。
また、前記下階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記耐力壁14が、前記外壁10と、前記外壁13,32とに対して所定間隔離間して立設されるとともに、前記耐力壁14および階段53の周囲には、前記共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路70が配置されているので、この周回通路70を通じて前記共用居住空間と共用設備空間との間を容易に行き来できるようになり、効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
さらに、建物のいずれかの方向から取り込んだ風を、前記周回通路70を通じて流通させることができるので、前記共用居住空間と共用設備空間との間における通風性を確実に向上させることができる。
また、前記主要採光面S2は、前記主要採光面S1に対して後退して配置されているので、前記主要採光面S2は、前記主要採光面S1よりも陰になりやすい。すなわち、前記凹部2に面して配置される下階部屋64は、前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋よりも遮光性が高くなり、前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋は、前記下階部屋64よりも採光性が高くなる。したがって、例えば夏季において前記下階部屋64の居住性を向上させることができ、冬季において前記第1領域1aの主要採光面S1側に配置される部屋の居住性を向上させることができる。
また、前記周回通路70上に、趣味や家事等のための多目的スペースとして利用されるユーティリティー部54が配置されているので、例えば料理中や洗濯中に、必要以上に共用居住空間や共用設備空間から離れることなく、別の家事や趣味に関する作業を、前記ユーティリティー部54で行うことができる。さらに、前記ユーティリティー部54を含めて、前記共用居住空間と共用設備空間との間を容易に行き来できるようになるので、より効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
また、前記第2領域1bには、前記下階部屋64側に玄関60が配置されており、前記第1領域1aには、前記主要採光面S1側にリビング50が配置され、前記主要採光面S1と対向する外壁13に即してキッチン51が配置され、これらリビング50とキッチン51との間にダイニング52が配置されており、前記階段53の昇り口は、前記第1領域1aのダイニング52付近に位置しているので、前記玄関60から、前記階段53の昇り口に至るには、必ず第1領域1a内に入ることになる。これによって、居住者同士のコミュニケーションの機会を確実に増やすことができる。
また、前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間には、前記耐力壁24が、前記外壁20と、前記外壁23,42とに対して所定間隔離間して立設されるとともに、前記耐力壁24および開口部26の周囲には周回通路80が配置されているので、この周回通路80を通じて前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間を容易に行き来できるようになり、建物本体1の上階においても、効率よく移動できる生活動線を確保することができる。
さらに、前記上階の第1領域1aおよび第2領域1bに、この周回通路80に隣接するようにして部屋55,56,57,65,66が配置されているので、この周回通路80を通じて、各部屋55,56,57,65,66間を容易に行き来できるようになる。
また、建物のいずれかの方向から取り込んだ風を、前記周回通路80を通じて流通させることができるので、前記上階の第1領域1aと第2領域1bとの間における通風性を確実に向上させることができる。さらに、前記上階床の開口部26を通じて、上下階間の通風性を向上させることも可能となる。
また、前記建物本体1の上階に位置する凹部2に、前記第2領域1bの主要採光面S2の外壁30から、前記第1領域1aの主要採光面S1の外壁11よりも前方に張り出すバルコニー床4が設けられているので、このバルコニー床4によって、このバルコニー床4の下方への日射を確実に遮ることができる。これによって、例えば夏季において、前記凹部2に面して配置される下階部屋64の居住性を、より向上させることができる。
また、前記バルコニー床4を、前記凹部2ではない部分に、前方に張り出すようにして設ける場合に比して、前方への張り出し寸法を抑えることができるので、例えば都市部における狭小敷地等にも対応させることができる。
これによって、快適な居住環境の形成について総合的に考慮しつつ、特に、必要な構造強度を保持でき、耐力壁に即して大空間の部屋用スペースを設けることが可能となり、将来的に、建物本体内の間取りを容易に変更させることができる。
1 建物本体
1a 第1領域
1b 第2領域
2 凹部
10 外壁
20 外壁
14 耐力壁
30 外壁
40 外壁
53 階段
70 周回通路

Claims (5)

  1. 上階および下階を有する建物本体を、平面視矩形状を呈する第1領域と、この第1領域に隣接配置されるとともに平面視矩形状を呈する第2領域とによって構成してなる建物において、
    前記建物本体の四隅のコーナー部には耐力壁である外壁が上下階に連続して配置され、かつ当該外壁は平面視L字状に形成されており、さらに、この建物本体は、前記四隅のコーナー部のうち一方のコーナー部に位置する凹部を備えており、
    この凹部は、前記第2領域の主要採光面を、前記第1領域の主要採光面に対して後退して配置するとともに、耐力壁である第1領域の外壁と、耐力壁である第2領域の外壁とを互いに直交させることによって平面視L字状に形成されており、かつ、前記第1領域の主要採光面側に位置する耐力壁である外壁が、前記凹部を形成する前記第1領域の外壁に直交して配置されており、
    前記下階の第1領域と第2領域との間には、前記凹部を形成する第1領域の外壁と同一直線上に配置される耐力壁が、前記凹部を形成する第1領域の外壁と、前記第1および第2領域の主要採光面と対向して配置される第1および第2領域の外壁とに対して所定間隔離間して立設されており、
    前記下階の第1領域は、リビング・キッチン・ダイニング等を含む共用居住空間と、前記耐力壁に即して配置されるとともに上階と下階とを連通する階段とを有しており、
    前記下階の第2領域は、玄関・トイレ・浴室・洗面所等を含む共用設備空間と、この共用設備空間および前記第1領域の共用居住空間の双方に隣接するとともに前記凹部に面して配置される下階部屋とを有しており、
    前記耐力壁および階段の周囲には、前記共用居住空間と共用設備空間とを連通する周回通路が配置されており、
    前記上階の第1領域と第2領域との間には、前記凹部を形成する第1領域の外壁と同一直線上に配置されるとともに前記下階の耐力壁の上方に位置する耐力壁が、前記凹部を形成する第1領域の外壁と、前記第1および第2領域の主要採光面と対向して配置される第1および第2領域の外壁とに対して所定間隔離間して立設されており、
    この耐力壁の第1領域側の上階床には、人が前記階段を昇降して上階と下階とを行き来するための開口部が形成されており、
    これら耐力壁および開口部の周囲には周回通路が配置されており、
    前記上階の第1領域および第2領域には、この周回通路に隣接するようにして部屋が配置されており、
    前記上階の部屋は複数配置されており、前記上階の第1領域内の部屋間の間仕切り壁および前記上階の第2領域内の部屋間の間仕切り壁は非耐力壁とされていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記周回通路上に、趣味や家事等のための多目的スペースとして利用されるユーティリティー部が配置されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記下階の第1領域には、前記主要採光面側にリビングが配置され、前記主要採光面と対向する外壁に即してキッチンが配置され、これらリビングとキッチンとの間にダイニングが配置されており、
    前記下階の第2領域には、前記下階部屋側に玄関が配置され、この玄関と前記主要採光面と対向する外壁との間にトイレ・浴室・洗面所が配置されており、
    前記階段の昇り口は、前記第1領域のダイニング付近に位置していることを特徴とする建物。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
    前記建物本体の上階に位置する凹部には、前記第2領域の主要採光面の外壁から、前記第1領域の主要採光面の外壁よりも前方に張り出すバルコニー床が設けられていることを特徴とする建物。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の建物において、
    前記建物本体のコーナー部のうち、少なくとも一つのコーナー部を形成する一方および他方の外壁には、それぞれ開口部が形成されており、
    これら開口部には、これら開口部を開閉する開閉部材が設けられており、
    これら一方の外壁側および他方の外壁側の開閉部材は、それぞれ、平面視において該開閉部材のコーナー部側端部を軸にして、屋外側に開くようにして回動自在に構成されていることを特徴とする建物。
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