JP5376869B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物本体と、この建物本体に隣接する玄関部とからなる建物に関する。
従来、住宅等の建物における玄関部は、玄関部の土間床で靴を脱いで玄関ホールから建物内へと入るように構成されており、単に屋外と建物内との間を行き来するための空間として認知される場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−273240号公報
ところが、上記従来の玄関部は、単に屋外と建物内との間を行き来するためだけの空間でしかなかったため、絶対に必要な空間ではあるものの、その必要性以外に有効活用されていない場合があった。
また、上記従来の玄関部は、玄関ドアを開放することによって屋外からの空気を建物内に取り入れたり、日差しを玄関部内に取り入れることができるが、外気や日差しを取り入れるに際して玄関ドアを常に開放させておくことは、防犯上やプライバシー保護の観点から好ましくないという問題がある。
本発明の課題は、従来に比して玄関部を有効的に活用できるとともに、この玄関部の通風性および採光性を向上できる建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、建物本体2と、この建物本体2に隣接する玄関部3とからなる建物1において、
前記玄関部3は、下階部3aと上階部3bとからなり、
前記下階部3aは、玄関ポーチ10と、この玄関ポーチ10に連なる玄関室11と、この玄関室11に連なるとともに、下階部3aから上階部3bに吹き抜ける下階収納室12とを備えており、
前記上階部3bは、前記下階収納室12の上部に面する上階収納室13と、この上階収納室13に連なるルーフバルコニー14とを備えており、
前記下階収納室12の上部には天窓15が設けられており、
前記玄関室11と下階収納室12との間には仕切り壁16が設けられており、この仕切り壁16には前記玄関室11と下階収納室12とを連通する出入り口16aが形成されており、
前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部との間に設けられる壁17には、これら上階収納室13と下階収納室12の上部とを連通する開口部17aが形成されており、
前記玄関ポーチ10と、前記玄関室11と、前記下階収納室12とが、水平方向に直線状に並んで配置され、
かつ、前記ルーフバルコニー14が、前記上階収納室13に対し、前記玄関室11が前記下階収納室12に対して並ぶ方向と同一の方向に並んで配置されることによって、
前記玄関ポーチ10と、前記玄関室11と、前記下階収納室12と、前記上階収納室13と、前記ルーフバルコニー14とが、これらが並んでいる前記水平方向に対して直交する方向から見た側面視においてコ字状に連なっていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記下階部3aは、前記玄関室11に連なるとともに、下階部3aから上階部3bに吹き抜ける下階収納室12とを備えており、前記上階部3bは、前記下階収納室12の上部に面する上階収納室13と、この上階収納室13に連なるルーフバルコニー14とを備えているので、従来に比して、前記玄関部3を、単に屋外と建物本体2内との間を行き来するためだけの空間とすることなく、有効的に活用することができる。しかも、前記玄関室11と下階収納室12とは、前記仕切り壁16に形成された出入り口16aを介して行き来することができるとともに、前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部とは、前記開口部17aを介して連通しているので、使い勝手が良い。すなわち、例えば前記下階収納室12に、外出用のコートや靴、傘を収納しておいたり、姿見を設置しておいたりすることで、この下階収納室12を、外出前や帰宅後に使用する身支度室として利用でき、さらに、この下階収納室12で身支度をした後や帰宅後に、前記出入り口16aを介して、前記玄関室11と下階収納室12との間を容易に移動することができるので、使い勝手が良い。また、例えば、前記ルーフバルコニー14で乾かしていた洗濯物を取り入れた後に、前記開口部17aを介して、前記上階収納室13から下階収納室12へと送ることができたり、前記開口部17aを介して、前記下階収納室12と上階収納室13との間で、居住者同士がコミュニケーションをとったりできるので、使い勝手が良い。また、前記玄関室11と下階収納室12との間には仕切り壁16が設けられていることから、前記玄関室11から前記下階収納室12の中が見えないように遮蔽することができるので、前記玄関室11の外観性を向上できるとともに、前記下階収納室12の内部が見られずにプライバシー保護の観点から優れる。
また、前記下階収納室12の上部には天窓15が設けられているので、この天窓から前記下階収納室12へと日差しを取り入れることができ、採光性に優れる。さらに、この天窓15が前記下階収納室12の上部に設けられるとともに、前記玄関室11と下階収納室12とが、前記仕切り壁16に形成された出入り口16aを介して連通し、さらに、前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部とが、前記開口部17aを介して連通していることから、例えば前記玄関室11側やルーフバルコニー14側、天窓15側から取り込んだ外気を、前記玄関部3内に確実に行き渡らせることができるので、通風性に優れる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記玄関室11は、玄関ホール11bと、この玄関ホール11bよりも一段低い土間床11cとを有しており、
前記玄関室11と下階収納室12との間には、前記出入り口16aを介して、これら玄関室11と下階収納室12とを行き来するための通路部18が設けられており、
この通路部18の路面は、前記玄関室11の土間床11cの高さと略等しい高さとなるように設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記玄関室11と下階収納室12との間には、前記出入り口16aを介して、これら玄関室11と下階収納室12とを行き来するための通路部18が設けられているので、この通路部18を通じて前記玄関室11と下階収納室12とを簡単に行き来することができ、屋外で使用する物品を前記下階収納室12へと搬入しやすく、搬出しやすい。
また、前記通路部18の路面は、前記玄関室11の土間床11cの高さと略等しい高さとなるように設定されているので、例えば、自転車や重量物等も前記下階収納室12へと搬入および搬出がしやすい。
請求項3に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項1または2に記載の建物1において、
前記玄関室11および下階収納室12には、前記建物本体2の内部に設けられた下階の部屋2aへ通じる出入り口11a,12aがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記玄関室11および下階収納室12には、前記建物本体2の内部に設けられた下階の部屋2aへ通じる出入り口11a,12aがそれぞれ設けられているので、前記下階の部屋2aと玄関室11との行き来がしやすくなるとともに、前記下階の部屋2aと下階収納室12との間での物品の搬入および搬出がしやすく、使い勝手が良い。
また、前記出入り口11a,12aを通じて、前記下階の部屋2aと玄関部3との間で空気を流通させることができるので、前記玄関部3内だけでなく、建物1内の通風性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項3に記載の建物1において、
前記下階収納室12には、前記建物本体2の内部に設けられるとともに、前記下階の部屋2aに隣接する他の部屋2bへ通じる出入り口12bが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記下階収納室12には、前記建物本体2の内部に設けられるとともに、前記下階の部屋2aに隣接する他の部屋2bへ通じる出入り口12bが設けられているので、この出入り口12bを通じて前記下階収納室12と他の部屋2bとの間を簡単に行き来することができ、物品の搬入および搬出がしやすい。
また、前記出入り口12bを通じて、前記他の部屋2bと玄関部3との間で空気を流通させることができるので、前記玄関部3内だけでなく、建物1内の通風性を、より向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1および図4に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物1において、
前記上階収納室13には、前記建物本体2の内部に設けられた上階の部屋2cへ通じる出入り口13aが設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記上階収納室13には、前記建物本体2の内部に設けられた上階の部屋2cへ通じる出入り口13aが設けられているので、この出入り口13aを通じて前記上階収納室13と上階の部屋2cとの間を簡単に行き来することができ、物品の搬入および搬出がしやすい。
また、前記出入り口13aを通じて、前記上階の部屋2cと上階収納室13との間で空気を流通させることができるので、前記玄関部3内だけでなく、建物1内の通風性を、さらに向上させることができる。
本発明によれば、建物の玄関部を構成する下階部は、玄関ポーチと、この玄関ポーチに連なる玄関室と、この玄関室に連なるとともに、下階部から上階部に吹き抜ける下階収納室とを備えており、上階部は、下階収納室の上部に面する上階収納室と、この上階収納室に連なるルーフバルコニーとを備えているので、従来に比して、玄関部を、単に屋外と建物本体内との間を行き来するためだけの空間とすることなく、有効的に活用することができる。しかも、玄関室と下階収納室とは、仕切り壁に形成された出入り口を介して行き来することができるとともに、上階収納室と下階収納室の上部とは、開口部を介して連通しているので、使い勝手が良い。すなわち、例えば下階収納室に、外出用のコートや靴、傘を収納しておいたり、姿見を設置しておいたりすることで、この下階収納室を、外出前や帰宅後に使用する身支度室として利用でき、さらに、この下階収納室で身支度をした後や帰宅後に、仕切り壁に形成された出入り口を介して、玄関室と下階収納室との間を容易に移動することができるので、使い勝手が良い。また、例えば、ルーフバルコニーで乾かしていた洗濯物を取り入れた後に、開口部を介して、上階収納室から下階収納室へと送ることができたり、開口部を介して、下階収納室と上階収納室との間で、居住者同士がコミュニケーションをとったりできるので、使い勝手が良い。また、玄関室と下階収納室との間には仕切り壁が設けられていることから、玄関室から下階収納室の中が見えないように遮蔽することができるので、玄関室の外観性を向上できるとともに、下階収納室の内部が見られずにプライバシー保護の観点から優れる。
また、下階収納室の上部には天窓が設けられているので、この天窓から下階収納室へと日差しを取り入れることができ、採光性に優れる。さらに、この天窓が下階収納室の上部に設けられるとともに、玄関室と下階収納室とが、仕切り壁に形成された出入り口を介して連通し、さらに、上階収納室と下階収納室の上部とが、開口部を介して連通していることから、例えば玄関室側やルーフバルコニー側、天窓側から取り込んだ外気を、玄関部内に確実に行き渡らせることができるので、通風性に優れる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の建物1は、図1〜図4に示すように、建物本体2と、この建物本体2に隣接する玄関部3とからなるものであり、前記玄関部3は、下階部3aと上階部3bとからなり、前記下階部3aは、玄関ポーチ10と、この玄関ポーチ10に連なる玄関室11と、この玄関室11に連なるとともに、下階部3aから上階部3bに吹き抜ける下階収納室12とを備えており、前記上階部3bは、前記下階収納室12の上部に面する上階収納室13と、この上階収納室13に連なるルーフバルコニー14とを備えている。
そして、前記下階収納室12の上部には天窓15が設けられている。
また、前記玄関室11と下階収納室12との間には仕切り壁16が設けられており、この仕切り壁16には前記玄関室11と下階収納室12とを連通する出入り口16aが形成されている。
さらに、前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部との間に設けられる壁17には、これら上階収納室13と下階収納室12の上部とを連通する開口部17aが形成されている。
ここで、本実施の形態の建物本体2は、下階部と上階部とからなり、この下階部は、図3に示すように、少なくともリビング・ダイニング・キッチン等の共有スペースである下階の部屋2aと、この下階の部屋2aに隣接する他の部屋2bとを備えている。
一方、上階部は、図4に示すように、寝室等として用いられる上階の部屋2cを備えている。
また、これら下階部および上階部には、前記下階の部屋2aや他の部屋2b、上階の部屋2cの他にも、例えば風呂やトイレ、洗面所等の水周り室や、子ども部屋、客間等を備えているものとする。
なお、前記他の部屋2bは、前記下階の部屋2aよりも天井の低い低天井収納室となっている。具体的には、天井高が0.9〜1.4m程度に設定されており、人が低天井収納室に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保することができるとともに、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる。
また、本実施の形態の建物1の屋根は、前記建物本体2の上部に設けられる屋根と、前記玄関部3の上部に設けられる屋根4とで別々に構成されている。すなわち、前記建物本体2の高さよりも、前記玄関部3の高さが低くなるように設定されており、前記建物本体2の屋根よりも低い位置に、前記玄関部3の屋根4が設けられている。
また、前記建物本体2の屋根も、前記玄関部3の屋根4も、ともに切妻屋根の様式で構成されており、前記建物本体2の妻側の側面に前記玄関部3が設けられている。
さらに、前記玄関部3の屋根4は、図1に示すように、屋根面が棟の両側に流れる両流れ部4aと、この両流れ部4aを構成する双方の屋根面のうち、一方の屋根面の傾斜方向下方に延在する延長線上に、開放部4bを介して配置される片流れ部4cとを備えており、前記開放部4bの下方に前記ルーフバルコニー14が配置されている。
なお、前記両流れ部4aを構成する双方の屋根面のうちの一方の屋根面とは、前記両流れ部4aを構成する双方の屋根面のうち、この両流れ部4aの棟から傾斜方向下端部までの距離が短い方の屋根面を指している。
一方、前記玄関部3の玄関ポーチ10は、図1に示すように、前記屋根4の片流れ部4cの下方に配置されている。
また、前記玄関室11は、図1〜図3に示すように、前記建物本体2の下階の部屋2aの床面と連続する高さの床面に設定される玄関ホール11bと、この玄関ホール11bよりも一段低い土間床11cと、前記玄関ポーチ10との間に設けられる玄関ドア11dとを有している。また、前記玄関ホール11bの近傍には靴等を収納できる玄関収納を設けるようにしてもよい。
また、前記下階収納室12の上部には、上述のように天窓15が設けられている。すなわち、図1に示すように、下階部3aから上階部3bに吹き抜ける下階収納室12の上部は、前記屋根4の両流れ部4aの他方の屋根面の下方に位置しており、この他方の屋根面に前記天窓15が設けられている。
この天窓15は、前記下階収納室12の上部から前記他方の屋根面にかけて設けられるとともに、複数の壁部15bによって周囲が形成される空洞部15aの上端部に設けられている。
また、この天窓15は、透光性を有する部材と、これを保持する枠体等によって構成されており、自動または手動(リモコン)によって開閉するように設定されており、採光性および採風性に優れる。
また、前記玄関室11と前記下階収納室12との間には、図1および図3に示すように、前記仕切り壁16が設けられており、この仕切り壁16には、上述のように出入り口16aが形成されている。
さらに、図3に示すように、この仕切り壁16の壁面から前記下階収納室12側に突出する一方の壁体16bと、この一方の壁体16bの突出方向の端部に連結されるとともに、該壁体16bの突出方向と直交して配置される他方の壁体16bとによって平面視略T字型の枠を形成し、この枠内に棚板や扉を設けることで、前記下階収納室12内に、複数の収納棚16c,16dが形成されている。
なお、前記上階収納室13の床は、前記仕切り壁16の上部に配置されて、前記下階収納室12側に張り出しており、この張出部は、図1および図3に示すように、前記平面視略T字型の枠を形成する複数の壁体16bによって支持できるようになっている。
また、前記下階収納室12には、前記仕切り壁16に対向する壁の前方にクローゼット12cが設けられている。
また、前記下階収納室12の床面は、前記建物本体2の下階の部屋2aの床面と連続する高さの床面に設定されている。さらに、この下階収納室12の床面は、前記下階の部屋2aに隣接する他の部屋2bの床面とも連続する高さに設定されている。
さらに、前記玄関室11と下階収納室12との間には、図2および図3に示すように、前記出入り口16aを介して、これら玄関室11と下階収納室12とを行き来するための通路部18が設けられており、この通路部18の路面は、前記玄関室11の土間床11cの高さと略等しい高さとなるように設定されている。また、この通路部18と前記土間床11cは一体的に形成されている。
なお、この通路部18は、前記玄関部3の妻側の側面に配置されるとともに、この玄関部3を形成する外壁3cに沿って配置されており、この外壁3cに沿って長尺に形成されている。つまり、この通路部18は、前記玄関室11の土間床11cから前記下階収納室12のクローゼット12cの近傍まで延在している。
さらに、前記外壁3cには、前記玄関部3内に日差しや外気を取り込む窓3dが複数設けられており、これら窓3dから差し込む光によって前記通路部18の周囲を明るくすることができるようになっている。
そして、このように前記玄関室11と下階収納室12との間に、前記出入り口16aを介して、これら玄関室11と下階収納室12とを行き来するための通路部18が設けられているので、この通路部18を通じて前記玄関室11と下階収納室12とを簡単に行き来することができ、屋外で使用する物品を前記下階収納室12へと搬入しやすく、搬出しやすい。
また、前記通路部18の路面は、前記玄関室11の土間床11cの高さと略等しい高さとなるように設定されているので、例えば、自転車や重量物等も前記下階収納室12へと搬入および搬出がしやすい。
一方、前記玄関室11および下階収納室12には、図1および図3に示すように、前記建物本体2の内部に設けられた下階の部屋2aへ通じる出入り口11a,12aがそれぞれ設けられている。また、これら出入り口11a,12aには、それぞれ戸が設けられている。
そして、このように前記玄関室11および下階収納室12に、前記建物本体2の内部に設けられた下階の部屋2aへ通じる出入り口11a,12aがそれぞれ設けられているので、前記下階の部屋2aと玄関室11との行き来がしやすくなるとともに、前記下階の部屋2aと下階収納室12との間での物品の搬入および搬出がしやすく、使い勝手が良い。
また、前記出入り口11a,12aを通じて、前記下階の部屋2aと玄関部3との間で空気を流通させることができるので、建物1内の通風性を向上させることができる。
また、前記下階収納室12には、前記建物本体2の内部に設けられるとともに、前記下階の部屋2aに隣接する他の部屋2bへ通じる出入り口12bが設けられている。また、この出入り口12bには戸が設けられている。
これによって、この出入り口12bを通じて前記下階収納室12と他の部屋2bとの間を簡単に行き来することができ、物品の搬入および搬出がしやすい。また、前記出入り口12bを通じて、前記他の部屋2bと玄関部3との間で空気を流通させることができるので、建物1内の通風性を向上させることができる。
一方、前記上階部3bの上階収納室13は、上述のように、前記仕切り壁16の上部に配置されており、この上階収納室13の床は前記下階収納室12側に張り出しているので、図1に示すように、前記玄関室11と下階収納室12とにまたがるようにして設けられている。
また、この上階収納室13には、上述のように、この上階収納室13と前記下階収納室12の上部との間に壁17が設けられており、この壁17には、図1および図2に示すように、これら上階収納室13と下階収納室12の上部とを連通する開口部17aが形成されている。
また、この上階収納室13には、前記建物本体2の内部に設けられた上階の部屋2cへ通じる出入り口13aが設けられている。また、この出入り口13aには戸が設けられている。
これによって、この出入り口13aを通じて前記上階収納室13と上階の部屋2cとの間を簡単に行き来することができ、物品の搬入および搬出がしやすい。また、前記出入り口13aを通じて、前記上階の部屋2cと上階収納室13との間で空気を流通させることができるので、建物1内の通風性を向上させることができる。
さらに、この上階収納室13には、前記ルーフバルコニー14との間に、透光性を有する部材が設けられた窓等の出入り口13bが設けられている。したがって、前記ルーフバルコニー14上の前記屋根4の開放部4bから差し込む日差しを、前記出入り口13bを通じて上階収納室13に取り込むことができるとともに、前記出入り口13bを開放することによって、前記開放部4bから流れ込む外気を、前記上階収納室13へと流入させることができる。
また、前記上階収納室13に取り込まれた日差しは、前記壁17の開口部17aを介して前記下階収納室12の上部まで差し込むこととなる。この時、この下階収納室12の上部には前記天窓15が設けられているので、この天窓15から差し込む日差しと、前記開口部17aから差し込む日差しとを同時に、前記下階収納室12へと取り込むことができる。
また、この上階収納室13には、図示しない家具が配置されており、前記開口部17aの前に配置される家具の高さは前記開口部17aの下部よりも低くなるように設定されていることが望ましい。これによって、家具によって前記開口部17aを塞ぐことを防ぐことができるので、前記玄関部3内の通風性の低下を確実に防ぐことができる。
さらに、前記ルーフバルコニー14は、前記屋根4の開放部4bの下方に配置されるとともに、前記玄関室11の上方に配置されている。なお、このルーフバルコニー14には、図4に示すように手摺り壁14aが設けられている。
本実施の形態によれば、前記下階部3aは、前記玄関室11に連なるとともに、下階部3aから上階部3bに吹き抜ける下階収納室12とを備えており、前記上階部3bは、前記下階収納室12の上部に面する上階収納室13と、この上階収納室13に連なるルーフバルコニー14とを備えているので、従来に比して、前記玄関部3を、単に屋外と建物本体2内との間を行き来するためだけの空間とすることなく、有効的に活用することができる。
しかも、前記玄関室11と下階収納室12とは、前記仕切り壁16に形成された出入り口16aを介して行き来することができるとともに、前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部とは、前記開口部17aを介して連通しているので、使い勝手が良い。
すなわち、例えば前記下階収納室12に、外出用のコートや靴、傘を収納しておいたり、姿見を設置しておいたりすることで、この下階収納室12を、外出前や帰宅後に使用する身支度室として利用でき、さらに、この下階収納室12で身支度をした後や帰宅後に、前記出入り口16aを介して、前記玄関室11と下階収納室12との間を容易に移動することができるので、使い勝手が良い。
また、例えば、前記ルーフバルコニー14で乾かしていた洗濯物を取り入れた後に、前記開口部17aを介して、前記上階収納室13から下階収納室12へと送ることができたり、前記開口部17aを介して、前記下階収納室12と上階収納室13との間で、居住者同士がコミュニケーションをとったりできるので、使い勝手が良い。
また、前記玄関室11と下階収納室12との間には仕切り壁16が設けられていることから、前記玄関室11から前記下階収納室12の中が見えないように遮蔽することができるので、前記玄関室11の外観性を向上できるとともに、前記下階収納室12の内部が見られずにプライバシー保護の観点から優れる。
また、前記下階収納室12の上部には天窓15が設けられているので、この天窓から前記下階収納室12へと日差しを取り入れることができ、採光性に優れる。
さらに、この天窓15が前記下階収納室12の上部に設けられるとともに、前記玄関室11と下階収納室12とが、前記仕切り壁16に形成された出入り口16aを介して連通し、さらに、前記上階収納室13と前記下階収納室12の上部とが、前記開口部17aを介して連通していることから、例えば前記玄関室11側やルーフバルコニー14側、天窓15側から取り込んだ外気を、前記玄関部3内に確実に行き渡らせることができるので、通風性に優れる。
本発明の建物を示す側断面図である。 図1に示す建物を示す正断面図である。 図1に示す建物の下階部を示す平断面図である。 図1に示す建物の上階部を示す平断面図である。
符号の説明
1 建物
2 建物本体
3 玄関部
3a 下階部
3b 上階部
10 玄関ポーチ
11 玄関室
12 下階収納室
13 上階収納室
14 ルーフバルコニー
15 天窓
16 仕切り壁
16a 出入り口
17 壁
17a 開口部

Claims (5)

  1. 建物本体と、この建物本体に隣接する玄関部とからなる建物において、
    前記玄関部は、下階部と上階部とからなり、
    前記下階部は、玄関ポーチと、この玄関ポーチに連なる玄関室と、この玄関室に連なるとともに、下階部から上階部に吹き抜ける下階収納室とを備えており、
    前記上階部は、前記下階収納室の上部に面する上階収納室と、この上階収納室に連なるルーフバルコニーとを備えており、
    前記下階収納室の上部には天窓が設けられており、
    前記玄関室と下階収納室との間には仕切り壁が設けられており、この仕切り壁には前記玄関室と下階収納室とを連通する出入り口が形成されており、
    前記上階収納室と前記下階収納室の上部との間に設けられる壁には、これら上階収納室と下階収納室の上部とを連通する開口部が形成されており、
    前記玄関ポーチと、前記玄関室と、前記下階収納室とが、水平方向に直線状に並んで配置され、
    かつ、前記ルーフバルコニーが、前記上階収納室に対し、前記玄関室が前記下階収納室に対して並ぶ方向と同一の方向に並んで配置されることによって、
    前記玄関ポーチと、前記玄関室と、前記下階収納室と、前記上階収納室と、前記ルーフバルコニーとが、これらが並んでいる前記水平方向に対して直交する方向から見た側面視においてコ字状に連なっていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記玄関室は、玄関ホールと、この玄関ホールよりも一段低い土間床とを有しており、
    前記玄関室と下階収納室との間には、前記出入り口を介して、これら玄関室と下階収納室とを行き来するための通路部が設けられており、
    この通路部の路面は、前記玄関室の土間床の高さと略等しい高さとなるように設定されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記玄関室および下階収納室には、前記建物本体の内部に設けられた下階の部屋へ通じる出入り口がそれぞれ設けられていることを特徴とする建物。
  4. 請求項3に記載の建物において、
    前記下階収納室には、前記建物本体の内部に設けられるとともに、前記下階の部屋に隣接する他の部屋へ通じる出入り口が設けられていることを特徴とする建物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
    前記上階収納室には、前記建物本体の内部に設けられた上階の部屋へ通じる出入り口が設けられていることを特徴とする建物。
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