JP2009114776A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2の床2とスキップ床3との間に階段室8が設けられており、この階段室8の幅方向の半分に2階の床2からスキップ床3に至る階段10が設けられており、階段室8の残りの半分に階段10より段数が少ない雛壇状の棚部11が設けられており、この棚部11の最下段の棚11aがスキップ床3の高さと等しい。したがって、スキップ床3に至る階10段とその下の階の床2からの双方から装飾物を見ることができるとともに、階段10を上り下りする最中に棚部11に載置した装飾物が傷付いたり破損したりするおそれがない。
【選択図】図4
Description
また、所定階の床の一部上にスキップ床が設けられ、このスキップ床と前記所定階の床との間が、天井高が0.9〜1.4mの収納室とされ、前記所定階の床上にある天井の位置と、前記スキップ床上にある天井の位置とがほぼ等しくなっている建物の一例として特許文献2に記載の建物が知られている。
階段の横に装飾物を載置する棚等を設ければ、階段付近を装飾することができるが、棚を階段の上り口に面する居間等の部屋側に向ければ、階段から装飾物を見ることができなし、棚を階段側に向ければ部屋から見ることができない。
また、階段の横に棚を設けた場合、その棚と階段の段板とが同じ高さや近い高さにあると、階段を上り下りする最中に棚に載置した装飾物が傷付いたり破損したりするおそれもある。
前記所定階の床2と前記スキップ床3との間に階段室8が設けられており、
この階段室8の幅方向の半分に前記所定階の床2から前記スキップ床3に至る階段10が設けられており、前記階段室8の残りの半分に前記階段10より段数が少ない雛壇状の棚部11が設けられており、この棚部11の最下段の棚11aが前記スキップ床3の高さと等しいことを特徴とする。
また、棚部11の最下段の棚11aが前記スキップ床3の高さと等しいので、棚部11の全ての棚11aは階段10の段板より高い位置にあり、よって、階段10を上り下りする最中に棚11aに載置した装飾物が傷付いたり破損したりするおそれがない。
前記スキップ床3上には、前記階段10の下り口にあるホール13を挟んで2つの部屋14,15が左右に離間して配置されており、
前記ホール13に面して、トイレ16が前記2つの部屋14,15の間に配置されていることを特徴とする。
前記所定階の床2と前記スキップ床3との間に設けられた壁12に、前記収納室4に出入りするための出入口20,21が前記階段室8を挟んで左右に離間して設けられていることを特徴とする。
前記特定階の床2からその下の階の床に至る階段23が設けられており、
前記出入口20の一部が前記階段23の上端部側部に面しており、前記出入口20には、これを開閉する引戸23が設けられ、この引戸23は前記階段23の上端部側部に面する出入口20の一部側でロック可能とされていることを特徴とする。
前記スキップ床3と、この床上にある天井との間に設けられた壁12に、建具付きの開口部17が前記所定階の床2上の部屋5に面して設けられていることを特徴とする。
また、棚部の最下段の棚が前記スキップ床の高さと等しいので、棚部の全ての棚は階段の段板より高い位置にあり、よって、階段を上り下りする最中に棚に載置した装飾物が傷付いたり破損したりするおそれがない。
図1は本発明の建物の一例を示すもので、2階の平面図、図2はスキップ床を有する2.5階の平面図、図3は建物の縦断面図、図4は階段と棚部を示す斜視図である。
これらの図に示すように、建物は2.5階建てのものであり、2階(所定階)の床2の一部上にスキップ床3が設けられている。
スキップ床3は、平面視において建物の北側において、東西に延在して設けられており、このスキップ床3と、2階の床2との間には天井高が0.9〜1.4mの収納室4が設けられている。
また、2階の床2とスキップ床3との間には階段室8が設けられており、この階段室8の右側半分には2階の床2からスキップ床3に至る階段10が設けられている。また、階段室8の左半分には階段10より段数が少ない雛壇状の棚部11が設けられている。
棚部11は3段に形成されたものであり、その最下段の棚11aはスキップ床3の高さと等しくなっている。
また、棚部11は平面視において、前面が床2から天井まで延びるとともに収納室4とリビングダイニング5およびキッチン6を仕切る内壁12とほぼ面一になっており、背面が階段10の上端部とほぼ面一になっている。
さらに、棚部11の上端面はスキップ床3上の天井面まで達しておらず、スキップ床3と天井との間の半分の高さに位置している。
前記部屋14,15は、スキップ床3とこの床上にある天井との間に設けられ、かつ床2から天井まで延びる前記内壁12によって、前記リビングダイニング5およびキッチン6の上方空間と仕切られている。リビングダイニング5およびキッチン6はスキップ床14,15上の部屋の天井と高さの等しい天井を有する高天井室となっている。
前記部屋14,15に面する内壁12には、それぞれ建具付きの開口部17が2階の床上の部屋、つまりリビングダイニング5およびキッチン6の上方空間に面して設けられている。建具は透明なガラス板を有する引戸によって構成されている。また、この引戸は吊戸になっており、引戸の下端と開口部の内周下面との間には所定の隙間が形成されている。
また、前記部屋14,14の天井には、図2および図3に示すように天窓18,18が設けられている。
前記出入口20の一部、すなわち出入口20の幅方向半分は階段22の上端部側に面しており、出入口20には、これを開閉する引戸23が設けられている。引戸23は2枚の戸を有する引違い式の引戸であり、一方の戸は階段22の上端部側部に面する出入口22の半分側でロック可能とされている。
したがって、引戸23は一方の戸をロックした状態で、他方の戸を一方の戸側に引き込むことで、出入口20の半分(右半分)が開き、ここから出入りできるようになっている。
また、一方の戸のロックを解除して、この戸を他方の戸側に引き込むことで、出入口20の半分(左半分)が開き、階段22の上端部から直接長尺物等を収納室4に搬入できるようになっている。また、引戸23を全て収納室4の内壁側に引き込めるように構成すれば、開口部20を全開でき、長尺物等を収納室4に搬入する際に好都合である。
また、棚部11の最下段の棚11aがスキップ床3の高さと等しいので、棚部11の全ての棚11aは階段10の段板より高い位置にあり、よって、階段10を上り下りする最中に棚11aに載置した装飾物が傷付いたり破損したりするおそれがない。
さらに、階段10の下り口にあるホール13に面してトイレ16が2つの部屋14,15の間に配置されているので、このトイレ16に、2つの部屋14,15から直接または2階の床2上にある部屋(リビングダイニング5)から階段10を上って行くことができ、トイレ16の使い勝手がよい。
また、収納室4の出入口20の一部が1階に至る階段22の上端部側部に面しているので、1階から階段22を使って長尺物を運んで収納室4に収納する場合に、階段22の上端部側部から出入口20を介して長尺物を収納できる。つまり、階段22を上りきる前に、長尺物を出入口20から搬入できる。
また、スキップ床3と、この床上にある天井との間に設けられた壁12に、建具付きの開口部17が2階の床上の部屋(リビングダイニング5)に面して設けられているので、この部屋から、建具付きの開口部17を通して2階の床上の部屋の様子を知ることができる。また、建具を開けることによって、2階の床2上の部屋からスキップ床3上にある部屋14,15へと空気の抜けがよくなり、換気性能が向上する。
3 スキップ床
4 収納室
8 階段室
10 階段
11 棚部
11a 棚
13 ホール
14,15 部屋
16 トイレ
17 建具付きの開口部
20,21 出入口
22 階段
23 引戸
Claims (5)
- 所定階の床の一部上にスキップ床が設けられ、このスキップ床と前記所定階の床との間が、天井高が0.9〜1.4mの収納室とされ、前記所定階の床上にある天井の位置と、前記スキップ床上にある天井の位置とがほぼ等しくなっている建物において、
前記所定階の床と前記スキップ床との間に階段室が設けられており、
この階段室の幅方向の半分に前記所定階の床から前記スキップ床に至る階段が設けられており、前記階段室の残りの半分に前記階段より段数が少ない雛壇状の棚部が設けられており、この棚部の最下段の棚が前記スキップ床の高さと等しいことを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記スキップ床上には、前記階段の下り口にあるホールを挟んで2つの部屋が左右に離間して配置されており、
前記ホールに面して、トイレが前記2つの部屋の間に配置されていることを特徴とする建物。 - 請求項2に記載の建物において、
前記所定階の床と前記スキップ床との間に設けられた壁に、前記収納室に出入りするための出入口が前記階段室を挟んで左右に離間して設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項2または3に記載の建物において、
前記特定階の床からその下の階の床に至る階段が設けられており、
前記出入口の一部が前記階段の上端部側部に面しており、前記出入口には、これを開閉する引戸が設けられ、この引戸は前記階段の上端部側部に面する出入口の一部側でロック可能とされていることを特徴とする建物。 - 請求項4に記載の建物において、
前記スキップ床と、この床上にある天井との間に設けられた壁に、建具付きの開口部が前記所定階の床上の部屋に面して設けられていることを特徴とする建物。
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