JP2002138611A - 壁構造 - Google Patents

壁構造

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JP2002138611A
JP2002138611A JP2000329291A JP2000329291A JP2002138611A JP 2002138611 A JP2002138611 A JP 2002138611A JP 2000329291 A JP2000329291 A JP 2000329291A JP 2000329291 A JP2000329291 A JP 2000329291A JP 2002138611 A JP2002138611 A JP 2002138611A
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JP
Japan
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wall
opening
room
niche
floor
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Application number
JP2000329291A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yamamoto
惠一 山元
Masayoshi Sagihara
正義 鷺原
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面に形成された飾り棚のメンテナンス作業
を行う際、上階の部屋から全ての作業を安全、かつ手軽
に行えるようにし、転落事故防止と作業の手間軽減を図
る。 【解決手段】 リビングルームLの壁面lをくぼませて
形成したニッチNと二階の部屋Rとの間に設けられた壁
本体1の下端に、600mm程度の高さとニッチNと同
一の幅を有する開口部2を設け、通常は4つの着脱壁3
を開口部2に挿入して開口部2を完全に閉塞しておき、
ニッチNのメンテナンスを行うときは、二階の部屋R側
から必要な着脱壁2を取り外し、手を伸ばして作業を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹き抜け空間と上
階の部屋との間に設けられ吹き抜け空間側に飾り棚が形
成された間仕切り壁の壁構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、室内の装飾方法として、壁面
をくぼませてニッチを形成し、あるいは壁面に飾り棚を
突設してそこに花や彫刻等を設置する手法が広く用いら
れている。そして、最近では、リビングルームや玄関に
おける吹き抜けプランの増加から、吹き抜けに面した二
階壁面にニッチ等の飾り棚を形成して吹き抜け空間を美
しく演出したものが多く見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した飾り棚のメン
テナンス作業は、図5に示すように、飾り棚01に面し
たリビングルーム等の居室02からはしご03(あるい
は脚立)を用いて行うが、鉢植えや彫刻等を手持ちした
状態での昇降は大変危険であり、事故を起こす可能性が
高い。また、メンテナンスをするたびにはしご03を出
し入れしなければならないので、大変手間がかかり面倒
である。
【0004】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、壁面に形成さ
れた飾り棚のメンテナンス作業を、上階の部屋から安
全、かつ手軽に行うことができ、転落事故の防止および
メンテナンス手間の軽減を図ることができる壁構造を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1記載の壁構造では、吹き抜け空間と上階の
部屋との間に設けられ吹き抜け空間側に飾り棚が形成さ
れた間仕切り壁の壁構造であって、壁の一部が開口自在
に設けられ、開口部が上階の部屋側から飾り棚側へ装飾
品を出し入れ可能な大きさを有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
壁構造において、開口部の幅が飾り棚の幅と同一に形成
され、この開口部を閉塞する壁の一部が横方向に複数分
割して設けられるとともに、個々が独立して開口可能で
あることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の壁構造において、壁の一部が開口部を閉塞した
状態を保持する錠を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用および効果】請求項1記載の壁構造では、上階の
部屋側から壁面の一部を開口させ、開口部から手を差し
入れて飾り棚のメンテナンスや装飾品の出し入れなど全
ての作業を行うことができるので、転落事故の防止およ
びメンテナンス作業の手間軽減を図ることができるとい
う効果が得られる。
【0009】請求項2記載の壁構造では、開口部を必要
な大きさだけ開口させて手早く作業を行うことができる
という効果が得られる。
【0010】請求項3記載の壁構造では、普段は施錠し
ておき開口部の閉塞状態を保持しておくことができるの
で、誤操作や子供のいたずらによる開口部の開放が阻止
され、転落事故を防止することができるという効果が得
られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1の壁構造を示す斜
視図、図2は実施の形態1の壁構造を示す側面一部断面
図である。本実施の形態の壁構造は、上方に吹き抜けV
が形成されたリビングルームLの壁面lをくぼませて形
成したニッチ(飾り棚)Nと、二階の部屋Rとの間の間
仕切り壁として採用され、壁本体1と、開口部2と、4
つの着脱壁3とから構成されている。
【0012】前記壁本体1は、壁面lの面方向に沿って
所定間隔毎に立設された間柱11と、壁本体1の下端に
横架され間柱11の下端部を支持する胴縁12と、間柱
11の両面に貼設された石膏ボード13,13と、これ
ら石膏ボード13,13に貼着された壁紙14,15と
からなり、壁紙14,15は、リビングルームL,二階
の部屋Rの壁紙と同一のものが用いられている。
【0013】前記開口部2は、二階の部屋Rの床面rか
ら600mm程度の高さを有し、ニッチNと同一幅に形
成されている。この開口部2の上下には、ピン穴21,
22がそれぞれ4つずつ穿設され、さらにニッチNの開
口部2側には、前記着脱壁3がニッチN側へ脱落するの
を阻止するストッパ23が突設されている。
【0014】前記着脱壁3は、開口部2の高さと略一致
する高さと、450〜600mm程度の幅を有する箱形
に形成され、4つの着脱壁3を並べて開口部2に挿入し
た状態で、開口部2を完全に閉塞するよう構成されてい
る。この着脱壁3の表面31および裏面32には、前記
壁紙14,15と同一の壁紙がそれぞれ貼着されるとと
もに、開口部2を閉塞した状態で目地が目立たないよう
に配慮されている。
【0015】着脱壁3の上下面中央には、ピン33,3
3が出入可能に設けられている。このピン33,33
は、着脱壁3の裏面32に設けられた鍵穴34に鍵35
を差し込んで回転させると、その回転に連動して出入り
する構造となっていて、着脱壁3を開口部2に挿入した
状態で、上述したピン穴21,22にそれぞれ挿入可能
となっている。また、着脱壁3の裏面32には、把手3
6が取り付けられている。
【0016】次に、作用効果を説明する。ニッチNのメ
ンテナンスを行わないときには、安全とリビングルーム
L側からの見栄えのために、開口部2を閉塞しておく必
要があるので、全ての着脱壁3を開口部2に挿入した状
態で鍵35を用いてピン33,33をピン穴21,22
に挿入させ、着脱壁3を開口部2から取り外せないよう
にしておく。
【0017】ニッチNの鉢植えに水を与えたり、装飾品
を交換する場合には、必要な箇所の着脱壁3の錠を解錠
してから把手36を把持して取り外し、開口からニッチ
Nに手を伸ばしてメンテナンス作業を行う。このとき、
一つの着脱壁3を取り除いたときの開口の幅は着脱壁3
の幅(約450〜600mm)であるので、大人が両手
を差し入れて容易に作業を行うことができ、さらに、鉢
植えに如雨露で水を与えたり、彫刻の交換等もこの開口
部5を介して行うことができる。
【0018】以上説明してきたように、本実施の形態の
壁構造にあっては、二階の部屋R側から着脱壁3を取り
外して開口に手を差し入れるだけで安全、かつ容易にニ
ッチNのメンテナンスをすることができる。そして、作
業に必要な箇所のみ着脱壁3を取り外して作業を手早く
行うことができる。また、着脱壁3は鍵35を用いて開
口部2に固定しておくことができるので、子供のいたず
ら等による開口部2の開放を防止することができ、転落
等の事故を未然に防ぐことができる。
【0019】(実施の形態2)次に、実施の形態2を説
明する。図3は実施の形態2の壁構造を示す斜視図であ
る。なお、本実施の形態において、前記実施の形態1と
同一の構成部分には、実施の形態1と同一の符号を付し
てその説明は省略する。本実施の形態の壁構造は、前記
実施の形態1の着脱壁3が床面r上を摺動しながら移動
を行うのに対し、着脱壁4の下面にキャスター41を取
り付け、このキャスター41を転動させて着脱壁4の移
動を行う構成とした点で実施の形態1と異なる。また、
本実施の形態では、着脱壁4の裏面42に手掛43を凹
設するとともに、裏面42に矩形のプレート44を被せ
る構成とした。プレート44の固定にはビス45を用
い、固定後はビス45の頭に化粧キャップ46を被せて
二階の部屋R側からの見栄えも考慮した。
【0020】次に、作用効果を説明する。ニッチNのメ
ンテナンスを行わないときには、プレート44を着脱壁
4の裏面42に被せて手掛43を隠した状態としてお
く。メンテナンスの際には、まず化粧キャップ46を指
で外し、ドライバーでビス45を緩めてプレート44を
着脱壁4の裏面42から取り外す。プレート44を取り
外したことで手掛43が露出するので、手掛43に指を
掛けて開口部2から引き出し、開口からメンテナンスを
行う。メンテナンス終了後は、上記と逆の手順で開口を
塞ぐ。
【0021】本実施の形態の壁構造では、着脱壁4の移
動をキャスター41を転動させて行う構成としたので、
力の弱い者でも着脱壁4の移動を楽に行うことができ、
さらに床面rを傷付けることもない。また、通常は手掛
43がプレート44によって隠された状態であり、ドラ
イバーを用いてプレート44を取り外さなければ開口部
2から引き出せない構成となっているので、子供のいた
ずらによる開口部2の開放を阻止することができる。
【0022】(実施の形態3)次に、実施の形態3を説
明する。図4は実施の形態3の壁構造を示す斜視図であ
る。本実施の形態の壁構造では、開口部5が二階の部屋
Rの床面rから600mm程度の高さに位置するように
壁本体6,6の間に配置し、開口部5上端に蝶番51,
51を用いて上下方向回動可能に蝶着した2つの突き上
げ窓52,53により、開口部5の開閉を行う構成とな
っている。なお、突き上げ窓53のみ引き上げ用の把手
54が取り付けられている。本実施の形態の壁構造で
は、前記実施の形態1,2の効果に加えて、開口部5の
開閉およびニッチNのメンテナンス作業をより簡単に行
うことができる。
【0023】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、壁本体の一部
を開口させる手段は任意であり、開き窓型、引き違い窓
型、回転窓型等自由に設定することができるが、出来る
だけ目地が目立たないようなものが外観意匠の面から好
ましい。
【0024】また、実施の形態1では、着脱壁3の幅を
約450〜600mmとし、1つの着脱壁3を取り除い
たときの開口が450〜600mmとなるように設定し
たが、開口の幅および高さは、両手をニッチ側に差し入
れて作業を楽に行え、かつ、ニッチに設置する装飾品や
鉢植え等を出し入れ可能な幅であれば、自由な形状・大
きさに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の壁構造を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1の壁構造を示す側面一部断面図で
ある。
【図3】実施の形態2の壁構造を示す斜視図である。
【図4】実施の形態3の壁構造を示す斜視図である。
【図5】従来の飾り棚のメンテナンス作業を示す側面図
である。
【符号の説明】
L リビングルーム N ニッチ(飾り棚) R 二階の部屋 V 吹き抜け l 壁面 r 床面 1 壁本体 11 間柱 12 胴縁 13 石膏ボード 14,15 壁紙 2 開口部 21,22 ピン穴 23 ストッパ 3 着脱壁 31 表面 32 裏面 33 ピン 34 鍵穴 35 鍵 36 把手 4 着脱壁 41 キャスター 42 裏面 43 手掛 44 プレート 45 ビス 46 化粧キャップ 5 開口部 51 蝶番 52,53 突き上げ窓 54 把手 6 壁本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹き抜け空間と上階の部屋との間に設け
    られ吹き抜け空間側に飾り棚が形成された間仕切り壁の
    壁構造であって、 壁の一部が開口自在に設けられ、開口部が上階の部屋側
    から飾り棚側へ装飾品を出し入れ可能な大きさを有する
    ことを特徴とする壁構造。
  2. 【請求項2】 開口部の幅が飾り棚の幅と同一に形成さ
    れ、この開口部を閉塞する壁の一部が横方向に複数分割
    して設けられるとともに、個々が独立して開口可能であ
    ることを特徴とする請求項1記載の壁構造。
  3. 【請求項3】 壁の一部が開口部を閉塞した状態を保持
    する錠を備えることを特徴とする請求項1または2記載
    の壁構造。
JP2000329291A 2000-10-27 2000-10-27 壁構造 Pending JP2002138611A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077457A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Misawa Homes Co Ltd 建物
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JP2018172938A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 旭化成ホームズ株式会社 建物の室内構造及び建物
JP2019143448A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 トヨタホーム株式会社 ユニット建物

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