JP4150707B2 - 建物 - Google Patents
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Description
このような建物では、室内から吹抜け空間を利用して、梯子等を用いてロフトに入ることができるので、ロフトをいろいろな用途に使用することができ、利用価値の高い建物とすることができる。
一方の中間床15と他方の中間床30との高低差が、0.5層分となっており、
前記吹抜け空間を挟むようにして設けられた一方の中間床15の下方には、0.5層分の天井高の第1収納空間3が設けられており、
前記第1収納空間3は仕切壁17によって分割され、分割された一方の分割収納空間3aは、前記吹抜け空間Kに面して開放されており、
前記仕切壁17が前記第1収納空間3側に奥まって設けられることで、前記一方の中間床15は前記吹抜け空間K側にオーバーハングしており、
他方の中間床30は前記一方の中間床15より上方に設けられ、該他方の中間床30より上方には、0.5層分の天井高の第2収納空間4が設けられており、この第2収納空間4は仕切壁34によって分割され、分割された一方の分割収納空間4aは、前記吹抜け空間Kに面して開放されており、
前記仕切壁34が前記第2収納空間4側に奥まって設けられることで、前記他方の中間床30が前記吹抜け空間K側にオーバーハングしており、
このオーバーハングした他方の中間床30上の前記分割収納空間4aは、前記吹抜け空間K側にオーバーハングした一方の中間床30上から使用可能であることを特徴とする。
また、第2収納空間4が仕切壁34によって分割され、分割された一方の分割収納空間4aが吹抜け空間Kに面して開放されているので、一方の中間床15上の部屋16から前記分割収納空間4aを利用することができ、分割収納空間4aの使い勝手がよくなる。また、分割収納空間4aの床は、一方の中間床15より高い位置にあるので、分割収納空間4aを吊り棚のようにして利用できる。
さらに、第1収納空間3には、吹抜け空間Kの床から平行移動して出入りできるので、第1収納空間3の使い勝手がよくなる。
また、他方の中間床30は、第2収納空間4の天井高が0.9〜1.4mとなるように高さ方向の位置を設定するのが望ましい。例えば、本発明の建物では、1.5層分以上の高さを有する階を備えているので、他方の中間床30を例えば1層分の高さ位置に設けてもよい。このようにすると、他方の中間床30の上方に、略0.5層分の高さ(天井高)の第2収納空間4を設けることができる。
前記一方の中間床15より上方の居室空間26と、前記他方の中間床30より下方の居室空間16とは、前記吹抜け空間Kを介して配設されていることを特徴とする。
前記仕切壁34には、開口部34aとこの開口部34aを開閉する開閉部材34bが設けられていることを特徴とする。
また、第2収納空間が仕切壁によって分割され、分割された一方の分割収納空間が吹抜け空間に面して開放されているので、一方の中間床上の部屋から前記分割収納空間を利用することができ、分割収納空間の使い勝手がよくなる。また、分割収納空間の床は、一方の中間床より高い位置にあるので、分割収納空間を吊り棚のようにして利用できる。
さらに、第1収納空間には、吹抜け空間の床から平行移動して出入りできるので、第1収納空間の使い勝手がよくなる。
まず、本発明に係る建物の詳細を説明する前に、図1を参照して建物の概略構成を説明する。
図1は本発明に係る建物の概略構成を示す斜視図である。この図に示す建物は2階建ての建物であり、例えば周知のパネル工法によって構築されている。なお、建物は2階建てではあるが、2.5層分の高さを有している。また、建物には、1.5層分の高さを有する階が設けられている。
そして、一方の中間床15の下方には、第1収納空間3が設けられており、他方の中間床30の上方には第2収納空間4が設けられている。第1収納空間3および第2収納空間4のいずれも天井高は、0.9〜1.4m程度に設定されている。
図2、図3、図5、図9および図10に示すように、1階の床5の上方には前記中間床15が設けられており、この中間床15と床5との間が第1収納空間3とされている。なお、この第1収納空間3の高さ(天井高)は、略0.5層分高さ、具体的には、0.9〜1.4m程度となっている。なお、図2(b)は、1.5層分の高さを有する階を模式的に示す断面図である。
中間床15は建物の西側の外壁に沿って設けられており、平面視において略長方形状に形成されている。第1収納空間3は、図2および図5に示すように、仕切壁17,19によって分割されている。仕切壁17によって分割された一方の分割収納空間3a,3aは前記吹抜け空間Kに面して開放されている。また、仕切壁17は、第1収納空間3側に奥まって設けられており、これによって、中間床15は食堂16側にオーバーハングしている。また、仕切壁17には、第1収納空間3内に出入りするための出入口18が形成されており、この出入口18は戸によって開閉できるようになっている。
さらに、第1収納空間3と外部を仕切る仕切壁(外壁)20は、第1収納空間3側に奥まって設けられており、これによって、中間床15は外部にオーバーハングしており、このオーバーハングした中間床15の下方は、外部に開口する補助収納部3bとされている。この補助収納部3bは戸によって開閉できるようになっている。
第2収納空間4は仕切壁34によって分割されており、分割された一方の分割収納空間4aは、前記吹抜け空間Kに面して開放されている。また、仕切壁34は、第2収納空間4側に奥まって設けられており、これによって、第2収納空間4の床30aは吹抜け空間K側にオーバーハングしている。そして、このオーバーハングした床30aの上方が前記分割収納空間4aとされている。また、仕切壁34には、開口部34aとこれを開閉する戸34bとが設けられており、この開口部34aを通して分割収納空間4aを第2収納空間4から利用できるようになっている。例えば、第2収納空間4から分割収納空間4aに大画面テレビやスクリーン等を持ち込んで設置できる。
そして、第2収納空間4と第1収納空間3との間には、1階の床5から第3中間床31の下面まで吹き抜ける吹抜け空間Kが設けられているので、一方の中間床15上の居間26から吹抜け空間Kを通して大画面テレビやスクリーン等見ることができるようになっている。
また、分割収納空間4aの床30aは、中間床15より略0.5層分上方に位置しているので、この分割収納空間4aを、中間床15上の居間26から容易に使用することもできる。
図1に示すように、1.5層分の高さを有する階においては、第1収納空間3、第2収納空間4、居間26、食堂16、吹抜け空間Kが設けられている。そして、食堂16と、これより0.5層分高い位置にある居間26とが吹抜け空間Kを介して連続している。したがって、この部屋に空間的な拡がりを持たせることができる。つまり、第1収納空間3上の居間26と、第2収納空間4下の食堂16は床に段差があり、天井の位置にも段差があるが、空間的に連続しているので、空間的な拡がりK2を持たせることができる。
3a 分割収納空間
4 第2収納部
4a 分割収納空間
15,30 中間床
17 仕切壁
34 仕切壁
34a 開口部
34b 戸(開閉部材)
Claims (3)
- 1.5層分以上の高さを有する階に、床面から天井面まで吹き抜ける吹抜け空間が設けられており、この吹抜け空間を挟むようにして中間床が設けられており、
一方の中間床と他方の中間床との高低差が、0.5層分となっており、
前記吹抜け空間を挟むようにして設けられた一方の中間床の下方には、0.5層分の天井高の第1収納空間が設けられており、
前記第1収納空間は仕切壁によって分割され、分割された一方の分割収納空間は、前記吹抜け空間に面して開放されており、
前記仕切壁が前記第1収納空間側に奥まって設けられることで、前記一方の中間床は前記吹抜け空間側にオーバーハングしており、
他方の中間床は前記一方の中間床より上方に設けられ、該他方の中間床より上方には、0.5層分の天井高の第2収納空間が設けられており、この第2収納空間は仕切壁によって分割され、分割された一方の分割収納空間は、前記吹抜け空間に面して開放されており、
前記仕切壁が前記第2収納空間側に奥まって設けられることで、前記他方の中間床が前記吹抜け空間側にオーバーハングしており、このオーバーハングした他方の中間床上の前記分割収納空間は、前記吹抜け空間側にオーバーハングした一方の中間床上から使用可能であることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記一方の中間床より上方の居室空間と、前記他方の中間床より下方の居室空間とは、前記吹抜け空間を介して配設されていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記仕切壁には、開口部とこの開口部を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする建物。
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